なお、当社は平成27年3月期において、営業損失、経常損失及び当期純損失を計上いたしましたことにより、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しておりますが、継続企業の前提に関する重要な不確実性はないものと判断しております。
詳しい内容については、「3 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 2.事業等のリスクに記載した重要事象等についての分析・検討内容及び当該重要事象等を解消し、又は改善するための対応策」をご参照ください。
1.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する分析
(1) 業績の状況
当第2四半期累計期間(平成27年4月1日~平成27年9月30日)におけるわが国経済は、政府による経済政策や日本銀行による金融緩和策を背景にした円安・株高効果により、企業収益や雇用環境の改善が見られるなど国内景気は引続き緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、消費税増税による物価上昇の影響や、不安定な欧州情勢や中国経済の急激な減速懸念による世界経済の下振れリスクが高まるなど、依然として先行きは不透明な状況が続いております。
不動産業界においては、消費税増税や建築コストの高止まり等の懸念材料が見られますが、都市部地価の上昇基調への転換や政策支援による低金利の継続等により、比較的安定した状態で推移しました。
このような環境のもと、当社は、事業領域の拡大ならびに収益源の多様化を図るため、不動産売買・運用を中心とした不動産投資業務の強化・拡充に努めてまいりました。かかる取り組みの一環として、リフォーム等の付加価値を高めて販売することを目的として中古区分マンション等を取得したほか、新築賃貸マンション開発プロジェクトを開始いたしました。一方で、都心駅前立地の商業ビルを売却し運用収益を獲得いたしました。また、不動産投資業務を推進していくうえで資金効率を高めるため、物件取得資金として金融機関からの借入を行いました。アドバイザリー業務につきましては、収益不動産を中心に不動産仲介業務に努めたほか、企業の資金調達に関する助言業務等の案件獲得に努め、収益向上に取り組んでまいりました。不動産担保ローン業務につきましては、中古区分マンションや戸建住宅等の居住用不動産の売買を手掛ける不動産事業会社の資金調達ニーズの捕捉に努め、貸出残高の伸長及び業務収益の獲得に努めました。ヘルスケア(医療・介護)事業分野におきましては、ファイナンシャル・アドバイザリー事業強化・拡充の観点から、医療・介護事業会社の財務リストラクチャリング案件等に取り組みました。
この結果、当第2四半期累計期間の業績は、営業収益291,031千円(前年同四半期比672.5%増)、経常利益31,533千円(前年同四半期は19,016千円の経常損失)、四半期純利益27,471千円(前年同四半期は19,161千円の四半期純損失)となりました。
セグメント毎の業績につきましては、当社は金融サービス事業のみの単一セグメントであるため、記載するべき事項はありません。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
当第2四半期会計期間末における流動資産の残高は821,554千円となり、前事業年度末比17,081千円の増加となりました。これは主に、販売用不動産が153,964千円減少した一方で、現金及び預金が23,100千円、仕掛販売用不動産が126,944千円、営業貸付金が22,700千円増加したことなどによるものであります。
(固定資産)
当第2四半期会計期間末における固定資産の残高は25,519千円となり、前事業年度末比403千円の減少となりました。これは減価償却によるものであります。
(流動負債)
当第2四半期会計期間末における流動負債の残高は84,630千円となり、前事業年度末比71,961千円の増加となりました。これは主に、短期借入金が70,000千円増加したことなどによるものであります。
(固定負債)
当第2四半期会計期間末における固定負債の残高はゼロとなり、前事業年度末比82,755千円の減少となりました。これは主に、長期借入金が79,675千円減少したことなどによるものであります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産の残高は762,443千円となり、前事業年度末比27,471千円の増加となりました。これは四半期純利益の計上によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの分析
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は388,794千円となり、前年同四半期会計期間末と比較して130,945千円の減少となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は12,992千円(前年同四半期累計期間は318,729千円の収入)となりました。これは主に税引前四半期純利益の計上31,533千円及びたな卸資産の減少27,020千円があった一方で、営業貸付金の増加22,700千円及びその他の支出48,150千円があったことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、取得または使用した資金はありません(前年同四半期累計期間も同様)。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は13,935千円(前年同四半期累計期間に取得または使用した資金はありません)となりました。これは借入れによる収入70,000千円があった一方で、借入金の返済による支出83,935千円があったことによるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
2.事業等のリスクに記載した重要事象等についての分析・検討内容及び当該重要事象等を解消し、又は改善するための対応策
「1 事業等のリスク」に記載のとおり、前事業年度において当社は、営業損失、経常損失及び当期純損失を計上いたしましたことにより、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。当社は当該状況を解消すべく、新たなサービスの開発や顧客開拓に努め、当社の強みである金融及び不動産を軸としたサービス力を高めて、クライアントに対し付加価値の高い提案・サービス提供を行い、企業価値・株主価値の向上を目指してまいります。
ファイナンシャル・アドバイザリー事業におきましては、主として不動産売買・運用を中心とする不動産投資業務に経営資源を注ぎつつ、ストラクチャリング業務及びアドバイザリー業務の案件獲得に努めるとともに、既存事業の周辺領域として環境事業分野における投融資業務等に取り組んでまいります。不動産担保ローン事業におきましては、不動産事業会社の資金需要に臨機応変に対応していくことで、業務収益の積み上げに努めてまいります。ヘルスケア(医療・介護)事業におきましては、医療・介護事業会社の資金調達案件やヘルスケア関連不動産を対象とした投資案件等に係るアドバイザリー業務等の案件獲得に努めるとともに、新規事業の立ち上げや既存事業の強化拡充を企図した事業投資ならびに事業参画を進めてまいります。
当社では、以上のような事業展開を進めていく方針であり、その過程において営業損益及び営業キャッシュ・フローの改善を見込んでいること、また当該事業を展開するに十分な現預金を有していることから、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況を解消することが可能であると考えており、したがって現時点において継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。