第2 【事業の状況】

 

1 【業績等の概要】

当行グループ各社は大分県を中心として、福岡県、宮崎県、熊本県、大阪府及び東京都に営業基盤を有し、堅実経営を基本方針として業容の拡大、内容の充実に努め、地域経済の発展に奉仕し、地方銀行の企業集団としての使命を達成すべく努力しております。

・業績

当行グループは積極的な営業活動を展開し、業績向上に努めました結果、次のような結果となりました。

預金及び譲渡性預金の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末対比872億円増加し、2兆8,317億円となりました。
 貸出金の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末対比557億円減少し、1兆7,324億円となりました。
 有価証券の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末対比200億円増加し、1兆1,221億円となりました。

損益面につきましては、経常収益は、国債等債券売却益の増加によりその他業務収益は増加したものの、貸出金利息の減少による資金運用収益の減少及び株式等売却益の減少によるその他経常収益の減少により、前期比11億12百万円減少し、589億80百万円となりました。経常費用は、資金調達費用は減少したものの、国債等債券売却損の増加によるその他業務費用の増加及び貸倒引当金繰入額の増加によるその他経常費用の増加により、前期比33億2百万円増加し、488億21百万円となりました。

この結果、経常利益は、前期比44億14百万円減少し、101億59百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比21億96百万円減少し、75億40百万円となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。

「銀行業」では、経常収益は、株式等売却益の減少により、前期比15億23百万円減少し、488億70百万円となりました。セグメント利益も経常収益の減少と国債等債券売却損の増加による経常費用の増加により、前期比40億15百万円減少し、90億44百万円となりました。

「リース業」では、経常収益は、リース料収入等の増加により前期比2億24百万円増加し、87億43百万円となりました。セグメント利益は、経常収益は増加したものの、リース原価等の増加による経常費用の増加により前期比1億33百万円減少し、3億63百万円となりました。

「銀行業」、「リース業」を除く「その他」の経常収益は、貸倒引当金戻入益等の減少により、前期比50百万円減少し、28億97百万円となりました。セグメント利益も経常収益の減少と貸倒引当金繰入の増加による経常費用の増加により、前期比2億65百万円減少し、7億38百万円となりました。

・キャッシュ・フロー

営業活動によるキャッシュ・フローは、債券貸借取引受入担保金の減少等により、前期比193億84百万円減少し、758億41百万円のプラスとなりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却による収入は増加しましたが、有価証券の取得による支出の増加等により、前期比226億65百万円減少し、349億22百万円のマイナスとなりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出の減少等により、前期比8億13百万円増加し、11億48百万円のマイナスとなりました。

以上の結果、現金及び現金同等物の残高は、前期比397億42百万円増加し、2,201億55百万円となりました。

なお、「事業の状況」に記載の課税取引については、消費税及び地方消費税を含んでおりません。

 

(1) 国内・国際業務部門別収支

国内業務部門の資金運用収支は、貸出金利息を中心に304億73百万円(前連結会計年度対比47百万円増)、役務取引等収支は為替取引を中心に70億4百万円(前連結会計年度対比1億78百万円減)、その他業務収支は12億34百万円(前連結会計年度対比2億18百万円減)となりました。

国際業務部門の資金運用収支は、有価証券利息を中心に44億53百万円(前連結会計年度対比3億82百万円減)、役務取引等収支は36百万円(前連結会計年度対比4百万円減)となり、その他業務収支は△19億81百万円(前連結会計年度対比13億71百万円減)となりました。

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前連結会計年度

30,426

4,835

35,262

当連結会計年度

30,473

4,453

34,927

うち資金運用収益

前連結会計年度

32,126

5,160

184

37,102

当連結会計年度

31,388

5,308

157

36,539

うち資金調達費用

前連結会計年度

1,699

324

184

1,839

当連結会計年度

915

854

157

1,612

役務取引等収支

前連結会計年度

7,182

40

7,222

当連結会計年度

7,004

36

7,040

うち役務取引等収益

前連結会計年度

8,707

87

8,795

当連結会計年度

8,588

80

8,669

うち役務取引等費用

前連結会計年度

1,525

47

1,572

当連結会計年度

1,584

43

1,628

その他業務収支

前連結会計年度

1,452

△610

842

当連結会計年度

1,234

△1,981

△746

うちその他業務収益

前連結会計年度

9,095

194

9,289

当連結会計年度

9,793

694

10,488

うちその他業務費用

前連結会計年度

7,642

804

8,447

当連結会計年度

8,559

2,676

11,235

 

(注) 1  国内業務部門は当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。以下同様であります。

2  資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度2百万円、当連結会計年度1百万円)を控除しております。

3  「相殺消去額」欄は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息を記載しております。

 

 

(2) 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況

①国内業務部門

資金運用勘定の平均残高は、貸出金を中心に2兆9,083億円となり、利回りは1.07%となりました。資金調達勘定の平均残高は、預金を中心に2兆8,653億円となり、利回りは0.03%となりました。

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

2,947,496

32,126

1.08

当連結会計年度

2,908,307

31,388

1.07

うち貸出金

前連結会計年度

1,711,965

23,162

1.35

当連結会計年度

1,694,534

22,325

1.31

うち商品有価証券

前連結会計年度

96

0

0.41

当連結会計年度

71

0

0.14

うち有価証券

前連結会計年度

840,894

8,598

1.02

当連結会計年度

870,291

8,783

1.00

うちコールローン及び
買入手形

前連結会計年度

52,103

60

0.11

当連結会計年度

23,493

△4

△0.01

うち債券貸借取引支払保証金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

100,976

98

0.09

当連結会計年度

95,579

88

0.09

資金調達勘定

前連結会計年度

2,853,367

1,699

0.05

当連結会計年度

2,865,368

915

0.03

うち預金

前連結会計年度

2,520,190

799

0.03

当連結会計年度

2,602,858

553

0.02

うち譲渡性預金

前連結会計年度

224,567

364

0.16

当連結会計年度

233,690

308

0.13

うちコールマネー及び
売渡手形

前連結会計年度

390

0

0.02

当連結会計年度

328

△0

△0.00

うち債券貸借取引受入担保金

前連結会計年度

82,781

83

0.10

当連結会計年度

5,302

5

0.10

うち借用金

前連結会計年度

30,075

72

0.23

当連結会計年度

29,239

49

0.16

 

(注) 1  平均残高は、当行については日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、連結子会社については、月毎の残高に基づく平均残高を利用しております。

2  資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度12,350百万円、当連結会計年度37,128百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度4,651百万円、当連結会計年度6,199百万円)及び利息(前連結会計年度2百万円、当連結会計年度1百万円)を、それぞれ控除しております。

 

 

②国際業務部門

資金運用勘定の平均残高は、貸出金及び有価証券を中心に3,096億円となり、利回りは1.71%となりました。資金調達勘定の平均残高は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借を中心に3,075億円となり、利回りは0.27%となりました。

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

290,189

5,160

1.77

当連結会計年度

309,677

5,308

1.71

うち貸出金

前連結会計年度

69,885

1,164

1.66

当連結会計年度

70,739

1,256

1.77

うち有価証券

前連結会計年度

215,749

3,992

1.85

当連結会計年度

217,855

3,927

1.80

うちコールローン及び
買入手形

前連結会計年度

525

1

0.30

当連結会計年度

10,316

120

1.17

資金調達勘定

前連結会計年度

289,137

324

0.11

当連結会計年度

307,581

854

0.27

うち預金

前連結会計年度

10,268

5

0.05

当連結会計年度

14,038

5

0.04

うちコールマネー及び
売渡手形

前連結会計年度

1,501

9

0.65

当連結会計年度

25,623

418

1.63

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

724

7

1.01

うち債券貸借取引受入担保金

前連結会計年度

30,871

124

0.40

当連結会計年度

40,052

265

0.66

うち借用金

前連結会計年度

1

0

0.64

当連結会計年度

 

(注) 1  資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度4百万円、当連結会計年度4百万円)を控除して表示しております。なお、資金調達勘定より控除すべき金銭の信託運用見合額の平均残高及び利息はありません。

2  国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末のTT仲値を当該月の取引に適用する方式)により算出しております。

 

 

③合計

 

種類

期別

平均残高(百万円)

利息(百万円)

利回り
(%)

小計

相殺
消去額
(△)

合計

小計

相殺
消去額
(△)

合計

資金運用勘定

前連結会計年度

3,237,686

234,398

3,003,287

37,286

184

37,102

1.23

当連結会計年度

3,217,984

216,237

3,001,746

36,696

157

36,539

1.21

うち貸出金

前連結会計年度

1,781,850

1,781,850

24,327

24,327

1.36

当連結会計年度

1,765,274

1,765,274

23,582

23,582

1.33

うち商品有価証券

前連結会計年度

96

96

0

0

0.41

当連結会計年度

71

71

0

0

0.14

うち有価証券

前連結会計年度

1,056,643

1,056,643

12,590

12,590

1.19

当連結会計年度

1,088,147

1,088,147

12,711

12,711

1.16

うちコールローン
及び買入手形

前連結会計年度

52,629

52,629

62

62

0.11

当連結会計年度

33,809

33,809

116

116

0.34

うち債券貸借取引
支払保証金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

100,976

100,976

98

98

0.09

当連結会計年度

95,579

95,579

88

88

0.09

資金調達勘定

前連結会計年度

3,142,504

234,398

2,908,106

2,024

184

1,839

0.06

当連結会計年度

3,172,950

216,237

2,956,712

1,769

157

1,612

0.05

うち預金

前連結会計年度

2,530,459

2,530,459

805

805

0.03

当連結会計年度

2,616,896

2,616,896

559

559

0.02

うち譲渡性預金

前連結会計年度

224,567

224,567

364

364

0.16

当連結会計年度

233,690

233,690

308

308

0.13

うちコールマネー
及び売渡手形

前連結会計年度

1,891

1,891

9

9

0.52

当連結会計年度

25,951

25,951

418

418

1.61

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

724

724

7

7

1.01

うち債券貸借取引
受入担保金

前連結会計年度

113,653

113,653

207

207

0.18

当連結会計年度

45,355

45,355

270

270

0.59

うち借用金

前連結会計年度

30,077

30,077

72

72

0.23

当連結会計年度

29,239

29,239

49

49

0.16

 

(注) 1  資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度12,354百万円、当連結会計年度37,132百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度4,651百万円、当連結会計年度6,199百万円)及び利息(前連結会計年度2百万円、当連結会計年度1百万円)を、それぞれ控除しております。

2  「相殺消去額」欄は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息を記載しております。

 

 

(3) 国内・国際業務部門別役務取引の状況

国内業務部門の役務取引等収益は、預金・貸出取引を中心に85億88百万円となりました。役務取引等費用は、為替業務を中心に15億84百万円となりました。役務取引等収支は70億4百万円となりました。

国際業務部門の役務取引等収支は36百万円となりました。

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前連結会計年度

8,707

87

8,795

当連結会計年度

8,588

80

8,669

うち預金・貸出業務

前連結会計年度

3,370

3,370

当連結会計年度

3,456

3,456

うち為替業務

前連結会計年度

2,709

74

2,783

当連結会計年度

2,677

68

2,745

うち証券関連業務

前連結会計年度

1,157

1,157

当連結会計年度

910

910

うち代理業務

前連結会計年度

1,009

1,009

当連結会計年度

961

961

役務取引等費用

前連結会計年度

1,525

47

1,572

当連結会計年度

1,584

43

1,628

うち為替業務

前連結会計年度

804

47

852

当連結会計年度

854

43

898

うち個人ローン業務

前連結会計年度

567

567

当連結会計年度

590

590

 

 

(4) 国内・国際業務部門別預金残高の状況

○預金の種類別残高(末残)

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前連結会計年度

2,593,052

14,157

2,607,210

当連結会計年度

2,679,109

9,518

2,688,627

うち流動性預金

前連結会計年度

1,640,969

1,640,969

当連結会計年度

1,733,559

1,733,559

うち定期性預金

前連結会計年度

924,252

924,252

当連結会計年度

920,502

920,502

うちその他

前連結会計年度

27,830

14,157

41,988

当連結会計年度

25,047

9,518

34,565

譲渡性預金

前連結会計年度

137,273

137,273

当連結会計年度

143,107

143,107

総合計

前連結会計年度

2,730,326

14,157

2,744,484

当連結会計年度

2,822,216

9,518

2,831,734

 

(注) 1  流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金

2  定期性預金=定期預金+定期積金

 

 

(5) 国内・特別国際金融取引勘定別貸出金残高の状況

①業種別貸出状況(末残・構成比)

業種別

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

1,788,221

100.00

1,732,482

100.00

製造業

142,196

7.95

124,870

7.21

農業、林業

1,573

0.09

2,624

0.15

漁業

5,458

0.31

5,660

0.33

鉱業、採石業、砂利採取業

1,148

0.06

903

0.05

建設業

48,449

2.71

43,292

2.50

電気・ガス・熱供給・水道業

50,082

2.80

50,979

2.94

情報通信業

11,106

0.62

9,520

0.55

運輸業、郵便業

72,173

4.04

67,268

3.88

卸売業、小売業

151,181

8.45

136,902

7.90

金融業、保険業

75,795

4.24

68,281

3.94

不動産業、物品賃貸業

201,534

11.27

201,374

11.62

各種サービス業

190,166

10.63

193,949

11.20

地方公共団体

332,799

18.61

311,778

18.00

その他

504,561

28.22

515,082

29.73

特別国際金融取引勘定分

政府等

金融機関

その他

 ―

合計

1,788,221

1,732,482

 

 

②外国政府等向け債権残高(国別)

「外国政府等」とは、外国政府、中央銀行、政府関係機関又は国営企業及びこれらの所在する国の民間企業等であり、日本公認会計士協会銀行等監査特別委員会報告第4号に規定する特定海外債権引当勘定を計上している国の外国政府等の債権残高を掲げることとしておりますが、前連結会計年度及び当連結会計年度は該当ありません。

 

(6) 国内・国際業務部門別有価証券の状況

○有価証券残高(末残)

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

国債

前連結会計年度

269,218

269,218

当連結会計年度

249,264

249,264

地方債

前連結会計年度

105,095

105,095

当連結会計年度

136,586

136,586

短期社債

前連結会計年度

当連結会計年度

社債

前連結会計年度

320,576

320,576

当連結会計年度

300,240

300,240

株式

前連結会計年度

54,651

54,651

当連結会計年度

62,333

62,333

その他の証券

前連結会計年度

149,588

202,921

352,509

当連結会計年度

169,403

204,319

373,722

合計

前連結会計年度

899,130

202,921

1,102,051

当連結会計年度

917,827

204,319

1,122,147

 

(注)  「その他の証券」には、外国債券を含んでおります。

 

(自己資本比率の状況)

(参考)

自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第19号。以下、「告示」という。)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。

なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用しております。

 

 連結自己資本比率(国内基準)                             (単位:億円、%)

 

平成29年3月31日

1.連結自己資本比率(2/3)

10.99

2.連結における自己資本の額

1,588

3.リスク・アセットの額

14,447

4.連結総所要自己資本額

577

 

 

単体自己資本比率(国内基準)                             (単位:億円、%)

 

平成29年3月31日

1.自己資本比率(2/3)

10.34

2.単体における自己資本の額

1,474

3.リスク・アセットの額

14,247

4.単体総所要自己資本額

569

 

 

 

(資産の査定)

(参考)

資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。

 

1  破産更生債権及びこれらに準ずる債権

破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。

 

2  危険債権

危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。

 

3  要管理債権

要管理債権とは、3ヵ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。

 

4  正常債権

正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。

 

資産の査定の額

債権の区分

平成28年3月31日

平成29年3月31日

金額(億円)

金額(億円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

45

53

危険債権

551

538

要管理債権

18

4

正常債権

17,621

17,019

 

 (注)金額は億円未満を四捨五入して表示しております。

 

2 【生産、受注及び販売の状況】

「生産、受注及び販売の状況」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。

 

3 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループが判断したものであります。

 

経営方針

当行は次の方針に基づき経営活動を行っております。

(経営の基本方針)

経営理念:『地域社会の繁栄に貢献するため銀行業務を通じ最善をつくす』

ブランドスローガン: 『感動を、シェアしたい。』

当行の経営理念は、「社会における役割・責任・目標、そして共通の価値観」を明示しており、行員一人ひとりがこの使命を銘記し、銀行業務を全力で遂行してまいります。

また、経営理念にうたわれた使命を達成するために、地域の皆さまと一緒になって地域社会の発展に寄与するとともに、お客さまに感動していただけるサービスをお届けするという目標に向かって前進してまいります。

 

(中長期的な経営戦略)

大きな時代の変化の中にあっても、当行が地域と共に永続的に成長、発展していくため、当行では平成23年度以降の10年間に亘る長期の経営計画である「長期経営計画2011」を策定しており、平成28年度からの3年間においては、その第3ステップである「中期経営計画2016」に取組んでおります。

「中期経営計画2016」においては、基本方針を「CSV(※)の実現」としており、地域の皆さまとの共有価値を創造することによって、当行自らの収益力も強化し、磐石な経営基盤を確立してまいります。

「中期経営計画2016」の初年度である平成28年度におきましては、地方公共団体等と連携しながら、観光支援等といった地域活性化への主体的な取組みを実践するため、6月に「地域創造部」を新設いたしました。

また同時に、お客さまに提供する付加価値の更なる高度化を実現するため、営業戦略部内に「マーケティング室」を新設しております。

新設した部署等も有効活用しながら、引き続き「中期経営計画2016」に全行一丸となって取組み、「CSVの実現」に資する各種施策を実践してまいります。

(※)Creating Shared Value:地域と当行の共有価値の創造

 

「中期経営計画2016」において目標とする経営指標は、以下のとおりです。

 

平成29年3月期 目標

平成29年3月期 実績

平成30年3月期 目標

連結当期純利益(収益性)

50億円

 75億円

55億円

OHR(効率性)

78.8%

75.2%

80.6%

自己資本比率(健全性)

10.25%

10.34%

10.26%

 

 (注)「親会社株主に帰属する当期純利益」を中期経営計画の経営指標に合わせ、「連結当期純利益」と表示しております。

 

経営環境

平成28年度の国内経済は、緩やかに回復しました。生産活動や設備投資は年度後半にかけて持ち直しの動きとなり、個人消費は力強さには欠けるものの緩やかに回復しました。また、公共投資は底堅く推移し、有効求人倍率は高水準で推移しました。一方、住宅投資は、年度前半は持ち直しの動きがみられましたが、年度後半にかけて減速しました。先行きは、米国の政治経済の動向など懸念材料はありますが、緩やかな回復基調となることが期待されます。

県内経済は、4月に発生した熊本地震の影響もあり年度当初は足踏み感がみられましたが、その後は緩やかな持ち直しの動きとなりました。個人消費は年度当初は弱含みましたが、その後は横ばい圏内の動きとなり、生産活動は一進一退で推移しました。また、公共投資は年度前半は弱さがみられたものの年度後半は前年を上回る水準で推移し、観光は熊本地震直後は大きく落ち込みましたが、7月以降は「九州ふっこう割」をはじめとした各種支援策により回復に向けた動きがみられ、有効求人倍率は高水準で推移しました。一方、住宅投資は増勢が鈍化し、設備投資は弱含みとなりました。

 

対処すべき課題等

当行では、平成28年12月に元行員による不祥事件が発覚し、株主の皆さまにご心配をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。当行では、「コンプライアンス」を経営の最重要課題と位置づけ、不祥事件の根絶に向け、様々な取り組みを行ってまいりましたが、今回の不祥事件を厳粛に受け止め、内部管理態勢の一層の充実・強化に向けて、当行グループ一丸となって改めて再発防止策に取り組んでまいります。

平成28年度については、「中期経営計画2016」の諸施策に全行を挙げて取り組んだ結果、69億円の当期純利益を計上することができました。

平成29年度においては、引き続き「コンプライアンス」を全ての施策の大前提として、「中期経営計画2016」の基本方針である「CSVの実現」に取組むことによって、地域と当行自身のサステナビリティ(持続可能性)を最大化していくことが対処すべき課題であると認識しております。

「CSVの実現」に向けては、地域のお客さまとのお取引において「短期的な業績の変動にとらわれず、とことんサポートする」という基本姿勢を持ち、お客さまとの間に永続的なリレーションを構築すると共に、お客さまの本業を支援する活動(売上増加、経営改善、業種転換、事業承継等の支援)に対しグループの総力を結集した取組みを実践することによって、高い付加価値を実現してまいります。そして同時に、地域の経済・産業の現状及び課題を適切に認識・分析すると共に、当該分析結果を活用しながら、様々なライフステージにある企業の事業内容や成長可能性等を適切に評価する等、「事業性評価」に対する取組みも強化してまいります。

また、人口減少・高齢化の進展や経済のグローバル化に伴う大企業の生産拠点の海外移転等をふまえ、当行の営業基盤である大分県を中心とした地域において自立型の経済成長を実現することも、当行にとっての課題であると認識しております。

地域活性化への主体的な取組みを実践するため、当行は「地域創造連携協力協定」を複数の地方公共団体と締結し、地域資源を活かした課題の解決、産業の構築、定住促進、交流人口の増強に各地方公共団体と協働して取り組んでまいります。また、産官学金連携の下、当行が持つ知見やコンサルタント機能、ネットワークを最大限に活用した取組みも行ってまいります。

更に、当行グループの持つ金融ソリューション力を発揮し、地域資源の活用に繋がる新規起業や既存事業の生産性向上、海外進出等を総合的にサポートすると共に、お客さまの課題解決に向けた取組みを官民一体で支援していく観点から、官民ファンドの活用等にも積極的に取組み、地域における金融機能の更なる高度化を図ってまいります。

 

4 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。
 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループが判断したものであります。
 これらのリスクは将来の様々な要因により変動することがありますが、当行グループではこれらのリスクの抑制と顕在化回避を図るとともに、万一、リスクが顕在化した場合の対応に努めております。

(1) 信用リスク

平成29年3月末の当行単体の金融再生法に基づく不良債権額は596億円、不良債権比率は3.38%です。なお、各々の債権に対し、貸倒れが予測される部分については、十分な引当てを行っております。しかしながら、昨今の世界的な市場の混乱や金融経済環境の悪化を含む世界経済及び日本経済の動向、不動産価格及び株価の変動、貸出先の経営状況及び信頼性を失墜させる不祥事等の問題の発生によって不良債権が増加する可能性があります。また、海外向け信用供与について、与信先の属する国の外貨事情や政治・経済情勢等により当行が損失を被り、当行の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。その結果、現時点の想定を上回る信用コストが発生した場合、当行の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

(2) 市場リスク

当行は、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により、資産・負債(オフバランスを含む)の価値が変動し損失を被るおそれ及び資産・負債から生み出される収益が変動し損失を被るおそれがあり、当行の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

・金利リスク

当行の資産及び負債は主要業務である貸出金、有価証券及び預金で形成されており、主たる収益源は資金運用と資金調達の利鞘収入であり、預金金利及び貸出金利は市場金利に基づき改定しております。しかし、市場金利の変動等に対し預貸金の金利改定のタイムラグや資産負債の構成等により預金等の調達利回りと貸出金等の運用利回りの利鞘が縮小した場合、資金利益の減少により当行の業績へ影響する可能性があります。従って、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッチが存在している中で金利が変動することにより、利益が低下ないし損失を被るおそれがあり、当行の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

・為替リスク

当行は、外貨建資産・負債についてネット・ベースで資産超又は負債超ポジションが造成されている場合があり、さらに為替の価格が当初予定されていた価格と相違することによって損失が発生するおそれがあり、当行の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

・価格変動リスク

当行は、市場性のある国債等の債券や市場価格のある株式等の有価証券を保有しております。従いまして、将来、それらの価格の変動に伴って資産価格が減少するリスクがあり、減損又は評価損が発生することにより、当行の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

(3) 流動性リスク

当行の財務内容の悪化等により必要な資金が確保できなくなる可能性や、資金の確保に通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされる可能性があります。また、市場の混乱等により市場において取引が出来なくなる可能性、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被る可能性があります。また、昨今の世界的な市場の混乱や金融経済環境の悪化等の外部要因によっても当行の国内における資本及び資金調達の条件・流動性の状況が悪化する若しくは取引が制約されるおそれがあります。これらの要因により、当行の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

(4) オペレーショナル・リスク

当行は、内部管理態勢強化、コンプライアンス態勢の充実を図っており、事務規程等に沿った正確な事務処理を励行することを徹底し、事務事故の未然防止を図るため全行を挙げて取り組んでおります。しかしながら、これらの対策にも拘らず、業務の過程、役職員の活動若しくはシステムが不適切であること又は外部にて発生した事象により損失を被るおそれがあり、当行の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

・事務リスク

当行は、各種規程等を遵守した正確な事務取扱を徹底するとともに事務処理の集中化やコンピュータシステムによるチェックの強化により、堅実な事務処理態勢を構築しておりますが、役職員が正確な事務を怠ること、あるいは事故・不正等を起こすことにより当行が損失を被るおそれがあり、当行の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

・システムリスク

当行は、業務の多様化、高度化、取引量の増大に伴い、様々な業務をコンピュータによって処理しております。従って、コンピュータシステムのダウン又は誤作動等、システムの不備等に伴い当行が損失を被るおそれがあります。さらにコンピュータが不正に使用されることにより当行が損失を被るおそれがあります。これらの要因により、当行の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

・法務リスク

当行は、事業活動を行う上で、会社法、金融商品取引法、銀行法等の諸法令による規制を受けるほか、各種取引上の契約を締結しております。当行が関与する取引・訴訟等において法律関係に不確実性、不備等があることにより信用の毀損又は損失が発生するおそれやコンプライアンスの欠如により不正行為が行なわれた場合には、信用の失墜及び罰則費用や損害賠償等に伴う損失が発生し、当行の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

・人的リスク

当行は、人材の流出・喪失等や士気の低下、労務問題を含める人事運営上の不公平・不公正(報酬・手当・解雇等の問題)、差別的行為(セクシュアルハラスメント等)、役職員による法令等の遵守に関して問題となる業務上の行為(業務上横領・交通事故等)から生じる損失・損害などを被るおそれがあります。また、業務継続のための人材確保が困難となることから生じる適切な営業態勢・陣容を構築できないおそれがあります。これらの要因により、当行の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

・イベントリスク

犯罪・自然災害等偶発的に発生する事件・事故等により店舗等の有形資産の損傷による損失の他、当行の業務運営への支障が生じる可能性があり、損失を被るおそれがあります。それにより当行の業績及び財務状況並びに当行の株価に悪影響を及ぼす可能性があります。

・風評リスク

その誘因となる事象の発生により当行に対する否定的な世論(悪い評判)が、事実に基づく、基づかないに拘らず、結果的に当行の収益や資本、顧客基盤等に重大な損失をもたらすおそれがあり、当行の業績及び財務状況並びに当行の株価に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

・情報資産リスク

当行は、膨大な顧客情報を保有しており、情報管理に関する規程及び体制の整備や従業員教育の徹底により、情報資産の厳正な管理に努めております。しかしながら、情報資産の漏洩、紛失、改竄、不適切な取得や取扱い及び不適正な第三者への提供等により当行に対する信用低下が生じ損失を被るおそれがあり、当行の業績及び財務状況並びに当行の株価に悪影響を及ぼす可能性があります。

(5) 経営リスクについて

当行が、平成28年4月より取組みを行っている「中期経営計画2016」に基づき展開する経営戦略等が奏功しない場合、当初想定した結果が得られない可能性があります。

(6) 特定地域への依存

当行は大分県を主要な営業基盤としており、地域別与信額においても大分県は大きな割合を占めています。大分県の経済状態が悪化した場合には、信用リスクが増加し、当行の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

(7) 他金融機関等との競争激化について

当行が主要な営業基盤とする大分県において、地元競合他行及びメガバンクのほか近隣他県の地域金融機関、ノンバンク等との間で競争関係にあります。また、政府系金融機関の民営化、ゆうちょ銀行の業務範囲拡大の動き、小売業等異業種からの銀行業参入など近年の金融制度の大幅な緩和を通じ激化した競争環境のなかで、当行が競争優位を得られない場合、調達コストの上昇を資金運用面でカバーできない等の事態も想定され、当行の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

(8) 業務範囲拡大に伴うリスク

当行は、法令等の規制緩和に伴う業務範囲の拡大等を前提とした多様な営業戦略を実施しております。当該業務の拡大が予想通りに進展せず、想定した結果を得られない場合、営業戦略が奏功しないことにより、当行の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

(9) 自己資本比率規制

当行の連結自己資本比率及び単体自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づく平成18年金融庁告示第19号に定められた算式に基づき算出しており、当行は国内基準を採用しております。

当行の自己資本比率が要求される基準(4%)を下回った場合には、金融庁長官から、業務の全部又は一部の停止等の命令を受けることとなります。当行の自己資本比率に影響を与える要因としては以下のもの等が含まれます。

 ・有価証券ポートフォリオの価値の低下等

 ・債務者の信用悪化や不良債権処理等による与信関係費用の増加

 ・自己資本比率の基準及び算定方法の変更

 ・繰延税金資産の回収可能性の低下(※)

 ・本項記載のその他の不利益な展開

※繰延税金資産の計上は、将来の課税所得など様々な予測・仮定に基づくものであるため、当行が将来繰延税金資産の一部又は全部が回収できないと判断した場合、繰延税金資産の取り崩しとなり、当行の業績に悪影響を与えるとともに、自己資本比率の低下につながる可能性があります。

(10)退職給付債務

当行の退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件に基づき算出されております。これらの前提条件が変更された場合、又は実際の年金資産の時価が下落した場合、当行の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

(11)固定資産の減損等について

当行が所有及び賃借中の土地、建物、車両等の有形固定資産について、自然災害、犯罪行為又は資産管理上の瑕疵等の結果、毀損、焼失あるいは劣化することにより業務の運営に支障をきたす可能性があります。また、有形固定資産の減損会計適用に伴い、評価額が低下した場合等には損失が発生する可能性があります。これら有形固定資産に係るリスクが顕在化した場合、当行の業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

(12)外部格付けについて

当行は外部格付機関より格付けを取得しておりますが、外部格付機関が格付けを引き下げた場合、資金・資本調達に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

5 【経営上の重要な契約等】

該当ありません。

 

 【研究開発活動】

該当ありません。

 

 

 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループが判断したものであります。

(1) 当連結会計年度の概況

経常収益は、国債等債券売却益の増加によりその他業務収益は増加したものの、貸出金利息の減少による資金運用収益の減少及び株式等売却益の減少によるその他経常収益の減少により、前期比11億12百万円減少し、589億80百万円となりました。経常費用は、資金調達費用は減少したものの、国債等債券売却損の増加によるその他業務費用の増加及び貸倒引当金繰入額の増加によるその他経常費用の増加により、前期比33億2百万円増加し、488億21百万円となりました。

この結果、経常利益は、前期比44億14百万円減少し、101億59百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比21億96百万円減少し、75億40百万円となりました。

当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、債券貸借取引受入担保金の減少等により、前期比193億84百万円減少し、758億41百万円のプラスとなりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却による収入は増加しましたが、有価証券の取得による支出の増加等により、前期比226億65百万円減少し、349億22百万円のマイナスとなりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出の減少等により、前期比8億13百万円増加し、11億48百万円のマイナスとなりました。

以上の結果、現金及び現金同等物の残高は、前期比397億42百万円増加し、2,201億55百万円となりました。

セグメント別については「銀行業」では、経常収益は、株式等売却益の減少により、前期比15億23百万円減少し、488億70百万円となりました。セグメント利益も経常収益の減少と国債等債券売却損の増加による経常費用の増加により、前期比40億15百万円減少し、90億44百万円となりました。

「リース業」では、経常収益は、リース料収入等の増加により前期比2億24百万円増加し、87億43百万円となりました。セグメント利益は、経常収益は増加したものの、リース原価等の増加による経常費用の増加により前期比1億33百万円減少し、3億63百万円となりました。

「銀行業」、「リース業」を除く「その他」の経常収益は、貸倒引当金戻入益等の減少により、前期比50百万円減少し、28億97百万円となりました。セグメント利益も経常収益の減少と貸倒引当金繰入の増加による経常費用の増加により、前期比2億65百万円減少し、7億38百万円となりました。

預金及び譲渡性預金の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末対比872億円増加し、2兆8,317億円となりました。
 貸出金の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末対比557億円減少し、1兆7,324億円となりました。
 有価証券の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末対比200億円増加し、1兆1,221億円となりました。

なお、当行の業績の概況は次のとおりです。

経常収益は、国債等債券売却益、有価証券利息配当金が増加したものの、株式等売却益、貸出金利息、手数料収入が減少したことにより、前期比13億17百万円減少し、490億13百万円となりました。経常費用は、物件費や預金利息等が減少し、さらに株式等売却損も減少しましたが、国債等債券売却損や貸倒引当金繰入額の増加等により、前期比25億53百万円増加し、398億77百万円となりました。
 この結果、経常利益は前期比38億70百万円減少し、91億35百万円となりました。また、当期純利益は経常収益の減少により前期比21億66百万円減少し、69億27百万円となりました。

(2) 次期(年間)の業績の予想

当行グループの平成29年度の業績につきましては、経常収益572億円、経常利益82億円、親会社株主に帰属する当期純利益58億円を予想しております。このうち当行単体では、経常収益471億円、経常利益71億円、当期純利益51億円を予想しております。

なお、平成30年3月末の日経平均株価を17,000円~21,000円、与信費用(一般貸倒引当金繰入額+不良債権処理額)を連結ベースで年間△6億円、単体ベースで年間△8億円と見込んでおります。

業績予想については、当行が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、
実際の業績等は、様々な要因により大きく異なる可能性があります。