第2 【事業の状況】

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 当行グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループ(当行及び連結子会社)が判断したものであります。

(1)会社の経営の基本方針

当行は、「豊かな地域社会づくりに貢献し、信頼される銀行を目指します」、「新たな時代に柔軟に対応できる強い体力のある銀行として発展します」、「明るい働きがいのある職場を作ります」を経営理念に掲げ、地域金融機関として地域の皆様に親しまれ、信頼される銀行として地域の発展とともに歩んでまいりました。

当行グループを取り巻く市場環境は、人口減少、高齢化、キャッシュレスの拡大、デジタル化の進展など、大きく変化しております。そのような中、これまでの銀行機能を提供するだけでは、地域及び当行グループの持続的成長は困難であり、当行グループ自身も変化していかなければなりません。

当行グループの役割が大きく変化する中、経営理念と並ぶ重要な指針として、2022年12月の創立80周年を機に、当行グループの全役職員からのアンケートを行い、当行グループのパーパス(存在意義)を「困りごとを「ありがとう」に変えながら、“笑顔”と“幸せ”を守りつづける」と制定しました。パーパスを判断・行動軸として全組織、全役職員が同じ方向を向いて歩みを進めることで当行グループの存在価値を高めてまいります。

また、「10年後の当行グループの目指す姿」として、長期ビジョンを「「リレーション」と「ソリューション」で、地域の未来を共創する企業グループ」 と制定しました。長期ビジョンには、当行グループの強みである「親しみやすさ」を活かすことで地域・お客さまと顔の見える関係を築き、広く地域社会の課題を解決していくことで地域社会の持続性を高め、地域と一緒になって未来を創造するという想いが込められています。

今後も、コンプライアンス態勢の確立とリスク管理態勢の強化を図り、資産の健全化を一層推進するとともに、ディスクロージャーを更に充実し、経営の透明性を高めてまいります。また、一層の経営の合理化・効率化により収益力の強化を図るとともに、お客様の多様なニーズに応え、お客様が抱える課題や困りごとを解決するため、対話を重視した訪問型営業を強化してまいります。

 

(2) 経営環境

当期の経済情勢は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染再拡大と縮小が繰り返される中、ワクチン接種等の効果や医療体制の充実による重症者、死者の減少傾向とともに、経済的な影響は縮小し、経済活動は回復局面に転じました。

しかしながら、同感染症の変異株による感染再拡大の懸念は残るほか、ウクライナ情勢の長期化による資源・エネルギー価格の高騰、加えて3月には欧米での金融不安が拡大する等、依然、経済情勢の先行きは不透明な状況が続いております。

当行の主たる営業基盤である栃木県ならびに埼玉県経済においても、同様の影響を受けており、地域経済の先行きについても依然不透明な状況となっております。

金融情勢につきましては、米国をはじめとする各国中央銀行により、インフレ抑制に向けた政策金利の段階的引上げが行われたことに加え、2022年12月、日本銀行による金融緩和の修正が示されたことを受け、長期金利(10年国債利回り)は0.5%台まで上昇しました。

また、為替相場では内外金利差の拡大から急激な円安が進行しておりましたが、この金融緩和の修正が示されたことを受け、円買いが進み、為替相場は落ち着きを取り戻しました。

その後、2023年3月には、米国のシリコンバレーバンクの経営破綻を契機に、欧米の金融不安が広がり、世界の株式市場をはじめ、日経平均株価も急落の影響を受けましたが、スイスの金融最大手UBSによるクレディ・スイスの買収が決定すると、株式相場は落ち着きを取り戻し、2023年3月末の日経平均株価の終値は28,041円となりました。

これらの経済情勢、金融情勢は、銀行業務を中心とした当行グループの事業や、主たる営業基盤である栃木県、埼玉県経済に大きく影響しており、今後、当行グループの業績へ影響を及ぼす可能性がある状況となっております。

 

(3)中長期的な経営戦略

<第11次中期経営計画>

  2023年4月から当行グループの第11次中期経営計画がスタートしました。第11次中期経営計画では、「新たな価値提供の実現」をテーマに掲げ、「徹底した地域への信用創造」と「既存の金融の枠組みを超えた新しい事業領域への挑戦」を図り、グループ一体となり持続可能な地域の未来の創造に取り組んでまいります。

  計画の実現に向けて、人材、DX、システム、店舗、新事業、グループ会社等に積極的に成長投資を行い、「人にしか出来ない仕事」に注力してまいります。また、失敗を恐れずに取り組むチャレンジ精神、柔軟な発想や素早い対応、そしてそれを後押しする組織風土を醸成してまいります。職員がいきいきと自分らしく働きがいをもって意欲的に取り組める職場環境を整えることで、当行グループの大きな変革を実現してまいります。


 


 

第11次中期経営計画では、地域金融機関として地域の皆様に親しまれ、信頼される銀行として地域の発展とともに歩んでいくために、収益性の代表的指標である当期純利益と、銀行の本業利益を示す指標の一つであるコア業務純益を目標としたほか、自己資本比率、ROE、OHRを目標としております。

なお、各数値については有価証券報告書提出日現在において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。

 

項 目

2026年3月期計画

 

2023年3月期実績

当期純利益(連結)

55億円以上

 

26億円

コア業務純益(投信解約損益除く)

85億円以上

 

79億円

自己資本比率(連結)

11%台

 

11.85%

ROE(連結、株主資本ベース)

3.0%以上

 

1.53%

OHR(投信解約損益除く)

72%台

 

72.86%

 

※当期純利益(連結)       :親会社株主に帰属する当期純利益

※コア業務純益(投信解約損益除く):業務純益+一般貸倒引当金繰入-国債等債券売却損益

※自己資本比率(連結)      :自己資本(連結)÷リスク・アセット(連結)

 

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当行がこれからも地域で選ばれ続ける銀行になるためには、一人でも多くのお客様と顔の見える関係を築き、お客様と一心同体となり、課題や困りごとを解決することで持続的な地域社会の発展や成長に貢献していくことが必要と考えています。

2019年8月には、当行グループの事業活動を通じて、国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)の達成のため、地域社会の持続的な発展と課題解決に貢献すべく「栃木銀行SDGs宣言」を制定しております。SDGs/ESGと企業活動の整合性を高め、環境・地域社会・経済へのインパクトを考慮した経営を実践し、地域社会と当行グループの持続可能性を確保することが重要な課題と認識しております。

また、従業員をはじめとする人材への投資を強化しサステナブル経営の土台を作ることが重要な課題と考えています。高度な専門知識を有する人材の育成に取り組む制度や研修の充実をはかるとともに、従業員の健康を考えた経営の強化に取り組むため、2023年6月には健康経営宣言を致しました。今後、生活習慣病等の健康課題に対応するため、従業員の健康リテラシーの向上と健康リスク予防への取組みを実施してまいります。

◆栃木銀行グループ健康経営宣言

 栃木銀行グループは、困りごとを「ありがとう」に変えながら”笑顔“と”幸せ“を守り続けることで持続的で豊かな地域社会づくりに貢献していきます。

 その実現のためには、一人ひとり、すべての役職員とその家族の健康こそが活力の源泉であると捉え、心身の健康保持・増進に向けた取り組みを推進し、誰もが活き活きと明るく活躍できる働きがいのある会社づくりに努めます。

 

◆健康経営宣言に基づく主な取組み

・からだの健康対策

 ①各種健康診断の徹底(定期健診・人間ドック100%実施)

 ②特定保健指導実施率の向上(重大疾病の未然予防)

 ③生活習慣改善に向けたリテラシーの向上

 ④禁煙の推奨(喫煙率低下)

 ・こころの健康対策

  ①ストレスチェック、セルフケア・ラインケア教育の実施

  ②不調者の早期発見と産業保健スタッフ等による面接指導の実施

  ③不調者のリハビリテーションと職場場復帰支援の実施

  ④不調の再発防止とフォローアップ

・働きやすい職場環境整備

  ①安心して働くことのできる職場づくり

  ②ワークライフバランスの充実

  ③職場内コミュニケーションの活性

  ④ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの推進

 

 

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

  当行グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当行グループが判断したものであります。

(1)ガバナンスの状況

当行グループは、当行、地域社会ならびにステークホルダーが直面する持続可能性に関わる重要な課題(「マテリアリティ」)への積極的な対応が、当行の持続可能性にも資する重要なミッションであると認識し、当行の課題への取組みとともにこれらを経営戦略に落とし込み、中長期的な企業価値の向上につなげていくこと、そしてそれを取締役会が監督・主導していくことが重要であると考えております。

以上を踏まえ、当行グループは、取締役会での議論を経て、2021年12月に「サステナビリティ方針」を策定するとともに、頭取を委員長とする「サステナビリティ推進委員会」を設置いたしました。「サステナビリティ推進委員会」は半期に一度開催し、サステナビリティに関連する重要事項について協議し、取締役会に報告する体制としております。また、取締役会の議論を経て「環境方針」「人権方針」「持続可能な社会の形成に向けた投融資方針」を制定し、環境保全や人権尊重に関する基本的方針を明確にするとともに、環境や社会的課題解決に向けた取組みを投融資業務を通じて積極的に支援しつつ、環境・社会に対して重大な影響を与える可能性が高い事業者への投融資については、慎重に判断し、その影響を低減・回避するよう努めることといたしました。

 

(2)戦略

当行グループは、気候変動、人的資本、人口減少・少子高齢化、デジタル化への対応等を重要課題と認識しており、「サステナビリティ推進委員会」の下、環境、人的資本、社会課題等のワーキンググループが協力して活動しております。

上記重要課題の内、気候変動と人的資本についての当行の「戦略」・「リスク管理」・「指標と目標」は以下のとおりです。その他、「人口減少・少子高齢化」や「デジタル化への対応」など、当行のサステナビリティへの取組みについては、当行ホームページ(「サステナビリティへの取組み」、「第11次中期経営計画」、「決算説明資料」等)をご参照願います。

   気候変動

 当行グループは、気候変動に関するリスクの把握・評価や、情報開示の重要性を認識し、2021年12月にTCFD(気候変動関連財務情報開示タスクフォース)提言に対する賛同を表明いたしました。

◆リスクと機会に対する認識

 気候変動に関する主なリスクと機会を以下のように考えております。認識しているリスクに適切に対応していくことが、当行グループのビジネス機会にもなることを認識しております。2023年3月には、地域社会の脱炭素促進に向けた事業として、連結子会社として株式会社クリーンエナジー・ソリューションズを設立し、再生可能エネルギーの発電・販売事業を開始しました。

 今後も、脱炭素社会の実現に向けた取組みとして、当行グループのCO2排出量の削減やカーボンニュートラルに向けた設備資金ニーズへの対応等を行ってまいります。

 


 

 ◆シナリオ分析

 上記の物理的リスクのうち、信用リスクについては、台風・豪雨等風水害による当行の担保不動産の毀損及び当行融資先の事業停滞に起因する与信関係費用の増加額を推計しております。


 

② 人的資本

◆人材の育成及び社内環境整備に関する方針

当行グループにおける人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は以下のとおりです。

(人材育成方針)

当行グループは、お客様、地域社会の課題を解決し、持続的な成長に貢献していくためには、多様なステージで活躍できる人材が必要であると考えています。職員の自律的な成長を積極的に支援するとともに、多様な人材がそれぞれの能力を発揮できる企業風土をつくり、お客様や地域社会に新たな価値を提供できる人材を育成してまいります。

(社内環境整備方針)

当行グループは、「人材育成」、「公正な評価」、「健康経営」、「人権尊重」を通じ、働きやすい、働きがいのある職場環境を整備してまいります。

 

(3)リスク管理

 当行グループは、統合的リスク管理として、直面するリスクに関し、「信用リスク」「市場リスク」「流動性リスク」「オペレーショナルリスク(事務リスク、システムリスク、法務リスク、人的リスク、有形資産リスク、風評リスク等)」のリスクカテゴリー毎に評価したリスクを総体的に捉え、当行の経営体力である自己資本と比較・対照することによって管理しております。

 そのため、ALM委員会、市場運用委員会を設置し、各種リスクの評価・コントロールを行うほか、コンプライアンス委員会、危機管理委員会も含めて、損失発生を防止・抑制すると同時に、将来損失が発生する可能性をできるだけ合理的に把握・測定をしております。また、気候変動や人的資本等の重要課題に起因するリスクを含む統合的リスク管理の状況は、半期毎に取締役会に報告しております。

 

①   気候変動

 当行グループは、気候変動に起因する物理的リスクや移行リスクが、中長期的に当行グループの財務状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識しております。

 気候変動に関連して発生が想定される「信用リスク」や「市場リスク」、「流動性リスク」、「オペレーショナルリスク」は、様々な時間軸や影響経路を通じて顕在化する性質を持つため、事業運営や財務への影響を総体的に捉え、当行グループが持続していくうえで必要な経営体力の範囲内のレベルにコントロールする枠組み(統合的リスク管理)のなかで管理しております。

 

②   人的資本

 人的資本に起因するリスクについても、気候変動同様、主に「オペレーショナルリスク(主として人的リスク)」として、統合的リスク管理のなかで管理しております。

 

 

(4)指標及び目標

当行グループは、サステナビリティに関して以下の指標を目標と定め取り組んでおります。

①   気候変動

・CO2排出量の削減

 当行グループではCO2排出量の削減に取り組んでおり、2022年度は2013年度比で50.6%削減しています。今後、2030年度には70%削減、2050年度までにカーボンニュートラルを目指しております。

 この目標の達成のため、当行グループの建物設備等は、LED化を基軸とする省エネ設備の導入や店舗統廃合による効率化を計画的に進めるほか、グループ内使用の社用車についてハイブリット車や電気自動車への切り替えを検討しております。

※1 エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)の規程に基づく定期報告書より算出

※2 グラフ中の2022年度までの排出量は、当行グループ7社のうち株式会社クリーンエナジー・ソリューションズを除いた6社の排出量を算出しております。

 


 ・ESG融資

 当行グループでは、サステナブルファイナンスとしてお客様の社会課題や環境問題等への取り組みを後押しするため、医療や農業等の社会分野や再生可能エネルギー事業や省エネ設備の導入等の環境分野への融資を「ESG/SDGs融資」として位置付け、2022年度から2030年度の融資実行額を累計2,500億円を目標に、長期的に取組んでおります。

 

2020年度

2021年度

2022年度

 

2023年度

目標

250億円

300億円

300億円

 

300億円

実績

383億円

276億円

446億円

 

 

 

うち環境分野

24億円

12億円

120億円

 

 

 

 

(当行の炭素関連資産の状況)(2023年3月末)

 当行の与信残高に占める炭素関連資産(電力・エネルギーセクター向けエクスポージャー)の割合は1.64%です。なお、2021年のTCFD提言補足ガイダンス改訂に基づく炭素関連資産(電力・エネルギー、運輸、素材・建築物、農業・食料・林産物セクター向けエクスポージャー)の割合は23.42%です。

 

 

②   人的資本

 当行グループでは、上記「(2)戦略②人的資本」において人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。なお、次の指標に関する目標及び実績は、連結グループにおける主要な事業を営む提出会社のものを記載しております。

 

指標

目標

実績(2022年度)

有資格者の人数

中小企業診断士・

経営コンサルタント

2026年3月末までに60人

48人

1級FP技能士

2026年3月末までに55人

47人

ITパスポート

2026年3月末までに500人

52人

正規雇用労働者の中途採用比率 (注)1

11%

障がい者雇用率(注)2

2026年3月末までに2.7%以上

2.58%

有給休暇取得率(注)3

2028年3月末までに70%以上

44.8%

 

(注) 1.労働施策総合推進法に基づく中途採用比率を示しております。

  2.従業員に占める身体障がい者・知的障がい者・精神障がい者の割合を示しております。

  3.従業員に付与した年次有給休暇の日数を、実際に従業員が取得した割合を示しております。

 

(管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異に対する当行の取組方針について)

         指標              目標         実績(当事業年度) 

 管理職以上に占める女性労働者の割合  2026年3月末16.0%以上       11.7%

  男性労働者の育児休業取得率      2024年3月末80.0%以上       78.8%

  労働者の男女の賃金の差異

    ①全労働者                 ―                        49.1%

    ②正規雇用労働者              ―               57.5%

    ③非正規雇用労働者              ―                69.9%

 

 正規雇用労働者における賃金差異は、相対的に賃金水準が高くなる管理職(支店長代理級以上)に占める女性労働者の割合が大きく影響しております。30代、40代の管理職に占める女性労働者の割合は、各々8.7%、18.6%であり、特に出産や育児などさまざまなライフイベントを経験する30代の女性管理職割合が低いことが課題となっています。

 当行は上記課題に対応するため、2022年4月に人事制度の改正を行い、出産・育児・介護など個々のライフイベントや事情により、地域限定で働く女性を含む全ての職員が上位職位にチャレンジ可能としたことに加え、コース間(総合職・地域総合職)における昇進基準の差異を撤廃いたしました。これにより、管理職に占める女性労働者の割合向上及び労働者の男女の賃金の差異解消を図ってまいります。

 また、2023年7月より非正規雇用労働者の69%を占めるパートタイマー(全員女性)の時給引上げを実施いたします。これにより、非正規雇用労働者の男女の賃金差異解消を図ると同時に、非正規から正規への雇用転換につきましても併せて積極的に取組んでまいります。

 当行は、今後も人事制度や育児短時間勤務、復職制度(カムバック制度)などの働く環境面に止まらず、男性に比べて職務範囲が狭いとされる女性の職務拡大を支援するため、ジョブ・ローテーション制度などの教育研修体制の整備も進めてまいります。こうした女性のキャリアアップ支援体制を充実させつつ、女性管理職のロールモデルとなる一定の母集団を形成するため、計画的に女性の積極登用を行っていく方針であります。 

 

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループ(当行及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 信用リスク

当行グループでは、貸出金等の資産内容について厳格な基準のもとに自己査定を行い、その結果を反映させた不良債権額を開示し、貸出先の債務者区分や担保の価値等に基づき適切な引当金を繰り入れております。

しかし、わが国の経済情勢、特に当行グループが主たる営業地域としている栃木県ならびに埼玉県の経済情勢が貸出先の業況等に悪影響を及ぼし、債務者区分の下方遷移や、担保価値の下落、または予期せぬ事由の発生により、当行グループの不良債権及び与信関係費用は増加するおそれがあり、その結果、当行グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

(2) 市場リスク

当行グループの業務運営は、経済動向、金利、為替などの金融経済環境の変化から大きな影響を受ける可能性があります。主要なリスクとして以下の3つが挙げられます。

①  価格変動リスク

当行グループは市場性のある有価証券を保有しており、大幅な取引価格の下落があった場合には、保有有価証券に評価損が発生し、減損処理による損失の計上等、当行グループの業績及び財政状態に悪影響を与えるとともに、自己資本比率の低下を招くおそれがあります。

②  金利変動リスク

金利が変動した場合、債券相場の変動等により、当行グループの保有する国債をはじめとする債券ポートフォリオの価値等に悪影響を及ぼします。

③  為替変動リスク

円高となった場合に、当行グループの保有する外貨建て投資の財務諸表上の価値が減少します。

(3) 流動性リスク

当行グループでは、資金調達や運用状況の分析を日々行い、流動性管理に万全を期しておりますが、市場環境が大きく変化した場合や、万一、当行グループの信用状況が悪化した場合に、必要な資金が確保できなくなるリスクや、資金の確保に通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされ損失を被るリスクがあります。

また、市場の混乱等による市場取引の中止や、通常より著しく不利な価格での取引を余儀なくされることで損失を被るリスクがあります。

(4) システムリスク

当行グループが業務上使用しているコンピュータシステムにおいては、障害発生防止に万全を期しておりますが、災害や停電のほか、サイバー攻撃、コンピュータウイルスによるものも含め、システムの停止または誤作動等によるシステム障害が発生した場合には、当行グループの業績ならびに業務遂行に悪影響を及ぼす可能性があります。

(5) 事務リスク

当行グループでは、事務リスク回避のため事務管理体制の強化に取り組んでおりますが、故意または過失等により大きな賠償に繋がるような事務事故が発生した場合、当行グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

(6) コンプライアンスリスク

当行グループは、各種法令・規則等に従って業務を遂行しておりますが、当行グループの役職員による違法行為等が発生した場合、各種法令・規則等に基づく処分等を受けることになる他、当行グループに対する訴訟等が提起された場合、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

(7) マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に係るリスク

当行グループは、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与防止規程等を制定し、リスクベース・アプローチに基づく適切な管理態勢の構築に取り組んでおります。しかしながら、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関する法令等を遵守できない場合には、当行グループの信用や業績、業務運営に影響を及ぼす可能性があります。

(8) 情報資産リスク

当行グループでは、顧客情報や経営情報などの管理には万全を期しておりますが、当行グループ及び外部委託先の人為的ミス・事故等や外部者の不正アクセス等により、それらの漏洩、紛失、改ざん、不正使用などが発生した場合、当行グループの社会的信用の失墜などによって、当行グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(9) 業務の外部委託に伴うリスク

当行グループでは、効率的な業務運営を行うため業務の一部を外部委託するにあたり、業務委託を行うことの妥当性検証や、委託先の選定を適切に行うよう努めておりますが、委託先において、委託した業務に係る事務、システム障害、情報漏洩等の事故が発生した場合、当行グループの業務運営に影響を及ぼす可能性があります。

(10) 自己資本比率に関わるリスク

当行グループの連結自己資本比率及び単体自己資本比率は、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断する基準」(平成18年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき算出しており、国内基準を採用しております。

当行グループの自己資本比率が要求される基準である4%を下回った場合には、金融庁長官から、業務の全部または一部の停止等の命令を受けることとなります。当行グループの自己資本比率は以下のような要因により影響を受ける可能性があります。

①  融資先の経営状況の悪化等に伴う不良債権処理費用の増加

②  有価証券ポートフォリオの価値の低下

③  自己資本比率の基準及び算出方法の変更

④  繰延税金資産の回収可能性の低下による減額

⑤  その他不利益な展開

(11) 規制変動リスク

当行グループは現時点の法令・規制等に従い業務を運営しておりますが、将来において法律、規則、政策、実務慣行、解釈等の変更が行われた場合には、当行グループの業務運営、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

(12)地域経済に関わるリスク

当行グループは栃木県ならびに埼玉県を主要な営業基盤としており、地域別与信額においても栃木県は大きな割合を占めております。栃木県の経済状況が悪化した場合、信用リスクが増加し、当行グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、当該地域において、自然災害や感染症の発生等があった場合、当行グループ及び従業員自身の被災による被害のほか、営業活動の制約や取引先の業績悪化による信用リスクの上昇等を通じて、当行グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

なお、新型コロナウイルス感染症の影響の見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

(13)競争に関わるリスク

競争激化により、当行グループが競争優位を得られない場合、調達コストの上昇を資金運用面でカバー出来ない等の事態も想定され、当行グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

(14)退職給付債務に関わるリスク

当行グループの退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件に基づき作成されております。これらの前提条件が変更された場合、または実際の年金資産の時価が下落した場合、当行グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

(15)繰延税金資産に関わるリスク

現時点におけるわが国の会計基準に基づき、一定の条件の下で、将来における税金負担額の軽減効果として繰延税金資産を貸借対照表に計上することが認められております。当行グループの将来の課税所得の予測に基づいて繰延税金資産の一部または全部の回収ができないと判断される場合は、当行グループの繰延税金資産は減額され、その結果、当行グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(16)固定資産の減損等に関わるリスク

当行グループが所有及び賃借中の土地、建物、車両等の固定資産について、自然災害、犯罪行為または、資産管理上の瑕疵等の結果により業務の運営に支障をきたす可能性があります。また、これらの資産について、収益性の低下や市場価格の低下により、投資額の回収が見込まれなくなる可能性があります。これらのリスクが顕在化した場合、固定資産の減損等により多額の損失が発生する可能性があり、当行グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

(17)外部格付けに関わるリスク

当行グループは外部格付機関による格付を取得しております。外部格付機関が当行グループの格付を引き下げた場合、資本や資金調達に悪影響を及ぼす可能性があります。

(18)気候変動に関わるリスク

気候変動に伴う異常気象や自然災害による被害の甚大化により、社会インフラ及び当行グループの所有不動産や顧客の資産等に物理的被害が及ぶリスク(物理的リスク)が発生する可能性があります。また、規制強化による省エネ設備の導入コストの発生、温暖化等による農作物への影響、仕入れ価格の上昇などにより、融資先の経営状況が悪化した場合には、当行グループの不良債権処理費用が増加するなど、当行グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

なお、脱炭素社会への急激な移行は、当行グループ及び当行グループの取引先の事業双方に、正負それぞれの影響が想定されております。今後、当行グループでは、TCFDに沿ったリスクの把握・評価や情報開示の拡充に取り組んでまいりますが、気候変動に関するリスクへの取り組みや情報開示が不十分と見做されることにより企業価値の低下等のリスクがあります。

(19)人的資本に関わるリスク

当行グループでは、中長期の経営戦略の実現や地域社会の持続的な発展、社会環境の変化に対応できる人材の確保が重要と考えております。こういった人材の不足・流出は、当行グループの戦略策定や業務運営に悪影響を及ぼす可能性があります。

当行グループでは、副業制度の実施、子育てと仕事の両立支援への取組みなど、従業員がやりがいをもっていきいきと働ける人事制度を採用しているほか、2023年6月には健康経営を宣言し、従業員の心と健康を守る働きやすい環境の整備に注力しています。しかしながら、社会環境の変化や当行の企業価値の低下等により、業務遂行上必要な人材の不足・流出等のリスクがあります。

 

上記リスクについては、当行グループが直面するリスクとして各リスクを適切に評価し、全体のリスクの程度を総体的に捉え、当行グループの経営体力の範囲内のレベルにコントロールする統合的リスク管理を行っております。

そのため行内にALM委員会及び市場運用委員会を設置し、各種リスクの評価・コントロールを行うほか、コンプライアンス委員会、危機管理委員会も含めて、損失発生を直接防止・抑制すると同時に、将来損失が発生する可能性をできるだけ合理的に把握・測定をしております。また、気候変動や人的資本等の重要課題に起因するリスクを含む統合的リスク管理の状況は、半期毎に取締役会に報告しております。

このように、当行グループでは健全性の確保と収益性の向上のための適切なリスク管理態勢を構築しております。

また、大規模災害等の不測の事態を想定した「コンティンジェンシープラン」等を策定し、業務継続性確保のための体制も整備・構築しております。

 

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

この「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」は、当行グループの経営成績等に重要な影響を与えた事象や要因を経営者の視点から分析・検討したものです。なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループが判断したものであります。

(1)経営成績等の状況の概要

①財政状態

イ.資産・負債及び純資産の状況

当連結会計年度末の資産は、現金預け金の減少等により前連結会計年度末比2,378億円減少し、3兆2,791億円となりました。負債は、借用金の減少等により前連結会計年度末比2,300億円減少し、3兆1,242億円となりました。また純資産は、その他有価証券評価差額金の減少等により前連結会計年度末比77億円減少1,548億円となりました。

なお、主要勘定の状況は次のとおりとなりました。

○預金

個人預金の増加等により、預金残高は前連結会計年度末比415億円増加3兆564億円となりました。

○貸出金

貸出金残高は前連結会計年度末比776億円増加2兆323億円となりました。

○有価証券

市場動向を注視しつつ運用した結果、有価証券残高は前連結会計年度末比135億円増加6,178億円となりました。

 ロ.連結自己資本比率

連結自己資本比率(国内基準)は、貸出金等のリスクアセットの増加等により、前連結会計年度末比0.21ポイント減少の11.85%となりました。

 

 ②経営成績

経常収益は、有価証券利息配当金の増加等により、前連結会計年度比35億76百万円増加452億22百万円となりました。経常費用は、国債等債券売却損の増加等により、前連結会計年度比40億90百万円増加401億60百万円となりました。

この結果、経常利益は前連結会計年度比5億14百万円減少50億62百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比9億76百万円減少26億52百万円となりました。

事業の種類別セグメントの状況につきましては、銀行業では、経常収益は前連結会計年度比30億88百万円増加406億94百万円、セグメント利益は前連結会計年度比26百万円減少43億68百万円となりました。金融商品取引業では、経常収益は前連結会計年度比7億84百万円減少22億41百万円、セグメント利益は前連結会計年度比5億59百万円減少3億12百万円となりました。

 

 ③キャッシュ・フローの状況

営業活動によるキャッシュ・フローは、借用金の減少等により、△2,908億95百万円となりました。(前連結会計年度比5,704億78百万円減少

投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得等により、△324億37百万円となりました。(前連結会計年度比105億19百万円増加

財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等により、△9億4百万円となりました。(前連結会計年度比3億58百万円減少

これらの結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末比3,242億46百万円減少5,633億56百万円となりました。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

①経営成績等の状況に関する分析・検討について

第十次中期経営計画の最終年度となる2023年3月期は、単体の当期純利益は22億23百万円、銀行の本業利益を示す指標の一つであるコア業務純益(投信解約損益除く)は前年と比較し5億1百万円増加の79億68百万円となりました。また連結の親会社株主に帰属する当期純利益は26億52百万円となりました。
 2024年3月期の連結業績予想は、経常収益410億円、経常利益37億円、親会社株主に帰属する当期純利益は20億円を見込んでおります。

なお、新型コロナウイルス感染症の法的位置づけが「5類」に移行したことにより、経済活動は再開し国内経済は回復局面に転じておりますが、ウクライナ情勢の長期化や、世界的な物価高騰等、依然として経済の先行きは不透明な状況が続くものと想定しております。

 

②資本の財源及び資金の流動性について

当行グループの資本的支出、設備投資については、全て自己資金で対応する予定であります。また、貸出金や有価証券の運用については、大部分を顧客からの預金にて調達しております。

預金は個人預金を中心に毎期増加(連結キャッシュ・フロー計算書:預金の増加等40,595百万円)しております。一方、貸出金は他金融機関と競争を強いられる厳しい環境にある中、個人・中小企業向け貸出を中心に取引先との関係強化や訪問型営業により、積極的に取引先のニーズに対応し一層の資金供給を行ってまいります。有価証券運用では市場リスク等各種リスクを踏まえつつ、流動性の高い運用を継続していることから、当行の現金・預け金をはじめ資金の流動性は十分確保(連結キャッシュ・フロー計算書:現金及び現金同等物の期末残高563,356百万円)されたものとなっております。

なお、この資金の流動性については、資金運用部が資金繰り表を作成・更新したうえ、リスク統括部に報告しているほか、「危機管理計画」により、平常時、注視時、懸念時、危機時の流動性準備額を定め、これを上回る流動性資産を保有していることを常時管理しております。

 

③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当行グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要となる事項)」に記載しております。

連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、経営者の会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。

なお、貸倒引当金の見積り及び当該見積りに用いた仮定については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

(3) 国内業務部門・国際業務部門別収支

当連結会計年度の資金運用収支は290億円、役務取引等収支は56億円、その他業務収支は△56億円となりました。

このうち、国内業務部門の資金運用収支は288億円、役務取引等収支は56億円、その他業務収支は△56億円となりました。また、国際業務部門の資金運用収支は1.1億円、役務取引等収支は△0億円、その他業務収支は0.1億円となりました。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前連結会計年度

25,293

73

25,367

当連結会計年度

28,896

111

29,008

うち資金運用収益

前連結会計年度

25,532

75

2

25,606

当連結会計年度

29,044

113

1

29,156

うち資金調達費用

前連結会計年度

239

2

2

239

当連結会計年度

147

1

1

148

役務取引等収支

前連結会計年度

5,381

0

5,382

当連結会計年度

5,642

△1

5,641

うち役務取引等収益

前連結会計年度

8,987

3

8,990

当連結会計年度

9,307

0

9,308

うち役務取引等費用

前連結会計年度

3,605

2

3,608

当連結会計年度

3,665

1

3,666

その他業務収支

前連結会計年度

△1,208

19

△1,188

当連結会計年度

△5,621

17

△5,604

うちその他業務収益

前連結会計年度

2,247

19

2,267

当連結会計年度

1,778

17

1,795

うちその他業務費用

前連結会計年度

3,456

3,456

当連結会計年度

7,400

7,400

 

(注) 1  「国内業務部門」とは当行の円建取引及び連結子会社、「国際業務部門」とは当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。

2  資金運用収益及び資金調達費用の合計欄の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息(外書き)であります。

 

(4) 国内業務部門・国際業務部門別資金運用/調達の状況

当連結会計年度の資金運用勘定の平均残高は3兆1,028億円、受取利息は291億円、利回りは0.93%となりました。資金調達勘定の平均残高は3兆1,857億円、支払利息は1億円、利回りは0.00%となりました。

このうち、国内業務部門の資金運用勘定の平均残高は3兆1,006億円、受取利息は290億円、利回りは0.93%、資金調達勘定の平均残高は3兆1,834億円、支払利息は1億円、利回りは0.00%となりました。国際業務部門の資金運用勘定の平均残高は129億円、受取利息は1億円、利回りは0.87%、資金調達勘定の平均残高は130億円、支払利息は0.01億円、利回りは0.01%となりました。

 

①  国内業務部門

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

(11,861)

3,077,651

(2)

25,532

0.82

当連結会計年度

(10,748)

3,100,626

(1)

29,044

0.93

うち貸出金

前連結会計年度

1,946,708

20,430

1.04

当連結会計年度

2,003,361

20,373

1.01

うち商品有価証券

前連結会計年度

37

0

0.80

当連結会計年度

11

0

0.49

うち有価証券

前連結会計年度

583,808

4,242

0.72

当連結会計年度

665,909

7,801

1.17

うちコールローン及び
買入手形

前連結会計年度

当連結会計年度

うち買現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引
支払保証金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

535,237

856

0.16

当連結会計年度

420,322

867

0.20

資金調達勘定

前連結会計年度

3,196,397

239

0.00

当連結会計年度

3,183,459

147

0.00

うち預金

前連結会計年度

3,005,507

211

0.00

当連結会計年度

3,071,003

116

0.00

うち譲渡性預金

前連結会計年度

3,603

0

0.01

当連結会計年度

990

0

0.00

うちコールマネー及び
売渡手形

前連結会計年度

当連結会計年度

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引
受入担保金

前連結会計年度

当連結会計年度

うちコマーシャル・
ペーパー

前連結会計年度

当連結会計年度

うち借用金

前連結会計年度

188,319

27

0.01

当連結会計年度

112,536

31

0.02

 

(注) 1  平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、金融業以外の連結子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。

2  「国内業務部門」とは、当行の円建取引及び連結子会社であります。

3  資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度215,686百万円、当連結会計年度183,313百万円)を控除して表示しております。

4  (  )内は国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。

 

 

②  国際業務部門

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

15,747

75

0.48

当連結会計年度

12,973

113

0.87

うち貸出金

前連結会計年度

3,500

15

0.44

当連結会計年度

2,458

13

0.54

うち商品有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

うち有価証券

前連結会計年度

7,001

57

0.82

当連結会計年度

7,569

61

0.80

うちコールローン及び
買入手形

前連結会計年度

3,237

2

0.07

当連結会計年度

1,696

37

2.20

うち買現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引
支払保証金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

46

0

当連結会計年度

46

0

資金調達勘定

前連結会計年度

(11,861)

15,978

(2)

2

0.01

当連結会計年度

(10,748)

13,010

(1)

1

0.01

うち預金

前連結会計年度

4,107

0

0.00

当連結会計年度

2,259

0

0.02

うち譲渡性預金

前連結会計年度

当連結会計年度

うちコールマネー及び
売渡手形

前連結会計年度

当連結会計年度

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引
受入担保金

前連結会計年度

当連結会計年度

うちコマーシャル・
ペーパー

前連結会計年度

当連結会計年度

うち借用金

前連結会計年度

当連結会計年度

 

(注) 1  「国際業務部門」とは、当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。

2  資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度237百万円、当連結会計年度46百万円)を控除して表示しております。

3  (  )内は国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。

4  国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。

 

 

③  合計

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

3,081,538

25,606

0.83

当連結会計年度

3,102,851

29,156

0.93

うち貸出金

前連結会計年度

1,950,208

20,446

1.04

当連結会計年度

2,005,820

20,387

1.01

うち商品有価証券

前連結会計年度

37

0

0.80

当連結会計年度

11

0

0.49

うち有価証券

前連結会計年度

590,809

4,300

0.72

当連結会計年度

673,478

7,862

1.16

うちコールローン及び
買入手形

前連結会計年度

3,237

2

0.07

当連結会計年度

197

37

1.89

うち買現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引
支払保証金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

535,283

856

0.15

当連結会計年度

420,368

867

0.20

資金調達勘定

前連結会計年度

3,200,515

239

0.00

当連結会計年度

3,185,721

148

0.00

うち預金

前連結会計年度

3,009,615

211

0.00

当連結会計年度

3,073,262

116

0.00

うち譲渡性預金

前連結会計年度

3,603

0

0.01

当連結会計年度

990

0

0.00

うちコールマネー及び
売渡手形

前連結会計年度

当連結会計年度

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引
受入担保金

前連結会計年度

当連結会計年度

うちコマーシャル・
ペーパー

前連結会計年度

当連結会計年度

うち借用金

前連結会計年度

188,319

27

0.01

当連結会計年度

112,536

31

0.02

 

(注) 1  資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度215,923百万円、当連結会計年度183,360百万円)を控除して表示しております。

2  国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息は、相殺して記載しております。

 

 

(5) 国内業務部門・国際業務部門別役務取引の状況

当連結会計年度の役務取引等収益は93億円、役務取引等費用は36億円となりました。

このうち、国内業務部門の役務取引等収益は93億円、役務取引等費用は36億円となりました。また、国際業務部門の役務取引等収益は0.00億円、役務取引等費用は0.01億円となりました。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前連結会計年度

8,987

3

8,990

当連結会計年度

9,307

0

9,308

うち預金・貸出業務

前連結会計年度

1,896

1,896

当連結会計年度

2,014

2,014

うち為替業務

前連結会計年度

1,557

2

1,560

当連結会計年度

1,412

0

1,412

うち証券関連業務

前連結会計年度

82

82

当連結会計年度

105

105

うち代理業務

前連結会計年度

998

998

当連結会計年度

1,290

1,290

うち保護預り・
貸金庫業務

前連結会計年度

191

191

当連結会計年度

184

184

うち保証業務

前連結会計年度

109

0

110

当連結会計年度

137

0

137

役務取引等費用

前連結会計年度

3,605

2

3,608

当連結会計年度

3,665

1

3,666

うち為替業務

前連結会計年度

235

2

238

当連結会計年度

143

1

145

 

(注)  「国内業務部門」とは当行の円建取引及び連結子会社、「国際業務部門」とは当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。

 

 

(6) 国内業務部門・国際業務部門別預金残高の状況

○  預金の種類別残高(末残)

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前連結会計年度

3,011,689

3,159

3,014,849

当連結会計年度

3,054,638

1,797

3,056,435

うち流動性預金

前連結会計年度

2,044,497

2,044,497

当連結会計年度

2,138,124

2,138,124

うち定期性預金

前連結会計年度

960,901

960,901

当連結会計年度

910,737

910,737

うちその他

前連結会計年度

6,290

3,159

9,449

当連結会計年度

5,776

1,797

7,573

譲渡性預金

前連結会計年度

990

990

当連結会計年度

985

985

総合計

前連結会計年度

3,012,680

3,159

3,015,839

当連結会計年度

3,055,624

1,797

3,057,421

 

(注) 1  流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金

2  定期性預金=定期預金+定期積金

3  「国内業務部門」とは当行の円建取引、「国際業務部門」とは当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。

 

 

(7) 国内業務部門・国際業務部門別貸出金残高の状況

①  業種別貸出状況(末残・構成比)

 

業種別

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内
(除く特別国際金融取引勘定分)

1,954,732

100.00

2,032,386

100.00

製造業

142,909

7.31

154,375

7.60

農業,林業

8,373

0.43

9,719

0.48

漁業

759

0.04

1,350

0.07

鉱業,採石業,砂利採取業

2,424

0.12

2,598

0.13

建設業

98,899

5.06

102,825

5.06

電気・ガス・熱供給・水道業

28,779

1.47

29,147

1.43

情報通信業

10,111

0.52

5,946

0.29

運輸業,郵便業

66,432

3.40

74,673

3.67

卸売業,小売業

151,520

7.75

148,719

7.32

金融業,保険業

47,872

2.45

57,748

2.84

不動産業,物品賃貸業

295,241

15.10

302,931

14.90

各種サービス業

191,055

9.77

192,996

9.50

地方公共団体

265,981

13.61

291,957

14.36

その他

644,369

32.97

657,397

32.35

海外及び特別国際金融取引勘定分

政府等

金融機関

その他

合計

1,954,732

2,032,386

 

(注)  「国内」とは当行及び連結子会社であります。

 

②  外国政府等向け債権残高(国別)

該当事項はありません。

 

 

(8) 国内業務部門・国際業務部門別有価証券の状況

○  有価証券残高(末残)

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

国債

前連結会計年度

167,386

167,386

当連結会計年度

192,205

192,205

地方債

前連結会計年度

58,425

58,425

当連結会計年度

71,419

71,419

短期社債

前連結会計年度

当連結会計年度

社債

前連結会計年度

116,042

116,042

当連結会計年度

118,100

118,100

株式

前連結会計年度

10,382

10,382

当連結会計年度

11,510

11,510

その他の証券

前連結会計年度

245,024

7,010

252,035

当連結会計年度

214,127

10,481

224,608

合計

前連結会計年度

597,261

7,010

604,272

当連結会計年度

607,363

10,481

617,844

 

(注) 1  「国内業務部門」とは当行の円建取引及び連結子会社、「国際業務部門」とは当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。

2  「その他の証券」には、外国債券を含んでおります。

 

 

 

 

 

 

(自己資本比率等の状況)

(参考)

自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。

なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用しております。

 

連結自己資本比率(国内基準)

(単位:億円、%)

 

2023年3月31日

1 連結自己資本比率(2/3)

11.85

2 連結における自己資本の額

1,749

3 リスク・アセットの額

14,749

4 連結総所要自己資本額

589

 

 

 

単体自己資本比率(国内基準)

(単位:億円、%) 

 

2023年3月31日

1 自己資本比率(2/3)

11.59

2 単体における自己資本の額

1,689

3 リスク・アセットの額

14,570

4 単体総所要自己資本額

582

 

 

 

(資産の査定)

(参考)

資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるものについて債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。

 

1  破産更生債権及びこれらに準ずる債権

破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。

 

2  危険債権

危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。

 

3  要管理債権

要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。

 

4  正常債権

正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。

 

資産の査定の額

債権の区分

2022年3月31日

2023年3月31日

金額(億円)

金額(億円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

11

19

危険債権

420

406

要管理債権

13

7

正常債権

19,346

20,171

 

 

 

 

5 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

6 【研究開発活動】

該当事項はありません。