第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

該当ありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

財政状態及び経営成績の分析は、以下のとおりであります。

 

1 業績の状況

(1) 経済金融環境

当第3四半期連結累計期間を顧みますと、海外では、新興国経済の成長ペースが鈍化した一方、米国経済が堅調な消費に支えられて回復を続けるなど、先進国では緩やかな景気回復が続きました。わが国経済も、企業収益が概ね高水準で推移する中、雇用・所得環境の改善を通じて個人消費に持ち直しの動きが見られたこと等から、緩やかな回復基調が続きました。

わが国の金融資本市場におきましては、期初から長短金利ともにマイナス圏で推移していましたが、平成28年9月の日本銀行による「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」導入以降は、短期政策金利△0.1%、10年物国債利回り0%程度という金融市場調節方針に沿った形で推移し、期末にかけて短期市場金利は△0.05%前後、長期市場金利は0.05%前後となりました。円相場は、世界経済の先行き不透明感が強まったこと等から、円高基調で推移しましたが、平成28年11月の米国大統領選挙の結果を受けて円安基調に転じ、期末には116円台後半となりました。日経平均株価は、平成28年6月に行われた英国の国民投票でEU離脱派が勝利したことを背景に、一時1万4千円台まで下落しましたが、次期米大統領の経済政策に対する期待感から、期末には1万9千円台前半まで上昇しました。

規制面では、平成28年4月に、バーゼル銀行監督委員会より、金利水準の変動により生じる「銀行勘定の金利リスク」の規制上の取扱いに関する最終文書が公表されました。また、平成28年5月には、金融グループの経営管理機能の充実や、金融グループ内の共通・重複業務の集約、金融グループと金融関連IT企業等との提携の容易化、仮想通貨交換業に関する制度の整備等を盛込んだ「情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律」が成立しました。

 

(2) 経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間の連結粗利益は、株式会社三井住友銀行において昨年好調であった市場営業部門が減益となったことや、マイナス金利の影響等により、前第3四半期連結累計期間比448億円減益の2兆1,738億円となりました。

営業経費は、株式会社SMBC信託銀行等において、トップライン収益強化に向け経費投入を行ったことを主因に、前第3四半期連結累計期間比595億円増加1兆3,452億円となりました。

持分法による投資損益は、前第3四半期連結累計期間に発生したPT Bank Tabungan Pensiunan Nasional Tbkに係るのれん減損の反動を主因に、前第3四半期連結累計期間比635億円増益の188億円の利益となりました。

一方、与信関係費用は、株式会社三井住友銀行における戻り益の縮小等により、前第3四半期連結累計期間比225億円増加680億円の費用となりました。

以上の結果、経常利益は前第3四半期連結累計期間比868億円減益の8,133億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前第3四半期連結累計期間比816億円減益5,447億円となりました。

 

 主な項目の分析は、以下のとおりであります。

                                                (単位:億円)

 

 

前第3四半期
連結累計期間

当第3四半期
連結累計期間

前第3四半期
連結累計期間比

連結粗利益

 

22,186

21,738

△448

資金運用収支

 

11,198

10,196

△1,003

信託報酬

 

21

26

6

役務取引等収支

 

7,569

7,329

△240

特定取引収支

 

1,487

1,704

217

その他業務収支

 

1,911

2,482

572

営業経費

 

△12,857

△13,452

△595

持分法による投資損益

 

△448

188

635

連結業務純益

 

8,882

8,473

△408

与信関係費用

 

△456

△680

△225

不良債権処理額

 

△618

△824

△206

貸出金償却

 

△550

△586

△36

貸倒引当金繰入額

 

△143

△143

その他

 

△68

△95

△27

貸倒引当金戻入益

 

30

△30

償却債権取立益

 

132

144

12

株式等損益

 

523

418

△105

その他

 

53

△78

△130

経常利益

 

9,002

8,133

△868

特別損益

 

△22

239

261

うち固定資産処分損益

 

11

△22

△33

うち減損損失

 

△33

△31

1

うち段階取得に係る差益

 

1

293

293

税金等調整前四半期純利益

 

8,979

8,372

△607

法人税、住民税及び事業税

 

△2,099

△1,845

254

法人税等調整額

 

233

△295

△528

四半期純利益

 

7,113

6,232

△881

非支配株主に帰属する四半期純利益

 

△850

△785

66

親会社株主に帰属する四半期純利益

 

6,262

5,447

△816

 

(注)1 減算項目には金額頭部に△を付しております。

2 連結粗利益=資金運用収支+信託報酬+役務取引等収支+特定取引収支+その他業務収支

 

 

① セグメント別収支

当第3四半期連結累計期間の資金運用収支は前第3四半期連結累計期間比1,003億円減益の1兆196億円、信託報酬は同6億円増益の26億円、役務取引等収支は同240億円減益の7,329億円、特定取引収支は同217億円増益の1,704億円、その他業務収支は同572億円増益の2,482億円となりました。 

セグメント別に見ますと、銀行業セグメントの資金運用収支は前第3四半期連結累計期間比863億円増益の1兆141億円、信託報酬は同6億円増益の26億円、役務取引等収支は同157億円減益の3,037億円、特定取引収支は同17億円増益の336億円、その他業務収支は同516億円増益の1,444億円となりました。

リース業セグメントの資金運用収支は前第3四半期連結累計期間比12億円増益の169億円、信託報酬は同0億円減益の1億円、役務取引等収支は同1億円増益の19億円、その他業務収支は同119億円増益の1,205億円となりました。

証券業セグメントの資金運用収支は前第3四半期連結累計期間比27億円増益の59億円、役務取引等収支は同243億円減益の1,524億円、特定取引収支は同127億円増益の1,152億円、その他業務収支は同3億円増益の△3億円となりました。

コンシューマーファイナンス業セグメントの資金運用収支は前第3四半期連結累計期間比72億円増益の1,482億円、役務取引等収支は同100億円増益の2,856億円、その他業務収支は同28億円増益の426億円となりました。

その他事業セグメントの資金運用収支は前第3四半期連結累計期間比253億円増益の927億円、信託報酬は同0億円増益の0億円、役務取引等収支は同234億円増益の343億円、特定取引収支は同72億円増益の215億円、その他業務収支は同100億円減益の367億円となりました。

 

種類

期別

銀行業

リース業

証券業

コンシュー
マーファイ
ナンス業

その他
事業

消去又は
全社(△)

合計

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

資金運用収支

前第3四半期
連結累計期間

927,826

15,645

3,124

140,969

67,419

△35,156

1,119,829

当第3四半期
連結累計期間

1,014,117

16,857

5,853

148,183

92,684

△258,121

1,019,574

うち資金運用収益

前第3四半期
連結累計期間

1,263,741

56,696

8,790

147,540

87,139

△120,903

1,443,003

当第3四半期
連結累計期間

1,423,296

59,409

12,203

153,443

115,334

△341,238

1,422,450

うち資金調達費用

前第3四半期
連結累計期間

335,914

41,050

5,666

6,570

19,719

△85,746

323,174

当第3四半期
連結累計期間

409,179

42,552

6,350

5,260

22,650

△83,116

402,875

信託報酬

前第3四半期
連結累計期間

1,982

72

2,054

当第3四半期
連結累計期間

2,565

71

3

2,639

役務取引等収支

前第3四半期
連結累計期間

319,415

1,740

176,772

275,599

10,976

△27,573

756,931

当第3四半期
連結累計期間

303,712

1,865

152,445

285,635

34,327

△45,036

732,949

うち役務取引等
収益

前第3四半期
連結累計期間

440,531

1,829

178,126

288,775

17,924

△64,571

862,615

当第3四半期
連結累計期間

435,524

1,928

153,671

299,433

42,162

△71,202

861,518

うち役務取引等
費用

前第3四半期
連結累計期間

121,115

88

1,353

13,175

6,948

△36,998

105,684

当第3四半期
連結累計期間

131,811

63

1,226

13,798

7,834

△26,165

128,569

 

 

 

種類

期別

銀行業

リース業

証券業

コンシュー
マーファイ
ナンス業

その他
事業

消去又は
全社(△)

合計

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

特定取引収支

前第3四半期
連結累計期間

31,909

102,469

14,315

148,693

当第3四半期
連結累計期間

33,647

115,177

21,547

170,373

うち特定取引収益

前第3四半期
連結累計期間

34,906

102,469

20,831

△9,513

148,693

当第3四半期
連結累計期間

42,539

146,130

25,075

△43,371

170,373

うち特定取引費用

前第3四半期
連結累計期間

2,997

6,515

△9,513

当第3四半期
連結累計期間

8,891

30,952

3,527

△43,371

その他業務収支

前第3四半期
連結累計期間

92,756

108,603

△666

39,767

46,696

△96,093

191,063

当第3四半期
連結累計期間

144,356

120,462

△324

42,562

36,732

△95,569

248,219

うちその他業務
収益

前第3四半期
連結累計期間

111,296

461,920

1,188

402,036

122,321

△100,445

998,317

当第3四半期
連結累計期間

168,438

520,053

1,298

462,736

123,310

△104,682

1,171,155

うちその他業務
費用

前第3四半期
連結累計期間

18,540

353,317

1,855

362,268

75,625

△4,352

807,254

当第3四半期
連結累計期間

24,082

399,590

1,622

420,174

86,577

△9,112

922,935

 

(注) 1 セグメントは内部管理上採用している区分によっております。

2 各セグメントの主な内容

(1) 銀行業…………………………………銀行業務

(2) リース業………………………………リース業務

(3) 証券業…………………………………証券業務

(4) コンシューマーファイナンス業……コンシューマーファイナンス業務
                (クレジットカード業務、消費者金融業務)

(5) その他事業……………………………システム開発・情報処理業務

3 セグメント間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。

 

 

② 国内・海外別収支

当第3四半期連結累計期間の資金運用収支は前第3四半期連結累計期間比1,003億円減益の1兆196億円、信託報酬は同6億円増益の26億円、役務取引等収支は同240億円減益の7,329億円、特定取引収支は同217億円増益の1,704億円、その他業務収支は同572億円増益の2,482億円となりました。

国内・海外別に見ますと、国内の資金運用収支は前第3四半期連結累計期間比716億円減益の6,945億円、信託報酬は同6億円増益の26億円、役務取引等収支は同320億円減益の5,988億円、特定取引収支は同104億円増益の1,487億円、その他業務収支は同556億円増益の1,424億円となりました。

海外の資金運用収支は前第3四半期連結累計期間比53億円減益の3,620億円、役務取引等収支は同54億円増益の1,410億円、特定取引収支は同113億円増益の217億円、その他業務収支は同20億円増益の1,064億円となりました。

 

種類

期別

国内

海外

消去又は
全社(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前第3四半期連結累計期間

766,102

367,298

△13,572

1,119,829

当第3四半期連結累計期間

694,508

362,027

△36,960

1,019,574

うち資金運用収益

前第3四半期連結累計期間

968,799

533,281

△59,077

1,443,003

当第3四半期連結累計期間

876,477

597,260

△51,287

1,422,450

うち資金調達費用

前第3四半期連結累計期間

202,697

165,982

△45,505

323,174

当第3四半期連結累計期間

181,969

235,233

△14,326

402,875

信託報酬

前第3四半期連結累計期間

2,054

2,054

当第3四半期連結累計期間

2,639

2,639

役務取引等収支

前第3四半期連結累計期間

630,850

135,531

△9,450

756,931

当第3四半期連結累計期間

598,806

140,960

△6,818

732,949

うち役務取引等
収益

前第3四半期連結累計期間

712,222

162,404

△12,011

862,615

当第3四半期連結累計期間

717,278

155,230

△10,990

861,518

うち役務取引等
費用

前第3四半期連結累計期間

81,372

26,872

△2,561

105,684

当第3四半期連結累計期間

118,471

14,269

△4,172

128,569

特定取引収支

前第3四半期連結累計期間

138,315

10,378

148,693

当第3四半期連結累計期間

148,677

21,695

170,373

うち特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

141,313

21,600

△14,219

148,693

当第3四半期連結累計期間

164,478

29,050

△23,155

170,373

うち特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

2,997

11,221

△14,219

当第3四半期連結累計期間

15,800

7,355

△23,155

その他業務収支

前第3四半期連結累計期間

86,782

104,474

△194

191,063

当第3四半期連結累計期間

142,386

106,431

△598

248,219

うちその他業務
収益

前第3四半期連結累計期間

757,797

241,597

△1,077

998,317

当第3四半期連結累計期間

923,525

248,727

△1,098

1,171,155

うちその他業務
費用

前第3四半期連結累計期間

671,014

137,122

△883

807,254

当第3四半期連結累計期間

781,139

142,296

△499

922,935

 

(注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。 

2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。

3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。

 

 

(3) 財政状態の分析
① 貸出金

貸出金は、前連結会計年度末比5兆496億円増加して80兆1,157億円となりました。

 

(単位:億円)

 

前連結会計年度末

当第3四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

貸出金残高(末残)

750,661

801,157

50,496

うちリスク管理債権

9,254

8,744

△510

うち住宅ローン(注)

155,181

152,482

△2,699

 

  (注)当社国内銀行子会社の単体計数を単純合算して表示しております。

 

[ご参考]国内・海外別及びセグメント別貸出金残高の状況
○業種別貸出状況(末残・構成比)

 

業種別

前連結会計年度末

銀行業
(百万円)

リース業
(百万円)

証券業
(百万円)

コンシューマーファイナンス業
(百万円)

その他
事業
(百万円)

合計
(百万円)

構成比
(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

51,756,449

111,414

403

1,216,115

406

53,084,789

100.00

製造業

6,365,352

6,680

6,372,033

12.00

農業、林業、漁業及び鉱業

125,724

1,091

126,815

0.24

建設業

918,357

918,357

1.73

運輸、情報通信、公益事業

4,619,874

13,426

4,633,300

8.73

卸売・小売業

4,387,912

3,385

784

4,392,082

8.28

金融・保険業

2,544,157

21,580

2,565,738

4.83

不動産業、物品賃貸業

8,200,917

35,751

447

8,237,116

15.52

各種サービス業

4,601,322

12,521

4,613,843

8.69

地方公共団体

1,265,341

1,265,341

2.38

その他

18,727,488

16,978

403

1,214,883

406

19,960,159

37.60

海外及び特別国際金融取引勘定分

21,731,301

143,093

76,819

30,076

21,981,290

100.00

政府等

173,548

173,548

0.79

金融機関

1,347,443

1,347,443

6.13

商工業

17,627,729

129,732

30,076

17,787,538

80.92

その他

2,582,580

13,360

76,819

2,672,760

12.16

合計

73,487,751

254,507

403

1,292,934

30,483

75,066,080

 

 

 

 

業種別

当第3四半期連結会計期間末

銀行業
(百万円)

リース業
(百万円)

証券業
(百万円)

コンシューマーファイナンス業
(百万円)

その他
事業
(百万円)

合計
(百万円)

構成比
(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

 55,029,786

 125,698

 652

 1,235,648

 802

 56,392,587

100.00

製造業

 6,881,927

 8,812

 ―

 ―

 ―

 6,890,739

12.22

農業、林業、漁業及び鉱業

 123,704

 1,221

 ―

 ―

 ―

 124,925

0.22

建設業

 946,720

 1,301

 ―

 ―

 ―

 948,022

1.68

運輸、情報通信、公益事業

 4,729,580

 12,414

 ―

 ―

 ―

 4,741,995

8.41

卸売・小売業

 4,558,093

 6,958

 ―

 107

 ―

 4,565,160

8.10

金融・保険業

 2,364,804

 29,752

 ―

 ―

 ―

 2,394,557

4.25

不動産業、物品賃貸業

 8,519,742

 38,066

 ―

 353

 ―

 8,558,162

15.18

各種サービス業

 4,849,920

 19,266

 ―

 ―

 ―

 4,869,186

8.63

地方公共団体

 846,934

 ―

 ―

 ―

 ―

 846,934

1.50

その他

 21,208,356

 7,904

 652

 1,235,187

 802

 22,452,903

39.81

海外及び特別国際金融取引勘定分

 23,456,796

 144,872

 ―

 91,545

 29,913

 23,723,127

100.00

政府等

 218,174

 ―

 ―

 ―

 ―

 218,174

0.92

金融機関

 1,408,877

 ―

 ―

 ―

 2,068

 1,410,945

5.95

商工業

 19,133,670

 134,085

 ―

 ―

 27,845

 19,295,601

81.34

その他

 2,696,073

 10,786

 ―

 91,545

 ―

 2,798,406

11.79

合計

 78,486,582

 270,570

 652

 1,327,193

 30,716

 80,115,714

 

(注) 1 セグメントは内部管理上採用している区分によっております。

2 各セグメントの主な内容

(1) 銀行業…………………………………銀行業務

(2) リース業………………………………リース業務

(3) 証券業…………………………………証券業務

(4) コンシューマーファイナンス業……コンシューマーファイナンス業務
                (クレジットカード業務、消費者金融業務)

(5) その他事業……………………………システム開発・情報処理業務

3 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。

4 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。

 

 

  また、金融再生法開示債権は以下のとおりであります。

 

金融再生法開示債権は、前連結会計年度末比710億円減少して9,217億円となりました。その結果、不良債権比率は前連結会計年度末比0.16%低下して0.99%となりました。債権区分別では、破産更生債権及びこれらに準ずる債権が283億円減少して1,498億円、危険債権が310億円減少して4,958億円、要管理債権が117億円減少して2,762億円となりました。

 

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第3四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

1,781

1,498

△283

危険債権

 

5,268

4,958

△310

要管理債権

 

2,879

2,762

△117

合計

9,927

9,217

△710

正常債権

 

855,794

918,121

62,327

総計

865,722

927,339

61,617

不良債権比率

(=①/②)

1.15

0.99

△0.16

直接減額実施額

 

3,020

3,099

80

 

 

 

② 有価証券

有価証券は、前連結会計年度末比2兆1,414億円減少して23兆1,230億円となりました。

 

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第3四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

有価証券

 

252,644

231,230

△21,414

国債

 

103,466

80,393

△23,073

地方債

 

521

928

407

社債

 

27,620

27,247

△373

株式

 

37,523

39,644

2,121

うち時価のあるもの

 

34,202

36,336

2,134

その他の証券

 

83,515

83,019

△495

 

       (注)「その他の証券」には、外国債券及び外国株式が含まれております。

 

また、有価証券等の評価損益は以下のとおりであります。

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第3四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

満期保有目的の債券

 

166

89

△77

その他有価証券

 

19,075

21,114

2,039

うち株式

 

15,730

18,771

3,041

うち債券

 

1,092

602

△490

その他の金銭の信託 

 

合計

 

19,241

21,203

1,962

 

 

 

 

③ 繰延税金資産(負債)

繰延税金資産は、前連結会計年度末比89億円減少して1,169億円となりました。また、繰延税金負債は、前連結会計年度末比755億円増加して4,237億円となりました。

 

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第3四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

繰延税金資産

 

1,258

1,169

△89

繰延税金負債

 

△3,482

△4,237

△755

 

 

④ 預金

預金は、前連結会計年度末比3兆3,958億円増加して114兆647億円となりました。また、譲渡性預金は、前連結会計年度末比2兆8,650億円減少して11兆3,854億円となりました。

 

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第3四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

預金

 

1,106,688

1,140,647

33,958

国内

 

925,776

948,518

22,742

海外

 

180,913

192,129

11,216

譲渡性預金

 

142,504

113,854

△28,650

 

   (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。

            2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。

 

⑤ 純資産の部

純資産の部合計は、10兆8,325億円となりました。このうち株主資本合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上や剰余金の配当等の結果、前連結会計年度末比3,393億円増加して7兆7,936億円となりました。また、その他の包括利益累計額合計は、前連結会計年度末比162億円減少して1兆4,432億円となりました。

 

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第3四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

純資産の部合計

 

104,477

108,325

3,849

うち株主資本合計

 

74,543

77,936

3,393

うちその他の包括利益累計額合計

14,595

14,432

△162

 

 

 

 

2  対処すべき課題、研究開発活動

(1) 対処すべき課題

当社グループは、中期経営計画の最終年度にあたる平成28年度の基本方針を、「中期経営計画の主要施策の成果実現にこだわり、トップライン収益の成長に最大限努力しつつ、収益性・効率性改善への取組みを強化することでボトムライン収益を追求する」、「不透明な環境下、リスクセンシティブな業務運営を徹底するとともに、変化へのプロアクティブ、イノベーティブな対応により、ビジネスチャンスを捕捉する」とし、次の取組みを進めてまいります。

 

 ①「内外主要事業におけるお客さま起点でのビジネスモデル改革」

これまで以上にお客さまの視点に立った新たなビジネスモデルを速やかに実行することにより、国内外で、一層強固な事業基盤を構築し、多様化、高度化するお客さまのニーズへの対応力を高めてまいります。

大企業のお客さまに対しましては、株式会社三井住友銀行におきまして、SMBC日興証券株式会社との連携や国内外の拠点間の一体運営を一層進めることにより、お客さまのグローバルなニーズへの対応力や提案力を向上させ、質の高いサービスを提供してまいります。

中堅・中小企業のお客さまに対しましては、人材育成等を通じて「現場力」を強化し、お客さま一社一社の金融ニーズへの対応力を向上させてまいります。また、農業・ヘルスケア・エネルギー・インフラ等の成長分野や株式公開を検討されているお客さまへの総合的な支援など、金融を通じて日本経済の成長に貢献する取組みを継続してまいります。更に、法人オーナーのお客さまに対しましては、法人と個人にまたがるニーズに迅速かつワンストップでお応えし、新たな付加価値の提供に努めてまいります。

個人のお客さまに対しましては、株式会社三井住友銀行とSMBC日興証券株式会社との協働をより一層推進してまいります。なお、SMBC日興証券株式会社とSMBCフレンド証券株式会社は平成30年1月に合併を予定しており、これまで以上にグループ一体となって、中長期的な目線での資産運用のご提案や、外貨預金、ファンドラップといった幅広い商品・サービスをご提供してまいります。加えて、平成28年7月に三井住友アセットマネジメント株式会社を連結子会社としており、引き続き「お客さま本位」のサービスを向上し、多様化する資産運用ニーズに的確にお応えしてまいります。更に、スマートフォン等の情報通信端末を通じたサービスの利便性を向上させるなど、情報通信技術を活用したサービスの強化に努めてまいります。コンシューマーファイナンス業務におきましては、株式会社三井住友銀行とSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の連携の強化を継続するなど、グループ一体的な運営を進めてまいります。

海外のお客さまに対しましては、SMBC日興証券株式会社の証券サービスや株式会社三井住友銀行の決済関連サービス等の提供力の向上を図り、複合的な取引を推進してまいります。また、海外において、引き続き、資産効率の改善に向けた取組みを進めてまいります。平成28年12月に米国の大手貨車リース会社であるAmerican Railcar Leasing LLCの全持分の取得に合意したことは、その取組みの一環です。

機関投資家のお客さまに対しましては、グループ横断的に、運用商品の開発・供給体制を強化し、多様な運用志向や幅広いニーズにお応えしてまいります。

また、引き続き、情報通信技術や決済業務を重要な業務基盤と位置付け、グループ内外の経営資源を活用するとともに、金融関連技術の革新をグループ横断的に推進することにより、お客さまに先進的なサービスを提供してまいります。

 

  ②「アジア・セントリックの実現に向けたプラットフォームの構築と成長の捕捉」

新興国を中心に経済成長のペースが鈍化しておりますが、当社グループでは、引き続き、アジアにおけるビジネス戦略をグループ全体の中長期的な最重要戦略と位置付け、業務基盤の構築を着実に進めてまいります。また、PT Bank Tabungan Pensiunan Nasional Tbk と協働し、情報通信技術を活用した新たな個人向け金融サービスの提供を推進するなど、「マルチフランチャイズ戦略」を加速し、アジアにおける当社グループの存在感を一段と高めてまいります。

 

  ③「健全性・収益性を維持しつつ、トップライン収益の持続的成長を実現」

安定的な財務基盤をもとに、十分な健全性を確保しつつ、連結粗利益の持続的な成長を目指してまいります。同時に、世界的な経済金融環境の変化を意識し、リスクへの感度を高めるとともに、収益性・効率性改善への取組みを強化してまいります。

 

  ④「次世代の成長を支える経営インフラの高度化」

当社グループの事業がグローバルに広がる中、これまで以上に、コーポレートガバナンスの充実、リスク管理の高度化、国内外の法規制への対応の強化、ダイバーシティの推進など、成長を支える企業基盤の強化を進めてまいります。

 

当社グループは、これらの取組みにおいて着実な成果を示すことにより、お客さま、株主・市場、社会からのご評価を更に高めてまいりたいと考えております。

 

  (2) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発活動につきましては、その他事業(システム開発・情報処理業務)を行う子会社において、業務システムに関する研究開発を行いました。なお、研究開発費の金額は54百万円であります。