(1)会社の経営の基本方針
当社グループは「誠実な企業活動を通じて、社会より支持を得る」との経営理念のもと、金融ビジネスの本質である経営のリスク管理に重点を置き、お客様の期待を超えるサービス・商品を提供し、国内外で信頼され、必要とされるグローバル金融グループを目指しております。
また、今後の市場環境の変化に柔軟に対応できるよう、金融の多角化を進め「収益性」「安定性」「成長性」「人財力」のバランスをとりつつ、強固なグループ一体経営を確立し、お客様をはじめ、全てのステークホルダーの皆様の信頼と期待に応え、社会とともに継続的に発展していくことを目指しております。
(2)目標とする経営指標
当社グループが目標とする経営指標としましては、経営における収益性と安定性の観点から、総資産経常利益率(ROA)の向上と自己資本の拡充を重要な指標として、株主価値の向上を目指しております。
(3)経営環境
当社グループを取り巻く経営環境は、消費者・事業者向けのローンやクレジットカードなどの国内での金融事業、ASEANを中心とした海外事業、国内外いずれにおいても成長局面であり、今後安定した成長が見込めます。一方で、消費者金融業界の事業リスクである利息返還請求については、ピーク時からは大きく減少しているものの、未だ注視が必要な状況が続いております。このような環境のもと、当社グループにおきましては、経営の最重要課題である利息返還請求へ対応しつつ、グループ全体で営業アセットの拡大と金融事業の多角化に努め、「安全性」「収益性」「成長性」のバランスを重視した経営に取り組んでまいりました。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大によって、経済活動の著しい停滞がみられておりますが、非常事態宣言の解除に伴い、当社グループの経営戦略を推進できる環境が整ってくるものと考えており、下記市場別の見通しはこのような前提に基づくものであります。ただし、当面の経済見通しには厳しい見方も多いことから、今後の新規成約件数や回収状況等の推移を注視し、経営成績等に影響を及ぼすおそれが生じた場合には、速やかに開示を行います。
(無担保ローン市場)
無担保ローン市場全体の規模は2019年12月時点で前年比2%減の10.2兆円となっております。このうち、金融機関は銀行カードローンの自主規制の影響などにより、前年比5%減の6.0兆円、クレジットカード会社は前年比横ばいの1.7兆円となった一方で、消費者金融専業は、2013年3月の底打ち以降、前年比5%増の2.6兆円まで回復しております。
当社グループにおける無担保ローン残高は前期末比9.0%増の4,861億円、アイフル単体では前期末比11.4%増の4,223億円となり、消費者金融専業の成長率を上回っており、今後におきましても引き続き拡大が続く見込みです。
(事業者ローン市場)
中小事業者向けの事業者ローンの市場におきましても、2015年3月の底打ち以降、2019年3月時点で前年比17%増の3,495億円と順調に増加しております。
当社グループにおきましては、中小事業者向けのローン事業を主に営むビジネクストやアイフル単体での販売が好調に推移しております。この結果、事業者ローン残高は前期末比15.7%増の644億円となり、このうち、ビジネクストが前期末比17.4%増の551億円、アイフル単体では前期末比5.3%増の83億円となり、こちらも引き続き拡大が続く見込みです。
(クレジットカード市場)
クレジットカード市場は、Eコマースやキャッシュレス決済の増加により、2018年における取扱高は前年比10%増の73兆円まで拡大しております。また、行政主導によるキャッシュレス化の推進などにより、今後も市場の拡大が見込まれます。
当社グループでクレジットカード事業を中心に営むライフカードにおきましては、新たな提携カードやビジネスカードの販売開始などにより、取扱高は前期比8.1%増の8,179億円となりました。
(海外市場(タイ王国))
タイ王国における無担保ローン市場は2020年2月時点で前年比8%増の1.5兆円となり、このうち商業銀行による貸付残高は前年比1%増の7,185億円、ノンバンクによる貸付残高は前年比14%増の8,491億円となっております。
当社グループのAIRA & AIFUL Public Company Limitedにおきましては、債権ポートフォリオの良質化を図るため、優良顧客の獲得に取り組んでおり、貸付残高は前期末比0.3%減の224億円となりました。
(4)中長期的な会社の経営戦略
当社グループは経営の本質である「安全性」「収益性」「成長性」「変化」「能動性」に重点をおいた経営戦略により、更なる成長と発展を目指し、次の重点施策を掲げております。
(多角化の推進)
経営の安全性を求め、主力事業であるローン事業の残高の増加を図りつつ、保証事業や海外事業など、ほかの事業でのアセット比率を高め、金融事業の多角化の推進とポートフォリオの分散を進めております。
(利益基盤の強化)
安全性・収益性・高い成長率を求めて利益基盤の強化を図っております。安全性の指標となる自己資本比率は20%を目指しつつ、収益性では営業アセットの増加によるトップラインの拡大を図るとともに、調達コストの低下やBPR・RPAの導入による合理化、効率化でコスト削減に努めております。中期的なROAは2%超、ROEは10%超を目指しております。
このほかに、M&Aや投資の拡大、組織・人材のレベルアップ、働き方や生活様式の変容に伴うお客様の需要の変化に対応するための積極的なIT投資を図っております。
(5)会社の対処すべき課題
(利息返還請求)
2006年の最高裁判決を契機とした利息返還請求件数は、すでに最高裁判所の判決から14年が経過し、返還請求の権利を持つ多くの者が消滅時効を迎えていることなどから、2011年2月のピーク時から10分の1以下まで減少しております。今後も利息返還請求は減少が続く見込みですが、一部の弁護士事務所や司法書士事務所が宣伝活動を継続していることなどから、未だ一定量の請求が続いており、先行きは注視が必要な状況が続いております。
(事業ポートフォリオの組み替え)
当社グループは、経営の安全性を重視し、ローン事業、クレジットカード事業、信用保証事業、海外事業による主に4つの事業により、金融事業の多角化と事業ポートフォリオの分散を進めております。現状のローン事業の成長を維持しつつ、クレジットカード事業、保証事業、海外事業をさらに拡大させ、事業ポートフォリオの組み替えを図り、安全性を高めてまいります。
(財務基盤の安定化)
当社グループは、金融事業を主たる事業としており、事業拡大に必要な資金は外部から調達しております。安全性の観点及び強固な調達基盤構築のため、金融機関からの間接調達と社債等の直接調達の双方を行うことで資金調達の多様化を図っております。また、経営の安全性を重視し、自己資本比率においては中期的に20%を目指しております。
(コスト構造の改革)
当社グループは、収益性を高めるべく、BPRやRPAの導入により、業務の合理化や効率化に努め、人件費などのコスト削減に努めております。
(新型コロナウイルス感染症拡大に対する当面の投資方針)
当社グループの経営理念に基づき、可能な限り、お客様等の資金需要にお応えしてまいります。一方、新規事業をはじめとする先行投資等については、状況を見極めつつ、慎重に判断してまいります。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当社グループといたしましては、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。また、以下の記載が、当社グループの事業等のリスクのすべてを網羅しているものではなく、今後、様々な不確定要因により新たな事業等のリスクが発生する可能性があります。
なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
当社グループの財政状態及び経営成績の推移は多くの要因によっており、そのうち、想定される主な要因は以下のとおりであります。
(1) 経済情勢及び市場動向
(2) 他社との競合の激化
(3) 多重債務者の増減動向等
(4) 法的規制等
(5) 資金調達
(6) 財務体質の健全性
(7) 繰越欠損金
(8) 有価証券
(9) 情報ネットワークシステム、インターネットサービス等又は技術的システム
(10) 信用保証事業
(11) 海外事業
(12) 代表取締役及びその親族等の当社株式保有並びに処分
(13) 災害・感染症等
(14) 各種手数料や広告宣伝費、人件費などをはじめとする費用又は損失の変動(提携先ATM手数料の増加、アフィリエイト広告に係る委託先への支払報酬増加、テレビその他各種媒体における単価の上昇・出稿数増加による広告宣伝費の増加、営業拡大に伴う人員投下による人件費増加等)
(15) 当社グループ及び消費者金融業界に対するネガティブな報道や不祥事の発生(銀行カードローン問題に関するネガティブな報道による風評被害を受けるリスク、一部の従業員等による不適切行為の動画がインターネット上に公開されることによる当社グループのブランドイメージを大きく損なうリスク等)
当社では2007年4月より、取締役会直属機関としてリスク管理委員会を設置し、各部署で発生するリスクないし企業活動を脅かすリスクを横断的に統括管理し、リスクの顕在化の未然防止及び危機発生時の体制整備をしております。しかしながら、これらの対応にもかかわらず法的規制の強化若しくは緩和も含めた経営環境の変化、競合の状況、景気の変動等によっては当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があり、また、当社グループの戦略の見直しを余儀なくされる可能性があります。上記のうち、特に重要な項目について、詳細を記載いたします。
(経済情勢及び市場動向について)
当社グループは、日本のみならず、東南アジアを対象として事業を営んでおります。また、個人向けの事業を営んでいることから、各国における経済情勢の悪化、さらに今般の新型コロナウイルス感染症拡大による景気の下振れに伴う資金繰りの困窮によって支払いが困難となるお客様が増加するリスクがあります。その場合、当社の受取利息の減少や貸倒関連費用の増加につながる可能性があります。また、経済情勢の悪化に伴う個人消費の低迷によって資金需要が減退し、営業貸付金が減少するリスクがあります。その場合、当社の受取利息の減少につながる可能性があります。
(他社との競合の激化について)
当社グループは、主に消費者金融事業及び事業者金融事業を営んでおり、両市場において、銀行、クレジットカード会社、信販会社等と競合する可能性があります。これらの競合の激化が消費者金融事業及び事業者金融事業における貸出金利の引下げ圧力、リスクの高い貸付先への貸付増加へとつながった場合、将来的な不良債権の増加につながるリスクがあります。その場合、当社の貸倒関連費用の増加につながる可能性があります。
(多重債務者の増減動向等について)
当社グループにおいては、個人信用情報機関のデータと独自の与信システムに基づく返済能力の調査(お客様とのお取引期間中における途上与信を含みます。)や、与信基準の厳格化を図っております。
しかしながら、これらの施策にかかわらず、今後の経済情勢の悪化等によって多くのお客様の資金繰りが悪化し、未回収の貸付金が増加するリスクがあります。その場合、当社の貸倒関連費用の増加につながる可能性があります。また、多重債務者の増加等による融資対象者の減少に伴う営業貸付金の減少により、受取利息の減少につながる可能性があります。
(法的規制等について)
1.法令等遵守態勢
当社では、「コンプライアンスの徹底」を最重要と捉え、貸金業に関わる法令違反・情報漏えい等の発生防止を図っているものの、従業員等の故意又は過失による発生を完全に防止することはできません。
そのため当社では、貸金業に関わる法令違反・情報漏えい等の不祥事件の発生を抑止するべく、取締役会直属諮問機関としてコンプライアンス委員会を設置し、コンプライアンスに関する情報の収集及び法令違反予防措置を講じることで全社的なコンプライアンス態勢の検証・把握を行っております。さらに、当社グループ全体において統一した企業倫理を共有し、当社グループ全体のコンプライアンス態勢を確立することを目的として、アイフルグループコンプライアンス委員会を設置しております。また、2007年4月には、ホットライン(社内通報制度)の一元管理化、コンプライアンスに関する情報の収集機能強化、賞罰に関する機能の一元化等、内部統制機能の強化を行い、法令等遵守態勢の強化を図っております。
その他、法令等遵守の啓蒙機能を備えた営業ルールの策定・社内教育における法令知識習得や法令等遵守意識の浸透の強化・通話モニタリング等の内部監査の実効性強化・その他の施策を講じるとともに、これらを適宜見直す体制を整えております。
しかしながら、当社グループの従業員等により法令等違反行為を含む不正や不祥事が発生した場合には、行政処分等の法的措置が講じられるほか、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
2.事業規制等
(1) 貸金業法・割賦販売法の業務規制
事業に対する法的規制について、当社グループの主要事業である消費者金融事業等のローン事業は、貸金業法の適用を受けております。貸金業法により、各種の事業規制(禁止行為、利息・保証料等に係る制限等、返済能力の調査、過剰貸付け等の禁止、貸付条件等の掲示、貸付条件の広告等、誇大広告の禁止等、契約締結前の書面の交付、契約締結時の書面の交付、受取証書の交付、帳簿の備付け、帳簿の閲覧、取立て行為の規制、債権証書の返還、標識の掲示、債権譲渡等の規制、取引履歴の開示義務、貸金業務取扱主任者の設置、証明書の携帯等の規制)を受けております。
その他、当社グループにおける包括信用購入あっせん事業及び個別信用購入あっせん事業は、割賦販売法の適用により各種の事業規制(取引条件の表示、書面の交付、契約の解除等に伴う損害賠償等の額の制限、信用購入あっせん業者に対する抗弁、支払可能見込額の調査、支払可能見込額を超える与信の禁止、継続的役務に関する消費者トラブルの防止等)を受けております。
そのような中、当社では、これ等の法令及び規制に準じ、内部統制機能として組織・制度を整備すると共に、システムによるオペレーショナルリスク対応を図り、3ラインディフェンスによる点検と継続的な改善活動を図っております。
しかしながら、当社グループの従業員の法令等違反行為が発生した場合には、行政処分等の法的措置が講じられるほか、新たな法令等の改正など事業規制が強化された場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(2) 日本貸金業協会による自主規制
貸金業法に定める自主規制機関として2007年12月に設立された日本貸金業協会は自主規制基本規則を設け、過剰貸付け防止等に関する規則や広告及び勧誘に関する規則等を規定しております。また、日本貸金業協会の監査に関する業務規則において、その実効性を高めるため、協会員に対する調査・監査権限及び自主規制を遵守しない協会員に対する過怠金の賦課・除名処分等の制裁権限が日本貸金業協会に付与されています。当社は、日本貸金業協会の協会員であることから、これらの規制の適用を受けております。
そのため、当社グループでは、関連法令や日本貸金業協会が定める諸規則で定められている事項に基づき、社内規程を整備し、従業員への教育を徹底することで、コンプライアンス態勢の強化に努めております。
しかしながら、従業員の法令違反による行政処分や、新たな法令や規則の改正によって事業規制が強化された場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
3.貸付金金利
2010年6月18日に改正貸金業法が完全施行され、これにより、出資法の上限金利が年29.2%から年20%へと引き下げられるとともに、後述の貸金業法上のみなし弁済制度が廃止されました。
当社では、この完全施行に先立ち、これに対応すべく、2007年8月1日以降、国内で新たにご契約いただくお客様及び新融資基準により契約が可能なお客様に対して、貸出上限金利の引下げを実施し、現在年18.0%以下としております。
しかしながら、今後、法令等の改正によって利息制限法及び出資法の上限金利がさらに引き下げられた場合や、既に契約を締結しているお客様との利息契約について、経済情勢や法律上の保護を求める消費者の増加等が社会的な問題となることにより、更に利息の引下げを余儀なくされる場合などには、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
4.利息返還損失
利息制限法第1条第1項で、金銭を目的とする消費貸借上の利息の契約は、利息の最高限度(元本が10万円未満 の場合年20%、10万円以上100万円未満の場合年18%、100万円以上の場合年15%により計算した金額)の超過部分について無効とするとされておりますが、上記完全施行前の利息制限法の下では、債務者が当該超過部分を任意に支払ったときは、その返還を請求することができないとされておりました。
また、上記完全施行前の貸金業法第43条では、同法第17条に規定する書面等が金銭貸付時に債務者等に交付され、かつ、当該超過部分について債務者が利息として任意に支払った場合で、支払時直ちに同法第18条に規定する書面が交付され、その支払が同法第17条に規定する書面等が交付された契約に基づく支払に該当するときは、利息制限法第1条第1項の規定にかかわらず、有効な利息の債務の弁済とみなすとされておりました(以下、当該規定による弁済を「みなし弁済」といいます。)。
しかしながら、2006年1月13日の最高裁判所判決において、利息制限法上の上限金利を超過する部分を含む約定 利息の返済が遅れた場合に残債務の一括返済を求める特約条項は、利息制限法第1条第1項に定める利息の最高限度を超過する部分の支払に対する事実上の強制であり、特段の事情のない限り債務者が任意に支払った場合にあたらないとしたほか、受取証書への契約年月日等の記載は契約番号で代替できるとする貸金業の規制等に関する法律施行規則第15条第2項は、法律の委任の範囲を超えており無効であるとの判断がなされました。
当社グループは、これらの司法判断を真摯に受け止め、これを反映した契約書への切り替え等の対応を行ってお ります。当社グループが現在提供しているローン商品の約定金利には、利息制限法に定められた利息の最高限度の超過部分を含んでいるものがあります。なお、当業界において、貸金業法に定める契約書記載事項等の不備等を理由に、この超過部分について返還を求める訴訟がこれまで複数提起され、これを認める判決もなされました。
当社グループに対しても、係る超過利息の返還を求める複数の訴訟がこれまで提起され、貸金業を営む当社グループが貸金業法上のみなし弁済の適用を受けるために必要な要件を満たしていないとの原告の主張が認められたことにより、訴訟あるいは訴訟外での和解により超過利息の返還(利息返還)を行っております。こうした利息返還請求は、足元においては、すでに最高裁判所の判決から10年以上が経過し、返還請求の権利を持つ多くの方が消滅時効を迎えていることなどから、2011年2月のピーク時から10分の1以下まで減少しております。今後も利息返還請求は減少が続くと捉えておりますが、他方、一部の弁護士事務所や司法書士事務所が積極的な宣伝活動を継続していることなどから、未だ一定量の請求が続いております。今後、弁護士事務所・司法書士事務所による更なる宣伝活動の実施や貸金業者に不利となる司法判断が下される場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
また、2006年10月13日、日本公認会計士協会より、2006年9月1日以後終了する中間連結会計期間及び中間会計 期間に係る監査(当該中間連結会計期間及び中間会計期間が属する連結会計年度及び事業年度に係る監査を含みま す。)から適用されるものとして、「消費者金融会社等の利息返還請求による損失に係る引当金の計上に関する監査上の取扱い」(業種別委員会報告第37号(以下、「第37号報告」といいます。))が公表されております。当社グループにおいても第37号報告に従い、利息返還損失引当金を計上しております(営業貸付金に優先的に充当されると見積られたため貸倒引当金に含められた返還見込額を含みます。)。
しかしながら、会計上の見積りは、過去の返還実績や最近の返還状況などに基づき見積られているため、これら の見積り上の前提を超える水準の返還請求が発生した場合や会計基準が変更された場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
5.総量規制
2010年6月18日に改正貸金業法が完全施行され、いわゆる総量規制が導入されました。これにより、総借入残高が年収の3分の1を超える貸付けなど返済能力を超えた貸付けが原則として禁止されることとなりました。
こうしたリスクを解消するため、当社グループでは、係る改正法の完全施行前より総量規制の導入を見据えて、厳格化した貸付基準や、システムによって総借入残高が年収の3分の1を超えないよう制限をかけており、さらに、貸金業法第13条第2項で、内閣府令で定められている期間ごとに調査を行っております。
しかしながら、今後、想定以上に利息収入や貸付残高が減少した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
6.その他の法律関係について
(1) 個人情報の保護に関する法律と個人情報の取扱い
個人情報保護法において、個人情報取扱事業者には、必要と判断される場合に一定の報告義務が課され、また同法の一定の義務に反した場合において個人の権利利益を保護するために必要があると認めるときは、主務大臣は必要な措置をとるべきことを勧告又は命令することができるとされております。また、ガイドラインにおいては、個人情報の利用目的を通知・明示・公表すること、必要に応じ債務者より個人情報の取扱い等に関する同意を取得すること、個人情報の取扱いを委託する場合はその委託先を監督すること、安全管理措置として組織的・人的・技術的観点からの体制を整備すること、個人情報の取扱いに関する基本方針を公表すること等が求められております。
当社グループはこれらに従い、個人情報の取扱い状況の見直し等を行うとともに「プライバシーポリシー」を制定し、情報管理に関する規程や事務手続き等を策定し運用しており、役職員に対する教育、データセンターへの物理的なセキュリティ、個人データへのアクセス権限の設定やログの監視、外部からの不正アクセスや攻撃に対するシステム上のセキュリティ対策など当社グループからの個人情報漏えいを未然に防ぐ措置を講じております。
しかしながら、万一何らかの理由による個人情報漏えいが発生した場合や主務大臣から勧告又は命令を受けた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(2) その他の法律改正による影響
破産法、民事再生法及び特定債務等の調整の促進のための特定調停に関する法律等の各種法令等が改正された場合、改正の内容によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(資金調達について)
当社グループは、金融機関からの借入れ、シンジケートローン、社債及び債権の流動化等により、資金調達を行っておりますが、市場環境、当社の信用力低下や格付けの変動等により資金調達が困難になる可能性があります。
こうしたリスクを解消するため、当社グループでは、調達の多様化及び新たな調達手法の検討、格付けの向上に向けた取り組みを行っております。
しかしながら、資金調達に係る契約には財務制限条項や早期償還条項が付されているものが存在することから、新型コロナウイルス感染症拡大等の影響も含め、当社グループの財政状態及び経営成績又は営業貸付金等の債権内容が大きく変化した場合には、期限の利益を喪失するおそれがあり、資金繰りや財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
また、資金調達に係る調達金利は、市場環境等により変動することがあり、これに対して金利変動リスクの軽減を図っておりますが、将来における金利上昇の程度によっては、当社グループの資金調達に影響を及ぼすおそれがあり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(財務体質の健全性について)
消費者金融業界において、2006年1月13日の最高裁判所判決及び法令の改正等を受けて、利息返還請求が増加いたしました。これにより、当社グループも財政状態及び経営成績に大きな影響を受けており、自己資本比率や純資産額等の財務体質の健全性を示す経営指標については、現時点でも上記最高裁判所判決前の水準まで回復するに至っておりません。
そのため、将来的に当社グループの事業等のリスクが顕在化して当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす事態が生じた場合、当該影響に対応するうえで当社グループの財務体質が十分ではなく、当社グループの事業活動の継続に支障をきたす可能性があります。
(繰越欠損金について)
当社グループには現時点で税務上の繰越欠損金が存在するため、法人税等が軽減されております。
しかしながら、繰越欠損金の繰越期間の満了で欠損金が消滅した場合、法人税等の税金負担が発生するため、当社グループの財務状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。
(有価証券について)
当社グループは、お客様の需要に合わせた商品やサービスを提供するために、子会社及び関連会社に係る投資 有価証券を保有することで、ローン事業(消費者金融事業及び事業者金融事業)、クレジットカード事業、保証事 業、海外事業など、金融事業の多角化を図っております。しかしながら、子会社等の不採算が想定より長引くことにより投資有価証券について減損に至るおそれがある場合には、当社グループの財務状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社グループは、上場・非上場の投資有価証券を保有しております。これらの資産の価値が収益性の悪化等による毀損により減損に至るおそれがあり、その場合には当社グループの財務状況及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(情報ネットワークシステム、インターネットサービス等又は技術的システムについて)
当社グループは、営業を管理するために、内部・外部を問わず、情報・技術システムに依存しておりますが、事業店舗ネットワーク、口座データを含む当社グループ事業を構成する種々の情報を管理するために、ソフトウエア、システム及びネットワークへの依存をより深めつつあります。当社グループが使用するハードウエア及びソフトウエアは、人為的過誤、自然災害、停電、コンピューターウィルス、外部からのサイバー攻撃及びこれに類する事象による損害若しくは中断等により、あるいは、電話会社及びインターネットプロバイダ等の第三者からのサポートサービスの中断等により、影響を被る可能性があります。
こうしたリスクを解消するため、当社グループでは、基幹システムの冗長化、データや電源のバックアップ体制整備、セキュリティ強化に向けたCSIRTの設置によるコンピューターウィルスの排除、外部からのサイバー攻撃の監視、脆弱性診断とその対応等の対策を行っております。
しかしながら、このような情報・技術システムの混乱、故障、遅延その他の障害により、口座開設数が減少し、未払い残高の返済が遅延し、当社グループの事業に対する消費者の信頼が低下することで、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(信用保証事業について)
当社グループは、信用保証事業を営んでおり、保証提携先拡大に向けた営業や新商品の提案・販売促進支援に取り組んだ結果、当該信用保証事業に係る信用保証収益の連結営業収益に対する割合が恒常的に10%以上の比率を占めるに至っております。信用保証事業の拡大に支障を来たす事態は、上述の当社グループ自体の事業リスク起因以外に、保証提携先金融機関の事業リスクに起因する場合があります。例えば、提携先金融機関の業界再編や法改正、あるいは、保証提携先各個社の被災リスクや法令違反等が挙げられます。
したがって、信用保証事業の拡大に支障を来たす事態が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(海外事業について)
当社グループは、日本のみならず、東南アジアにおいても事業を展開しております。これらの海外市場への事業
展開にあたっては、タイやインドネシアを中心とした東南アジアの景気の悪化や同業間の競争、不安定な政治や社
会情勢、洪水等を含む自然災害、テロや紛争等、金融制度や法律による制約、金利・為替・株価・商品市場の急激
な変動、同地域に投資や進出をする企業の業績やそれらの企業が所在する国の景気・金融制度・法律・金融市場の
状況、訴訟に伴う損失、企業の倒産、個人向け貸出の焦げ付き等、並びに海外子会社の内部統制及び法令等遵守態
勢の不備に起因する費用の発生等のリスクが内在しております。
当社グループでは、海外市場・社会情勢及び金融制度等の状況把握に努めると共に、海外子会社の組織・制度の整備による内部統制機能および監査機能の充実等に取り組んでおります。
しかしながら、今後、これらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(代表取締役及びその親族等の当社株式保有並びに処分について)
当事業年度末現在、当社の代表取締役である福田吉孝及びその創業者一族は、関連法人と併せて当社の発行済株 式の約40%を実質的に保有する株主となっております。その結果として、当社の支配権の譲渡、事業の再編及び再構築、他の事業及び資産への投資、並びに将来の資金調達等の重要な企業取引を含む当社の事業活動に影響を及ぼす重要な意思決定に対して影響力を行使することができます。
また、これらの株主は、現在までのところ安定保有を維持しておりますが、今後、その所有株式の一部を処分する可能性があります。その場合、市場における当社株式の供給が増加することが考えられ、当社の株価に影響を及ぼす可能性があります。
(災害等の発生について)
大規模な地震、津波、風水害などの自然災害、感染症の流行や紛争などの外的要因による非常事態によって、当社グループの事業継続に影響を及ぼすおそれがあります。
こうしたリスクを解消するため、当社グループでは、事故・災害が発生した場合においても、ステークホルダーへの影響を最小化することを目的に、基幹システムの冗長化、データや電源のバックアップ、災害備蓄体制の整備を図ると共に、事業継続計画に定めた対応を迅速に行うべく、安否確認及び緊急時のコミュニケーションツールを導入し、定期的な訓練を実施しております。
今般の新型コロナウイルスへの対応といたしましては、代表取締役社長を本部長とした全ての取締役で構成する「新型コロナウイルス・グループ対策本部」を立ち上げ、関連する自治体や保健所へのヒアリングにより、社内消毒体制や防護服の調達をはじめとした具体的なコンティンジェンシープランの整備、テレワークなどによる縮退運用の検討、ならびに社内への通達を通じて、当該感染症の予防と拡大抑制に取り組んでおります。
また、WHO・国立感染症研究所・日本疫学会の所見、感染症法など関連法の調査や情報の収集に努め、マスクや消毒液の備蓄状況を確認し、全従業者へ定期的なマスクの配布をするとともに、オフピーク出勤や別拠点への分散、テレワークに係るアプリの導入を進め、縮退運用や社内におけるソーシャルディスタンスの確保など、速やかに社内体制の整備を行っております。
しかしながら、予想を超える災害やパンデミックが発生し、世界レベルでの経済活動の停滞で大幅に事業活動が縮小や停止したり、通常通りに設備が使用できなくなったりした場合において、お客様の需要に十分な対応が行き届かなくなる、あるいは、災害やパンデミックに伴い被害を受けたお客様の状況悪化により貸倒償却などの費用が増加する場合などは、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
(業績の概況)
当連結会計年度における当社グループの営業収益は127,038百万円(前期比10.2%増)となりました。その主な内訳といたしましては、営業貸付金利息が72,444百万円(前期比10.7%増)、包括信用購入あっせん収益が18,862百万円(前期比14.6%増)、信用保証収益が15,203百万円(前期比9.0%増)、買取債権回収高が1,662百万円(前期比2.8%減)、償却債権取立益が6,896百万円(前期比9.1%増)となっております。
営業費用につきましては、13,061百万円増加の125,358百万円(前期比11.6%増)となりました。その主な要因といたしましては、利息返還損失引当金繰入額が5,425百万円増加の16,927百万円(前期比47.2%増)を計上したほか、営業アセットの増加などにより貸倒引当金繰入額が4,455百万円増加の33,796百万円(前期比15.2%増)となったことなどによるものであります。
以上の結果、当連結会計年度における当社グループの営業利益は1,679百万円(前期比44.6%減)、経常利益は、1,716 百万円(前期比58.2%減)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、非支配株主に帰属する当期純損失1,089百万円を計上した結果、1,390百万円(前期比85.1%減)となりました。
なお、当連結会計年度より、主に個別信用購入あっせん業を営むライフギャランティー株式会社、包括信用購入あっせん業を営むすみしんライフカード株式会社の2社を、重要性が増したため連結の範囲に含めております。
当連結会計年度におけるセグメント別の状況は次のとおりであります。
(アイフル株式会社)
〔ローン事業〕
ローン事業につきましては、テレビCMやWEBを中心とした効果的な広告展開のほか、チャットサービスの機能拡充などによるお客様へのサービス向上に取り組み、新規成約件数や営業貸付金残高の増加に努めております。
当連結会計年度における当社の無担保ローン新規成約件数は20万6千件(前期比3.4%増)、成約率は43.7%(前期比1.6ポイント減)となりました。
その結果、当連結会計年度末における無担保ローンの営業貸付金残高は422,382百万円(前期末比11.4%増)、有担保ローンの営業貸付金残高は6,958百万円(前期末比25.2%減)、事業者ローンの営業貸付金残高は8,338百万円(前期末比5.3%増)、ローン事業全体の営業貸付金残高は437,679百万円(前期末比10.4%増)となりました(債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金23,965百万円が含まれております。)。
〔信用保証事業〕
信用保証事業につきましては、個人及び事業者の与信ノウハウや独立系の強みを活かし、保証残高拡大に向けた商品の多様化や新規保証提携の推進に取り組んでまいりました。
その結果、当連結会計年度末における個人向け無担保ローンの支払承諾見返残高は97,994百万円(前期末比23.5%増)、事業者向け無担保ローンの支払承諾見返残高は30,005百万円(前期末比11.0%減)となりました。
なお、事業者向け無担保ローンの支払承諾見返残高のうち12,640百万円はビジネクスト株式会社への保証によるものであります。
以上の結果、当連結会計年度における当社の営業収益は77,504百万円(前期比9.2%増)、営業利益は413百万円(前期比11.8%減)、経常利益は1,728百万円(前期比13.8%増)、当期純利益は1,639百万円(前期比68.5%減)となりました。
(ライフカード株式会社)
〔包括信用購入あっせん事業〕
包括信用購入あっせん事業につきましては、アフィリエイト広告の積極展開や病院・大学などとの提携カード発行などによる入会申込の拡大、金融機関などとの提携ビジネスカード発行による法人分野の拡大に努めるとともに、利用限度額の増額推進や決済サービスの拡充など、カード会員の利便性向上に取り組んでまいりました。
その結果、当連結会計年度における取扱高は817,906百万円(前期比8.1%増)、当連結会計年度末における包括信用購入あっせん事業に係る割賦売掛金残高は105,772百万円(前期末比1.5%増)となりました(債権の流動化によりオフバランスとなった割賦売掛金8,530百万円が含まれております。)。
〔カードキャッシング事業〕
カードキャッシング事業における、当連結会計年度末の営業貸付金残高は30,836百万円(前期末比3.1%減)となりました(債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金3,045百万円が含まれております。)。
〔信用保証事業〕
信用保証事業につきましては、個人及び事業者の与信ノウハウや独立系の強みを活かし、保証残高拡大に向けた商品の多様化や新規保証提携の推進に取り組んでまいりました。
その結果、当連結会計年度末における個人向け無担保ローンの支払承諾見返残高は23,185百万円(前期末比8.1%増)、事業者向け無担保ローンの支払承諾見返残高は1,657百万円(前期末比2.3%増)となりました。
以上の結果、当連結会計年度におけるライフカード株式会社の営業収益は34,167百万円(前期比4.0%増)、営業利益は2,213百万円(前期比26.2%減)、経常利益は2,334百万円(前期比25.5%減)、当期純利益は1,136百万円(前期比59.8%減)となりました。
(AIRA & AIFUL Public Company Limited)
タイ王国の無担保ローンマーケットは、経済成長に伴う消費拡大により引き続き拡大しております。このような中、AIRA & AIFUL Public Company Limited におきましては、債権ポートフォリオの良質化を図るため、優良顧客の獲得に取り組んでまいりました。
以上の結果、当連結会計年度におけるAIRA & AIFUL Public Company Limited の営業収益は6,519百万円(前期比10.5%増)となり、営業損失は1,097百万円(前期は1,213百万円の営業損失)、経常損失は1,064百万円(前期は1,210百万円の経常損失)、当期純損失は前期から33百万円減少の1,176百万円(前期は1,210百万円の当期純損失)となりました。
(その他)
当連結会計年度における報告セグメントに含まれない連結子会社5社(ビジネクスト株式会社、アストライ債権回収株式会社、AGキャピタル株式会社、ライフギャランティー株式会社、すみしんライフカード株式会社)の営業収益は10,431百万円(前期比79.3%増)、営業損失は300百万円(前期は1,060百万円の営業利益)、経常損失は366百万円(前期は1,748百万円の経常利益)、当期純損失は505百万円(前期は2,073百万円の当期純利益)となりました。
(資産、負債及び純資産の状況)
当連結会計年度末における資産は、前期末に比べ99,919百万円増加の860,507百万円(前期末比13.1%増)となりました。増加の主な要因は、営業貸付金が59,175百万円増加したことなどによるものであります。
負債につきましては、前期末に比べ99,005百万円増加の731,576百万円(前期末比15.7%増)となりました。増加の主な要因は、借入金が49,555百万円増加したことや、支払手形及び買掛金が16,079百万円増加したことなどによるものであります。
純資産につきましては、前期末に比べ914百万円増加の128,931百万円(前期末比0.7%増)となりました。増加の主な要因は、利益剰余金の増加などによるものであります。
セグメント別の状況は次のとおりであります。
(アイフル株式会社)
当連結会計年度末における資産は、営業貸付金の増加を主な要因として前期末に比べ79,233百万円増加の635,683百万円(前期末比14.2%増)となりました。負債につきましては、前期末に比べ77,824百万円増加の543,074百万円(前期末比16.7%増)、純資産につきましては、前期末に比べ1,408百万円増加の92,609百万円となりました。
(ライフカード株式会社)
当連結会計年度末における資産は、現金及び預金の増加を主な要因として前期末に比べ1,231百万円増加の197,237百万円(前期末比0.6%増)となりました。負債につきましては、前期末に比べ368百万円減少の149,243百万円(前期末比0.2%減)、純資産につきましては、前期末に比べ1,600百万円増加の47,994百万円となりました。
(AIRA & AIFUL Public Company Limited)
当連結会計年度末における資産は、国際財務報告書基準第16号適用に伴うリース資産の計上を主な要因として前期末に比べ966百万円増加の23,412百万円(前期末比4.3%増)、負債につきましては、前期末に比べ3,060百万円増加の16,960百万円(前期末比22.0%増)、純資産につきましては、前期末に比べ2,093百万円減少の6,451百万円となりました。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前期末に比べ7,412百万円増加の43,520百万円(前期末比20.5%増)となりました。
当連結会計年度における、各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは51,133百万円(前期比22.4%増)の支出となりました。これは主に、営業貸付金の増加による資金の減少などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは2,718百万円(前期比35.6%減)の支出となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは55,356百万円(前期比5.1%増)の収入となりました。これは主に、借入れによる収入、社債の発行による収入などによるものであります。
(ア) 営業店舗数及びATM台数
(イ) 営業収益の内訳
(注)1.セグメント区分は、セグメント情報の区分と同一であります。
2.ライフカード株式会社における「その他の営業収益」の「その他」は、カード会費収入等であります。
3.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(ア) 営業貸付金残高の内訳
a.貸付金種別残高
(注)債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前連結会計年度64,037百万円、当連結会計年度56,119百万円)を含めて記載しております。
b.業種別貸付金残高
(注)1.無担保ローン及び消費者向けの有担保ローンにつきましては、「個人」に含めて記載しております。
2.債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前連結会計年度64,037百万円、当連結会計年度56,119百万円)を含めて記載しております。
c.担保種類別残高
(注)債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前連結会計年度64,037百万円、当連結会計年度56,119百万円)を含めて記載しております。
d.期間別貸付金残高
(注)1.債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前連結会計年度64,037百万円、当連結会計年度56,119百万円)を含めて記載しております。
2.1件当たりの平均期間にはリボルビング契約を含んでおりません。
(イ) 信販事業における部門別取扱高
(注)1.取扱高の主な内容及び範囲は、次のとおりであります。
包括信用購入あっせん………………クレジットカードによるあっせん取引
(範囲)アドオン方式:クレジット対象額+顧客手数料
リボルビング方式:クレジット対象額
2.( )内は、元本取扱高であります。
3.取扱高には消費税等が含まれております。
(ウ) 信販事業におけるクレジットカード発行枚数
(注) 発行枚数は、連結会計年度末における有効会員数であります。
(エ) 信販事業における部門別信用供与件数
(注) 包括信用購入あっせんにおける「信用供与件数」は、クレジットカードの期中新規発行枚数であります。
(オ) 資金調達の内訳
(注)1.「自己資本」は、資産の合計額より負債、新株予約権及び非支配株主持分の合計額を控除し、引当金(特別法上の引当金を含む)の合計額を加えた額を記載しております。
2.「平均調達金利」は、連結会計年度末の借入金残高に対する加重平均利率を記載しております。
(ア) 営業店舗数及びATM台数
(イ) 営業収益の内訳
(注) 上記金額には消費税等は含まれておりません。
(ア) 営業貸付金増減額及び残高
(注)1.期中貸付及び期中回収の件数は取引件数を示しているため、件数の加減算の結果は期末残高の件数と一致いたしません。
2.債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前事業年度26,505百万円、当事業年度23,965百万円)を含めて記載しております。
(イ) 営業貸付金残高の内訳
a.貸付金種別残高
(注)債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前事業年度26,505百万円、当事業年度23,965百万円)を含めて記載しております。
b.業種別貸付金残高
(注)1.無担保ローン及び消費者向けの有担保ローンにつきましては、「個人」に含めて記載しております。
2.債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前事業年度26,505百万円、当事業年度23,965百万円)を含めて記載しております。
c.男女別・年齢別消費者向無担保ローン残高
(注)債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前事業年度23,410百万円、当事業年度21,132百万円)を含めて記載しております。
d.担保種類別残高
(注)債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前事業年度26,505百万円、当事業年度23,965百万円)を含めて記載しております。
e.貸付金額別残高
(注)債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前事業年度26,505百万円、当事業年度23,965百万円)を含めて記載しております。
f.貸付期間別残高
(注)債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前事業年度26,505百万円、当事業年度23,965百万円)を含めて記載しております。
g.期間別貸付金残高
(注)1.1件当たりの平均期間にはリボルビング契約を含んでおりません。
2.債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前事業年度26,505百万円、当事業年度23,965百万円)を含めて記載しております。
h.貸付金利別残高
(注)債権の流動化によりオフバランスとなった営業貸付金(前事業年度26,505百万円、当事業年度23,965百万円)を含めて記載しております。
(ウ) 資金調達の内訳
(注)1.「自己資本」は、資産の合計額より負債及び新株予約権の合計額を控除し、引当金(特別法上の引当金を含む)の合計額を加えた額を記載しております。
2.「平均調達金利」は、事業年度末の借入金残高に対する加重平均利率を記載しております。
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
なお、「追加情報」に記載のとおり、今般の新型コロナウイルス感染症拡大は、当連結会計年度末の見積りに大きな影響を及ぼすものではないと判断しております。一方、より感染拡大が生じ、経済的混迷が深刻化した場合には、各見積りに大きな影響を及ぼす可能性があります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
ア.貸倒引当金
当社グループではあらかじめ定めている償却・引当基準に則り、以下のとおり計上しております。
破綻又は実質的に破綻に陥っている債務者に対する債権については、債権額から担保の処分の見込額を含む回収見込額を減額し、その残高を貸倒引当金としております。
上記以外の債権については債権の種類や状態ごとに過去の一定期間における貸倒実績率等合理的な基準により貸倒引当金を計上しております。
なお、貸倒引当金の計上にあたっては、過去の実績や入手可能な情報等をもとに様々な要因を考慮しておりますが、回収状況等に応じて貸倒実績率や回収見込額の判断が変化する場合には、増減する可能性があります。
イ.利息返還損失引当金
利息制限法の上限金利を超えて支払った債務者等からの利息返還請求に備えるため、将来における返還見込額を合理的に見積り計上しております。
見積りに当たっては、過去の返還実績を踏まえ、かつ、最近の返還状況などを考慮しているため、見積り上の前提を超える水準の利息返還請求が発生した場合等には、増減する可能性があります。
ウ.有価証券の減損
子会社及び関連会社に係る有価証券を保有しております。これら子会社等の不採算が長引く場合には、減損処理が必要になる可能性があります。
また、上場・非上場の営業投資有価証券・投資有価証券を保有しております。将来における市況の悪化や投資先の業績不振により、減損処理が必要になる可能性があります。
エ.繰延税金資産
繰延税金資産の回収可能性について、将来の課税所得等を十分に検討し、様々な見積りや仮定に基づいて慎重に判断しております。ただし、見積りや仮定が変化し、見直しにより回収可能見込額が減少した場合には、繰延税金資産が減額され税金費用が増加する可能性があります。逆に、回収可能見込額が増加した場合には、繰延税金資産が増額され税金費用が減少する可能性があります。
当連結会計年度におけるわが国経済は、緩和的な金融政策を背景とした雇用・所得環境の改善により緩やかな回復を続けている一方、米中貿易摩擦などに起因した海外経済の不確実性の高まりから、依然として先行き不透明な状態が続いております。
このような環境のもと、当社グループにおきましては、経営の最重要課題である利息返還請求へ対応しつつ、グループ全体で営業アセットの拡大と金融事業の多角化に努め、「安全性」「収益性」「成長性」のバランスを重視した経営に取り組んでまいりました。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績の状況は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおり、営業収益が127,038百万円(前期比10.2%増)、営業利益が1,679百万円(前期比44.6%減)、経常利益が1,716百万円(前期比58.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が1,390百万円(前期比85.1%減)となり、資産が860,507百万円(前期末比13.1%増)、負債が731,576百万円(前期末比15.7%増)、純資産が128,931百万円(前期末比0.7%増)となりました。
なお、今般の新型コロナウイルス感染症拡大によって、当社グループのお客様のご利用状況などが変化しておりますが、当連結会計年度の経営成績等に重大な影響を及ぼしておりません。
(営業収益)
当連結会計年度における当社グループの営業収益は127,038百万円(前期比10.2%増)となりました。その主な内訳といたしましては、営業貸付金利息が72,444百万円(前期比10.7%増)、包括信用購入あっせん収益が18,862百万円(前期比14.6%増)、信用保証収益が15,203百万円(前期比9.0%増)、買取債権回収高が1,662百万円(前期比2.8%減)、償却債権取立益が6,896百万円(前期比9.1%増)となっております。
アイフルのローン事業につきましては、テレビCMやWEBを中心とした効果的な広告展開のほか、チャットサービスの機能拡充などによるお客様へのサービス向上に取り組み、新規成約件数や営業貸付金残高の増加に努めております。その結果、当連結会計年度における当社の無担保ローン新規成約件数は20万6千件(前期比3.4%増)、成約率は43.7%(前期比1.6ポイント減)となりました。
アイフル、ライフカードの信用保証事業につきましては、個人及び事業者の与信ノウハウや独立系の強みを活かし、保証提携先拡大に向けた営業や新商品の提案・販売促進支援に取り組み、保証残高の拡大に努めております。その結果、金融機関向けの信用保証残高は152,842百万円(前期末比12.3%増)となり、ローン事業を上回る成長となっております。このうち消費者向け無担保保証残高は121,179百万円(前期末比20.2%増)、事業者向け保証残高は31,662百万円(前期末比10.4%減)となりました。
ライフカードの包括信用購入あっせん事業につきましては、アフィリエイト広告の積極展開や病院・大学などとの提携カード発行などによる入会申込の拡大、金融機関などとの提携ビジネスカード発行による法人分野の拡大に努めるとともに、利用限度額の増額推進や決済サービスの拡充など、カード会員の利便性向上に取り組んでまいりました。その結果、当連結会計年度末における有効カード会員数は575万人(前期末比0.3%減)、取扱高は817,906百万円(前期比8.1%増)となり、順調に推移しております。
海外のタイ王国の無担保ローンマーケットは、経済成長に伴う消費拡大により引き続き拡大しております。このような中、AIRA & AIFUL Public Company Limited におきましては、債権ポートフォリオの良質化を図るため、優良顧客の獲得に取り組んでまいりました。その結果、口座数は342千口座(前期末比6.0%減)、営業貸付金残高は22,414百万円(前期末比0.3%減)となりました。今後におきましても引き続き債権ポートフォリオの良質化を図りつつ、早期の黒字化を目指してまいります。
(営業費用)
営業費用につきましては、13,061百万円増加の125,358百万円(前期比11.6%増)となりました。その主な要因といたしましては、利息返還損失引当金繰入額が5,425百万円増加の16,927百万円(前期比47.2%増)を計上したほか、営業アセットの増加などにより貸倒引当金繰入額が4,455百万円増加の33,796百万円(前期比15.2%増)となったことなどによるものであります。
(営業利益)
以上の結果、当連結会計年度における営業利益は、前連結会計年度に比べ、1,351百万円減少の1,679百万円(前期比44.6%減)となりました。
(経常利益)
当連結会計年度における経常利益は、前連結会計年度に比べ、2,394百万円減少の1,716百万円(前期比58.2% 減)となりました。減少となった主な要因は、営業利益が1,351百万円減少したほか、前連結会計年度において投資有価証券売却益458百万円、為替差益214百万円(当連結会計年度は479百万円の為替差損)を計上していたことなどにより営業外収益が615百万円減少、営業外費用が426百万円増加したことによります。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ、7,955百万円減少の1,390百万円(前期比85.1%減)となりました。減少となった主な要因は、経常利益が2,394百万円減少したほか、繰延税金資産の追加計上により△886百万円(前連結会計年度は△5,621百万円)の法人税等調整額を計上したことによります。
(財政状態)
当連結会計年度末における資産は、前期末に比べ99,919百万円増加の860,507百万円(前期末比13.1%増)となりました。増加の主な要因は、営業貸付金が59,175百万円増加したことなどによるものであります。負債につきましては、前期末に比べ99,005百万円増加の731,576百万円(前期末比15.7%増)となりました。増加の主な要因は、借入金が49,555百万円増加したことや、支払手形及び買掛金が16,079百万円増加したことなどによるものであります。純資産につきましては、前期末に比べ914百万円増加の128,931百万円(前期末比0.7%増)となりました。増加の主な要因は、利益剰余金の増加などによるものであります。
(総資産経常利益率(ROA))
当社グループは、経営における収益性と安定性の観点から、総資産経常利益率(ROA)の向上を重要な指標の一つとして掲げております。当連結会計年度における期中平均の総資産は、営業アセットの増加により88,930百万円増加の810,547百万円となった一方で、経常利益においては、営業利益の減少などによって2,394百万円減少の1,716百万円となりました。その結果、当連結会計年度における総資産経常利益率は0.2%となりましたが、今後におきましては、事業ポートフォリオの分散による収益やコストの構造変化により、安定的なROAの向上を目指してまいります。
(キャッシュ・フロー)
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)は、新たな借入れや社債の発行による資金の増加が、借入金の返済や社債の償還による資金の減少及び営業貸付金の増加による資金の減少を上回った結果、43,520百万円と前連結会計年度から7,412百万円増加しております。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 2 事業等のリスク」に記載のとおりでありますが、とりわけ、利息返還損失に関する分析・検討は以下のとおりであります。
(利息返還損失)
2020年3月期の利息返還請求件数は1万6千件(前期比14.5%減)となり、ピーク時からは着実に減少しておりますが、足元の請求件数の減少幅は緩やかに推移しており、注視が必要な状況が続いております。
利息返還損失引当金及び利息返還請求にかかる貸倒引当金の取崩額は16,069百万円(前期比12.3%増)となりました。その内訳は、利息返還14,704百万円(前期比15.7%増)、債権放棄1,364百万円(前期比15.1%減)となっております。また、将来の利息返還請求に備えるため、足元の利息返還の状況等を踏まえ、利息返還損失引当金16,927百万円、貸倒引当金92百万円を計上した結果、利息返還に係る引当金残高は26,448百万円となりました。その内訳は、利息返還損失引当金25,033百万円、貸倒引当金1,415百万円となっております。
当社グループの利息返還損失引当金の残高は、過去の返還実績や足元の返還状況などに基づき見積られています。2006年の最高裁判決から14年が経過し、今後の利息返還請求が増加に転じる可能性は極めて低いですが、2020年3月末時点で想定した減少予測よりも利息返還請求や返還実績が増加した場合、増加分にかかる追加での引当金繰入を行う可能性があります。
③キャッシュ・フロー
ア.キャッシュ・フローの状況
「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
イ.流動性及び資金需要
当社グループは、以下に掲げる事項に対して流動性のある資金を必要としております。
(ア) 運転資金
当社グループは、金融事業を主たる事業としており、ローン事業におけるお客様の資金需要に対する資金、信販事業における信用購入あっせんに対する資金、債権管理回収事業における金融機関等からの債権の買い取りに対する資金、ベンチャーキャピタル事業における新興企業に対する投資のための資金を必要としております。
また、支払利息等の金融費用をはじめ、人件費や賃借料等の運転資金を必要としております。
(イ) 設備投資
当社グループは、事業の営業基盤拡充を目的とした設備やIT機器への投資に対して資金を必要としております。
(ウ) 法人税等の支払い
当社グループは、法人税等の納付に対する資金を必要としております。
ウ.資金調達
当社グループは、金融事業を主たる事業としており、事業拡大に必要な資金は外部から調達しております。安全性の観点及び強固な調達基盤構築のため、金融機関からの間接調達と社債等の直接調達の双方を行うことで資金調達の多様化を図っております。また、その時々の調達環境を考慮したうえで当社グループにとって有利な調達手法を選択することで、資本コストの引き下げにも努めております。
事業活動によって得た貸付金の利息入金から必要経費を除いた資金においては、貸付資金としての事業資金や株主還元のための資金、手元現預金とすることを基本方針としております。
株主還元においては、利息返還請求による資金負担が未だ重く厳しい状況にあり、営業キャッシュ・フローはマイナスの状態であることから、無配の状態が続いております。当社は株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして認識し、中長期的な利益成長を通じた株主価値の極大化を目指しつつ、安定的な内部留保金を確保し、経営成績に応じた利益還元を行うことを基本方針としております。今後は利息返還請求の動向を見極め、適正な手元資金を確保しつつ、中期的には20%の自己資本比率を目指すとともに、早期の復配に努めてまいります。
当社グループは、各事業における営業活動、新規事業・海外事業に対する投資及び債務の返済等に対応するため、手元現預金が必要であり、当連結会計年度の決算日の資金、今後の事業活動によって確保されるであろう将来のキャッシュ・フローは、翌連結会計年度の決算日までの1年間の営業活動を維持するのに十分な水準にあるものと考えております。
エ.契約債務
当社グループは、お客様へのご融資などの営業活動等に対して資金を必要としており、金融機関等からの借入れや社債の発行等により資金調達を行っております。
(ア) 短期有利子負債
当社グループの短期有利子負債は、金融機関等からの借入れによっております。当連結会計年度末の短期有利子負債は103,119百万円であります。その平均利率は1.51%であります。
(イ) 長期有利子負債
当社グループの長期有利子負債は、社債及び金融機関等からの借入れによっております。当連結会計年度末における長期有利子負債(1年以内に返済又は償還が予定されている長期借入金及び社債を含みます。)は372,774百万円であります。長期有利子負債のうち、金融機関等からの借入れは337,529百万円であり、その平均利率は1.33%であります。また社債の発行による資金調達は35,245百万円であり、その平均利率は1.47%であります。社債に係る償還満期までの最長期間は1年6ヶ月(2021年9月)であります。
該当事項はありません。
該当事項はありません。