当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している以下の主要なリスクが発生しております。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(継続企業の前提に関する重要事象等)
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府緊急事態宣言、政府及び自治体からの各種要請等を受けて、当社グループの空間プロデュース事業セグメントでホステルを運営する連結子会社アトリエブックアンドベッド株式会社及びナイトクラブを運営する連結子会社 株式会社CAMELOTは、当社連結子会社となって間もない2020年4月から、店舗の臨時休業及び営業時間短縮等の営業自粛を行ってまいりました。また、顧客来店型の事業展開を行っているこれらの子会社では、東京オリンピックの開催延期や外出自粛等により需要が激減しており、新型コロナウイルスの感染拡大の影響は、当社グループの経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な悪影響を及ぼしております。
この結果、当第3四半期連結累計期間では、重要な営業損失、経常損失及び親会社株主に帰属する四半期純損失を計上し、当連結会計年度でも、大幅な赤字決算が予想されております。また、今後の資金繰りにも懸念が生じており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
当社グループでは、このような状況を解消するために、当社グループの役職員を対象としたストック・オプション制度の活用による手許資金確保、各種給付金や雇用調整助成金制度の活用、新型コロナウイルス感染症特例貸付制度の活用、新型コロナウイルス感染症特例リスケジュール制度を活用した金融機関への支払猶予要請、一部支払債務の支払猶予要請、緊急経済対策に基づく税金及び社会保険料の納税猶予制度の利用、その他の経費の見直しや削減等の各種施策を実行し、資金繰りの改善を図っております。また、新規の資金調達も検討してまいります。
営業面では宿泊施設での日中のカフェ営業やナイトクラブでのeスポーツイベント開催など安全面に配慮しつつ営業活動を実行し、収益獲得に努めております。また、新規事業での収益獲得も進めてまいります。
しかしながら、これらの対応策は、ご支援いただく関係先のご意向等に左右されるものであり、各種施策は実行途上にあること、また、当該感染症の収束やその後の需要の回復は不透明であり、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日)における我が国経済の業況判断につきましては、日銀短観(2020年12月14日発表)によりますと、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業・製造業でマイナス10ポイントとなり、9月の前回調査から17ポイント改善しました。製造業では自動車を中心に景況感が持ち直したものの、非製造業では新型コロナウイルスの感染再拡大により先行きに慎重な姿勢が目立ちました。
世界経済につきましては、新型コロナウイルスのワクチンが普及し始め、アメリカ経済も2021年中にはコロナ危機前の水準を取り戻す見通しです。
国内不動産業界につきましては、三鬼商事株式会社によりますと、2020年12月時点の都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス平均空室率は4.49%となり、2015年9月以来、5年3カ月ぶりの高さとなりました。在宅勤務の広がりによるオフィスの集約などで解約の動きが出ています。
このような環境のもと、当社グループは収益獲得の強化に努めてまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高1,442,472千円(前年同四半期比37.5%減)となり、経常損失997,780千円(前年同四半期は144,384千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失1,315,238千円(前年同四半期は169,293千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
当社は前連結会計年度末日をみなし取得日として空間プロデュース事業を行うアトリエブックアンドベッド株式会社及び株式会社CAMELOTを連結の範囲に含めております。当該事実に鑑み報告セグメントとして「空間プロデュース事業」を新たに追加しております。また、当社は2020年よりレーシングゲームアプリの開発を始め、2020年9月及び12月には株式会社CAMELOTが運営するCLUB CAMELOTを会場としてeスポーツ大会を開催いたしました。今後の事業拡大に鑑みて第2四半期連結会計期間より報告セグメントとして「ゲーム事業」を新たに追加しております。
金融サービス事業につきましては、主としてファイナンシャル・アドバイザリー事業、投融資事業及び不動産投資事業の営業活動を行ってまいりました。ファイナンシャル・アドバイザリー事業につきましては、取引先の資金調達支援や財務戦略の助言などに努めました。投融資事業につきましては、様々な事業者の事業資金需要に応える事業融資を実行しました。また、投資しているファンドについて営業投資有価証券運用損を計上いたしました。不動産投資事業につきましては、神戸の1棟マンションの売却をいたしました。
この結果、売上高は930,578千円(前年同四半期比54.8%減)、セグメント損失は612,700千円(前年同四半期は77,020千円のセグメント損失)となりました。
サイバーセキュリティ事業につきましては、主として、海外製のサイバーセキュリティ商品を国内の民間企業向けに販売を行いました。また、テレワークやオンライン会議が急速に普及し情報漏洩等のリスクが高まっていることから、法人向けのセキュリティ診断サービスを開始し、営業活動を行いました。
この結果、売上高は197,855千円(前年同四半期19.7%減)、セグメント利益は28,276千円(前年同四半期は43,673千円のセグメント損失)となりました。
空間プロデュース事業につきましては、宿泊施設・カフェの運営及びナイトクラブの運営による営業活動を行ってまいりました。カフェ営業やナイトクラブの昼間営業に注力しましたが、新型コロナウイルス感染症による休業の影響を受けた結果、売上高は273,993千円、セグメント損失は336,070千円となりました。
ゲーム事業につきましては、レーシングゲームアプリの開発、eスポーツ大会の開催をいたしました。ゲームアプリの完成は2021年春を予定しておりますが、先行して開発費用160,800千円を研究開発費として計上しております。
この結果、売上高は40,045千円、セグメント損失は156,291千円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は1,932,518千円となり、前連結会計年度末に比べ741,459千円減少しました。これは主に、仕掛販売用不動産が145,904千円増加した一方で、不動産物件の売却により販売用不動産が408,275千円、運用損により営業投資有価証券が206,819千円減少したことなどによるものであります。固定資産は549,289千円となり、前連結会計年度末に比べ209,935千円減少しました。これは主に、のれんが77,259千円減少したこと、アトリエブックアンドベッド株式会社の固定資産について減損損失223,053千円を計上したことなどによるものであります。繰延資産は0円となり、前連結会計年度末に比べ15,585千円減少しました。
この結果、総資産は2,481,807千円となり、前連結会計年度末に比べ966,981千円減少しました。
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は1,279,194千円となり、前連結会計年度末に比べ285,188千円減少しました。これは主に、短期借入金が190,000千円増加した一方で、不動産物件の売却による返済で1年内返済予定の長期借入金が566,571千円減少したことなどによるものであります。固定負債は767,004千円となり、前連結会計年度末に比べ361,792千円増加しました。これは主に、長期借入金が355,713千円増加したことなどによるものであります。
この結果、負債合計は2,046,198千円となり、前連結会計年度末に比べ76,604千円増加しました。
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は435,609千円となり、前連結会計年度末と比べ1,043,586千円減少しました。これは主に、新株予約権の行使により資本金が156,129千円増加した一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失1,315,238千円を計上したことなどによるものであります。
この結果、自己資本比率は16.6%(前連結会計年度末は42.7%)となりました。
当社グループが優先的に対処すべき課題は、収益基盤の安定化及び財務状態の健全化です。誠に遺憾ながら当社グループは、前連結会計年度において、488,116千円の親会社株主に帰属する当期純損失を計上しました。新型コロナウイルスの感染拡大は、顧客来店型の事業展開を行っている子会社に重大な影響を及ぼしており、当第3四半期連結累計期間では1,315,238千円の親会社株主に帰属する四半期純損失を計上するに至りました。
このような状況を解消するために、当社グループの役職員を対象としたストック・オプション制度の活用による手許資金の確保、各種給付金や雇用調整助成金制度の活用、新型コロナウイルス感染症特例貸付制度の活用を実行し、資金繰りの改善を図っております。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は160,800千円であります。ゲーム事業セグメントにおいてスマートフォン向けレーシングゲームアプリの開発を行いました。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。