当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で、社会・経済活動が大きく制限され景気は急速に悪化しましたが、緊急事態宣言解除後は、政府による「GoToキャンペーン事業」等の効果もあり、回復の兆しが見られました。しかしながら、秋口以降第3波の感染拡大に歯止めがかからず、経済の先行きは不透明感が高まっています。
当社グループは、緊急事態宣言発出後、店舗販売事業におきましては、生活インフラの一翼を担うべく、お客様と従業員の健康と安全を最優先に考えた感染防止の取り組みを実施したうえで、営業を続けてまいりました。一方、通信販売事業におきましては、一部商品の入荷遅延の発生や中国への渡航が制限される中、協力工場の管理を中国子会社に委託する等により影響を最小限にとどめ、通常営業を続けてまいりました。
このような状況の下、当期は第二次中期経営計画の最終年度にあたり、「良質な商品を早く安くお客様にお届けする~価格から価値へ~」を年度方針として、「他にはない 他ではできない それがヒラキです。」をスローガンに、お客様に生活必需品を安定的に提供することで、生活インフラの一翼としての使命を果たしてまいりました。
この結果、当第3四半期累計期間における連結売上高は、121億90百万円(前年同期比0.2%増)、営業利益は8億26百万円(前年同期比74.3%増)、経常利益は8億16百万円(前年同期比66.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億56百万円(前年同期比67.9%増)となりました。
当社グループの報告セグメントの当第3四半期連結累計期間における業績は、次のとおりであります。
(通信販売事業)
通信販売事業におきましては、販売促進商品・レディースカジュアルシューズ「ふわりっと(税抜499円)」が春夏・秋冬シーズン累計で30万足を超える販売を達成するとともに、新型コロナウイルス禍の外出自粛の中、巣ごもり需要に対応すべく訴求力のある衣料・インテリア・雑貨商品を投入しました。販売促進面では、各種SNSマーケティングの展開ならびにヒラキ公式アプリの導入等が功を奏し、新規顧客の獲得および既存顧客の受注増につなげることができました。とりわけ、第3四半期連結会計期間はすべての商品カテゴリーで前年同期を上回る受注を獲得し、受注件数・金額は前年同期比2桁増の伸長を達成しました。
この結果、売上高は66億88百万円(前年同期比5.8%増)となりました。利益面は、増収および売上総利益率のアップにより、セグメント利益は9億58百万円(前年同期比37.3%増)となりました。
(店舗販売事業)
店舗販売事業におきましては、ブランド特価で集客し自社オリジナル商品の拡販を図ることを軸とした靴の販売強化および地場野菜農家・地元農業高校との連携による青果大市の開催等、地元に根ざした集客拡大に取り組んでまいりました。また、「気軽にいつでも安く」をコンセプトに自社オリジナル商品をメインとした靴専門店を2020年4月「イズミヤ昆陽店」をはじめとして4ケ店新規出店し、合計6ケ店にまで拡大しました。しかしながら、長引く新型コロナウイルス感染症の感染拡大の中、消費者の行動自粛やテレワーク拡充の影響を受け、とりわけ靴の販売に苦戦しました。売上高は、新店効果も併せて第3四半期連結会計期間は前年同期を上回りましたが、第2四半期連結累計期間の減少をカバーするには至りませんでした。
この結果、売上高は52億81百万円(前年同期比5.2%減)となりました。利益面は、自社オリジナル商品販売構成比のアップによる売上総利益率の上昇およびチラシの効率的配布による広告宣伝費を主とした販管費の削減により、セグメント利益は1億38百万円(前年同期比121.0%増)となりました。
(卸販売事業)
卸販売事業におきましては、小規模靴店舗向けの「大卸し」は前年同期を上回る売上を確保しましたが、新型コロナウイルス感染症感染拡大による取引先各社の靴販売不調の影響により、各社向け販売が低迷した結果、売上高は2億21百万円(前年同期比19.6%減)、セグメント利益は2百万円(前年同期比81.2%減)となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べ6億35百万円増加し、112億16百万円となりました。これは、現金及び預金が14億94百万円増加し、受取手形及び売掛金が4億57百万円、商品が3億30百万円減少したこと等によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ36百万円減少し、60億27百万円となりました。これは、建物及び構築物が59百万円、無形固定資産が31百万円減少し、投資その他の資産が53百万円増加したこと等によるものであります。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べ5億99百万円増加し、172億43百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べ1億26百万円減少し、41億48百万円となりました。これは、1年内返済予定の長期借入金が66百万円、買掛金が62百万円、賞与引当金が50百万円減少し、未払法人税等が1億60百万円増加したこと等によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ3億38百万円増加し、61億15百万円となりました。これは、長期借入金が3億11百万円増加したこと等によるものであります。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ2億12百万円増加し、102億63百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ3億86百万円増加し、69億79百万円となりました。これは、利益剰余金が4億58百万円増加したこと等によるものであります。自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ0.9ポイント上昇し、40.5%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)の残高は、前連結会計年度末に比べ1億93百万円増加し、28億32百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における各活動によるキャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、14億81百万円(前年同四半期は7億28百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益8億16百万円の計上、売上債権の減少額4億56百万円、棚卸資産の減少額3億36百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、14億9百万円(前年同四半期は5億49百万円の使用)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出23億円、定期預金の払戻による収入10億円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、1億21百万円(前年同四半期は1億88百万円の獲得)となりました。これは主に、長期借入れによる収入21億円、長期借入金の返済による支出18億55百万円によるものであります。
(4) 優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。