第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」からの重要な変更があった事項は以下の通りであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

また、以下の見出しに付された項目番号は、前事業年度の有価証券報告書における「第一部 企業情報 第2 事業の状況 2 事業等のリスク」の項目番号に対応したものであります。

新型コロナウイルス感染症による当社グループの事業及び業績への影響については、引き続き今後の状況を注視してまいります。

 

(2) ㈱ヤマダデンキとの関係について

① フランチャイズ契約について

当社は、㈱ベスト電器との間でフランチャイズ契約を締結し、主として家電商品の供給を受けておりましたが、㈱ベスト電器は2021年7月1日付で、㈱ヤマダデンキ(以下同社という)と吸収合併し消滅したため、存続会社である同社がフランチャイズ契約を承継しております。
 当社は、同社とのフランチャイズ契約に基づき、同社のフランチャイジーとして同社から仕入を行っております。当第3四半期連結累計期間における仕入額は当社の仕入額の93.9%を占め、主に家電商品を中心として当社の重要な商品供給元となっているため、同社とのフランチャイズ契約が解消、更新されなかった場合、又は当社に不利な内容に更新された場合には、安定的な仕入に支障が生じる等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

こうしたリスクへの対応策として、当社グループは、同社との緊密なコミュニケーションを取りながら良好な関係の維持を図っております。

② ㈱ヤマダデンキの経営方針が当社に及ぼす影響

同社は、家電小売業中心の事業を営んでおり、自社にて店舗展開を行っている他、当社同様、フランチャイズ契約を締結している企業に対して家電の卸売を行っております。同社が経営方針、営業戦略等を変更した場合、又は新たに当社グループとの間に競合関係等が生じた場合には、当社グループは基本的な戦略及び資本構成等を見直す必要性に迫られる等、当社グループの事業展開及び当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

③ ㈱ヤマダデンキとの人的関係

同社から招聘している役員の概要は以下の通りです。

当社における役職

氏  名

㈱ヤマダデンキにおける役職

取締役(非常勤)

 小野 浩司

 九州ヤマダ会長

取締役(非常勤)

 緒方 政信

 九州ヤマダ専務

 

 

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間(2021年2月~2021年10月)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大による度重なる緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発令等から、経済活動の制限や個人消費の低迷が続いておりましたが、ワクチン接種の広がりとともに経済活動再開への期待感が高まる一方、その収束時期は未だ見通せず、依然として先行き不透明な状況が続いております。また、海外においても、欧米はじめワクチン接種に伴う経済活動再開等により景気が持ち直していくことが期待されたものの、本感染症の動向や世界的な半導体供給不足等により景気下振れリスクの高まりもあり、経済環境は厳しい状況が続いております。

当社グループは、お客様のライフスタイル作りのサポートとして「より良い商品」「より良い価格」「より良いサービス」をモットーに、新しい価値観の提案・提供を通して社会の発展に貢献することを経営の基本方針に、既成概念にとらわれることなくチャレンジを続け、インターネット通販事業を中心に事業活動を行っております。

事業のセグメント別の業績は、次のとおりであります。

 

①インターネット通販事業

当第3四半期連結累計期間(2021年2月~2021年10月)における国内の家電小売業界は、前期における特別定額給付金の支給効果が一巡し、パソコン等の情報家電に加えて天候不順によりエアコン等の季節家電、大画面テレビ等の映像家電が伸び悩みました。

このような状況の中、当社が出店する「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「Amazonマーケットプレイス」等の外部サイトの売上高は、巣ごもり需要が落ち着いたものの、ポイント等の効果的な販促施策の展開により、洗濯機や冷蔵庫等が好調に推移いたしました。また、パソコン周辺機器である無線LANルーター、HDDやスマートフォン等について前年同四半期比で伸長しており、今後も売れ筋商品の在庫施策等により更なる売上高確保に努めてまいります。

WEB接客ツールのチャット機能を導入している「ecカレント」オリジナルサイト、「楽天市場」及び「Yahoo!ショッピング」の外部サイトにおける大型家電の配送設置サービスは、きめ細やかな接客を通してそれぞれのユーザーに合った提案を行うよう努めております。その結果、洗濯機、冷蔵庫等を中心に売上高は、引き続き好調に推移しております。

当社は、リネットジャパンリサイクル株式会社と提携し、小型家電リサイクル法に基づく使用済小型家電の宅配便リサイクルサービス「リタクル」を8月より開始しました。本サービスの提供を通じ、今後も小型家電リサイクル法を推進し、資源のリサイクルを通じてSDGs(持続可能な開発目標)が目指す循環型社会の構築に貢献してまいります。

また、「ecカレント」オリジナルサイトにおいて、新たな決済方法としてKDDI株式会社が展開しているスマホ決済サービス「au PAY」を9月に導入しました。今回、「au PAY」を導入することにより、au IDをお持ちのお客様が、簡単にお買物の決済ができるようになり、同サイトへの集客効果に繋げております。

各カテゴリにおける前年同四半期比では家電3.2%減、パソコン7.5%減、周辺機器・デジタルカメラ32.1%増となりました。

売上高は前年同四半期比微増となりましたが、利益面に関しましては、2021年5月以降、外部サイトのポイント等の販促施策強化に伴う広告宣伝費の増加や競合他社との厳しい価格競争に伴う粗利益の低下により減益となりました。

その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は19,728百万円(前年同四半期比3.8%増)、営業利益569百万円(前年同四半期比21.2%減)となりました。

 

インターネット通販事業の売上・受注件数等の推移

 

 

売上高(百万円)

営業損益(百万円)

受注件数(千件)

棚卸資産回転率

(回転/年換算)

当第3四半期連結累計期間

19,728

569

1,050

12.8

前第3四半期連結累計期間

19,014

722

1,066

11.5

 

※セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。

 

 

 

 

 

 

(百万円)

 

家電

パソコン

周辺/デジカメ

その他

合計

当第3四半期連結累計期間

10,875

2,251

5,791

811

19,728

前第3四半期連結累計期間

11,231

2,434

4,382

966

19,014

 

※当該数値は、独立監査人による四半期レビューを受けておりません。

 

②ビューティー&ヘルスケア事業

株式会社エックスワンにおいて展開される、ビューティー&ヘルスケア事業においては、新商品として、2021年6月に、ヒト幹細胞培養液配合「XLUXES(エックスリュークス)」シリーズより、年齢による髪の悩みをケアし豊かな艶髪を実現する、洗い流さないヘアトリートメント「エックスリュークス モイスチャーヘアウォーター」を発売し、発売以降売上高は堅調に推移いたしました。

会員ビジネスにおいては、新型コロナウイルス感染症対策に伴いWEB会議アプリケーションによる動画(ライブ含む)配信を活用したオンラインセミナーや、インスタライブを開催する等SNSの活用を積極的に展開し、会員とのきめ細やかなコミュニケーションを行ったこともあり、売上高は堅調に推移いたしました。

2021年6月には、SNSを駆使して商品やキャンペーン等の情報発信を行い、ブランディングを推進するべく直営店舗である「サロン・ドゥ・インナップ青山」内にスタジオを開設しました。また、2021年10月には、新商品「エックスリュークス モイスチャーヘアウォーター」やサロン内施設の紹介を行うインスタのライブコマースイベントを開催し、おかげさまでたくさんの視聴者の方に本商品を購入頂きました。他方、海外に向けては9月、10月と2回にわたり中国SNSのキー・オピニオン・リーダーをスタジオに迎え、約2万人超の中国の視聴者向けに「XLUXES(エックスリュークス)」シリーズの商品についてウィーチャット及びウェイボーでのライブコマースイベントを開催しました。その結果、視聴頂いた方々に同シリーズ商品を購入頂きました。

売上高に関しましては、会員向けビジネスは概ね計画通り推移いたしましたが、卸販売においては、新型コロナウイルス感染症の影響により免税店では海外からのお客様が実質ゼロとなる状況であり、依然として店舗販売は厳しい環境が継続し、全体として前年同四半期を下回りました。利益面に関しましては、昨年より継続して取り組んでいる構造改革やコスト削減の実施により、徐々に改善が進んでおります。

その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は678百万円(前年同四半期比18.3%減)、営業損失53百万円(前年同四半期は96百万円の営業損失)となりました。

 

ビューティー&ヘルスケア事業の売上推移

(百万円)

 

パーソナルケア

ヘルスケア

その他

合計

当第3四半期連結累計期間

397

225

56

678

前第3四半期連結累計期間

492

276

62

830

 

※セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。

※当該数値は、独立監査人による四半期レビューを受けておりません。

 

 

③その他事業(「各種販売支援事業」、「3PL事業」)

「各種販売支援事業」においては、国内免税店1店舗において訪日観光客向け販売や株式会社エックスワン商品の会員向け販売のシステム・物流支援等を行っております。国内免税店における販売支援店舗が減少したため、売上高は低調に推移いたしました。

「3PL事業」においては、当社が運営する「ecカレント」をはじめインターネット通販サイト運営で培ってきたノウハウを基に、販売から物流までワンストップで管理する質の高いシステムをインターネット通販事業者の皆さまに対して提供してきた実績を活かし、物流倉庫・受注管理・出荷の包括的な物流支援サービスである本事業の更なる強化を図っております。PCや家電以外に自転車等の案件によりビジネスは堅調に推移しております。

また、当社コーポレートサイトに3PL事業紹介サイト(https://www.stream-jp.com/business/3pl/)の開設や、継続的に新聞やインターネット(おもに検索連動型)での同事業の広告展開及び取材対応に伴うメディアへの露出に努めております。

その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は454百万円(前年同四半期比15.5%減)、営業利益51百万円(前年同四半期比14.1%減)となりました。

 

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は20,807百万円(前年同四半期比2.4%増)、営業利益335百万円(前年同四半期比29.5%減)、経常利益321百万円(前年同四半期比29.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は269百万円(前年同四半期比27.5%減)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

       資産、負債及び純資産の状況

(資産の部)

当第3四半期連結会計期間末における資産は、前連結会計年度末に比べ366百万円増加し、6,439百万円となり ました。これは主に、現金及び預金190百万円増加、商品250百万円増加、ソフトウエア45百万円増加、受取手形及び売掛金165百万円減少によるものであります。

(負債の部)

当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ100百万円増加し、3,806百万円となりました。これは主に、買掛金606百万円増加、短期借入金58百万円減少、未払金251百万円減少、未払法人税等137百万円減少によるものであります。

(純資産の部)

当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ265百万円増加し、2,633百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益269百万円の計上によるものであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況の分析

当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ190百万円増加し、1,584百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間において営業活動の結果増加した資金は、453百万円(前年同四半期は876百万円増加)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前四半期純利益314百万円、非資金項目である減価償却費117百万円、売上債権の減少額165百万円、仕入債務の増加額606百万円であり、支出の主な内訳は、たな卸資産の増加額255百万円、未払金の減少額等による「その他」の減少額320百万円、法人税等の支払額182百万円によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は、168百万円(前年同四半期は107百万円使用)となりました。支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出27百万円、無形固定資産の取得による支出143百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は、94百万円(前年同四半期は328百万円増加)となりました。支出の主な内訳は、短期借入金の純減額58百万円、長期借入金の返済による支出33百万円によるものであります。

 

(4) 研究開発活動

  該当事項はありません。

 

 

(5) 生産、受注及び販売の実績

当第3四半期連結累計期間において、ビューティー&ヘルスケア事業及びその他事業の商品仕入実績及び販売実績が著しく変動いたしました。

 

① 商品仕入実績

 

 

 

セグメントの名称

 

仕入高(千円)

 

前年同四半期比(%)

ビューティー&ヘルスケア事業

165,423

△22.1

その他事業

143,256

△45.1

 

(注) 1.セグメント間の取引は、相殺消去しておりません。

2.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

② 販売実績

 

 

 

セグメントの名称

 

売上高(千円)

 

前年同四半期比(%)

ビューティー&ヘルスケア事業

678,954

△18.3

その他事業

454,461

△15.5

 

(注) 1.セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。

2.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、新たに締結した重要な契約は以下のとおりであります。

 

シンジケーション方式によるコミットメントライン

契約形態

シンジケーション方式によるコミットメントライン

組成金額

5億円

契約締結日

2021年9月27日

コミットメント期間

2021年9月30日~2022年9月30日

アレンジャー

株式会社東京スター銀行

エージェント

株式会社東京スター銀行

参加金融機関

株式会社東京スター銀行

株式会社大光銀行