第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
(1) 連結経営指標等
回次
|
第38期
|
第39期
|
第40期
|
第41期
|
第42期
|
決算年月
|
2020年5月
|
2021年5月
|
2022年5月
|
2023年5月
|
2024年5月
|
売上高
|
(百万円)
|
684,403
|
726,424
|
755,414
|
827,697
|
964,989
|
経常利益
|
(百万円)
|
31,562
|
35,835
|
32,861
|
33,086
|
34,299
|
親会社株主に帰属する 当期純利益
|
(百万円)
|
21,435
|
27,156
|
23,155
|
23,797
|
24,454
|
包括利益
|
(百万円)
|
21,465
|
27,179
|
23,198
|
23,832
|
24,516
|
純資産額
|
(百万円)
|
145,675
|
170,578
|
190,507
|
211,072
|
231,442
|
総資産額
|
(百万円)
|
320,283
|
341,318
|
363,052
|
420,967
|
476,546
|
1株当たり純資産額
|
(円)
|
3,678.76
|
4,307.63
|
4,810.92
|
5,330.26
|
5,840.26
|
1株当たり当期純利益
|
(円)
|
541.30
|
685.80
|
584.76
|
600.96
|
617.22
|
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益
|
(円)
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
自己資本比率
|
(%)
|
45.5
|
50.0
|
52.5
|
50.1
|
48.6
|
自己資本利益率
|
(%)
|
15.8
|
17.2
|
12.8
|
11.9
|
11.1
|
株価収益率
|
(倍)
|
28.6
|
22.2
|
20.9
|
22.1
|
20.6
|
営業活動による キャッシュ・フロー
|
(百万円)
|
65,461
|
27,875
|
32,194
|
54,434
|
55,175
|
投資活動による キャッシュ・フロー
|
(百万円)
|
△26,956
|
△19,381
|
△43,717
|
△49,113
|
△57,329
|
財務活動による キャッシュ・フロー
|
(百万円)
|
△5,405
|
△5,507
|
△6,222
|
3,245
|
8,527
|
現金及び現金同等物 の期末残高
|
(百万円)
|
52,122
|
55,108
|
37,362
|
45,928
|
52,301
|
従業員数
|
(名)
|
4,386
|
4,872
|
5,101
|
5,290
|
5,512
|
(外、平均臨時雇用者数)
|
(14,678)
|
(16,167)
|
(17,199)
|
(18,898)
|
(21,756)
|
(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益につきましては、潜在株式が存在していないため記載しておりません。
2 従業員数は就業人員であり、また従業員数の( )書は外数で、臨時雇用者の年間平均雇用人員(1日8時間換算)であります。
3 当社は2020年6月1日付で、株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。
1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益につきましては、当該株式分割が2020年5月期の期首時点で行われたと仮定して算定しております。なお、第38期末時点の株価は、当該株式分割に係る権利落ち後の株価となっております。従いまして、第38期の株価収益率については、当該権利落ち後の株価を当該株式分割を考慮した1株当たり当期純利益で除して算定しております。
4 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第40期の期首から適用しており、第40期以降の連結経営指標等については、当該会計基準を適用した後の指標となっております。
(2) 提出会社の経営指標等
回次
|
第38期
|
第39期
|
第40期
|
第41期
|
第42期
|
決算年月
|
2020年5月
|
2021年5月
|
2022年5月
|
2023年5月
|
2024年5月
|
売上高
|
(百万円)
|
684,402
|
726,423
|
755,413
|
827,696
|
964,988
|
経常利益
|
(百万円)
|
31,544
|
35,817
|
32,839
|
33,070
|
34,286
|
当期純利益
|
(百万円)
|
21,423
|
27,145
|
23,141
|
23,787
|
24,446
|
資本金
|
(百万円)
|
4,178
|
4,178
|
4,178
|
4,178
|
4,178
|
発行済株式総数
|
(株)
|
20,000,400
|
40,000,800
|
40,000,800
|
40,000,800
|
40,000,800
|
純資産額
|
(百万円)
|
145,366
|
170,235
|
190,106
|
210,626
|
230,926
|
総資産額
|
(百万円)
|
319,854
|
340,892
|
362,630
|
420,554
|
476,150
|
1株当たり純資産額
|
(円)
|
3,670.96
|
4,298.96
|
4,800.79
|
5,319.00
|
5,827.23
|
1株当たり配当額
|
(円)
|
110.00
|
70.00
|
80.00
|
100.00
|
120.00
|
(内、1株当たり中間配当額)
|
(円)
|
(50.00)
|
(27.50)
|
(40.00)
|
(42.50)
|
(60.00)
|
1株当たり当期純利益
|
(円)
|
541.01
|
685.52
|
584.40
|
600.71
|
617.02
|
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益
|
(円)
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
自己資本比率
|
(%)
|
45.4
|
49.9
|
52.4
|
50.1
|
48.5
|
自己資本利益率
|
(%)
|
15.8
|
17.2
|
12.8
|
11.9
|
11.1
|
株価収益率
|
(倍)
|
28.6
|
22.2
|
20.9
|
22.1
|
20.6
|
配当性向
|
(%)
|
10.2
|
10.2
|
13.7
|
16.6
|
19.4
|
従業員数
|
(名)
|
4,378
|
4,864
|
5,093
|
5,282
|
5,504
|
(外、平均臨時雇用者数)
|
(14,628)
|
(16,122)
|
(17,156)
|
(18,857)
|
(21,719)
|
株主総利回り
|
(%)
|
180.9
|
179.0
|
144.6
|
158.1
|
152.9
|
(比較指標:配当込みTOPIX)
|
(%)
|
(106.2)
|
(133.3)
|
(135.8)
|
(155.4)
|
(207.0)
|
最高株価
|
(円)
|
30,700 □15,630
|
20,100
|
20,700
|
15,490
|
17,440
|
最低株価
|
(円)
|
16,850 □14,770
|
14,850
|
10,770
|
11,390
|
12,300
|
(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益につきましては、潜在株式が存在していないため記載しておりません。
2 従業員数は就業人員であり、また従業員数の( )書は外数で、臨時雇用者の年間平均雇用人員(1日8時間換算)であります。
3 最高・最低株価は、2022年4月4日以降は東京証券取引所(プライム市場)におけるものであり、2022年4月3日以前は東京証券取引所(市場第一部)におけるものであります。なお、□印は、株式分割(2020年6月1日、1株→2株)による権利落ち後の最高・最低株価を示しております。
4 当社は2020年6月1日付で、株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。
1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益につきましては、当該株式分割が2020年5月期の期首時点で行われたと仮定して算定しております。なお、発行済株式総数、1株当たり配当額、配当性向につきましては、当該株式分割が行われていないものとして算定・記載しております。
また、第38期末時点の株価は当該株式分割に係る権利落ち後の株価となっております。従いまして、第38期の株価収益率については、当該権利落ち後の株価を当該株式分割を考慮した1株当たり当期純利益で除して算定しております。
5 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第40期の期首から適用しており、第40期以降に係る提出会社の経営指標等については、当該会計基準を適用した後の指標等となっております。
2 【沿革】
1973年2月に、現会長の宇野正晃が、医薬品の販売を目的として宇野回天堂薬局を宮崎県延岡市に創業したことが当社の事業の出発点となります。その後、1983年12月にドラッグストア事業を展開する有限会社コスモス薬品を設立いたしました。設立以後の沿革は、次のとおりであります。
年月
|
概要
|
1983年12月
|
医薬品・化粧品・雑貨等の販売を目的として、宮崎県延岡市に有限会社コスモス薬品を設立、同市にコスモス薬品岡富店(売場面積66㎡)を開店
|
1987年11月
|
当社として初の郊外型店舗として宮崎県延岡市に平原店(売場面積165㎡)を開店
|
1990年2月
|
調剤薬局の運営を行うことを目的として、当社代表取締役宇野正晃が有限会社なの花薬局を設立
|
1991年4月
|
有限会社コスモス薬品を株式会社コスモス薬品に組織変更
|
1993年1月
|
経営基盤強化の目的で、株式会社回天堂薬局及び有限会社なの花薬局を吸収合併
|
1993年12月
|
当社として初の本格的なドラッグストア店舗となる浮之城店(宮崎県宮崎市・売場面積600㎡)を開店し、多店舗展開を開始
|
1999年4月
|
当社として初の売場面積1,000㎡型店舗となる日向店(宮崎県日向市)を開店
|
1999年12月
|
医薬品販売子会社として、当社100%出資の株式会社ドラッグコスモス(現 株式会社コスモス・コーポレーション、現連結子会社、資本金1,000万円)を設立
|
2000年4月
|
宮崎県宮崎市に本社を移転し、本部機能を統合
|
2003年5月
|
当社として初の売場面積2,000㎡型店舗となる人吉店(熊本県人吉市)を開店
|
2004年3月
|
九州地区外への初の出店となる大内店(山口県山口市)を開店
|
2004年4月
|
店舗メンテナンスを行う障害者雇用特例子会社として、当社100%出資の株式会社グリーンフラッシュ(現連結子会社、資本金1,000万円)を設立
|
2004年11月
|
東京証券取引所マザーズ市場上場
|
2005年4月
|
本社機能を福岡市博多区に移転
|
2005年9月
|
本店を福岡市博多区に移転
|
2005年11月
|
四国地区への初の出店となる竹原店(愛媛県松山市)を開店
|
2006年5月
|
東京証券取引所市場第一部に上場
|
2006年11月
|
福岡県八女郡広川町に、初の自社所有物流センターとなる広川センター(20,000㎡)を開設し、北部九州への配送体制を強化
|
2010年5月
|
関西地区への初の出店となる東二見店(兵庫県明石市)を開店
|
2015年11月
|
中部地区への初の出店となる東日野店(三重県四日市市)を開店
|
2019年4月
|
関東地区への初の出店となる広尾駅店(東京都渋谷区)を開店
|
2022年4月
|
東京証券取引所プライム市場へ移行
|
3 【事業の内容】
当社グループは、「コスモス薬品の店があることで、その地域の日常の暮らしが豊かになることを目指します」を経営理念とし、医薬品・化粧品・雑貨・一般食品といった日常生活で必ず必要となる消耗品を満載したドラッグストアを展開しております。また、当社グループは2024年5月末現在、関東・中部・関西・中国・四国・九州地区で1,490店舗を運営しており、株式会社コスモス薬品(当社)と株式会社グリーンフラッシュ(連結子会社)で構成され、当社および子会社が一体となってドラッグストア事業を営んでおります。
当社グループ内における位置付けにつきましては、株式会社グリーンフラッシュは、当社グループの店舗の総合維持管理業務を行っており、障害者雇用特例子会社として認定を受けております。
事業の系統図は、次のとおりであります。
当社グループは単一セグメントであるため、下記の商品区分別により記載しております。
商品区分
|
主 要 販 売 品 目
|
医薬品
|
一般大衆薬・ドリンク剤・オーラルケア商品・介護用品・ビタミン剤・健康食品 ダイエット食品・調剤
|
化粧品
|
化粧品・男性化粧品・ヘアケア商品・入浴剤
|
雑貨
|
ベビー用品・洗剤・防虫剤・芳香剤・バス・トイレ用品・調理用品 園芸用品・カー用品・衣料
|
一般食品
|
加工食品・日配食品・調味料・菓子・飲料・酒
|
その他
|
たばこ・他
|
(注) 一般食品に記載しております「日配食品」とは、毎日消費される食品の総称であり、パン、牛乳、豆腐、納豆、卵などであります。
4 【関係会社の状況】
名称
|
住所
|
資本金 (百万円)
|
主要な事業 の内容
|
議決権の所有 (被所有)割合 (%)
|
関係内容
|
(連結子会社)
|
|
|
|
|
|
株式会社グリーンフラッシュ
|
福岡市 博多区
|
10
|
ビル及び商業施設建物の総合維持管理 交通誘導警備等の請負
|
100.0
|
清掃業務の委託 従業員の出向 事務受託 役員の兼任(4名)
|
(注)1.その他、事実上の休眠会社である連結子会社(株式会社コスモス・コーポレーション)があります。
2.上記のほか合同会社花山手がありますが、2024年4月11日に解散決議を行っており、2024年7月22日に清算結了しております。
5 【従業員の状況】
当社グループは単一セグメントであるため、当連結会計年度の従業員数を事業部門別に示すと次のとおりであります。
(1) 連結会社の状況
2024年5月31日現在
事業部門等の名称
|
従業員数(名)
|
営業部門
|
5,310
|
|
(21,086)
|
管理部門
|
202
|
|
(670)
|
合 計
|
5,512
|
|
(21,756)
|
(注) 従業員数は就業人員であり、また従業員数の( )書は外数で、臨時雇用者の年間平均雇用人員(1日8時間換算)であります。
(2) 提出会社の状況
2024年5月31日現在
従業員数(名)
|
平均年齢(歳)
|
平均勤続年数(年)
|
平均年間給与(円)
|
5,504
|
(21,719)
|
31.1
|
6.8
|
4,618,023
|
事業部門等の名称
|
従業員数(名)
|
営業部門
|
5,302
|
|
(21,049)
|
管理部門
|
202
|
|
(670)
|
合 計
|
5,504
|
|
(21,719)
|
(注) 1 従業員数は就業人員であり、また従業員数の( )書は外数で、臨時雇用者の年間平均雇用人員(1日8時間
換算)であります。
2 平均年間給与は賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(3) 労働組合の状況
当社グループの労働組合は、UAゼンセンコスモス薬品労働組合と称し、ゼンセン同盟の専門店部会を上部団体として2000年9月24日に結成されました。2024年5月31日現在、2,830名の組合員を有しております。労使関係は、結成以来円滑に推移しております。
(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
① 提出会社
当事業年度
|
補足説明
|
管理職に 占める 女性労働者 の割合(%) (注1)
|
男性労働者の 育児休業 取得率(%) (注2)
|
労働者の男女の 賃金の差異(%)(注1)
|
全労働者
|
正規雇用 労働者
|
パート 有期労働者
|
12.6
|
28.3
|
48.4
|
78.0
|
112.1
|
―
|
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
② 連結子会社
連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に定める公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。