第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間及び四半期報告書提出日(2020年5月15日)現在において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について、以下の追加すべき事項が生じております。

 

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大が終息せず、緊急事態宣言の延長による外出自粛要請継続等により、来店客の減少や店舗の営業時間短縮、営業休止という事態がさらに生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(継続企業の前提に関する重要事象等について)

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、物語(上海)企業管理有限公司の運営店舗(12店)の一時休業(2020年1月27日から2月末日)に加え、国内直営店舗全店(302店)を一時休業(2020年4月7日から5月10日)しておりました。このため、当該期間における売上高の著しい減少が生じており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が生じております。

 しかしながら、当第3四半期連結会計期間末において現金及び預金を6,937,341千円保有しているほか、同感染症感染拡大の長期化に対する備えとして2020年4月に5,000,000千円の借入を行っており、十分な手元資金を確保していることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断し、四半期連結財務諸表等への注記は記載しておりません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、米中貿易摩擦の長期化による中国の景気減速懸念等、海外における不安定な政治動向の影響に加え、新型コロナウイルス感染症の影響により、景気の先行きはより一層不透明な状況が続いております。

 外食業界におきましては、原材料価格の高止まりや慢性的な人手不足を背景とした人件費の上昇に加え、消費税率の引き上げよる消費マインドの停滞、台風などの自然災害及び新型コロナウイルス感染症拡大による売上高への影響など依然として厳しい経営環境が続いております。

 このような環境の中、当社グループは、郊外ロードサイドの好立地への積極的な出店を進め、国内において直営店26店舗、フランチャイズ店店舗、海外において店舗の出店を実施しました。また、既存店舗の内外装の変更、新メニュー開発、顧客の獲得と固定化に取り組むなど店舗の収益改善に向けた施策を進めるとともに、「きゃべとんラーメン」「熟成焼肉 肉源」「牛たん大好き 焼肉はっぴぃ」を始めとする新業態開発・育成も進めて参りました。さらに、人材の採用や教育面の強化、海外事業の強化等、中長期的な成長の実現に向けた基盤づくりにも、引き続き取り組んで参りました。

 上述の取組みにより、国内既存店(注)の売上高は、直営店においては前期比4.3%増、フランチャイズ店においては3.0%増と堅調に推移しました。

 また、当第3四半期連結会計期間末における当社グループ店舗数は535店舗(直営店301店舗、フランチャイズ店222店舗、海外12店舗)となりました(後掲表1)。

 以上により、売上高は49,302,383千円(前年同期比11.9%増営業利益3,685,298千円(前年同期比17.6%増経常利益3,703,152千円(前年同期比1.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,865,209千円(前年同期比19.5%減)となりました。

 (注)国内既存店とは、開店から18ヶ月以上経過している国内の店舗を対象としております。

 

 当第3四半期連結累計期間におけるセグメント別の概況については、当社グループの事業は単一セグメントでありますので、その概況を部門別に示すと次のとおりであります。

 

①焼肉部門

 当第3四半期連結累計期間中において、「焼肉きんぐ」は12店舗の出店(直営店、フランチャイズ店)、「熟成焼肉 肉源」は舗の出店(直営店)を実施しました。これにより、焼肉部門の当第3四半期連結会計期間末の店舗数は248店舗(直営店150、フランチャイズ店98)となりました。

 以上の結果により、直営店の売上高は25,548,714千円(前年同期比13.6%増)となりました。

②ラーメン部門

 当第3四半期連結累計期間中において、「丸源ラーメン」は店舗の出店(直営店)、「きゃべとんラーメン」は舗の出店(直営店)を実施しました。これにより、ラーメン部門の当第3四半期連結会計期間末の店舗数は159店舗(直営店69、フランチャイズ店90)となりました。

 以上の結果により、直営店の売上高は7,134,068千円(前年同期比30.0%増)となりました。

③お好み焼部門

 当第3四半期連結会計期間末におけるお好み焼部門の店舗数は35店舗(直営店16店、フランチャイズ店19店)であります。

 以上の結果により、直営店の売上高は1,535,358千円(前年同期比19.4%減)となりました。

④ゆず庵部門

 当第3四半期連結累計期間中において、「寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵」は店舗の出店(直営店店、フランチャイズ店を実施しました。これにより、ゆず庵部門の当第3半期連結会計期間末の店舗数は77店舗(直営店62店、フランチャイズ店15店)となりました。

 以上の結果により、直営店の売上高は9,139,175千円(前年同期比14.3%増)となりました。

⑤専門店部門

 当第3四半期連結会計期間末における専門店部門の店舗数は店舗(直営店店)であります。

 以上の結果により、直営店の売上高は779,638千円(前年同期比0.0%増)となりました。

⑥フランチャイズ部門

 主にフランチャイズ加盟店舗からの売上ロイヤルティ・加盟金・業務受託料等であります。当第3四半期連結累計期間中にフランチャイズ店店舗の出店を実施しました。当第3四半期連結会計期間末のフランチャイズ店舗数は222店舗となりました。

 以上の結果により、売上高は3,520,247千円(前年同期比17.3%増)となりました。

⑦その他部門

 主に連結子会社である物語(上海)企業管理有限公司による取組みであります。当第3四半期連結累計期間中に店舗の出店を実施しました。これにより、その他部門の当第3四半期連結会計期間末の店舗数は12店舗となりました

 売上高は1,645,182千円(前年同期比31.9%減)となりました。

 

表1 「部門別店舗数の状況」

(単位:店)

 

直営(国内)

FC(国内)

海外

2020年3月末

店舗数

焼肉部門

150

98

248

ラーメン部門

69

90

159

お好み焼部門

16

19

35

ゆず庵部門

62

15

77

専門店部門

4

4

その他部門

12

12

合計

301

222

12

535

 

当第3四半期連結会計期間末の財政状態につきましては、以下のとおりであります。

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は35,595,005千円となり、前連結会計年度末と比較して2,859,283千円の増加となりました。これは主に現金及び預金が677,232千円増加したこと、売掛金が664,188千円増加したこと、設備投資により有形固定資産が1,006,500千円増加したこと、新規出店用地の契約により差入保証金が262,341千円増加したこと等によるものであります。

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末の負債は16,698,595千円となり、前連結会計年度末と比較して1,644,617千円の増加となりました。これは主に買掛金が629,597千円増加したこと、長期借入金が447,500千円増加したこと等によるものであります。

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末の純資産は18,896,410千円となり、前連結会計年度末と比較して1,214,666千円の増加となりました。これは主に利益剰余金が1,263,158千円増加したこと等によるものであります。

 この結果、自己資本比率は52.8%(前連結会計年度末は53.7%)となりました。

 

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3) 研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(4) 重要事象等について

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、物語(上海)企業管理有限公司の運営店舗及び国内直営店舗全店を一時休業した期間において売上高が著しく減少しており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が生じております。

 このような状況を解消するために下記の取り組みを行っております。

 ・金融機関からの借入実施による財務基盤の安定化

 ・既存店舗の売上対策強化

 ・従業員の適正配置などのコスト削減施策の推進

 ・役員報酬を含む本社費用の削減

 金融機関からの借入実施により十分に手元資金を厚くしていることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。