第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 本中金は、100%出資連結子会社である株式会社しんきん信託銀行(以下「同社」という。)の事業承継を行う

ため、平成28年10月31日付で、以下のとおり、事業譲渡契約書および子会社の合併にかかる基本合意書を取り交わしました。

 

・事業承継の概要

 本中金は、同社から証券投資信託受託業務にかかる事業を除く全ての事業を、事業譲渡の方法により承継する

こととし、同社との間で事業譲渡契約書を取り交わしました。また、同社の証券投資信託受託業務にかかる事業につきましては、信用金庫顧客を中心とした多くの受益者への影響を踏まえ、より円滑な事業承継の方法として、

信託業務を営む他の銀行との合併により承継することとしました。

 合併先は、信託業務の機能強化にかかる連携先である三菱UFJ信託銀行株式会社とし、同行と同社および

本中金との間で合併にかかる基本合意書を取り交わしました。

 これらの事業譲渡および合併は、当局の認可を得られることを前提として、平成29年9月中旬を目処に完了する

予定としております。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 以下の記載における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において本中金グループ(本中金及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

金融経済環境

 当第3四半期連結累計期間(平成28年4月1日~平成28年12月31日)における金融経済環境を振り返りますと、企業の設備投資が伸び悩んだものの、雇用環境の改善が続くなかで、個人消費には持ち直しの動きが見られたことなどから、国内景気は緩やかな回復基調を辿りました。

 一方、金融市場環境においては、米国の利上げ観測の高まりとともに金利が上昇し、12月には1年ぶりの

利上げが実施されました。また、新政権の財政政策による景気上振れ期待から米国株は上昇しました。

  こうした米国市場の流れを受け、日経平均株価は年末にかけて上昇し、12月には19,000円台となりました。また、マイナス圏内で推移していた長期金利(10年国債利回り)は、11月以降はプラス圏に転じました。

 

・連結経営成績

当第3四半期連結累計期間の経営成績は、次のとおりです。

経常収益は、前年同期比382億円増加し2,454億円となりました。これは、貸出金利息の減少等により資金運用収益が減少したものの、国債等債券売却益を中心にその他業務収益が増加したことによるものです。

一方、経常費用は、同448億円増加し2,013億円となりました。これは、金融派生商品費用を中心にその他業務費用が増加したこと等によるものです。

これらの結果、経常利益は同65億円減少し440億円となりましたが、法人税等合計が同63億円減少したことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比ほぼ横ばいの375億円となりました。

また、報告セグメントである信金中央金庫の事業における経常収益は、前年同期比362億円増加し2,194億円となりました。一方、経常費用は、同426億円増加し1,785億円となりました。

これらの結果、経常利益は同64億円減少し409億円となりましたが、法人税等合計が同59億円減少したことにより、四半期純利益は前年同期比ほぼ横ばいの357億円となりました。

 

・連結財政状態

当第3四半期連結会計期間末における財政状態は、次のとおりです。

資産の部合計は、前連結会計年度末比4兆2,284億円増加し39兆3,213億円となりました。このうち、現金及び預け金は、当座預け金の増加を主因に、同2兆2,645億円増加し11兆3,780億円となりました。また、貸出金は、国・政府関係機関向け貸出の増加を主因に、同1兆5,384億円増加し8兆3,023億円となりました。

負債の部合計は、前連結会計年度末比4兆2,425億円増加し37兆7,024億円となりました。このうち、預金は、定期性預金の増加を主因に、同3兆9,820億円増加し31兆1,959億円となりました

純資産の部合計は、前連結会計年度末比ほぼ横ばいの1兆6,188億円となりました。

また、連結自己資本比率(国内基準)は、リスク・アセットの増加等により、前連結会計年度末比1.38ポイント低下して、39.72%となりました。

不良債権比率は、前連結会計年度末比0.04ポイント低下し0.50%となり、貸出資産は引き続き極めて高い健全性を維持しています。

 

① 国内・海外別収支

当第3四半期連結累計期間において、国内では、資金運用収支が595億93百万円、役務取引等収支が223億54百万円、特定取引収支が37億96百万円、その他業務収支が△65億89百万円となりました。

海外では、資金運用収支が94百万円、役務取引等収支が△20百万円、特定取引収支が2億75百万円、その他業務収支が19百万円となりました。

以上により、合計では、資金運用収支が596億20百万円、役務取引等収支が212億2百万円、特定取引収支が40億69百万円、その他業務収支が△69億97百万円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前第3四半期連結累計期間

61,014

134

131

61,016

当第3四半期連結累計期間

 59,593

 94

 67

 59,620

うち資金運用収益

前第3四半期連結累計期間

156,544

134

146

156,532

当第3四半期連結累計期間

 151,546

 94

 74

 151,567

うち資金調達費用

前第3四半期連結累計期間

95,529

0

14

95,515

当第3四半期連結累計期間

 91,953

 -

 6

 91,946

役務取引等収支

前第3四半期連結累計期間

20,559

23

1,089

19,493

当第3四半期連結累計期間

 22,354

△20

 1,131

 21,202

うち役務取引等収益

前第3四半期連結累計期間

32,883

53

2,943

29,992

当第3四半期連結累計期間

 35,262

 14

 3,027

 32,249

うち役務取引等費用

前第3四半期連結累計期間

12,323

29

1,853

10,499

当第3四半期連結累計期間

 12,908

 35

 1,896

 11,047

特定取引収支

前第3四半期連結累計期間

9,199

270

6

9,464

当第3四半期連結累計期間

 3,796

 275

 1

 4,069

うち特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

9,259

270

65

9,464

当第3四半期連結累計期間

 3,826

 275

 31

 4,069

うち特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

59

59

当第3四半期連結累計期間

30

30

その他業務収支

前第3四半期連結累計期間

△8,391

26

364

△8,729

当第3四半期連結累計期間

△6,589

19

426

△6,997

うちその他業務収益

前第3四半期連結累計期間

5,299

44

614

4,729

当第3四半期連結累計期間

 50,335

 20

 619

 49,736

うちその他業務費用

前第3四半期連結累計期間

13,690

18

250

13,458

当第3四半期連結累計期間

 56,925

 1

 193

 56,734

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内に本店を有する連結子会社(以下「国内連結子会社」という。)であります。

2.「海外」とは、海外に本店を有する連結子会社(以下「海外連結子会社」という。)であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

4.資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前第3四半期連結累計期間321百万円、当第3四半期連結累計期間163百万円)を控除して表示しております。

 

② 国内・海外別役務取引の状況

当第3四半期連結累計期間における役務取引等収益は322億49百万円、役務取引等費用は110億47百万円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前第3四半期連結累計期間

32,883

53

2,943

29,992

当第3四半期連結累計期間

 35,262

 14

 3,027

 32,249

うち預金・債券・

貸出業務

前第3四半期連結累計期間

296

0

296

当第3四半期連結累計期間

248

0

248

うち為替業務

前第3四半期連結累計期間

333

1

332

当第3四半期連結累計期間

336

1

335

うち証券関連業務

前第3四半期連結累計期間

8,507

53

2,098

6,462

当第3四半期連結累計期間

 9,268

 14

 2,083

 7,199

うち代理業務

前第3四半期連結累計期間

1,719

2

1,717

当第3四半期連結累計期間

 1,680

 -

 2

 1,678

うち保証業務

前第3四半期連結累計期間

6,501

0

6,501

当第3四半期連結累計期間

 7,128

 -

0

 7,128

うち受託業務

前第3四半期連結累計期間

15,075

841

14,233

当第3四半期連結累計期間

 16,235

 -

 940

 15,294

役務取引等費用

前第3四半期連結累計期間

12,323

29

1,853

10,499

当第3四半期連結累計期間

 12,908

 35

 1,896

 11,047

うち為替業務

前第3四半期連結累計期間

191

191

当第3四半期連結累計期間

184

184

うち代理貸付業務

前第3四半期連結累計期間

577

577

当第3四半期連結累計期間

501

501

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

③ 国内・海外別特定取引の状況

当第3四半期連結累計期間における特定取引収益は40億69百万円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

9,259

270

65

9,464

当第3四半期連結累計期間

3,826

275

31

4,069

うち商品有価証券

収益

前第3四半期連結累計期間

294

270

65

499

当第3四半期連結累計期間

149

275

31

392

うち特定取引

有価証券収益

前第3四半期連結累計期間

87

87

当第3四半期連結累計期間

106

106

うち特定金融

派生商品収益

前第3四半期連結累計期間

8,792

8,792

当第3四半期連結累計期間

3,528

3,528

うちその他の

特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

85

85

当第3四半期連結累計期間

42

42

特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

59

59

当第3四半期連結累計期間

30

30

うち商品有価証券

費用

前第3四半期連結累計期間

59

59

当第3四半期連結累計期間

30

30

うち特定取引

有価証券費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

うち特定金融

派生商品費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

うちその他の

特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

④ 国内・海外別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前第3四半期連結会計期間

27,382,790

20,242

27,362,548

当第3四半期連結会計期間

31,225,127

29,135

31,195,991

うち流動性預金

前第3四半期連結会計期間

1,266,915

14,297

1,252,617

当第3四半期連結会計期間

1,487,047

18,189

1,468,858

うち定期性預金

前第3四半期連結会計期間

25,689,027

5,939

25,683,087

当第3四半期連結会計期間

29,431,369

10,939

29,420,429

うちその他

前第3四半期連結会計期間

426,847

5

426,842

当第3四半期連結会計期間

306,709

6

306,703

譲渡性預金

前第3四半期連結会計期間

19,375

19,375

当第3四半期連結会計期間

14,127

14,127

総合計

前第3四半期連結会計期間

27,402,165

20,242

27,381,923

当第3四半期連結会計期間

31,239,254

29,135

31,210,118

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.流動性預金=当座預金+普通預金+通知預金

4.定期性預金=定期預金+積立定期預金

5.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

⑤ 国内・海外別債券残高の状況

○ 債券の種類別残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

利付信金中金債

前第3四半期連結会計期間

3,046,890

4,500

3,042,390

当第3四半期連結会計期間

3,001,440

2,300

2,999,140

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

⑥ 国内・海外別貸出金残高の状況

○ 業種別貸出状況(末残・構成比)

a 直接貸出

業種別

前第3四半期連結会計期間

当第3四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

7,114,902

100.00

8,052,122

100.00

製造業

206,996

2.91

223,305

2.77

農業,林業

漁業

7,000

0.10

鉱業,採石業,砂利採取業

700

0.01

700

0.01

建設業

27,240

0.38

25,831

0.32

電気・ガス・熱供給・水道業

107,740

1.51

106,855

1.33

情報通信業

75,356

1.06

78,408

0.97

運輸業,郵便業

275,908

3.88

247,300

3.07

卸売業,小売業

266,964

3.75

231,238

2.87

金融業,保険業

769,615

10.82

1,312,575

16.30

不動産業,物品賃貸業

801,392

11.26

889,454

11.05

地方公共団体

306,370

4.31

335,027

4.16

その他

4,269,616

60.01

4,601,423

57.15

海外及び特別国際金融取引勘定分

0

100.00

0

100.00

政府等

金融機関

その他

0

100.00

0

100.00

合計

7,114,902

8,052,122

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「国内」の「その他」には、国・政府関係機関を含んでおります。

 

b 代理貸付

業種別

前第3四半期連結会計期間

当第3四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

252,076

100.00

250,201

100.00

製造業

21,496

8.53

22,165

8.86

農業,林業

534

0.21

562

0.22

漁業

292

0.12

184

0.07

鉱業,採石業,砂利採取業

208

0.08

169

0.07

建設業

9,019

3.58

10,798

4.32

電気・ガス・熱供給・水道業

563

0.22

756

0.30

情報通信業

744

0.29

455

0.18

運輸業,郵便業

4,836

1.92

4,727

1.89

卸売業,小売業

19,838

7.87

20,994

8.39

金融業,保険業

150

0.06

80

0.03

不動産業,物品賃貸業

151,032

59.92

149,059

59.58

地方公共団体

その他

43,359

17.20

40,245

16.09

合計

252,076

250,201

(注)「国内」とは、本中金のみであります。

 

 

c 合計

業種別

前第3四半期連結会計期間

当第3四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

7,366,979

100.00

8,302,323

100.00

製造業

228,493

3.10

245,471

2.96

農業,林業

534

0.01

562

0.01

漁業

7,292

0.10

184

0.00

鉱業,採石業,砂利採取業

908

0.01

869

0.01

建設業

36,260

0.49

36,630

0.44

電気・ガス・熱供給・水道業

108,304

1.47

107,611

1.30

情報通信業

76,101

1.03

78,864

0.95

運輸業,郵便業

280,744

3.81

252,028

3.03

卸売業,小売業

286,803

3.89

252,233

3.04

金融業,保険業

769,765

10.45

1,312,656

15.81

不動産業,物品賃貸業

952,424

12.93

1,038,514

12.51

地方公共団体

306,370

4.16

335,027

4.03

その他

4,312,976

58.55

4,641,669

55.91

海外及び特別国際金融取引勘定分

0

100.00

0

100.00

政府等

金融機関

その他

0

100.00

0

100.00

合計

7,366,979

8,302,323

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「国内」の「その他」には、国・政府関係機関を含んでおります。