第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 以下の記載における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において本中金グループ(本中金及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

(金融経済環境)

 当第1四半期連結累計期間(2022年4月1日~2022年6月30日)における金融経済環境を振り返りますと、国内景気は、コロナ禍からの経済社会活動の正常化が進む中で、原材料価格の高騰や供給面での制約による影響がありつつも、個人消費を中心に持直しの動きがみられました。

 一方、金融市場環境において、日経平均株価は、4月から5月末にかけて、米国の金利上昇および中国のロックダウンといったマイナス要因や、円安による輸出改善への期待等のプラス要因を受けて、上下に大きく変動する展開となりました。6月上旬には、円安や中国の行動規制緩和等を背景に、28,000円台まで上昇しましたが、その後は、各国の金融引締めによる世界的な景気減速懸念等が重荷となり、26,000円台で推移しました。長期金利(10年国債利回り)は、米国の大幅な金利上昇等により上昇圧力がかかりましたが、日銀による連続指値オペなど金融緩和政策の継続により、0.20~0.25%のレンジ内で推移しました。

 

(連結経営成績)

 当第1四半期連結累計期間における経営成績は、次のとおりであります。

 経常収益は、前年同期比70億円、8.6%増収の888億円となりました。これは、国債等債券売却益の増加によりその他業務収益が増加したこと等によるものであります。

 一方、経常費用は、同52億円、8.5%増加の674億円となりました。これは、国債等債券売却損の増加によりその他業務費用が増加したこと等によるものであります。

 これらの結果、経常利益は同17億円、9.0%増益の214億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同2億円、1.8%増益の156億円となりました。

 また、報告セグメントである信金中央金庫の事業における経常収益は、前年同期比72億円、9.8%増収の806億円となりました。一方、経常費用は、同53億円、9.7%増加の600億円となりました。

 これらの結果、経常利益は同18億円、9.9%増益の205億円となりました。また、四半期純利益は同3億円、2.4%増益の152億円となりました。

 なお、本中金においては、連結決算に占める単体決算の割合が高いことから、単体決算と連結決算は、ほぼ同様の結果となります。

 

(連結財政状態)

 当第1四半期連結会計期間末における財政状態は、次のとおりであります。

 資産の部合計は、前連結会計年度末比5兆2,961億円増加し49兆2,278億円となりました。このうち、現金及び預け金は、日銀当座預け金の増加等により、同5兆1,198億円増加し21兆8,841億円となりました。一方、有価証券は、国債の減少等により、同5,095億円減少し15兆6,295億円となりました。また、貸出金は、事業会社向け貸出の増加等により、同1,670億円増加し7兆9,218億円となりました。

 負債の部合計は、前連結会計年度末比5兆4,689億円増加し47兆8,044億円となりました。このうち、預金は、要求払預金の増加等により、同6兆3,824億円増加し39兆5,062億円となりました。

 純資産の部合計は、その他有価証券評価差額金の減少等により、前連結会計年度末比1,728億円減少し1兆4,234億円となりました。

 また、連結自己資本比率(国内基準)は、リスク・アセットの増加により、前連結会計年度末比0.36ポイント低下して、23.99%となりました。

 不良債権比率は、前連結会計年度末比0.01ポイント低下し0.27%となっており、貸出資産は引き続き極めて高い健全性を維持しております。

① 国内・海外別収支

当第1四半期連結累計期間において、国内では、資金運用収支が337億58百万円、信託報酬が5億68百万円、役務取引等収支が72億13百万円、特定取引収支が63億45百万円、その他業務収支が△119億49百万円となりました。

海外では、資金運用収支が24百万円、役務取引等収支が53百万円、特定取引収支が83百万円、その他業務収支が1百万円となりました。

以上により、合計では、資金運用収支が337億13百万円、信託報酬が5億68百万円、役務取引等収支が68億44百万円、特定取引収支が64億28百万円、その他業務収支が△120億98百万円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前第1四半期連結累計期間

37,305

26

68

37,263

当第1四半期連結累計期間

33,758

24

68

33,713

うち資金運用収益

前第1四半期連結累計期間

55,338

26

76

55,289

当第1四半期連結累計期間

52,198

24

74

52,148

うち資金調達費用

前第1四半期連結累計期間

18,033

0

7

18,025

当第1四半期連結累計期間

18,439

0

6

18,434

信託報酬

前第1四半期連結累計期間

421

421

当第1四半期連結累計期間

568

568

役務取引等収支

前第1四半期連結累計期間

6,821

△3

248

6,569

当第1四半期連結累計期間

7,213

53

423

6,844

うち役務取引等収益

前第1四半期連結累計期間

11,359

3

973

10,389

当第1四半期連結累計期間

11,651

58

1,163

10,546

うち役務取引等費用

前第1四半期連結累計期間

4,538

6

724

3,820

当第1四半期連結累計期間

4,438

4

739

3,702

特定取引収支

前第1四半期連結累計期間

332

71

0

404

当第1四半期連結累計期間

6,345

83

0

6,428

うち特定取引収益

前第1四半期連結累計期間

351

71

2

420

当第1四半期連結累計期間

6,389

83

2

6,469

うち特定取引費用

前第1四半期連結累計期間

18

2

16

当第1四半期連結累計期間

44

2

41

その他業務収支

前第1四半期連結累計期間

△15,317

△1

144

△15,463

当第1四半期連結累計期間

△11,949

1

149

△12,098

うちその他業務収益

前第1四半期連結累計期間

11,332

1

182

11,150

当第1四半期連結累計期間

19,212

1

179

19,034

うちその他業務費用

前第1四半期連結累計期間

26,649

2

38

26,613

当第1四半期連結累計期間

31,161

0

29

31,132

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内に本店を有する連結子会社(以下「国内連結子会社」という。)であります。

2.「海外」とは、海外に本店を有する連結子会社(以下「海外連結子会社」という。)であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

4.資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前第1四半期連結累計期間32百万円、当第1四半期連結累計期間24百万円)を控除して表示しております。

 

② 国内・海外別役務取引の状況

当第1四半期連結累計期間における役務取引等収益は105億46百万円、役務取引等費用は37億2百万円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前第1四半期連結累計期間

11,359

3

973

10,389

当第1四半期連結累計期間

11,651

58

1,163

10,546

うち預金・債券・

貸出業務

前第1四半期連結累計期間

74

0

73

当第1四半期連結累計期間

154

0

154

うち為替業務

前第1四半期連結累計期間

84

0

84

当第1四半期連結累計期間

92

0

92

うち証券関連業務

前第1四半期連結累計期間

3,238

3

761

2,479

当第1四半期連結累計期間

3,464

6

776

2,694

うち代理業務

前第1四半期連結累計期間

540

0

539

当第1四半期連結累計期間

536

0

536

うち保証業務

前第1四半期連結累計期間

2,086

2,086

当第1四半期連結累計期間

1,935

1,935

うち受託業務

前第1四半期連結累計期間

5,156

210

4,945

当第1四半期連結累計期間

5,208

210

4,998

役務取引等費用

前第1四半期連結累計期間

4,538

6

724

3,820

当第1四半期連結累計期間

4,438

4

739

3,702

うち為替業務

前第1四半期連結累計期間

58

58

当第1四半期連結累計期間

47

47

うち代理貸付業務

前第1四半期連結累計期間

190

190

当第1四半期連結累計期間

154

154

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

③ 国内・海外別特定取引の状況

当第1四半期連結累計期間における特定取引収益は64億69百万円、特定取引費用は41百万円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

特定取引収益

前第1四半期連結累計期間

351

71

2

420

当第1四半期連結累計期間

6,389

83

2

6,469

うち商品有価証券

収益

前第1四半期連結累計期間

68

71

2

137

当第1四半期連結累計期間

59

83

2

139

うち特定取引

有価証券収益

前第1四半期連結累計期間

当第1四半期連結累計期間

うち特定金融

派生商品収益

前第1四半期連結累計期間

281

281

当第1四半期連結累計期間

6,285

6,285

うちその他の

特定取引収益

前第1四半期連結累計期間

1

1

当第1四半期連結累計期間

44

44

特定取引費用

前第1四半期連結累計期間

18

2

16

当第1四半期連結累計期間

44

2

41

うち商品有価証券

費用

前第1四半期連結累計期間

2

2

当第1四半期連結累計期間

2

2

うち特定取引

有価証券費用

前第1四半期連結累計期間

16

16

当第1四半期連結累計期間

41

41

うち特定金融

派生商品費用

前第1四半期連結累計期間

当第1四半期連結累計期間

うちその他の

特定取引費用

前第1四半期連結累計期間

当第1四半期連結累計期間

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

④ 国内・海外別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前第1四半期連結会計期間

39,552,603

36,081

39,516,522

当第1四半期連結会計期間

39,559,058

52,769

39,506,288

うち流動性預金

前第1四半期連結会計期間

8,083,915

26,135

8,057,780

当第1四半期連結会計期間

8,495,219

42,822

8,452,396

うち定期性預金

前第1四半期連結会計期間

30,985,418

9,940

30,975,478

当第1四半期連結会計期間

30,559,600

9,940

30,549,659

うちその他

前第1四半期連結会計期間

483,270

6

483,264

当第1四半期連結会計期間

504,238

6

504,231

譲渡性預金

前第1四半期連結会計期間

28,133

28,133

当第1四半期連結会計期間

15,195

15,195

総合計

前第1四半期連結会計期間

39,580,736

36,081

39,544,655

当第1四半期連結会計期間

39,574,253

52,769

39,521,483

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.流動性預金=当座預金+普通預金+通知預金

4.定期性預金=定期預金+積立定期預金

5.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

⑤ 国内・海外別債券残高の状況

○ 債券の種類別残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

利付信金中金債

前第1四半期連結会計期間

1,702,290

3,200

1,699,090

当第1四半期連結会計期間

1,492,930

1,492,930

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「相殺消去額」は、連結会社間の内部取引等によるものであります。

 

⑥ 国内・海外別貸出金残高の状況

○ 業種別貸出状況(末残・構成比)

a.直接貸出

業種別

前第1四半期連結会計期間

当第1四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

7,948,277

100.00

7,637,682

100.00

製造業

666,107

8.38

704,692

9.23

農業,林業

漁業

鉱業,採石業,砂利採取業

316

0.00

315

0.00

建設業

38,615

0.49

50,817

0.67

電気・ガス・熱供給・水道業

244,017

3.07

342,508

4.48

情報通信業

62,925

0.79

93,594

1.23

運輸業,郵便業

307,092

3.86

291,096

3.81

卸売業,小売業

436,293

5.49

418,558

5.48

金融業,保険業

1,478,888

18.61

1,496,196

19.59

不動産業,物品賃貸業

1,308,709

16.46

1,280,550

16.77

地方公共団体

307,243

3.87

285,062

3.73

その他

3,098,068

38.98

2,674,289

35.01

海外及び特別国際金融取引勘定分

6

100.00

政府等

金融機関

その他

6

100.00

合計

7,948,277

7,637,688

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

3.「国内」の「その他」には、国・政府関係機関を含んでおります。

 

b.代理貸付

業種別

前第1四半期連結会計期間

当第1四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

314,674

100.00

284,197

100.00

製造業

31,513

10.02

28,960

10.19

農業,林業

351

0.11

275

0.10

漁業

111

0.04

94

0.03

鉱業,採石業,砂利採取業

138

0.04

104

0.04

建設業

16,685

5.30

16,518

5.81

電気・ガス・熱供給・水道業

1,829

0.58

1,474

0.52

情報通信業

1,743

0.55

1,878

0.66

運輸業,郵便業

8,277

2.63

7,464

2.63

卸売業,小売業

23,145

7.36

21,837

7.68

金融業,保険業

219

0.07

249

0.09

不動産業,物品賃貸業

187,300

59.52

164,475

57.87

地方公共団体

その他

43,358

13.78

40,864

14.38

合計

314,674

284,197

(注)「国内」とは、本中金のみであります。

 

 

c.合計

業種別

前第1四半期連結会計期間

当第1四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

8,262,951

100.00

7,921,880

100.00

製造業

697,620

8.44

733,653

9.26

農業,林業

351

0.00

275

0.00

漁業

111

0.00

94

0.00

鉱業,採石業,砂利採取業

454

0.01

420

0.01

建設業

55,300

0.67

67,336

0.85

電気・ガス・熱供給・水道業

245,846

2.98

343,982

4.34

情報通信業

64,668

0.78

95,472

1.21

運輸業,郵便業

315,369

3.82

298,561

3.77

卸売業,小売業

459,439

5.56

440,396

5.56

金融業,保険業

1,479,107

17.90

1,496,445

18.89

不動産業,物品賃貸業

1,496,010

18.10

1,445,025

18.24

地方公共団体

307,243

3.72

285,062

3.60

その他

3,141,427

38.02

2,715,154

34.27

海外及び特別国際金融取引勘定分

6

100.00

政府等

金融機関

その他

6

100.00

合計

8,262,951

7,921,886

(注)1.「国内」とは、本中金及び国内連結子会社であります。

      2.「海外」とは、海外連結子会社であります。

      3.「国内」の「その他」には、国・政府関係機関を含んでおります。

 

⑦ 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況

 連結会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は本中金のみであります。

 a.信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)

資産

科目

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当第1四半期連結会計期間

(2022年6月30日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

信託受益権

2,248,331

83.01

2,382,776

83.88

受託有価証券

63,000

2.32

63,000

2.22

金銭債権

354,167

13.08

355,478

12.51

銀行勘定貸

42,821

1.58

39,397

1.39

現金預け金

166

0.01

161

0.00

合計

2,708,486

100.00

2,840,814

100.00

 

 

 

 

 

負債

科目

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当第1四半期連結会計期間

(2022年6月30日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

金銭信託

54,460

2.01

41,655

1.47

投資信託

28,961

1.07

54,820

1.93

金銭信託以外の金銭の信託

7,557

0.28

7,608

0.27

有価証券の信託

70,100

2.59

69,100

2.43

金銭債権の信託

354,274

13.08

355,482

12.51

包括信託

2,193,133

80.97

2,312,147

81.39

合計

2,708,486

100.00

2,840,814

100.00

(注)1.共同信託他社管理財産については、前連結会計年度末及び当第1四半期連結会計期間末の取扱残高はありません。

   2.自己信託に係る信託財産については、前連結会計年度末の残高は325,312百万円、当第1四半期連結会計期間末の残高は321,391百万円であり、上記に掲げた金額に含めて記載しております。

 

 b.元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)

科目

前連結会計年度

当第1四半期連結会計期間

金銭信託

(百万円)

貸付信託

(百万円)

合計

(百万円)

金銭信託

(百万円)

貸付信託

(百万円)

合計

(百万円)

銀行勘定貸

42,714

42,714

39,394

39,394

資産計

42,714

42,714

39,394

39,394

元本

42,711

42,711

39,394

39,394

その他

3

3

0

0

負債計

42,714

42,714

39,394

39,394

(注) 信用金庫法及び金融機能の再生のための緊急措置に関する法律に基づく債権については、前連結会計年度末及び当第1四半期連結会計期間末の残高はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。