第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

財政状態及び経営成績の分析は、以下のとおりであります。

 

1 財政状態及び経営成績の状況

(1) 経営環境

当第1四半期連結累計期間を顧みますと、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行の影響により、世界経済は大きく落ち込みました。海外においては、感染収束で先行する中国以外の多くの国・地域において活動制限が強化され、景気が急速に悪化しました。わが国におきましても緊急事態宣言の発令を受けた休業要請や外出自粛により個人消費が大きく冷え込んだほか、世界的な需要減少を受けて輸出も大幅に下振れしました。

わが国の金融資本市場におきましては、日本銀行による「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」のもと、短期市場金利はマイナス0.04%前後で推移しました。一方、長期市場金利は、景気回復期待の高まりなどを受けて安全資産としての国債を売る動きが強まり、6月上旬に0.04%台まで上昇した後、米国の金融緩和長期化観測などを背景に期末には0.03%となりました。ドル円相場は、米国の経済指標の改善などを手掛かりに投資家のリスク選好の動きが強まり、6月上旬に109円台後半まで円安が進んだ後、期末には107円台後半となりました。日経平均株価は、経済活動の再開に伴う企業業績の改善期待などを背景に6月上旬にかけて2万3千円まで上昇した後、期末には2万2千円台前半となりました。

規制面では、本年6月に、金融サービス仲介業の創設や資金移動業の規制の見直しを含む「金融サービスの利用者の利便の向上及び保護を図るための金融商品の販売等に関する法律等の一部を改正する法律」や、金融機能強化法の期限を延長し、新型コロナウイルス感染症等に関する特例を定めた「金融機能の強化のための特別措置に関する法律の一部を改正する法律」が成立しました。また同月、金融庁が、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、レバレッジ比率の算定に当たり日銀預け金を除外すべく、レバレッジ比率規制に関する告示を一部改正しました。

 

(2) 経営成績の分析

当第1四半期連結累計期間の連結業務純益は、海外金利の低下を捉えた債券売却益の計上により市場事業部門が増益となった一方、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、クレジットカードの買物手数料やホールセール事業部門の非金利収入が減少したことに加え、アジア出資先においてクレジットコストが増加したこと等により持分法による投資損益が減益となったこと等から、前第1四半期連結累計期間比78億円減益の2,614億円となりました。

与信関係費用は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、前第1四半期連結累計期間比772億円増加の1,148億円の費用となりました。

以上の結果、経常利益は前第1四半期連結累計期間比1,433億円減益の1,181億円となりました。

また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、三井住友アセットマネジメント株式会社と大和住銀投信投資顧問株式会社の合併に伴う段階取得に係る差益220億円の剥落等により、前第1四半期連結累計期間比1,296億円減益の861億円となりました。

 

 

 

 主な項目の分析は、以下のとおりであります。

                                                (単位:億円)

 

 

前第1四半期
連結累計期間

当第1四半期
連結累計期間

前第1四半期
連結累計期間比

連結粗利益

 

6,820

6,779

△41

 資金運用収支

 

3,121

3,184

63

 信託報酬

 

10

11

1

 役務取引等収支

 

2,547

2,297

△250

 特定取引収支

 

640

690

51

 その他業務収支

 

503

596

93

営業経費

 

△4,326

△4,209

117

持分法による投資損益

 

198

44

△154

連結業務純益

 

2,692

2,614

△78

与信関係費用

 

△376

△1,148

△772

 不良債権処理額

 

△407

△1,178

△771

  貸出金償却

 

△173

△340

△167

  貸倒引当金繰入額

 

△230

△833

△603

  その他

 

△4

△5

△1

 償却債権取立益

 

31

30

△0

株式等損益

 

309

△7

△317

その他

 

△10

△277

△267

経常利益

 

2,614

1,181

△1,433

特別損益

 

209

△13

△222

 うち固定資産処分損益

 

△4

△1

3

 うち減損損失

 

△7

△10

△3

うち段階取得に係る差益

 

220

△220

税金等調整前四半期純利益

 

2,824

1,168

△1,656

法人税等

 

△607

△308

299

四半期純利益

 

2,217

861

△1,356

非支配株主に帰属する四半期純利益

 

△60

0

60

親会社株主に帰属する四半期純利益

 

2,157

861

△1,296

 

(注) 1 減算項目には金額頭部に△を付しております。

2 連結粗利益=資金運用収支+信託報酬+役務取引等収支+特定取引収支+その他業務収支

3 当第1四半期連結累計期間より割賦販売取引の売上高及び売上原価の計上基準を変更し、前第1四半期連結累計期間について遡及適用を行った結果、遡及適用前と比較して、資金運用収支が94億円増加、その他業務収支が94億円減少しております。

 

 

ホールセール事業部門の連結業務純益は前第1四半期連結累計期間比111億円減益の586億円、リテール事業部門は同106億円減益の403億円、グローバル事業部門は同4億円増益の825億円、市場事業部門は同126億円増益の1,376億円となりました。

 

(単位:億円)

 

前第1四半期
連結累計期間

当第1四半期
連結累計期間

前第1四半期
連結累計期間比

連結粗利益

連結業務純益

連結粗利益

連結業務純益

連結粗利益

連結業務純益

ホールセール事業部門

1,443

858

1,204

586

△108

△111

リテール事業部門

3,026

503

2,617

403

△190

△106

グローバル事業部門

1,598

846

1,680

825

95

4

市場事業部門

1,350

1,276

1,478

1,376

101

126

本社管理等

△597

△791

△200

△576

61

9

合計

6,820

2,692

6,779

2,614

△41

△78

 

(注) 1 セグメントは内部管理上採用している区分によっております。

    2 本社管理等には、内部取引として消去すべきものを含めております。

    3 前第1四半期連結累計期間比は、金利・為替影響等を調整しております。

 

 

 

(3) 財政状態の分析
① 貸出金

貸出金は、前連結会計年度末比4兆5,892億円増加して87兆1,068億円となりました。

(単位:億円)

 

前連結会計年度末

当第1四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

貸出金残高(末残)

825,176

871,068

45,892

うちリスク管理債権

6,278

7,476

1,197

うち住宅ローン(注)

117,207

116,341

△867

 

 (注)当社国内銀行子会社の単体計数を単純合算して表示しております。

 

[ご参考]国内・海外別貸出金残高の状況
○業種別貸出状況(末残・構成比)

 

業種別

前連結会計年度末

当第1四半期連結会計期間末

金額
(百万円)

構成比
(%)

金額
(百万円)

構成比
(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

52,653,427

100.00

57,229,700

100.00

製造業

7,264,656

13.80

10,400,618

18.17

農業、林業、漁業及び鉱業

271,216

0.52

264,614

0.46

建設業

753,216

1.43

769,064

1.34

運輸、情報通信、公益事業

5,228,310

9.93

5,589,842

9.77

卸売・小売業

4,393,894

8.34

4,548,921

7.95

金融・保険業

2,738,583

5.20

2,664,924

4.66

不動産業、物品賃貸業

9,302,244

17.67

9,740,800

17.02

各種サービス業

4,355,912

8.27

4,748,281

8.30

地方公共団体

784,273

1.49

528,417

0.92

その他

17,561,120

33.35

17,974,215

31.41

海外及び特別国際金融取引勘定分

29,864,181

100.00

29,877,092

100.00

政府等

276,493

0.93

302,832

1.02

金融機関

2,087,889

6.99

2,235,197

7.48

商工業

23,939,816

80.16

23,753,354

79.50

その他

3,559,982

11.92

3,585,707

12.00

合計

82,517,609

87,106,793

 

(注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。

2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。

 

 

また、金融再生法開示債権は以下のとおりであります。

 

金融再生法開示債権は、前連結会計年度末比1,239億円増加して7,742億円となりました。その結果、不良債権比率は前連結会計年度末比0.09%上昇して0.77%となりました。債権区分別では、破産更生債権及びこれらに準ずる債権が479億円増加して1,358億円、危険債権が604億円増加して3,873億円、要管理債権が156億円増加して2,511億円となりました。

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第1四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

破産更生債権及びこれらに準ずる
債権

879

1,358

479

危険債権

 

3,269

3,873

604

要管理債権

 

2,355

2,511

156

合計

    ①

6,503

7,742

1,239

正常債権

 

952,732

999,661

46,929

総計

    ②

959,235

1,007,403

48,168

不良債権比率

(=①/②)

0.68

0.77

0.09

 

 

 

 

 

 

 

② 有価証券

有価証券は、前連結会計年度末比2兆9,260億円増加して30兆548億円となりました。

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第1四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

有価証券

 

271,288

300,548

29,260

 国債

 

73,480

107,702

34,222

 地方債

 

2,627

4,228

1,601

 社債

 

27,391

27,328

△63

 株式

 

32,250

35,243

2,993

  うち時価のあるもの

 

26,696

29,705

3,010

 その他の証券

 

135,539

126,047

△9,492

 

       (注)「その他の証券」には、外国債券及び外国株式が含まれております。

 

また、有価証券等の評価損益は以下のとおりであります。

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第1四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

 満期保有目的の債券

 

1

0

△1

 その他有価証券

 

18,923

22,977

4,053

  うち株式

 

12,696

15,819

3,123

  うち債券

 

215

177

△38

 その他の金銭の信託 

 

合計

 

18,925

22,977

4,052

 

 

 

③ 繰延税金資産(負債)

繰延税金資産は、前連結会計年度末比7億円減少して256億円となりました。また、繰延税金負債は、前連結会計年度末比1,025億円増加して3,599億円となりました。

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第1四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

繰延税金資産

 

263

256

△7

繰延税金負債

 

△2,574

△3,599

△1,025

 

 

④ 預金

預金は、前連結会計年度末比6兆5,186億円増加して133兆5,608億円となりました。また、譲渡性預金は、前連結会計年度末比4,599億円減少して9兆7,205億円となりました。

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第1四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

預金

 

1,270,422

1,335,608

65,186

国内

 

1,050,041

1,109,541

59,500

海外

 

220,381

226,066

5,686

譲渡性預金

 

101,804

97,205

△4,599

 

   (注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。

            2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。

 

⑤ 純資産の部

純資産の部合計は、10兆9,584億円となりました。このうち株主資本は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上や剰余金の配当等の結果、前連結会計年度末比925億円減少して9兆2,618億円となりました。また、その他の包括利益累計額合計は、前連結会計年度末比2,640億円増加して1兆6,297億円となりました。

(単位:億円)

 

 

前連結会計年度末

当第1四半期
連結会計期間末

前連結会計年度末比

純資産の部合計

 

107,849

109,584

1,735

 うち株主資本合計

 

93,543

92,618

△925

 うちその他の包括利益累計額合計

 

13,657

16,297

2,640

 

 

 

(4) 国内・海外別収支

当第1四半期連結累計期間の資金運用収支は前第1四半期連結累計期間比63億円増益の3,184億円、信託報酬は同1億円増益の11億円、役務取引等収支は同250億円減益の2,297億円、特定取引収支は同51億円増益の690億円、その他業務収支は同93億円増益の596億円となりました。

国内・海外別に見ますと、国内の資金運用収支は前第1四半期連結累計期間比142億円増益の1,956億円、信託報酬は同1億円増益の11億円、役務取引等収支は同321億円減益の1,809億円、特定取引収支は同42億円減益の543億円、その他業務収支は同29億円増益の314億円となりました。

海外の資金運用収支は前第1四半期連結累計期間比29億円減益の1,638億円、役務取引等収支は同60億円増益の508億円、特定取引収支は同93億円増益の147億円、その他業務収支は同71億円増益の287億円となりました。

 

種類

期別

国内

海外

消去又は
全社(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前第1四半期連結累計期間

181,428

166,781

△36,150

312,060

当第1四半期連結累計期間

195,587

163,835

△41,042

318,381

うち資金運用収益

前第1四半期連結累計期間

272,923

378,641

△16,663

634,901

当第1四半期連結累計期間

244,482

261,058

△6,362

499,178

うち資金調達費用

前第1四半期連結累計期間

91,494

211,859

19,486

322,841

当第1四半期連結累計期間

48,894

97,222

34,679

180,796

信託報酬

前第1四半期連結累計期間

1,002

1,002

当第1四半期連結累計期間

1,143

1,143

役務取引等収支

前第1四半期連結累計期間

212,992

44,816

△3,084

254,724

当第1四半期連結累計期間

180,886

50,803

△1,946

229,743

うち役務取引等
収益

前第1四半期連結累計期間

259,678

52,879

△5,264

307,293

当第1四半期連結累計期間

222,702

61,151

△4,118

279,735

うち役務取引等
費用

前第1四半期連結累計期間

46,685

8,063

△2,180

52,569

当第1四半期連結累計期間

41,815

10,347

△2,171

49,991

特定取引収支

前第1四半期連結累計期間

58,504

5,455

63,959

当第1四半期連結累計期間

54,298

14,718

69,016

うち特定取引収益

前第1四半期連結累計期間

58,789

9,133

△3,963

63,959

当第1四半期連結累計期間

55,622

15,596

△1,223

69,995

うち特定取引費用

前第1四半期連結累計期間

285

3,677

△3,963

当第1四半期連結累計期間

1,324

877

△1,223

978

その他業務収支

前第1四半期連結累計期間

28,499

21,656

118

50,274

当第1四半期連結累計期間

31,380

28,715

△477

59,617

うちその他業務
収益

前第1四半期連結累計期間

61,834

26,596

△272

88,159

当第1四半期連結累計期間

57,175

38,995

△638

95,532

うちその他業務
費用

前第1四半期連結累計期間

33,335

4,940

△390

37,885

当第1四半期連結累計期間

25,795

10,280

△161

35,914

 

(注) 1 「国内」とは、当社、国内銀行連結子会社(海外店を除く)及びその他の国内連結子会社であります。 

2 「海外」とは、国内銀行連結子会社の海外店及び在外連結子会社であります。

3 「国内」、「海外」間の内部取引は、「消去又は全社(△)」欄に表示しております。

 4  当第1四半期連結累計期間より割賦販売取引の売上高及び売上原価の計上基準を変更し、前第1四半期連結累計期間について遡及適用を行った結果、「国内」及び「合計」について、遡及適用前と比較して、「資金運用収支」及び「資金運用収益」はそれぞれ9,361百万円増加、「その他業務収支」は9,361百万円、「その他業務収益」は185,685百万円、「その他業務費用」は176,324百万円減少しております。

 

2  研究開発活動

    該当ありません。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

該当ありません。