第2 【事業の状況】

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当行グループが判断したものであります。

 

(1)経営方針

(経営の基本方針)

当行は、経営理念として、「1.地域社会の発展に貢献し、信頼され、愛される銀行となる。」、「2.常に魅力あるサービスを提供し、お客さまのニーズに積極的に応える。」、「3.創造力豊かで、活力にみちた、明るい人間集団をつくる。」の3つを掲げ、経営の基本方針としております。

 

(中長期的な経営戦略)

当行は、中期経営計画「次の100年に向かって~自主独往路線を堅持しての地方創生への貢献~」(計画期間:平成28年4月~平成31年3月)に基づき、フェイス・トゥ・フェイスの精神の下、地域密着型金融を強化し、自主独往路線を堅持しつつ、質の高い金融仲介機能の発揮とそれを支えるための健全性の維持向上により、持続的成長と中長期的な企業価値の向上に努め、地方創生に貢献できる銀行を目指してまいります。

なお、中期経営計画における数値目標は、次のとおりであります。

中計計数目標

①経常収益77億円   ②経常費用68億円   ③経常利益9億円   ④純利益7億円

⑤自己資本比率8%台 ⑥不良債権比率3%台

 

 

(2)経営環境及び対処すべき課題等

当地山陰におきましては、人口の減少や少子高齢化の進行などにより、経済規模は縮小傾向にあります。加えて、日本銀行のマイナス金利施策の継続による超低金利と金利競争の激化などにより、当行を取り巻く環境は一段と厳しさを増しております。

このような中、平成29年度決算においては、当期純利益は6億円を確保できたものの、本業部門の収益力を示すコア業務純益については、2期連続マイナスとなりました。

このため、根幹業務であります貸出金利息の改善を中心とした営業施策の着実な実践、役員報酬の引下げを含む全行挙げてのコスト削減によるローコスト体質への転換、さらには店舗統廃合を含めた営業体制の抜本的な見直し策の実践により、早期にコア業務純益をプラス化していく所存でございます。

また平成28年度よりスタートした中期経営計画『次の100年に向かって~自主独往路線を堅持しての地方創生への貢献~』(計画期間:平成28年4月~平成31年3月)につきましては、平成30年度に最終年度を迎えます。創業の原点(逼迫した庶民金融への貢献、産業の振興)を再確認のうえ、経営理念の下、前中計から継続しての「人材の強化」「組織の強化」「営業の強化」「財務の強化」の4本柱の取組みを更に強化し、本計画の集大成として、経営ビジョンの実現を目指してまいります。

この他、社会貢献活動についても積極的に推進してまいりますとともに、これからも地域に根ざした銀行として、当地域の経済を支えていくという重要な使命を全うするため、役職員が一丸となって邁進する所存でございます。

〔経営ビジョン〕

フェイス・トゥ・フェイスの精神の下、地域密着型金融を強化し、自主独往路線を堅持しつつ、質の高い金融仲介機能の発揮とそれを支えるための健全性の維持向上により、持続的成長と中長期的な企業価値の向上に努め、地方創生に貢献できる銀行

 

 

 

2 【事業等のリスク】

当行グループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。

当行グループは、これらのリスクの発生可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努めてまいります。

なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループが判断したものであります。

 

(1) 信用リスク

①不良債権について

  貸出先の経営状況の変動、地域経済の動向、不動産価格の変動等により、不良債権及び与信関連費用が増加し、資産の価値が減少する可能性があります。当行グループでは、不良債権への対応を経営の主要課題と位置づけ、信用リスク管理の徹底を進めておりますが、今後の景気動向等によっては、想定を超える新たな不良債権が発生する可能性があります。

②貸倒引当金について

  当行グループでは、自己査定及び償却引当に関する基準に基づき、貸倒引当金を計上しております。しかしながら、実際の貸倒れが貸倒引当金計上時点における見積と乖離し、貸倒引当金が不十分となる可能性があるとともに、経済情勢の悪化、担保価格の下落、又は、その他の予期せぬ理由により、貸倒引当金の積増しが必要となる可能性があります。

③営業地域、業種別貸出金の状況

  当行グループでは、島根県及び鳥取県(以下、「山陰両県」という。)を主たる営業地域としていることから、当該地域の経済動向の影響を受けることとなります。特に当該地域は建設業を営む中小企業や不動産賃貸業を営む個人の方の資金需要が高く、同業種に対する貸出の割合も高くなっております。

  当行グループでは、貸出先の業種分散・小口分散に努めるとともに、困難な経営状況にある中小企業等に対し事業再生に向けた取組みを強化しておりますが、地域経済動向の悪化等の変動により、業容の拡大が見込めない場合や、与信関連費用が増加した場合などには、経営成績や財務状況に影響を与える可能性があります。

 

(2) 市場リスク

①金利リスクについて

  資金運用手段である貸出金の貸出金利、債券投資等の利回り、資金調達手段である預金の金利は、市場金利の動向の影響を受けております。当行では、資金運用勘定、資金調達勘定のポジション等を管理し、安定的な収益確保を目的とした対策を講じておりますが、これらの資金運用と資金調達との金額及び期間等のミスマッチが生じている状況において、予期せぬ市場金利の変動が生じた場合には、当行グループの経営成績や財務状況に影響を与える可能性があります。

②有価証券の価格変動リスク

  当行は、市場性のある株式、債券等の有価証券を保有しております。有価証券運用にあたっては、年度毎に取締役会で方針を決定し、運用限度額やロスカットルールを定め、厳格なリスク管理を行っておりますが、これらの保有有価証券については、金利上昇等の市場の変動、発行体の信用状況等の変化によって価格が下落し、減損、又は、評価損が生じ、当行の経営成績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3) 流動性リスク

当行は、安定した資金繰りを行うために、担当部署において運用予定額、調達可能額の把握を行っております。また、流動性危機時における対応策を策定し、危機管理体制を確立しております。しかしながら、予期せぬ資金の流出等により、通常よりも著しく高い金利での資金調達となることや、商品によっては、市場規模や厚み・流動性が不十分なことなどにより、通常よりも著しく不利な価格での調達を余儀なくされることにより、損失を被る可能性があります。

 

 

(4) オペレーショナル・リスク

①事務リスクについて

  当行グループは、預貸金業務を中心に、預かり資産となる投資信託等の販売など様々な業務を扱っております。これらの業務を取扱う上では、リスク管理を重視した事務の取扱いに関する規程・要領等を定め、事務の堅確化に努めておりますが、故意、又は、過失等による事務事故が発生し、損失を被る可能性があります。

②システムリスクについて

  当行グループでは、業務を正確かつ迅速に処理するためのコンピュータシステムを使用しているほか、お客さまに様々なサービスを提供するためのシステムも導入しております。これらのシステムの安全稼動に対し万全を期すとともに、外部からの不正アクセスや情報漏洩の防止等のセキュリティ対策を講じておりますが、地震等の天災、ハードウェア・ソフトウェアの障害やコンピュータ犯罪等により、システムのダウン、又は、誤作動等が発生した場合には、業務の制限が加わる可能性や当行グループの経営成績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

③法務リスクについて

  当行グループでは、法改正等を含め、準拠法令等に対応した内部規程の整備を図るために、諸規程の制定・改定等を適切に行っておりますが、法令・規程等の違反、不適切な契約の締結やその他法的原因により、経営成績や財務状況に影響を与える可能性があります。

④人的リスクについて

  当行グループでは、人事考課規程に基づく、公正かつ納得性・透明性の高い人事考課に努めるとともに、良好な職場環境の維持確保のために、管理監督者に対して、会議や研修等を通じて教育を行うなど、リスクを未然に防止する対応に努めております。しかしながら、人事運営上の不公平・不公正、差別的行為等により、労働生産性の低下、損害賠償等が発生する可能性があります。

⑤有形資産リスクについて

  当行グループの主要な営業基盤である山陰両県において、地震や台風等の自然災害、その他の事象により、店舗等の有形資産の毀損・損害等が発生した場合には、当行グループの経営成績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

⑥風評リスクについて

  当行グループでは、風評リスク対応規程を制定し、万一風評リスクが発生した場合には、機動的な対応ができるように体制を整備しておりますが、金融業界及び当行グループに対する、事実無根かつ否定的な噂が、報道機関並びにインターネット等を通じて世間に流れることで、顧客やマーケット等において評判が悪化した場合には、経営成績や財務状況に影響を与える可能性があります。

 

(5) 地域金融機関との競争に伴う業績変動リスク

当行グループでは、他の金融機関との競争で優位性を得られるように、お客さまのニーズに対して、迅速かつ的確な対応に努めております。しかしながら、営業基盤である山陰両県においても、多数の金融機関が存在しており、他の金融機関との競争激化等により、他の金融機関に対し優位性を得られない場合、当行グループの経営成績や財務状況に影響を与える可能性があります。

 

(6) 自己資本比率に関するリスク

当行は、海外営業拠点を有しておりませんので、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第19号)」の国内基準が適用され、「自己資本比率規制(第1の柱)に関する告示の一部改正」(以下、「バーゼルⅢ」という)に基づく基準以上の単体及び連結の自己資本比率を維持する必要があります。

当行の自己資本比率は、バーゼルⅢ国内基準の4%を大幅に上回っておりますが、この要求される基準を下回った場合には、金融庁長官から、業務の全部、又は、一部の停止等を含む様々な行政処分を受ける可能性があります。

当行の自己資本比率に影響を与える要因には以下のものなどが含まれます。
 ・債務者の信用力悪化に際して生じうる与信関係費用の増加
 ・有価証券ポートフォリオの価値の低下
 ・自己資本比率の基準及び算定方法の変更
 ・その他の不利益な展開

 

 

(7) 退職給付債務に関するリスク

年金資産の時価が下落した場合や、年金資産の運用利回りが低下した場合、又は、予定給付債務を計算する前提となる保険数理上の前提・仮定に変更があった場合には、損失が発生する可能性があります。また、年金制度の変更により、未認識の過去勤務費用が発生する可能性や、金利環境の変動、その他の要因により、年金の未積立債務及び年間積立額にマイナスの影響を与える可能性があります。

 

(8) 繰延税金資産に関するリスク

繰延税金資産の計算は、将来に関する様々な予測・仮定に基づいており、実際の結果が、この予測や仮定とは異なる可能性があります。将来の課税所得の予測に基づいて、繰延税金資産の一部、又は、全部の回収ができないと判断した場合や、法改正により税率が変更となる場合、繰延税金資産は減額され、その結果、経営成績や財務状況に影響を与える可能性があります。

また、バーゼルⅢの適用に伴い、繰延税金資産はコア資本の基礎項目並びに調整項目から計算される一定の基準額まで自己資本に算入することができます。この基準を超過する場合には、その超過額がコア資本に算入できなくなり、自己資本比率が低下する可能性があります。

 

(9) 固定資産の減損に関するリスク

当行グループは、固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。当行グループのキャッシュ・フロー生成能力が低下した場合、将来キャッシュ・フローの見積り額が変動した場合、経済情勢や不動産価格の変動等によって保有する固定資産の価格が大幅に下落した場合などには、固定資産の減損により、当行グループの経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。

 

(10)情報漏洩リスク

当行グループでは、情報管理に関する規程を整備し、情報漏洩が発生しないように、体制の確立並びに情報の管理方法等のルール化を図り、最大限の管理徹底に努めておりますが、万一多くのお客さまの個人情報や内部機密情報が、悪意のある第三者によるコンピュータへの侵入や役職員及び委託先による人為的なミス・事故等により外部へ漏洩した場合、企業信用が失墜し、経営成績や財務状況に影響を与える可能性があります。

 

(11)経営計画が未達となるリスク

当行では、平成28年度より、中期経営計画「次の100年に向かって~自主独往路線を堅持しての地方創生への貢献~」を策定し、取組んでおります。本経営計画では、目標とする経営ビジョンを掲げ、基本方針に基づいて諸施策を展開いたします。

しかしながら、計画期間中の競争の激化、経営環境の変化、経済環境の低迷、お客さまの経営状態の悪化等、内的・外的要因により計画が未達成となった場合、経営成績や財務状況に影響を与える可能性があります。

 

(12)主要な事業の前提事項に関するリスク

当行は、銀行法第4条第1項の規定に基づき、銀行の免許を受け、銀行業を営んでおります。銀行業については、有効期間その他の期限は法令等で定められておりませんが、銀行法第26条及び同第27条にて、業務の停止等及び免許の取消し等となる要件が定められており、これに該当した場合、業務の停止等及び免許の取消し等が命じられることがあります。

なお、現時点において、当行はこれらの要件に該当する事実はないと認識しております。しかしながら、将来、何らかの事由により業務の停止等や免許の取消し等が命じられた場合には、当行の主要な事業活動に支障をきたすとともに、経営成績や財務状況に重大な影響を与える可能性があります。

 

(13)その他各種規制及び制度等の変更に伴うリスク

当行グループでは、法令、規則、政策及び会計基準等に従って業務を遂行しておりますが、将来にわたる規制及び制度等の変更が、経営成績や財務状況に影響を与える可能性があります。

 

 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当行グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

平成29年度のわが国の経済は、企業収益が高い水準で推移する中、雇用・所得環境も着実に改善し、個人消費も持ち直しの動きがみられるなど、全体として緩やかな回復基調が続きました。

金融市場において長期金利は米国金利の上昇を受け、平成30年2月に10年国債金利は一時0.1%近辺まで上昇したものの、その後は株安に伴う債券買い等により、小幅に金利低下が進みました。日経平均株価は、企業の好業績への期待感から上昇し、平成30年1月には一時24,000円台まで上昇したものの、その後は米国株安を受けて下落基調となり、概ね21,000円台での推移となりました。為替は、株高基調を受け110円前半での推移が続きましたが、平成30年3月には、米中貿易摩擦への懸念等から約1年4カ月振りの円高水準となり、年度末には106円台での推移となりました。

こうした中、当地山陰の経済をみますと、企業収益の改善を背景に雇用・所得環境は着実に改善しており、総じて、全国同様、緩やかな回復基調が続きました。

当行グループの第168期の業績につきましては、役職員一丸となって業績の向上と経営の効率化、顧客サービスの充実に努めてまいりました結果、次のようになりました。

預金につきましては、公金預金が増加しましたが、法人預金が減少したことから、全体では期中43億円減少し3,643億円となりました。

また、貸出金は、地公体向け貸出金や法人向け貸出金が減少しましたが、個人向け貸出金が増加したことなどから、全体では期中49億円増加し2,667億円となりました。

有価証券は、債券や受益証券が減少したことから、全体で期中114億円減少し898億円となりました。

損益面につきましては、貸出金利回りの低下を主因として貸出金利息が減少しましたが、有価証券関係収益が増加したことなどから、経常収益全体では前期比339百万円増加し10,536百万円となりました。一方、経常費用は、与信関連費用や営業経費が増加したことなどから、全体では前期比310百万円増加し8,781百万円となりました。

この結果、経常利益は、前期比29百万円増益の1,755百万円となりました。

また、親会社株主に帰属する当期純利益は、固定資産減損損失の計上などによる特別損失が増加したことなどから、前期比396百万円減少の633百万円となりました。

セグメントごとの業績につきましては、「銀行業」では経常収益が347百万円増加の8,059百万円、セグメント利益は118百万円増益の1,723百万円となりました。

「リース業」では経常収益が4百万円増加の2,576百万円、セグメント利益は88百万円減少の39百万円となり、「その他」では経常収益及びセグメント利益は、持分法による投資利益が0百万円減少の0百万円となりました。

この結果、連結自己資本比率(バーゼルⅢ国内基準)は、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第19号)」に基づき算出した結果、前期比0.61%低下し8.33%となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、営業活動により使用した資金及び財務活動により使用した資金を、投資活動により獲得した資金が上回ったことなどから、前連結会計年度末比949百万円増加し34,875百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において営業活動により使用した資金は、7,252百万円(前連結会計年度は984百万円の獲得)となりました。これは主に、コールローン等の減少による収入を、貸出金の増加による支出や預金の減少による支出が上回ったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において投資活動により獲得した資金は、10,984万円(前連結会計年度は3,481百万円の使用)となりました。これは主に、有価証券の取得による支出を、有価証券の売却による収入や有価証券の償還による収入が上回ったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において財務活動により使用した資金は、2,782百万円(前連結会計年度は291百万円の使用)となりました。これは主に、劣後特約付借入金の返済による支出、劣後特約付社債の償還による支出及び配当金の支払いによる支出によるものであります。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。

当行グループは、銀行単体において、中期経営計画「次の100年に向かって~自主独往路線を堅持しての地方創生への貢献~」(計画期間:平成28年4月~平成31年3月)、(以下、「中期経営計画」という。)を掲げ、その数値目標達成のため各種施策を積極的に取り組んでまいりました。なお、中期経営計画における数値目標につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (1)経営方針(中長期的な経営戦略)」に記載しております。

 

①財政状態の分析

預金につきましては、当行にとって重要かつ基盤となる個人預金を中心に、全体の増加に努めてまいりました。その結果、公金預金は増加しましたが、低金利が続く中、個人預金、法人預金ともに定期性預金の新規預入が減少したことから、預金全体では前連結会計年度末に比べ、43億円減少し3,643億円となりました。

貸出金につきましては、当行にとって重要かつ基盤となる地元企業向け貸出金や住宅ローンなどの個人向け貸出金を中心に、全体の増加に努めてまいりました。その結果、本部で運用している買取住宅ローンの増加があったことなどから、貸出金全体では前連結会計年度末に比べ、49億円増加し2,667億円となりました。

有価証券につきましては、市場動向に配慮するとともに、慎重に保有残高調整に努めてまいりました。その結果、債券や受益証券が減少したことから、有価証券全体では前連結会計年度に比べ114億円減少し、898億円となりました。

当連結会計年度末のリスク管理債権額(破綻先債権、延滞債権、3カ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権の合計額)は前連結会計年度末と比べ、2,708百万円減少の8,267百万円となりました。貸出金全体に対するリスク管理債権の比率は前連結会計年度に比べ1.10ポイント低下し、3.09%となりました。また、銀行単体における金融再生法開示債権は前事業年度末比2,712百万円減少し、8,281百万円となり開示債権の総与信に占める割合は3.05%となりました。これは、中期経営計画における数値目標である、不良債権比率3%台(金融再生法)の達成に向けて、大口債務者に対し、企業再生を目的に地域再生ファンドへの債権譲渡を行ったほか、債務者への経営支援によるランクアップなどに努めた結果であります。

当連結会計年度末の自己資本の額は16,017百万円、リスクアセットの額は192,267百万円となりました。この結果、連結自己資本比率(国内基準)は前連結会計年度末に比べ0.61ポイント低下し8.33%となりました。銀行単体における、当事業年度末の自己資本の額は15,088百万円、リスクアセットの額は188,518百万円となりました。この結果、銀行単体自己資本比率(国内基準)は前事業年度末に比べ0.65ポイント低下し8.00%となりました。これは、中期経営計画における数値目標である、自己資本比率8%台の達成に向けて、内部留保を積上げましたが、劣後特約付借入金の返済や劣後特約付社債の償還を行った結果であります。

 

②経営成績の分析

経常収益は、前連結会計年度末に比べ339百万円増加の10,536百万円となりました。経常収益の主な増加要因は株式売却益が前連結会計年度末に比べ884百万円増加したことによるものであります。また、銀行単体の経常収益は前事業年度末比347百万円増加の8,059百万円となりました。経常収益の主な増加要因は連結経常収益の主な増加要因と同様であります。これは、中期経営計画における数値目標である、経常収益77億円の達成に向けて、有価証券の効率的運用などに努めた結果であります。

経常費用は前連結会計年度末に比べ310百万円増加の8,781百万円となりました。経常費用の主な増加要因は個別貸倒引当金繰入額が227百万円増加したことによるものであります。また、銀行単体の経常費用は前事業年度末比228百万円増加の6,335百万円となりました。経常費用の主な増加要因は連結経常費用の主な増加要因と同様であります。これは、中期経営計画における数値目標である、経常費用68億円の達成に向けて、物件費等の経費削減に努めた結果であります。

この結果、経常利益は前連結会計年度末に比べ29百万円増加の1,755百万円となりました。また、銀行単体の経常利益につきましては、前事業年度末比118百万円増加の1,723百万円となりました。

また、親会社株式に帰属する当期純利益は、固定資産の減損損失の計上などによる特別損失の増加などがあり前期比396百万円減少の633百万円となりました。銀行単体の当期純利益は前会計年度末比335百万円減少の614百万円となりました。当期純利益の減少要因は親会社株式に帰属する当期純利益の減少要因と同様であります。

平成30年度は、中期経営計画の最終年度となります。本業であります貸出金関連業務に従来にも増して注力していくとともに、全行挙げてのコスト削減によるローコスト体質への転換、さらには店舗統廃合を含めた営業体制の抜本的な見直し策を実践し、中期経営計画の数値目標の達成に向け、当行グループ一丸となって邁進して参ります。

 

 

③キャッシュ・フローの状況の分析

当行グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローにおいてはコール―ローン等の減少等がありましたが、資金調達の源泉である預金の減少、貸出金の増加等があり、前連結会計年度末に比べ8,236百万円の収入減少となりました。また、投資活動によるキャッシュ・フローは有価証券の効率的運用を行った結果、有価証券の取得による支出を有価証券の売却による収入や有価証券の償還による収入が上回ったことなどにより、前連結会計年度末に比べ14,465百万円の収入増加となりました。さらに、財務活動によるキャッシュ・フローは、劣後特約付借入金の返済による支出、劣後特約付社債の償還による支出及び配当金の支払いによる支出から前連結会計年度末に比べ2,491百万円の収入減少となりました。

その結果、現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ949百万円増加し、当連結会計年度末残高は34,875百万円となりました。

なお、当面の設備資金、貸出金、有価証券への投資並びに配当金等の株主還元は預金での調達を主とした自己資金で対応する予定であります。

 

 

(3) 国内・国際業務部門別収支

当行グループは、海外拠点等を有していないため、国内・海外別収支等にかえて、国内取引を「国内業務部門」・「国際業務部門」に区分して記載しております。

当連結会計年度の資金運用収支は、国内業務部4,503百万円、国際業務部門△0百万円、合計(相殺消去後。以下、同じ。)で4,504百万円と前期比121百万円の減少となりました。また、役務取引等収支は、国内業務部門△96百万円、国際業務部門0百万円となり、合計で△97百万円と前期比132百万円の減少となりました。その他業務収支は、国内業務部門911百万円、国際業務部門0百万円となり、合計で911百万円と前期比301百万円の増加となりました。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前連結会計年度

4,625

△0

△0

4,625

当連結会計年度

4,503

△0

△0

4,504

うち資金運用収益

前連結会計年度

5,275

23

5,251

当連結会計年度

5,031

20

5,010

うち資金調達費用

前連結会計年度

650

0

23

626

当連結会計年度

527

0

21

506

役務取引等収支

前連結会計年度

35

0

0

35

当連結会計年度

△96

0

0

△97

うち役務取引等収益

前連結会計年度

639

0

0

639

当連結会計年度

562

0

0

562

うち役務取引等費用

前連結会計年度

604

0

604

当連結会計年度

659

0

659

その他業務収支

前連結会計年度

610

0

610

当連結会計年度

911

0

911

うちその他業務収益

前連結会計年度

630

0

630

当連結会計年度

912

0

912

うちその他業務費用

前連結会計年度

20

20

当連結会計年度

0

0

 

(注) 1  「国内業務部門」は当行及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は当行の外貨建取引であります。

2  相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の資金貸借の利息及び連結会社間の取引であります。

 

 

(4) 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況

当連結会計年度の資金運用勘定平均残高は、国内業務部門378,010百万円、国際業務部門7百万円、合計(相殺消去後。以下、同じ。)375,625百万円と前期比210百万円の増加となりました。また、資金運用利回りは、国内業務部門1.33%、国際業務部門0.00%、合計で1.33%と前期比0.06ポイントの低下となりました。

資金調達勘定平均残高は、国内業務部門388,866百万円、国際業務部門7百万円、合計386,997百万円と前期比2,254百万円の増加となりました。また、資金調達利回りは、国内業務部門0.13%、国際業務部門0.17%、合計で0.13%と前期比0.03ポイントの低下となりました。

 

①  国内業務部門

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

377,737

5,275

1.39

当連結会計年度

378,010

5,031

1.33

うち貸出金

前連結会計年度

257,465

3,942

1.53

当連結会計年度

261,707

3,762

1.43

うち有価証券

前連結会計年度

94,751

1,305

1.37

当連結会計年度

91,065

1,245

1.36

うちコールローン及び
買入手形

前連結会計年度

13

0

0.00

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

22,900

21

0.09

当連結会計年度

22,765

22

0.09

資金調達勘定

前連結会計年度

386,548

650

0.16

当連結会計年度

388,866

527

0.13

うち預金

前連結会計年度

359,235

533

0.14

当連結会計年度

364,167

448

0.12

うち債券貸借取引受入担保金

前連結会計年度

当連結会計年度

671

0

0.01

うち借用金

前連結会計年度

25,687

61

0.24

当連結会計年度

23,052

45

0.19

 

(注) 1  平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、連結子会社については、半期毎の残高に基づく平均残高を利用しております。

2  資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度10,450百万円、当連結会計年度11,078百万円)を、それぞれ控除して表示しております。

3  資金運用勘定には国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高(前連結会計年度5百万円、当連結会計年度7百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ含めております。

4  国内業務部門とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。

 

 

②  国際業務部門

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

5

0.00

当連結会計年度

7

0.00

うち貸出金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

うちコールローン及び
買入手形

前連結会計年度

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

当連結会計年度

資金調達勘定

前連結会計年度

5

0

0.21

当連結会計年度

7

0

0.17

うち預金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引受入担保金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち借用金

前連結会計年度

当連結会計年度

 

(注) 1  連結子会社は国際業務を取扱っておりませんので、国際業務部門は当行の外貨建取引のみ記載しております。

2  無利息預け金の平均残高、金銭の信託運用見合額の平均残高及び利息はありません。

3  国際業務部門の外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。

4  資金調達勘定には国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高(前連結会計年度5百万円、当連結会計年度7百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ含めております。

 

 

③  合計

 

種類

期別

平均残高(百万円)

利息(百万円)

利回り
(%)

小計

相殺
消去額
(△)

合計

小計

相殺
消去額
(△)

合計

資金運用勘定

前連結会計年度

377,743

2,328

375,415

5,275

23

5,251

1.39

当連結会計年度

378,017

2,392

375,625

5,031

20

5,010

1.33

うち貸出金

前連結会計年度

257,465

1,593

255,871

3,942

15

3,927

1.53

当連結会計年度

261,707

1,574

260,133

3,762

13

3,749

1.44

うち有価証券

前連結会計年度

94,751

516

94,235

1,305

7

1,297

1.37

当連結会計年度

91,065

516

90,549

1,245

7

1,238

1.36

うちコールローン
及び買入手形

前連結会計年度

13

13

0

0

0.00

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

22,900

212

22,687

21

0

21

0.09

当連結会計年度

22,765

294

22,471

22

0

22

0.09

資金調達勘定

前連結会計年度

386,554

1,811

384,742

650

23

626

0.16

当連結会計年度

388,873

1,876

386,997

527

21

506

0.13

うち預金

前連結会計年度

359,235

212

359,022

533

0

532

0.14

当連結会計年度

364,167

294

363,873

448

0

448

0.12

うち債券貸借取引受入担保金

前連結会計年度

当連結会計年度

671

671

0

0

0.01

うち借用金

前連結会計年度

25,687

1,593

24,094

61

15

45

0.18

当連結会計年度

23,052

1,574

21,478

45

13

31

0.14

 

(注) 1  平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、連結子会社については半期毎の残高に基づく平均残高を利用しております。

2  資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度10,450百万円、当連結会計年度11,078百万円)を、それぞれ控除して表示しております。

3  相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の資金貸借の利息及び連結会社間の取引であります。

 

 

(5) 国内・国際業務部門別役務取引の状況

当連結会計年度の役務取引等収益は、国内業務部門562百万円、国際業務部門0百万円となり、合計(相殺消去後。以下、同じ。)で562百万円と前期比77百万円の減少となりました。また、役務取引等費用は、国内業務部門659百万円、国際業務部門0百万円となり、合計で659百万円と前期比55万円の増加となりました。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前連結会計年度

639

0

0

639

当連結会計年度

562

0

0

562

うち預金・
貸出業務

前連結会計年度

182

182

当連結会計年度

186

186

うち為替業務

前連結会計年度

155

0

0

155

当連結会計年度

155

0

0

155

うち証券関連業務

前連結会計年度

0

0

当連結会計年度

1

1

うち代理業務

前連結会計年度

8

8

当連結会計年度

7

7

うち保護預り・
貸金庫業務

前連結会計年度

1

1

当連結会計年度

1

1

うち保証業務

前連結会計年度

6

6

当連結会計年度

8

8

うち投資信託

窓販業務

前連結会計年度

69

69

当連結会計年度

72

72

うち保険窓販業務

前連結会計年度

215

215

当連結会計年度

128

128

役務取引等費用

前連結会計年度

604

0

604

当連結会計年度

659

0

659

うち為替業務

前連結会計年度

44

0

45

当連結会計年度

46

0

46

 

(注) 1  「国内業務部門」は当行及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は当行の外貨建取引であります。

2  相殺消去額は、連結会社間の取引であります。

 

 

(6) 国内・国際業務部門別預金残高の状況

○  預金の種類別残高(末残)

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前連結会計年度

368,964

213

368,751

当連結会計年度

364,587

198

364,389

うち流動性預金

前連結会計年度

123,513

63

123,450

当連結会計年度

124,608

48

124,560

うち定期性預金

前連結会計年度

244,104

150

243,954

当連結会計年度

239,264

150

239,114

うちその他

前連結会計年度

1,346

1,346

当連結会計年度

714

714

譲渡性預金

前連結会計年度

当連結会計年度

総合計

前連結会計年度

368,964

213

368,751

当連結会計年度

364,587

198

364,389

 

(注) 1  流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金

2  定期性預金=定期預金+定期積金

3  「国内業務部門」は当行及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は当行の外貨建取引であります。

4  相殺消去額は連結会社間の取引であります。

 

 

(7) 国内・海外別貸出金残高の状況

①  業種別貸出状況(末残・構成比)

 

業種別

前連結会計年度

当連結会計年度

金  額 (百万円)

構成比(%)

金  額(百万円)

構成比(%)

国内
(除く特別国際金融取引勘定分)

261,835

100.00

266,738

100.00

  製造業

11,050

4.22

11,563

4.34

  農業,林業

361

0.14

320

0.12

  漁業

149

0.06

148

0.06

  鉱業,採石業,砂利採取業

563

0.22

442

0.17

  建設業

14,475

5.53

13,649

5.12

  電気・ガス・熱供給・水道業

2,047

0.78

2,138

0.80

情報通信業

764

0.29

602

0.23

  運輸業,郵便業

2,621

1.00

2,452

0.92

  卸売業,小売業

19,016

7.26

17,806

6.68

  金融業,保険業

26,306

10.05

23,933

8.97

  不動産業,物品賃貸業

28,204

10.77

30,158

11.31

  学術研究,専門・技術サービス業

2,316

0.88

1,636

0.61

  宿泊業

2,897

1.11

812

0.30

  飲食業

1,743

0.67

1,716

0.64

  生活関連サービス業,娯楽業

3,931

1.50

3,863

1.45

  教育,学習支援業

985

0.38

1,001

0.38

  医療・福祉

13,498

5.16

13,163

4.94

  その他のサービス

6,018

2.30

5,315

1.99

  地方公共団体

41,790

15.96

32,773

12.29

  その他

83,093

31.72

103,239

38.68

海外及び特別国際金融取引勘定分

  政府等

  金融機関

  その他

合計

261,835

266,738

 

(注) 1  国内とは、当行及び連結子会社であります。

2  当行及び連結子会社は海外に拠点等を有していないため、「海外」は該当ありません。

 

 

②  外国政府等向け債権残高(国別)

該当事項はありません。

 

 

(8) 国内・国際業務部門別有価証券の状況

○  有価証券残高(末残)

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

国債

前連結会計年度

47,762

47,762

当連結会計年度

45,538

45,538

地方債

前連結会計年度

2,600

2,600

当連結会計年度

3,071

3,071

社債

前連結会計年度

17,681

17,681

当連結会計年度

14,403

14,403

株式

前連結会計年度

5,636

516

5,119

当連結会計年度

3,656

516

3,140

その他の証券

前連結会計年度

28,091

28,091

当連結会計年度

23,699

23,699

合計

前連結会計年度

101,772

516

101,256

当連結会計年度

90,369

516

89,853

 

(注) 1  「国内業務部門」は当行及び連結子会社、持分法適用関連会社の円建取引、「国際業務部門」は当行の外貨建取引であります。

2  相殺消去額は、連結会社間の取引であります。

 

 

(自己資本比率の状況)

(参考)

自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第19号。以下、「告示」という。)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。

なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用しております。

 

連結自己資本比率(国内基準)

(単位:百万円、%)

 

平成30年3月31日

1.連結自己資本比率(2/3)

8.33

2.連結における自己資本の額

16,017

3.リスク・アセットの額

192,267

4.連結総所要自己資本額

7,690

 

 

 

単体自己資本比率(国内基準)

(単位:百万円、%)

 

平成30年3月31日

1.自己資本比率(2/3)

8.00

2.単体における自己資本の額

15,088

3.リスク・アセットの額

188,518

4.単体総所要自己資本額

7,540

 

 

 

 

(資産の査定)

(参考)

資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。

 

1  破産更生債権及びこれらに準ずる債権

破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。

 

2  危険債権

危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。

 

3  要管理債権

要管理債権とは、3カ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。

 

4  正常債権

正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。

 

資産の査定の額

債権の区分

平成29年3月31日

平成30年3月31日

金額(百万円)

金額(百万円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

1,907

2,121

危険債権

8,027

5,100

要管理債権

1,058

1,060

正常債権

254,910

262,593

 

 

 

4 【経営上の重要な契約等】

当連結会計年度中における重要な契約は次のとおりであります。

当行は、日本アイ・ビー・エム株式会社との間で平成16年7月に締結したシステムの運用・管理、銀行業務アプリケーションの開発・保守に関するアウトソーシング契約について、平成30年3月に契約期間を5年間延長するための変更契約を締結いたしました。

契約会社名

契約内容

契約期間

日本アイ・ビー・エム株式会社

システムの運用・管理、銀行業務アプリケーションの開発・保守

平成16年8月1日から
平成37年12月31日まで

 

(注) 第170期に元号が変更されますが、当該期以降の元号につきましては、便宜上、現在の元号を用いております。

 

5 【研究開発活動】

該当事項はありません。