(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益の継続的な改善や、雇用・所得環境の向上など、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、通商における国際的な摩擦や、国内での度重なる自然災害の発生などの影響により、景気の先行きは不透明な状況となっております。
アパレル販売業界におきましては、消費者の衣料品に対する節約志向が依然として強く、また、シェアリングサービスの利用の伸長など消費行動の多様化が進展し、経営環境は厳しい状況で推移いたしました。
このような状況のもと、当社は、業績の回復を必達の課題として「魅力ある店頭・VMDの実現」「CRMの強化」「MDの精緻化」「仕入先の戦略的な選択」「コスト削減の徹底」「過年度在庫の消化促進」「EC事業の拡大」の7つの項目を改善の大方針として掲げて、3月より取組みを進めております。
その結果、当第3四半期連結累計期間における当社の既存店売上高前年比は104.4%となり、業績は計画通りの進捗で推移しております。
特に、「魅力ある店頭・VMDの実現」は、第1四半期の早い段階から成果が現れ始め、当期の売上増に貢献しております。具体的には、MD部・店舗企画部が主体となって店舗の現場に入り込んで売場づくりを実践し、模範となるモデル店舗を設置し、全店舗に同様の売場づくりを行うよう指導を徹底しました。その後、全店舗から売場写真の提出を受けて、検証・修正を行う作業を積み重ねることにより、本部主導で確実に各店舗の売場を改善させてまいりました。
また、「MDの精緻化」として実施した商品戦略の見直しにおいては、主力商品を精査して選定したうえで、ロットを拡大した投入を行うことにより、売れ筋商品の在庫に厚みを持たせるとともに、シーズン商品の適切な販売期間おける消化を促進して、滞留在庫を削減し、在庫内容の改善を進めました。
「EC事業の拡大」においては、自社サイト・ネットモールなど、販売チャネルごとに在庫管理を行っていたことによる非効率を改善するため、システムを導入して在庫管理の一元化を実施するとともに、EC事業への商品投入量も拡大して、事業の強化を進めてまいりました。
「仕入先の戦略的な選択」においては、当期よりグループ会社となった、株式会社ピート(以下「ピート」といいます。)との新たな取り組みをスタートいたしました。
当社18店舗において、店舗内にコーナーを設けて、ピートのブランド商品を重点的に販売する取り組みを、11月より進めております。また、ピートのブランドショップである「G-LAND」を当社の店舗として出店・運営するFC事業の取り組みについても着手し、1店舗を出店いたしました。
店舗展開につきましては、当第3四半期連結累計期間における出店は1店舗、退店は2店舗で、当第3四半期連結会計期間末の店舗数は「METHOD」23店舗、「流儀圧搾」16店舗、「METHOD COMFORT」1店舗(アウトレット店)、「AGIT POINT」1店舗、「G-LAND」1店舗の合計42店舗となりました。
当社グループの状況につきましては、ピートにおいて、当期の方針として「夏物在庫の適正化」「EC販売の強化」「新MD体制」「コストの見直し」をテーマとして掲げ、8月より取組みを進めております。
「夏物在庫の適正化」につきましては、前期より繰り越した夏物在庫の処分を進め、また、当期の仕入を抑制することにより在庫量を調整いたしました。その結果、夏物については売上を伸ばすことができず、当第3四半期連結累計期間における売上高は前年を割り込む結果となりましたが、次期夏物の展開に向けた準備を整えることができました。
また、秋物につきましては、10月から気温の低下に合わせて投入した高価格帯ブランドのパーカー類やゴルフブランドの商品群などの動向がよく、売上は堅調な推移となっております。
「EC販売の強化」につきましては、メルマガ発信数のアップ、グーグル検索履歴に応じて自社サイトが表示される広告を活用した新規顧客獲得、EC専用在庫を確保し欠品による機会ロスの低減、などの施策を実行いたしました。当第3四半期連結累計期間においては、EC事業全体の大幅な売上増には至っておりませんが、自社オフィシャルサイトの売上高に伸びが見られ、今後につながるものと考えております。
また、「新MD体制」につきましては、従来の責任者1名体制からブランド毎にMD責任者を配置した体制とすることにより、売れ筋商品の追加発注・フォロー納品迄の短縮化を図るなど適時・適確な商品デリバリーを徹底し、売上拡大に向けた商品供給体制を整備いたしました。
「コストの見直し」につきましては、各モールの契約更新時等にデベロッパーと交渉を行い、賃料引き下げの取り組みを進めております。
店舗展開につきましては、当第3四半期連結累計期間における出店はなく、退店は1店舗で、当第3四半期連結会計期間末の店舗数は44店舗となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における連結業績は、売上高36億16百万円、連結処理における、のれん償却費の計上も含めて営業損失は86百万円、経常損失は97百万円、親会社に帰属する四半期純損失は1億19百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における連結の業績に関しては、当初より営業損失を見込んでおります。平成30年7月11日公表の連結業績予想に織り込み済であり、業績は計画通りの進捗で推移しております。
また、当第3四半期連結会計期間末における連結貸借対照表において、のれんとして計上されております5億37百万円につきましては、無形固定資産の評価が完了していないため、暫定的に算定された金額です。
なお、当社は、第2四半期連結会計期間におけるピートの子会社化に伴い、第2四半期連結累計期間より四半期連結財務諸表を作成しております。また、前第3四半期連結累計期間及び前連結会計年度については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度末との比較分析は行っておりません。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産は50億28百万円となりました。主な内訳は、現金及び預金10億27百万円、受取手形及び売掛金5億68百万円、商品14億26百万円、有形固定資産5億28百万円、無形固定資産6億4百万円、投資その他の資産7億91百万円であります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は36億87百万円となりました。主な内訳は、支払手形及び買掛金10億85百万円、短期借入金13億22百万円、未払金1億63百万円、未払費用1億4百万円、長期借入金2億22百万円、社債1億55百万円、資産除去債務3億5百万円等であります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は13億40百万円となりました。主な内訳は、資本金7億88百万円、資本剰余金8億99百万円、利益剰余金△3億53百万円等であります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。