第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

なお、新型コロナウイルスの感染拡大により、当社の事業へ影響が出始めております。経過につきましては引き続き注視してまいります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

  文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の分析

当社グループは、飲食事業を起点に、卸売事業、養殖事業、加工事業を垂直的に展開する6次産業化を推進して おります。その目指すところは、水産物のSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)力のある総合水産企業の展開 にあります。このSCMを駆使して、よりポテンシャルの高い海外市場に向けた事業展開を図るべく、その第一歩として米国ニューヨークにアンテナショップを展開しております。

 当期においては、消費税の増税、完全禁煙の実施、暖冬の影響が当社の外食事業に打撃となった上に、2月からの新型コロナウィルス感染症の世界的な感染拡大の影響により急速に経済活動が停滞することで、先行きが見えない厳しい事業環境となりました。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間における業績につきましては、売上高25億20百万円(前年同期比10.7%減)、営業利益1億18百万円(同72.3%減)、経常利益1億21百万円(同71.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失7百万円(同102.7%減)となりました。

 

当第2四半期連結累計期間における各セグメントの業績は、次のとおりであります。

 

(飲食事業)

 国内の外食事業におきましては、期初に消費税増税の影響を受けましたが、12月にはその影響を吸収して前年同期の売上水準に回復しました。しかし、2月より新型コロナウィルス感染症の影響が出始め、翌月は店舗営業を自粛し、営業時間の短縮と一部店舗の臨時休業を実施しました。3月末時点では、国内外食事業の売上高は前年同月比50%を下回りました。この状況下、吉祥寺店舗において業績改善の見通しが立たないことから21百万円の減損損失を計上いたしました。

また、米国ニューヨークでは、新型コロナウィルス感染症の影響で、3月16日より全レストランが閉鎖となり、米国ニューヨークWOKUNIレストランは3月17日より店頭販売のみの営業となりました。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間における飲食事業は、売上高20億72百万円(同12.0%減)、セグメント利益1億15百万円(同70.7%減)となりました。

 

(外販事業)

第1次産業(養殖事業)においては、自社養殖魚「平戸本まぐろ極海一番」及びとらふぐ等の生産整備(餌の研究開発、養殖機材の導入)を進めておりますが、第2四半期においては、新型コロナウィルス感染症の影響により国内外レストランの需要が破壊的に落ち込んだことを受け、養殖魚の出荷を第3四半期以降に先送りしました。また、本マグロの在池尾数の不足が出荷段階で明確になりましたので、48百万円の特別損失を計上いたしました。

第2、3次産業(加工事業・卸事業)においては、国内外食業が新型コロナウィルス感染症の大打撃を受けたことにより、活魚売上高は大幅に減少しました。とらふぐ加工においても、主力の身欠き製品が外食業向けであったため売上が大幅に減少しました。輸出に関しては、新型コロナウィルス感染症の影響により3月には航空便の運休が相次ぎ鮮魚の輸送手段が絶たれた状況となりました。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間における外販事業は、売上高4億47百万円(同4.5%減)、セグメント損失2百万円(同106.9%減)となりました。

 

 

現在、新型コロナウィルス感染症の影響による市場の変化を見極め、新しい環境における当社の強みを再構築しております。

今後の見通しにつきましては、水産の6次産業化をさらに推進し、グループの外食事業の運営で得られた顧客の消費嗜好をとらえて仕入ノウハウ・商品開発力を高め、海外展開の推進を視野に入れた外販事業の拡充に努めてまいります。養殖生産管理については、水中映像解析等を活用した養殖魚在池数管理体制及びIT活用による養殖原価管理体制を整備してまいります。また、外食事業においては店舗以外での自宅や活動の場での多様な場面に対してジャストインタイムに提供する施策(デリバリー・お持ち帰り等)を強化しております。そして、SCM全体として確実かつ迅速に生産から多様な販売先までの情報流・物流の再構築を図っております。

また、引き続き主要食材である「国産高級とらふぐ」の市場価格を睨みながら、自社養殖場をもつ当社グループの強みも生かし、創業以来のこだわりである「国産高級とらふぐ」の安定的かつリーズナブルな価格での店舗並びにご家庭等への提供に努めてまいります。

なお、令和2年9月期の連結業績予想につきましては、令和2年4月28日発表の「第2四半期業績予想、通期業績予想、期末配当予想の修正及び特別損失の計上に関するお知らせ」のとおり未定とし、今期末の配当を見送りといたします。今後、業績予想の算定が可能となった時点で速やかに公表いたします。

 

 

(2) 財政状態の分析

(流動資産)

流動資産は前連結会計年度末に比べて3億9百万円増加し、18億48百万円となりました。主な要因は、現金及び預金の増加3億68百万円となります。

(固定資産)

固定資産は前連結会計年度末に比べて24百万円増加し、13億72百万円となりました。主な要因は、敷金及び保証金の増加26百万円となります。

(繰延資産)

繰延資産は前連結会計年度末に比べて4百万円減少し、24百万円となりました。要因は、開業費償却による減少4百万円となります。

(流動負債)

流動負債は前連結会計年度末に比べて4億11百万円増加し、8億46百万円となりました。主な要因は、短期借入金の増加4億円となります。

(固定負債)

固定負債は前連結会計年度末に比べて36百万円減少し、5億43百万円となりました。要因は、長期借入金の減少37百万円となります。

(純資産)

純資産は前連結会計年度末に比べて46百万円減少し、18億55百万円となりました。主な要因は、配当金の支払いによる減少44百万円となります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前年同四半期連結累計期間末に比べ96百万円減少し、13億37百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果得られた資金は1億32百万円(前年同四半期より2億94百万円の収入減)となりました。主な要因は税金等調整前四半期純利益51百万円によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において投資活動により使用した資金は55百万円(前年同四半期より60百万円の支出減)となりました。主な支出要因は有形固定資産の取得による支出54百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において財務活動により獲得した資金は3億21百万円(前年同四半期より2億90百万円の獲得増)となりました。主な獲得要因は短期借入金の純増減額4億円によるものであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。