(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間における日本経済は、新興国経済の減速などにより一部に弱さはみられましたが、各種財政・金融政策等を背景に、雇用・所得環境の改善が続くなかで、個人消費は総じてみれば底堅く推移したほか、企業収益が改善し、設備投資も持ち直しの動きがみられるなど、景気は緩やかな回復基調が続きました。金融情勢につきましては、国内株式は中国経済の不透明感などにより乱高下しましたが、前連結会計年度末からは概ね横ばいの水準となり、また国内長期金利は低下しました。今後も、個人消費は底堅く推移し、また設備投資や輸出の増加により生産も次第に持ち直していくことが期待され、景気は緩やかな回復を続けていくと考えられますが、新興国・資源国を始めとした海外景気の下振れにより、景気が下押しされるリスクがあります。
このような事業環境にあって、当第3四半期連結累計期間の業績は次のとおりとなりました。
(連結経営成績)
経常収益は、保険料等収入1兆1,660億円(前年同期比21.8%減)、資産運用収益2,771億円(同4.2%減)、その他経常収益576億円(同4.4%増)等を合計した結果、前第3四半期連結累計期間に比べ3,348億円減少し、1兆5,008億円(同18.2%減)となりました。
一方、経常費用は、保険金等支払金1兆78億円(同5.6%減)、責任準備金等繰入額1,067億円(同71.7%減)、資産運用費用520億円(同5.2%減)、事業費1,480億円(同0.4%減)、その他経常費用512億円(同1.3%減)等を合計した結果、前第3四半期連結累計期間に比べ3,337億円減少し、1兆3,659億円(同19.6%減)となりました。
経常収益から経常費用を差し引いた経常利益は、前第3四半期連結累計期間に比べ10億円減少し、1,348億円(同0.8%減)となりました。
特別利益は1億円(同41.1%減)、特別損失は221億円(同357.6%増)となりました。特別損失は主に、価格変動準備金繰入額153億円(同290.6%増)、減損損失40億円(同-%)、本社移転費用19億円(同-%)によります。
経常利益に特別利益、特別損失、契約者配当準備金繰入額、法人税等合計等を加減した親会社株主に帰属する四半期純利益は、前第3四半期連結累計期間に比べ136億円減少し、620億円(同18.0%減)となりました。
(連結財政状態)
当第3四半期連結会計期間末の総資産は14兆8,131億円(前連結会計年度末比1.0%増)となりました。
主な資産構成は、公社債を中心とする有価証券10兆6,057億円(同2.2%減)、貸付金1兆8,175億円(同2.5%減)、現金及び預貯金5,528億円(同65.4%増)、金銭の信託4,935億円(同12.8%増)、コールローン4,769億円(同44.6%増)であります。
負債合計は13兆5,471億円(同1.7%増)となりました。その大部分を占める保険契約準備金は12兆8,004億円(同0.7%増)となっております。
純資産合計は1兆2,659億円(同5.9%減)となりました。純資産の部中、その他有価証券評価差額金は5,498億円(同15.4%減)となっております。
なお、連結ソルベンシー・マージン比率は1,128.9%(前連結会計年度末は1,220.7%)となりました。また、連結実質純資産(時価ベースの実質的な資産から資本性のない実質的な負債を差引いた額)は2兆6,263億円(前連結会計年度末は2兆6,455億円)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
①経営成績
太陽生命保険株式会社
経常収益は、保険料等収入4,768億円(前年同期比27.8%減)、資産運用収益1,487億円(同17.7%増)、その他経常収益207億円(同118.3%増)を合計した結果、前年同期に比べ1,501億円減少し、6,463億円(同18.9%減)となりました。
一方、経常費用は、保険金等支払金4,789億円(同9.6%増)、責任準備金等繰入額0億円(同100.0%減)、資産運用費用260億円(同7.3%増)、事業費561億円(同3.3%減)等を合計した結果、前年同期に比べ1,662億円減少し、5,850億円(同22.1%減)となりました。
この結果、経常利益は、前年同期に比べ160億円増加し、613億円(同35.4%増)となりました。
特別損失は148億円(同409.0%増)となりました。これは主に価格変動準備金繰入額133億円(同517.4%増)、本社移転費用8億円(同-%)によります。
四半期純利益は、前年同期に比べ20億円増加し、231億円(同9.9%増)となりました。
なお、基礎利益(生命保険本業の期間収益を示す指標の一つ)は、446億円(前年同期比14.9%減)となりました。また、順ざや額は92億円(同10.3%減)となりました。
大同生命保険株式会社
経常収益は、保険料等収入5,571億円(前年同期比8.4%減)、資産運用収益1,201億円(同9.0%減)、その他経常収益210億円(同10.9%増)を合計した結果、前年同期に比べ608億円減少し、6,983億円(同8.0%減)となりました。
一方、経常費用は、保険金等支払金3,749億円(同0.6%増)、責任準備金等繰入額1,379億円(同27.5%減)、資産運用費用221億円(同34.8%減)、事業費763億円(同3.7%増)等を合計した結果、前年同期に比べ588億円減少し、6,259億円(同8.6%減)となりました。
この結果、経常利益は、前年同期に比べ20億円減少し、724億円(同2.7%減)となりました。
特別利益は132億円(同-%)となりました。これは主にT&Dホールディングス連結決算上は相殺消去される太陽生命への固定資産等処分益131億円の計上によります。特別損失は70億円(同296.3%増)となりました。これは主に減損損失39億円(同-%)、価格変動準備金繰入額18億円(同11.2%増)、本社移転費用10億円(同-%)によります。
四半期純利益は、前年同期に比べ41億円増加し、480億円(同9.5%増)となりました。
なお、基礎利益は881億円(同9.9%増)となりました。また、順ざや額は259億円(同59.3%増)となりました。
T&Dフィナンシャル生命保険株式会社
経常収益は、保険料等収入1,298億円(前年同期比41.1%減)、資産運用収益97億円(同73.4%減)、その他経常収益294億円(同2.5%増)を合計した結果、前年同期に比べ1,169億円減少し、1,690億円(同40.9%減)となりました。
一方、経常費用は、保険金等支払金1,529億円(同40.5%減)、責任準備金等繰入額0億円(同24.5%減)、資産運用費用44億円(同184.4%増)、事業費96億円(同10.8%減)等を合計した結果、前年同期に比べ1,025億円減少し、1,684億円(同37.8%減)となりました。
この結果、経常利益は、前年同期に比べ144億円減少し、5億円(同96.1%減)となりました。
特別損失は3億円(同279.9%増)となりました。これは主に本社移転費用2億円(同-%)によります。
四半期純利益は、前年同期に比べ102億円減少し、1億円(同98.8%減)となりました。
なお、基礎利益は△12億円(同-%)、逆ざや額は23億円(同0.1%増)となりました。
②財政状態
太陽生命保険株式会社
当第3四半期会計期間末の総資産は7兆2,665億円(前事業年度末比0.7%増)となりました。
主な資産構成は、公社債を中心とする有価証券5兆222億円(同3.3%減)、貸付金1兆3,433億円(同2.7%減)、コールローン3,853億円(同46.7%増)、有形固定資産1,918億円(同11.1%増)であります。
負債の部合計は6兆7,576億円(同1.5%増)となりました。その大部分を占める保険契約準備金は6兆2,669億円(同0.2%減)となっております。
純資産の部合計は5,089億円(同9.0%減)となりました。純資産の部中、その他有価証券評価差額金は2,854億円(同20.1%減)となっております。
保険会社の健全性を示す行政監督上の指標のうち、ソルベンシー・マージン比率は875.8%(前事業年度末は993.9%)となりました。また、実質純資産は1兆1,189億円(同1兆1,634億円)となりました。
大同生命保険株式会社
当第3四半期会計期間末の総資産は6兆988億円(前事業年度末比2.0%増)となりました。
主な資産構成は、公社債を中心とする有価証券4兆9,491億円(同2.0%増)、貸付金4,835億円(同1.7%減)、買入金銭債権2,479億円(同1.9%増)であります。
負債の部合計は5兆4,085億円(同2.1%増)となりました。その大部分を占める保険契約準備金は5兆2,535億円(同2.5%増)となっております。
純資産の部合計は6,903億円(同1.5%増)となりました。純資産の部中、その他有価証券評価差額金は2,633億円(同9.7%減)となっております。
ソルベンシー・マージン比率は1,336.5%(前事業年度末は1,363.7%)となりました。また、実質純資産は1兆3,318億円(同1兆2,884億円)となりました。
T&Dフィナンシャル生命保険株式会社
当第3四半期会計期間末の総資産は1兆3,629億円(前事業年度末比1.8%減)となりました。
主な資産構成は、有価証券6,371億円(同20.9%減)、金銭の信託4,935億円(同12.8%増)、現金及び預貯金1,296億円(同51.3%増)、コールローン716億円(同205.1%増)であります。
負債の部合計は1兆2,944億円(同1.9%減)となりました。その大部分を占める保険契約準備金は1兆2,784億円(同1.8%減)となっております。
純資産の部合計は684億円(同0.4%増)となりました。純資産の部中、その他有価証券評価差額金は9億円(同21.6%増)となっております。
ソルベンシー・マージン比率は1,336.7%(前事業年度末は1,271.9%)となりました。また、実質純資産は1,638億円(同1,562億円)となりました。
③契約業績
太陽生命保険株式会社
当第3四半期累計期間の個人保険、個人年金保険を合計した新契約高(転換による純増加を含みます。以下同じ)は、1兆7,871億円(前年同期比26.5%減)となりました。
一方、個人保険、個人年金保険を合計した解約失効高は、9,443億円(同2.1%減)となりました。
以上の結果、当第3四半期会計期間末の個人保険、個人年金保険を合計した保有契約高は、22兆1,700億円(同0.4%減、前事業年度末比0.1%増)となりました。
大同生命保険株式会社
当第3四半期累計期間の個人保険、個人年金保険を合計した新契約高は、2兆7,683億円(前年同期比3.1%増)となりました。
一方、個人保険、個人年金保険を合計した解約失効高は、1兆8,019億円(同1.8%増)となりました。
以上の結果、当第3四半期会計期間末の個人保険、個人年金保険を合計した保有契約高は、36兆7,571億円(同1.1%増、前事業年度末比1.0%増)となりました。
T&Dフィナンシャル生命保険株式会社
当第3四半期累計期間の個人保険、個人年金保険を合計した新契約高は、1,787億円(前年同期比23.1%減)となりました。
一方、個人保険、個人年金保険を合計した解約失効高は、472億円(同41.1%減)となりました。
以上の結果、当第3四半期会計期間末の個人保険、個人年金保険を合計した保有契約高は、1兆8,064億円(同0.1%減、前事業年度末比0.0%増)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。