第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

 財政状態及び経営成績の状況

(1) 経営成績の状況

当中間会計期間におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善などにより、景気は緩やかな回復基調が続いている一方、米国の通商政策、不安定な国際情勢及び物価高騰の長期化により、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
 外食産業におきましては、人流の増加及びインバウンド需要の拡大に伴い回復基調が続いているものの、原材料価格(特に米価)やエネルギーコストの高止まり、人手不足等による人件費の上昇、店舗においては夜間需要の回復が鈍く、厳しい経営環境が続いております。

このような環境の下、当社は、従業員の労働時間の短縮、設備投資抑制による資産の圧縮、原材料価格(特に米価)の高騰に伴うメニューの見直し、ザめしや業態のカフェテリア方式をご注文を受けてから調理しご提供するツーオーダーとの一部併用、公式アプリにて「お誕生日クーポン」等配信によるサービスの充実、うわじ丸業態でのテイクアウトのネット注文、期間限定・数量限定でのWebショップ開設等、事業活動継続のための施策を実施してまいりました。店舗では従業員の健康管理と衛生管理を徹底し、お客様の安心・安全の確保に努めております。

当中間会計期間の店舗展開につきましては、閉店が1店舗となった結果、期末店舗数は91店舗となりました。

以上の結果、当中間会計期間の業績は、売上高は4,938,919千円(前年同期比0.1%増)、営業利益は149,337千円(前年同期比42.6%減)、経常利益は169,631千円(前年同期比44.9%減)、中間純利益は124,792千円(前年同期比42.8%減)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

(資産の部)

流動資産は、現金及び預金の増加等により2,681,211千円(前事業年度末は2,632,099千円)となりました。有形固定資産は、減価償却費及び減損損失の計上等により342,757千円(前事業年度末は386,812千円)、無形固定資産は、基幹システムの入れ替えに伴い270,476千円(前事業年度末は93,892千円)となり、資産の部合計は4,239,712千円(前事業年度末は4,070,247千円)となりました。

(負債の部)

流動負債は、買掛金の増加により1,658,425千円(前事業年度末は1,518,440千円)となりました。固定負債は、長期借入金の減少等により781,561千円(前事業年度末は869,452千円)となり、負債の部合計は2,439,987千円(前事業年度末は2,387,893千円)となりました。

(純資産の部)

純資産の部合計は、中間純利益による利益剰余金の増加等により1,799,725千円(前事業年度末は1,682,354千円)となりました。これにより、当中間会計期間末の自己資本比率は42.4%(前事業年度末は41.3%)となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当中間会計期間における現金及び現金同等物の中間期末残高は前事業年度末に比べ79,048千円増加し、2,159,651千円となっております。

営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税引前中間純利益が127,134千円となり、仕入債務の増加額が301,811千円あったこと等により555,151千円の収入(前年同期は612,023千円の収入)となっております。

投資活動によるキャッシュ・フローは、無形固定資産の取得による支出が177,842千円があったこと等により、165,548千円の支出(前年同期は41,773千円の支出)となっております。

財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金282,600千円及び割賦債務20,817千円の返済による支出等により、310,554千円の支出(前年同期は412,925千円の支出)となっております。

 

(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間会計期間において、当社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(6) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(7) 経営成績に重要な影響を与える要因

当中間会計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。