3【中間財務諸表】

(1)【中間貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2023年3月31日)

当中間会計期間

(2023年9月30日)

資産の部

 

 

現金

125,246

155,231

預け金

18,879,272

21,660,273

コールローン

1,573,215

1,531,422

買現先勘定

289,999

186,033

買入金銭債権

172,200

173,650

特定取引資産

465,786

536,392

金銭の信託

78,136

81,158

有価証券

※1,※2,※3,※4,※8 13,634,845

※1,※2,※3,※4,※8 13,760,159

貸出金

※4,※5,※7,※8,※9 9,514,890

※4,※5,※7,※8,※9 9,053,188

外国為替

※4,※6 22,701

※4,※6 22,527

その他資産

※4 1,036,294

※4 1,406,050

その他の資産

※8 1,036,294

※8 1,406,050

有形固定資産

67,042

66,639

無形固定資産

6,902

6,203

繰延税金資産

61,003

90,036

債務保証見返

※4 20,867

※4 26,152

貸倒引当金

23,693

23,320

資産の部合計

45,924,710

48,731,799

負債の部

 

 

預金

34,703,462

36,301,148

譲渡性預金

11,737

債券

1,458,660

1,364,700

特定取引負債

80,807

177,354

借用金

※8,※10 3,998,680

※8,※10 4,193,180

コールマネー

6,804

13,938

売現先勘定

※8 2,617,988

※8 3,468,759

債券貸借取引受入担保金

※8 1,347,527

※8 1,311,293

外国為替

652

517

信託勘定借

43,534

45,135

その他負債

307,119

557,452

未払法人税等

3,006

2,274

その他の負債

304,113

555,178

賞与引当金

1,283

1,606

役員賞与引当金

89

退職給付引当金

27,729

27,937

役員退職慰労引当金

378

384

再評価に係る繰延税金負債

6,033

6,033

債務保証

20,867

26,152

負債の部合計

44,621,617

47,507,331

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2023年3月31日)

当中間会計期間

(2023年9月30日)

純資産の部

 

 

出資金

690,998

690,998

資本剰余金

100,678

100,678

資本準備金

100,678

100,678

利益剰余金

618,895

615,432

利益準備金

129,400

131,900

その他利益剰余金

489,495

483,532

特別積立金

403,970

406,965

振興基金

60,000

60,000

中間未処分剰余金

25,524

16,567

会員勘定合計

1,410,572

1,407,109

その他有価証券評価差額金

216,425

412,939

繰延ヘッジ損益

94,174

215,525

土地再評価差額金

14,772

14,772

評価・換算差額等合計

107,479

182,642

純資産の部合計

1,303,092

1,224,467

負債及び純資産の部合計

45,924,710

48,731,799

 

(2)【中間損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前中間会計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年9月30日)

当中間会計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年9月30日)

経常収益

138,331

172,358

資金運用収益

92,823

114,702

(うち貸出金利息)

9,055

11,614

(うち有価証券利息配当金)

80,363

96,838

信託報酬

1,169

1,255

役務取引等収益

4,858

4,848

特定取引収益

10,693

15,133

その他業務収益

27,356

33,173

その他経常収益

※1 1,429

※1 3,244

経常費用

104,554

150,455

資金調達費用

41,809

75,295

(うち預金利息)

16,360

21,421

(うち債券利息)

565

709

役務取引等費用

4,156

4,358

特定取引費用

126

その他業務費用

42,599

54,449

経費

※2 15,477

※2 16,351

その他経常費用

※3 384

※3 0

経常利益

33,776

21,902

特別利益

3

特別損失

235

2

税引前中間純利益

33,544

21,900

法人税、住民税及び事業税

8,547

5,638

法人税等調整額

59

121

法人税等合計

8,488

5,759

中間純利益

25,055

16,140

繰越金(当期首残高)

748

426

中間未処分剰余金

25,804

16,567

 

(3)【中間株主資本等変動計算書】

前中間会計期間(自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

会員勘定

 

出資金

資本剰余金

利益剰余金

会員勘定合計

 

資本準備金

資本剰余金合計

利益準備金

その他利益剰余金

利益剰余金合計

 

特別積立金

振興基金

中間未処分剰余金

当期首残高

690,998

100,678

100,678

125,900

392,975

60,000

34,846

613,722

1,405,399

当中間期変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

 

 

 

 

19,603

19,603

19,603

中間純利益

 

 

 

 

 

 

25,055

25,055

25,055

特別積立金の取崩

 

 

 

 

5

 

5

 

 

利益準備金の積立

 

 

 

3,500

 

 

3,500

 

 

特別積立金の積立

 

 

 

 

11,000

 

11,000

 

 

会員勘定以外の項目の

当中間期変動額(純額)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当中間期変動額合計

3,500

10,994

9,042

5,452

5,452

当中間期末残高

690,998

100,678

100,678

129,400

403,970

60,000

25,804

619,175

1,410,852

 

 

 

 

 

 

 

 

評価・換算差額等

純資産合計

 

その他有価証券評価差額金

繰延ヘッジ損益

土地再評価差額金

評価・換算差額等

合計

当期首残高

103,374

34,977

14,772

153,124

1,558,523

当中間期変動額

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

 

 

19,603

中間純利益

 

 

 

 

25,055

特別積立金の取崩

 

 

 

 

 

利益準備金の積立

 

 

 

 

 

特別積立金の積立

 

 

 

 

 

会員勘定以外の項目の

当中間期変動額(純額)

427,271

116,839

310,432

310,432

当中間期変動額合計

427,271

116,839

310,432

304,980

当中間期末残高

323,896

151,816

14,772

157,308

1,253,543

 

当中間会計期間(自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

会員勘定

 

出資金

資本剰余金

利益剰余金

会員勘定合計

 

資本準備金

資本剰余金合計

利益準備金

その他利益剰余金

利益剰余金合計

 

特別積立金

振興基金

中間未処分剰余金

当期首残高

690,998

100,678

100,678

129,400

403,970

60,000

25,524

618,895

1,410,572

当中間期変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

 

 

 

 

19,603

19,603

19,603

中間純利益

 

 

 

 

 

 

16,140

16,140

16,140

特別積立金の取崩

 

 

 

 

5

 

5

 

 

利益準備金の積立

 

 

 

2,500

 

 

2,500

 

 

特別積立金の積立

 

 

 

 

3,000

 

3,000

 

 

会員勘定以外の項目の

当中間期変動額(純額)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当中間期変動額合計

2,500

2,994

8,957

3,462

3,462

当中間期末残高

690,998

100,678

100,678

131,900

406,965

60,000

16,567

615,432

1,407,109

 

 

 

 

 

 

 

 

評価・換算差額等

純資産合計

 

その他有価証券評価差額金

繰延ヘッジ損益

土地再評価差額金

評価・換算差額等

合計

当期首残高

216,425

94,174

14,772

107,479

1,303,092

当中間期変動額

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

 

 

19,603

中間純利益

 

 

 

 

16,140

特別積立金の取崩

 

 

 

 

 

利益準備金の積立

 

 

 

 

 

特別積立金の積立

 

 

 

 

 

会員勘定以外の項目の

当中間期変動額(純額)

196,513

121,350

75,162

75,162

当中間期変動額合計

196,513

121,350

75,162

78,625

当中間期末残高

412,939

215,525

14,772

182,642

1,224,467

 

【注記事項】

(重要な会計方針)

1.特定取引資産・負債の評価基準及び収益・費用の計上基準

金利、通貨の価格、金融商品市場における相場その他の指標に係る短期的な変動、市場間の格差等を利用して利益を得る等の目的(以下「特定取引目的」という。)の取引については、取引の約定時点を基準とし、中間貸借対照表上「特定取引資産」及び「特定取引負債」に計上するとともに、当該取引からの損益を中間損益計算書上「特定取引収益」及び「特定取引費用」に計上しております。

特定取引資産及び特定取引負債の評価は、有価証券及び金銭債権等については中間決算日の時価により、スワップ・先物・オプション取引等の派生商品については中間決算日において決済したものとみなした額により行っております。

また、特定取引収益及び特定取引費用の損益計上は、当中間会計期間中の受払利息等に、有価証券及び金銭債権等については前事業年度末と当中間会計期間末における評価損益の増減額を、派生商品については前事業年度末と当中間会計期間末におけるみなし決済からの損益相当額の増減額を加えております。

 

2.有価証券の評価基準及び評価方法

(1) 有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法(定額法)、子会社株式及び関連会社株式については移動平均法による原価法、その他有価証券については時価法(売却原価は主として移動平均法により算定)、ただし市場価格のない株式等については移動平均法による原価法により行っております。

なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処理しております。

(2) 金銭の信託において信託財産を構成している有価証券の評価は、上記1.及び2.(1)と同じ方法により行っております。

 

3.デリバティブ取引の評価基準及び評価方法

デリバティブ取引(特定取引目的の取引を除く。)の評価は、時価法により行っております。

 

4.固定資産の減価償却の方法

(1) 有形固定資産(リース資産を除く)

有形固定資産は、定率法(ただし、1998年4月1日以後に取得した建物(建物附属設備を除く。)並びに2016年4月1日以後に取得した建物附属設備及び構築物については定額法)を採用し、年間減価償却費見積額を期間により按分し計上しております。

また、主な耐用年数は次のとおりであります。

建 物:5年~50年

その他:3年~20年

(2) 無形固定資産(リース資産を除く)

無形固定資産は、定額法により償却しております。なお、本中金利用のソフトウェアについては、本中金内における利用可能期間(主として5年)に基づいて償却しております。

(3) リース資産

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る「有形固定資産」及び「無形固定資産」中のリース資産は、リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法により償却しております。

 

5.繰延資産の処理方法

債券発行費用は、支出時に全額費用として処理しております。

 

6.引当金の計上基準

(1)貸倒引当金

貸倒引当金は、予め定めている資産の自己査定基準及び償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。

償却・引当額の算定は、債務者区分等の自己査定結果に基づき行っておりますが、本中金では、適切な債務者区分の決定が行われるよう、信用リスクを評価する手法として信用格付制度を導入し、それを基礎として、自己査定の債務者区分を決定しております。信用格付は、債務者の債務償還能力等信用力の程度を10段階で評価し区分しており、債務者の決算情報に基づく定量評価に加え、債務者が属する業界評価や業界内における競争力等の定性要因を反映させています。信用格付は年1回定期的に見直しを行うほか、債務者の信用状況の変化等必要に応じて随時の見直しを行っております。

自己査定の結果、破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下「破綻先」という。)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(以下「実質破綻先」という。)に係る債権については、以下のなお書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しております。また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(以下「破綻懸念先」という。)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断し必要と認める額を計上しております。

破綻懸念先、貸出条件緩和債権等を有する債務者(以下「要管理先」という。)及びその他今後の管理に注意を要する債務者(以下「その他要注意先」という。)で、債権額が一定額以上の大口債務者については、当該債務者が策定した返済計画や信用状況、融資方針及び当該債務者の信用状況に応じたデフォルト率等をもとにキャッシュ・フローを合理的に見積もり、当該キャッシュ・フローを約定利子率で割引いた金額と債権の帳簿価額との差額を貸倒引当金とする方法(キャッシュ・フロー見積法)により計上しております。

上記以外の要管理先及びその他要注意先に係る債権については、今後3年間の予想損失額を見込んでおり、当該予想損失額は、3年間の貸倒実績を基礎とした貸倒実績率の平均値に基づき予想損失率を求め、これに将来見込み等必要な修正を加えて算定しております。

業績が良好であり、かつ、財務内容にも特段の問題がないと認められる債務者(正常先)に係る債権については、今後1年間の予想損失額を見込んでおり、当該予想損失額は、1年間の貸倒実績を基礎とした貸倒実績率の平均値に基づき予想損失率を求め、これに将来見込み等必要な修正を加えて算定しております。

すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業関連部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しております。

なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保の評価額及び保証による回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額として債権額から直接減額しており、その金額は192百万円(前事業年度末は192百万円)であります。

(2) 賞与引当金

賞与引当金は、職員への賞与の支払いに備えるため、職員に対する賞与の支給見込額のうち、当中間会計期間に帰属する額を計上しております。

(3) 役員賞与引当金

役員賞与引当金は、役員への賞与の支払いに備えるため、役員に対する賞与の支給見込額のうち、当中間会計期間に帰属する額を計上しております。

(4) 退職給付引当金

退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当中間会計期間末において発生していると認められる額を計上しております。また、退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当中間会計期間末までの期間に帰属させる方法については給付算定式基準によっております。なお、過去勤務費用及び数理計算上の差異の損益処理方法は次のとおりであります。

過去勤務費用:その発生時の職員の平均残存勤務期間内の一定の年数(10年)による定額法により損益処理

数理計算上の差異:各事業年度の発生時の職員の平均残存勤務期間内の一定の年数(10年)による定額法により按分した額を、それぞれ発生の翌事業年度から損益処理

(5) 役員退職慰労引当金の計上基準

役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払いに備えるため、役員に対する退職慰労金の支給見積額のうち、当中間会計期間末までに発生していると認められる額を計上しております。

 

7.収益の計上基準

「信託報酬」は、主に信託財産の受託業務サービスに対する対価であり、サービス提供期間にわたって収益を認識しております。

 

8.外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準

外貨建資産・負債は、取得時の為替相場による円換算額を付す子会社株式を除き、中間決算日の為替相場による円換算額を付しております。

 

9.ヘッジ会計の方法

(1) 金利リスク・ヘッジ

金融資産・負債から生じる金利リスクに対するヘッジ会計の方法は、「銀行業における金融商品会計基準適用に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別委員会実務指針第24号 2022年3月17日。以下「業種別委員会実務指針第24号」という。)に規定する繰延ヘッジによっております。ヘッジ有効性評価の方法については、相場変動を相殺するヘッジについて、ヘッジ対象となる預金・貸出金等とヘッジ手段である金利スワップ取引等を一定の残存期間毎にグルーピングのうえ特定し評価しております。また、キャッシュ・フローを固定するヘッジについては、ヘッジ対象とヘッジ手段の金利変動要素の相関関係の検証により有効性の評価をしております。

なお、一部の資産・負債については、金利スワップの特例処理を行っております。

(2) 為替変動リスク・ヘッジ

外貨建金融資産・負債から生じる為替変動リスクに対するヘッジ会計の方法は、「銀行業における外貨建取引等の会計処理に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別委員会実務指針第25号 2020年10月8日。以下「業種別委員会実務指針第25号」という。)に規定する繰延ヘッジによっております。ヘッジ有効性評価の方法については、外貨建金銭債権債務等の為替変動リスクを減殺する目的で行う通貨スワップ取引及び為替スワップ取引等をヘッジ手段とし、ヘッジ対象である外貨建金銭債権債務等に見合うヘッジ手段の外貨ポジション相当額が存在することを確認することによりヘッジの有効性を評価しております。

また、外貨建その他有価証券(債券以外)の為替変動リスクをヘッジするため、事前にヘッジ対象となる外貨建有価証券の銘柄を特定し、当該外貨建有価証券について外貨ベースで取得原価以上の直先負債が存在していること等を条件に包括ヘッジとして時価ヘッジを適用しております。

(3) 内部取引等

デリバティブ取引のうち特定取引勘定とそれ以外の勘定との間の内部取引については、ヘッジ手段として指定している金利スワップ取引及び通貨スワップ取引等に対して、業種別委員会実務指針第24号及び同第25号に基づき、恣意性を排除し厳格なヘッジ運営が可能と認められる対外カバー取引の基準に準拠した運営を行っているため、当該金利スワップ取引及び通貨スワップ取引等から生じる収益及び費用は消去せずに損益認識又は繰延処理を行っております。

(4) その他

上記のヘッジ関係のうち、ヘッジ対象である貸出金、その他有価証券(債券)及び満期保有目的の債券の相場変動を相殺するために、金利スワップをヘッジ手段とする繰延ヘッジ及び金利スワップの特例処理については、金利指標改革に伴うロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の公表停止及び後継金利への移行の影響を受けることから、ヘッジ関係の継続にその影響を及ぼさないために「LIBORを参照する金融商品に関するヘッジ会計の取扱い」(実務対応報告第40号 2022年3月17日)を適用しております。

 

10.その他中間財務諸表作成のための基本となる重要な事項

(1) 退職給付に係る会計処理

退職給付に係る未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用の会計処理の方法は、中間連結財務諸表におけるこれらの会計処理の方法と異なっております。

(2) 消費税等の会計処理

消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。なお、有形固定資産及び無形固定資産に係る控除対象外消費税等は当中間会計期間の費用に計上しております。

(3) 税効果会計に関する事項

中間会計期間に係る法人税等の額及び法人税等調整額は、当事業年度において予定している剰余金処分方式による固定資産圧縮積立金の積立て及び取崩しを前提として、当中間会計期間に係る金額を計算しております。

(4) 関連する会計基準等の定めが明らかでない場合に採用した会計処理の原則及び手続

投資信託の解約益及び償還益については、中間損益計算書上「資金運用収益(有価証券利息配当金)」に計上しております。また、解約損及び償還損については、「その他業務費用(国債等債券償還損)」に計上しております。

(追加情報)

    (新型コロナウイルス感染症の影響に関する会計上の見積り)

本中金では、2020年度以降、新型コロナウイルス感染症による経済活動への影響分析に基づき、一部の業種については、その影響が相当期間続くとの仮定を設定し、当該影響を考慮のうえ債務者区分を判定し、貸倒引当金を計上してきました。

当中間会計期間において、近時の回復状況を踏まえ、新型コロナウイルス感染症による一部の業種への影響は改善したと判断し、債務者区分を判定のうえ、貸倒引当金を計上しております。

 

(中間貸借対照表関係)

 

※1.子会社等の株式又は出資金の総額

 

                       前事業年度          当中間会計期間

                    (2023年3月31日)       (2023年9月30日)

 

 

 株 式                    44,484百万円          44,484百万円

 出資金                     9,013百万円            9,196百万円

 

なお、本項の子会社等は、信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14条の2第2号に規定する子会社等であります。

 

 

※2.無担保の消費貸借契約(債券貸借取引)により貸し付けている有価証券が、「有価証券」中の国債に含まれておりますが、その金額は次のとおりであります。

 

         前事業年度               当中間会計期間

       (2023年3月31日)            (2023年9月30日)

 

 

         130,731百万円               140,854百万円

 

 

現先取引等により受け入れている有価証券のうち、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる権利を有する有価証券は次のとおりであります。

 

                      前事業年度          当中間会計期間

                     (2023年3月31日)       (2023年9月30日)

 

 

 当中間会計期間末(前事業年度末)に当    59,201百万円           64,679百万円

 該処分をせずに所有している有価証券

 

 

 

※3.有価証券には、信用金庫経営力強化制度に基づき引き受けた信用金庫の発行する優先出資証券が次のとおり含まれております。

 

         前事業年度               当中間会計期間

       (2023年3月31日)            (2023年9月30日)

 

 

         147,319百万円               139,319百万円

 

 

 

※4.信用金庫法及び金融機能の再生のための緊急措置に関する法律に基づく債権は次のとおりであります。なお、債権は、中間貸借対照表(貸借対照表)の「有価証券」中の社債(その元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が有価証券の私募(金融商品取引法第2条第3項)によるものに限る。)、貸出金、外国為替、「その他資産」中の未収利息及び仮払金並びに債務保証見返の各勘定に計上されるもの並びに注記されている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)であります。

 

                      前事業年度          当中間会計期間

                    (2023年3月31日)       (2023年9月30日)

 

 

 破産更生債権及びこれらに準ずる債権額        94百万円             71百万円

 危険債権額                  3,255百万円           3,410百万円

 三月以上延滞債権額                 13百万円              13百万円

 貸出条件緩和債権額             18,728百万円          18,679百万円

 合計額                   22,092百万円          22,175百万円

 

破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権であります。

危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権で、破産更生債権及びこれらに準ずる債権に該当しないものであります。

三月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から三月以上遅延している貸出金で破産更生債権及びこれらに準ずる債権並びに危険債権に該当しないものであります。

貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破産更生債権及びこれらに準ずる債権、危険債権並びに三月以上延滞債権に該当しないものであります。

なお、上記債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。

 

 

※5.貸出金には、一般債権に対する返済よりも元利金の返済が後順位である旨の特約が付された劣後特約付貸出金が次のとおり含まれております。

 

                      前事業年度          当中間会計期間

                    (2023年3月31日)       (2023年9月30日)

 

 

 劣後特約付貸出金               9,000百万円            9,000百万円

 (うち信用金庫経営力強化制度等に         -百万円              -百万円

  基づき信用金庫に供与した額)

 

 

 

※6.手形割引は、業種別委員会実務指針第24号に基づき金融取引として処理しております。これにより受け入れた荷付為替手形は、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる権利を有しておりますが、その額面金額は次のとおりであります。

 

         前事業年度               当中間会計期間

       (2023年3月31日)            (2023年9月30日)

 

 

             8百万円                  43百万円

 

 

 

※7.ローン・パーティシペーションで、「ローン・パーティシペーションの会計処理及び表示」(日本公認会計士協会会計制度委員会報告第3号 平成26年11月28日)に基づいて、原債務者に対する貸出金として会計処理した参加元本金額のうち、中間貸借対照表(貸借対照表)計上額は次のとおりであります。

 

         前事業年度               当中間会計期間

       (2023年3月31日)            (2023年9月30日)

 

 

          9,535百万円                9,187百万円

 

 

 

※8.担保に供している資産は次のとおりであります。

 

                      前事業年度          当中間会計期間

                    (2023年3月31日)       (2023年9月30日)

 

 

 担保に供している資産

      有価証券              5,779,541百万円         6,177,857百万円

   貸出金               3,100,425百万円         3,018,547百万円

 

 

    計                8,879,966百万円         9,196,404百万円

 

 

 

 担保資産に対応する債務

   借用金               3,836,200百万円         4,030,700百万円

   売現先勘定             1,967,988百万円         2,328,759百万円

   債券貸借取引受入担保金       1,347,527百万円          1,311,293百万円

 

 

上記のほか、為替決済等の取引の担保あるいは先物取引証拠金等の代用として、次のものを差し入れております。

 

                      前事業年度          当中間会計期間

                    (2023年3月31日)       (2023年9月30日)

 

 

   有価証券               310,479百万円           305,954百万円

 

 

また、国債の銘柄後決め方式GCレポ取引による差し入れを行っている資産は次のとおりであります。

 

                      前事業年度          当中間会計期間

                    (2023年3月31日)       (2023年9月30日)

 

 

   有価証券                596,971百万円         1,138,147百万円

 

 

なお、その他の資産には、保証金、金融商品等差入担保金、中央清算機関差入証拠金及び現先取引差入担保金が含まれておりますが、その金額は次のとおりであります。

 

                      前事業年度          当中間会計期間

                    (2023年3月31日)        (2023年9月30日)

 

 

   保証金                     196百万円                279百万円

   金融商品等差入担保金        164,400百万円           316,843百万円

   中央清算機関差入証拠金       700,000百万円            700,000百万円

   現先取引差入担保金            500百万円           37,196百万円

 

 

 

※9.当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契約であります。これらの契約に係る融資未実行残高は次のとおりであります。

 

                      前事業年度          当中間会計期間

                    (2023年3月31日)       (2023年9月30日)

 

 

 融資未実行残高            26,527,632百万円        27,097,160百万円

  うち原契約期間が1年以内のも    26,350,133百万円        26,927,878百万円

  の又は任意の時期に無条件で取

  消可能なもの

 

なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未実行残高そのものが必ずしも本中金の将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではありません。これらの契約の多くには、金融情勢の変化、債権の保全及びその他相当の事由があるときは、本中金が実行申し込みを受けた融資の拒絶又は契約極度額の減額をすることができる旨の条項が付けられております。また、契約極度額は、主として顧客の定期性預金の総額の範囲内で本中金が定めた額となっており、契約後も定期的に予め定めている本中金内手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上の措置等を講じております。

 

 

※10.借用金には、他の債務よりも債務の履行が後順位である旨の特約が付された劣後特約付借入金が含まれております。

 

                      前事業年度          当中間会計期間

                    (2023年3月31日)       (2023年9月30日)

 

 

 劣後特約付借入金             162,480百万円          162,480百万円

 

 

 

 11.元本補塡契約のある信託の元本金額は、次のとおりであります。

 

                      前事業年度          当中間会計期間

                    (2023年3月31日)       (2023年9月30日)

 

 

 金銭信託                  43,431百万円          45,036百万円

 

 

 

(中間損益計算書関係)

 

※1.その他経常収益には、次のものを含んでおります。

 

                     前中間会計期間         当中間会計期間

                    (自 2022年4月1日       (自 2023年4月1日

                     至 2022年9月30日)       至 2023年9月30日)

 

 

 貸倒引当金戻入益                   557百万円             373百万円

 株式等売却益                     872百万円           2,856百万円

 

 

 

※2.減価償却実施額は次のとおりであります。

 

                     前中間会計期間         当中間会計期間

                    (自 2022年4月1日       (自 2023年4月1日

                     至 2022年9月30日)       至 2023年9月30日)

 

 

 有形固定資産                     970百万円             1,127百万円

 無形固定資産                     793百万円               914百万円

 

 

 

※3.その他経常費用には、次のものを含んでおります。

 

                     前中間会計期間         当中間会計期間

                    (自 2022年4月1日       (自 2023年4月1日

                     至 2022年9月30日)       至 2023年9月30日)

 

 

 株式等売却損                    325百万円               -百万円

 

 

 

(有価証券関係)

子会社株式及び関連会社株式

 

前事業年度(2023年3月31日)

子会社株式及び関連会社株式で市場価格のあるものはありません。

 

当中間会計期間(2023年9月30日)

子会社株式及び関連会社株式で市場価格のあるものはありません。

 

(注) 市場価格のない子会社株式及び関連会社株式の中間貸借対照表(貸借対照表)計上額

                                  (百万円)

 

前事業年度

(2023年3月31日)

当中間会計期間

(2023年9月30日)

子会社株式

44,295

44,295

関連会社株式

189

189

合計

44,484

44,484

 

 

 

(重要な後発事象)

中間連結財務諸表「注記事項(重要な後発事象)」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。

 

 

4【その他】

   該当事項はありません。