文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和政策を背景として緩やかな回復基調で推移したものの、世界経済の下振れリスクが顕在化し始めるなど不透明感が増してきました。また、物価上昇への懸念から、個人消費にも陰りが見え始め、消費全般の基調は引き続き楽観視できない状況で推移しました。
外食産業におきましても、個人所得の伸びが物価の上昇に追いつかず、お客様の選別が一層厳しくなり、消費の動向は予断を許さないことに加え、人手不足を背景とした人件費関連コストの負担増、コンビニエンスストアなど異業種との競争が続くなど、引き続き厳しい状況が続いております。
このような状況の中、当社グループにおきましては、「一杯のラーメンをお客様に満足していただく」という創業当時からの理念にのっとり、「美味しさと快適な食の空間」の追求、「食の安心・安全」の維持向上に取組み、お客様一人一人に誠実であり続けることに、より一層推進してまいるとともに、当第2四半期会計期間におきましては、地元ラジオ局とのタイアップ企画として、「熊本県と大分県のこだわり抜いた食材を使用したスペシャル餃子」の商品開発をするとともに、売上高の一部を「平成28年熊本地震」の義援金として寄付する予定としております。
以上の結果、平成28年4月に発生した「熊本地震」による影響もありましたが、当第2四半期連結累計期間の売上高は894百万円(前年同期比3.7%減)となり、既存店舗のリニューアル及び工場施設の一部のリノベーション等の諸費用の影響により、利益面におきましては、営業損失12百万円(前期は営業利益3百万円)、経常損失14百万円(前期は経常損失18百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失22百万円(前期は親会社株主に帰属する四半期純利益50百万円)となりました。
なお、当第2四半期連結会計期間において、新たな事業展開として、店舗販売促進及び来店客数の増加へ直接効果のある、メディア性に優れた商品を開発し、間接的に企業のセールスプロモーション活動を支援する制作子会社として、「株式会社Zing's」を設立しております。
また、美容と健康をテーマに、美容雑貨の企画・開発・販売を行う事業に着手すると同時に、海外での販路拡大も積極的に取り組み、収入源の獲得に注力するために、「株式会社日本美容研究所」を設立しており、設立後の第一弾企画として、国内最大級のファッションイベントである「TGC KITAKYUSHU 2016 by TOKYO GIRLS COLLECTION」(平成28年10月9日開催)に参加する等、「株式会社Zing's」と合わせて、連結子会社2社の設立を行っております。
報告セグメントの業績は次のとおりであります。
(外食事業)
当第2四半期連結累計期間における外食事業におきましては、新規顧客獲得と既存顧客のリピート率向上を図るため、「餃子190円」、「餃子半額」といった餃子をメインとした販促セールを実施したことに加え、長崎地区全店での「熊本地震義援金プロジェクト」の実施、さらに、地元ラジオ局とのタイアップ企画として、新メニュー「熊本県と大分県のこだわり抜いた食材を使用したスペシャル餃子」の商品を導入し、店舗売上高及び食材出荷の増加に努めてまいりました。
また、地元の主要な催事へ積極的に参加し、「山小屋ラーメン屋台」や「コロコロ炭火焼」といった商品を多くのお客様へ提供するとともに、過年度同様、地元スポーツ団体のマッチデースポンサーとして「山小屋マッチデー」を開催することで、「山小屋」、「ばさらか」及び「一康流」のブランディングの向上を図るとともに、QSCの徹底を積極的に行い「美味しさと快適な食の空間」に取り組む事により、店舗体質の改善に努めてまいりましたが、「平成28年熊本地震」の影響により、九州エリアでの来店客数が減少し、当第2四半期連結累計期間の売上高は825百万円(同4.5%減)となりました。
また、店舗体質の改善を目的とし、『山小屋 吉田店』を『九州麺匠の味 やまごや吉田店』としてリニューアルオープンをするとともに、「新たなブランドの確立」に取り組んだ結果、ブランド設立及び当該店舗の改装費用等の影響により、利益面につきましては、営業利益29百万円(同29.1%減)となりました。
しかしながら、今回確立された「九州麺匠の味 やまごや」は、既存の「山小屋」ブランドの刷新はもちろん、既存店舗の閉店防止策の一環として、当社が考案した事業展開のひとつでありますが、同ブランドは「和」を強調されたデザインであるため、国内のみならず海外事業展開におきましても、有力なブランドであると判断しております。
なお、当第2四半期連結会計期間末の店舗状況は、平成28年9月にイギリス ロンドンにおいて1号店目となる「山小屋 シャフツベリーアベニュー店」を含む新規出店が8店舗(FC店1店舗、海外7店舗)あったものの、海外における店舗の閉鎖が6店舗、直営店からFC店へ変更した店舗が1店舗あったことから、前事業年度末に比べ2店舗増加して160店舗(直営店4店舗、FC店113店舗、海外43店舗)となりました。
今後は、11月に福岡県内におけるイベント企画「TAGAWAコールマイン・フェスティバル」に協賛し、期間限定の新メニュー「メガ盛りラーメン」の販促セールの実施に加え、冬季限定メニューの導入を告知する等、今後も、店舗売上高及び食材出荷の増加に努めてまいります。
(不動産賃貸事業)
当社が所有する店舗用地等の有効活用を目的とした賃貸事業を行っております。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社が所有する工場施設の一部を賃貸設備へ転換したことで、リノベーションに係った諸費用が計上され、売上高は32百万円(同3.5%増)となり、営業利益9百万円(同31.2%減)となりました。
(外販事業)
当第2四半期連結累計期間における外販事業の売上高は17百万円(同38.6%減)となり、営業損失22百万円(前年同四半期は営業損失21百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ59百万円減少して762百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、支出した資金は7百万円(前年同四半期連結累計期間は60百万円の獲得)となり、前年同四半期と比べて67百万円の減少となりました。
これは主に、前年同四半期において関係会社株式売却益73百万円の影響により、税金等調整前四半期純利益が58百万円あったものの、当第2四半期連結累計期間におきましては、『九州麺匠の味 やまごや吉田店』へのリニューアル費用及び工場施設のリノベーション費用等の影響により、税金等調整前四半期純損失14百万円と、前年同四半期に比べ73百万円減益となったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、支出した資金は61百万円(前年同四半期連結累計期間は56百万円の獲得)となり、前年同四半期と比べて117百万円の減少となりました。
これは主に、前年同四半期において、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入が87百万円及び有形固定資産の売却による収入が27百万円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は8百万円(前年同四半期連結累計期間は9百万円の獲得)となり、前年同四半期と比べて1百万円の減少となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出が2百万円増加したこと等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
特記すべき事項はありません。