第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

前事業年度の有価証券報告書の提出日後、当四半期報告書の提出日までにおいて、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更があった事項は、次のとおりです。変更箇所は下線で示しており、変更箇所の前後について記載を一部省略しています。

また、以下の見出しに付された項目番号は、前事業年度の有価証券報告書における「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4.事業等のリスク」の項目番号に対応したものです。

文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものです。

 

(前略)

7.決済履行確保の枠組みについて

(中略)

④ 流動性の確保

清算参加者の決済不履行時に必要となる流動性を確保するため、資金決済銀行との間で流動性供給に関する契約を締結しております。

また、資金の流動性供給枠の十分性については、定期的に確認を行っております。

 

(損失補償制度の概要)

清算参加者が決済不履行を起こした場合、株式会社日本証券クリアリング機構は、当該清算参加者を当事者とする債務の引受け又は負担の停止並びに株式会社日本証券クリアリング機構が当該清算参加者に引き渡すべき有価証券及び金銭の引渡しを停止するとともに、引渡しを停止した有価証券及び金銭を、当該清算参加者の決済不履行の弁済に充当します。

 

以上の処理後においても、株式会社日本証券クリアリング機構の損失が解消されない場合には、以下に記載する方法により、損失の補填を行います。なお、この補填は、原則として、有価証券の売買、先物・オプション取引、店頭デリバティブ取引及び国債店頭取引のそれぞれの清算に係る損失7について、不履行清算参加者の清算資格に応じて、個別に行います。

 

決済不履行発生時の有価証券の売買及び先物・オプション取引の清算に係る損失については、次に掲げる順序により、補填を行います。

① 不履行清算参加者が預託している担保(当初証拠金、取引証拠金及び清算基金等)による補填

② 金融商品取引所等の損失補償による補填8

③ 株式会社日本証券クリアリング機構による補填

④ 不履行清算参加者以外の清算基金による補填

⑤ 不履行清算参加者以外による相互保証

 

したがって、清算参加者の決済不履行により、株式会社日本証券クリアリング機構に損失が生じた場合で、上記①の対応によっても、同社の損失を補填しえない場合には、②については、損失補償契約に定められた金額(現物取引:104億円、先物・オプション取引:174億円)を上限として、株式会社東京証券取引所又は株式会社大阪取引所が補填を行うことにより、また、③については、株式会社日本証券クリアリング機構が証券取引等決済保証準備金として積み立てた金額(200億円)を上限として補填を行うことにより、当社グループに損失が生じる可能性があります。

 

また、決済不履行発生時の店頭デリバティブ取引の清算に係る損失については、次に掲げる順序により、補填を行います。

① 不履行清算参加者が預託している担保(当初証拠金及び清算基金)による補填

② 株式会社日本証券クリアリング機構による補填(第一階層決済保証準備金)

③ 不履行清算参加者以外の清算参加者の清算基金及び株式会社日本証券クリアリング機構による補填(第二階層決済保証準備金)

④ 不履行清算参加者以外の清算参加者の特別清算料による補填

⑤ 破綻後における変動証拠金等の累計が勝ち方の不履行清算参加者以外の清算参加者による補填

 

したがって、清算参加者の店頭デリバティブ取引に係る決済不履行により、株式会社日本証券クリアリング機構に損失が生じた場合で、上記①までの対応によっても、同社の損失を補填しえないときには、それぞれの清算業務について、②については、株式会社日本証券クリアリング機構が第一階層決済保証準備金として積み立てている金額(各20億円)を上限として補填することにより、③については、株式会社日本証券クリアリング機構が第二階層決済保証準備金として積み立てている金額(クレジットデフォルトスワップ取引:10億円、金利スワップ取引:20億円)を上限として補填することにより、当社グループに損失が生じる可能性があります。

 

さらに、決済不履行発生時の国債店頭取引の清算に係る損失については、次に掲げる順序により、補填を行います。

① 不履行清算参加者が預託している担保(当初証拠金及び清算基金)による補填

② 株式会社日本証券クリアリング機構による補填(第一階層決済保証準備金)

③ 不履行清算参加者以外の清算参加者の清算基金及び株式会社日本証券クリアリング機構による補填(第二階層決済保証準備金)

④ 不履行清算参加者以外の清算参加者の特別清算料による補填

⑤ 原取引按分清算参加者9の清算基金及び株式会社日本証券クリアリング機構による補填(第二階層決済保証準備金のうち③での未負担額)

⑥ 原取引按分清算参加者の特別清算料による補填

⑦ 破綻後における変動証拠金等の累計が勝ち方の不履行清算参加者以外の清算参加者による補填

 

したがって、清算参加者の国債店頭取引に係る決済不履行により、株式会社日本証券クリアリング機構に損失が生じた場合で、上記①までの対応によっても、同社の損失を補填しえないときには、②については、株式会社日本証券クリアリング機構が第一階層決済保証準備金として積み立てている17.5億円を上限として補填することにより、③及び⑤については、株式会社日本証券クリアリング機構が第二階層決済保証準備金として積み立てている17.5億円を上限として補填することにより、当社グループに損失が生じる可能性があります。

 

1 有価証券の売買を行うための金融商品取引所:東京証券取引所、名古屋証券取引所、札幌証券取引所及び福岡証券取引所

2 PTS:SBIジャパンネクスト証券株式会社及びチャイエックス・ジャパン株式会社が運営するPTS

3 清算基金:清算参加者の株式会社日本証券クリアリング機構に対する債務の履行を確保するため、清算参加者に預託を義務付けているものです。その所要額は、極端ではあるが現実に起こりうる市場環境下において複数の清算参加者が決済不履行を起こした場合等に、当該不履行清算参加者が預託する証拠金等が不足することで発生する損失をカバーするよう計算されます。

4 取引証拠金:清算参加者の株式会社日本証券クリアリング機構に対する先物・オプション取引に係る債務の履行を確保するため、清算参加者に預託を義務付けているもので、その所要額は、先物・オプション取引の建玉について、SPAN®※で計算した額から、ネット・オプション価値の総額を差し引いて得た額以上となります。

※ SPAN® :CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)が開発した証拠金計算方法で、The Standard Portfolio Analysis of Riskの略。先物・オプション取引全体の建玉から生じるリスクに応じて証拠金額が計算されます。

5 当初証拠金:各清算参加者の株式会社日本証券クリアリング機構に対する債務の履行を確保するため、清算参加者に預託を義務付けているもので、その所要額は、それぞれの取引について清算参加者が破綻した場合に、そのポジション処理が完了するまでの間に価格(金利スワップ取引についてはイールド・カーブ)が変動することにより想定される損失額に、一定のリスクをカバーする額を加算して計算されます。

6 変動証拠金:各清算参加者のポジションについて、日々の価格変動をカバーするために、前日からのポジションの価値の変動分を、変動証拠金として現金により授受します。変動分が負となる清算参加者は株式会社日本証券クリアリング機構に支払い、正となる清算参加者は株式会社日本証券クリアリング機構から受け取ります。

7 株式会社日本証券クリアリング機構では、クロスマージン制度を導入しており、当該制度の対象とされた国債証券先物取引に係る損益については、店頭デリバティブ取引(金利スワップ取引)の清算に係る損益として取り扱われます。

8 金融商品取引所等の損失補償による補填:株式会社日本証券クリアリング機構が金融商品取引所等との間で締結している損失補償契約に基づき、当該契約に定める金額を上限に損失を補填します。現物取引に係る契約は株式会社日本証券クリアリング機構と5つの金融商品取引所との契約に加え、株式会社日本証券クリアリング機構と各PTSとの契約があり、補償限度額は合計で113億円(うち当社グループである株式会社東京証券取引所と株式会社大阪取引所の補償限度額の合計は104億円。)となっております。また、先物・オプション取引に係る契約は株式会社日本証券クリアリング機構と株式会社東京証券取引所及び株式会社大阪取引所との契約で、補償限度額は合計で174億円となっております。

9 原取引按分清算参加者:信託口を有する清算参加者をいいます。

 

 

(中略)

10.訴訟等に関するリスク

(中略)

③ みずほ証券株式会社との訴訟について

2005年12月8日に発生したみずほ証券株式会社によるジェイコム株式会社株式の誤発注事件に関して、みずほ証券株式会社から提起されておりました、株式会社東京証券取引所に対する415億円の損害賠償請求事件について、2013年7月24日、東京高等裁判所より、同社に賠償金(107億円及び遅延損害金)の支払いを命ずる第一審判決の一部を変更するとともに、同判決に基づく強制執行を免れるために株式会社東京証券取引所が支払った132億円と本判決による認容額128億円との差額3億円を同社に返還することをみずほ証券株式会社に命ずる旨の控訴審判決が言い渡されました。当判決を不服として、最高裁判所に対し、みずほ証券株式会社が上告の提起及び上告受理の申立てを、株式会社東京証券取引所が附帯上告の提起及び附帯上告受理の申立てを行っておりましたが、2015年9月3日、上告及び附帯上告を棄却する旨並びに本件を上告審として受理しない旨の決定がなされました。

これにより、上記控訴審判決が確定し、本訴訟は終了いたしましたので、前事業年度の有価証券報告書に記載した当該リスクは消滅しております。

(後略)

 

 

2【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、変更のあった経営上の重要な契約等は、次のとおりであります。

契約内容

相手方の名称

契約会社名

契約期間

J-GATEの運用保守契約

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ

株式会社大阪取引所

2010年10月16日から2016年7月31日まで

(注)上記契約については、2015年10月31日までの契約を2016年7月31日まで延長しました。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績に関する説明

当社の当第3四半期連結累計期間(2015年4月1日~2015年12月31日)の連結業績は、現物の売買代金及びデリバティブの取引高がともに前年同期を上回ったことなどから営業収益は852億84百万円(前年同期比8.1%増)となる一方、営業費用は361億3百万円(前年同期比9.4%減)となったことから、営業利益は517億45百万円(前年同期比28.9%増)、税引前四半期利益は529億71百万円(前年同期比28.4%増)となりました。

また、税金費用を計上した後の最終的な親会社の所有者に帰属する四半期利益は355億4百万円(前年同期比32.6%増)となりました。

 

<参考>

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2014年4月1日

至 2014年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2015年4月1日

至 2015年12月31日)

 

 

前第3四半期

連結会計期間末

(2014年12月31日)

 

当第3四半期

連結会計期間末

(2015年12月31日)

TOPIX

1,132.76ポイント

~1,447.58ポイント

1,407.51ポイント

1,375.52ポイント

~1,691.29ポイント

1,547.30ポイント

日経平均株価

13,910.16円

~17,935.64円

17,450.77円

16,930.84円

~20,868.03円

19,033.71円

JPX日経400

10,314.83ポイント

~13,148.44ポイント

12,768.42ポイント

12,312.62ポイント

~15,251.93ポイント

13,951.93ポイント

 

(営業収益の状況)

①取引関連収益

取引関連収益は、現物の売買代金及びデリバティブの取引高等に応じた「取引料」、取引参加者の取引資格に応じた「基本料」、注文件数に応じた「アクセス料」、利用する売買システム施設の種類に応じた「売買システム施設利用料」等から構成されます。

当第3四半期連結累計期間の取引関連収益は、現物の売買代金及びデリバティブの取引高がともに前年同期を上回ったことなどから、前年同期比7.3%増の387億74百万円となりました。

 

・取引関連収益の内訳

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2014年4月1日

至 2014年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2015年4月1日

至 2015年12月31日)

 

 

 増減(%)

取引関連収益

36,134

38,774

7.3

 

取引料

29,868

31,985

7.1

 

 

現物

21,203

23,089

8.9

 

 

デリバティブ

8,665

8,896

2.7

 

 

 TOPIX先物取引

1,347

1,413

4.9

 

 

 日経平均株価先物取引(注1)

3,279

3,651

11.3

 

 

日経平均株価指数オプション取引(注2)

2,628

2,409

△8.3

 

 

 長期国債先物取引

1,233

1,186

△3.8

 

 

 その他

176

235

33.1

 

基本料

802

796

△0.7

 

アクセス料

3,510

3,788

7.9

 

売買システム施設利用料

1,894

2,135

12.7

 

その他

57

68

18.4

(注1) 日経225mini先物取引を含めております。

(注2) Weeklyオプション取引を除きます。

<参考>

・株券の売買代金及びデリバティブの取引高等(立会内外含む)

 

 

1 日 平 均

期 間 合 計

 

 

前第3四半期

連結累計期間

(自 2014年4月1日

至 2014年12月31日)

当第3四半期

連結累計期間

(自 2015年4月1日

至 2015年12月31日)

前第3四半期

連結累計期間

(自 2014年4月1日

至 2014年12月31日)

当第3四半期

連結累計期間

(自 2015年4月1日

至 2015年12月31日)

 

 

 

 

増減(%)

 

 

増減(%)

<現物>

 

 

 

 

 

 

 

東証市場第一部・二部

売買代金

(百万円)

2,322,692

2,915,100

25.5

432,020,723

536,378,345

24.2

 

マザーズ

売買代金

(百万円)

143,840

93,148

△35.2

26,754,322

17,139,299

△35.9

 

JASDAQ

売買代金

(百万円)

93,739

72,282

△22.9

17,435,364

13,299,798

△23.7

 

ETF・ETN等

売買代金

(百万円)

133,008

264,145

98.6

24,739,459

48,602,626

96.5

 

REIT等

売買代金

(百万円)

33,860

38,348

13.3

6,297,929

7,056,011

12.0

<デリバティブ>

 

 

 

 

 

 

 

TOPIX先物

取引高

(単位)

82,219

90,976

10.7

15,292,644

16,739,503

9.5

 

日経平均株価

先物取引高

(単位)

101,812

114,251

12.2

18,937,063

21,022,194

11.0

 

日経225mini

先物取引高

(単位)

790,236

1,038,718

31.4

146,983,885

191,124,202

30.0

 

日経平均株価指数

オプション取引

金額

(百万円)(注)

27,725

27,246

△1.7

5,156,919

5,013,344

△2.8

 

長期国債先物

取引高

(単位)

35,888

34,313

△4.4

6,675,259

6,313,588

△5.4

(注)Weeklyオプション取引を除きます。

 

 

②清算関連収益

清算関連収益は、株式会社日本証券クリアリング機構が行う金融商品債務引受業に関する清算手数料等から構成されます。

当第3四半期連結累計期間の清算関連収益は、主要な清算対象である現物及びデリバティブの売買が増加したことなどから、前年同期比14.9%増の171億58百万円となりました。

③上場関連収益

上場関連収益は、新規上場や上場会社の新株券発行の際に発行額に応じて受領する料金等から構成される「新規・追加上場料」及び時価総額に応じて上場会社から受領する料金等から構成される「年間上場料」に区分されます。

当第3四半期連結累計期間の上場関連収益は、新規・追加上場料及び年間上場料がともに増加し、前年同期比9.2%増の100億51百万円となりました。

 

・上場関連収益の内訳

 

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期

連結累計期間

(自 2014年4月1日

至 2014年12月31日)

当第3四半期

連結累計期間

(自 2015年4月1日

至 2015年12月31日)

 

 

増減(%)

上場関連収益

9,205

10,051

9.2

 

新規・追加上場料

3,642

4,186

14.9

 

年間上場料

5,563

5,864

5.4

 

<参考>

・上場会社数並びにETF、ETN及びREITの上場銘柄数

 

 

(単位:社、銘柄)

 

新規上場会社(銘柄)数

上場会社(銘柄)数

 

前第3四半期

連結累計期間

(自 2014年4月1日

至 2014年12月31日)

当第3四半期

連結累計期間

(自 2015年4月1日

至 2015年12月31日)

前第3四半期

連結会計期間末

(2014年12月31日)

当第3四半期

連結会計期間末

(2015年12月31日)

 

 

 

増減

 

 

増減

東証市場第一部・第二部

21

19

△2

2,407

2,484

77

マザーズ

40

45

5

208

221

13

JASDAQ

8

8

0

844

792

△52

合計

69

72

3

3,459

3,497

38

ETF・ETN

12

20

8

190

224

34

REIT

5

3

△2

49

52

3

(注) 新規上場会社(銘柄)数は、テクニカル上場(合併や株式移転等により設立された会社(銘柄)の新規上場)に係る会社(銘柄)数を除いております。

 

・上場会社の資金調達額

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期

連結累計期間

(自 2014年4月1日

至 2014年12月31日)

当第3四半期

連結累計期間

(自 2015年4月1日

至 2015年12月31日)

 

 

 

増減(%)

上場会社の資金調達額

1,169,967

949,707

△18.8

(注) 東証市場における公募(新規上場時の公募を含む。)、第三者割当及び株主割当による資金調達の合計金額

 

 

④情報関連収益

情報関連収益は、情報ベンダー等への相場情報の提供に係る収益(相場情報料)のほか、指数ビジネスに係る収益及びコーポレートアクション情報等の各種情報の提供に係る収益から構成されます。

当第3四半期連結累計期間の情報関連収益は、相場情報料が増加したことに加え、指数ビジネスに係る収益が増加したことなどから、前年同期比9.9%増の131億92百万円となりました。

⑤その他の営業収益

その他の営業収益は、売買・相場報道等の各種システムと取引参加者・ユーザをつなぐarrownetに係る利用料、注文の送信時間等の短縮による売買執行の効率化を目的として、システムセンター内に取引参加者及び情報ベンダー等が機器等を設置するコロケーションサービスに係る利用料、並びに株式会社東証システムサービスが行うシステム開発・運用収益等から構成されます。

当第3四半期連結累計期間のその他の営業収益は、システム開発・運用収益が減少したことなどから、前年同期比7.9%減の61億7百万円となりました。

 

・その他の営業収益の内訳

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期

連結累計期間

(自 2014年4月1日

至 2014年12月31日)

当第3四半期

連結累計期間

(自 2015年4月1日

至 2015年12月31日)

 

 

増減(%)

その他の営業収益

6,628

6,107

△7.9

 

arrownet利用料

1,947

1,716

△11.9

 

コロケーションサービス利用料

1,929

2,122

10.0

 

その他

2,750

2,268

△17.5

(注) 前第3四半期連結累計期間におけるarrownet利用料は、ネットワーク回線統合前の株式会社大阪取引所が提供するGATENETに係る収益を含んでおります。

 

 

(営業費用の状況)

当第3四半期連結累計期間の人件費は、前年同期比3.1%増の113億78百万円となりました。

システム維持・運営費は、現物及びデリバティブの売買システムをはじめとした各種システムの維持及び管理運用に係る費用等から構成されます。当第3四半期連結累計期間のシステム維持・運営費は、前期に清算システム及びネットワーク回線の統合を実施したことなどにより、前年同期比5.6%減の70億77百万円となりました。

減価償却費及び償却費は、前期に旧現物売買システムの初期投資に係る減価償却が完了したことなどから、前年同期比23.8%減の67億33百万円となりました。

その他の営業費用は、東京証券取引所ビルの賃料の引下げにより、当第3四半期連結累計期間は前年同期比12.5%減の109億14百万円となりました。

 

 

(2)財政状態に関する説明

(資産、負債及び資本の状況)

当社グループの資産及び負債には、株式会社日本証券クリアリング機構が清算機関として引き受けた「清算引受資産・負債」及び清算参加者から担保として預託を受けた「清算参加者預託金」が両建てで計上されております。「清算引受資産・負債」及び「清算参加者預託金」は、多額かつ清算参加者のポジションなどにより日々変動することから、当社グループの資産及び負債の額は、これらの変動に大きな影響を受けます。その他、金融商品取引の安全性を確保するための諸制度に基づく「信認金」、「取引参加者保証金」及び「違約損失積立金」が資産及び負債または資本に両建てで計上されております。

当第3四半期連結会計期間末の資産は、「清算引受資産」が減少したことなどから、前連結会計年度末に比べ2兆7,159億10百万円減少し、25兆308億60百万円となりました。また、「清算引受資産」、「清算参加者預託金」、「信認金」及び「違約損失積立金」を控除した後の資産は、前連結会計年度末に比べ83億72百万円増加し、2,965億22百万円となりました。

当第3四半期連結会計期間末の負債は、資産と同様に「清算引受負債」が減少したことなどから、前連結会計年度末に比べ2兆7,293億22百万円減少し、24兆7,758億84百万円となりました。一方、「清算引受負債」、「清算参加者預託金」、「信認金」及び「取引参加者保証金」を控除した後の負債は、前連結会計年度末日に比べ50億32百万円減少し、620億62百万円となりました。

当第3四半期連結会計期間末の資本は、親会社の所有者に帰属する四半期利益の計上に伴う利益剰余金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ134億11百万円増加し、2,549億76百万円となりました。また、違約損失積立金を控除した後の資本は、2,270億28百万円となりました。

 

<参考>

 

資産合計

資本合計

親会社の所有者に

帰属する持分

親会社所有者

帰属持分比率

 

2016年3月期第3四半期

2015年3月期

百万円

25,030,860(296,522)

27,746,771(288,149)

百万円

254,976(227,028)

241,565(213,617)

百万円

248,750(220,802)

235,611(207,663)

1.0(74.5)

0.8(72.1)

(注) 各指標における( )内は、資産合計は「清算引受資産」、「清算参加者預託金」、「信認金」及び「違約損失積立金」、資本合計及び親会社の所有者に帰属する持分は、「違約損失積立金」をそれぞれ控除して算出した数値です。

 

(キャッシュ・フローの状況)

当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1億95百万円増加し、603億10百万円となりました。

 

①営業活動によるキャッシュ・フロー

営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期利益529億71百万円に、減価償却費及び償却費72億69百万円及び支払法人所得税等173億99百万円などを加減した結果、387億20百万円の収入となりました。

 

②投資活動によるキャッシュ・フロー

投資活動によるキャッシュ・フローは、無形資産の取得による支出などにより、181億95百万円の支出となりました。

 

③財務活動によるキャッシュ・フロー

財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いなどにより、203億27百万円の支出となりました。

 

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間において、該当事項はありません。

 

 

(5)経営成績に重要な影響を与える要因

当第3四半期連結累計期間における我が国金融市場では、TOPIXは1,300ポイント台から1,600ポイント台、日経平均株価は16,900円台から20,800円台で推移しました。

当社グループの収益のうち、過半を占める「取引関連収益」及び「清算関連収益」は有価証券やデリバティブ商品の売買代金・取引高の水準に、「上場関連収益」は上場する企業の時価総額や資金調達額、新規上場会社数の水準などにそれぞれ大きく依拠しております。

したがって、当社グループの収益は、有価証券やデリバティブ商品の流通市場並びに発行市場の動向、ひいては世界的な金融市場の動向や国内外の経済情勢の影響を大きく受けることとなります。