第2 【事業の状況】

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

当行グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。

 

 (1) 会社の経営の基本方針

 

経営理念

地域とともに成長発展し すべてのお客さまにご満足をいただき 行員に安定と機会を与える

 

 

当行は上記経営理念のもと、「地域の皆さま」、「お客さま」、「株主の皆さま」、「従業員」などのステークホルダーを重視した経営を行うとともに、「安全・安心」の銀行として、より一層の信頼を確保することを基本方針としております。

 

 (2) 中長期的な経営戦略

 

 

人口減少、少子高齢化に伴う地域経済の縮小や中小企業における後継者難に加え、ポストコロナへの対応、原材料価格の高騰、為替相場の急激な変動など、県内経済は依然として厳しい状況にあります。こうしたなか、持続可能なビジネスモデルを確立するためには、長期的な取り組みとして、「地方創生等による持続可能な地域社会の構築」及び「お客さま本位のビジネスと付加価値創造」の実現が必要不可欠です。
 当行は2021年4月に、10年後に目指す姿として、「お客さまの価値を共に創造し、地域ポテンシャルを最大化する金融・産業参画型ハイブリッドカンパニー」を長期ビジョンに掲げ、それに向けたフェーズ1として、第20次長期経営計画「Transform」(2021年4月~2024年3月)をスタートさせました。2023年度は、その最終年度であり、計画で掲げた課題に対して結果を出す重要な1年となります。地域の課題解決のため、金融領域にとどまらず、産業領域への参画を深めることで、総合的なソリューションを提供できるビジネスモデルの構築を目指します。

 

 《第20次長期経営計画「Transform」4つの重点戦略》

1.コロナ禍・ポストコロナでのお客さまに寄り添った支援

2.コンサルティングビジネス強化と事業領域拡大に向けた取り組み

3.質の高いサービスを提供するための構造改革とコストマネジメント

  (店舗ネットワーク改革・デジタル戦略・事務改革)

4.有価証券運用、リスク管理の高度化とリスクアペタイト・フレームワークの活用

 

また、当行は2021年12月に、当行グループにおけるサステナビリティを巡る課題への取り組みを一層強化するため、「サステナビリティ方針」を策定しております。引き続き、地域の課題解決に真摯に取り組み、持続可能な地域社会の実現に貢献していくとともに、当行の中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。

 


 

 

重点戦略1

 

コロナ禍・ポストコロナでのお客さまに寄り添った支援

■ 足許のコロナ禍において、引き続き、お客さまの資金繰り支援に注力するとともに、山形の発展に責任を持つ企業として、経営改善や事業継続支援等、課題解決に向けたソリューションを提供してまいります。

 

重点戦略2

 

コンサルティングビジネス強化と事業領域拡大に向けた取り組み

■ 現状の「総合金融ビジネス」は引き続きコアビジネスとして追求していくとともに、コンサルティング能力を強化していくことで、産業創造・参画型のビジネスモデルを目指します。

■ 当行がこれまで実践してきた「山形成長戦略」「ものづくり支援」「事業承継・M&A」「プライベートバンキング」「企業再生支援」などの取り組みを、全行を挙げた戦略として統合し、地域産業規模にまで強化してまいります。

 

重点戦略3

 

質の高いサービスを提供するための構造改革とコストマネジメント(店舗ネットワーク改革・デジタル戦略・事務改革)

■ 店舗ネットワークの最適化を図るとともに、広域型営業体制として、ブロック統括店に営業人員を集約することで、お客さまに提供するコンサルティング機能の高度化に取り組んでまいります。

■ デジタル技術を活用し、非対面チャネル等によるお客さまの利便性を向上するとともに、事務の効率化及びワークスタイルの変化を実現してまいります。

■ 事務改革では、お客さまの手続きの簡素化や営業店の受付事務の軽量化、不採算事務の削減、本部集中業務の拡大に取り組んでまいります。

■ 経費削減策として、削減ポテンシャルの高い重要テーマを中心に、トップダウンアプローチによりコストマネジメントに取り組んでまいります。

 

重点戦略4

 

有価証券運用、リスク管理の高度化とリスクアペタイト・フレームワークの活用 

■ 有価証券の運用とリスク管理の高度化によって、収益力を強化してまいります。多様なリスクテイクによるベースライン収益の底上げなど、金融市場の見通しを踏まえたポートフォリオ運用の構築により、中期的な評価益の増加を目指します。

■ リスク管理では、多様なリスクテイクによる市場部門の収益増強に向けて、リスクマネジメントに充分な組織体制を構築するために、運用規模拡大に相応しい体制を整備してまいります。また、リスクアペタイト・フレームワークを通じた経営陣ならびに所管部とのリスクコミュニケーションを拡充し、フォワードルッキングな視点で「取るリスク・取らないリスク」を明確化したマネジメントにより、長期的収益の安定確保と財務の健全性を目指します。

 

また、重点戦略を支える取り組みとして、主要施策を大きく以下の3つに分け、11個の各テーマについて施策を展開してまいります。

 

 

《主要施策》

Ⅰ.提供価値:高品質・高付加価値サービス
 
 

① 付加価値の高い融資の推進
② コンサルティングビジネスの強化
③ 地域産業発展のための事業領域拡大

Ⅱ.仕組み:事業構造と体質の強化

④ 戦略的店舗ネットワーク改革と収益基盤強化
⑤ コストマネジメント・経営リソースの捻出
⑥ デジタル化の推進
⑦ 有価証券運用・リスクマネジメントの強化

Ⅲ.根幹:成長と変革の土台構築

⑧ プロフェッショナル人財の育成と活用
⑨ 経営管理態勢の強化
⑩ SDGs/ESGへの取り組み
⑪ 組織・企業風土・ガバナンス体制の向上

 

 

 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 

第20次長期経営計画「Transform」のもと、以下の指標を目標とし、各種施策に取り組んでおります。

目標とする指標

算出方法

当該指標を利用する理由

コア業務純益

実質業務純益-債券関係損益-金融派生商品損益(債券関係)

事業の収益性を追求するため

当期純利益(当行単体)

財務諸表上の数値

コアOHR(当行単体)

経費÷コア業務粗利益

総貸出金残高

財務諸表上の数値

業容の質的向上を追求するため

総資金利鞘

資金運用利回-資金調達原価

事業の収益性を追求するため

自己資本比率(国内基準、当行単体)

自己資本の額÷リスク・アセット等の額

経営の安全性を追求するため

 

 

設定した目標値等

目標とする指標

目標数値(2023年度)

実績(2022年度)

コア業務純益

60億円

104億73百万円

当期純利益(当行単体)

25億円

32億88百万円

コアOHR(当行単体)

80%未満

65.20%

総貸出金残高

1兆7,000億円

1兆8,011億円

総資金利鞘

プラスを維持

0.29%

自己資本比率(国内基準、当行単体)

9%以上維持

10.25%

 

 

 (4) 経営環境

国内経済は、海外経済減速の影響を受けつつも、新型コロナウイルス感染拡大の影響が徐々に緩和するなかで、総じてみれば緩やかな持ち直しの動きをたどりました。個人消費は、外的要因などから約40年ぶりとなる大幅な物価上昇の動きがみられたものの、行動規制の緩和を背景に、穏やかに増加しました。企業収益は、急激な円安や資源価格の高騰による下押しを受けながらも底堅く推移しました。

また、当行の主要営業基盤である山形県内経済は、一部に弱い動きがみられましたが、総じてみれば持ち直しの動きをたどりました。企業の生産活動は、海外経済減速の影響などから弱含みに転じましたが、個人消費は、行動規制の緩和が続く中で、徐々に持ち直しの動きを強めました。

 

 (5) 対処すべき課題

当行の営業基盤である山形県においては、人口減少、少子高齢化に伴う地域経済の縮小や中小企業における後継者難など多くの課題を抱えております。また、原材料価格の高騰や為替相場の急激な変動などにより先行きに対する不透明感が高まっており、県内経済は依然として厳しい状況にあります。

こうした状況を踏まえると、地方創生や地域経済の活性化に果たすべき当行の役割は一層重要性が高まっているものと認識しております。

他方、SDGsや脱炭素をはじめとしたサステナビリティへの取り組みやDX推進など、地域や企業の皆さまの課題はこれまで以上に多様化、複雑化しております。課題解決に向け、高いコンサルティング機能と専門性を発揮できるプロフェッショナル人財の育成強化を図るとともに、マネー・ローンダリングやテロ資金供与の防止、サイバーセキュリティ強化への対応など、経営管理態勢強化にも引き続き取り組んでまいります。

 

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

当行グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当行グループが判断したものであります。

 

当行は「地域とともに成長発展する」という経営理念のもと、事業活動を通じて持続可能な地域社会の実現に取り組んでおります。

2021年12月には、持続可能な地域社会の実現と当行グループの中長期的な企業価値向上を目的として、「サステナビリティ方針」および「環境・社会に配慮した投融資方針」を制定し、サステナビリティを巡る課題への取り組みを強化しております。

  当行グループは、地域の成長発展に責任を持つ企業として地域の課題解決に真摯に取り組むことで、持続可能な地域社会の実現に貢献してまいります。

 

(1) サステナビリティ全般に関するガバナンス及びリスク管理

 ①ガバナンス

・経営における推進体制として、常務会としてサステナビリティ会議(議長:頭取)を設置し、サステナビリティに係る取り組みなどを定期的(3カ月ごと)に報告・協議する体制を構築しております。

・取締役会の監督体制として、サステナビリティに係る取り組み状況等は、年2回以上定期的に取締役会に報告し、取締役(社外取締役を含む)が監督する体制を構築しております。

・実務レベルの推進体制として、経営企画部内にサステナビリティ推進室を設置し、サステナビリティに関する施策を立案・統括する体制を構築しております。

 

 ②リスク管理

・当行では、各種リスクを可能な限り統合的に把握・管理するとともに、状況に応じてリスクの分散・回避・圧縮等の方策を実施しながら、収益とリスクのバランスを図ることが経営の健全性と安定収益の確保につながると認識し、リスク管理態勢の整備・充実に取り組んでおります。

・リスク管理態勢については、「統合的リスク管理規程」を制定しており、定期的に開催する「リスク管理会議」等において各種リスクの発生状況や管理状況、改善状況等について経営陣に報告しております。

・統合的なリスク管理体制の内容については、「3 事業等のリスク」をご参照ください。

・なお、気候関連リスクについては信用リスク等に影響することを踏まえ、重要なリスクの一つと位置付けておりますが、統合的なリスク管理体制への組み入れは今後検討してまいります。

・また、気候関連リスクに係る事項として、「環境・社会に配慮した投融資方針」では、石炭火力発電事業、森林伐採事業等の気候変動にネガティブな影響を与える可能性が高い特定セクターに対する取組方針を策定しております。

 


 

 

(2) 重要なサステナビリティ項目

 ① 地方創生への取り組み

  《戦略》

・当行の営業基盤とする山形県内は、人口減少、少子高齢化に伴う地域経済の縮小や中小企業における後継者難など多くの課題を抱えております。

・当行では、サステナビリティ方針において「地域経済の持続的成長・地域産業の育成」を重要課題の一つに位置づけており、当行は地域金融機関として地方創生への取り組みを強化しております。

<ものづくり支援>

・県内産業競争力の向上に向け、技術力を把握し個々に技術力支援を行っております。「<やまぎん>ものづくり技術力向上支援プログラム(やまぎんMSP)」を立ち上げ、地域産業の成長・発展に向け、外部機関と連携し課題解決や研究開発を支援しております。

<事業承継・M&Aサポート、プライベートバンキング>

・事業承継・M&A支援室およびプライベートバンキンググループを設置し、経営者の課題解決に対する総合的な支援や、金融資産や不動産といった資産の引き継ぎ支援を行っております。

<山形成長戦略の推進>

・当行自らが産業の主体となり地域資源を活用して新たなビジネスを創出し、地域経済の活性化を図るための活動を行っております。新産業創出により県内の雇用を維持・拡大させ、地域の将来を支える産業や企業をサポートしております。

<地域商社の活用>

・山形成長戦略プロジェクトにて培ったノウハウを活かし、「地域商社事業」と「コンサルティング事業」を2つの柱に、地域企業の経営をワンストップでサポートしております。  

<投資専門子会社の活用>

・資本性資金の供与やハンズオンによる伴走型支援により、事業承継、事業再生、新規事業、地域の活性化など、持続可能な地域社会の実現に向けた活動を行っております。

 

 ② 気候変動への対応(TCFD提言への取り組み)

  《戦略》

・サステナビリティ方針のなかで気候変動対応を重要課題の一つと位置づけており、機会およびリスクの観点から取り組みを進めております。

・当行は「環境・社会に配慮した投融資方針」を制定しており、気候変動リスクを低減する省エネルギー・再生可能エネルギーや企業の脱炭素社会への移行対応など、環境にポジティブな影響を与えるお客さまの事業を積極的に支援してまいります。

・当行グループ自身の取り組みとして、現在計画中の新本店ビル建設ではサステナブルをコンセプトとしており、 再生可能エネルギーの活用など環境負荷の低減を図る構想としております。

・また、2008年12月に「環境方針および環境行動指針」を制定しており、やまぎん蔵王国定公園の森などの森林 保全活動に取り組んでおりますが、活動の一層の充実を検討してまいります。

・短期(5年)、中期(10年)、長期(30年)の時間軸で気候変動に伴うリスク(移行リスク、物理的リスク)と機会を定性的に分析しており、定量的なシナリオ分析につきましては今後検討してまいります。

・2023年3月末時点の、TCFD提言が推奨する定義を踏まえた炭素関連資産(エネルギー*/運輸/素材・建築物/農業・食料・林業製品)の当行貸出金に占める割合は13.3%です。そのうち、エネルギーセクターの当行貸出金に占める割合は1.3%です。

 

2021年3月期

2022年3月期

2023年3月期

炭素関連資産の

当行貸出金に占める割合

14.3%

14.3%

13.3%

エネルギーセクターの

当行貸出金に占める割合

1.5%

1.5%

1.3%

 

 * エネルギーセクターおよびユーティリティセクター向け。ただし、水道事業、再生可能エネルギー発電事業を除く。

 


※ 時間軸の定義:短期(5年)、中期(10年)、長期(30年)

 

《指標及び目標》

〈CO2排出量削減目標〉

・2030年度までに当行のCO2排出量を2013年度比46%削減することを目標としております。

・2022年度のCO2排出量は、2013年度比44%削減となりました。

・目標につきましては、環境負荷に配慮した新本店ビルの建設、再生可能エネルギーの活用などにより達成を見込んでおります。

・当行では、CO2吸収量拡大にも取り組んでおります。2022年度のやまぎん蔵王国定公園の森におけるCO2森林吸収量は411.56t-CO2となりました。

 


 

③ 人的資本

 《戦略》

 ア.人材の多様性の確保を含む人材育成の方針

・当行は、職員の安定した生活やキャリアにおける成長機会の提供を経営理念に掲げております。

・人財(職員)は競争力の源泉であるとともに、企業価値向上および地域経済発展に資する重要な資本であるとの認識のもと、人的資本の充実は、経営戦略を力強く推し進めていくための重点課題と位置付けております。

・こうしたなか、2030年長期ビジョンに向けた人事部門の取り組みにおいて、2023年5月「プロ人財としての成長・活躍」「挑戦・キャリア自律」「ダイバーシティ推進」をコンセプトに、人事制度を改定しております。

・この新しい人事制度のもと、エンゲージメントの向上を図り、職員一人一人の成長・生産性の向上を通じて、当行ならびに地域経済の成長・発展、そして持続可能な地域社会の実現に貢献してまいります。 

※ プロ人財:お客さま価値を創造できる人財


 (ア) 人事制度改定に伴う人財育成施策の刷新

a. プロ人財の育成

・法人・個人のコンサルティング能力や専門性を高め、全員が何かしらのプロフェッショナル人財として成長・活躍できるよう5つのキャリアフィールドを設定し、そのキャリア実現に向けて育成・支援する体制を整備しております。

・また、後述する「山形銀行金融大学校」において実施している職務別研修の改編、専門部署における行内トレーニーの充実、FP1級や中小企業診断士等の高度資格取得支援、Web講座や配信動画といった能力開発コンテンツの拡充など、プロ人財の育成に向けた体制を構築しております。

 (2023年3月末時点での資格保有者)

FP1級・2級保有者

899人

中小企業診断士保有者

20人

 

 

 

 

b. 挑戦・キャリア自律

・各人が希望するキャリアを選択しながら、自律的に成長できる仕組みとして、キャリア教育の充実や副業・社内副業制度の導入によるチャレンジ機会の提供拡大を図っております。

 


 


 

 

c. 評価制度の見直し

・職員の心理的安全性を確保しながら、コンサルティング能力の強化を図るため、短期的な業績に対する評価割合を見直し、期待する行動や取り組みに対する評価割合を高めました。

・また、挑戦する風土づくりに向け、新たな能力・スキル習得に向けた取り組みや業務外の地域貢献活動など、多様な取り組みを評価する「チャレンジ目標」の設定を可能としております。

 

(イ) 組織的な人財育成への取り組み

a. 広域型営業体制下での人財育成

・広域型営業体制のねらいの1つに人財育成の強化があります。各営業店に分散していた人財をブロック統括店に集約することで、組織としてのコンサルティング機能強化と教える文化・育てる文化の醸成を図っております。

b. 人財定着に向けた取り組み

・雇用の流動化が進む中、若手職員が当行で働くことのやりがいや意義を感じ成長することで、人財の定着につなげていく仕組みとして、2019年から人財育成プログラムを実施しております。

人財育成プログラムの概要

若手職員の育成目標を定め、管理職層が育成状況や育成方法について情報を共有したり、互いにアドバイスしあう「人財育成ミーティング」を月1回実施。フィードバックやOJTに活用することで、若手職員の成長と管理職層の育成スキル向上を促すプログラム。

 

・また、若手職員が将来のキャリアを考えながら自身の適性や可能性を模索するため、複数の職務を経験することができる「ジョブローテーション」を実施しております。

c. 山形銀行金融大学校の運営

・主体的に成長する職員を育成・支援するため2013年に「山形銀行金融大学校」を設立し、経営職層から一般職層まで幅広く、それぞれの目的にあったカリキュラムを受講できる体制を整えております。カリキュラム内容は毎年見直しており、近年はデジタル関連のカリキュラム数を増やし、IT・デジタルリテラシーの向上を図っております。

・また、自律的な能力開発を促すため、資格取得等による自身の能力向上やスキルアップを図る職員に対して、資格等奨励金を支給しております。

 

(ウ) 多様な人財の確保

a. 中途採用への取り組み

・変化の激しい時代において、経営戦略にあわせた人財ポートフォリオを構築するため、中途採用にも積極的に取り組んでおります。特にシステム部門における専門人財については、当行のプロパー人財では持ちえない能力やスキルを有した人財を採用し、長期経営計画の重点戦略であるデジタル戦略を推し進めております。

b. ジョブリターン制度・行員登用制度

・当行を退職した行員が多様なキャリアを実現できるよう2020年にジョブリターン制度(復職制度)を整備しました。また、スタッフ(非正規職員)の行員登用制度を定めるなど、多様な人財の確保に努めております。

 (2020年度~2022年度の制度利用者数実績)

ジョブリターン制度

5人

行員登用制度

8人

 

 

(エ) 人財輩出による地域社会への貢献

・少子高齢化の進展や地域経済縮小などの影響により、地域企業において経営人財の確保は大きな課題となっております。地域企業の要請に可能な限り応えるため、出向制度の活用や退職者の再就職により人財を輩出し、持続可能な地域社会の実現に取り組んでおります。

 (2022年度実績)

地域企業への出向者数(グループ会社を除く)

22人

地域企業への定年後再就職者数

6人

 

 

(オ) ファイナンシャル・ウェルネスへの取り組み

・職員自身による将来への資産形成支援として、「従業員持株制度」「企業型確定拠出年金制度」を導入しております。能動的な資産形成につなげるため、定期的な募集・情報発信やスマートフォンでの操作対応など、利用促進を図るための各種施策を実施しております。また、新入行員に対しては、階層別講座において「職員向け金融教育」を実施しており、人生100年時代における資産形成の重要性を伝えております。

 

イ. 社内環境整備方針

(ア) ダイバーシティ推進への取り組み

a. 多様な働き方の環境整備

・働き方や働くことへの価値観、ライフスタイルが多様化している中、生産性の向上や多様な人財の確保・定着を図るため、2021年度から柔軟な働き方の整備を本格的に進めております。主な取り組みは次のとおりであります。

(2021年4月~)

○ 職員の自主性や多様性を尊重し、オープンで活力ある組織風土を醸成するため、勤務時間中における服装の多様化を実施

○ スタッフ(非正規職員)も含めた全職員対象にテレワークを導入するとともに、時差勤務(全9パターン)の活用を推奨

○ 休職制度の運用を、資格取得や不妊治療等でも利用できるよう拡充

○ 2021年4月の高年齢者雇用安定法の改正にあわせ、シニア人財が能力や経験を存分に発揮できる機会を設けるため、継続雇用期限を65歳から70歳に延長

 職員に占める60歳以上の割合(2023年3月末時点)

9.1%

 

(2023年5月~)

○ 夫婦共働きの増加など生活スタイルの多様化を踏まえ、配偶者と同居可能なエリアにおいて勤務することができる「パートナー帯同制度」を導入

○ 家族とともに生活しながら働くことを望む場合や、子どもの成長、家族状況など、ライフステージに合わせた働き方が選択できるよう「転居を伴う転勤の有無を選択制(1年ごとに変更可)」とし運用を開始

○ 心身の健康維持・増進やプライベート等の充実を図るため、連続した5日間の有給休暇を取得できる連続休暇制度をはじめとした、各種制度有給休暇の対象者をスタッフ(非正規職員)にも拡大

b. 女性活躍に向けた取り組み

・女性職員の個性と能力が十分に発揮されるよう「女性活躍推進法にもとづく行動計画」を策定し女性の活躍支援に取り組んでおります。

《女性活躍推進法にもとづく行動計画》

計画期

2021年4月1日~2024年3月31日までの3年間

目標

役付者の新規登用女性割合を30%以上にする

全行員に占めるテレワークまたは時差勤務の利用者割合を30%以上にする

取組概要

前向きにチャレンジできる土台づくり

制度浸透による働きやすさの向上

 

(2022年度実績)

役付者の新規登用女性割合

58.3%

テレワーク・時差勤務利用者割合

60.9%

 

c. 子育て・不妊治療と仕事の両立に向けた取り組み

・男女問わず、職員の子育てと仕事の両立を図る取り組みが認められ、2015年4月に全国初となる「プラチナくるみん」の認定を受けました。

・また、不妊治療を受ける場合、年次有給休暇とは別に、年間5日間の休暇を取得できる「出生サポート休暇」を新設するなど、不妊治療と仕事の両立がしやすい職場環境を整え、2023年5月に「プラチナくるみんプラス」の認定を受けております。

《次世代育成支援対策推進法にもとづく行動計画》

計画期

2021年4月1日~2024年3月31日までの3年間

目標

職場における「多様な働き方」の相互理解風土醸成

取組概要

ライフイベントを通したキャリアプランニング支援

両立支援制度利用者への適切なマネジメント・育成等にかかる施策実施

多様な属性の行員の活躍支援

 

 

(2022年度実績)

育休復帰者の育児短時間勤務の利用割合

33.3%

企業主導型保育所提携数および利用者数

13カ所20人

 

 

(イ) エンゲージメントサーベイの実施

・「エンゲージメント向上」に向けた取り組みの一環として、職員の「働きがい」に着目した意識調査を行い、組織の現状を把握するとともに、今後の人事諸施策に反映するため、エンゲージメントサーベイ(Wevox)を実施しております。キャリアフィールドやチャレンジ制度の運用、職場環境整備など、新人事制度における各種施策に取り組み、エンゲージメントの向上を図ってまいります。

 

(ウ) 健康経営への取り組み

・従業員の健康増進による企業価値向上や生産性向上を図るため2017年「やまぎん健康宣言」を策定し、健康経営に取り組んでおります。敷地内全面禁煙や、ウォーキングイベントの実施、メンタルヘルスセミナーの開催など、健康経営への各種取り組みが評価され、6年連続で健康経営優良法人(大規模法人部門)の認定を受けております。

 

《指標及び目標》

 人材の多様性の確保を含む人材育成の方針および社内環境整備方針にもとづき、以下の指標を目標とし、各種施策に取り組んでおります。本年度は現長期経営計画に合わせ、最終年度である2023年度目標を設定し、今後は新長期経営計画の策定と併行し、新たに指標・目標について検討してまいります。

 

 

目標とする指標

算出方法

(年度末または年度基準)

当該指標を利用する理由

人財

育成

方針

研修受講者数

行内外を問わず研修を受講した人数(全職員)

プロ人財育成のため

チャレンジ目標設定割合

チャレンジ目標設定者数÷

チャレンジ目標設定対象者数(行員)

挑戦・キャリア自律の意識醸成のため

ITパスポート保有者数

ITパスポート保有者数

デジタル人財育成のため

従業員持株制度加入割合

持株制度加入者数÷

全行員数(非正規職員除く)

ファイナンシャル・ウェルネスへの取組強化のため

企業型確定拠出年金制度加入割合

企業型確定拠出年金加入者数÷

全行員数(非正規職員除く)

社内

環境整備方針

男女別育児休職利用割合

育児休職利用者数÷

育児休職対象者数(全職員)

ダイバーシティ推進のため

時間外労働時間

(1ヵ月あたり)

所定労働時間を超えて勤務した時間(行員)

エンゲージメント向上のため

有給休暇取得日数

有給休暇取得日数(2022年3月31日まで採用した全職員(出向者・特別嘱託・海外派遣者を除く)

ストレスチェック実施割合

ストレスチェック実施者数÷

ストレスチェック対象者数

健康経営推進のため

定期健康診断実施割合

各健診受診者数÷各健診対象者数

特定健診実施割合

精密検査受診割合

 

 

《設定した目標値等》

 

目標とする指標

目標数値(2023年度)

実績(2022年度)

人材

育成

方針

研修受講者数

1,350人

1,186人

チャレンジ目標設定割合

50%

ITパスポート保有者数

150人

43人

従業員持株制度加入割合

97.0%

96.9%

企業型確定拠出年金制度加入割合

45.0%

43.2%

社内環境整備方針

男女別育児休職利用割合

男性100.0%

女性100.0%

男性78.8%

女性107.4%

時間外労働時間(1ヵ月あたり)

10時間30分

10時間52分

有給休暇取得日数

13.0日

12.4日

ストレスチェック実施割合

94.0%

88.2%

定期健康診断実施割合

100%

100%

特定健診実施割合

100%

98.9%

精密検査受診割合

100%

100%

 

 

 

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、「気候関連リスク」については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1)②リスク管理」に記載しております。
 また、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
 
 以下に記載の主要なリスクのうち、地域金融機関である当行は(1)地域経済動向に係るリスクの影響を大きく受けます。そのため地域経済動向等については、経営管理会議等を通じて綿密に分析・評価し、長期展望のなかで想定するリスクをふまえ、経営計画を策定しております。
 (2)信用リスク、ならびに(3)市場リスクについては、VaR(バリュー・アット・リスク)により定量化し、資本配賦計画のもと、各カテゴリー毎に割り当てた自己資本の範囲内にリスク量をコントロールするよう努めております。また、定期的にストレステストを実施し、仮にストレス事象が発生しリスクが顕在化した場合においても、規制上の所要自己資本比率を維持することを確認しております。(4)流動性リスクについては、円貨・外貨流動性について日次・週次・月次で把握し、必要時に機動的な対応をとるための管理をしております。
 それ以外の各種リスクについては、経営管理会議等を通じて管理態勢の計画・評価・整備を行い、予防的管理とリスクが顕在化した場合の対応を実施するなど、リスクの所在を明らかにし、適切に管理するよう努めております。また重大な事故・不正の発生時においては要因分析をふまえ再発防止策を徹底しております。
 しかしながら、想定を上回る経済情勢の悪化、市場の急激な変動、パンデミックや広域災害などが発生した場合においては、当行の業績および財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。また当該事象が長期間継続する場合においては、財務内容の継続的な悪化が生じる可能性があります。こうした想定外の事象においても健全な業務運営を継続するべく、財務健全性と経営の効率性の確保に努めております。
 

 

(1) 地域経済動向に係るリスク

当行は山形県を中心とする特定の地域を主たる営業基盤としているため、当行の業績はこれらの地域特性に係わるリスクがあり、地域経済の停滞や悪化の場合には、業容の拡大を図ることができなくなるほか、与信関係費用が増加するなど、悪影響を及ぼす可能性があります。また、グローバリゼーションのなか、地域経済は首都圏等国内全般ならびに海外の経済動向の影響も強く受けるため、これらの経済動向の停滞や悪化の場合にも、取引先の業況等を通じ、当行の業績および財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 信用リスク

① 不良債権の状況

国内外、特に地域の景気動向、金利・株価等金融経済環境の変動、事業の成否等に基づき取引先の業績および財務内容が悪化した場合は、当行の不良債権および与信関係費用が増加し、当行の業績および財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。

② 貸倒引当金の状況

当行では、債務者区分、債権の保全状況および過去の貸倒実績率に基づき算出した将来の貸倒れによる予想損失額に対して貸倒引当金を計上しておりますが、著しい経済情勢の悪化や不動産等担保価格の下落など、予測を上回る悪影響が生じた場合は、貸倒引当金の積み増しを行わざるを得なくなり、当行の業績および財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(3) 市場リスク(金利リスク、価格変動リスク、為替リスク)

金利、有価証券等の価格、為替等の様々な市場のリスク要因の変動により、保有する資産(オフバランス資産を含む)の価値が変動し、損失を被るリスクがあります。株価の下落による株式の減損または評価損・売却損の発生、内外金利の上昇に伴う債券価格の下落による債券の評価損・売却損の発生、為替変動による外貨建て資産の価値変動等により、当行の業績および財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(4) 流動性リスク

市場環境の変化や当行の信用状態の悪化等により、必要な資金が確保できず資金繰りがつかなくなる場合や、資金の確保に通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより、損失を被る可能性(資金繰りリスク)があります。また、市場の混乱等により、市場において取引できないこと、あるいは、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被る可能性(市場流動性リスク)があります。また、取引を約定した後に、何らかの事情により決済が行われないことにより損失を被る可能性(決済リスク)があります。

 

(5) オペレーショナル・リスク

業務の過程、役職員の活動もしくはシステム・ネットワーク運営が不適切であること、または外生的な事象により、損失を被る可能性があります。主なリスクとしては以下のものがあります。

 ① 事務リスク

事務管理態勢や人員配置・内部プロセスの不備または外部要因等により、適切な事務処理や業務執行が行われず、または事故・不正等が生じ、信用失墜や損失が発生するリスクがあります。

 ② システムリスク

当行は銀行取引にかかる事務処理の正確な遂行のためシステムやネットワークの円滑な運営に依拠しています。システム・ネットワークの障害・停止または誤作動、不正使用、サイバー攻撃等が生じた場合においては、決済機能その他サービスの停止、業務処理の停止、情報の流出、信用失墜や損失が発生するリスクがあります。

 ③ 情報資産リスク

顧客情報、経営機密情報等の漏えい、紛失、改ざん、不正利用等により、信用失墜や損失が発生するリスクがあります。

 ④ 人的リスク

人材の流出等により当行の業務遂行力や効率性が低下し、当行の業績や事務管理において、信用失墜や損失が発生するリスクがあります。

  ⑤ 風評リスク

顧客・地域社会・株主・市場からの信用失墜に繋がりかねない否定的評価を受けるリスクがあります。

 ⑥ サイバー攻撃によるリスク

当行が保有するシステムの一部は、お客さまや各種決済機構等のシステムとネットワークで接続されています。当行は企業内CSIRT(Computer security incident response team)を設置し、各種セキュリティ対策を講じていますが、こうした対策が奏功せず、サイバー攻撃によりサービス停止、情報漏洩、不正送金などが発生し、信用失墜や損失が発生するリスクがあります。

 ⑦ マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与対策に係るリスク

当行はマネー・ローンダリングおよびテロ資金供与防止のため、リスクベース・アプローチに基づく適切な管理態勢の構築に取り組んでいますが、当該対策が有効に機能せず法令違反が発生した場合には、信用失墜や損失が発生するリスクがあります。

 ⑧ 業務委託に係るリスク

当行は効率的な業務運営を行うため、当行の業務の一部を他社に委託する場合があります。当行業務の委託先において、委託した業務に係るシステム障害、情報漏洩、事務事故等が発生した場合は、当行の信用失墜や損失が発生するリスクがあります。

 

(6) 自己資本比率に係るリスク

 当行は連結自己資本比率および単体自己資本比率を、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(2006年金融庁告示第19号)に定められる国内基準の4%以上に維持することが求められています。
 当行の自己資本比率が当該水準を下回った場合、金融庁長官から業務の全部または一部の停止等命令を受けることとなり、業務運営に影響を及ぼす可能性があります。
 なお、自己資本比率は、リスク・アセットや自己資本の増減、自己資本比率の基準および算定方法の変更等により影響を受けることがあります。
 

 

(7) 繰延税金資産に係るリスク

現時点の会計基準に基づき、将来実現すると見込まれる税務上の便益を繰延税金資産として計上しておりますが、今後、計上額の決定基準が変更された場合、あるいは繰延税金資産の一部または全部の回収ができないと判断される場合、当行の繰延税金資産は減額され、当行の業績および自己資本比率に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8) 年金債務に係るリスク

当行の年金資産の時価が下落した場合、当行の年金資産の運用利回りが低下した場合、または予測給付債務計算の前提となる保険数理上の前提・仮定に変更があった場合には、当行の業績および財務内容に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9) 固定資産の減損等に係るリスク

当行は、営業拠点等の固定資産を保有しておりますが、経済情勢や不動産価格の変動等によって、当該固定資産の価格に大幅な低下又は損失が発生した場合、また固定資産の処分を意思決定した場合には、減損損失が発生し、当行の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(10) 規制変更のリスク

当行は、現時点の各種規制に従って業務を遂行していますが、将来における法律、規則、政策、実務慣行、法解釈、財政およびその他の政策の変更、ならびにそれらによって発生する事態が、当行の業績および財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(11) 格付の低下によるリスク

当行は格付機関より格付を取得しておりますが、今後、当行の財務内容、収益力の悪化等により、格付が引き下げられた場合、当行の資金調達等に悪影響を及ぼす可能性があり、その場合、当行の業績および財務内容に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(12) ビジネス戦略のリスク

当行は銀行業を中心とした金融サービスの提供のため様々なビジネス戦略を実施し、企業価値の向上を目指しておりますが、経営計画に記載した各種施策が当初想定した結果をもたらさない可能性があります。

また、連結子会社のTRYパートナーズ株式会社については、商社業を行っており、保有する商品在庫のリスクを短期間抱えることがありますが、当社の自己資本対比過度なリスクとならない管理を行っております。

 

(13) 災害等のリスク

当行の役職員ならびに保有する営業拠点等の保有施設が、地震等の自然災害、停電等の社会インフラ障害、犯罪、感染症の流行等の被害を受けることにより、業務遂行が困難もしくは制限されることがあります。また、当該リスク発生の規模や期間が甚大である場合は、経済情勢や取引先業況の悪化などを通じて、信用リスクや市場リスクの増加を及ぼすことがあります。なお、新型コロナウイルス感染症に対しては、職員の感染予防対策を徹底し、全支店の営業を継続することで安定的な金融機能維持を図っております。

 

(14) コンプライアンスに係るリスク

当行は企業倫理の重要性を認識し、コンプライアンス態勢の整備に努めていますが、法令等遵守状況が不十分であった場合や、取引先等との法的関係が不確定または不適切であった場合には、信用失墜や損失が発生する可能性があります。

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 (1) 経営成績等の状況の概要

  当連結会計年度における当行グループ(当行及び連結子会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 経営環境

2022年度におけるわが国経済は、海外経済減速の影響を受けつつも、新型コロナウイルス感染拡大の影響が徐々に緩和するなかで、総じてみれば緩やかな持ち直しの動きをたどりました。

企業の生産活動は、ロシア・ウクライナ戦争等の複合的な要因から世界的にインフレが高進し、海外経済が減速感を強めるなかで、弱めの動きとなりました。国内では第七波、第八波と新型コロナウイルスの感染拡大が続き、外的要因から約40年ぶりとなる大幅な物価上昇の動きがみられましたが、行動規制の緩和を背景に、個人消費は緩やかに増加しました。こうしたなか、企業収益は、急激な円安や資源価格の高騰による下押しを受けながらも底堅く推移し、設備投資は増加傾向を維持しました。この間、雇用・所得環境は、経済活動の活発化に伴い求人数が増加し、緩やかな改善の動きとなりました。

当行グループの主要営業基盤である山形県内経済は、一部に弱い動きがみられましたが、総じてみれば持ち直しの動きをたどりました。

企業の生産活動は、前半は主力の電子部品・デバイスを中心に増加基調をたどりましたが、後半は海外経済減速の影響等から弱含みに転じました。こうしたなか、設備投資は製造業を中心にやや伸び悩み、住宅投資も、建設価格の上昇等から住宅取得マインドが冷え込み、低水準で推移しました。一方、個人消費は、前半は回復力に乏しい動きが続きましたが、行動規制の緩和が続くなかで、後半にかけて徐々に持ち直しの動きを強めました。こうしたなか、雇用・所得環境は回復傾向をたどり、人手不足感が一段と強まる展開となりました。

金融面をみますと、日本銀行による「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」政策の継続によるマイナス金利の影響から、金融機関が資金のやり取りを行うコール市場における無担保翌日物金利(短期金利)はマイナス金利での推移が続きました。一方、10年物国債利回り(長期金利)は、8月にかけて0.16%台まで低下したものの、その後は上昇に転じ、12月に日本銀行が長期金利の許容変動幅を拡大したことを受けて、変動幅上限とする0.50%近傍まで急上昇しました。ただし、今年3月には米国シリコンバレーバンクの経営破綻等の影響から急低下し、期末にかけては0.30%近傍の水準となりました。円相場は、内外金利差が拡大するなかで円安ドル高傾向が強まり、10月には一時150円台と約32年ぶりの円安水準を記録しましたが、その後はやや円高傾向となり、期末にかけては130円台前半の水準となりました。こうしたなか、日経平均株価は、世界経済の減速懸念や回復期待が交錯するなかで、25,000円~29,000円圏内で大幅な変動を繰り返しましたが、期末にかけては上昇し28,000円台となりました。

こうした環境のなか、当行グループは、株主の皆さまはもとより、お客さまのご支援のもと、役職員一体となり一層の経営体質強化と業績向上努力を継続しました結果、当連結会計年度の経営成績等は以下のとおりとなりました。

 

② 財政状態

ア.貸出金

貸出金は、当連結会計年度中843億円増加し、当連結会計年度末残高は1兆7,934億円となりました。一般貸出や国・地方公共団体向け貸出が増加しました。

イ.有価証券

有価証券は、国債や外貨建外国証券等その他の証券が減少したことなどから、当連結会計年度中1,102億円減少し、期末残高は9,772億円となりました。

ウ.預金等(譲渡性預金含む)

預金ならびに譲渡性預金は、金融機関預金は減少したものの、個人預金が増加したことなどにより、当連結会計年度中221億円増加し、当連結会計年度末残高は2兆8,261億円となりました。また、預かり金融資産は、公共債や投資信託が増加したことなどから、全体では当連結会計年度中124億円増加し、当連結会計年度末残高は3,035億円となりました。なお、生命保険は有効契約残高にて集計しております。

 

エ.純資産

純資産の部は、その他有価証券評価差額金が減少したことなどから、当連結会計年度中218億円減少し、当連結会計年度末残高は1,337億円となりました。

 

③ 経営成績

ア.損益状況

経常収益は、有価証券利息配当金などの資金運用収益の増加を主な要因として、前連結会計年度比71億58百万円増収の511億84百万円となりました。経常費用は、国債等債券売却損などのその他業務費用の増加を主因に前連結会計年度比71億10百万円増加し、456億46百万円となりました。この結果、経常利益は前連結会計年度比47百万円増益の55億37百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同37百万円増益の34億35百万円となりました。

イ.セグメント業績

銀行業では、経常収益は前連結会計年度比72億47百万円増加し、445億78百万円となり、セグメント利益は同2億35百万円増加し、49億84百万円となりました。リース業では、経常収益は前連結会計年度比68百万円減少し、59億78百万円となり、セグメント利益は同16百万円減少し、2億45百万円となりました。信用保証業では、経常収益は前連結会計年度比35百万円増加し、9億53百万円となり、セグメント利益は同1億19百万円増加し、7億85百万円となりました。また、その他事業では、経常収益は前連結会計年度比1億0百万円増加し、16億24百万円となり、セグメント利益は同31百万円減少し、2億62百万円となりました。

 

④ キャッシュ・フロー

営業活動によるキャッシュ・フローは、借用金の減少などから、4,693億円の支出(前連結会計年度比9,195億円支出増)となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却・償還による収入が有価証券の取得による支出を上回ったことなどから、754億円の収入(前連結会計年度比2,701億円収入増)となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などから、12億円の支出(前連結会計年度比3億円支出減)となりました。

この結果、現金及び現金同等物は当連結会計年度中3,950億円減少し、当連結会計年度末残高は2,408億円となりました。

 

 

(国内・国際部門の状況)

(1) 国内・国際業務部門別収支

(国内業務部門)

資金運用収支は、資金運用収益が前連結会計年度に比べ13億60百万円増加し、資金調達費用が同2億78百万円減少したため、同16億39百万円増加し、258億69百万円となりました。

役務取引等収支は、役務取引等収益が前連結会計年度に比べ18百万円減少し、役務取引等費用が同39百万円減少したため、同21百万円増加し、52億39百万円となりました。

その他業務収支は、その他業務収益が前連結会計年度に比べ27億13百万円増加し、その他業務費用が同21億58百万円増加したため、同5億54百万円増加し、△15億14百万円となりました。

 

(国際業務部門)

資金運用収支は、資金運用収益が前連結会計年度に比べ25億68百万円増加し、資金調達費用が同28億2百万円増加したため、同2億33百万円減少し、19億6百万円となりました。

役務取引等収支は、役務取引等収益が前連結会計年度に比べ2百万円減少し、役務取引等費用が同10百万円増加したため、同12百万円減少し、△12百万円となりました。

その他業務収支は、その他業務収益が前連結会計年度に比べ41百万円減少し、その他業務費用が同47億91百万円増加したため、同48億33百万円減少し、△52億29百万円となりました。

 

種類

期別

国内

国際

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前連結会計年度

24,229

2,139

26,369

当連結会計年度

25,869

1,906

27,775

 うち資金運用収益

前連結会計年度

25,037

2,534

8

27,564

当連結会計年度

26,398

5,103

8

31,492

 うち資金調達費用

前連結会計年度

808

394

8

1,194

当連結会計年度

529

3,197

8

3,718

役務取引等収支

前連結会計年度

5,218

△0

5,218

当連結会計年度

5,239

△12

5,226

  うち役務取引等収益

前連結会計年度

7,657

42

7,699

当連結会計年度

7,638

39

7,678

 うち役務取引等費用

前連結会計年度

2,438

42

2,480

当連結会計年度

2,398

52

2,451

その他業務収支

前連結会計年度

△2,068

△395

△2,464

当連結会計年度

△1,514

△5,229

△6,743

 うちその他業務収益

前連結会計年度

7,185

75

7,260

当連結会計年度

9,898

33

9,931

 うちその他業務費用

前連結会計年度

9,253

471

9,724

当連結会計年度

11,412

5,262

16,674

 

(注) 1. 「国内」とは、国内店の円建取引及び国内(連結)子会社の取引であります。

2. 「国際」とは、国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は「国際」に含めております。

3. 相殺消去額は、「国内業務部門」と「国際業務部門」の間の資金貸借の利息であります。

 

 

(2) 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況

国内業務部門においては、資金運用勘定は主に貸出金、有価証券、預け金で構成されております。前連結会計年度に比べ平均残高は1,586億21百万円減少し、2兆8,479億50百万円となりました。資金調達勘定は主に預金、譲渡性預金、借用金で構成されております。前連結会計年度に比べ平均残高は2,291億54百万円減少し、2兆8,456億50百万円となりました。

国際業務部門においては、資金運用勘定は有価証券、貸出金、コールローンで構成されております。前連結会計年度に比べ平均残高は281億68百万円増加し、2,100億30百万円となりました。資金調達勘定は預金、コールマネー、債券貸借取引受入担保金で構成されております。前連結会計年度に比べ平均残高は268億59百万円増加し、2,089億4百万円となりました。

 

① 国内業務部門

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

3,006,572

25,037

0.83

当連結会計年度

2,847,950

26,398

0.93

 うち貸出金

前連結会計年度

1,653,486

15,669

0.95

当連結会計年度

1,671,119

15,244

0.91

 うち商品有価証券

前連結会計年度

1

0

0.49

当連結会計年度

0

0

0.32

 うち有価証券

前連結会計年度

857,079

8,648

1.01

当連結会計年度

887,306

10,937

1.23

 うちコールローン及び
 買入手形

前連結会計年度

2,191

△0

△0.00

当連結会計年度

66,372

△26

△0.04

 うち買現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

 うち債券貸借取引
 支払保証金

前連結会計年度

当連結会計年度

 うち預け金

前連結会計年度

417,522

630

0.15

当連結会計年度

129,322

162

0.13

資金調達勘定

前連結会計年度

3,074,805

808

0.03

当連結会計年度

2,845,650

530

0.02

 うち預金

前連結会計年度

2,507,447

156

0.01

当連結会計年度

2,606,981

105

0.00

 うち譲渡性預金

前連結会計年度

126,054

8

0.01

当連結会計年度

106,721

6

0.01

 うちコールマネー及び
 売渡手形

前連結会計年度

106,753

△12

△0.01

当連結会計年度

11,124

△1

△0.01

 うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

 うち債券貸借取引
 受入担保金

前連結会計年度

33,103

3

0.01

当連結会計年度

1,302

0

0.01

 うちコマーシャル・
 ペーパー

前連結会計年度

当連結会計年度

 うち借用金

前連結会計年度

303,385

20

0.01

当連結会計年度

124,812

29

0.02

 

(注) 1. 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、金融業以外の国内(連結)子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。

2. 「国内」とは、国内店の円建取引、及び国内(連結)子会社の取引であります。

 

 

② 国際業務部門

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

181,861

2,534

1.39

当連結会計年度

210,030

5,103

2.43

 うち貸出金

前連結会計年度

47,929

463

0.97

当連結会計年度

55,297

1,755

3.18

 うち商品有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

 うち有価証券

前連結会計年度

127,992

2,066

1.61

当連結会計年度

145,162

3,148

2.17

 うちコールローン及び
 買入手形

前連結会計年度

3,544

4

0.12

当連結会計年度

7,135

198

2.78

 うち買現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

 うち債券貸借取引
 支払保証金

前連結会計年度

当連結会計年度

 うち預け金

前連結会計年度

当連結会計年度

資金調達勘定

前連結会計年度

182,044

394

0.22

当連結会計年度

208,904

3,196

1.53

 うち預金

前連結会計年度

76,550

279

0.37

当連結会計年度

79,662

2,010

2.52

 うち譲渡性預金

前連結会計年度

当連結会計年度

 うちコールマネー及び
 売渡手形

前連結会計年度

7,895

29

0.38

当連結会計年度

6,391

234

3.66

 うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

 うち債券貸借取引
 受入担保金

前連結会計年度

19,401

45

0.23

当連結会計年度

22,127

512

2.31

 うちコマーシャル・
 ペーパー

前連結会計年度

当連結会計年度

 うち借用金

前連結会計年度

13,167

31

0.24

当連結会計年度

16,076

432

2.69

 

(注) 「国際」とは、国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は「国際」に含めております。

 

 

③ 合計

 

種類

期別

平均残高(百万円)

利息(百万円)

利回り
(%)

小計

相殺
消去額
(△)

合計

小計

相殺
消去額
(△)

合計

資金運用勘定

前連結会計年度

3,188,433

64,935

3,123,498

27,572

8

27,564

0.88

当連結会計年度

3,057,980

84,581

2,973,399

31,501

8

31,492

1.06

 うち貸出金

前連結会計年度

1,701,415

1,701,415

16,132

16,132

0.95

当連結会計年度

1,726,417

1,726,417

17,000

17,000

0.98

 うち商品有価証券

前連結会計年度

1

1

0

0

0.49

当連結会計年度

0

0

0

0

0.32

 うち有価証券

前連結会計年度

985,071

985,071

10,714

10,714

1.09

当連結会計年度

1,032,469

1,032,469

14,086

14,086

1.36

 うちコールローン
 及び買入手形

前連結会計年度

5,736

5,736

4

4

0.08

当連結会計年度

73,507

73,507

171

171

0.23

 うち買現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

 うち債券貸借取引
 支払保証金

前連結会計年度

当連結会計年度

 うち預け金

前連結会計年度

417,522

417,522

630

630

0.15

当連結会計年度

129,322

129,322

162

162

0.13

資金調達勘定

前連結会計年度

3,256,850

64,935

3,191,914

1,203

8

1,194

0.04

当連結会計年度

3,054,555

84,581

2,969,973

3,727

8

3,718

0.13

 うち預金

前連結会計年度

2,583,997

2,583,997

436

436

0.02

当連結会計年度

2,686,644

2,686,644

2,116

2,116

0.08

 うち譲渡性預金

前連結会計年度

126,054

126,054

8

8

0.01

当連結会計年度

106,721

106,721

6

6

0.01

 うちコールマネー
 及び売渡手形

前連結会計年度

114,648

114,648

17

17

0.02

当連結会計年度

17,515

17,515

232

232

1.33

 うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

 うち債券貸借取引
 受入担保金

前連結会計年度

52,505

52,505

48

48

0.09

当連結会計年度

23,429

23,429

512

512

2.19

  うちコマーシャル
  ・ペーパー

前連結会計年度

当連結会計年度

 うち借用金

前連結会計年度

316,553

316,553

52

52

0.02

当連結会計年度

140,888

140,888

462

462

0.33

 

(注)  平均残高および利息の相殺消去額は、「国内業務部門」と「国際業務部門」の間の資金貸借であります。

 

 

(3) 国内・国際業務部門別役務取引の状況

国内業務部門においては、役務取引等収益は前連結会計年度に比べ18百万円減少し、76億38百万円となりました。役務取引等費用は前連結会計年度に比べ39百万円減少し、23億98百万円となりました。

国際業務部門においては、役務取引等収益は主に為替取引で構成されております。前連結会計年度に比べ2百万円減少し、39百万円となりました。役務取引等費用は前連結会計年度に比べ10百万円増加し、52百万円となりました。

 

種類

期別

国内

国際

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前連結会計年度

7,657

42

7,699

当連結会計年度

7,638

39

7,678

 うち預金・貸出業務

前連結会計年度

1,074

1,074

当連結会計年度

1,226

1,226

 うち為替業務

前連結会計年度

1,424

39

1,464

当連結会計年度

1,282

36

1,318

 うち証券関連業務

前連結会計年度

88

88

当連結会計年度

17

17

 うち代理業務

前連結会計年度

1,113

1,113

当連結会計年度

1,159

1,159

 うち保護預り
 貸金庫業務

前連結会計年度

48

48

当連結会計年度

46

46

 うち保証業務

前連結会計年度

301

0

302

当連結会計年度

283

0

283

役務取引等費用

前連結会計年度

2,438

42

2,480

当連結会計年度

2,398

52

2,451

 うち為替業務

前連結会計年度

216

21

237

当連結会計年度

131

26

158

 

(注) 1. 「国内」とは、国内店の円建取引及び国内(連結)子会社の取引であります。

2. 「国際」とは、国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は「国際」に含めております。

 

(4) 国内・国際業務部門別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

 

種類

期別

国内

国際

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前連結会計年度

2,622,657

84,989

2,707,646

当連結会計年度

2,693,083

53,202

2,746,286

 うち流動性預金

前連結会計年度

1,793,704

1,793,704

当連結会計年度

1,901,557

1,901,557

 うち定期性預金

前連結会計年度

788,854

788,854

当連結会計年度

758,433

758,433

 うちその他

前連結会計年度

40,097

84,989

125,087

当連結会計年度

33,092

53,202

86,295

譲渡性預金

前連結会計年度

96,408

96,408

当連結会計年度

79,889

79,889

総合計

前連結会計年度

2,719,065

84,989

2,804,054

当連結会計年度

2,772,972

53,202

2,826,175

 

(注) 1. 「国内」とは、国内店の円建取引及び国内(連結)子会社の取引であります。

2. 「国際」とは、国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は「国際」に含めております。

 

(5) 国内・国際業務部門別貸出金残高の状況

① 業種別貸出状況(末残・構成比)

 

業種別

前連結会計年度

当連結会計年度

金 額(百万円)

構成比(%)

金 額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

1,709,107

100.00

1,793,470

100.00

 製造業

146,054

8.55

146,628

8.18

 農業、林業

5,912

0.35

5,630

0.31

 漁業

31

0.00

18

0.00

 鉱業、採石業、砂利採取業

585

0.03

277

0.02

 建設業

56,722

3.32

53,209

2.97

 電気・ガス・熱供給・水道業

76,310

4.46

78,579

4.38

 情報通信業

5,024

0.29

5,050

0.28

 運輸業,郵便業

20,269

1.19

19,765

1.10

 卸売業,小売業

122,005

7.14

125,626

7.00

 金融業,保険業

94,197

5.51

101,953

5.68

 不動産業,物品賃貸業

209,136

12.24

219,082

12.22

 各種サービス業

101,094

5.91

99,148

5.53

 国・地方公共団体

276,972

16.21

341,924

19.07

 その他

594,786

34.80

596,571

33.26

特別国際金融取引勘定分

 政府等

 金融機関

 その他

 ―

合計

1,709,107

1,793,470

 

(注) 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内(連結)子会社であります。

 

② 外国政府等向け債権残高(国別)

    該当する債権はありません。

 

(6) 国内・国際業務部門別有価証券の状況

○ 有価証券残高(末残)

 

種類

期別

国内

国際

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

国債

前連結会計年度

148,366

148,366

当連結会計年度

91,744

91,744

地方債

前連結会計年度

194,913

194,913

当連結会計年度

181,907

181,907

社債

前連結会計年度

131,061

131,061

当連結会計年度

128,782

128,782

株式

前連結会計年度

36,454

36,454

当連結会計年度

29,215

29,215

その他の証券

前連結会計年度

412,472

164,237

576,709

当連結会計年度

423,254

122,368

545,622

合計

前連結会計年度

923,267

164,237

1,087,504

当連結会計年度

854,905

122,368

977,273

 

(注)1.「国内」とは、国内店の円建取引及び国内(連結)子会社の取引であります。

2.「国際」とは、国内店の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は「国際」に含めております。

3.「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。

 

 

(単体情報)

(参考)

   損益の状況(単体)

 

前事業年度
(百万円)(A)

当事業年度
(百万円)(B)

増減(百万円)
(B)-(A)

業務粗利益

27,202

24,294

△2,908

経費(除く臨時処理分)

20,749

19,623

△1,125

  人件費

9,873

9,529

△343

  物件費

9,461

8,783

△677

  税金

1,414

1,310

△104

実質業務純益

6,453

4,670

△1,782

  コア業務純益

9,067

10,473

1,405

一般貸倒引当金繰入額

303

△303

業務純益

6,149

4,670

△1,478

  うち債券関係損益

△2,614

△5,802

△3,187

臨時損益

△1,400

315

1,715

  株式等関係損益

△631

△123

507

  不良債権処理額

778

25

△752

    個別貸倒引当金純繰入額

704

△704

    偶発損失引当金繰入額

△31

△23

8

      信用保証協会責任共有制度負担金

105

48

△57

  貸倒引当金戻入益

230

230

  退職給付費用

△37

△220

△183

  その他臨時損益

△28

13

41

経常利益

4,749

4,984

235

特別損益

△121

△541

△419

  うち固定資産処分損益

40

△442

△483

  うち減損損失

162

98

△63

税引前当期純利益

4,627

4,443

△183

法人税、住民税及び事業税

1,363

684

△679

法人税等調整額

153

470

317

法人税等合計

1,516

1,154

△361

当期純利益

3,110

3,288

178

 

(注) 1. 業務粗利益=資金運用収支+役務取引等収支+その他業務収支

2. コア業務純益=実質業務純益-債券関係損益

3. 業務純益=業務粗利益-経費(除く臨時処理分)-一般貸倒引当金繰入額

4. 債券関係損益=国債等債券売却益+国債等債券償還益-国債等債券売却損-国債等債券償還損-国債等債券償却

5. 株式等関係損益=株式等売却益-株式等売却損-株式等償却

 

 

(自己資本比率の状況)

 (参考)

自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。

なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用しております。

 

連結自己資本比率(国内基準)               (単位:億円、%)

 

2023年3月31日

1.連結自己資本比率(2/3)

10.73

2.連結における自己資本の額

1,477

3.リスク・アセットの額

13,760

4.連結総所要自己資本額

550

 

 

単体自己資本比率(国内基準)               (単位:億円、%)

 

2023年3月31日

1.自己資本比率(2/3)

10.25

2.単体における自己資本の額

1,395

3.リスク・アセットの額

13,605

4.単体総所要自己資本額

544

 

 

 

(資産の査定)

(参考)

資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。

 

1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権

破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。

 

2 危険債権

危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。

 

3 要管理債権

要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。

 

4 正常債権

正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。

 

資産の査定の額

 

 債権の区分

2022年3月31日

2023年3月31日

金額(億円)

金額(億円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

26

26

危険債権

115

115

要管理債権

65

80

正常債権

17,307

18,148

 

 

(生産、受注及び販売の状況)

「生産、受注及び販売の状況」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。

 

 

 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

  経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。

  なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 また、新型コロナウイルス感染症による当連結会計年度における当行グループの業績への大きな影響は見られておりません。今後については、新型コロナウイルス感染拡大の影響が徐々に緩和するとともに、感染症としての位置づけも5類感染症まで引き下げられたことなどから、営業基盤地域における経済活動に与える影響は限定的であると判断しております。

 

① 財政状態

ア.主要勘定の状況

預金等(譲渡性預金含む)の期中平均残高については、個人預金および法人預金が増加したことから当連結会計年度中833億13百万円増加し、2兆7,933億65百万円となりました。

これは、新型コロナウイルス感染症の影響が徐々に緩和しつつも、期中での個人消費が落ち込み個人預金が増加したこと、および事業活動が停滞し安全性を確保するため法人預金が増加した結果であります。

貸出金の期中平均残高については、国・地方公共団体向け貸出が増加したことなどから当連結会計年度中250億1百万円増加し、1兆7,264億17百万円となりました。

これは、国・地方公共団体向け貸出に対して積極的に応札した結果であります。

有価証券の期中平均残高については、国債は減少したものの、投資信託や外国債券が増加したことなどから、当連結会計年度中473億97百万円増加し、1兆324億69百万円となりました。

これは、国内外の投資環境や市場動向に留意しながら、国債への再投資を抑制する一方、投資信託などの収益が見込まれる資産への投資を進めた結果であります。

 

主要勘定の期中平均残高

前連結会計年度

(百万円)(A)

当連結会計年度

(百万円)(B)

増減(百万円)

(B)-(A)

預金等

2,710,052

2,793,365

83,313

 うち預金

2,583,997

2,686,644

102,646

貸出金

1,701,415

1,726,417

25,001

有価証券

985,071

1,032,469

47,397

 

 

なお、リスク管理債権残高については、当連結会計年度中11億82百万円増加し、224億99百万円となりました。また、総与信残高に占める比率については、横ばいの1.22%となり、引き続き良好な水準を維持しております。

これは、厳格な基準に基づいた自己査定を実施するとともに、お取引先の経営改善支援に積極的に取り組んだ結果であります。

 

リスク管理債権残高

(総与信残高に占める比率)

前連結会計年度末

(百万円、%)(A)

当連結会計年度末

(百万円、%)(B)

増減(百万円、%)

(B)-(A)

リスク管理債権残高合計

21,317(1.22)

22,499(1.22)

1,182(0.00)

 破綻更生債権及びこれらに準ずる

 債権額

3,154(0.18)

2,947(0.16)

△207(△0.02)

 危険債権額

11,576(0.66)

11,538(0.63)

△38(△0.03)

 三月以上延滞債権額

―(―)

―(―)

―(―)

 貸出条件緩和債権額

6,586(0.37)

8,013(0.43)

1,427(0.06)

 

(注)表中( )内は、総与信残高に占める比率であります。

 

② 経営成績

ア.連結業務粗利益

連結業務粗利益は、資金運用収支は増加したものの、その他業務収支が減少したことから、前連結会計年度比28億65百万円減少し、262億59百万円となりました。

資金運用収支は、前連結会計年度比14億6百万円増加し、277億75百万円となりました。これは、預金利息の支払いが増加したものの、有価証券利息配当金収入が増加したためであります。

役務取引等収支は、前連結会計年度比8百万円増加し、52億26百万円となりました。これは、預かり資産関連手数料が減少したものの、法人関連手数料などが増加したためであります。

その他業務収支は、前連結会計年度比42億79百万円減少し、△67億43百万円となりました。これは、国債等債券売却損等のその他業務費用が増加したためであります。

 

イ.連結業務純益(一般貸倒引当金繰入前)

連結業務純益(一般貸倒引当金繰入前)は、営業経費が減少したものの、連結業務粗利益が減少したことなどから、前連結会計年度比18億94百万円減少し、52億23百万円となりました。

 

ウ.経常利益

経常利益は、連結業務純益(一般貸倒引当金繰入前)が減少したものの、貸倒引当金繰入額が減少したことなどから、前連結会計年度比47百万円増加し、55億37百万円となりました。

 

エ.親会社株主に帰属する当期純利益

親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益が増加したことなどから、前連結会計年度比37百万円増加し、34億35百万円となりました。

 

 

<主要な損益の状況の増減状況>

 

前連結会計年度
(百万円)(A)

当連結会計年度
(百万円)(B)

増減(百万円)

(B)-(A)

資金運用収支

26,369

27,775

1,406

 資金運用収益

27,564

31,492

3,928

 資金調達費用

1,194

3,718

2,524

役務取引等収支

5,218

5,226

8

 役務取引等収益

7,699

7,678

△21

 役務取引等費用

2,480

2,451

△29

その他業務収支

△2,464

△6,743

△4,279

 その他業務収益

7,260

9,931

2,671

 その他業務費用

9,724

16,674

6,950

連結業務粗利益

29,124

26,259

△2,865

営業経費

21,949

20,785

△1,164

連結業務純益

(一般貸倒引当金繰入前)

7,118

5,223

△1,894

 実質(コア)連結業務純益

9,732

11,025

1,293

一般貸倒引当金繰入額

227

△227

連結業務純益

6,890

5,223

△1,666

 うち債券関係損益

△2,614

△5,802

△3,187

その他経常収支

△1,684

65

1,749

 その他経常収益

1,502

2,082

579

 その他経常費用

3,186

2,016

△1,170

  うち株式等償却

484

10

△474

経常利益

5,489

5,537

47

特別損益

△121

△541

△419

 特別利益

106

1

△105

 特別損失

228

542

313

税金等調整前当期純利益

5,367

4,996

△371

法人税、住民税及び事業税

1,755

1,083

△672

法人税等調整額

208

472

263

法人税等合計

1,964

1,555

△408

当期純利益

3,403

3,440

37

非支配株主に帰属する当期純利益

5

5

0

親会社株主に帰属する当期純利益

3,398

3,435

37

 

 

オ.業績の達成状況

2022年10月28日に公表しました当連結会計年度の業績予想と実績について、経常利益は、資金運用収支の増加や貸倒引当金繰入額が減少したことなどから、業績予想比11億37百万円増加の55億37百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益の増加などから、業績予想比7億35百万円増加の34億35百万円となりました。

 

 

業績予想

(百万円)(A)

実績

(百万円)(B)

増減(百万円)

(B)-(A)

経常利益

4,400

5,537

1,137

親会社株主に帰属する当期純利益

2,700

3,435

735

 

 

カ.セグメント業績

銀行業では、経常収益は前連結会計年度比72億47百万円増加し、445億78百万円となり、セグメント利益は同2億35百万円増加し、49億84百万円となりました。リース業では、経常収益は前連結会計年度比68百万円減少し、59億78百万円となり、セグメント利益は同16百万円減少し、2億45百万円となりました。信用保証業では、経常収益は前連結会計年度比35百万円増加し、9億53百万円となり、セグメント利益は同1億19百万円増加し、7億85百万円となりました。また、その他事業では、経常収益は前連結会計年度比1億0百万円増加し、16億24百万円となり、セグメント利益は同31百万円減少し、2億62百万円となりました。

今後においても、当行グループ一体となって「総合金融サービス力」を強化し、収益力の向上に取り組んでまいります。

 

③ キャッシュ・フローの状況

当行グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローについては、借用金の減少などから、4,693億円の支出(前連結会計年度比9,195億円支出増)となりました。また、投資活動によるキャッシュ・フローについては、有価証券の売却・償還による収入が有価証券の取得による支出を上回ったことなどから、754億円の収入(前連結会計年度比2,701億円収入増)となりました。さらに、財務活動によるキャッシュ・フローについては、配当金の支払などにより12億円の支出(前連結会計年度比3億円支出減)となりました。

その結果、現金及び現金同等物は当連結会計年度中3,950億円減少し、当連結会計年度末残高は2,408億円となりました。

なお、当面の設備投資や株主還元等については自己資金で対応する予定であります。

 

④ 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定

当行グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、特に以下の事項は、経営者の見積りの判断が当行グループの財政状態および経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。

 

(貸倒引当金)

当行グループにおける貸出金、支払承諾見返等の債権の残高は多額であり、経営成績等に対する影響が大きいため、会計上の見積りにおいて重要なものと判断しております。

貸倒引当金は、将来の貸倒れによる予想損失額を、債務者区分、債権の保全状況及び過去の貸倒実績率等を基礎に算出し計上しております。また、債務者区分は、債務者の業績、財務内容及び返済状況等の実績、並びにこれらの将来見通し等に基づき判定しております。

貸倒引当金の算出に係る仮定は、債務者区分の判定における個別債務者の業績等の将来見通し、担保の処分可能見込額の算定に使用する担保掛目、破綻懸念先の予想損失額の算定における合理的に見積られたキャッシュ・フローであります。なお、債務者区分の判定において、債務者が経営改善計画等を作成している場合には、当該経営改善計画等の評価も考慮の上、業績等の将来見通しを仮定しております。また、新型コロナウイルス感染症については、営業基盤地域の経済活動に与える影響は限定的であると仮定しております。

当行グループの貸倒引当金の具体的な算定方法等は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

(固定資産の減損)

当行グループは、固定資産のうち営業利益の減少によるキャッシュ・フローの低下、地価の下落及び店舗統廃合の決定等の減損の兆候がある資産グループまたは資産について、当該資産グループまたは資産から得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しており、会計上の見積りにおいて重要なものと判断しております。

固定資産の減損に係る仮定は、割引前将来キャッシュ・フローであります。

割引前将来キャッシュ・フローは、金利低下や人口動態による将来的な収益減少を加味し保守的に算出しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。

 

(繰延税金資産)

当行グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できること等に基づき、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しており、会計上の見積りにおいて重要なものと判断しております。

繰延税金資産の計上に係る仮定は、将来減算一時差異及び将来加算一時差異の解消時期と金額であります。

繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。

 

5 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

6 【研究開発活動】

該当事項はありません。