第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

該当ありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

財政状態及び経営成績の分析は、以下のとおりであります。

 

1 業績の状況

(1) 経済金融環境

当第3四半期連結累計期間を顧みますと、海外では、中国経済の減速等に伴い、新興国・資源国において成長ペースが鈍化した一方、堅調な家計支出等に支えられ、回復が続く米国を中心に、先進国では緩やかな回復が続きました。わが国の経済は、新興国経済の減速を受けて、輸出や生産の面で弱めの動きが見られたものの、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費が底堅く推移したことなどから、緩やかな回復を続けました。

わが国の金融資本市場におきましては、短期市場金利が低位で安定的に推移したほか、長期市場金利は、海外の債券市場の動向等を受けて、平成27年6月に0.5%台まで上昇したものの、その後は緩やかに下落し、期末にかけて0.3%前後で推移しました。また、日経平均株価は、企業業績の改善等を背景に、夏場にかけて21,000円近くまで上昇しましたが、平成27年8月に中国での株価急落等を受けて下落し、期末にかけて19,000円前後で推移しました。円相場では、日本銀行の量的・質的金融緩和の影響等を背景に円安基調が続きましたが、米連邦準備制度理事会による9年ぶりの利上げや原油価格の下落等を受けたリスクオフの動きも見られ、期末にかけて1ドル120円近辺で推移しました。

こうした中、わが国では平成27年9月に、預金口座へのマイナンバーの付番などの規定を盛り込んだ「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」(いわゆる「マイナンバー法」)の改正法案が成立しました。国際的な金融規制に関しては、平成27年6月にバーゼル銀行監督委員会より、金利の変動により生じる「銀行勘定の金利リスク」についての規制案が公表されたほか、同年11月には金融安定理事会より、グローバルなシステム上重要な銀行(G-SIBs)の総損失吸収力(TLAC)に係る最終的な基準が公表されました。

 

(2) 経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間の連結粗利益は、2兆2,186億円と前第3四半期連結累計期間比117億円の減益となりました。これは、三井住友カード株式会社においてクレジットカード関連収益が増益となった一方で、株式会社三井住友銀行において国債等債券損益が減益となったこと等によるものであります。

営業経費は、株式会社三井住友銀行やSMBC日興証券株式会社等において、トップライン収益強化に向け、引き続き経費投入を行ったこと等を主因に、前第3四半期連結累計期間比609億円増加の1兆2,857億円となりました。

持分法による投資損益は、市場価格の下落により関連会社株式に係るのれんを減損したことを主因に448億円の損失となりました。

一方、与信関係費用は、株式会社三井住友銀行における戻り益の縮小等により、前第3四半期連結累計期間比919億円増加の456億円の費用となりました。

以上の結果、経常利益は9,002億円と前第3四半期連結累計期間比2,067億円の減益。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前第3四半期連結累計期間比560億円減益の6,262億円となりました。

 

 主な項目の分析は、以下のとおりであります。

(単位:億円)

 

 

前第3四半期
連結累計期間

当第3四半期
連結累計期間

前第3四半期
連結累計期間比

連結粗利益

 

22,303

22,186

△117

資金運用収支

 

11,408

11,198

△210

信託報酬

 

21

21

△1

役務取引等収支

 

7,207

7,569

362

特定取引収支

 

1,295

1,487

192

その他業務収支

 

2,371

1,911

△460

営業経費

 

△12,247

△12,857

△609

持分法による投資損益

 

3

△448

△450

連結業務純益

 

10,059

8,882

△1,177

与信関係費用

 

463

△456

△919

不良債権処理額

 

△520

△618

△98

貸出金償却

 

△475

△550

△75

貸倒引当金繰入額

 

その他

 

△45

△68

△23

貸倒引当金戻入益

 

828

30

△798

償却債権取立益

 

155

132

△23

株式等損益

 

649

523

△126

その他

 

△103

53

156

経常利益

 

11,068

9,002

△2,067

特別損益

 

△40

△22

18

うち固定資産処分損益

 

△21

11

32

うち減損損失

 

△17

△33

△16

税金等調整前四半期純利益

 

11,028

8,979

△2,049

法人税、住民税及び事業税

 

△2,566

△2,099

466

法人税等調整額

 

△750

233

982

四半期純利益

 

7,713

7,113

△600

非支配株主に帰属する四半期純利益

 

△891

△850

41

親会社株主に帰属する四半期純利益

 

6,822

6,262

△560

 

(注)1 減算項目には金額頭部に△を付しております。

2 連結粗利益=資金運用収支+信託報酬+役務取引等収支+特定取引収支+その他業務収支

3 当第3四半期連結累計期間より、四半期純利益等の表示の変更を行っております。
また、前第3四半期連結累計期間についても、当該表示の変更を反映しております。 

 

 

① セグメント別収支

当第3四半期連結累計期間の資金運用収支は前第3四半期連結累計期間比210億円減益の1兆1,198億円、信託報酬は同1億円減益の21億円、役務取引等収支は同362億円増益の7,569億円、特定取引収支は同192億円増益の1,487億円、その他業務収支は同460億円減益の1,911億円となりました。 

セグメント別に見ますと、銀行業セグメントの資金運用収支は前第3四半期連結累計期間比538億円減益の9,278億円、信託報酬は同1億円減益の20億円、役務取引等収支は同139億円増益の3,194億円、特定取引収支は同202億円増益の319億円、その他業務収支は同538億円減益の928億円となりました。

リース業セグメントの資金運用収支は前第3四半期連結累計期間比16億円減益の156億円、信託報酬は同0億円減益の1億円、役務取引等収支は同2億円減益の17億円、その他業務収支は同148億円増益の1,086億円となりました。

証券業セグメントの資金運用収支は前第3四半期連結累計期間比3億円増益の31億円、役務取引等収支は同70億円増益の1,768億円、特定取引収支は同127億円減益の1,025億円、その他業務収支は同0億円増益の△7億円となりました。

コンシューマーファイナンス業セグメントの資金運用収支は前第3四半期連結累計期間比68億円増益の1,410億円、役務取引等収支は同134億円増益の2,756億円、その他業務収支は同35億円増益の398億円となりました。

その他事業セグメントの資金運用収支は前第3四半期連結累計期間比135億円増益の674億円、役務取引等収支は同15億円増益の110億円、特定取引収支は同116億円増益の143億円、その他業務収支は同14億円減益の467億円となりました。

 

種類

期別

銀行業

リース業

証券業

コンシュー
マーファイ
ナンス業

その他
事業

消去又は
全社(△)

合計

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

資金運用収支

前第3四半期
連結累計期間

981,583

17,239

2,809

134,143

53,924

△48,888

1,140,812

当第3四半期
連結累計期間

927,826

15,645

3,124

140,969

67,419

△35,156

1,119,829

うち資金運用収益

前第3四半期
連結累計期間

1,281,553

55,015

7,921

141,861

79,189

△139,135

1,426,404

当第3四半期
連結累計期間

1,263,741

56,696

8,790

147,540

87,139

△120,903

1,443,003

うち資金調達費用

前第3四半期
連結累計期間

299,970

37,775

5,111

7,717

25,264

△90,247

285,591

当第3四半期
連結累計期間

335,914

41,050

5,666

6,570

19,719

△85,746

323,174

信託報酬

前第3四半期
連結累計期間

2,066

73

2,139

当第3四半期
連結累計期間

1,982

72

2,054

役務取引等収支

前第3四半期
連結累計期間

305,552

1,915

169,822

262,202

9,464

△28,238

720,719

当第3四半期
連結累計期間

319,415

1,740

176,772

275,599

10,976

△27,573

756,931

うち役務取引等
収益

前第3四半期
連結累計期間

420,852

2,025

171,771

274,675

16,468

△63,218

822,573

当第3四半期
連結累計期間

440,531

1,829

178,126

288,775

17,924

△64,571

862,615

うち役務取引等
費用

前第3四半期
連結累計期間

115,300

109

1,948

12,473

7,003

△34,980

101,853

当第3四半期
連結累計期間

121,115

88

1,353

13,175

6,948

△36,998

105,684

 

 

 

種類

期別

銀行業

リース業

証券業

コンシュー
マーファイ
ナンス業

その他
事業

消去又は
全社(△)

合計

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

特定取引収支

前第3四半期
連結累計期間

11,690

115,121

2,710

129,522

当第3四半期
連結累計期間

31,909

102,469

14,315

148,693

うち特定取引収益

前第3四半期
連結累計期間

28,457

172,986

29,562

△51,303

179,703

当第3四半期
連結累計期間

34,906

102,469

20,831

△9,513

148,693

うち特定取引費用

前第3四半期
連結累計期間

16,767

57,864

26,852

△51,303

50,180

当第3四半期
連結累計期間

2,997

6,515

△9,513

その他業務収支

前第3四半期
連結累計期間

146,592

93,791

△701

36,281

48,137

△86,994

237,107

当第3四半期
連結累計期間

92,756

108,603

△666

39,767

46,696

△96,093

191,063

うちその他業務
収益

前第3四半期
連結累計期間

171,652

365,789

531

372,222

121,927

△93,318

938,803

当第3四半期
連結累計期間

111,296

461,920

1,188

402,036

122,321

△100,445

998,317

うちその他業務
費用

前第3四半期
連結累計期間

25,059

271,997

1,232

335,941

73,790

△6,324

701,696

当第3四半期
連結累計期間

18,540

353,317

1,855

362,268

75,625

△4,352

807,254

 

(注) 1 セグメントは内部管理上採用している区分によっております。

2 各セグメントの主な内容

(1) 銀行業…………………………………銀行業務

(2) リース業………………………………リース業務

(3) 証券業…………………………………証券業務

(4) コンシューマーファイナンス業……コンシューマーファイナンス業務
                (クレジットカード業務、消費者金融業務)

(5) その他事業……………………………システム開発・情報処理業務

3 セグメント間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。

 

 

② 国内・海外別収支

当第3四半期連結累計期間の資金運用収支は前第3四半期連結累計期間比210億円減益の1兆1,198億円、信託報酬は同1億円減益の21億円、役務取引等収支は同362億円増益の7,569億円、特定取引収支は同192億円増益の1,487億円、その他業務収支は同460億円減益の1,911億円となりました。

国内・海外別に見ますと、国内の資金運用収支は前第3四半期連結累計期間比143億円減益の7,661億円、信託報酬は同1億円減益の21億円、役務取引等収支は同260億円増益の6,309億円、特定取引収支は同19億円増益の1,383億円、その他業務収支は同697億円減益の868億円となりました。

海外の資金運用収支は前第3四半期連結累計期間比63億円増益の3,673億円、役務取引等収支は同95億円増益の1,355億円、特定取引収支は同173億円増益の104億円、その他業務収支は同234億円増益の1,045億円となりました。

 

種類

期別

国内

海外

消去又は
全社(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前第3四半期連結累計期間

780,357

360,988

△533

1,140,812

当第3四半期連結累計期間

766,102

367,298

△13,572

1,119,829

うち資金運用収益

前第3四半期連結累計期間

977,031

518,357

△68,983

1,426,404

当第3四半期連結累計期間

968,799

533,281

△59,077

1,443,003

うち資金調達費用

前第3四半期連結累計期間

196,673

157,368

△68,450

285,591

当第3四半期連結累計期間

202,697

165,982

△45,505

323,174

信託報酬

前第3四半期連結累計期間

2,139

2,139

当第3四半期連結累計期間

2,054

2,054

役務取引等収支

前第3四半期連結累計期間

604,816

126,008

△10,105

720,719

当第3四半期連結累計期間

630,850

135,531

△9,450

756,931

うち役務取引等
収益

前第3四半期連結累計期間

680,054

155,316

△12,797

822,573

当第3四半期連結累計期間

712,222

162,404

△12,011

862,615

うち役務取引等
費用

前第3四半期連結累計期間

75,237

29,308

△2,692

101,853

当第3四半期連結累計期間

81,372

26,872

△2,561

105,684

特定取引収支

前第3四半期連結累計期間

136,462

△6,939

129,522

当第3四半期連結累計期間

138,315

10,378

148,693

うち特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

212,372

30,468

△63,137

179,703

当第3四半期連結累計期間

141,313

21,600

△14,219

148,693

うち特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

75,910

37,407

△63,137

50,180

当第3四半期連結累計期間

2,997

11,221

△14,219

その他業務収支

前第3四半期連結累計期間

156,438

81,079

△411

237,107

当第3四半期連結累計期間

86,782

104,474

△194

191,063

うちその他業務
収益

前第3四半期連結累計期間

788,948

150,843

△988

938,803

当第3四半期連結累計期間

757,797

241,597

△1,077

998,317

うちその他業務
費用

前第3四半期連結累計期間

632,509

69,763

△577

701,696

当第3四半期連結累計期間

671,014

137,122

△883

807,254

 

(注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。 

2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。

3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。

 

 

(3) 財政状態の分析
① 貸出金

貸出金は、株式会社三井住友銀行で増加したこと等により、前連結会計年度末比2兆8,821億円増加して75兆9,504億円となりました。

 

(単位:億円)

 

前連結会計年度末

当第3四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

貸出金残高(末残)

730,682

759,504

28,821

うちリスク管理債権

11,023

9,444

△1,578

うち住宅ローン(注)

156,955

154,417

△2,538

 

  (注)当社国内銀行子会社の単体計数を単純合算して表示しております。

 

[ご参考]国内・海外別及びセグメント別貸出金残高の状況
○業種別貸出状況(末残・構成比)

 

業種別

前連結会計年度末

銀行業
(百万円)

リース業
(百万円)

証券業
(百万円)

コンシューマーファイナンス業
(百万円)

その他
事業
(百万円)

合計
(百万円)

構成比
(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

 50,527,891

 125,760

 575

 1,195,896

 632

 51,850,756

100.00

製造業

 5,968,319

 6,806

 5,975,126

11.52

農業、林業、漁業及び鉱業

 134,045

 1,239

 135,284

0.26

建設業

 913,596

 913,596

1.76

運輸、情報通信、公益事業

 4,588,546

 18,406

 4,606,952

8.89

卸売・小売業

 4,422,598

 6,020

 1,196

 4,429,816

8.54

金融・保険業

 2,699,149

 22,724

 2,721,873

5.25

不動産業、物品賃貸業

 7,610,560

 27,817

 4,403

 7,642,781

14.74

各種サービス業

 4,214,981

 16,892

 841

 4,232,714

8.16

地方公共団体

 1,243,108

 1,243,108

2.40

その他

 18,732,985

 25,852

 575

 1,189,454

 632

 19,949,501

38.48

海外及び特別国際金融取引勘定分

 20,941,243

 184,081

 71,419

 20,739

 21,217,483

100.00

政府等

 69,405

 2,286

 71,691

0.34

金融機関

 1,348,888

 1,348,888

6.36

商工業

 17,068,470

 134,864

 20,739

 17,224,073

81.18

その他

 2,454,479

 46,930

 71,419

 2,572,829

12.12

合計

 71,469,134

 309,842

 575

 1,267,315

 21,371

 73,068,240

 

 

 

 

業種別

当第3四半期連結会計期間末

銀行業
(百万円)

リース業
(百万円)

証券業
(百万円)

コンシューマーファイナンス業
(百万円)

その他
事業
(百万円)

合計
(百万円)

構成比
(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

51,165,535

110,123

525

1,205,987

429

52,482,601

100.00

製造業

6,451,585

6,712

6,458,297

12.30

農業、林業、漁業及び鉱業

133,473

1,113

134,587

0.26

建設業

912,050

912,050

1.74

運輸、情報通信、公益事業

4,609,646

15,440

4,625,087

8.81

卸売・小売業

4,495,270

4,502

867

4,500,640

8.57

金融・保険業

2,623,863

20,064

2,643,927

5.04

不動産業、物品賃貸業

7,886,273

32,715

473

7,919,463

15.09

各種サービス業

4,499,652

12,901

4,512,554

8.60

地方公共団体

891,365

891,365

1.70

その他

18,662,353

16,673

525

1,204,645

429

19,884,628

37.89

海外及び特別国際金融取引勘定分

23,237,465

119,719

79,725

30,845

23,467,755

100.00

政府等

132,823

2,098

134,921

0.58

金融機関

1,587,125

1,587,125

6.76

商工業

18,765,019

104,498

30,845

18,900,363

80.54

その他

2,752,496

13,122

79,725

2,845,344

12.12

合計

74,403,000

229,843

525

1,285,713

31,275

75,950,357

 

(注) 1 セグメントは内部管理上採用している区分によっております。

2 各セグメントの主な内容

(1) 銀行業…………………………………銀行業務

(2) リース業………………………………リース業務

(3) 証券業…………………………………証券業務

(4) コンシューマーファイナンス業……コンシューマーファイナンス業務
                (クレジットカード業務、消費者金融業務)

(5) その他事業……………………………システム開発・情報処理業務

3 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。

4 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。

 

 

  また、金融再生法開示債権は以下のとおりであります。

 

金融再生法開示債権は、前連結会計年度末比1,712億円減少して1兆35億円となりました。その結果、不良債権比率は前連結会計年度末比0.26%低下して1.13%となりました。債権区分別では、破産更生債権及びこれらに準ずる債権が104億円増加して1,624億円、危険債権が1,681億円減少して5,599億円、要管理債権が135億円減少して2,812億円となりました。

 

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第3四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

1,520

1,624

104

危険債権

 

7,280

5,599

△1,681

要管理債権

 

2,948

2,812

△135

合計

11,748

10,035

△1,712

正常債権

 

834,756

874,395

39,639

総計

846,503

884,431

37,927

不良債権比率

(=①/②)

1.39%

1.13%

△0.26%

直接減額実施額

 

3,636

3,593

△42

 

 

 

② 有価証券

有価証券は、前連結会計年度末比2兆5,866億円減少して27兆471億円となりました。

 

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第3四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

有価証券

 

296,337

270,471

△25,866

国債

 

142,901

126,330

△16,570

地方債

 

1,200

479

△721

社債

 

26,867

26,732

△135

株式

 

42,996

42,026

△970

うち時価のあるもの

 

38,854

38,706

△148

その他の証券

 

82,374

74,905

△7,469

 

       (注)「その他の証券」には、外国債券及び外国株式が含まれております。

 

また、有価証券等の評価損益は以下のとおりであります。

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第3四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

満期保有目的の債券

 

206

138

△68

その他有価証券

 

26,050

23,867

△2,183

うち株式

 

20,543

20,164

△379

うち債券

 

500

588

88

その他の金銭の信託 

 

合計

 

26,256

24,005

△2,251

 

 

 

 

③ 繰延税金資産(負債)

繰延税金資産は、前連結会計年度末比119億円減少して1,159億円となりました。また、繰延税金負債は、株式会社三井住友銀行において、その他有価証券の評価益が減少したこと等により、前連結会計年度末比641億円減少して5,372億円となりました。

 

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第3四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

繰延税金資産

 

1,278

1,159

△119

繰延税金負債

 

△6,014

△5,372

641

 

 

④ 預金

預金は、前連結会計年度末比3兆1,081億円増加して104兆1,560億円となりました。また、譲渡性預金は、前連結会計年度末比1兆5,947億円増加して15兆4,206億円となりました。

 

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第3四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

預金

国内

海外

 

1,010,479

857,897

152,582

1,041,560

872,743

168,817

31,081

14,846

16,235

譲渡性預金

 

138,259

154,206

15,947

 

   (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。

            2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。

 

⑤ 純資産の部

純資産の部合計は、11兆122億円となりました。このうち株主資本合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上や剰余金の配当等の結果、前連結会計年度末比4,155億円増加して7兆4,339億円となりました。また、その他の包括利益累計額合計は、前連結会計年度末比1,466億円減少して1兆8,573億円となりました。

 

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第3四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

純資産の部合計

 

106,963

110,122

3,159

うち株主資本合計

 

70,184

74,339

4,155

うちその他の包括利益累計額合計

20,039

18,573

△1,466

 

 

 

 

2  対処すべき課題、研究開発活動

(1) 対処すべき課題

当社グループは、中期経営計画の2年目にあたる平成27年度の基本方針を、「経営目標に沿って主要施策実現のスピードを加速し、成果を出しつつ、力強く改革を進める」、「変化を先取りしたプロアクティブな動きで、SMFG/SMBCの強みである現場力の発揮により、ビジネスチャンスを創出する」とし、次の取組みを進めてまいります。

 

 ①「内外主要事業におけるお客さま起点でのビジネスモデル改革」

これまで以上にお客さまの視点に立った新たなビジネスモデルを速やかに実行することで、国内外でより強固な事業基盤を構築し、多様化、高度化するお客さまのニーズへの対応力を高めてまいります。

大企業のお客さまに対しましては、株式会社三井住友銀行におきまして、SMBC日興証券株式会社との連携や国内外の拠点間の一体運営の強化を一段と進め、より多くのお客さまに質の高いサービスを提供してまいります。

中堅・中小企業のお客さまに対しましては、人材育成等を通じて「現場力」を強化し、お客さま一社一社の金融ニーズへの対応力を向上させてまいります。また、当社グループが持つ農業・ヘルスケア・エネルギー・インフラなどの成長分野に関する情報や知見を活用し、「日本成長戦略クロス・ファンクショナル・チーム」が中心となって、金融ビジネスを通じて日本経済の成長に貢献する取組みを継続してまいります。更に、株式公開を検討しておられるお客さまに対しましては、株式会社三井住友銀行とSMBC日興証券株式会社が共同して、株式公開に向けて一貫したご支援を行ってまいります。加えて、法人オーナーのお客さまに対しましては、法人と個人にまたがるニーズに迅速にワンストップでお応えし、新たな付加価値の提供に努めてまいります。

個人のお客さまに対しましては、株式会社三井住友銀行とSMBC日興証券株式会社の協働をより一層推進し、お客さまの多様化する資産運用ニーズに的確に対応するとともに、平成27年11月にシティバンク銀行株式会社から承継したリテールバンク事業も加え、グループ一体となって対応力を強化してまいります。また、株式会社三井住友銀行におきまして、商品・サービス広告やソーシャル・ネットワーキング・サービスを通じた情報発信を継続的に展開するとともに、スマートフォン向けサービスの拡充に努めることにより、訴求力やサービスを強化してまいります。更に、コンシューマーファイナンス業務におきましては、株式会社三井住友銀行とSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の連携を一層強化するなど、グループ一体的な運営を進めてまいります。

グローバルに活動する非日系企業のお客さまに対しましては、金融商品の提供力の強化を図るとともに、現地採用の役職員の登用等によるお取引関係の強化を通じ、複合的な取引を推進してまいります。

これらのほか、機関投資家のお客さまに対しましては、グループ横断的に、運用商品の開発・供給体制を更に整備・強化してまいります。また、金融関連技術を用いたイノベーションをグループ横断的に推進するため、平成27年10月、「ITイノベーション推進部」を設置しております。引き続き、情報通信技術や決済業務を重要な共通プラットフォームと位置付け、グループ内外の基盤を活用することにより、お客さまに先進的なサービスを提供してまいります。

 

  ②「アジア・セントリックの実現に向けたプラットフォームの構築と成長の捕捉」

足許、中国経済の減速に伴い、新興国・資源国において経済成長のペースが鈍化しておりますが、当社グループでは、アジアにおけるビジネス戦略をグループ全体の中長期的な最重要戦略と位置付け、人員やシステムインフラ等の経営資源を優先的に投入し、業務基盤の構築を着実に進めてまいります。具体的には、アジア地域における決済関連商品の提供機能やソリューション提案機能の強化などにより、サービスを総合的に提供してまいります。また、バンク・タブンガン・ペンシウナン・ナショナルと協働し、情報通信技術を活用した新たなリテールバンクモデルを推進するなど、「マルチフランチャイズ戦略」を加速し、アジアにおける当社グループの存在感を一段と高めてまいります。

 

  ③「健全性・収益性を維持しつつ、トップライン収益の持続的成長を実現」

安定的な財務基盤をもとに、十分な健全性と高い収益性に拘りつつ、ビジネスモデル改革や成長分野への経営資源の投入を継続し、連結粗利益の持続的な成長を目指してまいります。

 

 

  ④「次世代の成長を支える経営インフラの高度化」

当社グループのビジネスがグローバルに広がる中、これまで以上に、コーポレートガバナンスの充実、リスク管理の高度化、国内外の法規制への対応の強化、ダイバーシティの推進など、ビジネスの成長を支える企業基盤の強化を進めてまいります。

わが国におきましては、平成27年6月に、株式会社東京証券取引所が「コーポレートガバナンス・コード」の上場企業への適用を開始するなど、コーポレートガバナンスの強化・充実に向けた動きが進展しております。当社におきましても、本年度、コーポレートガバナンスに関する指針を策定し、社外役員の拡充を図るなどの取組みを行っており、また、コーポレートガバナンス・コードの各原則についても全て実施しております。今後も、株主の皆さまをはじめ、お客さま、役職員、地域社会等の様々なステークホルダーの立場を踏まえつつ、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うための仕組みの整備・充実を通じ、中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。

 

当社グループは、これらの取組みにおいて着実な成果を示すことにより、お客さま、株主・市場、社会からのご評価を更に高めてまいりたいと考えております。

 

  (2) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発活動につきましては、その他事業(システム開発・情報処理業務)を行う子会社において、業務システムに関する研究開発を行いました。なお、研究開発費の金額は158百万円であります。