第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日時点において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第1四半期連結累計期間における国内経済は企業収益や雇用所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調にあるものの、欧米の政治・経済リスクや世界的な地政学的リスクの高まりなどにより先行きは依然として不透明な状況が続いております

 こうした中、当社企業グループにおきましては、『土地有効活用』・『不動産仲介』・『不動産管理』を基盤とした『ストックビジネス』を地域密着でさらに拡充させ、『ワンストップ』でお客様にサービスをご提供するとともに、グループ各社でお取引のある法人との取引基盤の拡大も図りながら、景気に左右されない安定収益基盤づくりに努めてまいりました

 その結果、当社グループの安定収益基盤となります不動産管理物件数は、平成29年6月末現在、アパート・マンション管理戸数119,948戸、月極駐車場台数90,122台、時間貸駐車場「ナビパーク」の運営は38,551台、企業の社宅管理代行業におきましては住宅74,978戸、駐車場12,496台(受託企業数283社)を受託、これに分譲マンション管理戸数3,482戸、24時間緊急対応サービス「アクセス24」受託戸数384,042戸を加えますと、住宅582,450戸、駐車場141,169台となり、ビル・施設管理件数は1,734件となっております

 海外拠点におきましては、海外進出を図る日本企業のオフィスや駐在員の社宅の仲介、工場等の売買仲介、レンタルオフィス・サービスアパートメントの運営等のサポート業務を行うとともに、国内では、「国際事業本部」を窓口にお取引のある法人の海外進出ニーズを集約し各海外拠点へ繋ぐなど、海外ネットワークの強みを活かしたビジネスモデルを構築しております。海外拠点数は平成29年6月末現在で世界22カ国、34拠点となっております

 不動産営業店舗「ピタットハウス」は、平成29年6月末現在で全国592店舗のネットワーク(スターツグループ店112店舗、ネットワーク店480店舗)となっております。また、高齢者支援・保育施設につきましては、平成29年6月末現在85事業所を運営しており、首都圏・関西・中部エリアにおきまして16事業所の開設を準備しております

 当第1四半期連結累計期間の業績は、不動産管理事業における管理戸数の増加、ゆとり事業における高齢者支援施設の施設数増加等により、売上高は374億39百万円(前年同期比5.7%増加)となりました。さらに建設事業における建築資材の集中購買や工期の平準化等コスト低減にも取り組んでまいりました結果、営業利益は45億4百万円(前年同期比12.1%増加)、経常利益は45億27百万円(前年同期比28.6%増加)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は29億55百万円(前年同期比9.6%増加)となりました

 

 当社グループ図及びセグメントの業績は次のとおりであります。

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 ①建設事業

 建設事業におきましては、創業以来の地域に密着した営業により集積したデータを活用し、資産継承及び運用のコンサルティングとして、お客様の所有地やニーズ、地域性などをふまえ、賃貸住宅・商業ビル・高齢者支援施設など幅広い商品による土地有効活用の提案を行っております。

 当第1四半期連結累計期間におきましては、新たに営業拠点を5ヶ所新設し、地域へのさらなる深耕・拡大に努めてまいりました。また、社会インフラとして普及に注力しております『免震構造の建物』におきましては、「高床免震」をはじめとする様々な特許工法や、これまで培ってきた超高層物件、ホテル、物流施設などでの実績を活かし、免震構造が採用可能な用途、敷地、建物のフィールドを広げることで、累計の受注棟数は平成29年6月末現在で400棟となりました。

 当第1四半期連結累計期間の業績は、建築資材の集中購買や工期の平準化を図るなど、引き続きコスト低減等に取り組んでまいりました結果、売上高108億65百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益18億43百万円(前年同期比21.7%増)、受注残高は736億79百万円(前年同期比0.9%減)となりました。

 

 ②賃貸仲介事業

 賃貸仲介事業におきましては、不動産管理物件の増加に伴い、仲介手数料及び更新手数料が堅調に増加いたしました。また、グループの総合力を活かし、地域密着営業による法人取引の拡大にも注力してまいりました結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高13億12百万円(前年同期比6.0%増)、営業利益2億55百万円(前年同期比65.1%増)となりました

 

 ③売買仲介事業

 売買仲介事業におきましては、グループとして取引のあるお客様へ継続的にアプローチを重ね、関係強化を図り、ニーズに合った提案を推進してまいりました結果、仲介手数料及び取扱件数共に堅調に推移いたしました。当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高14億24百万円(前年同期比2.6%増)、営業利益4億69百万円(前年同期比34.3%増)となりました

 

 ④不動産管理事業

 不動産管理事業におきましては、グループの総合力を活かした新規管理物件の受託及び既存管理物件の入居促進に注力し、管理手数料売上及び賃貸事業売上は順調に推移いたしました。また、メンテナンス売上につきましても、管理物件数の拡大により定期保守工事などが増加いたしました結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高172億22百万円(前年同期比6.2%増)、営業利益17億83百万円(前年同期比6.7%増)となりました

 

 ⑤分譲不動産事業

 分譲不動産事業におきましては、厳選したエリアで、より地域のニーズに合致した商品提供を継続しております。都心部や郊外エリアでの好立地(駅前・駅近)プロジェクトへの取り組みなど、将来の事業展開を踏まえ、新たに既存商品の上位ブランドとして分譲マンション「QUWON(クオン)」、分譲戸建「QUWON GARDEN(クオンガーデン)」を立ち上げました。初弾といたしまして、免震構造の低層分譲マンション「QUWON(クオン)新浦安」(千葉県浦安市:販売戸数170戸)の販売を開始いたしました。

 当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高6億84百万円(前年同期14.0%減)、営業損失1億30百万円(前年同期営業損失90百万円)となりました。

 なお、当第1四半期連結累計期間における契約残高は、平成30年9月に引渡予定の「アルファグランデ千桜タワー」(東京都千代田区:販売戸数185戸)等71億87百万円となりました。

 

 ⑥出版事業

 出版事業におきましては、女性向けウェブサイト「オズモール」の270万人を超える会員をターゲットとした成功報酬型の送客サービス「オズのプレミアム予約」シリーズを中心に、ビューティーサロン、ホテル、レストランなどの利用予約サービスを提供しております。独自基準で厳選した予約可能施設の拡充に伴い送客実績も堅調に推移いたしました。また、雑誌制作の人員体制の見直し等も行ってまいりました結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高9億70百万円(前年同期比10.9%増)、営業利益1億69百万円(前年同期営業利益30百万円)となりました。

 

 ⑦ゆとり事業

 ゆとり事業におきましては、「ホテル エミオン 東京ベイ」(千葉県浦安市)・「沖縄ナハナ・ホテル&スパ」(沖縄県那覇市)をはじめ、各ホテル・旅館が、お客様のニーズに合わせたより質の高いサービスの提供を追求し、引き続き順調な稼働で推移いたしました。また、高齢者支援・保育施設等におきましては、新たに認可保育園「流山おおたかの森きらきら保育園」(千葉県流山市)等9事業所の開設に加え、既存施設の人材確保に注力してまいりました結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高35億35百万円(前年同期比5.6%増)、営業利益2億32百万円(前年同期比39.5%減)となりました。

 

 ⑧コンサルティング事業

 コンサルティング事業におきましては、スターツプロシード投資法人の運用委託に係る報酬、「ピタットハウス」ネットワーク店舗の経営指導に伴う収入、信託報酬等が着実に増加しております。また、生命保険代理店手数料及び証券取引における売買手数料が増加したことにより、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高10億96百万円(前年同期比32.0%増)、営業利益2億43百万円(前年同期比91.2%増)となりました。

 

 ⑨物販事業

 物販事業におきましては、カードキーシステム「シャーロック」シリーズの製造・販売、コンビニエンスストアの運営を行っております。カードキーシステムにおきましては、ICカード対応の商品を中心に販売を強化してまいりました結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高3億26百万円(前年同期比4.1%減)、営業利益48百万円(前年同期営業利益33百万円)となりました

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比べて58億66百万円の資金を獲得し、527億14百万円の残高となりました。当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益45億2百万円、減価償却費7億95百万円、建設事業等における売上債権の回収9億3百万円等により資金は増加いたしましたが、分譲不動産事業におけるたな卸資産の増加162億35百万円、法人税等の支払38億75百万円等により、129億12百万円の資金を使用(前年同四半期は27億69百万円の資金を使用)いたしました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、ゆとり事業における「カンボジアホテルプロジェクト」、「ホテル エミオン 東京ベイ 新館〈エミオンスクエア〉」の建設費用等により41億39百万円の資金を使用(前年同四半期は25億95百万円の資金を使用)いたしました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、剰余金の配当等による支出の一方で、分譲不動産事業におけるプロジェクト資金等の銀行借入により、229億51百万円の資金を獲得(前年同四半期は70億68百万円の資金を獲得)いたしました。

(3)資産、負債、純資産に関する分析

 当第1四半期連結会計期間末の総資産額は2,163億17百万円となり、前連結会計年度末と比較し235億3百万円増加いたしました。これは、主に分譲不動産事業における販売用不動産の取得、ゆとり事業における「ホテル エミオン 東京ベイ 新館〈エミオンスクエア〉」の建設費用による有形固定資産の増加によるものであります。

 負債総額は1,432億40百万円となり、前連結会計年度末と比較し221億9百万円増加いたしました。これは、主に短期借入金及び長期借入金の増加によるものであります。

 純資産額は730億76百万円となり、前連結会計年度末と比較し13億93百万円増加しました。これは、主に利益剰余金の増加によるものであります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。