当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、海外経済の不確実性の高まりや金融資本市場の変動等の影響を受け弱さもみられますが、総じて緩やかな回復基調が続いています。また、雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあり、景気は緩やかな回復に向かうことが期待されていますが、中国を始めとするアジア新興国や資源国等の景気が下振れし、我が国の景気が下押しされるリスクが懸念されています。
外食産業においては、インバウンド需要が引き続き期待されるものの、企業間の顧客確保の競争激化、人件費の上昇や原材料価格の高騰など、依然として厳しい状況が続いております。
こうした状況の中、当社グループは、総合水産企業として六次産業化を推進することで、他社との差別化を図ってまいりました。
上記に述べました環境下での事業展開の結果、当第3四半期連結累計期間における業績につきましては、売上高3,181百万円(前年同期比2.7%増)、営業利益230百万円(前年同期比48.8%減)、経常利益248百万円(前年同期比47.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益152百万円(前年同期比45.3%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。なお、当社グループにおいては、飲食事業を主たる事業としており、その他に外販事業等を行っております。外販事業等の売上高、営業利益及び資産の金額は、それぞれ僅少でありますので、報告セグメントは飲食事業のみとなっておりますが、投資判断に資するために記載しております。
①飲食事業
第3次産業(外食事業)においては、平成28年4月28日には「とらふぐ亭 下北沢店」を「魚王KUNI 下北沢店」に、平成28年5月9日には「とらふぐ亭 亀戸店」を「亀戸ふぐよし総本店」に業態転換するなど、新たな業態への店舗展開を図ってまいりました。
また、自社養殖クロマグロ「平戸本まぐろ極海一番(きわみいちばん)」や自社養殖ブリ「平戸極海(きわみ)ぶり」を、自社ブランド魚として、「おいしい寿司と活魚料理 魚の飯」「魚王KUNI」へメニュー提供するなど、他社との差別化を図ることにより、「おいしい寿司と活魚料理 魚の飯」「魚王KUNI」といった鮮魚業態の売上は堅調に推移しました。
主力業態の「泳ぎとらふぐ料理専門店 とらふぐ亭」においては、インバウンド需要への対応強化、天然とらふぐメニューの導入や白子祭りの実施、一部店舗でランチ営業を再開するなど、営業強化に努めてまいりました。主要食材である「国産高級とらふぐ」の価格が高騰し、収益を圧迫しましたが、当社は、創業以来、「国産高級とらふぐ」をお客様に提供することにこだわりをもっていることから、こうした食材高騰の状況においても、お客様の満足を重視し、トレーサビリティの徹底された安心・安全な「国産高級とらふぐ」の提供にこだわりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における飲食事業は、売上高2,847百万円(前年同期比0.3%減)となりました。
②外販事業
第2次産業(加工・物流・外販事業)においては、販路拡大により売上高が前年同期実績を大幅に上回りました。また、海外展開を睨み、一般社団法人日本外食ベンチャー海外展開推進協会(JAOF)と官民ファンドのクールジャパン機構等の共同出資プロジェクトとして、シンガポール伊勢丹オーチャード店の「JAPAN FOOD TOWN」に出店する日本飲食店への水産物販売事業に着手しました。
第1次産業(養殖事業)においては、自社養殖クロマグロ「平戸本まぐろ極海一番(きわみいちばん)」の養殖事業が、引き続き順調に推移しました。また、株式会社食縁との取組みによる「近大生まれのブリ」・「米国販売向けのブリ」の養殖計画を積極的に推進してまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における外販事業は、売上高330百万円(前年同期比36.7%増)となりました。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
該当事項はありません。