(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間(平成30年3月1日~同年11月30日)におけるわが国経済は、政府・日銀による継続的な経済対策や金融政策の効果から雇用情勢の改善をはじめとした緩やかな景気回復基調で推移しましたが、世界的な貿易摩擦の影響などもあり、経済動向に変調の兆しが見受けられました。
また、インバウンドの恩恵は徐々に減少し、国内における雇用環境の改善は賃金の上昇を伴わず、天候不順や自然災害も重なることで、食料品の高騰や生活必需品などの物価上昇の懸念もあることから、個人消費は引き続きさえない動きとなっており、依然として先行き不透明な状態が継続しました。
外食業界におきましても、原材料価格の上昇や物流コストの上昇、また人手不足を背景とした人件費の上昇なども一段と高まるなど、経営環境は厳しさを増しております。さらに、消費者に根付いた低価格志向に変化は見られず、業界の垣根を超えた企業間競争も激化するなど、お客様の選別は一層厳しくなり、消費の動向は予断を許さない状況が継続しております。
このような状況のもとで、当社グループは、「外食業界におけるエクセレント・リーディングカンパニー」の地位確立を目指し、立地を厳選してグループ全体で67店舗(直営店42店舗、加盟店20店舗、海外5店舗)を新規出店しました。
既存事業においては、新メニュー開発やブランド価値向上を目指した店舗改装などを積極的に展開したほか、昨年来進めている新規業態の新たな出店やブラッシュアップ、また顧客の嗜好にあわせてグループ全体で6店舗の業態変更をしました。
さらに、物流や購買の見直しを図り、業務の効率化を推進するとともに、徹底した管理コストの削減など、事業基盤の強化に努めました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高977億85百万円(前年同期比1.4%減)、営業利益は80億67百万円(前年同期比5.7%減)、経常利益81億87百万円(前年同期比5.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益52億27百万円(前年同期比6.6%減)となりました。
各セグメントの概況は次のとおりであります。
(日本レストランシステムグループ)
日本レストランシステムグループでは、「星乃珈琲店」をはじめ「洋麺屋五右衛門」「サロン卵と私」「焼肉腰塚」「エフアンドエフ」などの多くの業態を引き続き新規出店及び業態変更を行い、お客様のご要望にお応えできるよう、店舗網の拡大拡充に努めました。
その中で「星乃珈琲店」におきましては、店舗数が平成30年11月末時点で国内において227店舗、うち加盟店は21店舗となりました。またコーヒーの味にこだわったメニュー替えを実施し従来のメインであった「星乃ブレンド」に加え新たに「彦星ブレンド」「織姫ブレンド」の2種を加えるとともにドリンクセットを充実させ、順調に推移しております。
商品戦略につきましては、引き続き、マーケティング力の強化に努め、既存ブランド、新規ブランドともに商品力を高めることでお客様にご満足頂ける商品を提供すると同時に、多ブランド展開における効率化を考慮した商品開発を実施し、原価管理を徹底しております。
以上の結果、売上高は増加したものの人員確保やアルバイトの時給増などによる人件費が増加したことにより、日本レストランシステムグループにおける売上高は336億51百万円(前年同期比5.9%増)、セグメント利益は32億86百万円(前年同期比11.6%減)となりました。
(ドトールコーヒーグループ)
ドトールコーヒーグループの小売事業及びフランチャイズ事業においては、ドトールコーヒーショップを中心に、昨年来のテーマ「MADE IN JAPAN~厳選された国産素材の提供~」に季節性を加えることで、魅力ある商品作りに注力いたしました。
ドトールコーヒーショップでは、春に桜のパリパリチョコミルクレープを発売したほか、国産牛を使用した「ミラノサンド国産牛グリルビーフ」や沖縄県西表島産黒糖を100%使用した「黒糖ラテ」など、季節に合わせた商品展開を実施しております。また、夏の「バリューくじキャンペーン」では、ドトールコーヒーショップおよびエクセルシオール カフェで同時開催することにより相乗効果を発揮し、お客様に大変ご好評頂きました。
さらに、大宮駅東口にドトール珈琲農園の4号店を新規出店、さらに関西エリアでの新たな展開として、日本人による日本人のための珈琲「神乃珈琲」を京都・四条高倉に出店するなど、新業態の拡大を図っております。
卸売事業においては、ドリップコーヒーやコーヒー原料などの販路および取引先の拡大、またコンビニエンス・ストアを中心にチルド飲料など定番商品と新商品の継続的な投入に注力しましたが、西日本豪雨や地震などの自然災害により配送が滞るなどの影響を受け、チルド飲料を中心に売上が大きく減少いたしました。
以上の結果、ドトールコーヒーグループにおける売上高は596億円(前年同期比4.4%減)、セグメント利益は40億15百万円(前年同期比3.3%減)となりました。
(その他)
報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、主に国内及び海外における外食事業に係る小売及び卸売りに関する事業で、主に洋菓子製造卸のD&Nコンフェクショナリーとベーカリーのサンメリーとなります。なお、売上減少は昨年解散したD&Nカフェレストランの売上が中心となっております。
以上の結果、売上高は45億33百万円(前年同期比10.4%減)、セグメント利益は6億86百万円(前年同期比13.4%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、新規出店及び店舗改装における固定資産の増加等により1,246億80百万円と前連結会計年度末と比べ26億76百万円の増加となりました。負債は、未払法人税等の減少により239億30百万円と前連結会計年度末と比べ11億14百万円の減少となりました。純資産は、剰余金の増加等により1,007億49百万円となり前連結会計年度末と比べ37億90百万円の増加となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
特記事項はありません。