第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 以下の記載における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において本中金グループ(本中金及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

(金融経済環境)

 当第3四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年12月31日)における金融経済環境を振り返りますと、国内景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、サービス業を中心に厳しい環境にありましたが、9月末における緊急事態宣言の全面解除により、経済活動制限が緩和されたことなどから、持直しの動きがみられました。

 一方、金融市場環境においては、4月に日経平均株価が29,000円台でスタートし、9月には次期政権への期待感から30,000円台まで上昇する場面もありましたが、その後、オミクロン株の出現によりリスク回避姿勢が高まり、年末には28,000円台まで下落しました。長期金利(10年国債利回り)は、10月には米国の早期利上げ観測等により0.1%近辺まで上昇しましたが、オミクロン株への懸念などから、年末にかけて0.0%台後半で推移しました。

 

(連結経営成績)

 当第3四半期連結累計期間における経営成績は、次のとおりであります。

 経常収益は、前年同期比38億円、2.0%増収の1,934億円となりました。これは、投資信託解約益の増加により有価証券利息配当金が増加したこと等によるものであります。

 一方、経常費用は、同7億円、0.5%減少の1,517億円となりました。これは、外貨調達金利の低下に伴い債券貸借取引支払利息を中心に資金調達費用が減少したこと等によるものであります。

 これらの結果、経常利益は同46億円、12.4%増益の417億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同43億円、16.2%増益の310億円となりました。

 また、報告セグメントである信金中央金庫の事業における経常収益は、前年同期比40億円、2.4%増収の1,683億円となりました。一方、経常費用は、同8億円、0.6%減少の1,293億円となりました。

 これらの結果、経常利益は同48億円、14.3%増益の389億円となりました。また、四半期純利益は同44億円、17.9%増益の295億円となりました。

 なお、本中金においては、連結決算に占める単体決算の割合が高いことから、単体決算と連結決算は、ほぼ同様の結果となっております。

 

(連結財政状態)

 当第3四半期連結会計期間末における財政状態は、次のとおりであります。

 資産の部合計は、前連結会計年度末比2兆6,531億円増加し46兆4,967億円となりました。このうち、現金及び預け金は、日銀当座預け金の増加を主因に、同3兆6,794億円増加し18兆7,428億円となりました。一方、有価証券は、国債の減少を主因に、同2兆707億円減少し15兆6,532億円となりました。また、貸出金は、国・政府関係機関向け貸出の減少を主因に、同5,242億円減少し7兆9,218億円となりました。

 負債の部合計は、前連結会計年度末比2兆6,225億円増加し44兆7,387億円となりました。このうち、預金は、要求払預金の増加を主因に、同2兆5,900億円増加し36兆3,429億円となりました。

 純資産の部合計は、その他有価証券評価差額金の増加等により、前連結会計年度末比306億円増加し1兆7,579億円となりました。

 また、連結自己資本比率(国内基準)は、リスク・アセットの増加により、前連結会計年度末比0.54ポイント低下して、25.06%となりました。

 不良債権比率は、前連結会計年度末比0.01ポイント上昇し0.28%となりましたが、貸出資産は引き続き極めて高い健全性を維持しております。

① 国内・海外別収支

当第3四半期連結累計期間において、国内では、資金運用収支が796億80百万円、信託報酬が13億81百万円、役務取引等収支が212億24百万円、特定取引収支が7億19百万円、その他業務収支が△314億62百万円となりました。

海外では、資金運用収支が77百万円、役務取引等収支が31百万円、特定取引収支が2億50百万円、その他業務収支が△1百万円となりました。

以上により、合計では、資金運用収支が796億90百万円、信託報酬が13億81百万円、役務取引等収支が202億46百万円、特定取引収支が9億68百万円、その他業務収支が△319億21百万円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前第3四半期連結累計期間

64,581

81

134

64,528

当第3四半期連結累計期間

79,680

77

66

79,690

うち資金運用収益

前第3四半期連結累計期間

128,678

81

163

128,596

当第3四半期連結累計期間

132,659

77

89

132,647

うち資金調達費用

前第3四半期連結累計期間

64,097

29

64,068

当第3四半期連結累計期間

52,979

0

23

52,956

信託報酬

前第3四半期連結累計期間

894

894

当第3四半期連結累計期間

1,381

1,381

役務取引等収支

前第3四半期連結累計期間

20,370

△37

720

19,611

当第3四半期連結累計期間

21,224

31

1,009

20,246

うち役務取引等収益

前第3四半期連結累計期間

33,366

2

2,642

30,726

当第3四半期連結累計期間

34,706

52

3,223

31,534

うち役務取引等費用

前第3四半期連結累計期間

12,996

40

1,921

11,115

当第3四半期連結累計期間

13,481

20

2,213

11,287

特定取引収支

前第3四半期連結累計期間

628

196

2

821

当第3四半期連結累計期間

719

250

1

968

うち特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

721

196

10

906

当第3四半期連結累計期間

750

252

9

992

うち特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

92

7

85

当第3四半期連結累計期間

30

1

7

24

その他業務収支

前第3四半期連結累計期間

△10,993

3

459

△11,449

当第3四半期連結累計期間

△31,462

△1

457

△31,921

うちその他業務収益

前第3四半期連結累計期間

24,618

3

549

24,072

当第3四半期連結累計期間

15,830

1

555

15,277

うちその他業務費用

前第3四半期連結累計期間

35,611

89

35,522

当第3四半期連結累計期間

47,293

3

97

47,199

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内に本店を有する連結子会社(以下「国内連結子会社」という。)であります。

2.「海外」とは、海外に本店を有する連結子会社(以下「海外連結子会社」という。)であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

4.資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前第3四半期連結累計期間107百万円、当第3四半期連結累計期間98百万円)を控除して表示しております。

② 国内・海外別役務取引の状況

当第3四半期連結累計期間における役務取引等収益は315億34百万円、役務取引等費用は112億87百万円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前第3四半期連結累計期間

33,366

2

2,642

30,726

当第3四半期連結累計期間

34,706

52

3,223

31,534

うち預金・債券・

貸出業務

前第3四半期連結累計期間

258

0

258

当第3四半期連結累計期間

426

0

426

うち為替業務

前第3四半期連結累計期間

285

0

285

当第3四半期連結累計期間

279

0

278

うち証券関連業務

前第3四半期連結累計期間

8,756

2

2,008

6,750

当第3四半期連結累計期間

9,968

12

2,316

7,664

うち代理業務

前第3四半期連結累計期間

1,549

2

1,547

当第3四半期連結累計期間

1,624

1

1,622

うち保証業務

前第3四半期連結累計期間

7,065

0

7,065

当第3四半期連結累計期間

6,167

6,167

うち受託業務

前第3四半期連結累計期間

14,825

631

14,194

当第3四半期連結累計期間

15,562

638

14,923

役務取引等費用

前第3四半期連結累計期間

12,996

40

1,921

11,115

当第3四半期連結累計期間

13,481

20

2,213

11,287

うち為替業務

前第3四半期連結累計期間

157

157

当第3四半期連結累計期間

162

162

うち代理貸付業務

前第3四半期連結累計期間

732

732

当第3四半期連結累計期間

542

542

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

③ 国内・海外別特定取引の状況

当第3四半期連結累計期間における特定取引収益は9億92百万円、特定取引費用は24百万円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

721

196

10

906

当第3四半期連結累計期間

750

252

9

992

うち商品有価証券

収益

前第3四半期連結累計期間

266

196

10

451

当第3四半期連結累計期間

205

252

9

447

うち特定取引

有価証券収益

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

うち特定金融

派生商品収益

前第3四半期連結累計期間

398

398

当第3四半期連結累計期間

534

534

うちその他の

特定取引収益

前第3四半期連結累計期間

56

56

当第3四半期連結累計期間

10

10

特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

92

7

85

当第3四半期連結累計期間

30

1

7

24

うち商品有価証券

費用

前第3四半期連結累計期間

7

7

当第3四半期連結累計期間

5

1

7

うち特定取引

有価証券費用

前第3四半期連結累計期間

85

85

当第3四半期連結累計期間

24

24

うち特定金融

派生商品費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

うちその他の

特定取引費用

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

④ 国内・海外別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前第3四半期連結会計期間

39,428,827

33,998

39,394,829

当第3四半期連結会計期間

36,378,285

35,372

36,342,913

うち流動性預金

前第3四半期連結会計期間

7,463,237

24,051

7,439,185

当第3四半期連結会計期間

5,685,247

25,425

5,659,821

うち定期性預金

前第3四半期連結会計期間

31,455,564

9,940

31,445,623

当第3四半期連結会計期間

30,093,930

9,940

30,083,990

うちその他

前第3四半期連結会計期間

510,025

6

510,019

当第3四半期連結会計期間

599,108

6

599,101

譲渡性預金

前第3四半期連結会計期間

34,782

34,782

当第3四半期連結会計期間

28,133

28,133

総合計

前第3四半期連結会計期間

39,463,609

33,998

39,429,611

当第3四半期連結会計期間

36,406,418

35,372

36,371,046

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.流動性預金=当座預金+普通預金+通知預金

4.定期性預金=定期預金+積立定期預金

5.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

⑤ 国内・海外別債券残高の状況

○ 債券の種類別残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

利付信金中金債

前第3四半期連結会計期間

1,871,560

900

1,870,660

当第3四半期連結会計期間

1,582,310

3,600

1,578,710

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

⑥ 国内・海外別貸出金残高の状況

○ 業種別貸出状況(末残・構成比)

a 直接貸出

業種別

前第3四半期連結会計期間

当第3四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

7,746,413

100.00

7,627,094

100.00

製造業

637,536

8.23

648,497

8.50

農業,林業

漁業

鉱業,採石業,砂利採取業

316

0.00

316

0.01

建設業

39,151

0.51

39,367

0.52

電気・ガス・熱供給・水道業

185,128

2.39

288,572

3.78

情報通信業

73,251

0.95

76,662

1.01

運輸業,郵便業

333,386

4.30

320,648

4.20

卸売業,小売業

410,092

5.29

438,593

5.75

金融業,保険業

1,445,399

18.66

1,522,489

19.96

不動産業,物品賃貸業

1,325,192

17.11

1,277,303

16.75

地方公共団体

313,610

4.05

290,048

3.80

その他

2,983,346

38.51

2,724,596

35.72

海外及び特別国際金融取引勘定分

0

100.00

政府等

金融機関

その他

0

100.00

 合計

7,746,413

7,627,094

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「国内」の「その他」には、国・政府関係機関を含んでおります。

 

b 代理貸付

業種別

前第3四半期連結会計期間

当第3四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

334,795

100.00

294,746

100.00

製造業

32,989

9.85

29,837

10.12

農業,林業

383

0.11

338

0.12

漁業

120

0.04

102

0.04

鉱業,採石業,砂利採取業

166

0.05

134

0.05

建設業

18,648

5.57

16,414

5.57

電気・ガス・熱供給・水道業

1,920

0.57

1,690

0.57

情報通信業

1,469

0.44

1,899

0.64

運輸業,郵便業

8,761

2.62

7,728

2.62

卸売業,小売業

24,288

7.26

22,470

7.62

金融業,保険業

229

0.07

286

0.10

不動産業,物品賃貸業

200,353

59.84

172,337

58.47

地方公共団体

その他

45,465

13.58

41,505

14.08

 合計

334,795

294,746

(注)「国内」とは、本中金のみであります。

 

c 合計

業種別

前第3四半期連結会計期間

当第3四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

8,081,209

100.00

7,921,841

100.00

製造業

670,525

8.30

678,334

8.56

農業,林業

383

0.00

338

0.01

漁業

120

0.00

102

0.00

鉱業,採石業,砂利採取業

482

0.01

450

0.01

建設業

57,799

0.72

55,782

0.70

電気・ガス・熱供給・水道業

187,049

2.31

290,262

3.66

情報通信業

74,721

0.92

78,561

0.99

運輸業,郵便業

342,148

4.23

328,377

4.15

卸売業,小売業

434,381

5.38

461,063

5.82

金融業,保険業

1,445,628

17.89

1,522,776

19.22

不動産業,物品賃貸業

1,525,545

18.88

1,449,641

18.30

地方公共団体

313,610

3.88

290,048

3.66

その他

3,028,812

37.48

2,766,101

34.92

海外及び特別国際金融取引勘定分

0

100.00

政府等

金融機関

その他

0

100.00

 合計

8,081,209

7,921,841

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「国内」の「その他」には、国・政府関係機関を含んでおります。

 

⑦ 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況

 連結会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は本中金のみであります。

a.信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)

資産

科目

前連結会計年度

(2021年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(2021年12月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

信託受益権

1,654,325

82.07

2,153,718

83.17

受託有価証券

63,000

3.13

63,000

2.43

金銭債権

266,855

13.24

333,672

12.88

その他債権

28

0.00

銀行勘定貸

30,300

1.50

39,012

1.51

現金預け金

1,188

0.06

177

0.01

合計

2,015,700

100.00

2,589,580

100.00

 

 

 

 

 

負債

科目

前連結会計年度

(2021年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(2021年12月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

金銭信託

40,182

1.99

50,760

1.96

投資信託

57,362

2.85

28,701

1.11

金銭信託以外の金銭の信託

8,561

0.42

7,608

0.29

有価証券の信託

77,200

3.83

74,100

2.86

金銭債権の信託

267,028

13.25

333,675

12.89

包括信託

1,565,365

77.66

2,094,733

80.89

合計

2,015,700

100.00

2,589,580

100.00

(注)1.共同信託他社管理財産については、前連結会計年度末及び当第3四半期連結会計期間末の取扱残高はありません。

2.自己信託に係る信託財産については、前連結会計年度末の残高は248,657百万円、当第3四半期連結会計期間末の残高は301,412百万円であり、上記に掲げた金額に含めて記載しております。

 

b.元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)

科目

前連結会計年度

当第3四半期連結会計期間

金銭信託

(百万円)

貸付信託

(百万円)

合計

(百万円)

金銭信託

(百万円)

貸付信託

(百万円)

合計

(百万円)

銀行勘定貸

30,156

30,156

39,009

39,009

資産計

30,156

30,156

39,009

39,009

元本

30,153

30,153

39,009

39,009

その他

3

3

負債計

30,156

30,156

39,009

39,009

(注)リスク管理債権については、前連結会計年度末及び当第3四半期連結会計期間末の残高はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。