【注記事項】

(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)

前連結会計年度まで持分法適用非連結子会社であった株式会社FPCは、重要性が増したため当中間連結会計期間の期首より連結の範囲に含めております。

また、当中間連結会計期間において、2024年6月28日付でビットキャッシュ株式会社の株式を取得し、同社を連結の範囲に含めております。なお、2024年6月30日をみなし取得日として連結しております。

 

(会計方針の変更)

(法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準の適用)

「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日。以下、「2022年改正会計基準」といいます。)等を当中間連結会計期間の期首から適用しております。

これによりその他の包括利益に対して課税される場合の法人税等の計上区分及びグループ法人税制が適用される場合の子会社株式等の売却に係る税効果の取扱いを変更しております。

また、法人税等の計上区分(その他の包括利益に対する課税)に関する改正については、2022年改正会計基準第20-3項ただし書きに定める経過的な取扱い、及び「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2022年10月28日)第65-2項(2)ただし書きに定める経過的な取扱いに従っております。

なお、当中間連結財務諸表に与える影響はありません。

 

(追加情報)

(中間連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

  会計方針に関する事項

(1) のれんの償却方法及び償却期間

15年以内の一定の年数で均等償却を行うこととしております。ただし、のれんの金額に重要性が乏しい場合には、当該のれんが生じた当中間連結会計期間の費用として処理することとしております。

(2) 責任準備金の積立方法

保険契約準備金の大部分を占める責任準備金は、保険業法第116条の規定に基づく準備金であり、保険業法施行規則第211条の46第1項に基づき計上しております。

 

 

(中間連結貸借対照表関係)

※1 営業貸付金に含まれる個人向け無担保貸付金残高は次のとおりであります。

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当中間連結会計期間
(2024年9月30日)

 

608,233百万円

636,549百万円

 

 

 

 

※2 割賦売掛金

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当中間連結会計期間
(2024年9月30日)

包括信用購入あっせん

105,785百万円

104,176百万円

個別信用購入あっせん

61,968 〃

77,642  〃

167,753百万円

181,819百万円

 

 

※3 割賦利益繰延

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当中間連結会計期間
(2024年9月30日)

(単位:百万円)

 

当期首
残高

受入高

実現高

当期末
残高

包括信用購入あっせん

562

1,519

1,321

759

個別信用購入あっせん

6,532

12,958

7,396

12,094

7,094

14,477

8,718

12,854

 

(単位:百万円)

 

当期首
残高

受入高

実現高

当中間期末残高

包括信用購入あっせん

759

791

723

827

個別信用購入あっせん

12,094

8,485

5,299

15,280

12,854

9,276

6,022

16,108

 

 

 

 

※4 債権の流動化に伴うオフバランスとなった金額は次のとおりであります。

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当中間連結会計期間
(2024年9月30日)

営業貸付金

29,539百万円

31,656百万円

割賦売掛金

6,036 〃

6,206 〃

 

 

  5 偶発債務

保証債務

当社は、非連結子会社であるPT REKSA FINANCEの金融機関からの借入金に対して、債務保証を行っております。

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当中間連結会計期間
(2024年9月30日)

PT REKSA FINANCE

3,569百万円

3,531百万円

 

 

 

※6 不良債権の状況

不良債権の状況は次のとおりであります。


 
 

 前連結会計年度

(2024年3月31日)

当中間連結会計期間
(2024年9月30日)

 

(単位:百万円)

(単位:百万円)

 

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

危険債権

三月以上
延滞債権

貸出条件
緩和債権

正常債権

 

 

営業貸付金及び

破産更生債権等

その他

無担保
ローン

無担保
ローン以外

660

12,854

582

14,098

28,519

8,807

9,865

47,192

10,913

464

11,377

55,820

2,587

6,725

65,133

513,496

89,544

261,966

865,007

609,410

114,258

279,140

1,002,809

 

 

営業貸付金及び

破産更生債権等

その他

無担保
ローン

無担保
ローン以外

648

11,983

716

13,349

29,937

9,460

11,110

50,508

11,957

356

12,313

54,990

2,726

6,830

64,546

540,188

93,990

282,516

916,695

637,721

118,516

301,174

1,057,412

 

 

 

 

 

 

なお、上記それぞれの概念は次のとおりであります。

(破産更生債権及びこれらに準ずる債権)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号イからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている債権であります。なお、破産更生債権等につきましては、債権の個別評価による回収不能見込額相当額の貸倒引当金を計上しております。

(危険債権)

危険債権とは、返済状況が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権であり、破産更生債権及びこれらに準ずる債権に該当しないものであります。

三月以上延滞債権

三月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヶ月以上延滞している貸付金であり、破産更生債権及びこれらに準ずる債権並びに危険債権に該当しないものであります。

(貸出条件緩和債権)

貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免や長期分割などによって、債務者に有利となる取り決めを行った貸付金のうち、定期的に入金されている債権であり、破産更生債権及びこれらに準ずる債権、危険債権並びに三月以上延滞債権に該当しないものであります。

(正常債権)

正常債権とは、前掲いずれにも該当しない、返済状況に問題のない債権であります。

 

 

※7 営業貸付金に係る貸出コミットメント

前連結会計年度(2024年3月31日)

流動化によりオフバランスされた債権を含む営業貸付金のうち、632,554百万円は、リボルビング契約によるものであります。同契約は、顧客からの申し出を超えない範囲で一定の利用限度額を決めておき、利用限度額の範囲で反復して追加借入れができる契約であります。

同契約に係る融資未実行残高は、812,491百万円であります。

なお、同契約には、顧客の信用状況の変化、その他当社グループが必要と認めた事由があるときは、契約後も随時契約の見直し、与信保全上の措置等を講じております。

また、この融資未実行残高には、残高がない顧客や契約締結後一度も貸出実行の申し出がない顧客も含まれており、融資実行されずに終了するものも多くあることから、融資未実行残高そのものが、必ずしも当社グループの将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではありません。

 

当中間連結会計期間(2024年9月30日)

流動化によりオフバランスされた債権を含む営業貸付金のうち、663,277百万円は、リボルビング契約によるものであります。同契約は、顧客からの申し出を超えない範囲で一定の利用限度額を決めておき、利用限度額の範囲で反復して追加借入れができる契約であります。

同契約に係る融資未実行残高は、816,605百万円であります。

なお、同契約には、顧客の信用状況の変化、その他当社グループが必要と認めた事由があるときは、契約後も随時契約の見直し、与信保全上の措置等を講じております。

また、この融資未実行残高には、残高がない顧客や契約締結後一度も貸出実行の申し出がない顧客も含まれており、融資実行されずに終了するものも多くあることから、融資未実行残高そのものが、必ずしも当社グループの将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではありません。

 

※8 貸倒引当金のうち、営業貸付金等に優先的に充当すると見込まれる利息返還見積額は次のとおりであります。

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当中間連結会計期間
(2024年9月30日)

 

1,564百万円

1,404百万円

 

 

 

 

※9 資産の金額から直接控除している貸倒引当金の額

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当中間連結会計期間
(2024年9月30日)

投資その他の資産

13,579

百万円

12,857

百万円

 

 

 

(中間連結損益計算書関係)

※1 その他の営業費用のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。

 

前中間連結会計期間

(自  2023年4月1日

至  2023年9月30日)

当中間連結会計期間

(自  2024年4月1日

至  2024年9月30日)

支払手数料

9,606

百万円

11,503

百万円

広告宣伝費

9,992

9,039

貸倒引当金繰入額

27,141

30,936

従業員給与手当賞与

6,060

6,889

賞与引当金繰入額

1,556

1,624

退職給付費用

254

259

 

 

※2  減損損失の内容は次のとおりであります。

前中間連結会計期間(自 2023年4月1日  至 2023年9月30日)

該当事項はありません。

 

当中間連結会計期間(自 2024年4月1日  至 2024年9月30日)

 

場所

用途

種類

減損損失

アイフル株式会社 本社

金融事業用資産

ソフトウエア仮勘定

1,582百万円

 

 

当社グループは、金融事業につきましては各事業会社をグルーピングの最小単位としております。

上記の金融事業用資産について、一部のサービスのために進めていたシステム開発において、開発方針の見直しの意思決定がなされたため、当該システム開発に係るソフトウエア仮勘定について、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。

なお、当該資産の回収可能価額は使用価値を零として算定しております。

 

 

(中間連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1 現金及び現金同等物の中間期末残高と中間連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

 

前中間連結会計期間

(自  2023年4月1日

至  2023年9月30日)

当中間連結会計期間

(自  2024年4月1日

至  2024年9月30日)

現金及び預金勘定

54,440百万円

48,613百万円

預入期間が3ヶ月を超える定期預金

△5,397 〃

△4,664 〃

現金及び現金同等物

49,042百万円

43,948百万円

 

 

(株主資本等関係)

前中間連結会計期間(自 2023年4月1日 至 2023年9月30日

 

1.配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2023年4月24日

取締役会

普通株式

483

1.00

2023年3月31日

2023年6月8日

利益剰余金

 

 

2.基準日が当中間連結会計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当中間連結会計期間の末日後となるもの

該当事項はありません。

 

3.株主資本の金額の著しい変動

当社は、2023年6月26日開催の取締役会決議に基づき、2023年7月18日付で、譲渡制限付株式報酬による自己株式134,314株の処分を行っております。当該自己株式の処分により、その他資本剰余金が409百万円、自己株式が455百万円減少しております。なお、その他資本剰余金の残高が負の値となったため、その他資本剰余金を零とし、当該負の値をその他利益剰余金から減額しております。

この結果、当中間連結会計期間末の利益剰余金の残高は75,135百万円、自己株式の残高は2,655百万円となっております。

 

当中間連結会計期間(自 2024年4月1日 至 2024年9月30日

 

1.配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2024年5月10日

取締役会

普通株式

483

1.00

2024年3月31日

2024年6月6日

利益剰余金

 

 

2.基準日が当中間連結会計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当中間連結会計期間の末日後となるもの

該当事項はありません。

 

3.株主資本の金額の著しい変動

当社は、2024年7月8日開催の取締役会決議に基づき、2024年7月29日付で、譲渡制限付株式報酬による自己株式145,894株の処分を行っております。当該自己株式の処分により、その他資本剰余金が58百万円、自己株式が114百万円減少しております。なお、その他資本剰余金の残高が負の値となったため、その他資本剰余金を零とし、当該負の値をその他利益剰余金から減額しております。

2024年5月27日開催の取締役会決議に基づき、当中間連結会計期間において、自己株式5,151,200株の取得を行い、自己株式が1,999百万円増加しております。

この結果、当中間連結会計期間末の利益剰余金の残高は96,991百万円、自己株式の残高は4,541百万円となっております。

 

(企業結合等関係)

(株式取得による企業結合)

 1.企業結合の概要

(1) 被取得企業の名称及び事業の内容

被取得企業の名称:ビットキャッシュ株式会社

事 業 の 内 容 :プリペイド電子マネー発行、電子決済サービスの提供

(2) 企業結合を行う主な理由

ビットキャッシュ株式会社は、資金を必要としないフィービジネスであり、且つ利益率の高い決済市場の拡大による収益獲得を目的としております。

(3) 企業結合日

  2024年6月28日(株式取得日)

  2024年6月30日(みなし取得日)

(4) 企業結合の法的形式

株式取得

(5) 結合後企業の名称

変更ありません。

(6) 取得した議決権比率

取得後の議決権比率 100.0%

(7) 取得企業を決定するに至った主な根拠

当社が現金を対価として株式を取得することによるものであります。

 

 2.中間連結会計期間に係る中間連結損益計算書に含まれる被取得企業の業績の期間

2024年7月1日から2024年9月30日まで

 

 3.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳

取得の対価

現金

9,200百万円

取得原価

 

9,200百万円

 

 

 4.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間

(1) 発生したのれんの金額

  7,387百万円

(2) 発生原因

主として今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力であります。

(3) 償却方法及び償却期間

10年にわたる均等償却

 

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

前中間連結会計期間(自  2023年4月1日  至  2023年9月30日

1.報告セグメントごとの営業収益及び利益又は損失の金額に関する情報

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注)

合計

アイフル
株式会社

ライフカード
株式会社

営業収益

 

 

 

 

 

外部顧客からの営業収益

48,109

18,542

66,651

12,440

79,092

セグメント間の内部営業収益
又は振替高

1,394

140

1,534

33

1,567

49,503

18,682

68,186

12,473

80,660

セグメント利益

6,167

417

6,585

830

7,415

 

(注) 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、AGビジネスサポート株式会社及びAG債権回収株式会社等を含んでおります。

 

2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と中間連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)

                                                             (単位:百万円)

利益

金額

報告セグメント計

6,585

「その他」の区分の利益

830

セグメント間取引消去

249

その他の調整額

△1,056

中間連結損益計算書の親会社株主に帰属する中間純利益

6,609

 

 

3.報告セグメントごとののれん等に関する情報

該当事項はありません。

 

 

当中間連結会計期間(自  2024年4月1日  至  2024年9月30日

1.報告セグメントごとの営業収益及び利益又は損失の金額に関する情報

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注)

合計

アイフル
株式会社

ライフカード
株式会社

営業収益

 

 

 

 

 

外部顧客からの営業収益

53,416

18,836

72,252

19,020

91,273

セグメント間の内部営業収益
又は振替高

14

175

190

29

219

53,431

19,011

72,442

19,050

91,493

セグメント利益

6,200

665

6,866

564

7,430

 

(注) 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、AGビジネスサポート株式会社及びAG債権回収株式会社等を含んでおります。

 

2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と中間連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)

                                                             (単位:百万円)

利益

金額

報告セグメント計

6,866

「その他」の区分の利益

564

セグメント間取引消去

△18

その他の調整額

△224

中間連結損益計算書の親会社株主に帰属する中間純利益

7,188

 

 

3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報

(固定資産に係る重要な減損損失)

当中間連結会計期間の「アイフル株式会社」セグメントにおいて、減損損失1,582百万円を計上しております。

減損損失の詳細については、「第4 経理の状況 1 中間連結財務諸表 注記事項 (中間連結損益計算書関係)」の「※2 減損損失の内容」をご参照ください。

 

(のれんの金額の重要な変動)

当中間連結会計期間の「その他」の区分において、前連結会計年度まで持分法適用非連結子会社であった株式会社FPCの連結子会社化及び2024年6月28日付でビットキャッシュ株式会社の株式を取得したことにより、のれん10,187百万円を計上しております。