第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

 

2 【経営上の重要な契約等】

特記すべき事項はありません。

 

 

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

過去最高業績の更新、順調な進捗

当第1四半期の経営成績は下表の通りで、2期連続で増収増益を達成するとともに、営業収益、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益のすべてで過去最高を更新しました。

当第1四半期までの通期業績予想に対する経常利益進捗率は35%と、当期の業績は順調に推移していると判断しております。

主力のビル賃貸に加え、マンション販売と仲介が好調を維持

部門別では、東京のオフィスビル中心の不動産賃貸事業が引き続き業績を牽引し、増収増益を達成したのに加えて、分譲マンションの売上計上が高水準となった不動産販売事業と、中古住宅の仲介を中心とした不動産流通事業が好調に推移、ともに二桁の増益率を達成しました。その結果、営業収益は2,709億円(前年同期比+1.6%)、営業利益は631億円(同+18.3%)となりました。

営業外損益改善、経常増益に寄与

支払利息の減少や受取配当金の増加などにより、営業外損益は前年同期比27億円の改善となり、経常増益に寄与しました。その結果、経常利益は626億円(前年同期比+25.0%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は428億円(同+29.0%)となりました。

 

 

 

(百万円)

 

前第1四半期連結累計期間
(28.4.1~28.6.30)

当第1四半期連結累計期間
(29.4.1~29.6.30)

増減

営業収益

266,577

270,930

+4,353

営業利益

53,401

63,186

+9,784

経常利益

50,140

62,685

+12,545

親会社株主に
帰属する四半期
純利益

33,169

42,804

+9,635

 

主要セグメント別の概況

 

 

 

 

(百万円)

営業収益

前第1四半期連結累計期間
(28.4.1~28.6.30)

当第1四半期連結累計期間
(29.4.1~29.6.30)

増減

 

 不動産賃貸

82,145

86,821

+4,676

 

 不動産販売

133,758

133,739

△19

 

 完成工事

35,101

32,983

△2,117

 

 不動産流通

14,517

15,986

+1,469

連結計

266,577

270,930

+4,353

 

 

 

 

(百万円)

営業利益

前第1四半期連結累計期間
(28.4.1~28.6.30)

当第1四半期連結累計期間
(29.4.1~29.6.30)

増減

 

 不動産賃貸

32,636

38,148

+5,511

 

 不動産販売

21,401

25,029

+3,627

 

 完成工事

162

△373

△535

 

 不動産流通

3,371

4,619

+1,247

連結計

53,401

63,186

+9,784

 

 

<不動産賃貸事業部門>

テナント需要堅調、新築ビル通期稼働効果などにより増収増益

当第1四半期は、既存ビルの賃料上昇効果に加え、前期に竣工した「住友不動産六本木グランドタワー」などの通期稼働が業績に寄与した結果、増収増益となりました。

通期業績予想に対する営業利益進捗率は28%と、当事業部門の業績は計画通り順調に推移していると判断しております。

 

既存ビル空室率は低位安定、新規ビルのテナント募集順調

既存ビルの空室率は4.7%(前期末4.5%)と低位で安定しており、当期竣工予定の「大崎プロジェクト」をはじめ、新規ビルのテナント募集も順調に進捗しております。

 

 

 

 

 

前第1四半期末
(28.6月末)

前期末
(29.3月末)

当第1四半期末
(29.6月末)

既存ビル空室率

4.6%

4.5%

4.7%

 

 

 

 

<不動産販売事業部門>

マンション計上高水準、2期連続営業増益

当第1四半期は、「シティタワー目黒」、「ガーデンヒルズ四ツ谷 迎賓の森」、「シティテラス八千代緑が丘ステーションコート」などが引渡しを開始、マンション、戸建、宅地の合計で2,493戸(前年同期比△4戸)を販売計上しました。その結果、売上高は過去最高だった前年並みとなり高水準を確保するとともに、営業利益は利益率の改善が寄与し二桁の増益率(前年同期比+17.0%)となりました。

通期業績予想に対する営業利益進捗率は53%と高く、当事業部門の業績は順調に推移していると判断しております。

 

マンション契約1,762戸、過去最高

マンションの契約戸数は全四半期を通じて過去最高の1,762戸(前年同期比+229戸)となり、引き続き高水準で推移しております。その結果、当第1四半期末時点におけるマンション、戸建住宅の当期計上予定戸数(5,700戸)に対する契約率は約70%(期首時点50%、前年同期80%)となりました。

低金利下で消費者の購入意欲は底堅く、モデルルームへの来場数も引き続き高水準で推移しております。

 

 

 

 

 

 

 

前第1四半期連結累計期間
(28.4.1~28.6.30)

当第1四半期連結累計期間
(29.4.1~29.6.30)

増減

マンション契約戸数

1,533

1,762

+229

計上戸数

2,497

2,493

△4

 

マンション・戸建

2,483

2,488

+5

 

宅 地

14

5

△9

売上高(百万円)

133,758

133,739

△19

 

マンション・戸建

131,116

132,919

+1,802

 

宅地・その他

2,642

819

△1,822

 

 

 

 

 

<完成工事事業部門>

受注棟数高水準維持、計画通りの進捗

当第1四半期の受注棟数は、注文住宅事業で702棟(前年同期比+88棟)と、第1四半期として過去最高を達成、「新築そっくりさん」事業でも2,454棟(同△18棟)と、過去最高だった前年同期に続き高水準となりました。当事業部門の業績は、「新築そっくりさん」事業の計上棟数が1,485棟(同△117棟)にとどまり減収減益となりましたが、計上棟数は下半期を中心に増加する見通しで、計画通りの進捗と判断しております。

 

 

 

前第1四半期連結累計期間
(28.4.1~28.6.30)

当第1四半期連結累計期間
(29.4.1~29.6.30)

増減

受注棟数

3,086

3,156

+70

 

新築そっくりさん

2,472

2,454

△18

 

注文住宅

614

702

+88

計上棟数

1,964

1,845

△119

 

新築そっくりさん

1,602

1,485

△117

 

注文住宅

362

360

△2

売上高(百万円)

30,255

28,877

△1,377

 

新築そっくりさん

19,053

17,555

△1,498

 

注文住宅

11,202

11,322

+120

 

 

 

 

<不動産流通事業部門>

仲介件数増、単価上昇により増収増益

住友不動産販売㈱が担当する当事業部門の第1四半期は、主力の仲介事業で個人の中古住宅取引を中心に、仲介件数が9,559件(前年同期比+2.9%)と過去最高を更新、首都圏を中心に取扱単価も上昇し、増収増益となりました。

通期業績予想に対する営業利益進捗率は23%と、計画通りの進捗と判断しております。

 

 

前第1四半期連結累計期間
(28.4.1~28.6.30)

当第1四半期連結累計期間
(29.4.1~29.6.30)

増減

仲介件数

9,282

9,559

+277

取扱高 (百万円)

284,194

308,868

+24,674

取扱単価(百万円)

30.6

32.3

+1.7

 

 

 

 

<その他の事業部門>

上記の主要事業のほか、フィットネスクラブ事業、飲食業などその他の事業は、営業収益3,301百万円(前年同期比+199百万円)、営業利益580百万円(同+50百万円)を計上いたしました。

 

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりです。

 

当社株式の大規模な買付行為に関する対応方針(買収防衛策)

1. 基本方針の内容とその実現に資する取組み

当社グループは、不動産賃貸、不動産販売、完成工事、不動産流通の、性格の異なる主力事業が相互に補完し合い、バランス良く成長するというグループの一体経営により、企業価値の増大を図ってまいりました。
 これら主力事業のうち、不動産賃貸、不動産販売の2事業は、まず用地を取得し、かつ計画期間内に建物が竣工しなければ収益に計上できない投資先行型の事業です。当社は、常に将来に向けた適切な先行投資を行うのが本業であり、これら2事業には、投資が一定の時間差をおいて収益に貢献し、企業価値の増大に結びつくという性格が内在されています。
 しかるに、巨額の資金を動かせる市場参加者が多数存在している現状では、多様な判断ないし思惑が入り乱れることによって、当社株式に対し異常な投資行動が生じる恐れ無しとは申せません。中長期的な展望に基づき、着実な株主価値の向上を目指す当社といたしましては、これまで多大な成果を収めてきた経営手法が一部の異常な思惑によって妨げられることのないよう予め方策を講じておくことが、株主共同の利益に合致すると判断し、「当社株式の大規模な買付行為に関する対応方針(買収防衛策)」を導入しております。本対応方針は、平成19年5月17日開催の取締役会決議に基づき導入され、その後、同年6月28日開催の第74期定時株主総会、平成22年6月29日開催の第77期定時株主総会、平成25年6月27日開催の第80期定時株主総会および平成28年6月29日開催の第83期定時株主総会において、それぞれ株主の皆様のご承認を得て、継続または更新され、その有効期間は平成31年6月開催予定の第86期定時株主総会終結時までとなっております。

2. 当社株式の大規模買付行為に関する対応方針の内容と取締役会の判断

当社は、当社株式の大規模な買付行為が開始された場合において、これを受け入れるかどうかは、原則として、当社株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えておりますが、当社株主の皆様が企業価値ひいては株主共同の利益への影響を適切に判断するためには、大規模買付者および当社取締役会の双方から、当社株主の皆様に必要かつ十分な情報・意見・代替案などの提供と、それらを検討するための必要かつ十分な時間が確保される必要があると考えております。
 本対応方針は、当社株式の大規模買付行為に関するルールを設定し、大規模買付者に対して大規模買付ルールの遵守を求めております。大規模買付ルールは、事前に大規模買付者から当社取締役会に対して必要かつ十分な情報が提供され、当社取締役会による一定の評価期間が経過した後に大規模買付行為を開始するというものです。大規模買付者がこの大規模買付ルールを遵守しない場合、あるいは遵守した場合でも、大規模買付行為が当社に回復しがたい損害をもたらすことが明らかであるときや、企業価値ひいては株主共同の利益を著しく損なうときには、当社取締役会として相当と認める対抗措置を講ずることとしております。
 なお、大規模買付者が大規模買付ルールを遵守したか否か、当該大規模買付行為が当社に回復しがたい損害をもたらすことが明らかである場合や企業価値ひいては株主共同の利益を著しく損なう場合に該当するか否か、対抗措置をとるべきか否か等について取締役会が判断するにあたっては、社外の学識経験者、弁護士、公認会計士等から選任された特別委員会に対し諮問を行い、その勧告を最大限尊重するものとしております。
 以上のとおり、本対応方針は、当社株式の大規模な買付行為に対し株主の皆様が判断するのに必要な情報と時間を確保するためのルールを設定し、大規模買付者がこのルールを遵守しない場合や大規模買付行為が当社に回復しがたい損害をもたらすことが明らかな場合などに対抗措置を講ずることを定めたものでありますので、当社の企業価値ひいては株主共同の利益に資するものであり、当社役員の地位の維持を目的とするものではありません。
 (注) 本方針の詳しい内容については、当社ホームページ
(http://www.sumitomo-rd.co.jp/news/files/1605_0002/release_0512_2.pdf)をご参照ください。

 

 

(3)研究開発活動

特記すべき事項はありません。

 

(4)主要な設備の状況

当第1四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設計画は次のとおりであり、いずれも不動産賃貸事業の拡充を目的としたものであります。

設備の内容

見積金額

(百万円)

既払額

(百万円)

着工年月

完成予定年月

麹町一丁目計画

地上7階 地下1階

延床面積 約11,674㎡

5,700

162

平成29年4月

平成30年10月

西新宿六丁目計画

地上34階 地下2階

延床面積 約61,321㎡

34,800

33

平成29年6月

平成31年3月

 

(注)1 上記金額は消費税等を含んでおりません。

   2 麹町一丁目計画はグループ外の第三者との共同ビルであり、見積金額、既払額とも当社グループの持分によっております。

   3 見積金額に土地および借地権は含んでおりません。

   4 所要金額40,500百万円については、預り敷金および保証金、ならびにキャッシュ・フローによりまかなう予定でありますが、現時点で詳細については確定しておりません。