第2【事業の状況】

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 本中金における経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、本項においては将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

(経営方針)

・経営の基本方針

 本中金は、次のような経営理念と運営方針に基づき事業運営を行っております。

 

(1) 経営理念

 信用金庫の中央金融機関として、信用金庫業界の発展につとめ、もってわが国経済社会の繁栄に貢献する。

 

(2) 運営方針

イ.信用金庫の経営基盤の強化、業務機能の補完、信用力の維持・向上につとめる。

ロ.信用金庫からの安定的な資金調達につとめるとともに、資金調達手段の多様化をはかる。

ハ.市場運用力の強化、金融サービスの拡充をはかる。

ニ.金融環境の変化に柔軟に対応するとともに、新規業務にも積極的に取り組む。

ホ.地域の一員として、信用金庫とともに地域の発展と活性化に貢献する。

ヘ.健全経営の理念のもと、経営の効率化、自己資本の充実、リスク管理の強化につとめる。

ト.プロフェッショナルな人材の養成と魅力ある職場づくりをはかる。

チ.社会一般に高く評価される金融機関を目指す。

 

・経営戦略

 本中金は、2019年度から2021年度までの3か年を計画期間とする新中期経営計画「SCBストラテジー2019」を策定し、中長期的な視点から特に優先度の高い戦略を具体的に示しております。

 

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   ・ストラテジー1

 本中金は、信用金庫の余資運用力の強化、業務効率化の促進など、「信用金庫のビジネスモデルの持続可能性の向上」に向けて取り組んでまいります。

 

   ・ストラテジー2

 本中金は、信用金庫が顧客の課題解決に向けた取組みに経営資源を振り向けられるよう、信用金庫へのサポート態勢の構築や健全性確保のための仕組みの強化など、「信用金庫のリスク対応力の強化」に向けて取り組んでまいります。

 

   ・ストラテジー3

 本中金は、デジタライゼーションに対応した新たな商品・サービスの開発・提供など、「信用金庫のデジタライゼーションの促進」に向けて取り組んでまいります。

 

   ・ストラテジー4

 本中金は、信用金庫取引先の国内外における販路拡大・販売促進に向けた取組みを強化するとともに、信用金庫業界のハブとしての機能を最大限に活用して、課題解決のための新たなプラットフォームを構築するなど、「信用金庫・信金中金・外部機関のネットワーク活用の促進」に向けて取り組んでまいります。

 

   ・ストラテジー5

 本中金は、信用金庫業界の中央金融機関としての役割を永続的に発揮し続けるため、リスクアペタイトフレームワークの構築により、自己資本の水準を踏まえた効率的なリスクテイクを実行するなど、「収益・リスク・資本の最適バランスの追求と経営資源の適正配分」に向けて取り組んでまいります。

 

   ・ストラテジー6

 本中金は、RPAの導入による業務の堅牢性向上および業務量削減に加え、限られた経営資源を有効活用するため、デジタル技術の活用、集中化およびアウトソーシングなど、「効率的なオペレーションの促進」に向けて取り組んでまいります。

 

   ・ストラテジー7

 本中金は、エンゲージメントの向上やイノベーションを生み出す人材を養成する組織風土の醸成など、「業界の中央金融機関に相応しい人材の育成と働きやすい職場環境の整備」に向けて取り組んでまいります。

 

 

・目標収益水準および経営指標の維持すべき水準

 本中金は、リスクアペタイトフレームワークを活用し、収益・リスク・資本のバランスを重視した財務基盤の構築につとめることとし、本中計期間において、次のとおり目標収益水準および経営指標の維持すべき水準の確保を目指してまいります。

 

(1) 目標収益水準

 親会社株主に帰属する当期純利益 400億円程度

 

(2) 経営指標の維持すべき水準

 連結自己資本比率(国内基準)  15%以上

 配当可能限度額         2,000億円以上

 

 

 

(対処すべき課題)

 2019年度のわが国経済は、秋に予定される消費増税の影響や、米中貿易摩擦をはじめとした不透明な海外情勢など、先行きの経済成長の鈍化が懸念されるほか、信用金庫の営業基盤である地域経済については、人口減少や高齢化の進展、中小企業数の減少など、構造的な問題を抱えております。

 また、現下の信用金庫業界を取り巻く経営環境を俯瞰すると、異次元の金融緩和を主因とする信用金庫の収益力の低下やデジタライゼーションの急速な進展など、対処すべき新たな課題も生じています。

 このため、本中金は、急速な経営環境の変化に対応しつつ、信用金庫が持続可能なビジネスモデルを構築し、地域の持続的発展に貢献できるよう、新中期経営計画「SCBストラテジー2019」に掲げる各種施策に役職員一丸となって取り組んでまいります。

 あわせて、本中金は、法令等遵守(コンプライアンス)の徹底、企業統治(コーポレート・ガバナンス)の強化、社会貢献の実践等につとめ、社会一般から高く評価される金融機関となることを目指してまいります。

2【事業等のリスク】

 本中金および本中金グループの事業その他に関するリスクにつきまして、投資者の判断に影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。

 また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、参考になると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。

 本中金グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避および発生した場合の対応に万遺漏なきを期してまいります。

 なお、本項においては将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は本報告書の提出日現在において判断したものであります。

 

Ⅰ.本中金に特徴的なリスク

1.信用金庫との関係

 本中金は、信用金庫の相互扶助を目的として、信用金庫法(昭和26年法律第238号)に基づき、信用金庫が会員となって出資をすることにより設立された協同組織金融機関であります。本中金の会員である信用金庫は、一定地域内の中小企業や個人を会員(信用金庫の会員になるには、個人事業者にあっては常時使用する従業員が300人以下、法人にあっては常時使用する従業員が300人以下または資本金9億円以下であることという制限があります。)とする協同組織形態(組合員(会員)の相互扶助を基本理念とする非営利法人)の金融機関であります。本中金は、信用金庫を基盤としており、信用金庫の経営成績や財務状態の変動は、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 

2.特有の法的規制

 本中金は、信用金庫法に定める信用金庫連合会という特別の法人であり、株式会社形態をとる銀行に比較し、法制面で異なるところがあります。このような法制上の位置づけから、本中金グループの業務は一定の制約を受けております。今後の業務展開の中で、これらの制約によって本中金グループが競争優位を得られない可能性があり、その結果、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。なお、法制面で銀行と異なる主な点は次のとおりであります。

(1) 信用金庫法の認可事項

 本中金は、次のいずれかに該当するときは、内閣総理大臣(金融庁長官に権限を委任)の認可を受ける必要があります。

①定款を変更しようとするとき。

②業務の種類または方法を変更しようとするとき。

 

(2) 業務の範囲

 本中金の業務は、主に会員である信用金庫に対して行うものであり、会員以外の者からの預金の受入れや会員以外の者に対する資金の貸付けなどの業務については、その取扱いに先立ち内閣総理大臣の認可を受けております。また、債務の保証、手形の引受、有価証券の貸付けなど一部の業務については、会員のほか内閣府令で定める者に対してのみ取扱いが認められているなど一定の制限があります。

 

 

3.業界のセーフティネットの運営に関するリスク

 本中金は、信用金庫業界の信用秩序維持のために、信用金庫経営力強化制度と信用金庫相互援助資金制度を運営しております。

 信用金庫経営力強化制度は、信用金庫業界の経営力の一層の強化をはかるため、経営分析、経営相談および資本増強制度により構成されており、信用金庫業界のセーフティネットの主要な柱であります。本中金はこの経営力強化制度に基づいて信用金庫の経営分析を行い必要に応じて経営相談を実施するほか一定の限度内で個別信用金庫に対して資本を供与しております。供与先信用金庫の経営状況の変化等によっては、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 また、信用金庫相互援助資金制度は、資本増強制度による資本供与に加えて、財政的支援が必要と判断される場合において、信用金庫業界として該当信用金庫に援助を行う制度であります。当該制度を適用して支援を行う必要が生じた場合には、本中金も信用金庫業界の一員として応分の負担を求められる可能性があります。その結果、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 

4.有価証券に関するリスク

(1) 金利リスク

 本中金グループは、国内外の債券および投資信託の保有による一定の金利リスクを抱えております。内外の市場金利上昇に伴う価格の下落により評価損が発生した場合には、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 

(2) 信用リスク

 本中金グループは、有価証券投資に関し国債、地方債および政府保証債を中心としておりますが、社債や投資信託等の保有による一定の信用リスクを抱えております。これが顕在化した場合には、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 

(3) 為替リスク

 本中金グループは、為替エクスポージャーを有する有価証券を保有しております。これらのエクスポージャーに対し、必要に応じて、為替リスクを回避するためにヘッジを行っておりますが、為替レートが大きく変動した場合等には、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 

(4) 価格変動リスク

 本中金グループは、株式、投資信託などの市場性のある有価証券を保有しております。これらの有価証券は価格変動リスクがあるため、内外経済や証券市場の需給関係の悪化、個別企業の業況悪化等に伴い、保有有価証券の価格の下落により評価損が発生した場合には、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 

(5) 市場流動性リスク

 本中金グループは、市場で取引される様々な有価証券を保有しておりますが、市場の混乱等により、保有有価証券の市場流動性が著しく低下し、価格の下落により評価損が発生した場合には、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 

5.貸出金に関するリスク

(1) 不良債権の状況

 本中金グループの不良債権比率(信用金庫法に基づくリスク管理債権額の対貸出金残高比率)は、0.34%(2019年3月末現在、連結ベース)と低い水準となっているものの、国内外の事業会社等に対する債権を保有しており、一定の貸倒リスクを抱えております。かかるリスクへの備えとして、所要の貸倒引当金を計上しておりますが、内外経済の動向、不動産および株式等の市況の変動、個別の融資先の業況悪化等によっては、本中金グループの不良債権および与信関係費用が増加するおそれがあり、その結果、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 

(2) 特定セクターへの集中

 本中金グループは、貸出金全体に対し、本邦政府、地方公共団体および政府関係機関に対する貸出金が一定の割合を占める状況にあります。このため、本邦政府等の財政状況や信用力等の悪化、ネガティブな報道、格付会社による格下げなどがあった場合には、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 

6.資金調達に関するリスク

 本中金グループは、主として信用金庫から余裕資金として預け入れられた預金と金融債により資金を調達しておりますが、市場からの調達も行っております。信用金庫の資金繰りの状況や経済金融環境の変化等によっては、想定を上回る預金の流出や外貨資金調達が困難になること等により、本中金グループの経営成績及び財務状態に影響を与える可能性があります。

 さらに、本中金は、内外の格付会社4社から格付けを取得しておりますが、その格付けが引き下げられた場合には、資金調達における取引条件が悪化する、あるいは取引が制約される可能性があります。

 

Ⅱ.金融機関共通のリスク

1.オペレーショナルリスク

 本中金グループが多様な業務を遂行していくにあたっては、オペレーショナルリスクが存在しております。役職員による不正確な事務、あるいは不正や過失等に起因する不適切な事務が行われること等により損失が発生する事務リスクがあります。加えて、品質不良、人為的ミスおよび災害等の要因により発生するコンピュータシステムの障害や、外部からのサイバー攻撃(不正アクセスおよびコンピュータウィルス感染等)に起因する情報漏えいや業務の停止による損失が発生するシステムリスクがあります。これらの損失が発生することにより、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 

2.コンプライアンス

 本中金グループでは、法令その他諸規則等が遵守されるようコンプライアンス体制および内部管理体制の強化につとめております。また、マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与の防止等社会的要請を踏まえた各種対策の高度化につとめております。しかしながら、役職員等が法令その他諸規則等を遵守できなかった場合、予防策が効果を発揮せず役職員等による不正行為が行われた場合、または高度化する金融犯罪の発生によりマネー・ローンダリング等の不適切な取引を未然に防止できなかった場合には、行政処分や罰則に加え、損害賠償請求を受ける可能性があるほか、顧客または市場からの信頼失墜等により、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 

3.自己資本比率規制

 本中金グループは、連結自己資本比率を、信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、信用金庫及び信用金庫連合会がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第21号)により、国内基準(現時点においては4%)以上に維持する必要があります。

 本中金グループの自己資本比率はこれらの基準を大きく上回っておりますが、将来、これらの基準を下回った場合、業務の縮小や新規取扱いの禁止等を含む様々な制約を受ける可能性があります。その結果、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 なお、本中金グループの自己資本比率に影響を与える主な要因は以下のとおりであります。

 

・ 有価証券ポートフォリオの価値の低下

・ 不良債権処理や債務者の信用力悪化等による信用コストの増加

 

4.各種の規制および法制度等の変更

 本中金グループが国内外において業務を行うにあたって適用されている法律、規則、政策、実務慣行、会計制度および税制等が変更された場合には、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 

5.風評リスク

 内外のメディアにより、本中金グループ、信用金庫業界全体や特定の信用金庫に関する否定的な報道が行われた場合には、それが正確であるか否かにかかわらず、または本中金グループに直接関係しない内容であっても、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 

6.競争

 金融業への参入規制緩和や業務範囲の拡大などの規制緩和に加え、日本銀行のマイナス金利政策の導入等に伴い、金融業における競争は激化する傾向にあります。また、本中金グループは新たな収益機会を得るために、業務範囲を拡大することがあり、その結果、新しいリスクに晒される可能性があります。その結果、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 

7.繰延税金資産の取崩し

 将来の課税所得見積額および無税化スケジュール等の変更により、繰延税金資産の一部又は全部の回収が困難となり、繰延税金資産の額を減額する必要が生じた場合には、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 

8.退職給付債務にかかるリスク

 本中金グループの退職給付費用および債務は、年金資産の期待運用利回りや割引率等の数理計算上の前提条件に基づいて算出しております。年金資産の時価・運用利回りが下落・低下した場合、または数理計算上の前提条件に変更があった場合には、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 

9.個人情報の漏洩

 個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)および行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(番号法)に基づき、本中金グループは、個人情報取扱事業者や個人番号関係事務実施者として個人情報(特定個人情報を含みます。)の保護にかかる義務等の遵守を求められており、個人情報保護宣言を策定するなど情報管理態勢を整備・運営しております。万が一、外部者による不正なアクセス、役職員の人為的ミスまたは事故などにより、顧客情報が漏洩し、その情報が悪用された場合、顧客に対する損害賠償の費用が発生する可能性があります。また、かかる事件が報道され、顧客または市場からの信頼失墜等により、本中金グループの経営成績および財務状態に影響を与える可能性があります。

 

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

Ⅰ.経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における本中金グループ(本中金および連結子会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。

 

 (金融経済環境)

 当連結会計年度におけるわが国経済は、良好な雇用・所得環境を背景に個人消費が増加したことに加え、設備投資の増加や企業収益の改善などにより、国内景気は、引き続き、緩やかな回復基調が続きました。一方、海外においては、米中貿易摩擦による影響など、先行きの不透明感は払拭できない状況が続きました。

 また、金融市場環境においては、日経平均株価は、堅調な企業業績を背景として9月には24,000円台まで上昇したものの、米国の金融政策などの海外情勢を受けて12月には19,000円台まで下落するなど値動きが大きい展開となりましたが、年度末には21,000円台を回復するなど、落ち着きを取り戻しました。一方、長期金利(10年国債利回り)は、上期においては、0.0%~0.1%台の狭いレンジで推移してきたものの、下期にかけては、世界的なリスク回避の流れや各国の金融政策の動向などから低下基調となり、3月下旬には、マイナス0.1%まで低下しました。

 

 (業績)

 当連結会計年度は、分散投資の推進や法人営業の強化など、収益源の多様化に向けた取組みを推進・強化しました。

 その結果、当連結会計年度においては、以下のとおりの業績を上げることができました。

 

・損益の状況

 経常収益は、前年度比109億円、3.5%減収の2,937億円となりました。これは、分散投資の効果により投資信託配当金が増加したものの、投資信託の含み益の実現を抑制したことにより有価証券利息配当金が減少したこと等によるものです。一方、経常費用は同135億円、5.5%減少の2,302億円となりました。これは、前年度に実施したポートフォリオのリバランスに伴う投資信託解約損を中心とした国債等債券償還損が減少したこと等によるものです。

 これらの結果、経常利益は、前年度比26億円、4.2%増益の634億円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年度比ほぼ横ばいの447億円となりました。

 また、報告セグメントである信金中央金庫の事業における経常収益は、前年度比149億円、5.4%減収の2,586億円となりました。一方、経常費用は、同128億円、6.0%減少の2,001億円となりました。

 これらの結果、経常利益は、前年度比21億円、3.4%減益の585億円、当期純利益は、同42億円、9.0%減益の422億円となりました。

 なお、前年度比で連結決算が増益、単体決算が減益となったのは、前年度において、株式会社しんきん信託銀行からの事業譲渡および合併に伴う配当が、単体決算上は利益として計上された一方、連結決算では内部取引として相殺されており、その影響が剥落したことによるものです。

 

  ・資産、負債等の状況

 資産の部合計は、前年度末比9,029億円増加し39兆6,933億円となりました。このうち現金及び預け金は、日銀当座預け金の増加を主因に、同9,532億円増加し13兆3,468億円となりました。また、貸出金は、国・政府関係機関向け貸出が減少したものの、事業会社向け貸出の増加を主因に、同861億円増加し7兆387億円となりました。一方、有価証券は、国債の減少を主因に、同5,247億円減少し16兆5,836億円となりました。

 負債の部合計は、前年度末比8,690億円増加し38兆329億円となりました。このうち、預金は、定期性預金の増加を主因に、同7,103億円増加し30兆9,412億円となりました。また、借用金は、日銀からの借入金の増加により、同3,294億円増加し1兆9,671億円となりました。

 純資産の部合計は、利益剰余金の積上げやその他有価証券評価差額金の増加により、前年度末比338億円増加し1兆6,604億円となりました。

 なお、不良債権比率は、前年度末比0.26ポイント低下の0.34%となり、貸出資産は引き続き極めて高い健全性を維持しています。

 

 (キャッシュ・フローの状況)

 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、資金の運用・調達、貸出金や預金の増減等の「営業活動によるキャッシュ・フロー」が前年度比1兆7,507億円減少の7,928億円の収入、有価証券の取得・売却・償還等の「投資活動によるキャッシュ・フロー」が同7,161億円増加の5,237億円の収入、劣後特約付借入金の返済等の「財務活動によるキャッシュ・フロー」が同107億円減少の2,466億円の支出となりました。

 その結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前年度末比1兆699億円増加の12兆8,536億円となりました。

 

 

 

 

(1) 国内・海外別収支

 当連結会計年度において、国内では、資金運用収支が前連結会計年度比279億67百万円減少し743億98百万円、信託報酬が同47百万円増加し3億99百万円、役務取引等収支が同4億93百万円増加し289億87百万円、特定取引収支が同43百万円減少し34億89百万円、その他業務収支が同216億94百万円増加し△75億24百万円となりました。

 海外では、資金運用収支が前連結会計年度比21百万円減少し1億18百万円、役務取引等収支が同1百万円減少し△34百万円、特定取引収支が同35百万円増加し2億79百万円、その他業務収支が同8百万円増加し6百万円となりました。

 以上により、合計では、資金運用収支が前連結会計年度比247億円減少し744億55百万円、信託報酬が同48百万円増加し3億99百万円、役務取引等収支が同5億19百万円増加し279億11百万円、特定取引収支が同8百万円減少し37億62百万円、その他業務収支が同217億39百万円増加し△80億82百万円となりました。

 

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前連結会計年度

102,365

139

3,349

99,155

当連結会計年度

74,398

118

62

74,455

うち資金運用収益

前連結会計年度

223,749

140

3,361

220,528

当連結会計年度

193,735

119

100

193,754

うち資金調達費用

前連結会計年度

121,384

0

11

121,372

当連結会計年度

119,336

0

38

119,299

信託報酬

前連結会計年度

352

0

351

当連結会計年度

399

399

役務取引等収支

前連結会計年度

28,494

△33

1,068

27,392

当連結会計年度

28,987

△34

1,040

27,911

うち役務取引等収益

前連結会計年度

46,394

8

3,623

42,779

当連結会計年度

47,415

14

3,759

43,670

うち役務取引等費用

前連結会計年度

17,899

41

2,554

15,386

当連結会計年度

18,427

48

2,718

15,758

特定取引収支

前連結会計年度

3,532

244

6

3,770

当連結会計年度

3,489

279

6

3,762

うち特定取引収益

前連結会計年度

3,709

244

49

3,904

当連結会計年度

3,841

279

41

4,078

うち特定取引費用

前連結会計年度

176

42

133

当連結会計年度

351

35

316

その他業務収支

前連結会計年度

△29,218

△2

600

△29,821

当連結会計年度

△7,524

6

564

△8,082

うちその他業務収益

前連結会計年度

25,175

2

771

24,406

当連結会計年度

34,557

8

764

33,801

うちその他業務費用

前連結会計年度

54,394

4

170

54,228

当連結会計年度

42,082

1

199

41,883

(注) 1.「国内」とは、本中金及び国内に本店を有する連結子会社(以下「国内連結子会社」という。)であります。

2.「海外」とは、海外に本店を有する連結子会社(以下「海外連結子会社」という。)であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

4.資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度186百万円、当連結会計年度235百万円)を、控除して表示しております。

 

(2) 国内・海外別資金運用/調達の状況

 当連結会計年度における資金運用勘定平均残高(相殺消去前)は、国内で前連結会計年度比9,352億53百万円減少し35兆400億68百万円、海外で同4億99百万円減少し63億18百万円となりました。

また、資金調達勘定平均残高(相殺消去前)は、国内で同1兆3,342億99百万円増加し39兆5,921億50百万円となりました。

 利回りについては、合計の資金運用勘定の利回りは、有価証券の利回りが低下したことを主因に、前連結会計年度比0.06ポイント低下し0.55%となりました。また、合計の資金調達勘定の利回りは、借用金の利回りが低下したことを主因に、同0.01ポイント低下し0.30%となりました。

 

① 国内

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

35,975,321

223,749

0.62

当連結会計年度

35,040,068

193,735

0.55

うち貸出金

前連結会計年度

7,394,428

17,597

0.23

当連結会計年度

6,964,639

19,546

0.28

うち預け金

前連結会計年度

9,088,924

8,409

0.09

当連結会計年度

9,642,169

8,456

0.08

うち買入手形及び

コールローン

前連結会計年度

950,765

706

0.07

当連結会計年度

882,432

946

0.10

うち買現先勘定

前連結会計年度

22,561

0

0.00

当連結会計年度

440,233

△336

△0.07

うち債券貸借取引

支払保証金

前連結会計年度

1,013,591

131

0.01

当連結会計年度

59,139

6

0.01

うち有価証券

前連結会計年度

17,109,327

196,262

1.14

当連結会計年度

16,682,383

164,307

0.98

資金調達勘定

前連結会計年度

38,257,851

121,384

0.31

当連結会計年度

39,592,150

119,336

0.30

うち預金

前連結会計年度

32,073,116

37,841

0.11

当連結会計年度

33,248,155

40,219

0.12

うち譲渡性預金

前連結会計年度

14,965

0

0.00

当連結会計年度

13,460

うち債券

前連結会計年度

2,857,608

5,930

0.20

当連結会計年度

2,613,515

4,499

0.17

うち借用金

前連結会計年度

1,399,498

7,066

0.50

当連結会計年度

1,646,336

3,623

0.22

うち売渡手形及び

コールマネー

前連結会計年度

43,584

461

1.05

当連結会計年度

38,531

537

1.39

うち売現先勘定

前連結会計年度

138,487

1,920

1.38

当連結会計年度

333,044

1,258

0.37

うち債券貸借取引

受入担保金

前連結会計年度

1,793,473

15,883

0.88

当連結会計年度

1,796,520

23,687

1.31

(注) 1.平均残高は、原則として日々の残高に基づいて算出しておりますが、金融業以外の国内連結子会社については、月末毎の残高に基づく平均残高を利用しております。

2.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

3.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度93,421百万円、当連結会計年度147,395百万円)及び利息(前連結会計年度186百万円、当連結会計年度235百万円)を、それぞれ控除して表示しております。

 

② 海外

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

6,817

140

2.05

当連結会計年度

6,318

119

1.88

うち貸出金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

1,755

9

0.56

当連結会計年度

1,628

11

0.69

うち買入手形及び

コールローン

前連結会計年度

当連結会計年度

うち買現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引

支払保証金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち有価証券

前連結会計年度

5,062

130

2.57

当連結会計年度

4,689

108

2.30

資金調達勘定

前連結会計年度

0

当連結会計年度

0

うち預金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち譲渡性預金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券

前連結会計年度

当連結会計年度

うち借用金

前連結会計年度

0

当連結会計年度

0

うち売渡手形及び

コールマネー

前連結会計年度

当連結会計年度

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引

受入担保金

前連結会計年度

当連結会計年度

(注) 1.海外連結子会社の平均残高は、月末毎の残高に基づく平均残高を利用しております。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。

 

③ 合計

種類

期別

 平均残高(百万円)

 利息(百万円)

利回り(%)

 小計

 相殺

消去額

(△)

 合計

 小計

 相殺

消去額

(△)

 合計

資金運用勘定

前連結会計年度

35,982,139

78,508

35,903,630

223,889

3,361

220,528

0.61

当連結会計年度

35,046,387

77,500

34,968,887

193,855

100

193,754

0.55

うち貸出金

前連結会計年度

7,394,428

7,394,428

17,597

0

17,597

0.23

当連結会計年度

6,964,639

4,677

6,959,961

19,546

28

19,518

0.28

うち預け金

前連結会計年度

9,090,679

28,992

9,061,687

8,419

1

8,417

0.09

当連結会計年度

9,643,798

28,390

9,615,407

8,467

1

8,466

0.08

うち買入手形及び

コールローン

前連結会計年度

950,765

950,765

706

706

0.07

当連結会計年度

882,432

882,432

946

946

0.10

うち買現先勘定

前連結会計年度

22,561

22,561

0

0

0.00

当連結会計年度

440,233

440,233

△336

△336

△0.07

うち債券貸借取引

支払保証金

前連結会計年度

1,013,591

1,013,591

131

131

0.01

当連結会計年度

59,139

59,139

6

6

0.01

うち有価証券

前連結会計年度

17,114,390

49,516

17,064,874

196,392

3,359

193,032

1.13

当連結会計年度

16,687,073

44,431

16,642,641

164,415

71

164,344

0.98

資金調達勘定

前連結会計年度

38,257,851

30,868

38,226,983

121,384

11

121,372

0.31

当連結会計年度

39,592,150

34,355

39,557,794

119,337

38

119,299

0.30

うち預金

前連結会計年度

32,073,116

29,151

32,043,965

37,841

1

37,839

0.11

当連結会計年度

33,248,155

28,360

33,219,794

40,219

1

40,218

0.12

うち譲渡性預金

前連結会計年度

14,965

14,965

0

0

0.00

当連結会計年度

13,460

13,460

うち債券

前連結会計年度

2,857,608

1,716

2,855,891

5,930

10

5,920

0.20

当連結会計年度

2,613,515

1,316

2,612,198

4,499

9

4,489

0.17

うち借用金

前連結会計年度

1,399,498

1,399,498

7,066

0

7,066

0.50

当連結会計年度

1,646,336

4,677

1,641,658

3,623

28

3,595

0.21

うち売渡手形及び

コールマネー

前連結会計年度

43,584

43,584

461

461

1.05

当連結会計年度

38,531

38,531

537

0

537

1.39

うち売現先勘定

前連結会計年度

138,487

138,487

1,920

1,920

1.38

当連結会計年度

333,044

333,044

1,258

1,258

0.37

うち債券貸借取引

受入担保金

前連結会計年度

1,793,473

1,793,473

15,883

15,883

0.88

当連結会計年度

1,796,520

1,796,520

23,687

23,687

1.31

(注) 1.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

2.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度93,421百万円、当連結会計年度147,395百万円)及び利息(前連結会計年度186百万円、当連結会計年度235百万円)を、それぞれ控除して表示しております。

 

(3) 国内・海外別役務取引の状況

 当連結会計年度における役務取引等収益は、前連結会計年度比8億91百万円増加し436億70百万円、役務取引等費用は、同3億72百万円増加し157億58百万円となりました。

 

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前連結会計年度

46,394

8

3,623

42,779

当連結会計年度

47,415

14

3,759

43,670

うち預金・債券・

貸出業務

前連結会計年度

533

0

533

当連結会計年度

517

0

517

うち為替業務

前連結会計年度

413

1

412

当連結会計年度

401

1

400

うち証券関連業務

前連結会計年度

12,082

8

2,719

9,371

当連結会計年度

12,426

14

2,935

9,505

うち代理業務

前連結会計年度

2,159

2

2,156

当連結会計年度

2,130

2

2,128

うち保証業務

前連結会計年度

10,376

0

10,376

当連結会計年度

10,705

0

10,705

うち受託業務

前連結会計年度

20,295

900

19,395

当連結会計年度

20,511

820

19,691

役務取引等費用

前連結会計年度

17,899

41

2,554

15,386

当連結会計年度

18,427

48

2,718

15,758

うち為替業務

前連結会計年度

223

223

当連結会計年度

221

221

うち代理貸付業務

前連結会計年度

599

599

当連結会計年度

592

592

(注) 1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

(4) 国内・海外別特定取引の状況

① 特定取引収益・費用の内訳

 当連結会計年度における特定取引収益は、前連結会計年度比1億74百万円増加し40億78百万円、特定取引費用は、同1億83百万円増加し3億16百万円となりました。

 

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

特定取引収益

前連結会計年度

3,709

244

49

3,904

当連結会計年度

3,841

279

41

4,078

うち商品有価証券

収益

前連結会計年度

108

244

49

303

当連結会計年度

114

279

41

351

うち特定取引

有価証券収益

前連結会計年度

当連結会計年度

うち特定金融

派生商品収益

前連結会計年度

3,579

3,579

当連結会計年度

3,690

3,690

うちその他の

特定取引収益

前連結会計年度

21

21

当連結会計年度

36

36

特定取引費用

前連結会計年度

176

42

133

当連結会計年度

351

35

316

うち商品有価証券

費用

前連結会計年度

42

42

当連結会計年度

35

35

うち特定取引

有価証券費用

前連結会計年度

133

133

当連結会計年度

316

316

うち特定金融

派生商品費用

前連結会計年度

当連結会計年度

うちその他の

特定取引費用

前連結会計年度

当連結会計年度

(注) 1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

② 特定取引資産・負債の内訳(末残)

 当連結会計年度における特定取引資産は、前連結会計年度末比18億38百万円減少し2,485億86百万円、特定取引負債は、同55億29百万円増加し721億65百万円となりました。

 

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

特定取引資産

前連結会計年度

258,324

7,900

250,424

当連結会計年度

249,896

1,310

248,586

うち商品有価証券

前連結会計年度

41,091

7,900

33,191

当連結会計年度

44,031

1,310

42,721

うち商品有価証券

派生商品

前連結会計年度

5

5

当連結会計年度

10

10

うち特定取引

有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

うち特定取引

有価証券派生商品

前連結会計年度

当連結会計年度

6

6

うち特定金融派生

商品

前連結会計年度

36,198

36,198

当連結会計年度

31,824

31,824

うちその他の

特定取引資産

前連結会計年度

181,029

181,029

当連結会計年度

174,023

174,023

特定取引負債

前連結会計年度

66,636

66,636

当連結会計年度

72,165

72,165

うち売付商品債券

前連結会計年度

12,753

12,753

当連結会計年度

23,597

23,597

うち商品有価証券

派生商品

前連結会計年度

当連結会計年度

うち特定取引売付

債券

前連結会計年度

当連結会計年度

うち特定取引

有価証券派生商品

前連結会計年度

当連結会計年度

うち特定金融派生

商品

前連結会計年度

53,882

53,882

当連結会計年度

48,568

48,568

うちその他の

特定取引負債

前連結会計年度

当連結会計年度

(注) 1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

(5) 国内・海外別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前連結会計年度

30,260,341

29,385

30,230,956

当連結会計年度

30,966,816

25,518

30,941,297

うち流動性預金

前連結会計年度

1,995,052

12,438

1,982,613

当連結会計年度

1,886,444

17,571

1,868,872

うち定期性預金

前連結会計年度

27,856,346

16,939

27,839,406

当連結会計年度

28,625,273

7,940

28,617,332

うちその他

前連結会計年度

408,942

6

408,935

当連結会計年度

455,098

6

455,092

譲渡性預金

前連結会計年度

当連結会計年度

総合計

前連結会計年度

30,260,341

29,385

30,230,956

当連結会計年度

30,966,816

25,518

30,941,297

(注) 1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.流動性預金=当座預金+普通預金+通知預金

4.定期性預金=定期預金+積立定期預金

5.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

 

(6) 国内・海外別債券残高の状況

○ 債券の種類別残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

利付信金中金債

前連結会計年度

2,714,890

9,400

2,705,490

当連結会計年度

2,486,710

2,410

2,484,300

(注) 1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

 

(7) 国内・海外別貸出金残高の状況

① 業種別貸出状況(末残・構成比)

a 直接貸出

 

業種別

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内

(除く特別国際金融取引勘定分)

6,669,139

100.00

6,690,909

100.00

製造業

368,142

5.52

471,132

7.04

農業,林業

漁業

鉱業,採石業,砂利採取業

684

0.01

316

0.00

建設業

25,996

0.39

25,085

0.38

電気・ガス・熱供給・水道業

128,916

1.93

153,227

2.29

情報通信業

70,249

1.05

59,398

0.89

運輸業,郵便業

313,518

4.70

368,787

5.51

卸売業,小売業

253,156

3.80

293,706

4.39

金融業,保険業

1,250,463

18.75

1,369,875

20.47

不動産業,物品賃貸業

1,039,361

15.59

1,142,650

17.08

地方公共団体

274,085

4.11

297,495

4.45

その他

2,944,565

44.15

2,509,233

37.50

海外及び特別国際金融取引勘定分

0

100.00

0

100.00

政府等

金融機関

その他

0

100.00

0

100.00

合計

6,669,140

6,690,909

(注) 1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「国内」の「その他」には、国・政府関係機関を含んでおります。

 

b 代理貸付

 

業種別

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内

283,520

100.00

347,875

100.00

製造業

26,967

9.51

32,797

9.43

農業,林業

501

0.18

493

0.14

漁業

163

0.06

137

0.04

鉱業,採石業,砂利採取業

325

0.12

279

0.08

建設業

13,716

4.84

18,719

5.38

電気・ガス・熱供給・水道業

1,539

0.54

1,931

0.56

情報通信業

600

0.21

844

0.24

運輸業,郵便業

6,642

2.34

9,640

2.77

卸売業,小売業

23,085

8.14

26,574

7.64

金融業,保険業

210

0.07

243

0.07

不動産業,物品賃貸業

167,838

59.20

210,134

60.40

地方公共団体

その他

41,930

14.79

46,078

13.25

合計

283,520

347,875

(注) 「国内」とは、本中金のみであります。

 

c 合計

 

業種別

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内

(除く特別国際金融取引勘定分)

6,952,660

100.00

7,038,785

100.00

製造業

395,109

5.68

503,929

7.16

農業,林業

501

0.01

493

0.01

漁業

163

0.00

137

0.00

鉱業,採石業,砂利採取業

1,009

0.01

596

0.01

建設業

39,712

0.57

43,805

0.62

電気・ガス・熱供給・水道業

130,455

1.88

155,159

2.20

情報通信業

70,849

1.02

60,242

0.86

運輸業,郵便業

320,160

4.61

378,428

5.38

卸売業,小売業

276,242

3.97

320,280

4.55

金融業,保険業

1,250,673

17.99

1,370,118

19.46

不動産業,物品賃貸業

1,207,200

17.36

1,352,784

19.22

地方公共団体

274,085

3.94

297,495

4.23

その他

2,986,495

42.96

2,555,311

36.30

海外及び特別国際金融取引勘定分

0

100.00

0

100.00

政府等

金融機関

その他

0

100.00

0

100.00

合計

6,952,660

7,038,785

(注) 1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「国内」の「その他」には、国・政府関係機関を含んでおります。

 

 

② 外国政府等向け債権残高(国別)

   「外国政府等」とは、外国政府、中央銀行、政府関係機関又は国営企業及びこれらの所在する国の民間企業等であり、日本公認会計士協会銀行等監査特別委員会報告第4号に規定する特定海外債権引当勘定を計上している国の外国政府等の債権残高を掲げることとしておりますが、前連結会計年度末(2018年3月31日)及び当連結会計年度末(2019年3月31日)とも、該当はありません。

 

(8) 国内・海外別有価証券の状況

○ 有価証券残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

国債

前連結会計年度

6,366,353

6,366,353

当連結会計年度

4,797,166

4,797,166

地方債

前連結会計年度

811,316

811,316

当連結会計年度

1,087,576

1,087,576

短期社債

前連結会計年度

40,008

40,008

当連結会計年度

45,015

45,015

社債

前連結会計年度

4,350,849

1,500

4,349,349

当連結会計年度

4,705,389

1,100

4,704,289

株式

前連結会計年度

109,583

36,173

73,410

当連結会計年度

121,120

36,173

84,946

その他の証券

前連結会計年度

5,470,026

4,912

6,941

5,467,997

当連結会計年度

5,866,951

4,663

6,941

5,864,673

合計

前連結会計年度

17,148,137

4,912

44,614

17,108,434

当連結会計年度

16,623,219

4,663

44,214

16,583,668

(注) 1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

4.「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。

 

(9) 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況

 連結会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は本中金のみです。

① 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)

資産

科目

前連結会計年度

(2018年3月31日)

当連結会計年度

(2019年3月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

有価証券

6,000

1.14

 6,000

0.74

信託受益権

381,740

72.65

 617,068

76.45

受託有価証券

63,000

11.99

 63,000

7.80

金銭債権

60,392

11.50

 106,191

13.16

その他債権

4

0.00

 2

0.00

銀行勘定貸

5,375

1.02

 14,025

1.74

現金預け金

8,932

1.70

 913

0.11

合計

525,445

100.00

 807,201

100.00

 

負債

科目

前連結会計年度

(2018年3月31日)

当連結会計年度

(2019年3月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

金銭信託

35,879

6.83

 24,866

3.08

投資信託

 15,532

1.93

金銭信託以外の金銭の信託

23,814

4.53

 16,077

1.99

有価証券の信託

111,000

21.12

 102,700

12.72

金銭債権の信託

61,415

11.69

 107,190

13.28

包括信託

293,335

55.83

 540,835

67.00

合計

525,445

100.00

 807,201

100.00

(注) 1.共同信託他社管理財産については、前連結会計年度末及び当連結会計年度末の取扱残高はありません。

2.自己信託に係る信託財産については、前連結会計年度末の残高は21,629百万円、当連結会計年度末の残高は

74,026百万円であり、上記に掲げた金額に含めて記載しております。

 

② 有価証券残高の状況(末残・構成比)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国債

社債

5,000

83.33

5,000

83.33

その他の証券

1,000

16.67

1,000

16.67

合計

6,000

100.00

6,000

100.00

 

③ 元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)

科目

前連結会計年度

当連結会計年度

金銭信託

(百万円)

貸付信託

(百万円)

合計

(百万円)

金銭信託

(百万円)

貸付信託

(百万円)

合計

(百万円)

銀行勘定貸

5,054

5,054

 13,725

 13,725

資産計

5,054

5,054

 13,725

 13,725

元本

5,054

5,054

 13,724

 13,724

その他

0

0

 1

 1

負債計

5,054

5,054

 13,725

 13,725

(注) リスク管理債権については、前連結会計年度末及び当連結会計年度末の残高はありません。

 

(自己資本比率の状況)

 

(参考)

 自己資本比率は、信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、信用金庫及び信用金庫連合会がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第21号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。

 なお、本中金は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用しております。

 

連結自己資本比率(国内基準)

                         (単位:億円、%)

 

2018年3月31日

2019年3月31日

(1)連結自己資本比率 (2)/(3)

30.57

23.65

(2)連結における自己資本の額

16,452

14,254

(3)リスク・アセットの額

53,812

60,261

(4)連結総所要自己資本額

2,152

2,410

 

単体自己資本比率(国内基準)

                         (単位:億円、%)

 

2018年3月31日

2019年3月31日

(1)単体自己資本比率 (2)/(3)

31.62

24.48

(2)単体における自己資本の額

16,278

14,142

(3)リスク・アセットの額

51,475

57,764

(4)単体総所要自己資本額

2,059

2,310

 

(資産の査定)

 

(参考)

 資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)第6条に基づき、本中金の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、債務保証見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。

 

1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権

 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。

 

2.危険債権

 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。

 

3.要管理債権

 要管理債権とは、3ヵ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。

 

4.正常債権

 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。

 

資産の査定の額

 

債権の区分

2018年3月31日

2019年3月31日

金額(億円)

金額(億円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

3

2

危険債権

109

41

要管理債権

305

199

正常債権

70,045

71,001

 

Ⅱ.生産、受注及び販売の実績

 「生産、受注及び販売の実績」は、信金中央金庫の事業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。

 

 

Ⅲ.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による本中金グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。

 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

 本中金グループの当連結会計年度の経営成績等は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 Ⅰ.経営成績等の状況の概要」に記載のとおりです。また、本中金グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりです。

 当連結会計年度は、安定的な収益基盤の構築に向けた分散投資の拡大を進めるとともに、事業会社向け貸出の積極的な推進や、市場変動に対応した機動的な売買を行ってまいりました。

 その結果、業績予想を上回る利益を確保し、前中期経営計画「SCB中期アクション・プログラム2016」において目標とする経営指標に対して、以下の成績を収めることができました。

 

目標とする経営指標

2019年3月期(実績)

親会社株主に帰属する当期純利益:400億円

447億円

連結自己資本比率(国内基準)  :15%以上

23.65%

アウトライヤー比率       :20%以下

12.53%

経費率(OHR)        :45%以下

40.77%

 

 2019年度は、日本銀行のマイナス金利政策が継続されるなかで、米中貿易摩擦による影響など、引き続き不透明な金融環境が想定される中、信用金庫業界の中央金融機関としての役割を永続的に発揮するため、リスクアペタイトフレームワークを構築し、収益・リスク・資本のバランスを重視した運営を実行してまいります。

 また、新中期経営計画「SCBストラテジー2019」の初年度として、法人営業推進を強化するとともに、グローバル分散投資の継続や、オルタナティブ投資の拡充などを進めることで、安定的な収益確保を目指してまいります。

 

 なお、本中金は、会員である信用金庫からの普通出資や東京証券取引所に上場している優先出資により資本を調達しております。加えて、主として信用金庫からの預金や金融債の発行等により調達した資金を、有価証券や貸出金等によって運用しております。

 また、本中金グループの資本の財源および資金の流動性について、当連結会計年度末において計画中の重要な資本的支出およびその資金の調達源は、「第3 設備の状況」に記載のとおりです。

 

 

4【経営上の重要な契約等】

本中金は、1958年12月に代理貸付制度を創設し、全ての信用金庫と貸付業務委託契約を締結しており、その主な内容は次のとおりであります。

(1) 本中金は、信用金庫の会員または会員となることができる者に対する資金の貸付、貸付債権の管理、回収ならびにこれらに付随する業務を信用金庫に委任する。

(2) 本中金は、信用金庫の取扱いにかかる貸付金について所定の委託手数料を支払う。

(3) 信用金庫が受託業務を処理するに要する費用は、信用金庫が負担する。

(4) 信用金庫は、債権保全に必要な費用を信用金庫の責任において支出する。

(5) 信用金庫は、その取扱いにかかる貸付元利金について期日までに返済がなかったときは、債務者にかわって、遅滞なく本中金に弁済する。

 

5【研究開発活動】

 該当ありません。