第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第2四半期連結累計期間(平成29年4月1日~9月30日)におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善を背景として、設備投資や個人消費に持ち直しの動きが見られるなど、緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、欧米の政治リスクに対する警戒感やシリア、北朝鮮による地政学的リスクの高まりなど、海外要因を中心に先行き不透明な状況が続きました。

 国内株式市場は、米国によるシリア攻撃や北朝鮮のミサイル発射などの地政学的リスクの高まりを背景に下落して始まり、日経平均株価(終値)は、4月中旬に18,300円台となりました。その後は、フランス大統領選挙の結果を受けて欧州の政治リスクが後退したことに加え、国内における堅調な経済指標を好感して、日経平均株価(終値)は上昇し、6月2日には、およそ1年半ぶりに2万円の大台を回復しました。以降、8月上旬までは、円高ドル安の進行と安倍政権の内閣支持率低下が嫌気されたものの、良好な企業業績が支えとなり、日経平均株価は2万円近辺で膠着した状態が続きました。その後、米国と北朝鮮の軍事的緊張への警戒感や米国のトランプ政権の政策運営に対する先行き不透明感の高まりから、株価は調整色を強めましたが、9月中旬には、北朝鮮リスクの後退及び米国の利上げ観測に伴う円安ドル高の進行を好感して、再び上昇基調となりました。また、下旬にかけて、衆議院の解散が急浮上し、政策期待への高まりから、9月29日の日経平均株価(終値)は20,356円28銭(前期末比7.7%上昇)と、期中の高値圏で取引を終了しました。

 

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(当社グループの業績)

 このような状況のもと、当社グループの営業収益は98億9百万円(対前年同期比32.7%増加)、純営業収益は96億18百万円(同33.5%増加)となりました。一方、販売費・一般管理費は、74億90百万円(同7.5%増加)となり、経常利益は23億32百万円(同422.1%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は20億86百万円(同232.1%増加)と、それぞれ前年同期実績を大幅に上回ることができました。

 

 セグメント別の業績は、以下のとおりであります。

 

岩井コスモホールディングス株式会社

 岩井コスモホールディングス株式会社は、グループの経営資源の配分による効率的な事業運営の推進に努め、営業収益は、連結子会社からの配当金及びグループ運営収入により10億40百万円(対前年同期比49.0%減少)となりました。一方、金融費用が7百万円(同47.2%減少)、販売費・一般管理費が62百万円(同6.3%増加)となり、投資有価証券の配当金を主とする営業外収支1億11百万円の利益(同20.2%減少)を加えた経常利益は10億81百万円(同48.7%減少)となりました。

 

岩井コスモ証券株式会社

 岩井コスモ証券株式会社は、お客様の資産運用をサポートするうえで、収益機会の提供やリスク分散の観点から、海外金融商品を運用資産の一つに組み入れて頂くことが重要と捉え、対面取引、コールセンター取引を中心に、好調が続く米国株式に関する投資情報の提供を強化しました。また、中長期の資産運用の提案として、投資信託では、ニッセイAI関連株式ファンドや同社の専用投信であるインベスコジャパン成長株・夢ファンド(愛称:未来のたまご)の販売に注力し、外国債券においては、新たにロシア・ルーブル建債券を取り扱うなど、成長期待が大きいテーマ、地域等を投資対象とする金融商品の販売を積極化しました。一方、インターネット取引では、8月より、信用取引の日計り決済(新規建て日に反対売買による決済)に係る売買手数料及び金利・貸株料を無料とする新サービス「デイトレフリー」の取り扱いを開始し、取引を積極的におこなうアクティブトレーダーの獲得に注力いたしました。これらの取り組みに加え、日米の株価上昇など良好な市場環境もあり、営業収益は97億91百万円(対前年同期比32.8%増加)、純営業収益は96億8百万円(同33.5%増加)となりました。一方、販売費・一般管理費は74億50百万円(同7.1%増加)となり、営業外収支92百万円の利益(同33.8%増加)を加えた経常利益は22億50百万円(同623.0%増加)となりました。

 

 

(2)財政状態の分析

 当第2四半期連結会計期間末の資産合計は1,955億63百万円(対前連結会計年度末比119億5百万円増加)となりました。

 流動資産は信用取引貸付金の減少などがあったものの、顧客分別金信託の増加などにより1,828億97百万円(同105億84百万円増加)となりました。固定資産は投資有価証券の時価が上昇したことによる増加などにより126億65百万円(同13億21百万円増加)となりました。

 一方、負債合計は1,500億55百万円(同95億70百万円増加)となりました。

 流動負債は信用取引負債の減少などがあったものの、預り金の増加などにより1,445億24百万円(同93億44百万円増加)となりました。固定負債は繰延税金負債の増加などにより50億82百万円(同2億44百万円増加)となりました。

 純資産合計は455億7百万円(同23億35百万円増加)となり、自己資本比率は23.3%(前連結会計年度末は23.5%)となっております。

 なお、当第2四半期末における岩井コスモ証券株式会社の自己資本規制比率の状況は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

 

 

前第2四半期末

(平成28年9月30日)

当第2四半期末

(平成29年9月30日)

前事業年度末

(平成29年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

基本的項目

 

 

(A)

34,944

37,439

36,021

補完的項目

 

 

(B)

806

756

681

 

その他有価証券評価差額金(評価益)

334

302

208

 

金融商品取引責任準備金

466

447

466

一般貸倒引当金

5

6

6

控除資産

 

 

(C)

3,980

3,800

3,789

固定化されていない自己資本(A)+(B)-(C)

(D)

31,770

34,395

32,913

リスク相当額

 

 

(E)

5,067

5,213

5,043

 

市 場リスク相当額

299

284

172

 

取引先リスク相当額

1,295

1,489

1,546

基礎的リスク相当額

3,472

3,438

3,324

自己資本規制比率 (%)

(D)/(E)×100

626.8

659.8

652.5

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、53億24百万円(前年同期は56億97百万円)となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。

営業活動によるキャッシュ・フローは、顧客分別金信託の増加による支出などがあったものの、信用取引資産の減少や預り金の増加による収入などにより、15億44百万円の増加(前年同期は65億29百万円の増加)となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出などにより、2億26百万円の減少(前年同期は1億66百万円の減少)となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払による支出などにより、10億48百万円の減少(前年同期は51億48百万円の減少)となりました。

 

(4)経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。