第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。
 

2 【経営上の重要な契約等】

・事業譲受契約

当社は、平成29年10月4日開催の取締役会において、EVOLUTION JAPAN株式会社から商品先物取引部門の事業を譲受けることを決議し、同日付けで事業譲渡契約を締結しております。また、平成29年11月6日に本事業を譲受けております。

詳細は、後記「第4「経理の状況」1「四半期連結財務諸表」「注記事項」(重要な後発事象)」をご参照下さい。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、日本銀行による金融緩和政策が継続される中、企業部門では輸出が持ち直し生産活動の回復が続き、家計部門でも雇用所得情勢が堅調に推移しており、先行きも緩やかに回復する見通しであります。

一方、世界経済は、米国ではハリケーン対策を契機に暫定的に予算並びに債務上限免除が決定したことにより財政リスクが後退し、堅調な企業業況を背景に景気拡大を継続しております。中国では過剰債務問題への対応として、企業のデレバレッジに向けた政策対応の本格化により一定の成果が見受けられるものの、景気はピ-クアウトの兆しがみられております。しかしながら世界経済全体では緩やかな回復を維持する見込みであります。

証券市場においては、取引所株価指数証拠金取引(くりっく株365)の主要銘柄である日経225は、トランプ米大統領による円安・ドル高に対するけん制発言や、同政権によるシリアへのミサイル攻撃を背景にリスク回避の動きとなり年初来の安値を更新したものの、円安・ドル高を背景に反発、上昇場面となりました。その後も堅調なNYダウに追随する形で続伸、1年半ぶりに20,000円の大台に乗せました。その後、6月から7月にかけて20,000円を中心としたもみ合いを経て、8月末には北朝鮮情勢への警戒からリスク回避の動きとなり19,000円台前半を探る展開となりましたが、NYダウの新高値更新や米国の良好な経済指標から円安・ドル高に振れたことを背景に急反発場面となり、年初来高値を更新しました。

商品相場においては、原油はトランプ米政権がシリアのアサド政権に対して初の軍事攻撃に踏み切ったことで地政学的リスクを意識した買いが入り上昇しましたが、その後は米国での高水準のシェールオイル生産が圧迫要因となり、軟調な推移となりました。5月に入ると、OPEC(石油輸出国機構)加盟国と非加盟国の会合を控えて、協調減産延長期待から再度上昇しましたが、同会合において減産延長以外に目新しい内容が得られなかったことから、失望売りを誘い、急落場面となりました。7月に入り、米国のシェールオイル掘削リグ稼働数が24週ぶりに減少に転じたことや、米国内の原油在庫が減少傾向にあることから上昇し、その後もOPEC加盟国と非加盟国による協調減産の延長を期待する買いが相場を押し上げました。

金はトランプ米政権によるシリアへのミサイル攻撃を実施したことや、北朝鮮のミサイル発射実験など、先行きの不透明感を背景に堅調な動きとなりました。しかし米国の好調な雇用統計や、フランス大統領選挙でマクロン氏が勝利したことにより、リスク懸念が後退して下落場面となりました。その後、FBI長官解任に対する司法妨害疑惑やトランプ米大統領のロシアに対する機密情報漏洩疑惑を受けて円高・ドル安が進み堅調な推移となりましたが、6月に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)において、市場の予想通りに利上げが決定したことから上値の重い展開を余儀なくされました。しかし8月下旬に北朝鮮のミサイル発射実験を受けて、地政学的リスクの高まりを背景に上伸し、9月には4,700円台を示現しました。

 

穀物は主要産地である米国で作付が開始され、順調なスタートとなりました。東京市場は円高・ドル安も圧迫要因となり、軟調な推移となりましたが、5月に入ると天候悪化による作付け遅れから反発場面となりました。その後、6月から7月にかけては天候相場特有の乱高下を見せましたが、生育期後半に差し掛かり天候が回復したことにより、日を追うごとに豊作観測が台頭し、9月末に向けて軟調な推移となりました。

為替市場においては、ドル円相場は111円近辺での保ち合いとなっていましたが、トランプ米大統領による円安・ドル高に対するけん制発言や、同政権によるシリアへのミサイル攻撃をきっかけにリスク回避の動きが強まり、108.12円まで下落しました。5月に入ると6月のFOMCでの利上げへの期待感が強まったことや、フランス大統領選挙において、親EU派のマクロン氏が勝利したことで楽観ムードが広がり、114.38円まで円安・ドル高が進行しました。その後、北朝鮮のミサイル発射問題や、トランプ米大統領によるロシアへの機密情報漏洩疑惑が報じられたことからリスク回避の動きとなり、再度108円台まで下落しましたが、FOMCにおいて、市場の予想通りに利上げが決定し、ドルが買われる動きが強まり、114.51円を示現しました。その後はトランプ米大統領の親族によるロシア疑惑が再燃し、北朝鮮のミサイル発射実験などの軍事的挑発行為や、米国でのハリケーンの被害拡大から、9月には107.31円まで円高・ドル安が進みました。その後、地政学的リスクの後退や米国の減税案に対する期待などから、一時113円台まで水準を戻しました。

このような環境のもとで、当社グループの当第2四半期連結累計期間の商品先物取引の総売買高は969千枚(前年同期比8.2%増)及び金融商品取引の総売買高は921千枚(前年同期比17.7%減)となり、受取手数料は1,551百万円(前年同期比6.4%減)、売買損益は31百万円の利益(前年同期は0.7百万円の損失)となりました。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は営業収益1,584百万円(前年同期比4.5%減)、経常損失367百万円(前年同期は299百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失404百万円(前年同期は310百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

今後の安定的な収益拡大に向け、商品先物取引、取引所株価指数証拠金取引「ゆたかCFD」及び取引所為替証拠金取引「Yutaka24」を3本柱とし、特に取引所株価指数証拠金取引「ゆたかCFD」等の金融商品取引は急成長の途にあり、引き続き大きく成長させるよう注力してまいります。また、証券取引の媒介については、本格的な証券業への参入の為の将来の布石として位置付けております。

なお、後記「第4「経理の状況」1「四半期連結財務諸表」「注記事項」(セグメント情報等)」に掲記したとおり、当社グループの事業セグメントは、主として商品先物取引の受託及び自己売買、並びに金融商品取引の受託及び自己売買の商品先物取引業等の単一セグメントであり重要性が乏しいため、セグメント情報の記載を省略しております。

 

 

① 当第2四半期連結累計期間における商品先物取引業等の営業収益は、次のとおりであります。
1) 受取手数料

 (単位:千円)

区分

金額

前年同四半期増減比(%)

 

取引名及び市場名

商品先物取引

 

 

 

現物先物取引

 

 

 

農産物市場

17,075

△78.5

 

砂糖市場

△100.0

 

貴金属市場

113,712

△40.8

 

ゴム市場

42,398

△25.4

 

石油市場

8,574

16.3

 

中京石油市場

522

91.8

 

小計

182,284

△45.7

 

現金決済取引

 

 

 

貴金属市場

553,223

35.0

 

石油市場

13,559

△14.6

 

小計

566,782

33.2

 

商品先物取引計

749,066

△1.6

金融商品取引

 

 

 

取引所株価指数証拠金取引

669,941

10.3

 

取引所為替証拠金取引

131,778

△54.2

 

証券取引

1,115

△27.1

 

金融商品取引計

802,834

△10.5

合計

1,551,901

△6.4

 

 

(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

 

2) 売買損益

(単位:千円)

区分

金額

前年同四半期増減比(%)

 

取引名及び市場名

商品先物取引

 

 

 

現物先物取引

 

 

 

農産物市場

7,389

△35.2

 

貴金属市場

39,382

51.0

 

ゴム市場

5,847

 

石油市場

9,865

 

中京石油市場

△43

 

小計

62,442

75.9

 

現金決済取引

 

 

 

貴金属市場

△61,427

 

石油市場

△19,727

 

小計

△81,154

 

商品先物取引計

△18,712

金融商品取引

 

 

 

CFD取引

 

 

 

取引所株価指数証拠金取引

43,151

1,977.8

 

小計

43,151

1,977.8

 

FX取引

 

 

 

取引所為替証拠金取引

2,297

 

市場外為替証拠金取引

1,052

 

小計

3,349

 

金融商品取引計

46,501

商品売買損益

 

 

 

現物売買取引

3,283

120.5

 

商品売買損益計

3,283

120.5

合計

31,072

 

 

(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

 

 

② 当社及び当社の関係会社の商品先物取引業等の売買高に関して当第2四半期連結累計期間中の状況は、次のとおりであります。
売買高

(単位:枚)

区分

委託

自己

合計

 

取引名及び市場名

 

前年同四半期増減比

(%)

 

前年同四半期増減比

(%)

 

前年同四半期増減比

(%)

商品先物取引

 

 

 

 

 

 

 

現物先物取引

 

 

 

 

 

 

 

農産物市場

24,388

△57.1

21,487

△61.1

45,875

△59.1

 

貴金属市場

19,736

△41.0

48,332

6.9

68,068

△13.5

 

ゴム市場

43,757

△39.4

5,626

24.5

49,383

△35.7

 

石油市場

16,861

10.2

330

△81.7

17,191

0.5

 

中京石油市場

1,527

121.0

1,527

121.0

 

小計

106,269

△40.5

75,775

△29.0

182,044

△36.2

 

現金決済先物取引

 

 

 

 

 

 

 

貴金属市場

547,865

36.3

180,021

29.7

727,886

34.6

 

石油市場

41,316

△33.9

18,424

135.5

59,740

△15.0

 

小計

589,181

26.8

198,445

35.4

787,626

28.9

 

商品先物取引計

695,450

8.1

274,220

8.2

969,670

8.2

金融商品取引

 

 

 

 

 

 

 

取引所株価指数証拠金取引

747,774

△0.9

13,505

520.9

761,279

0.6

 

取引所為替証拠金取引等

159,632

△55.6

1,046

△65.4

160,678

△55.7

 

金融商品取引計

907,406

△18.6

14,551

179.9

921,957

△17.7

合計

1,602,856

△8.8

288,771

11.7

1,891,627

△6.2

 

 

 

③ 当社及び当社の関係会社の商品先物取引業等に関する売買高のうち、当第2四半期連結累計期間末において反対売買等により決済されていない建玉の状況は、次のとおりであります。
未決済建玉

(単位:枚)

区分

委託

自己

合計

 

取引名及び市場名

 

前年同四半期増減比

(%)

 

前年同四半期増減比

(%)

 

前年同四半期増減比

(%)

商品先物取引

 

 

 

 

 

 

 

現物先物取引

 

 

 

 

 

 

 

農産物市場

6,819

△40.1

447

△90.8

7,266

△55.3

 

貴金属市場

2,719

△31.2

736

△31.0

3,455

△31.2

 

ゴム市場

1,792

97.1

10

0.0

1,802

96.1

 

石油市場

2,670

△27.2

53

△66.7

2,723

△28.8

 

中京石油市場

28

△12.5

28

△12.5

 

小計

14,028

△29.7

1,246

△79.5

15,274

△41.4

 

現金決済先物取引

 

 

 

 

 

 

 

貴金属市場

110,905

85.5

7,820

△36.4

118,725

64.7

 

石油市場

8,744

37.1

157

121.1

8,901

38.0

 

小計

119,649

80.8

7,977

△35.5

127,626

62.5

 

商品先物取引計

133,677

55.2

9,223

△50.0

142,900

36.6

金融商品取引

 

 

 

 

 

 

 

取引所株価指数証拠金取引

292,049

50.1

871

9.7

292,920

49.9

 

取引所為替証拠金取引等

53,421

17.1

180

53,601

17.5

 

金融商品取引計

345,470

43.8

1,051

32.4

346,521

43.8

合計

479,147

46.8

10,274

△46.6

489,421

41.6

 

 

 

(2) 財政状態の分析

当第2四半期連結会計期間の資産総額は45,683百万円、負債総額は37,143百万円、純資産は8,539百万円となっております。

当第2四半期連結会計期間の資産総額45,683百万円は、前連結会計年度末48,980百万円に比べて3,297百万円減少しております。この内訳は、流動資産が3,256百万円、固定資産が41百万円それぞれ減少したものであり、主に「現金及び預金」が573百万円増加したものの、「保管有価証券」が4,259百万円減少したことによるものであります。

当第2四半期連結会計期間の負債総額37,143百万円は、前連結会計年度末40,006百万円に比べて2,862百万円減少しております。この内訳は、流動負債が2,908百万円減少し、固定負債が45百万円増加したものであり、主に「金融商品取引保証金」が2,093百万円増加したものの、「預り証拠金代用有価証券」が4,259百万円、「委託者未払金」が559百万円それぞれ減少したことによるものであります。

当第2四半期連結会計期間の純資産8,539百万円は、前連結会計年度末8,974百万円に比べて434百万円減少しております。この内訳は、株主資本が462百万円減少し、その他の包括利益累計額が28百万円増加したことによるものであります。

なお、当第2四半期連結会計期間の自己資本比率は18.7%(前連結会計年度末は18.3%)となっております。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前年同四半期連結累計期間に比べて1,411百万円の減少となり、3,387百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の取得は、661百万円(前年同期は257百万円の使用)となりました。これは、「委託者未払金」の減少及び「その他」の増減による資金の支出等が増加したものの、「金融商品取引保証金」の増加による資金の収入等が増加したものであります。なお、「その他」の増減の主な内訳は「委託者先物取引差金」の増加による資金の支出になります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金の使用は、110百万円(前年同期は15百万円の使用)となりました。これは、「投資有価証券」の売却による収入等があったものの、「投資有価証券」及び「有形固定資産」の取得による支出等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金の取得は、16百万円(前年同期は52百万円の取得)となりました。これは、「短期借入金」の返済及び配当金の支払による支出等があったものの、短期借入による収入等によるものであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、重要な変更はありません。