第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 以下の記載における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において本中金グループ(本中金及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

金融経済環境

 当第3四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年12月31日)における金融経済環境を振り返りますと、輸出や生産は海外経済の減速の影響により弱含んでいるものの、良好な雇用・所得環境を背景とした個人消費の持直しや設備投資の増加などにより、国内景気は緩やかな回復基調が続きました。

 一方、金融市場環境においては、市場の懸念材料であった米中通商協議が第1段階の合意に達したことや、英国総選挙の結果を受けてEU離脱を巡る不透明感が和らいだことから、日経平均株価は12月に24,000円台まで上昇しました。また、長期金利(10年国債利回り)は、日銀の追加緩和観測が後退する中、12月には9か月ぶりにプラス圏まで上昇しました。

 

・連結経営成績

当第3四半期連結累計期間における経営成績は、次のとおりです。

経常収益は、前年同期比102億円、4.5%減収の2,147億円となりました。これは、国債等債券売却益を中心にその他業務収益が減少したことおよび貸倒引当金戻入益の減少等によりその他経常収益が減少したことによるものです。

一方、経常費用は、同104億円、5.8%減少の1,678億円となりました。これは、ポートフォリオのリバランスに伴う費用を中心にその他業務費用が減少したこと等によるものです。

これらの結果、経常利益および親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比ほぼ横ばいとなり、それぞれ469億円、339億円となりました。

また、報告セグメントである信金中央金庫の事業における経常収益は、前年同期比108億円、5.4%減収の1,885億円となりました。一方、経常費用は、同112億円、7.2%減少の1,447億円となりました。

これらの結果、経常利益および四半期純利益は前年同期比ほぼ横ばいとなり、それぞれ437億円、320億円となりました。

なお、本中金においては、連結決算に占める単体決算の割合が高いことから、単体決算と連結決算は、ほぼ同様の結果となります。

 

・連結財政状態

当第3四半期連結会計期間末における財政状態は、次のとおりです。

資産の部合計は、前連結会計年度末比5兆2,920億円増加し44兆9,854億円となりました。このうち、現金及び預け金は、日銀当座預け金の増加を主因に、同3兆7,611億円増加し17兆1,079億円となりました。また、貸出金は、事業会社向け貸出の増加を主因に、同1兆528億円増加し8兆916億円となり、有価証券は、地方債の増加を主因に、同1,744億円増加し16兆7,581億円となりました。

負債の部合計は、前連結会計年度末比5兆2,367億円増加し43兆2,696億円となりました。このうち、預金は、定期性預金の増加を主因に、同4兆3,936億円増加し35兆3,349億円となりました。

純資産の部合計は、利益剰余金の積上げやその他有価証券評価差額金の増加により、前連結会計年度末比553億円増加し1兆7,157億円となりました。

また、連結自己資本比率(国内基準)は、リスク・アセットの増加により、前連結会計年度末比0.05ポイント低下の23.60%となりました。

不良債権比率は、前連結会計年度末比0.06ポイント低下の0.28%となっており、貸出資産は引き続き極めて高い健全性を維持しています。

① 国内・海外別収支

当第3四半期連結累計期間において、国内では、資金運用収支が701億91百万円、信託報酬が5億23百万円、役務取引等収支が215億91百万円、特定取引収支が10億52百万円、その他業務収支が△77億49百万円となりました。

海外では、資金運用収支が82百万円、役務取引等収支が△35百万円、特定取引収支が2億51百万円、その他業務収支が2百万円となりました。

以上により、合計では、資金運用収支が702億6百万円、信託報酬が5億23百万円、役務取引等収支が206億39百万円、特定取引収支が13億3百万円、その他業務収支が△81億88百万円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前第3四半期連結累計期間

61,092

94

62

61,124

当第3四半期連結累計期間

70,191

82

68

70,206

うち資金運用収益

前第3四半期連結累計期間

150,884

95

89

150,889

当第3四半期連結累計期間

157,090

82

99

157,073

うち資金調達費用

前第3四半期連結累計期間

89,791

0

26

89,765

当第3四半期連結累計期間

86,898

0

31

86,866

信託報酬

前第3四半期連結累計期間

273

273

当第3四半期連結累計期間

523

523

役務取引等収支

前第3四半期連結累計期間

21,037

△25

776

20,236

当第3四半期連結累計期間

21,591

△35

916

20,639

うち役務取引等収益

前第3四半期連結累計期間

34,860

15

2,826

32,048

当第3四半期連結累計期間

36,046

12

3,135

32,923

うち役務取引等費用

前第3四半期連結累計期間

13,822

40

2,050

11,812

当第3四半期連結累計期間

14,455

47

2,218

12,284

特定取引収支

前第3四半期連結累計期間

2,822

206

6

3,022

当第3四半期連結累計期間

1,052

251

0

1,303

うち特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

3,324

206

30

3,500

当第3四半期連結累計期間

1,071

251

19

1,303

うち特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

501

24

477

当第3四半期連結累計期間

19

19

その他業務収支

前第3四半期連結累計期間

△7,529

3

418

△7,943

当第3四半期連結累計期間

△7,749

2

441

△8,188

うちその他業務収益

前第3四半期連結累計期間

28,863

5

572

28,296

当第3四半期連結累計期間

20,741

3

555

20,188

うちその他業務費用

前第3四半期連結累計期間

36,392

1

154

36,240

当第3四半期連結累計期間

28,490

1

114

28,377

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内に本店を有する連結子会社(以下「国内連結子会社」という。)であります。

2.「海外」とは、海外に本店を有する連結子会社(以下「海外連結子会社」という。)であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

4.資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前第3四半期連結累計期間176百万円、当第3四半期連結累計期間123百万円)を控除して表示しております。

② 国内・海外別役務取引の状況

当第3四半期連結累計期間における役務取引等収益は329億23百万円、役務取引等費用は122億84百万円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前第3四半期連結累計期間

34,860

15

2,826

32,048

当第3四半期連結累計期間

36,046

12

3,135

32,923

うち預金・債券・

貸出業務

前第3四半期連結累計期間

374

0

374

当第3四半期連結累計期間

505

0

505

うち為替業務

前第3四半期連結累計期間

307

0

306

当第3四半期連結累計期間

343

0

342

うち証券関連業務

前第3四半期連結累計期間

9,334

15

2,200

7,148

当第3四半期連結累計期間

9,810

12

2,329

7,492

うち代理業務

前第3四半期連結累計期間

1,614

1

1,612

当第3四半期連結累計期間

1,604

1

1,602

うち保証業務

前第3四半期連結累計期間

8,065

0

8,065

当第3四半期連結累計期間

7,967

0

7,967

うち受託業務

前第3四半期連結累計期間

14,633

622

14,010

当第3四半期連結累計期間

15,286

802

14,483

役務取引等費用

前第3四半期連結累計期間

13,822

40

2,050

11,812

当第3四半期連結累計期間

14,455

47

2,218

12,284

うち為替業務

前第3四半期連結累計期間

171

171

当第3四半期連結累計期間

181

181

うち代理貸付業務

前第3四半期連結累計期間

435

435

当第3四半期連結累計期間

868

868

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

③ 国内・海外別特定取引の状況

当第3四半期連結累計期間における特定取引収益は13億3百万円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

3,324

206

30

3,500

当第3四半期連結累計期間

1,071

251

19

1,303

うち商品有価証券

収益

前第3四半期連結累計期間

161

206

30

337

当第3四半期連結累計期間

65

251

19

296

うち特定取引

有価証券収益

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

41

41

うち特定金融

派生商品収益

前第3四半期連結累計期間

3,126

3,126

当第3四半期連結累計期間

922

922

うちその他の

特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

36

36

当第3四半期連結累計期間

43

43

特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

501

24

477

当第3四半期連結累計期間

19

19

うち商品有価証券

費用

前第3四半期連結累計期間

24

24

当第3四半期連結累計期間

19

19

うち特定取引

有価証券費用

前第3四半期連結累計期間

477

477

当第3四半期連結累計期間

うち特定金融

派生商品費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

うちその他の

特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

④ 国内・海外別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前第3四半期連結会計期間

34,242,965

28,822

34,214,143

当第3四半期連結会計期間

35,371,532

36,629

35,334,903

うち流動性預金

前第3四半期連結会計期間

2,079,645

20,876

2,058,769

当第3四半期連結会計期間

1,780,379

27,682

1,752,696

うち定期性預金

前第3四半期連結会計期間

31,542,924

7,940

31,534,984

当第3四半期連結会計期間

32,886,733

8,940

32,877,793

うちその他

前第3四半期連結会計期間

620,395

6

620,389

当第3四半期連結会計期間

704,419

6

704,413

譲渡性預金

前第3四半期連結会計期間

18,606

18,606

当第3四半期連結会計期間

14,921

14,921

総合計

前第3四半期連結会計期間

34,261,572

28,822

34,232,749

当第3四半期連結会計期間

35,386,453

36,629

35,349,824

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.流動性預金=当座預金+普通預金+通知預金

4.定期性預金=定期預金+積立定期預金

5.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

⑤ 国内・海外別債券残高の状況

○ 債券の種類別残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

利付信金中金債

前第3四半期連結会計期間

2,535,180

6,600

2,528,580

当第3四半期連結会計期間

2,233,320

1,200

2,232,120

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

⑥ 国内・海外別貸出金残高の状況

○ 業種別貸出状況(末残・構成比)

a 直接貸出

業種別

前第3四半期連結会計期間

当第3四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

6,867,653

100.00

7,720,806

100.00

製造業

486,107

7.08

577,268

7.48

農業,林業

漁業

鉱業,採石業,砂利採取業

644

0.01

316

0.00

建設業

25,134

0.37

32,926

0.43

電気・ガス・熱供給・水道業

146,197

2.13

166,088

2.15

情報通信業

112,496

1.64

108,960

1.41

運輸業,郵便業

350,618

5.11

349,137

4.52

卸売業,小売業

278,498

4.05

367,663

4.76

金融業,保険業

1,358,180

19.78

1,489,905

19.30

不動産業,物品賃貸業

1,090,913

15.88

1,268,683

16.43

地方公共団体

275,710

4.01

282,945

3.67

その他

2,743,151

39.94

3,076,909

39.85

海外及び特別国際金融取引勘定分

0

100.00

0

100.00

政府等

金融機関

その他

0

100.00

0

100.00

合計

6,867,653

7,720,806

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「国内」の「その他」には、国・政府関係機関を含んでおります。

 

b 代理貸付

業種別

前第3四半期連結会計期間

当第3四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

295,373

100.00

370,853

100.00

製造業

30,410

10.29

33,868

9.13

農業,林業

502

0.17

460

0.13

漁業

141

0.05

140

0.04

鉱業,採石業,砂利採取業

301

0.10

225

0.06

建設業

16,471

5.58

20,508

5.53

電気・ガス・熱供給・水道業

1,672

0.57

1,900

0.51

情報通信業

616

0.21

1,303

0.35

運輸業,郵便業

8,104

2.74

9,697

2.62

卸売業,小売業

25,356

8.58

26,589

7.17

金融業,保険業

227

0.08

339

0.09

不動産業,物品賃貸業

170,189

57.62

228,271

61.55

地方公共団体

その他

41,379

14.01

47,548

12.82

合計

295,373

370,853

(注)「国内」とは、本中金のみであります。

 

 

c 合計

業種別

前第3四半期連結会計期間

当第3四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

7,163,027

100.00

8,091,660

100.00

製造業

516,517

7.21

611,137

7.55

農業,林業

502

0.01

460

0.01

漁業

141

0.00

140

0.00

鉱業,採石業,砂利採取業

946

0.01

541

0.01

建設業

41,605

0.58

53,435

0.66

電気・ガス・熱供給・水道業

147,870

2.07

167,988

2.08

情報通信業

113,112

1.58

110,263

1.36

運輸業,郵便業

358,722

5.01

358,835

4.43

卸売業,小売業

303,855

4.24

394,253

4.87

金融業,保険業

1,358,407

18.96

1,490,245

18.42

不動産業,物品賃貸業

1,261,102

17.61

1,496,954

18.50

地方公共団体

275,710

3.85

282,945

3.50

その他

2,784,531

38.87

3,124,458

38.61

海外及び特別国際金融取引勘定分

0

100.00

0

100.00

政府等

金融機関

その他

0

100.00

0

100.00

合計

7,163,027

8,091,660

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「国内」の「その他」には、国・政府関係機関を含んでおります。

 

⑦ 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況

 連結会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は本中金のみです。

○ 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)

資産

科目

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(2019年12月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

有価証券

6,000

0.74

6,000

0.50

信託受益権

617,068

76.45

975,493

81.85

受託有価証券

63,000

7.80

63,000

5.29

金銭債権

106,191

13.16

126,259

10.59

その他債権

2

0.00

8

0.00

銀行勘定貸

14,025

1.74

20,794

1.75

現金預け金

913

0.11

225

0.02

合計

807,201

100.00

1,191,780

100.00

 

負債

科目

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(2019年12月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

金銭信託

24,866

3.08

31,521

2.64

投資信託

15,532

1.93

13,323

1.12

金銭信託以外の金銭の信託

16,077

1.99

15,132

1.27

有価証券の信託

102,700

12.72

90,500

7.59

金銭債権の信託

107,190

13.28

126,276

10.60

包括信託

540,835

67.00

915,026

76.78

合計

807,201

100.00

1,191,780

100.00

(注)1.共同信託他社管理財産については、前連結会計年度末及び当第3四半期連結会計期間末の取扱残高はありません。

2.自己信託に係る信託財産については、前連結会計年度末の残高は74,026百万円、当第3四半期連結会計期間末の残高は119,713百万円であり、上記に掲げた金額に含めて記載しております。

 

○ 元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)

科目

前連結会計年度

当第3四半期連結会計期間

金銭信託

(百万円)

貸付信託

(百万円)

合計

(百万円)

金銭信託

(百万円)

貸付信託

(百万円)

合計

(百万円)

銀行勘定貸

13,725

13,725

20,785

20,785

資産計

13,725

13,725

20,785

20,785

元本

13,724

13,724

20,785

20,785

その他

1

1

負債計

13,725

13,725

20,785

20,785

(注)リスク管理債権については、前連結会計年度末及び当第3四半期連結会計期間末の残高はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。