(1)業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、政府による経済政策や雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調で推移したものの、個人消費の伸び悩みに加え、インバウンドによる消費拡大の鈍化や、中国をはじめとする新興国景気減速など国際情勢の変化等による不安定な株価や為替等の影響もあり、依然として先行き不透明な状況が続いております。外食産業におきましても、消費者の節約志向は依然として強く、食の安心・安全だけでなく、同業種はもとより他業種との店舗間競争が一層激しくなるとともに、原材料価格の高騰や人財コストの上昇が続くなど、引き続き厳しい状況が続いております。
このような状況の中、当社及び当社グループにおきましては、「一杯のラーメンをお客様に満足していただく」という創業当時からの理念にのっとり、「美味しさと快適な食の空間」の追求、「食の安心・安全」の維持向上に取組み、お客様一人一人に誠実であり続けることに、より一層邁進してまいるとともに、平成29年2月には韓国の現地法人JCF株式会社と合弁会社「JKF Inc.」を設立するとともに、同年2月24日には韓国1号店目となる「うどん駅 萇山店」を韓国釜山にて、グランドオープンいたしました。
「うどん駅」は、当社のうどん事業及び『牛もつダイニング Y’s KITCHEN』の居酒屋事業のノウハウと、韓国国内においてフランチャイズビジネスでの実績があるJCF株式会社の物流及び食材生産等のノウハウを融合した、共同開発ブランドであり、6月には韓国ソウル市内へ2号店目の出店を計画しており、ラーメン事業に加えて、新たな収益基盤となるものと確信しております。
以上の取り組みを行う中で、当連結会計年度における売上高につきましては、海外事業における店舗数の増加に伴う食材出荷が増加したものの、国内直営店及びFC店舗において、「平成28年熊本地震」の影響に加え、リオデジャネイロオリンピック及び台風等の影響による外食控え等の影響により、第2四半期連結累計期間における繁忙期の来店客数の減少に伴う売上高の減収を取り戻すために、国内店舗における様々なイベントの実施及び新メニューの導入といった施策に取り組んだものの、改善は図れなかったことから、売上高は1,793百万円(前年同期比 0.7%減)となりました。
また、利益面におきましては、平成28年4月に『山小屋 吉田店』を『九州麺匠の味 やまごや吉田店』としてリニューアルオープンをしたことで、「新たなブランドの確立」に取り組んだことに伴う改装諸費用に加え、当社が所有する工場施設の一部を賃貸設備へ転換するためのリノベーションを行う等、改装費用が重なったこと、さらに、「TGC KITAKYUSHU 2016 by TOKYO GIRLS COLLECTION」への出展費用等の影響により、営業損失37百万円(前期は営業損失2百万円)、経常損失43百万円(前期は経常損失35百万円)となりました。
さらに、当社が保有している固定資産の一部について賃貸用ビルの老朽化及び賃貸借契約満了等により閉店が確定した店舗について、解体撤去費用等を含む減損損失46百万円を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純損失105百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失7百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
当社及び当社グループの事業については、ラーメン店及びラーメン店のフランチャイズ・チェーン本部の経営を主とした「外食事業」、当社が所有する店舗用地等の不動産賃貸を主とした「不動産賃貸事業」、ラーメン等の製品を主要販売とした「外販事業」、美容商品を主要販売とした「美容・健康事業」を報告セグメントとしております。当事業年度より、株式会社日本美容研究所を新設したことに伴い、報告セグメントに「美容・健康事業」が追加となっております。
1)外食事業
当連結会計年度におきましては、新規顧客獲得と既存顧客のリピート率向上を図るため、「餃子190円」、「餃子半額」といった餃子をメインとした販促セールを実施したことに加え、長崎地区全店での「熊本地震義援金プロジェクト」の実施、さらに、地元ラジオ局とのタイアップ企画として、新メニュー「熊本県と大分県のこだわり抜いた食材を使用したスペシャル餃子」の商品を導入し、店舗売上高及び食材出荷の増加に努めるとともに、一部の店舗におきましては、期間限定の新メニューを導入し、店舗売上高及び食材出荷の増加に努めてまいりました。
また、行楽シーズンに各市町村にて開催されるイベントへ積極的に参加し、「山小屋ラーメン屋台」や「コロコロ炭火焼」といった商品を多くのお客様へ提供するとともに、平成28年12月には子供たちが柔道で心身を鍛えた発表の場と青少年の健全育成を目的として『第1回 山小屋杯柔道大会』を開催する等、「山小屋」、「ばさらか」及び「一康流」のブランディングの向上を図るとともに、QSCの徹底を積極的に行い「美味しさと快適な食の空間」に取り組む事により、店舗体質の改善に努めてまいりました。
一方、海外事業につきましては、フィリピン・中国・インドネシアといった国と地域での出店が加速し、フィリピンにおきましては、これまでマニラ市内での出店に注力しておりましたが、当連結会計年度におきましては、バコロド市及びイロイロ市といった新たな地域にて、「一康流 福岡ラーメン」を出店しております。また、新たな出店国として、平成29年2月24日には、韓国1号店目となる、「うどん駅 萇山店」をオープンしており、ラーメン事業に加えて、新たな収益源の基盤を構築してまいりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は1,644百万円(前年同期比2.6%減)となり、営業利益102百万円(前年同期比47.3%増)となりました。
なお、当連結会計年度末の店舗状況は、前連結会計年度末に比べ5店舗増加し163店舗(直営店4店舗、FC店112店舗、海外47店舗)となりました。
店舗数の増減については、新規出店が16店舗(FC店2店舗、海外14店舗)、中途解約による店舗の閉店11店舗(FC店2店舗、海外9店舗)、「社員独立制度」等により直営店からFC店へ転換した店舗は1店舗であります。
2)不動産賃貸事業
当社が所有する店舗用地等の有効活用を目的とした賃貸事業を行っております。
なお、当連結会計年度において、当社が所有する工場施設の一部をリノベーションし、賃貸設備へ転換したことによる諸費用が計上され、当連結会計年度の売上高は65百万円(前年同期比5.5%増)、営業利益24百万円(前年同期比18.2%減)となりました。
3)外販事業
当社は、ラーメン等の製品を主要販売品目とする外販に加え、インターネット通販サイトにおける通信販売および一般小売先向け卸し、委託販売による小売りを行なっております。
当連結会計年度における外販事業の売上高は54百万円(前年同期比13.5%増)となり、営業損失43百万円(前期は営業損失42百万円)となりました。
4)美容・健康事業
平成28年8月15日に設立した、株式会社日本美容研究所が取り扱うプライベートブランドを用いて、国内外におけるファスティングスタジオの事業展開を進めております。また、同社の美容関連・健康食品両分野において、コールセンターを用いての販売促進を行うと同時に、インターネット通販サイトにおける通信販売およびドラッグストア・免税店等の一般小売先向け卸し、委託販売による小売りを行っております。
なお、当連結会計年度は設立初年度でもあり、売上高は2百万円となり、経費面におきましては、国内及び海外に向けて、自社プライベートブランドのブランディング強化を目的に、平成28年10月に開催されました「TGC KITAKYUSHU 2016 by TOKYO GIRLS COLLECTION」に出展したことによる出展費用等の影響により、営業損失56百万円となりました。
しかしながら、「TGC KITAKYUSHU 2016 by TOKYO GIRLS COLLECTION」の実績を掲げたことにより、現在、海外からの商品発注を受けておりますので、今後の海外への販路拡大に向けての費用対効果は充分あったものと判断しております。
5)その他
当社は、飲食店用の厨房設備の販売を、FC加盟店などに行っております。
連結子会社株式会社Zing'sは、デザイン事業を行っております。
当連結会計年度におきましては、新店舗の出店における導入設備の販売が増加し、前連結会計年度に比べ19百万円増収の売上高 25百万円(前年同期比368.2%増)となったものの、連結子会社株式会社Zing'sの設立費用等の影響に伴い、営業損失2百万円(前期は営業利益 0百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動による資金の減少が31百万円あったことに加え、財務活動による資金の減少が121百万円、さらに、投資活動による資金の減少が106百万円あったことにより、前連結会計年度に比べ259百万円資金は減少し、当連結会計年度末は562百万円(前連結会計年度末は822百万円)となりました。
各キャッシュ・フローの状況と増減要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動による資金の減少は31百万円であり、前連結会計年度に比べ143百万円資金が減少しました。資金の減少の主な要因は、税金等調整前当期純利益が118万円及び貸倒引当金が32百万円減少したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動による資金の減少は106百万円であり、前連結会計年度に比べ101百万円資金が減少しました。資金の減少の主な要因は、前連結会計年度に比べ連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入が87百万円減少したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動による資金の減少は121百万円であり、前連結会計年度に比べ4百万円資金が減少しました。資金の減少の主な要因は、長期借入金の返済による支出が4百万円減少したこと等によるものであります。
(1)生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
金額(千円) |
構成比(%) |
前期比(%) |
|
|
外食事業 |
1,365,875 |
100 |
△2.9 |
|
|
外販事業 |
- |
- |
- |
|
|
合計 |
1,365,875 |
100 |
△3.8 |
|
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.不動産賃貸事業及びその他の一部については、生産を行っていないため記載しておりません。
(2)受注状況
当社及び当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
(3)販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
金額(千円) |
構成比(%) |
前期比(%) |
|
|
外食事業 |
1,644,568 |
91.7 |
△2.7 |
|
|
不動産賃貸事業 |
65,631 |
3.7 |
5.6 |
|
|
外販事業 |
54,882 |
3.1 |
13.5 |
|
|
美容・健康事業 |
2,607 |
0.1 |
- |
|
|
報告セグメント計 |
1,767,689 |
98.6 |
△1.8 |
|
|
その他 |
25,470 |
1.4 |
359.7 |
|
|
合計 |
1,793,160 |
100.0 |
△0.7 |
|
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.当社及び当社グループの主な販売先は不特定多数の一般消費者とFC加盟店であり、販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の販売先は該当ありません。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
4.当連結会計年度から美容商品を主要販売とした「美容・健康事業」を報告セグメントを追加しております。
外食事業セグメントの販売実績を部門別に示すと、次のとおりであります。
|
外食事業の部門別名称 |
金額(千円) |
構成比(%) |
前期比(%) |
|
|
直営店部門 |
224,976 |
12.5 |
△27.7 |
|
|
フランチャイズ部門 |
1,419,591 |
79.2 |
2.9 |
|
|
外食事業合計 |
1,644,568 |
91.7 |
△2.7 |
|
(注) 構成比は、連結売上高に対する部門別売上高の比率であります。
外食事業セグメントのうち直営店部門の地域別販売実績は、次のとおりであります。
|
地域 |
当連結会計年度 |
|||
|
(自 平成28年 4月 1日 |
||||
|
至 平成29年 3月31日) |
||||
|
店舗数 |
金額(千円) |
構成比(%) |
前期比(%) |
|
|
岡山県 |
1 |
67,109 |
29.8 |
△16.8 |
|
高知県 |
- |
9,757 |
4.4 |
△75.3 |
|
福岡県 |
3 |
148,109 |
65.8 |
0.9 |
|
合計 |
4 |
224,976 |
100.0 |
△27.7 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。また、前期比は売上高の比較数値であります。
2.店舗数は当連結会計年度末の数値であり、当連結会計年度中に閉鎖した店舗の売上高は閉鎖までの期間の数値が含まれております。
なお、高知県については、直営店からFC店へ転換したことにより、当連結会計年度末の店舗数が「-」となっております。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社及び当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社及び当社グループは、下記の経営理念ならびに行動基範を経営の基本方針とし、ラーメン店及びラーメン店のフランチャイズ・チェーン本部の経営と飲食店用厨房機器の販売、不動産の賃貸及び美容関連・健康食品並びにデザイン事業等、幅広く展開しております。
「経営理念」
・「味」へのこだわり
・共存共栄
・業界No.1への挑戦
「基本理念」
・私たちは、「一杯のラーメンをお客様に満足していただく」という創業当時からの理念にのっとり、「美味しさ」と「快適な食の空間」を追求し、「一品一品の商品」と「一人一人のお客様」に誠実であり続けることに努めます。
・「筑豊ラーメン」を創生し、継承する企業の一員として誇りを持ち、社会生活において信頼される人間になります。
・私たちは、企業の社会的責任を自覚し、法令、公正な商習慣および社会通念にのっとり、かつ透明な企業活動を推進するように努めます。
「行動規範」
・すべての利害関係者と公平・公正で透明な関係を維持します。
・すべての人の基本的人権を尊重し、個人の尊厳を傷つける行為はしません。
・営業活動において法令と社会通念に反する判断・行動をとりません。
・社会の秩序や企業の健全な活動に脅威を与える反社会的な勢力に対して、経済的な利益を供与しません。
・取引上の優位的立場および職務上の立場を利用し、取引先に不当な不利益を及ぼすことや、個人的な利益・便宜の供与を受けることはしません。
・日頃から地域との調和を図り、地域貢献に念頭をおいて、地域社会・地域商店街等との共存共栄に取り組みます。
(2)経営戦略及び経営環境並びに事業上及び財務上の対処すべき課題
今後、国内の市場環境は、少子高齢化の進行による規模縮小、人口減少に伴う人財不足・個人消費の低迷に加え、企業間競争が一層激化する等、当社及び当社グループをとりまく事業環境は引き続き厳しい状況が予想されます。
このような環境の下、当社及び当社グループは、過去の成功体験に依存することなく、市場動向に合わせ、既存事業の運営体制の見直しによる収益構造の改善及び新規事業の創出、新規市場への進出を進めると同時に、外食事業におきましては、従来の枠にとらわれない事業領域の再構築を進めてまいります。
① 外食事業における安心・安全の確保
消費者の安心・安全へのニーズはますます高まっており、外食事業を主要セグメントとしております当社及び当社グループにおきましては、食の安全性を確保し、お客様に安心してご利用いただけることを、何より優先しなければならない重要事項であると認識しており、引き続き、店舗及び生産工場における品質管理の徹底を行ってまいります。
② 人財の確保・教育
当社及び当社グループが、長期的に成長を続けるために、人財の確保・育成が重要な課題であります。このため、当社及び当社グループの将来を担う人財を採用するとともに、教育・研修等を充実して育成を図ります。
③ 企画力・販売力の強化
企業間競争が一層激化する中で、グランドメニューはもちろんのこと、「新商品開発」、「効果的な販促キャンペーンの実施」といった、企画・販売力の強化が必要となります。
このため、幅広い顧客ニーズを捉えた新商品の開発や定番商品の付加価値向上に加え、話題性のあるキャンペーンを実施して広告効果を高めると共に、店舗マニュアルの徹底等を通してQSCの向上を図る等、企画・販売力の強化に努めます。
④ 国内店舗の純増
これまで、新規出店舗数以上に、売上高の低迷に伴う国内店舗の閉店が相次いだことによる食材取引高の減収が続いております。
平成30年3月期におきましては、収益基盤の再構築を図るべく、既存FC店舗の閉店抑制のために、「店舗内外装の見直し」、「新メニューの立案と既存メニューの整理」、「オーナーの意識改革」といった売上低迷店舗
の立直しを図ると同時に、規模感(地域、個店別)に合わせたイベントを本部として支援することにより、既存店舗の閉店を抑制してまいります。
また、新規出店におきましては、専門的な知識・ネットワークを有する企業へ外部委託し、FCショーの参加・専門サイトを利用した加盟オーナー様を積極的に募り、未開拓地域への出店を強化するとともに、加盟希望者が低資
本・低リスクでの出店を可能とすべく、居抜き店舗を活用した、既存の「山小屋」、「ばさらか」ブランドとは異なった低予算型のオリジナルブランドの確立を図ることで、加盟希望者の選択肢の幅を広げ出店を加速し、新たな収益源の獲得を行います。(国内出店12店舗を計画しております。)
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。
(1)事業展開について
① 直営店舗の開発について
当社は、ラーメン店の経営及びラーメン店のFC本部の経営と、飲食店の厨房設備の販売、不動産の賃貸を主な事業内容としており、ラーメン店「筑豊ラーメン山小屋」「ばさらか」等の店舗展開を直営店及びFC加盟店で行っております。なお、平成29年3月末日現在の総店舗数は163店舗(うち、直営店4店舗、FC店112店舗、海外47店舗)となっております。
当社は、店舗数の拡大が業容拡大の重要な経営戦略の一つとして考えており、ロードサイド及びショッピングセンター等の商業施設へ今後も出店することを予定しております。そのため店舗物件に関する情報入手ルートの幅を広げておりますが、出店計画地域に適当な物件が見つからない場合や、出店時期の遅延が生じた場合には、当初出店計画が達成できず、当社及び当社グループの事業計画及び経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
② FC加盟店の展開及び運営について
今後の事業拡大に際しては、当社はFC加盟店による出店を積極的に進めることを方針の一つとして考えております。そのためには「筑豊ラーメン山小屋」「ばさらか」「一康流」「Y's KITCHEN」「トリゴヤ」「九州麺
の味 やまごや」ブランドの知名度を高めることが重要であり、そのことが有力なFC加盟先の獲得につながると考えております。当社では現在、ウェブサイトなどの媒体を使ってFC加盟店募集を行う他、FC加盟希望者向け事業説明会を実施しております。
当社は、FC加盟店に対して店舗の運営指導を行っておりますが、指導の及ばない範囲内でFC加盟店の受ける顧客からの苦情及び芳しくない評判等は、当社のイメージに悪影響を与え、事業に影響を及ぼす可能性があります。その他、当社のFC本部としての機能に対する評価が不十分な場合や、当社に起因しないFC加盟先の諸事情を理由として、FC加盟先が当社のFC事業の出店の凍結もしくはFC加盟契約の解消又は新規FC加盟希望者が減少する可能性があり、FC加盟店の出店数が計画どおり確保できず当社の今後の出店政策及び事業展開に支障をきたし、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(2)人材の確保・育成について
当社は、直営店の店舗展開及びFC事業の展開を図るため、人材の確保を積極的に行っていく必要があります。特にスーパーバイザー及び店舗の人材の確保及び育成が重要であると考え、求人・採用活動を積極的に取り組み、採用後はOJTによる教育及び研修制度等による従業員に対する教育の充実と人材の育成に取組んでおります。しかし、人材の確保育成が当社の出店計画に追いつかない場合には、店舗におけるサービスの質の低下や店舗展開ができず、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(3)食材の安全性・安定供給について
近年、食品を取り巻く環境においては、外食産業における食中毒問題、BSE(牛海綿状脳症)、高病原性鳥インフルエンザ、残留農薬、異物混入、偽装表示などの問題が生じたことで、従来以上に食材の安全性についての関心が、以前にも増して高まっております。当社では、食材の安全かつ安定的な確保に慎重に取り組む方針でありますが、食材市況に大幅な変動が生じた場合や、当社の求める食材の供給が滞った場合、並びに食材の安全性に関わる不安により消費者の外食離れが生じた場合などには、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(4)原材料価格の変動について
当社において使用される原材料等には、市場の需給動向によりその価格が変動するものがあります。当社では、複数企業から安定的な購買を行っておりますが、原材料等の価格が急激かつ大幅に上昇した場合には、原価及びコストの上昇に繋がり、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(5)法的規制について
当社の主な法的規制として工場及び店舗での営業全般に関して、食品衛生法の規制を受けております。
当社では、食品衛生法に基づき、所轄保健所から営業許可証を取得し、本社工場及びFC加盟店を含む全店舗に食品衛生責任者を配置しております。また、衛生管理マニュアル等でFC加盟店を含む全社員に衛生管理について周知徹底させておりますが、当社の営業活動の中で、当該法令に抵触した場合は営業停止等の行政処分を受けることとなります。
当社では設立以来、食中毒の発生等で行政処分を受けた事例はありませんが、当社の衛生管理諸施策にもかかわらず、当社の店舗において行政処分がなされた場合等は当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
|
許認可等 |
有効期間 |
関連法令 |
関連諸官庁等 |
|
営業許可証 |
5年~8年 |
食品衛生法 |
厚生労働省・各保健所 |
(6)役員及びその近親者が議決権の過半数を所有している会社との取引について
第23期連結会計年度(自平成28年4月1日 至平成29年3月31日)
|
会社等の 名称 |
住所 |
資本金 (千円) |
事業の内容又は職業 |
議決権等の所有(被所有)割合(%) |
関係内容 |
取引の内容 |
取引 金額 (千円) |
科目 |
期末 残高 (千円) |
|
|
役員の 兼任等 |
事業上 の関係 |
|||||||||
|
㈱BMC |
福岡県 田川郡 |
1,000 |
飲食業 |
- |
- |
加盟店契約の締結 不動産賃貸契約の締結 人材派遣契約の締結 店舗設備販売 |
食材の売買 不動産の賃貸 人材派遣 |
95,691 |
売掛金(注1) 未収入金(注1) 預り金(注1) |
16,684 660 19,170 |
上記の金額のうち、取引金額には消費税等が含まれておらず、期末残高には消費税等が含まれております。
(注)1. 売掛金については食材売上高及び家賃等、未収入金については人材派遣料、預り金については店舗売上金、前受金については家賃がそれぞれ含まれております。
2. 取引条件及び取引条件の決定方針等
(1)食材の販売について
食材売上につきましては、市場価格、総原価等を勘案して交渉の上決定しております。
(2)不動産の賃貸について
賃貸料につきましては、市場価格を勘案して交渉の上決定しております。
(3)人材派遣について
出向に係る労働条件及び賃金等につきましては、労働基準法等の関係諸法令に基づき、市場価格、総原価等を勘案して交渉の上決定し、出向契約を締結しております。
(4)店舗設備販売について
店舗設備販売につきましては、市場価格、総原価等を勘案して交渉の上決定しております。
(7)当社の商標権について
当社の商標「筑豊ラーメン山小屋」(商標登録第4032977号平成9年7月25日登録)「ばさらか」(商標登録第
4052430号平成9年9月5日登録)に関しまして、その用語の一部が一般的に使用される普通名詞であることから、今後類似商標の出現及び無断使用等、商標権を侵害される可能性がありますが、かかる事態が生じた場合は速やかに排除勧告、差止請求等法的措置により知的財産としての社有資産保護を行っていく所存です。
(8)減損会計による損失の発生の可能性について
当社は、店舗及び生産設備などの資産を保有しており、すべての資産について精査をした結果、前連結会計年度、当連結会計年度において、土地の継続的な時価の下落、賃貸借契約満了により閉店が確定した店舗について、店舗における営業収益の低下等による減損損失を計上しております。
しかしながら、今後においても時価の低下、当該資産の収益性の低下により投資回収が見込めなくなった場合には一定の条件の下、回収可能性を反映させ帳簿価額を減額し損失が発生する可能性があります。
(1)「筑豊ラーメン山小屋」FC加盟契約
当社は、「筑豊ラーメン山小屋」FCを展開するために、FC加盟店との間にFC加盟契約を締結しております。契約内容の要旨は、次のとおりであります。
|
名称 |
筑豊ラーメン山小屋 FC加盟契約 |
|
内容 |
当社が所有する商標・サービスマーク等の使用許可及びフランチャイズシステムのノウハウの提供 |
|
契約期間 |
契約締結の日から5年間 |
|
再契約 |
契約期間満了に際して両当事者が再契約を希望する場合は、期間満了の3か月前にFC本部にて両当事者の意思確認を行い記名捺印した書面を取り交わすものとする。 |
|
契約条件 |
加盟金 契約時に60万円 保証金 契約時に100万円 再契約料 再契約時に5万円 |
|
ロイヤリティ |
固定ロイヤリティ 月額2万円 変動ロイヤリティ FC本部の供給する麺の枚数に一定の金額を乗じた額。 |
(2)「ばさらか」FC加盟契約
当社は、「ばさらか」FCを展開するために、FC加盟店との間にFC加盟契約を締結しております。契約内容の要旨は、次のとおりであります。
|
名称 |
ばさらか基本契約 |
|
内容 |
当社が所有する商標・サービスマーク等の使用許可及びフランチャイズシステムのノウハウの提供 |
|
契約期間 |
契約締結の日から1年間であり、契約期間満了の3か月前までに書面による意思表示がない場合、同一条件をもってさらに1年間自動的に更新されるものとする。 |
|
契約条件 |
加盟金 契約時に60万円 保証金 契約時に100万円 商標使用料 月額2万円 |
(3)「筑豊ラーメン山小屋」チェーン加盟契約
当社は、「筑豊ラーメン山小屋」FCの展開を図るため、法人のFC加盟希望者に対して「地区本部契約」を締結しております。契約内容の要旨は、次のとおりであります。
|
名称 |
筑豊ラーメン山小屋チェーン加盟契約 |
|
内容 |
当社は、FC加盟店が、特定地域内における「筑豊ラーメン山小屋」FCのフランチャイズ本部業務の一部を代行して行う権利を付与する。 |
|
契約期間 |
契約締結の日から5年間であり、以後契約更新は3年ごとに行うものとし両当事者の合意がなされた場合に限り更新を行う。 |
|
契約条件 |
イニシャルフィー 契約時に1,000万円 コミッション FC加盟契約が成立した場合、地区本部はFC加盟契約金及び保証金の合計額を総本部に納入する。そのうち総本部は地区本部に対し一定額を支払う。 ただし、保証金は一定額を地区本部預りとする。 指導委託料 FC加盟店売上の1% |
(4)「ばさらか地区権利者契約」チェーン加盟契約
当社は、「ばさらか」FC加盟店の獲得を図るため、特定のFC加盟希望者に対して「ばさらか地区権利者契約」を締結しております。契約内容の要旨は、次のとおりであります。
|
名称 |
ばさらか地区権利者契約 |
|
内容 |
当社は、FC加盟店が、特定地域内における「ばさらか」FCの出店開発活動を独占的に行う権利を付与する。 |
|
契約期間 |
契約期間満了に際して両当事者が再契約を希望する場合は、期間満了の3か月前にFC本部にて両当事者の意思確認を行い記名捺印した書面を取り交わすものとする。 |
|
契約条件 |
報酬 地区権利者に対し、FC加盟店が販売した当社指定商品の月間販売実績の5%を支払う。 加盟金 15坪未満 30万円 15坪以上 60万円 全額地区権利者に支払う。 保証金 15坪未満 50万円 15坪以上 100万円 当社の預り金とする。 |
(5)資本業務提携契約
当社は、平成27年3月2日に株式会社アスラポート・ダイニングと資本業務提携契約を締結しております。
具体的な資本・業務提携の内容は、下記のとおりであります。
① 資本提携内容
当社と株式会社アスラポート・ダイニングは、両社の業績向上を目的とした業務提携に係る協議の過程で、業務提携の効果を最大にするためには相互株式を継続保有し、将来にわたり確固たる関係を構築していくことが重要であり、業務提携と併せて相互に資本関係を構築することが有用であると判断いたしました。相互出資については、両社株式の流通性、事業の経済性評価、財務状況等を総合的に勘案した上で両社協議の結果、資本提携を行うことで合意いたしました。
当社と株式会社アスラポート・ダイニングは、双方の経営資源を有効に活用することはもちろん、信頼関係強化及び収益基盤を確立するために、株式会社アスラポート・ダイニングが当社の保有する自己株式287,300株を自己株式処分により取得することで合意いたしました。なお、株式会社アスラポート・ダイニングが所有する当社株式の所有割合は、発行済株式総数に対して7.42%の割合となりました。
② 業務提携内容
業務提携の詳細については、以下の事項をはじめとして、今後、両社間で協議、決定してまいります。
イ.国内外における未出店地域への共同展開とその協力
ロ.国内外での外食運営ノウハウの相互利用
ハ.生産設備及び物流拠点の相互利用
ニ.材料、備品等の共同購入など調達の多様化及び効率化
ホ.人材交流による組織の活性化
(6)合弁事業契約関係
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契約 会社 |
相手先 |
契約締結年月日 |
契約項目 |
摘要 |
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当社 |
JCF |
平成29年1月17日 |
うどん事業、日韓融合居酒屋事業に関する合弁事業 |
合弁会社名 JKF Inc. 当社出資比率 50.00% |
特記すべき事項はありません。
当社及び当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に準拠して作成されております。当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、次のとおりであります。
(1)財政状態の分析
①資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当連結会計年度における総資産は、前連結会計年度末と比較して219百万円減少し、4,027百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金が249百万円減少したこと等によるものであります。
(負債)
当連結会計年度における負債は、前連結会計年度末と比較して85百万円減少して、2,178百万円となりました。この主な要因は、長期借入金が105百万円及び賞与引当金が10百万円減少したものの未払金が33百万円増加したこと等によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度における純資産は、前連結会計年度末と比較して134百万円減少して、1,848百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金が125百万円及びその他有価証券評価差額金が6百万円減少したこと等によるものであります。
②当連結会計年度末におけるキャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動による資金の減少が31百万円あったことに加え、財務活動による資金の減少が121百万円、さらに、投資活動による資金の減少が106百万円あったことにより、前連結会計年度に比べ259百万円資金は減少し、当連結会計年度末は562百万円(前連結会計年度末は822百万円)となりました。
各キャッシュ・フローの状況と増減要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動による資金の減少は31百万円であり、前連結会計年度に比べ143百万円資金が減少しました。資金の減少の主な要因は、税金等調整前当期純利益が118万円及び貸倒引当金が32百万円減少したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動による資金の減少は106百万円であり、前連結会計年度に比べ101百万円資金が減少しました。資金の減少の主な要因は、前連結会計年度に比べ連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入が87百万円減少したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動による資金の減少は121百万円であり、前連結会計年度に比べ4百万円資金が減少しました。資金の減少の主な要因は、長期借入金の返済による支出が4百万円減少したこと等によるものであります。
(2)経営成績の分析
①売上高及び営業利益
売上高は、前連結会計年度に比べ12百万円(0.7%減)減少し1,793百万円となりました。この主な要因は、国内直営店及びFC店舗において、「平成28年熊本地震」の影響に加え、リオデジャネイロオリンピック及び台風等の影響による外食控え等の影響によるものであります。
売上原価は、前連結会計年度に比べ14百万円(1.5%減)増加し940百万円となりました。この主な要因は、工場施設の一部をリノベーションし、賃貸設備へ転換したことによる諸費用及び厨房設備販売の売上増加に伴う原価の増加によるであります。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ7百万円(0.9%減)増加し890百万円となりました。この主な要因は、「TGC KITAKYUSHU 2016 by TOKYO GIRLS COLLECTION」への出展費用等の影響によるものであります。
この結果、営業損益は前連結会計年度に比べ24百万円(前連結会計年度は営業利益21百万円)減少し営業損失37百万円となりました。なお、セグメントの売上高の分析については、「1業績等の概要(1)業績」をご参照ください。
②営業外損益及び経常利益
前連結会計年度の33百万円の損失(純額)から6百万円の損失(純額)となりました。この主な要因は、前連結会計年度において、貸倒引当金35百万円があったこと等によるものであります。
この結果、経常損益は前連結会計年度に比べ8百万円(前連結会計年度は経常損失35百万円)減少し経常損失43百万円となりました。
③特別損益及び税金等調整前当期純利益
特別損益は、前連結会計年度の63百万円の利益(純額)から46百万円の損失(純額)となりました。この要因は、前連結会計年度において特別利益の関係会社株式売却益73百万円があったものの、当連結会計年度において特別損失の減損損失46百万円があったことによるものであります。
この結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べ118百万円(前連結会計年度は税金等調整前当期純利益28百万円)減少し△90百万円となりました。
④法人税等(法人税等調整額を含む)及び親会社株主に帰属する当期純利益
法人税、住民税及び事業税4百万円、法人税等調整額16百万円、非支配株主に帰属する当期純損失5百万円を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失は105百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失7百万円)となりました。
1株当たり当期純損益金額は、前連結会計年度の△1円87銭から△27円30銭となりました。ROE(自己資本当期純利益率)も前連結会計年度△0.4%から△5.5%となりました。