第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第2四半期連結累計期間における国内経済は、政府による継続的な各種経済政策により雇用環境の改善や企業業績の改善による設備投資の増加等を背景に、緩やかな回復基調が続きました。しかしながら、中国経済の更なる減速、資源価格の低迷による新興国の景気後退など、先行きは依然として不透明な状況が続いております。

 こうした中、当社企業グループにおきましては、『土地有効活用』・『不動産仲介』・『不動産管理』を基盤とした『ストックビジネス』を地域密着でさらに拡充させ、『ワンストップ』でお客様にサービスをご提供するとともに、グループ各社でお取引のある法人との取引基盤の拡大も図りながら、景気に左右されない安定収益基盤づくりに努めてまいりました。

 その結果、当社グループの安定収益基盤となります不動産管理物件数は、平成27年9月末現在、アパート・マンション管理戸数111,671戸、月極め駐車場台数88,521台、時間貸駐車場「ナビパーク」の運営は34,928台、企業の社宅管理代行業におきましては住宅64,080戸、駐車場10,548台(受託企業数223社)を受託、これに分譲マンション管理戸数3,681戸、24時間緊急対応サービス「アクセス24」受託戸数322,065戸を加えますと、住宅501,497戸、駐車場133,997台となり、ビル・施設管理件数も1,427件となっております。

 また、海外拠点におきましては、海外進出を図る日本企業のオフィスや駐在員の住宅の仲介、工場等の売買仲介、レンタルオフィス・サービスアパートメントの運営等のサポート業務を行うとともに、国内では、「国際事業本部」を窓口にお取引のある法人の海外進出ニーズを集約し各海外拠点へ繋ぐなど、海外ネットワークの強みを活かしたビジネスモデルを構築しております。海外拠点数は世界22カ国、34拠点となっております。

 不動産営業店舗「ピタットハウス」は、平成27年9月末現在で全国499店舗のネットワーク(スターツグループ店106店舗、ネットワーク店393店舗)となっております。また、高齢者支援・保育施設につきましては、平成27年9月末現在で首都圏・中部地方を中心に66事業所を運営しており、首都圏・関西地方にて4事業所の開設準備をしております。

 当第2四半期連結累計期間の業績は、主に分譲不動産事業の小岩駅南口再開発事業における分譲マンション「アルファグランデ小岩スカイファースト」、共同開発事業であります分譲マンション「レジデントプレイス西葛西」の販売引渡しにより、売上高は前年同期比19.1%増加し809億91百万円となりました。営業利益におきましては、分譲不動産事業に加え、売買仲介事業、ゆとり事業及びコンサルティング事業の増収により、人員体制の強化等に伴う販売管理費の増加を吸収し、前年同期比17.8%増加の88億58百万円、経常利益におきましても、前年同期比18.8%増加の87億89百万円となりました。

 この結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は、55億86百万円となりました。前年同期比では20.1%減少しておりますが、これは前第2四半期連結累計期間におきまして、当社と連結子会社3社との株式交換に伴う負ののれん発生益25億37百万円を特別利益として計上したためであります。

 当社グループ図及びセグメントの業績は次のとおりであります。

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①建設事業

 建設事業におきましては、創業以来の地域に密着した営業により集積したデータを活用し、相続税対策をはじめとする資産継承及び運用のコンサルティングと、賃貸住宅、商業ビル、高齢者福祉施設など、お客様の所有地やニーズ、地域に適した土地有効活用の提案を行っております。

 『免震構造の建物』におきましては、「高床免震」「吊床免震」「低重心免震」など独自の研究・開発に基づく特許を取得し、免震を社会インフラとして普及に注力してまいりました結果、累計の受注棟数は平成27年9月末では346棟となりました。当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高216億68百万円(前年同期比8.6%減)、大型施設の工事進捗及び施工体制の強化に伴う人件費の増加等により、営業利益21億75百万円(前年同期比26.9%減)となりました。

 なお、受注残高は731億63百万円となり、前年同期と比べまして21億59百万円増加しております。

 

②賃貸仲介事業

 賃貸仲介事業におきましては、グループの不動産管理物件数の増加に伴い、仲介手数料及び更新手数料が堅調に推移いたしました。また、グループの総合力を活かし、法人取引の拡大にも取り組んでおりますが、将来を見据え、より一層の顧客ニーズに合わせた接客やサービス向上を図るための人員体制の強化等も行ってまいりました結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高24億85百万円(前年同期比4.8%増)、営業利益3億51百万円(前年同期比17.2%減)となりました。

 

③売買仲介事業

 売買仲介事業におきましては、地域密着営業により資産の売却や買換えのニーズに応じたコンサルティングに注力してまいりました結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高24億66百万円(前年同期比27.9%増)、営業利益7億18百万円(前年同期比67.7%増)となりました。

 

④不動産管理事業

 不動産管理事業におきましては、従来からの地域密着営業により住宅の管理受託戸数が順調に推移するとともに、グループの総合力を活かし、ホテルなど大型商業施設の管理受託を推進してまいりました結果、管理手数料収入及び入退去時の修繕工事、入居促進のためのリノベーション工事等が増加いたしましたが、一方で、新規大型施設の管理業務立ち上げに伴う人員の採用等先行的なコストも増加いたしました。この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高306億97百万円(前年同期比5.1%増)、営業利益29億92百万円(前年同期比6.4%減)となりました。

 

⑤分譲不動産事業

 分譲不動産事業におきましては、厳選したエリアで、より地域のニーズに合致した商品提供を継続しており、安心・安全というコンセプトを明確にした商品が支持されております。

 平成27年2月から販売を開始いたしました免震構造の分譲マンション「アルファグランデ篠崎弐番街」(東京都江戸川区:総戸数40戸)は完売し、平成28年9月の完成引渡を予定しております。

 当第2四半期連結累計期間の業績は、小岩駅南口再開発事業における分譲マンション「アルファグランデ小岩スカイファースト」(東京都江戸川区:総戸数177戸)、共同開発事業であります分譲マンション「レジデントプレイス西葛西」(東京都江戸川区:総戸数459戸)等の販売引渡しにより、売上高127億3百万円(前年同期売上高8億47百万円)、営業利益16億46百万円(前年同期営業損失2億55百万円)となりました。

 なお、当第2四半期連結累計期間末における契約残高は113戸、26億4百万円となっております。

 

⑥出版事業

 出版事業におきましては、220万人を超える会員を有する女性向けウェブサイト「オズモール」の成功報酬型の送客サービス「オズのプレミアム予約」シリーズを中心に展開し、独自基準で厳選したビューティーサロン、ホテル、レストランなどの利用予約サービスを提供しております。また、若年層向けのケータイ小説投稿サイト「野いちご」(会員数64万人)及び20代から40代の女性向けの小説投稿サイト「Berry’s Cafe」(会員数46万人)の広告収入や、「オズモール」・女性向け情報誌「オズマガジン」及びフリーマガジン「メトロミニッツ」の広告収入が順調に増加いたしました結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高16億67百万円(前年同期比2.7%増)、営業利益46百万円(前年同期比3.0%増)となりました。

 

⑦ゆとり事業

 ゆとり事業におきましては、「ホテル エミオン 東京ベイ」(千葉県浦安市)・「沖縄ナハナ・ホテル&スパ」(沖縄県那覇市)をはじめ、各ホテル旅館におきまして、顧客ニーズに合わせたサービスの向上に注力し、引き続き順調な稼働で推移しております。また、高齢者支援におきましても、グループホーム「きらら東大島」(東京都江東区)を新たに開設、地域に根ざした利用者目線でのサービス提供を目指し、人材採用・育成活動にも積極的に取り組み、高い稼働を維持してまいりました結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高65億21百万円(前年同期比9.7%増)、営業利益7億9百万円(前年同期比23.5%増)となりました。

 

⑧コンサルティング事業

 コンサルティング事業におきましては、スターツプロシード投資法人の運用委託に係る報酬や「ピタットハウス」ネットワーク店舗の経営指導に伴う収入、生損保保険代理店手数料、投資信託販売手数料、住宅ローン取扱いに伴う手数料収入等が着実に増加してまいりました結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高18億42百万円(前年同期比27.5%増)、営業利益4億40百万円(前年同期比42.9%増)となりました。

 

⑨物販事業

 物販事業におきましては、主にカードキーシステム「シャーロック」シリーズの製造・販売を行っております。ICカードを集合住宅用の鍵として利用できるICカードリーダーの開発を進め、新商品の販売を開始するとともに、受注・発注、製造・出荷業務のさらなる一元化を進めてまいりました結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高9億37百万円(前年同期比0.2%減)、営業利益22百万円(前年同期比52.9%減)となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比べて1億2百万円の資金を獲得し347億32百万円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、建設事業及び分譲不動産事業における仕入債務の減少90億59百万円、法人税等の支払36億18百万円等により資金を使用いたしましたが、税金等調整前四半期純利益86億84百万円、分譲不動産事業におけるたな卸資産の減少65億36百万円、その他不動産管理事業の社宅代行契約にかかる立替資金の回収、消費税の還付金等38億92百万円の資金の増加により、75億22百万円の資金を獲得(前年同四半期は80億46百万円の資金を使用)いたしました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、不動産管理事業における時間貸駐車場「ナビパーク」の新規開設等により14億1百万円の資金を使用(前年同四半期は18億16百万円の資金を使用)いたしました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、剰余金の配当ならびに分譲不動産事業におけるプロジェクト資金の銀行借入返済等により、60億18百万円の資金を使用(前年同四半期は36億93百万円の資金を獲得)いたしました。

 

(3)資産、負債、純資産に関する分析

 当第2四半期連結会計期間末の総資産におきましては、前連結会計年度末と比べて、117億80百万円減少し、1,672億16百万円となりました。これは、主に分譲不動産事業における分譲マンション「アルファグランデ小岩スカイファースト」及び「レジデントプレイス西葛西」の完成引渡しにより、仕掛販売用不動産が減少したことによるものであります。また、負債におきましては、前連結会計年度末と比べて154億71百万円減少し、1,088億40百万円となりました。これは建設事業及び分譲不動産事業における買掛金及び工事未払金の支払、法人税等の納付等により流動負債が130億63百万円減少し、分譲不動産事業の長期借入金の返済等に伴い固定負債が24億8百万円減少したことによるものであります。なお、有利子負債残高は689億87百万円となり、前連結会計年度末と比べますと48億41百万円減少しております。また、純資産におきましては、剰余金の配当11億85百万円を行っておりますが、親会社株主に帰属する四半期純利益55億86百万円等によって、前連結会計年度末と比べて36億90百万円増加し、583億75百万円となりました。この結果、1株当たり純資産額は1,094円7銭となりました。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。