第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 以下の記載における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

金融経済環境

 当第3四半期連結累計期間(平成30年4月1日~平成30年12月31日)における金融経済環境を振り返りますと、良好な雇用・所得環境を背景に個人消費が増加したことに加え、設備投資の増加や企業収益の改善などにより、国内景気は緩やかな回復基調が続きました。

 一方、金融市場環境においては、上昇基調にあった日経平均株価は、米中関係の悪化や世界経済の先行きに対する慎重な見方が広がったことを受け、10月から年末にかけて下落し、一時20,000円を割り込む場面もありました。また、0.0%~0.1%台の狭いレンジで推移してきた長期金利(10年国債利回り)は、世界的なリスク回避の流れを受け、12月末にはマイナス圏まで低下しました。

 

・連結経営成績

当第3四半期連結累計期間の経営成績は、次のとおりです。

経常収益は、前年同期比67億円、3.0%増収の2,250億円となりました。これは、国債等債券売却益を中心にその他業務収益が増加したことおよび貸倒引当金戻入益の増加等によりその他経常収益が増加したこと等によるものです。

一方、経常費用は、同61億円、3.5%増加の1,782億円となりました。これは、アセットスワップ付債券の売却にかかる金融派生商品費用を中心にその他業務費用が増加したこと等によるものです。

これらの結果、経常利益は同5億円、1.2%増益の467億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比ほぼ横ばいの341億円となりました。

また、報告セグメントである信金中央金庫の事業における経常収益は、前年同期比32億円、1.6%増収の1,993億円となりました。一方、経常費用は、同68億円、4.6%増加の1,560億円となりました。

これらの結果、経常利益は同36億円、7.7%減益の433億円となりました。また、四半期純利益は同44億円、12.0%減益の323億円となりました。

なお、前年同期比で連結決算がほぼ横ばい、単体決算が減益となったのは、前年同期において、株式会社しんきん信託銀行からの事業譲渡および合併に伴う配当が、単体決算上は利益として計上された一方、連結決算では内部取引として相殺されており、その影響が剥落したことによるものです。

 

・連結財政状態

当第3四半期連結会計期間末における財政状態は、次のとおりです。

資産の部合計は、前連結会計年度末比3兆8,875億円増加し42兆6,780億円となりました。このうち、現金及び預け金は、日銀当座預け金の増加を主因に、同3兆8,286億円増加し16兆2,222億円となりました。一方、有価証券は、国債の減少を主因に、同3,106億円減少し16兆7,978億円となりました。また、貸出金は、事業会社向け貸出の増加を主因に、同2,103億円増加し7兆1,630億円となりました。

負債の部合計は、前連結会計年度末比3兆9,338億円増加し41兆976億円となりました。このうち、預金は、定期性預金の増加を主因に、同3兆9,831億円増加し34兆2,141億円となりました。

純資産の部合計は、前連結会計年度末比ほぼ横ばいの1兆5,803億円となりました。

また、連結自己資本比率(国内基準)は、劣後ローンの返済により自己資本の額が減少したほか、リスク・アセットの増加により、前連結会計年度末比5.75ポイント低下して、24.82%となりました。

不良債権比率は、前連結会計年度末比0.11ポイント低下し0.49%となっており、貸出資産は引き続き極めて高い健全性を維持しています。

① 国内・海外別収支

当第3四半期連結累計期間において、国内では、資金運用収支が610億92百万円、信託報酬が2億73百万円、役務取引等収支が210億37百万円、特定取引収支が28億22百万円、その他業務収支が△75億29百万円となりました。

海外では、資金運用収支が94百万円、役務取引等収支が△25百万円、特定取引収支が2億6百万円、その他業務収支が3百万円となりました。

以上により、合計では、資金運用収支が611億24百万円、信託報酬が2億73百万円、役務取引等収支が202億36百万円、特定取引収支が30億22百万円、その他業務収支が△79億43百万円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前第3四半期連結累計期間

72,142

106

3,352

68,897

当第3四半期連結累計期間

61,092

94

62

61,124

うち資金運用収益

前第3四半期連結累計期間

163,964

106

3,360

160,710

当第3四半期連結累計期間

150,884

95

89

150,889

うち資金調達費用

前第3四半期連結累計期間

91,821

0

8

91,813

当第3四半期連結累計期間

89,791

0

26

89,765

信託報酬

前第3四半期連結累計期間

299

0

298

当第3四半期連結累計期間

273

273

役務取引等収支

前第3四半期連結累計期間

21,126

△25

816

20,285

当第3四半期連結累計期間

21,037

△25

776

20,236

うち役務取引等収益

前第3四半期連結累計期間

34,502

8

2,732

31,778

当第3四半期連結累計期間

34,860

15

2,826

32,048

うち役務取引等費用

前第3四半期連結累計期間

13,376

33

1,916

11,493

当第3四半期連結累計期間

13,822

40

2,050

11,812

特定取引収支

前第3四半期連結累計期間

2,807

193

4

2,996

当第3四半期連結累計期間

2,822

206

6

3,022

うち特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

2,904

193

36

3,061

当第3四半期連結累計期間

3,324

206

30

3,500

うち特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

97

32

65

当第3四半期連結累計期間

501

24

477

その他業務収支

前第3四半期連結累計期間

△10,834

△2

448

△11,285

当第3四半期連結累計期間

△7,529

3

418

△7,943

うちその他業務収益

前第3四半期連結累計期間

18,680

1

586

18,095

当第3四半期連結累計期間

28,863

5

572

28,296

うちその他業務費用

前第3四半期連結累計期間

29,514

3

137

29,380

当第3四半期連結累計期間

36,392

1

154

36,240

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内に本店を有する連結子会社(以下「国内連結子会社」という。)であります。

2.「海外」とは、海外に本店を有する連結子会社(以下「海外連結子会社」という。)であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

4.資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前第3四半期連結累計期間137百万円、当第3四半期連結累計期間176百万円)を控除して表示しております。

② 国内・海外別役務取引の状況

当第3四半期連結累計期間における役務取引等収益は320億48百万円、役務取引等費用は118億12百万円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前第3四半期連結累計期間

34,502

8

2,732

31,778

当第3四半期連結累計期間

34,860

15

2,826

32,048

うち預金・債券・

貸出業務

前第3四半期連結累計期間

380

0

380

当第3四半期連結累計期間

374

0

374

うち為替業務

前第3四半期連結累計期間

305

1

304

当第3四半期連結累計期間

307

0

306

うち証券関連業務

前第3四半期連結累計期間

9,149

8

2,049

7,108

当第3四半期連結累計期間

9,334

15

2,200

7,148

うち代理業務

前第3四半期連結累計期間

1,624

1

1,622

当第3四半期連結累計期間

1,614

1

1,612

うち保証業務

前第3四半期連結累計期間

7,769

0

7,769

当第3四半期連結累計期間

8,065

0

8,065

うち受託業務

前第3四半期連結累計期間

14,906

680

14,225

当第3四半期連結累計期間

14,633

622

14,010

役務取引等費用

前第3四半期連結累計期間

13,376

33

1,916

11,493

当第3四半期連結累計期間

13,822

40

2,050

11,812

うち為替業務

前第3四半期連結累計期間

171

171

当第3四半期連結累計期間

171

171

うち代理貸付業務

前第3四半期連結累計期間

452

452

当第3四半期連結累計期間

435

435

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

③ 国内・海外別特定取引の状況

当第3四半期連結累計期間における特定取引収益は35億円、特定取引費用は4億77百万円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

2,904

193

36

3,061

当第3四半期連結累計期間

3,324

206

30

3,500

うち商品有価証券

収益

前第3四半期連結累計期間

30

193

36

187

当第3四半期連結累計期間

161

206

30

337

うち特定取引

有価証券収益

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

うち特定金融

派生商品収益

前第3四半期連結累計期間

2,835

2,835

当第3四半期連結累計期間

3,126

3,126

うちその他の

特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

38

38

当第3四半期連結累計期間

36

36

特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

97

32

65

当第3四半期連結累計期間

501

24

477

うち商品有価証券

費用

前第3四半期連結累計期間

32

32

当第3四半期連結累計期間

24

24

うち特定取引

有価証券費用

前第3四半期連結累計期間

65

65

当第3四半期連結累計期間

477

477

うち特定金融

派生商品費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

うちその他の

特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

④ 国内・海外別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前第3四半期連結会計期間

33,005,737

28,768

32,976,968

当第3四半期連結会計期間

34,242,965

28,822

34,214,143

うち流動性預金

前第3四半期連結会計期間

1,685,431

12,822

1,672,608

当第3四半期連結会計期間

2,079,645

20,876

2,058,769

うち定期性預金

前第3四半期連結会計期間

30,945,426

15,939

30,929,486

当第3四半期連結会計期間

31,542,924

7,940

31,534,984

うちその他

前第3四半期連結会計期間

374,879

6

374,873

当第3四半期連結会計期間

620,395

6

620,389

譲渡性預金

前第3四半期連結会計期間

15,121

15,121

当第3四半期連結会計期間

18,606

18,606

総合計

前第3四半期連結会計期間

33,020,859

28,768

32,992,090

当第3四半期連結会計期間

34,261,572

28,822

34,232,749

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.流動性預金=当座預金+普通預金+通知預金

4.定期性預金=定期預金+積立定期預金

5.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

⑤ 国内・海外別債券残高の状況

○ 債券の種類別残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

利付信金中金債

前第3四半期連結会計期間

2,787,560

7,700

2,779,860

当第3四半期連結会計期間

2,535,180

6,600

2,528,580

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

⑥ 国内・海外別貸出金残高の状況

○ 業種別貸出状況(末残・構成比)

a 直接貸出

業種別

前第3四半期連結会計期間

当第3四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

6,956,707

100.00

6,867,653

100.00

製造業

376,148

5.41

486,107

7.08

農業,林業

漁業

鉱業,採石業,砂利採取業

697

0.01

644

0.01

建設業

24,740

0.35

25,134

0.37

電気・ガス・熱供給・水道業

127,117

1.83

146,197

2.13

情報通信業

55,667

0.80

112,496

1.64

運輸業,郵便業

304,419

4.38

350,618

5.11

卸売業,小売業

239,785

3.45

278,498

4.05

金融業,保険業

1,241,797

17.85

1,358,180

19.78

不動産業,物品賃貸業

994,923

14.30

1,090,913

15.88

地方公共団体

284,190

4.08

275,710

4.01

その他

3,307,218

47.54

2,743,151

39.94

海外及び特別国際金融取引勘定分

0

100.00

0

100.00

政府等

金融機関

その他

0

100.00

0

100.00

合計

6,956,707

6,867,653

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「国内」の「その他」には、国・政府関係機関を含んでおります。

 

b 代理貸付

業種別

前第3四半期連結会計期間

当第3四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

273,865

100.00

295,373

100.00

製造業

25,483

9.30

30,410

10.29

農業,林業

420

0.15

502

0.17

漁業

264

0.10

141

0.05

鉱業,採石業,砂利採取業

327

0.12

301

0.10

建設業

12,898

4.71

16,471

5.58

電気・ガス・熱供給・水道業

1,274

0.47

1,672

0.57

情報通信業

591

0.22

616

0.21

運輸業,郵便業

6,522

2.38

8,104

2.74

卸売業,小売業

22,139

8.08

25,356

8.58

金融業,保険業

201

0.07

227

0.08

不動産業,物品賃貸業

162,506

59.34

170,189

57.62

地方公共団体

その他

41,232

15.06

41,379

14.01

合計

273,865

295,373

(注)「国内」とは、本中金のみであります。

 

 

c 合計

業種別

前第3四半期連結会計期間

当第3四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

7,230,573

100.00

7,163,027

100.00

製造業

401,632

5.55

516,517

7.21

農業,林業

420

0.01

502

0.01

漁業

264

0.00

141

0.00

鉱業,採石業,砂利採取業

1,025

0.01

946

0.01

建設業

37,639

0.52

41,605

0.58

電気・ガス・熱供給・水道業

128,392

1.78

147,870

2.07

情報通信業

56,258

0.78

113,112

1.58

運輸業,郵便業

310,942

4.30

358,722

5.01

卸売業,小売業

261,925

3.62

303,855

4.24

金融業,保険業

1,241,999

17.18

1,358,407

18.96

不動産業,物品賃貸業

1,157,430

16.01

1,261,102

17.61

地方公共団体

284,190

3.93

275,710

3.85

その他

3,348,450

46.31

2,784,531

38.87

海外及び特別国際金融取引勘定分

0

100.00

0

100.00

政府等

金融機関

その他

0

100.00

0

100.00

合計

7,230,573

7,163,027

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「国内」の「その他」には、国・政府関係機関を含んでおります。

 

⑦ 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況

 連結会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は本中金のみです。

○ 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)

資産

科目

前連結会計年度

(平成30年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(平成30年12月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

有価証券

6,000

1.14

6,000

0.81

信託受益権

381,740

72.65

570,120

76.87

受託有価証券

63,000

11.99

63,000

8.49

金銭債権

60,392

11.50

89,531

12.07

その他債権

4

0.00

2

0.00

銀行勘定貸

5,375

1.02

12,085

1.63

現金預け金

8,932

1.70

924

0.13

合計

525,445

100.00

741,665

100.00

 

負債

科目

前連結会計年度

(平成30年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(平成30年12月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

金銭信託

35,879

6.83

23,187

3.13

投資信託

502

0.07

金銭信託以外の金銭の信託

23,814

4.53

16,400

2.21

有価証券の信託

111,000

21.12

102,300

13.79

金銭債権の信託

61,415

11.69

90,326

12.18

包括信託

293,335

55.83

508,948

68.62

合計

525,445

100.00

741,665

100.00

(注)1.共同信託他社管理財産については、前連結会計年度末及び当第3四半期連結会計期間末の取扱残高はありません。

2.自己信託に係る信託財産については、前連結会計年度末の残高は21,629百万円、当第3四半期連結会計期間末の残高は52,840百万円であり、上記に掲げた金額に含めて記載しております。

 

○ 元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)

科目

前連結会計年度

当第3四半期連結会計期間

金銭信託

(百万円)

貸付信託

(百万円)

合計

(百万円)

金銭信託

(百万円)

貸付信託

(百万円)

合計

(百万円)

銀行勘定貸

5,054

5,054

11,990

11,990

資産計

5,054

5,054

11,990

11,990

元本

5,054

5,054

11,990

11,990

その他

0

0

負債計

5,054

5,054

11,990

11,990

(注)リスク管理債権については、前連結会計年度末及び当第3四半期連結会計期間末の残高はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。