第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

該当ありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

財政状態及び経営成績の分析は、以下のとおりであります。

 

1 業績の状況

(1) 経営環境

当第1四半期連結累計期間を顧みますと、海外では、新興国において、資源価格の底入れや景気刺激策の効果等から、経済の持直しの動きが見られたほか、先進国でも、米国経済や欧州経済が堅調な消費に支えられ回復を続けるなど、緩やかな景気回復が続きました。わが国の経済も、企業収益が概ね高水準で推移する中、雇用・所得環境の改善を通じて個人消費に持直しの動きが見られたこと等から、緩やかな回復基調が続きました。

わが国の金融資本市場におきましては、昨年9月に日本銀行が「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を導入したことを受け、短期政策金利△0.1%、10年物国債利回り0%程度という金融市場調節方針に沿った形で推移し、期末にかけて短期市場金利は△0.06%前後、長期市場金利は0.08%前後となりました。円相場は、海外の政治情勢や地政学リスク等を受けて一進一退の展開となり、期末には1ドル112円台前半となりました。日経平均株価は、為替相場が円高に振れたことで、本年4月に1万8千円台半ばまで下落しましたが、その後は好調な企業決算や米欧の株価の堅調な推移を受けて上昇に転じ、期末には2万円台前半となりました。

規制面では、本年5月に、金融機関と金融関連IT企業(いわゆる「フィンテック企業」)が連携・協働して技術革新を進めていくための法制度の整備等を目的とした「銀行法等の一部を改正する法律」や、民法のうち債権関係の規定(いわゆる「債権法」)の見直しを盛り込んだ「民法の一部を改正する法律」等が成立しました。

 

(2) 経営成績の分析

当第1四半期連結累計期間の連結業務純益は、株式会社三井住友銀行において国債等債券損益が減益となった一方で、SMBC日興証券株式会社において株式委託売買や投資信託の販売が好調であったことや、持分法による投資損益が、東亜銀行有限公司の子会社売却益計上により増益となったこと等から、前第1四半期連結累計期間比237億円増益の3,032億円となりました。

与信関係費用は、株式会社三井住友銀行における戻り益の縮小等により、前第1四半期連結累計期間比41億円増加の148億円の費用となりました。

以上の他、株式会社三井住友銀行を中心として株式等損益が前第1四半期連結累計期間比274億円の増益となったこと等の結果、経常利益は前第1四半期連結累計期間比422億円増益の3,162億円となりました。

また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前第1四半期連結累計期間比572億円増益2,415億円となりました。

 

 

 

 主な項目の分析は、以下のとおりであります。

                                                (単位:億円)

 

 

前第1四半期
連結累計期間

当第1四半期
連結累計期間

前第1四半期
連結累計期間比

連結粗利益

 

7,158

7,374

217

 資金運用収支

 

3,265

3,624

359

 信託報酬

 

7

9

2

 役務取引等収支

 

2,193

2,374

180

 特定取引収支

 

665

630

△35

 その他業務収支

 

1,027

738

△289

営業経費

 

△4,432

△4,539

△107

持分法による投資損益

 

68

196

128

連結業務純益

 

2,794

3,032

237

与信関係費用

 

△106

△148

△41

 不良債権処理額

 

△173

△196

△23

  貸出金償却

 

△131

△184

△53

  貸倒引当金繰入額

 

△19

19

  その他

 

△23

△12

10

 貸倒引当金戻入益

 

21

21

 償却債権取立益

 

67

28

△39

株式等損益

 

15

290

274

その他

 

37

△12

△48

経常利益

 

2,740

3,162

422

特別損益

 

△9

△5

3

 うち固定資産処分損益

 

△3

1

4

 うち減損損失

 

△6

△5

2

税金等調整前四半期純利益

 

2,731

3,156

425

法人税等

 

△657

△499

158

四半期純利益

 

2,075

2,658

583

非支配株主に帰属する四半期純利益

 

△232

△243

△11

親会社株主に帰属する四半期純利益

 

1,843

2,415

572

 

(注) 1 減算項目には金額頭部に△を付しております。

2 連結粗利益=資金運用収支+信託報酬+役務取引等収支+特定取引収支+その他業務収支

 

 

① セグメント別業績

ホールセール事業部門の連結業務純益は前第1四半期連結累計期間比58億円減益の908億円、リテール事業部門は同91億円増益の594億円、国際事業部門は同58億円増益の958億円、市場事業部門は同85億円減益の1,138億円、本社管理等は同231億円増益の△567億円となりました。

 

(単位:億円)

 

前第1四半期
連結累計期間

当第1四半期
連結累計期間

前第1四半期
連結累計期間比

連結粗利益

連結業務純益

連結粗利益

連結業務純益

連結粗利益

連結業務純益

ホールセール事業部門

1,690

965

1,667

908

△23

△58

リテール事業部門

3,064

503

3,138

594

74

91

国際事業部門

1,409

900

1,472

958

63

58

市場事業部門

1,340

1,223

1,226

1,138

△113

△85

本社管理等

△344

△798

△128

△567

216

231

合計

7,158

2,794

7,374

3,032

217

237

 

(注) 1 セグメントは内部管理上採用している区分によっております。

    2 本社管理等には、内部取引として消去すべきものを含めております。

 

 

② 国内・海外別収支

当第1四半期連結累計期間の資金運用収支は前第1四半期連結累計期間比359億円増益の3,624億円、信託報酬は同2億円増益の9億円、役務取引等収支は同180億円増益の2,374億円、特定取引収支は同35億円減益の630億円、その他業務収支は同289億円減益の738億円となりました。

国内・海外別に見ますと、国内の資金運用収支は前第1四半期連結累計期間比349億円増益の2,525億円、信託報酬は同2億円増益の9億円、役務取引等収支は同134億円増益の1,945億円、特定取引収支は同83億円減益の584億円、その他業務収支は同246億円減益の401億円となりました。

海外の資金運用収支は前第1四半期連結累計期間比124億円増益の1,302億円、役務取引等収支は同65億円増益の477億円、特定取引収支は同48億円増益の47億円、その他業務収支は同48億円減益の336億円となりました。

 

種類

期別

国内

海外

消去又は
全社(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前第1四半期連結累計期間

217,617

117,742

△8,866

326,493

当第1四半期連結累計期間

252,530

130,189

△20,343

362,376

うち資金運用収益

前第1四半期連結累計期間

288,591

177,656

△13,807

452,440

当第1四半期連結累計期間

322,731

231,247

△17,935

536,043

うち資金調達費用

前第1四半期連結累計期間

70,974

59,913

△4,941

125,947

当第1四半期連結累計期間

70,201

101,058

2,408

173,667

信託報酬

前第1四半期連結累計期間

711

711

当第1四半期連結累計期間

883

883

役務取引等収支

前第1四半期連結累計期間

181,077

41,188

△2,931

219,334

当第1四半期連結累計期間

194,476

47,685

△4,802

237,360

うち役務取引等
収益

前第1四半期連結累計期間

215,154

49,114

△3,879

260,389

当第1四半期連結累計期間

237,070

52,709

△5,554

284,225

うち役務取引等
費用

前第1四半期連結累計期間

34,076

7,925

△947

41,054

当第1四半期連結累計期間

42,594

5,023

△752

46,864

特定取引収支

前第1四半期連結累計期間

66,702

△162

66,539

当第1四半期連結累計期間

58,362

4,686

63,049

うち特定取引収益

前第1四半期連結累計期間

68,835

8,665

△9,146

68,353

当第1四半期連結累計期間

65,201

11,009

△13,093

63,117

うち特定取引費用

前第1四半期連結累計期間

2,132

8,828

△9,146

1,814

当第1四半期連結累計期間

6,839

6,322

△13,093

68

その他業務収支

前第1四半期連結累計期間

64,684

38,430

△415

102,700

当第1四半期連結累計期間

40,106

33,583

89

73,779

うちその他業務
収益

前第1四半期連結累計期間

298,655

83,272

△594

381,333

当第1四半期連結累計期間

339,787

76,224

△396

415,615

うちその他業務
費用

前第1四半期連結累計期間

233,970

44,842

△179

278,633

当第1四半期連結累計期間

299,680

42,641

△485

341,836

 

(注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。 

2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。

3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。

 

 

(3) 財政状態の分析
① 貸出金

貸出金は、前連結会計年度末比969億円増加して80兆3,342億円となりました。

(単位:億円)

 

前連結会計年度末

当第1四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

貸出金残高(末残)

802,373

803,342

969

うちリスク管理債権

8,685

8,669

△16

うち住宅ローン(注)

152,610

151,734

△876

 

 (注)当社国内銀行子会社の単体計数を単純合算して表示しております。

 

[ご参考]国内・海外別貸出金残高の状況
○業種別貸出状況(末残・構成比)

 

業種別

前連結会計年度末

当第1四半期連結会計期間末

金額
(百万円)

構成比
(%)

金額
(百万円)

構成比
(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

56,926,799

100.00

 56,132,654

100.00

製造業

7,714,405

13.55

 7,364,551

13.12

農業、林業、漁業及び鉱業

120,160

0.21

 125,069

0.22

建設業

906,799

1.59

 893,789

1.59

運輸、情報通信、公益事業

4,633,725

8.14

 4,762,786

8.49

卸売・小売業

4,556,865

8.00

 4,454,220

7.94

金融・保険業

2,468,763

4.34

 2,430,443

4.33

不動産業、物品賃貸業

8,716,521

15.31

 8,949,107

15.94

各種サービス業

4,694,153

8.25

 4,761,770

8.48

地方公共団体

1,108,202

1.95

 845,568

1.51

その他

22,007,202

38.66

 21,545,345

38.38

海外及び特別国際金融取引勘定分

23,310,523

100.00

 24,201,556

100.00

政府等

217,056

0.93

 222,570

0.92

金融機関

1,494,278

6.41

 1,532,183

6.33

商工業

19,037,470

81.67

 19,997,056

82.63

その他

2,561,716

10.99

 2,449,745

10.12

合計

80,237,322

 80,334,211

 

(注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。

2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。

 

 

また、金融再生法開示債権は以下のとおりであります。

 

金融再生法開示債権は、前連結会計年度末比265億円減少して9,011億円となりました。その結果、不良債権比率は前連結会計年度末比0.04%低下して0.96%となりました。債権区分別では、破産更生債権及びこれらに準ずる債権が167億円減少して1,440億円、危険債権が26億円減少して4,888億円、要管理債権が73億円減少して2,684億円となりました。

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第1四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

破産更生債権及びこれらに準ずる
債権

1,607

1,440

△167

危険債権

 

4,914

4,888

△26

要管理債権

 

2,756

2,684

△73

合計

    ①

9,277

9,011

△265

正常債権

 

915,752

927,466

11,714

総計

    ②

925,029

936,477

11,448

不良債権比率

(=①/②)

1.00

0.96

△0.04

直接減額実施額

 

2,881

2,883

2

 

 

② 有価証券

有価証券は、前連結会計年度末比1兆2,754億円増加して25兆9,072億円となりました。

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第1四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

有価証券

 

246,318

259,072

12,754

 国債

 

84,547

104,678

20,131

 地方債

 

902

1,006

104

 社債

 

28,099

27,290

△809

 株式

 

39,808

40,459

652

  うち時価のあるもの

 

36,521

37,201

680

 その他の証券

 

92,962

85,638

△7,324

 

       (注)「その他の証券」には、外国債券及び外国株式が含まれております。

 

また、有価証券等の評価損益は以下のとおりであります。

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第1四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

 満期保有目的の債券

 

69

43

△26

 その他有価証券

 

21,887

22,720

832

  うち株式

 

19,219

20,139

920

  うち債券

 

604

404

△199

 その他の金銭の信託 

 

合計

 

21,956

22,763

807

 

 

 

③ 繰延税金資産(負債)

繰延税金資産は、前連結会計年度末比39億円減少して591億円となりました。また、繰延税金負債は、前連結会計年度末比217億円増加して3,576億円となりました。

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第1四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

繰延税金資産

 

630

591

△39

繰延税金負債

 

△3,359

△3,576

△217

 

 

④ 預金

預金は、前連結会計年度末比7,491億円増加して118兆5,793億円となりました。また、譲渡性預金は、前連結会計年度末比5,665億円増加して12兆4,475億円となりました。

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第1四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

預金

 

1,178,302

1,185,793

7,491

国内

 

976,757

991,945

15,188

海外

 

201,546

193,849

△7,697

譲渡性預金

 

118,809

124,475

5,665

 

   (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。

            2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。

 

⑤ 純資産の部

純資産の部合計は、11兆4,082億円となりました。このうち株主資本は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上や剰余金の配当等の結果、前連結会計年度末比1,360億円増加して8兆2,551億円となりました。また、その他の包括利益累計額合計は、前連結会計年度末比221億円増加して1兆6,345億円となりました。

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第1四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

純資産の部合計

 

112,343

114,082

1,739

 うち株主資本合計

 

81,191

82,551

1,360

 うちその他の包括利益累計額合計

 

16,125

16,345

221

 

 

2  研究開発活動

該当ありません。