第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

 

2【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。

 

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものです。

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間(平成28年4月1日から12月31日までの9か月間)の経済概況は、初めは円高や新興国経済減速等のあおりもあり国内製造業の生産・輸出は低迷していましたが、期間の中頃より海外経済の持ち直しを背景に回復局面へと移行しました。また、インバウンド消費のいわゆる爆買いは沈静化しましたが、米国大統領選挙の直後より、円安への急転換や、株式相場の上昇等が見られました。

外食産業全般では、求人難とともにパート・アルバイト時給の高止まりは変わらない中、顧客の価格重視傾向も再び強まりを見せ、企業間競争は引き続き厳しいまま推移しました。また、夏場の繁忙期には、オリンピックや台風・降雨等による外出の抑制傾向がみられ、業績に影響を与えました。

 

このような環境下で当社グループは、当第3四半期連結累計期間に3店舗(愛知県3店舗)を新規に出店し、9店舗で改装を実施しました。また、不動産賃貸借契約の期間満了に伴い、3店舗(愛知県2店舗、静岡県1店舗)を退店しました。

これらにより、当期間末のグループ店舗数は83店舗(前年同期比1店舗の減少)となりました。

 

営業面では、10月に一部商品の売価を20円程度値上げすると共に、引き続き商品・サービス・設備等の改善に努め、労務管理の徹底等も含め、営業運営体制の強化を図りました。また、ES(従業員満足)の向上によるCS(顧客満足)の向上を目的とした「サンクスカード制度(従業員同士を互いに褒め合う制度)」を強化推進する等、サービスレベルの向上に努めましたが、残念ながら既存店売上高は前年同期比99.7%となりました。

原価面では、米・野菜等の原材料価格高に加え、値引き販売等の影響もあり、自社グループ工場で新たに2品目の製品を開発する等、原価低減にも努めましたが、売上原価率は前年同期比0.5ポイント悪化しました。

また、販売費及び一般管理費では、エネルギー単価は引き続き低位推移しましたが、時給単価の上昇等で人件費負担が増加したことや、当第3四半期に2店舗の新店開設費用が発生したこと等により同0.5ポイント悪化しました。

 

以上により、店舗数の純減も影響し、当第3四半期連結累計期間の売上高は4,964百万円(前年同期比0.7%の減収)となりました。

利益面では、原価および人件費の増大が重く、営業利益は103百万円(同32.6%の減益)となり、経常利益も105百万円(同26.0%の減益)となりました。

また、将来2店舗の退店を見込んだことによる減損損失56百万円、転貸していた店舗の固定資産を売却したことによる固定資産売却損2百万円、および9店舗の改装に伴う固定資産除却損2百万円、以上合計61百万円を特別損失に計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は19百万円(同70.3%の減益)となりました。

 

部門別の状況は次のとおりです。

(クイックサービス部門)

当部門は、「一刻魁堂」業態、およびその派生業態の「一刻魁堂/真一刻」でありましたが、当第3四半期連結累計期間中に「ロンフーエアーキッチン」業態を新たに開発し出店しました。同業態は、空港のフードコート立地という特性に合わせ、「一刻魁堂」業態のラーメンと、「ロンフーダイニング」業態のチャーハンを融合させ、特にチャーハンでは新感覚の「混ぜて食べるカップチャーハン」を導入し、大変好調な売上で推移しました。

当部門の当第3四半期連結累計期間中の新規出店は、「一刻魁堂」1店舗(一宮インター店)、および「ロンフーエアーキッチン」1店舗(セントレア店)の計2店舗でした。また「一刻魁堂」6店舗(アピタタウン稲沢店・東海店・イオンモール神戸北店・豊田南店・みよし店・アピタ千代田橋店)で改装を実施し、これまでと同様に老朽化した内外装の修繕等を進めた他、売上増加や提供時間の短縮を目指した客席増設やキッチンレイアウト変更にも重点を置きました。また、「一刻魁堂」3店舗(岡崎店・セントレア店・藤枝店)を退店しました。

これらの結果、当期間末の当部門の店舗数は60店舗(前年同期比1店舗の減少)となり、内訳として、「一刻魁堂」56店舗(同2店舗の減少)、「一刻魁堂/真一刻」3店舗(同増減無し)、および「ロンフーエアーキッチン」1店舗(同1店舗の増加)となりました。

 

商品面では、「春の塩野菜タンメン」、「うなぎ冷麺」、そして昨年好評だった「一刻油そば」に続き、冬の定番メニュー「野菜みそバターラーメン」では、広島県産の牡蠣を使用した「牡蠣入り野菜みそバターラーメン」等の季節商品を継続的に投入する一方で、麺・ラーメンタレ等の基礎食材の品質向上にも努めました。また、脇役の強化も図り、新開発ドレッシング等サラダ品質の向上、ギョーザやラーメン等にも合う自社製ラー油「一刻十一味辣油(いっこくじゅういちみらーゆ)」の新開発とテーブル設置等も進めました。

また、販売促進策として、クーポン付の新聞広告に加え、スマートフォン向けアプリを利用したリピーターの囲い込み等も推進しました。

 

以上の結果、当部門の既存店売上高は前年同期比100.6%となり、客数は同99.4%となりました。また、新店を含めた部門合計の売上高は3,554百万円となり、前年同期比0.9%の減収となりました。

 

(カジュアルサービス部門)

当部門は、「ロンフーダイニング」業態、およびその派生業態である「ロンフービストロ」であり、当第3四半期連結累計期間中に「ロンフービストロ」1店舗(KITTE名古屋店)を新規に出店し、「ロンフーダイニング」3店舗(博多1番街店・ゆめタウン呉店・イオンモール岡山店)で改装を実施しました。

これらの結果、当期間末の当部門の店舗数は23店舗(前年同期比増減無し)となり、内訳として、「ロンフーダイニング」20店舗(同1店舗の減少)、および「ロンフービストロ」3店舗(同1店舗の増加)となりました。

 

商品面では、期間限定でのフェア開催や、冬季の「紅ずわい蟹と帆立のチャーハン」等、高付加価値商品の開発投入の他、「担々麺」等の主力商品のブラッシュアップにも取り組み、「麻婆豆腐」の辛さでは当社過去最強の辛さ「デビルスタイル」を開発し導入しました。また、週末ランチタイムに「選べるチャーハンのホリデーランチ」を、ディナータイムには人気メニューの「酢豚」等を「麻婆豆腐」とセットで食べられる定食メニューも展開しました。

販売強化策としては、ビルイン型の店舗でサンプルケースの内容変更やタペストリーの新設等、店頭プレゼンテーションの強化を図った結果、10月頃より各時間帯の客数の回復が見られました。また、フードコート型の店舗では、メニューボードの商品提案方法、および注文時の段階的なセールストーク等の新たな販売手順を導入した結果、導入後は客数・客単価共に大幅に伸び、対象店3店舗の合計で売上高前年同月比120%を超える水準を維持しました。

 

以上の結果、当部門の既存店売上高は、9月までの前年割れ傾向が響き、前年同期比97.2%となり、客数も同97.4%となりました。また、新店も含めた部門合計の売上高は1,353百万円となり、前年同期比0.1%の増収となりました。

 

 

 

(2)財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末における流動資産は1,176百万円となり、前連結会計年度末に比べ173百万円増加しました。主な要因は、現金及び預金が187百万円増加したためです。

固定資産は3,288百万円となり、前連結会計年度末に比べ30百万円減少しました。主な要因は、建物が21百万円、その他有形固定資産が8百万円減少したためです。

流動負債は1,615百万円となり、前連結会計年度末に比べ127百万円増加しました。主な要因は、1年内返済予定の長期借入金が65百万円、買掛金が38百万円増加したためです。

固定負債は1,695百万円となり、前連結会計年度末に比べ11百万円増加しました。主な要因は、長期借入金が10百万円増加したためです。

 

(3)事業上および財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。

 

(5)従業員数

当第3四半期連結累計期間において、従業員数に著しい変動はありません。

 

(6)生産、受注及び販売の実績

当第3四半期連結累計期間において、全社の販売実績の著しい変化はありません。

 

(7)主要な設備

当第3四半期連結累計期間において、主要な設備に著しい変動はありません。