第2 【事業の状況】

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

 

(1) 会社の経営の基本方針

当社グループは、お客様のライフスタイル作りのサポートとして、「より良い商品」「より良い価格」「より良いサービス」をモットーに、新しい価値観の提案・提供を通して社会の発展に貢献することを経営の基本方針としております。

インターネット通販市場は、一般に広く浸透しており、当社グループは独自で開発したローコストオペレーションシステムを駆使し、徹底した効率化と顧客サービスの充実、利便性の高いサービス提供等に注力し業容拡大を図っております。このノウハウは、子会社により展開される化粧品、健康食品の販売及び各種販売支援にも活用し、多角的な新規事業の開拓を進めております。

 

(2) 目標とする経営指標

当社グループの主力である、インターネット通販事業の成長性を計るバロメーターとして受注件数並びに資本効率の観点から棚卸資産回転率を重要な指標と認識しております。

 

(3) 中長期的な会社の経営戦略

当社グループが今後とも継続的に成長していくために、商品の品揃えの充実と在庫適正化を推進するとともに、サービスを含めた利便性を向上させて行くことが重要であると認識しております。

化粧品、健康食品については、最先端バイオ技術を駆使した新商材の開発と、さらなる販売チャネルの拡大を推進しております。

さらに、「ecカレント」をはじめインターネット通販サイト運営で培ってきたノウハウを基に物流倉庫・受注管理・出荷の包括的な物流支援サービス(3PL:Third(3rd)Party Logistics)の強化に努めてまいります。

近年、「SDGs(Sustainable Development Goals)」は、サステナビリティを考える上で世界の共通言語になってきています。当社は、サステナビリティへの取り組みとして「リユース」活動の推進を行うべく、レンタル事業「レントコ」、小型家電宅配便リサイクルサービス「リタクル」、又、2021年12月よりスタートした中古家電販売サービス「ちゅうとこ」の取り組みを通じ、「持続可能」な社会の実現に向け、お客様と共に地道にかつ真摯に取り組んでまいります。

 

(4) 経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当連結会計年度に関しましては、ビューティー&ヘルスケア事業において、2020年から続く新型コロナウイルス感染症の影響により、訪日外国人観光客向け国内免税店をはじめとする店舗販売では依然として厳しい環境が継続し、販売が落ち込んだ状況でした。他方、主力事業であるインターネット通販事業に関しましては、巣ごもり需要が落ち着いたものの、特に年末年始の商戦期には販売が好調に推移し、ポイント等の効果的な販促施策の展開により、洗濯機や冷蔵庫等が好調に推移いたしました。また、パソコン周辺機器である無線LANルーター、HDDやスマートフォン等を中心に販売数が伸びました。

しかしながら、新型コロナウイルス感染症の新たな変異株による感染再拡大やインフレ懸念・金利上昇、地政学的リスクの高まり等、景気や消費に与える影響を含め、事業の先行きは不透明な状況が続くものと予想されます。

当社グループは、前年に引き続き、以下の課題について優先的に対処してまいります。

① コーポレートブランド価値の向上

当社グループの基本方針である、「より良い商品」「より良い価格」「より良いサービス」を提供し続けることが、お客様に支持され続ける最も重要な課題であると認識しております。当社グループはステークホルダーに対する適切な情報開示、持続的なCSR活動等により、当社グループのコーポレートブランド価値の向上を図ってまいります。

 

② ユーザ数の拡大とサービスの強化

当社グループが持続的に成長するためには、当社グループのサービスの知名度を向上させ、新規ユーザを継続的に獲得し、ユーザ数を拡大していくことが必要不可欠であると認識しております。そのためには、当社の会員及びグループ各社の会員を有効活用するために、オムニチャネル化されはじめた環境下では会員の活動状況を横断的に分析し、体系化された会員に適切な付加価値のある会員向けサービスを実施し、又、インスタグラムやLINE等のSNSを駆使し、集客導線の拡大を図りつつ、効果的な広告宣伝活動等により当社グループの知名度を向上させること、又、WEB接客ツール等を用いて、多様なサービスを提供し、より多くのユーザに利用してもらえるような施策を積極的に実施することでサイトの回遊性を高め、会員登録・商品購入等のコンバージョン率の一層の向上を図りアクティブなユーザ数の拡大に努めてまいります。

③ システム基盤の強化

当社グループは、独自システムを用い、効率化やコスト削減及び顧客サービスの充実等による業容拡大を図ってまいりました。

消費者のインターネット通販利用の拡大と、日々変化する顧客対応の充実を図るために、サーバーインフラ強化とネットワークインフラの改善により、パフォーマンスの向上及び耐障害性の向上を図りつつ、ネットワークセキュリティ対策を継続して行います。

④ 新技術への対応

当社グループが属する業界では技術革新が絶え間なく行われており、近年では、スマートフォンやタブレット型端末の普及率が上昇し、関連するマーケットも拡大しております。このような事業環境の下で当社グループが継続的に事業を拡大していくためには、どのような商品を取りそろえてどのような価格を設定するのか等、お客様に適正な情報や価格提示ができるようIoTやAI等様々な新技術を適宜取り入れることが必要であると認識し、継続的に対応してまいります。

⑤ コーポレートガバナンス及び内部管理体制の強化

当社グループが継続的な成長を続けることができる企業体質の確立に向けて、コーポレートガバナンスと内部管理体制のさらなる強化が重要な課題の一つと認識しております。また、広く社会から信頼される経営体制を確立するために、コンプライアンスへの対応も重要な課題であり、行動規範の遵守、当社グループ業務に係る諸法令・規則等の教育等、法令遵守について一層の徹底を図ってまいります。

⑥ 優秀な人材の確保及び育成

当社グループはIT・ネット技術に関する知見等高度な専門スキルを持ち、又、幅広い視野に基づいて各プロジェクトをマネジメントできる有能な人材の確保及び育成を重要な課題と認識しております。引き続き潜在能力の高い人材の獲得に向けて各種採用活動を進めるとともに、今後はより一層社内の育成環境の強化に取り組んでまいります。

 

 

2 【事業等のリスク】

当社グループの事業展開上のリスクとなる可能性がある主要な事項を記載しております。必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する情報開示の観点から積極的にこれを開示しております。

なお、本項中の記載内容については、特に断りがない限り、本有価証券報告書提出日現在の事項であり、将来に関する事項は提出日現在において当社グループが判断したもので、現時点で想定できないリスクが発生する可能性もあります。

 

(1) 競合について

当社グループの主力事業であるインターネット通販事業は多数の事業者及び競合者が存在しております。インターネット通販事業は比較的参入障壁も低く今後とも更なる競争の激化や大手家電量販店及び大手インターネット通信販売事業者の積極展開等といった市場動向の変化や競合他社の進展状況により、相対的に当社グループの競争力が低下した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

こうしたリスクへの対応策として、当社グループは、お客様満足度を上げるべくカスタマーサービスの向上に努め、WEB接客ツールの活用やお客様と直接対話をしながら商品を提案していく等、価格訴求だけではなく、よりリアル店舗に近づける新たなサービスを提供することにより差別化を図っております。

 

(2) ㈱ヤマダデンキとの関係について
① フランチャイズ契約について

当社は、㈱ベスト電器との間でフランチャイズ契約を締結し、主として家電商品の供給を受けておりましたが、㈱ベスト電器は2021年7月1日付で、㈱ヤマダデンキ(以下同社という)と吸収合併し消滅したため、存続会社である同社がフランチャイズ契約を承継しております。
 当社は、同社とのフランチャイズ契約に基づき、同社のフランチャイジーとして同社から仕入を行っております。当連結会計年度における仕入額は、合併前の㈱ベスト電器からの仕入額を含めて当社の仕入額の94.6%を占め、主に家電商品を中心として当社の重要な商品供給元となっているため、同社とのフランチャイズ契約が解消、更新されなかった場合、又は当社に不利な内容に更新された場合には、安定的な仕入に支障が生じる等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

こうしたリスクへの対応策として、当社グループは、同社との緊密なコミュニケーションを取りながら良好な関係の維持を図っております。

② ㈱ヤマダデンキの経営方針が当社に及ぼす影響

同社は、家電小売業中心の事業を営んでおり、自社にて店舗展開を行っている他、当社同様、フランチャイズ契約を締結している企業に対して家電の卸売を行っております。同社が経営方針、営業戦略等を変更した場合、又は新たに当社グループとの間に競合関係等が生じた場合には、当社グループは基本的な戦略及び資本構成等を見直す必要性に迫られる等、当社グループの事業展開及び当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

 

(3) 集客方法について

当社グループのインターネット通販事業における集客方法に関して、主力となるものは価格比較サイトをはじめ検索エンジン経由や他のインターネットサイトを介するものであります。
 しかしながら、当社グループの施策等の遅れにより、想定通りに集客及び新規顧客の獲得が進捗しない場合、あるいは今後これらの価格比較サイト、インターネットモール、その他インターネットサイトにおいて、システムトラブル、又、当社グループに不利となる契約変更等不測の事態が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

こうしたリスクへの対応策として、当社グループは、お客様のニーズに合った施策を実行していくとともに、集客導線の一つである検索エンジンのアルゴリズム変更に対してアンテナを広げサイトへの集客力の維持を図っております。また、検索エンジン対応以外の集客対策として、今迄行っていなかったWEB広告の利用による新規顧客の獲得や新聞、雑誌等を利用した集客拡大も図っております。

 

(4) インターネット通信販売事業への依存について

当社グループはインターネット通販事業に大きく依存しております。成熟された小売市場のなかでEC市場の成長はやや緩やかになっているものの今後も望めるものであり、インターネット通販はさらに広く社会に浸透するものと考えております。

しかしながら、当社グループの期待どおりにインターネット通販市場の拡大が進まず、利用者が増加しなくなった場合は当社グループがインターネット通販市場の拡大にあわせて順調に成長しない可能性もあります。その他、想定しえない外部要因によってインターネット上の通販事業が困難になった場合は、当社グループの事業展開及び業績に影響を与える可能性があります。

こうしたリスクへの対応策として、当社グループは、インターネット通販サイト運営で培ってきたノウハウを基に、生活家電商品のレンタル事業や物流倉庫・受注管理・出荷の包括的な物流支援サービスである3PL(サードパーティロジスティクス)の本格的事業化等、事業の拡大を図っております。

 

(5) システム障害について

当社グループのインターネット通販事業の運営は、通信ネットワークに依存をしており、何らかの原因により通信ネットワークが切断された場合には、当社グループの営業は困難な状況になります。当社グループにとってシステムの安定稼動は重要な要素であり、当社グループではそのため、システム開発・保守等の人材確保及び障害に対して迅速に対応するべく、日次のシステム監視及び障害検出に関して、当社グループにて管理体制を強化し障害発生の未然防止体制を整えております。
 しかしながら、ハードウェア、ソフトウェアの不具合及び人為的ミスによるものの他、アクセス数の突発的な増加、通信回線の障害、コンピュータウィルス、ハッカー等の外部からの侵入、災害等、システムに何らかの障害が発生し、機能不全に陥った場合、又はシステム障害時に当社グループが適切に対応できなかった場合には、当社グループのシステムに対する信頼が低下し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

こうしたリスクへの対応策として、当社グループは、セキュリティ対策の強化を行うとともに、サイト脆弱性については定期的に診断を行い、外部専門家による検証を行っております。また、システムに冗長性を持たせ安定的に稼働できるように、システムインフラへの投資や稼働環境の見直しを継続的に行っております。

 

(6) 物流業務の外部委託について

当社グループは、商品の保管、入出庫、配送等に係る業務の全部又は一部を外部業者へ委託しております。しかしながら、委託先にて何らかの障害・トラブル等が発生した場合、出荷・配送業務に影響を及ぼす可能性があります。また、地震やその他不可抗力等、仮に何らかの理由により委託先からのサービスの提供の中断・停止及び委託先との契約が当社グループにとって不利な内容に変更され、当社グループが代替策を講じることができない場合等には、当社グループの事業展開及び当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(7) 法的規制等について

当社グループが営む主たる事業であるインターネット通販に係る主な法的規制は、現状の通信販売全般に関し、主に「特定商取引に関する法律」「不正競争防止法」「不当景品類及び不当表示防止法」「個人情報保護法」等があり、当社グループはこれらの規制に従い、業務を行っております。これらの法的規制が強化、又は新たな法的規制等が施行された場合には、管理を強化するための新たな対応を余儀なくされる可能性があります。このような場合には、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。

こうしたリスクへの対応策として、当社グループは、法的規制や制度改正等の情報収集に努め、必要に応じて外部専門家の助言を得るなどしてリスクの低減を図っております。

 

(8) 個人情報保護について

当社グループでは、当社グループのインターネット通販事業利用者についての多くの個人情報を保有しております。当社グループではこれらの個人情報の扱いに際し、社内規程「個人情報管理規程」を定め、取得・保有する個人情報の取扱方法並びに個人情報データベースへのアクセス制限について定め、更に、当社グループでは同法遵守のため「情報管理体制」を組織し、「個人情報統括責任者・個人情報管理責任者」を任命し、各部門に対しても情報管理者を任命して対応しております。

しかしながら、当社グループが実施している上記対応策にもかかわらず、個人情報の漏洩を完全に防止できるという保証はありません。今後、個人情報の漏洩や不正使用等の事態が生じた場合、当社グループのイメージの悪化、ブランド力の低下、損害賠償請求や信用低下等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9) 知的財産権について

当社グループは、一部インターネット上の店舗の名称を商標として登録しており、今後もシステム開発を含めて必要に応じて関連する商標や特許を取得する方針です。

一方で、当社グループが第三者の知的財産権を侵害する可能性について、可能な範囲で調査を行っており、疑義が生じた場合には、弁護士、弁理士への確認を事前に行うようにしております。

しかしながら、当社グループが把握できないところで他社が特許権等を保有しているリスクがあり、その内容によっては当社グループが第三者の知的財産権を侵害することによる損害賠償請求を受ける可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(10) 品質問題について

当社グループである㈱エックスワンは、自社ブランドにて化粧品、健康食品等の開発・製造・販売を行っております。品質管理基準に従い、各種製品を製造するなど品質問題に対応しておりますが、製品の予期せぬ不具合や副作用が発現された場合には、製造物責任を負うことにより、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

こうしたリスクへの対応策として、当社グループに起因する製造物責任における損害賠償に備え適切な保険に加入しております。

 

(11) 新型コロナウイルス感染症の対応について

当社グループでは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大抑止と、お客様、お取引先様、従業員及びその家族、全てのステークホルダーの健康と安全確保に対応するため、従業員に対しては、リモートワークや時差出勤の実施、手洗いやうがい、マスク着用を含む咳エチケットの徹底、海外出張の原則禁止、当社グループが主催するイベントに関しては、可能な限りパソコン及びスマートフォンを利用したオンラインで開催することとしております。また、社内施設に関しましては、受付にサーマルモニター及びアルコール消毒液の設置、商談スペースや会議室等の全施設にアルコール消毒液の設置及び透明の仕切り板を設置しております。更に、当社グループオフィスや関連施設に来場されるお客様、お取引先様に関しては、検温、アルコール消毒液による消毒、マスクの着用をしていただくとともに、発熱、気分がすぐれない方、感染の疑いがある方(自覚症状のある方、感染者と接触した方等)の入館規制を行う等様々な対策を実施しておりますが、当社グループオフィスや関連施設において新型コロナウイルス感染症の感染者が発生し、本社の営業機能や倉庫の出荷作業に支障をきたした場合、当社グループの業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。

 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度(2021年2月~2022年1月)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種の広がりとともに経済活動の回復が期待されていたものの、新型コロナウイルスの新たな変異株の出現もあり、先行きは依然として不透明な状況が続いております。また、海外においても、新型コロナウイルスのワクチン接種の普及が進み、欧米を中心に経済活動は回復基調にあるものの、新たな変異株による感染再拡大やインフレ懸念・金利上昇、地政学的リスクの高まり等、先行き不透明な状況が続いております。

当社グループは、お客様のライフスタイル作りのサポートとして「より良い商品」「より良い価格」「より良いサービス」をモットーに、新しい価値観の提案・提供を通して社会の発展に貢献することを経営の基本方針に、既成概念にとらわれることなくチャレンジを続け、インターネット通販事業を中心に事業活動を行っております。

事業のセグメント別の業績は、次のとおりであります。

 

① 経営成績及び財政状態の状況

a.経営成績                                   (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2020年2月1日

  至 2021年1月31日

当連結会計年度

(自 2021年2月1日

   至 2022年1月31日

増減率(%)

売上高

28,067

30,315

8.0

営業利益

661

695

5.2

経常利益

639

678

6.0

親会社株主に帰属する当期純利益

570

518

△9.1

 

当連結会計年度の売上高は30,315百万円(前年同期比8.0%増)、営業利益695百万円(前年同期比5.2%増)、経常利益678百万円(前年同期比6.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は518百万円(前年同期比9.1%減)となりました。

 

セグメント売上高                                  (単位:百万円)

セグメントの名称

前連結会計年度

(自 2020年2月1日

  至 2021年1月31日

当連結会計年度

(自 2021年2月1日

   至 2022年1月31日

増減率(%)

インターネット通販事業

26,206

28,851

10.1

ビューティー&ヘルスケア事業

1,169

975

△16.6

その他事業

783

563

△28.1

28,159

30,390

7.9

調整額

△91

△74

売上高

28,067

30,315

8.0

 

(注) その他事業は、各種販売支援事業及び3PL事業であります。

 

セグメント利益又は損失                               (単位:百万円)

セグメントの名称

前連結会計年度

(自 2020年2月1日

  至 2021年1月31日

当連結会計年度

(自 2021年2月1日

   至 2022年1月31日

増減率(%)

インターネット通販事業

951

967

1.7

ビューティー&ヘルスケア事業

△62

△7

その他事業

81

60

△25.9

971

1,021

5.2

調整額

△309

△325

セグメント利益又は損失(△)

661

695

5.2

 

インターネット通販事業における売上高は28,851百万円(前年同期比10.1%増)、営業利益967百万円(前年同期比1.7%増)となりました。

ビューティー&ヘルスケア事業における売上高は975百万円(前年同期比16.6%減)、営業損失7百万円(前年同期は62百万円の営業損失)となりました。

その他事業における売上高は563百万円(前年同期比28.1%減)、営業利益60百万円(前年同期比25.9%減)となりました。

 

b.財政状態                                 (単位:百万円)

 

前連結会計年度

2021年1月31日

当連結会計年度

2022年1月31日

増減額

資産

6,072

7,641

1,568

負債

3,705

4,755

1,049

純資産

2,367

2,885

518

 

当連結会計年度末における資産は、前連結会計年度末に比べ1,568百万円増加し、7,641百万円となりました。

当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ1,049百万円増加し、4,755百万円となりました。

当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ518百万円増加し、2,885百万円となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況                             (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2020年2月1日

  至 2021年1月31日

当連結会計年度

(自 2021年2月1日

   至 2022年1月31日

増減額

営業活動によるキャッシュ・フロー

614

718

103

投資活動によるキャッシュ・フロー

△143

△201

△58

財務活動によるキャッシュ・フロー

264

△118

△382

現金及び現金同等物の期末残高

1,394

1,792

398

 

当連結会計年度におきましては、営業活動によるキャッシュ・フローは718百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローは201百万円の使用、財務活動によるキャッシュ・フローは118百万円の使用となり、現金及び現金同等物は、前連結会計年度末から398百万円の増加となり、1,792百万円となりました。

 

(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移

 

2018年1月

2019年1月

2020年1月

2021年1月

2022年1月

自己資本比率

33.8

32.1

32.0

37.9

36.9

時価ベースの自己資本比率

62.2

41.3

41.9

94.8

42.1

キャッシュ・フロー対有利子
負債比率

401.3

387.0

382.4

215.4

167.8

インタレスト・カバレッジ・
レシオ

46.0

29.2

13.9

22.1

26.2

 

(注) 1.各指標は下記の算式に基づき算出しております。

自己資本比率:自己資本/総資産

時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産

キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー

インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い

2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。

3.各指標はいずれも連結ベースの財務数値により算出しております。

 

③ 生産、受注及び販売の実績

a.生産実績

当社グループは、インターネット通販事業を主力に、それに関連するレンタル事業、株式会社エックスワンによるビューティー&ヘルスケア事業のほか、各種販売支援事業及び3PL事業からなるその他事業を行っており、提供するサービスには生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。

 

b.商品仕入実績

商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2021年2月1日

至 2022年1月31日)

前期比(%)

インターネット通販事業

23,747

+12.4

ビューティー&ヘルスケア事業

190

△17.2

その他事業

192

△50.6

合  計

24,130

+11.0

 

(注) 1.セグメント間の取引は、相殺消去しておりません。

2.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。

3.その他事業は、各種販売支援事業及び3PL事業であります。

4.インターネット通販事業における商品カテゴリー別仕入は、次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

商品カテゴリー

当連結会計年度

(自 2021年2月1日

至 2022年1月31日)

前期比(%)

家電

13,757

+8.2

パソコン

2,859

+6.7

周辺機器/デジタルカメラ

6,417

+28.4

ソフト

231

△29.8

その他

481

+19.4

合  計

23,747

+12.4

 

(注) その他カテゴリーには、時計・ブランド・生活用品・雑貨等が含まれております。

 

c.受注実績

当社は、受注から販売までの所要日数が短く、常に受注残高は僅少であり、期中の受注高と販売実績とがほぼ対応するため、記載を省略しております。

 

 

d.販売実績

販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2021年2月1日

至 2022年1月31日)

前期比(%)

インターネット通販事業

28,851

+10.1

ビューティー&ヘルスケア事業

975

△16.6

その他事業

563

△28.1

合  計

30,390

+7.9

 

(注) 1.セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。

2.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。

3.その他事業は、各種販売支援事業及び3PL事業であります。

4.インターネット通販事業における商品カテゴリー別売上は、次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

商品カテゴリー

当連結会計年度

(自 2021年2月1日

至 2022年1月31日)

前期比(%)

家電

16,580

+7.1

パソコン

3,281

+6.3

周辺機器/デジタルカメラ

7,858

+23.6

ソフト

297

△29.1

その他

833

△3.4

合  計

28,851

+10.1

 

(注) その他カテゴリーには、時計・ブランド・生活用品・雑貨等が含まれております。

 

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

a.経営成績等

事業のセグメント別の分析・検討内容は、次のとおりであります。

(インターネット通販事業)

当連結会計年度(2021年2月~2022年1月)における国内の家電小売業界は、新型コロナウイルス感染症に係る特別定額給付金の支給効果が一巡し、パソコン等の情報家電に加えて大画面テレビ等の映像家電や天候不順によりエアコンが伸び悩みました。

このような状況の中、当社が出店する「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「Amazonマーケットプレイス」等の外部サイトの売上高は、巣ごもり需要が落ち着いたものの、ポイント等の効果的な販促施策の展開により、洗濯機や冷蔵庫等が好調に推移いたしました。また、パソコン周辺機器である無線LANルーター、HDDやスマートフォン等について前年同期比で伸長しており、今後も売れ筋商品の在庫施策等により更なる売上高確保に努めてまいります。

WEB接客ツールのチャット機能を導入している「ecカレント」オリジナルサイト、「楽天市場」及び「Yahoo!ショッピング」の外部サイトにおける大型家電の配送設置サービスは、きめ細やかな接客を通してそれぞれのユーザーに合った提案を行うよう努めております。その結果、洗濯機、冷蔵庫等を中心に売上高は、引き続き好調に推移しております。

2021年12月より、当社は中古家電販売の強化を図るべく、当社運営のインターネット通販サイト「ecカレント」オリジナルサイト内に、レンタル家電サイト「レントコ」で利用されたパソコン、レコーダー、空気清浄機、季節家電等動作良好の中古品や、本体未使用で箱の傷みだけのわけあり品といった掘り出しものを揃えた中古家電販売サービス「ちゅうとこ」のサイトを開設しました。

各カテゴリにおける前年同期比では家電7.1%増、パソコン6.3%増、周辺機器・デジタルカメラ23.6%増となりました。

売上高に関しましては、特に年末年始の商戦期に好調に推移し、利益面に関しましては、2021年5月以降、外部サイトのポイント等の販促施策強化に伴う広告宣伝費の増加や競合他社との厳しい価格競争に伴う粗利益の低下があったものの、各サイト及び商品ごとのきめ細かい価格の見直しによる粗利率の改善や固定費の削減により前年同期比で増収増益となりました。

その結果、インターネット通販事業における売上高は28,851百万円(前年同期比10.1%増)、営業利益967百万円(前年同期比1.7%増)となりました。

 

(ビューティー&ヘルスケア事業)

株式会社エックスワンにおいて展開される、ビューティー&ヘルスケア事業においては、2021年12月に新商品として、虫歯の発生及び進行を防ぎ歯周病を予防し、口臭も防ぐペースト状薬用歯みがき「トゥーサップ 薬用歯みがきF MD」を発売し、発売以降売上高は堅調に推移いたしました。

会員ビジネスにおいては、新型コロナウイルス感染症対策に伴いWEB会議アプリケーションによる動画(ライブ含む)配信を活用したオンラインセミナーや、インスタライブを開催する等SNSの活用を積極的に展開し、会員とのきめ細やかなコミュニケーションを行ったこともあり、売上高は堅調に推移いたしました。

SNSを駆使して商品やキャンペーン等の情報発信を行う目的で、2021年6月「サロン・ドゥ・インナップ青山」内に開設したスタジオでは、開設以降毎月ヒト幹細胞培養液配合「XLUXES(エックスリュークス)」シリーズをはじめとするエックスワンの商品紹介を行うインスタ等のライブコマースイベントを開催し、おかげさまで視聴者の方に商品を購入いただきました。他方、海外に向けては2021年12月に中国SNSのキー・オピニオン・リーダーをスタジオに迎え、中国の視聴者向けに「XLUXES(エックスリュークス)」シリーズの商品についてウィーチャットのライブコマースイベントを開催いたしました。その結果、視聴いただいた方々に同シリーズ商品を購入いただきました。

売上高に関しましては、会員向けビジネスは概ね計画通り推移いたしましたが、卸販売においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、免税店はじめ店舗販売は依然として厳しい環境が継続し、全体として前年同期を下回りました。

利益面に関しましては、昨年より継続して取り組んでいる構造改革やコスト削減の実施により、徐々に改善が進んでおります。

その結果、ビューティー&ヘルスケア事業における売上高は975百万円(前年同期比16.6%減)、営業損失7百万円(前年同期は62百万円の営業損失)となりました。

 

(その他事業「各種販売支援事業」、「3PL事業」)

「各種販売支援事業」においては、国内免税店2店舗において訪日観光客向け販売や株式会社エックスワン商品の会員向け販売のシステム・物流支援等を行っております。国内免税店における販売支援店舗が減少したため、売上高は低調に推移いたしました。

「3PL事業」においては、当社が運営する「ecカレント」をはじめインターネット通販サイト運営で培ってきたノウハウを基に、販売から物流までワンストップで管理する質の高いシステムをインターネット通販事業者の皆さまに対して提供してきた実績を活かし、物流倉庫・受注管理・出荷の包括的な物流支援サービスである本事業の更なる強化を図っております。パソコンや家電以外に自転車等の案件によりビジネスは堅調に推移しております。

また、継続的に新聞やインターネット(主に検索連動型)での同事業の広告展開及び取材対応に伴うメディアへの露出に努めております。

その結果、その他事業における売上高は563百万円(前年同期比28.1%減)、営業利益60百万円(前年同期比25.9%減)となりました。

 

以上の結果、当連結会計年度の売上高は30,315百万円(前年同期比8.0%増)、営業利益695百万円(前年同期比5.2%増)、経常利益678百万円(前年同期比6.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は518百万円(前年同期比9.1%減)となりました。

 

b.財政状態

(資産の部)

当連結会計年度末における資産は、前連結会計年度末に比べ1,568百万円増加し、7,641百万円となりました。これは主に、現金及び預金398百万円増加、受取手形及び売掛金589百万円増加、商品502百万円増加によるものであります。

(負債の部)

当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ1,049百万円増加し、4,755百万円となりました。これは主に、買掛金1,173百万円増加、未払法人税等82百万円減少によるものであります。

(純資産の部)

当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ518百万円増加し、2,885百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益518百万円の計上によるものであります。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

a.キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度においては、営業活動によるキャッシュ・フローは718百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローは201百万円の使用、財務活動によるキャッシュ・フローは118百万円の使用となり、現金及び現金同等物は、前連結会計年度末から398百万円の増加となり、1,792百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において営業活動の結果増加した資金は、718百万円(前年同期は614百万円増加)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益633百万円、仕入債務の増加額1,173百万円であり、支出の主な内訳は、売上債権の増加額589百万円、たな卸資産の増加額505百万円によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は、201百万円(前年同期は143百万円使用)となりました。支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出28百万円、無形固定資産の取得による支出176百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は、118百万円(前年同期は264百万円増加)となりました。支出の主な内訳は、短期借入金の純減額58百万円、長期借入金の返済による支出55百万円によるものであります。

 

b.資本の財源及び資金の流動性

1)資金需要

当社グループの資金需要の主なものは、運転資金と設備投資資金であります。

運転資金は、商品仕入費用と人件費、広告宣伝費、販売手数料、荷造発送費等の販売費及び一般管理費等によるものであります。また、設備投資資金は基幹システムのソフトウエア等によるものであります。

2)財政政策

当社グループの運転資金と設備投資資金につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローで充当するとともに、5億円のコミットメントライン契約を結ぶ等、金融機関からの借入により資金調達を実施し充当しております。

 

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積に用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債や収益・費用の報告金額および開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5「経理の状況」の1「連結財務諸表等」の(1)「連結財務諸表」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。

連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積もり及び当該見積に用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりです。

なお、新型コロナウイルス感染症の影響に関する情報は、第5「経理の状況」の1「連結財務諸表等」の(1)「連結財務諸表」の「追加情報」に記載しております。

 

   ・繰延税金資産の回収可能性

当社グループは、繰延税金資産について将来の課税所得が十分確保でき、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について、繰延税金資産を計上しております。

繰延税金資産の回収可能性は、将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りと異なり将来の課税所得が減少した場合には、繰延税金資産の金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

④ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標

当社は、目標とする経営指標として、当社グループの主力であるインターネット通販事業の成長性を計るバロメータとして受注件数並びに資本効率の観点から棚卸資産回転率を重要な指標として認識しております。各指標に対する当連結会計年度の実績は次のとおりであります。

 

インターネット通販事業の受注件数・棚卸資産回転率推移

 

受注件数(千件)

棚卸資産回転率(回転/年)

2022年1月

1,470

13.1

2021年1月

1,465

12.7

 

当連結会計年度は受注件数及び棚卸資産回転率が前年度実績を上回りました。今後も持続的な成長をめざして、目標指標の達成に取り組んでまいります。

 

 

4 【経営上の重要な契約等】

 

(1)資本業務提携契約

契約会社名

株式会社ストリーム

相手方の名称

株式会社ヤマダデンキ(注)

契約の名称

基本合意書

契約内容

1 業務提携

① フランチャイズ契約の締結

2 資本提携

① ㈱ストリームの普通株式12,540株を取得

② 取得した株式につき第三者へ譲渡する場合には事前協議を必要とする

契約日

2005年8月10日

 

(注)株式会社ベスト電器と資本業務提携契約を締結しておりましたが、2021年7月1日付で株式会社ヤマダデンキが同社を吸収合併したことに伴い、当該契約が株式会社ヤマダデンキに承継されました。

 

(2)フランチャイズ契約

契約会社名

株式会社ストリーム

相手方の名称

株式会社ヤマダデンキ(注)

契約の名称

フランチャイズ契約

契約内容

1 商品仕入及びフランチャイズフィーの支払い
2 保証金の預託

契約期間

2020年9月1日から2023年8月31日まで
以後3ヶ年ごとの自動更新

 

(注)株式会社ベスト電器とフランチャイズ契約を締結しておりましたが、2021年7月1日付で株式会社ヤマダデンキが同社を吸収合併したことに伴い、当該契約が株式会社ヤマダデンキに承継されました。

 

(3)シンジケーション方式によるコミットメントライン

契約形態

シンジケーション方式によるコミットメントライン

組成金額

5億円

契約締結日

2021年9月27日

コミットメント期間

2021年9月30日~2022年9月30日

アレンジャー

株式会社東京スター銀行

エージェント

株式会社東京スター銀行

参加金融機関

株式会社東京スター銀行

株式会社大光銀行

 

 

5 【研究開発活動】

該当事項はありません。