文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当社グループは6次産業化を推進し、とらふぐ業態では活とらふぐの調達力と情報力、また、鮮魚業態では自社養殖のブランド魚の品揃えによって付加価値を創造し、他社との差別化を図っております。日本産の高品質な水産物で差別化を図る米国ニューヨークのシーフードレストラン「WOKUNI」においても、自社養殖ブランド魚の調達力、産地及び市場における仕入力、ロジスティクス力、メニュー開発力を総合的にマネジメントしており、グループ力として総合水産企業を目指しております。
上記の環境下での事業展開の結果、当第3四半期連結累計期間における業績につきましては、売上高33億73百万円(前年同期比0.3%減)、営業利益3億6百万円(前年同期比21.4%増)、経常利益3億13百万円(前年同期比17.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1億69百万円(前年同期比4.0%増)となりました。
当第3四半期連結累計期間における各セグメントの業績は、次のとおりであります。
(飲食事業)
主力業態の「泳ぎとらふぐ料理専門店」においては、池袋「ふぐよし」を店舗の老朽化にともない4月末に閉店しましたが、6月においてはとらふぐ業態の既存店売上合計が前年同月を上回りました。これは、創業祭優待での新規顧客開拓、子会社長崎ファームの仕入力を活かした季節限定天然とらふぐの販促による客単価の上昇や個人の訪日外国人に加え団体客の来店誘致に成功したことによるものです。また、とらふぐの市場価格が安値で安定していることから、食材の総原価が低減いたしました。
鮮魚業態では、自社養殖『平戸本まぐろ極海一番(きわみいちばん)』と築地市場での調達力を活かしたほか、調理技術の向上を促進してきたことにより差別化したメニューを提供できた結果、既存店の売上高が前年同期を超えることができました。
さらに、昨年末に開店したニューヨークのシーフードレストラン「WOKUNI」おいては、自社養殖魚(『平戸本まぐろ極海一番』、『極海ぶり』)と築地市場で仕入れた鮮魚を週4便の航空便で直送するネットワーク網を確立したことにより、安定的に高鮮度なシーフードを提供できるようになりました。それらが評価され3月末に開始した店頭小売販売がThe New York Timesに取り上げられ話題になりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における飲食事業は、売上高28億96百万円(前年同期比2.6%増)、セグメント利益2億93百万円(前年同期比26.4%増)となりました。
(外販事業)
第1次産業(養殖事業)においては、自社養殖『平戸本まぐろ極海一番(きわみいちばん)』の養殖が順調に進んでいるものの、成長状況を鑑みて当期1月からの出荷開始となり出荷量及び出荷金額は前年同期比を下回りました。
第2次産業(加工事業・卸事業)においては、塩浜センターに併設する「フグHACCP」加工場で製造するとらふぐ身欠き(可食部位のみ製品化したもの)等のグループ外への販売は順調に推移しております。しかし、とらふぐの市場価格の下落によりとらふぐのグループ外への出荷金額は減少いたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における外販事業は、売上高4億76百万円(前年同期比14.9%減)、セグメント利益4百万円(前年同期比59.8%減)となりました。
今後の見通しにつきましては、引き続き主要食材である「国産高級とらふぐ」の市場価格を睨みながら、自社養殖場をもつ当社グループの強みを活かし、創業以来のこだわりである「国産高級とらふぐ」の安定的かつリーズナブルな価格でのお客様への提供のために6次産業化と販売力強化に努めてまいります。また、総合水産企業を目指して第1次産業業者、第2次産業業者とのアライアンス体制の構築に努めてまいります。
また、平成30年9月期の連結業績予想につきましては、平成29年10月31日発表の「平成29年9月期 決算短信」に記載しております業績予想から変更はありません。
なお、当社グループにおいては通常の営業の形態として、第1四半期及び第2四半期におけるふぐの需要が大きいため、第1四半期及び第2四半期と第3四半期及び第4四半期の業績に季節的変動があります。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
該当事項はありません。