第2【事業の状況】

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針

 当社企業グループは、資産活用の『トータル・ソリューション・カンパニー』として不動産・金融を中心とした資産運用コンサルティング業を基盤に、そこから派生する不動産仲介・賃貸管理等のフィービジネスの拡充を図りながら、インターネットや雑誌などのメディア事業、物販事業、ゆとり事業など地域の人々の暮らしに密着した関連事業を総合的に展開することでお客様の様々なニーズに応え、一生涯お付き合いいただける『生涯顧客』を創造してまいります。また、国内外を問わず地域に密着した『総合生活文化企業』として、長いお付き合いのなかで様々なサービスを提供することにより安定的な収益が見込める『ストック型収益積層ビジネス』を拡充し、『人が、心が、すべて。』の理念のもと、お客様とともに永続的に発展する企業グループを目指しております。

(2)経営戦略等

 基幹事業であります資産運用コンサルティング業と不動産仲介・不動産管理事業等のフィービジネス業務の強化を図るため、不動産営業店舗「ピタットハウス」におけるサービスの質の向上や賃貸管理受託営業を一層推進し、営業エリアの深耕・拡大、不動産管理物件の拡充等に注力するとともに、グループ内の各事業の連携による新たな商品の企画・サービスの提供、研修制度の充実による人財育成等を積極的に行ってまいります。不動産信託事業は、これまで蓄積してきた資産有効活用のノウハウを活かしながら、信託機能を通して、資産管理から資産継承までワンストップの資産運用コンサルティングサービスの提供を可能とし、顧客基盤の拡大につながっております。また、商品開発におきましては、ユーザーニーズの多様化、『安全』『環境』に対する意識の高まりのなかで、低層から中高層まで対応可能な免震構造の住宅や、セキュリティーと居住性の充実を追求した都市型賃貸住宅などユーザーやオーナーの視点に立った良質な『住まい』の企画・開発を引き続き推進するとともに、再開発事業やPFI事業等における施設整備の提案・運営事業にも取り組みながら、都心を中心とした施設管理受託営業の強化も図り、総合的な不動産管理サービス事業を展開してまいります。さらにホテル・温泉旅館、高齢者支援施設等の運営を中心としたゆとり事業におきましては、高齢化社会も見据えた様々なサービスの提供に注力するとともに、当社グループのポイントシステム「夢なび」会員の拡大を通して、グループ国内外ともに様々なサービス利用の機会を提供しながら、新たな顧客層の拡大も図り、『総合生活文化企業』として地域に密着した事業展開を継続してまいります。

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 

 

2017年3月期

2018年3月期

2019年3月期

総資産(百万円)

192,814

234,252

238,900

親会社株主に帰属する

当期純利益(百万円)

13,646

13,727

15,264

総資産利益率(%)

(ROA)

7.1

5.9

6.4

自己資本比率(%)

36.7

35.0

39.3

目標とする経営指標といたしましては、資本投下の効率性の観点から総資産利益率(ROA)及び自己資本比率を重視しております。

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 中長期的な経営戦略に基づき、安定的な収益力を基盤に、将来を見据えた設備投資・海外ネットワークの拡充等を行っておりますが、社会・経済情勢の変化・将来の見通し・各事業の収益力を踏まえながら、スピーディーな意思決定のもとビジネスチャンスを逃すことなく、グループの総合力を活かし『総合生活文化企業』として国内外のネットワークの着実な拡大、各事業の収益基盤の強化及び人財の育成を行ってまいります。

2【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)不動産価格の動向について

・有形固定資産の土地・建物
 当社グループでは2019年3月31日現在、有形固定資産の土地・建物を帳簿価格で994億35百万円保有しておりますが、今後の不動産価格の動向及び賃貸不動産の収益状況によっては、減損会計の適用により業績に影響を与える可能性があります。

・販売用不動産(棚卸資産)
 当社グループでは、2019年3月31日現在、棚卸資産としての販売用不動産(仕掛販売用不動産を含む)を帳簿価額で388億72百万円保有しておりますが、今後の不動産価格の動向によっては評価損や売却損の計上等により業績に影響を与える可能性があります。

(2)有利子負債について

 2019年3月期末時点の有利子負債の残高は、前期末と比べて124億72百万円減少し768億78百万円となりました。有利子負債の削減につきましては引き続き取り組んでまいりますが、将来を見据えた設備投資資金等、資金調達は銀行借入によって賄っておりますので、今後の金融情勢によっては、業績に影響を与える可能性があります。

(3)ホテル事業について

 千葉県浦安市におきまして、2005年6月27日「ホテル エミオン 東京ベイ」を開業し、14年が経過いたしました。また2018年1月には新たに「ホテル エミオン 東京ベイ エミオンスクエア」も開業し、東京ディズニーリゾートのパートナーホテルとして運営、現在まで順調に稼動しております。また、2018年10月にはカンボジア・プノンペンにグループ初の海外自社施工・自社運営のホテルとして「ホテル エミオン プノンペン」をオープンいたしましたが、今後の稼動状況等によっては財政状態に影響を与える可能性があります。

(4)建築資材の調達について

 建築資材等の価格が高騰した際に、販売価格に反映することができない場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。

(5)不動産関連法制の変更について

 将来において、建築基準法・都市計画法その他不動産関連法制、建設業法、建築士法等建築に関する法令をはじめとして、当社グループの各事業の遂行に関連する法令の改廃や新たに法的規制が設けられた場合には、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。

(6)不動産関連税制の変更について

 将来において、不動産関連税制や所得税関連等の税制が変更された場合に、不動産取得・売却時のコストの増加、また住宅購入顧客の購買意欲、賃貸住宅オーナー等の事業意欲の減退等により、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。

(7)個人情報の管理について

 当社グループが行っている事業におきましては、多くの顧客の個人情報を保有しております。当社グループでは、個人情報保護方針を制定し、情報管理に関する規程及び運用マニュアル等によって、個人情報管理の強化と徹底を図っております。しかしながら、不測の事態により、当社グループが保有する顧客情報が社外へ漏洩した場合等には、顧客への信用低下やトラブル解決のための費用負担等により当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

(8)自然災害、人災等によるリスク

 地震、暴風雨、洪水その他の自然災害、事故、火災、戦争、暴動、テロその他の人災等が発生した場合には、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

業績等の概要

(1)業績

 当連結会計年度における国内経済は、企業収益や雇用所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調にあるものの、米中貿易摩擦をはじめとした諸外国の政策動向に対する懸念など、先行きは依然として不透明な状況が続いております。

 こうした中、当社企業グループにおきましては、『土地有効活用』・『不動産仲介』・『不動産管理』を基盤とした『ストックビジネス』を地域密着でさらに拡充させ、『ワンストップ』でお客様にサービスを提供するとともに、グループ各社でお取引のある法人との取引基盤の拡大も図りながら、景気に左右されない安定収益基盤づくりに努めてまいりました。

 このような営業活動の結果、当連結会計年度の業績は、売上高は1,951億77百万円(前期比15.6%増加)、営業利益は228億21百万円(前期比8.9%増加)となりました。また、営業外収益として為替差益4億5百万円等により経常利益は240億6百万円(前期比15.8%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は152億64百万円(前期比11.2%増加)となり売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は過去最高の業績となりました。

 事業種類別セグメントごとの業績の概況は次のとおりであります。

①建設事業

 建設事業におきましては、創業以来の地域密着営業により蓄積したデータを活用し、相続税対策をはじめとする資産運用及び継承のコンサルティングとして、お客様の所有地やニーズ、地域性などをふまえ、賃貸住宅・商業ビル・高齢者支援施設・ロードサイド店舗など幅広い商品による土地有効活用の提案を行っております。
 社会インフラとして普及に注力しております『免震構造の建物』におきましては、「高床免震」をはじめとする独自の免震技術・工法を用いてコストダウンを実現するとともに、敷地形状や建物用途、構造に応じた様々な免震建物を建築可能としたことで、累計の受注棟数は2019年3月末現在では463棟となりました。

 当連結会計年度の業績は、人員体制の強化等も図ってまいりました結果、売上高524億3百万円(前期比2.4%増)、営業利益63億57百万円(前期比10.0%減)、受注残高は968億4百万円(前期比20.8%増)となりました。

 

②賃貸仲介事業

 賃貸仲介事業におきましては、不動産管理物件数の増加に伴い、仲介手数料及び更新手数料が堅調に推移いたしました。また、グループの総合力を活かした法人取引の拡大や不動産オーナーへの入居促進等のコンサルティングを推進し、人員体制の強化によってより一層の顧客ニーズに合わせたサービスの向上に努めてまいりました結果、当連結会計年度の業績は、売上高66億53百万円(前期比3.1%増)、営業利益20億17百万円(前期比3.2%減)となりました。

 

③売買仲介事業

 売買仲介事業におきましては、引き続き地域密着営業による事業用資産のコンサルティングや募集管理と合わせた購入・買換えの提案を推進するとともに、従来より注力しておりますグループ各社と連携したCRE(企業不動産)ソリューションの提案により法人との関係構築にも努めてまいりました。また、不動産売却サポートサービス「マイホームオークション」の宣伝活動等も積極的に行ってまいりました結果、当連結会計年度の業績は、売上高59億6百万円(前期比0.9%増)、営業利益16億20百万円(前期比11.2%減)となりました。

 

④不動産管理事業

 不動産管理事業におきましては、グループの総合力を活かした管理受託営業による管理物件数の増加により、管理手数料売上及び賃貸事業売上が堅調に推移し、企業所有社宅の一般賃貸化に伴う大型リノベーション工事など、メンテナンス工事の受注も積極的に行ってまいりました。また2018年11月にはグループ初のショッピングセンター運営事業であります「NEW COAST SHIN-URAYASU」(ニューコースト新浦安:千葉県浦安市)がオープンし、順調に稼働してまいりました結果、当連結会計年度の業績は、売上高794億16百万円(前期比8.7%増)、営業利益91億76百万円(前期比3.2%増)となりました。

 

⑤分譲不動産事業

 分譲不動産事業におきましては、首都圏の厳選したエリアで、より地域のニーズに合致した商品提供を継続しております。

 当連結会計年度の業績は、2018年7月「アルファグランデ千桜タワー」(東京都千代田区:販売戸数185戸)、2018年9月「QUWON(クオン)新浦安」(千葉県浦安市:総戸数170戸)、2019年2月共同開発事業であります「プラウド西葛西」(東京都江戸川区:販売戸数156戸)の完成引渡し、「スターツプロシード投資法人」への賃貸住宅1棟の譲渡等により、売上高218億66百万円(前期売上高69億81百万円)、営業利益9億14百万円(前期営業損失2億99百万円)となりました。

 当連結会計年度における契約残高は、千葉県流山市市有地活用事業の一環として開発しております「QUWON(クオン)流山おおたかの森」(千葉県流山市:販売戸数192戸)の販売が終了いたしました結果、200戸90億47百万円となりました。

 

⑥出版事業

 出版事業におきましては、320万人を超える会員を有する女性向けウェブサイト「オズモール」の成功報酬型送客サービス「オズのプレミアム予約」を中心に、独自基準で厳選した予約可能施設の拡充に伴い送客実績が堅調に推移いたしました。さらに、SEO対策の内製化及び施策の見直しを行ってまいりました結果、当連結会計年度の業績は、売上高42億46百万円(前期比8.5%増)、営業利益4億29百万円(前期比42.6%増)となりました。

 

⑦ゆとり事業

 ゆとり事業におきましては、認知症対応型グループホーム「きらら嵯峨嵐山」(京都府京都市)・「きらら新高円寺」(東京都杉並区)等5事業所を開設し人材採用・育成活動にも積極的に取り組み、高い稼働を維持してまいりました。また、2018年1月にオープンいたしました「ホテル エミオン 東京ベイ エミオンスクエア」(千葉県浦安市)の稼働も当連結会計年度を通して順調に推移してまいりました結果、当連結会計年度の業績は、売上高178億64百万円(前期比17.9%増)、営業利益11億97百万円(前期比20.3%増)となりました。

 

⑧コンサルティング事業

 コンサルティング事業におきましては、「ピタットハウス」ネットワーク店舗の経営指導に伴う収入、スターツプロシード投資法人の運用委託に係る報酬、不動産信託報酬、少額短期保険契約数等が着実に増加してまいりました結果、当連結会計年度の業績は、売上高54億53百万円(前期比11.3%増)、営業利益13億52百万円(前期比20.9%増)となりました。

 

⑨物販事業

 物販事業におきましては、カードキーシステム「シャーロック」シリーズの製造・販売、コンビニエンスストアの運営を行っております。カードキーシステムにおきましては、ICカード対応の商品を中心に、不動産を保有する法人や学校、病院への販売を強化してまいりました一方、初期シリーズの販売終了に伴い他シリーズへの無償切替交換を実施いたしました結果、当連結会計年度の業績は、売上高13億66百万円(前期比1.0%減)、営業利益1億64百万円(前期営業利益3億13百万円)となりました。

 

(2)キャッシュ・フロー

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比べて27億27百万円の資金を獲得し、411億74百万円となりました。

 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益237億9百万円、減価償却費41億66百万円、分譲不動産事業のたな卸資産の減少55億20百万円、消費税還付の未収入金回収等によるその他流動資産の減少24億43百万円による資金の獲得の一方で、法人税等の支払74億42百万円等による資金の使用により、281億74百万円の資金を獲得(前連結会計年度は46億68百万円の資金を使用)いたしました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、「ホテル ルミエール グランデ 流山おおたかの森」、「ホテル エミオン プノンペン」の建築費用、「NEW COAST SHIN-URAYASU」の改修費用等により100億92百万円の資金を使用(前連結会計年度は273億18百万円の資金を使用)いたしました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、剰余金の配当、分譲不動産事業におけるプロジェクト資金等の銀行返済等により、157億59百万円の資金を使用(前連結会計年度は237億9百万円の資金を獲得)いたしました。

生産、受注及び販売の実績

(1)受注高、完成工事高、繰越高及び施工高

 建設事業の受注高、完成工事高、繰越高及び施工高は、次のとおりであります。

種別

前連結会計年度

(自 2017年4月1日

至 2018年3月31日)

前期繰越高

(百万円)

当期受注高

(百万円)

(百万円)

完成工事高

(百万円)

次期繰越高

当期施工高

(百万円)

手持高

(百万円)

うち施工高

(百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

一般住宅

2,106

2,535

4,642

2,273

2,369

0.6

14

2,265

賃貸住宅

69,440

38,784

108,224

42,160

66,064

0.7

435

42,079

その他

5,741

12,672

18,413

6,726

11,687

2.9

334

6,510

77,288

53,992

131,281

51,159

80,121

1.0

784

50,856

 

種別

当連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

前期繰越高

(百万円)

当期受注高

(百万円)

(百万円)

完成工事高

(百万円)

次期繰越高

当期施工高

(百万円)

手持高

(百万円)

うち施工高

(百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

一般住宅

2,369

2,499

4,868

2,159

2,708

0.5

14

2,160

賃貸住宅

66,064

52,986

119,050

40,298

78,751

0.9

702

40,565

その他

11,687

13,602

25,289

9,945

15,344

4.0

612

10,169

80,121

69,087

149,208

52,403

96,804

1.37

1,330

52,895

  (注)1.前期以前に受注したもので、契約の更新等により受注額に変更のあるものについては、当期受注高及び次期繰越高の手持高にその増減を含んでおります。

2.次期繰越高の施工高は、未成工事支出金により手持高の施工高を推定したものであります。

3.当期施工高には分譲不動産事業の分譲にかかる施工高は含まれておりません。

4.当期受注高、完成工事高、次期繰越高、並びに当期施工高には、消費税等は含まれておりません。

5.「その他」は、店舗、倉庫等のほか、リフォーム工事等の少額受注であります。

 

(2)契約及び販売実績

      分譲不動産事業の契約及び販売実績は次のとおりであります。

種別

前連結会計年度

(自 2017年4月1日

至 2018年3月31日)

前期契約残高

当期契約高

当期販売高

当期契約残高

数量

金額

 (百万円)

数量

金額

(百万円)

数量

金額

(百万円)

数量

金額

 (百万円)

 戸建住宅

19

878

18

834

1

44

 マンション分譲

185

7,147

340

13,193

525

20,340

 賃貸住宅

6

6,004

6

6,004

 中古住宅

1

29

1

29

 土地

6

18

4

11

2

6

 その他

101

101

 合計

185

7,147

372

20,226

29

6,981

528

20,391

 

種別

当連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

前期契約残高

当期契約高

当期販売高

当期契約残高

数量

金額

 (百万円)

数量

金額

(百万円)

数量

金額

(百万円)

数量

金額

 (百万円)

 戸建住宅

1

44

20

1,079

16

749

5

374

 マンション分譲

525

20,340

113

8,390

443

20,058

195

8,672

 賃貸住宅

1

800

1

800

 中古住宅

 土地

2

6

2

6

4

12

 その他

245

245

 合計

528

20,391

136

10,522

464

21,866

200

9,047

(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。

 (3)セグメント別販売実績

セグメント別の販売実績につきましては、次のとおりであります。

なお、各事業とも、当社の営業店舗等において最終需要者に対し直接に販売、工事請負契約の締結並びに役務の提供を行っております。

セグメントの名称

前連結会計年度

(自 2017年4月1日

至 2018年3月31日)

当連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

前年同期比

(%)

 

一般住宅

2,273

1.3

2,159

1.1

95.0

建設事業

賃貸住宅

42,160

25.0

40,298

20.6

95.6

 

その他

6,726

4.0

9,945

5.1

147.9

51,159

30.3

52,403

26.8

102.4

賃貸仲介事業

6,452

3.8

6,653

3.4

103.1

売買仲介事業

5,852

3.5

5,906

3.0

100.9

 

不動産管理手数料

8,585

5.1

9,041

4.6

105.3

不動産管理事業

メンテナンス売上

21,867

12.9

23,746

12.2

108.6

 

賃貸収入

42,624

25.2

46,628

23.9

109.4

73,076

43.3

79,416

40.7

108.7

 

戸建住宅

834

0.5

749

0.4

89.9

 

マンション分譲

20,058

10.3

分譲不動産事業

賃貸住宅

6,004

3.6

800

0.4

13.3

 

中古

29

0.0

 

土地

11

0.0

12

0.0

104.2

 

その他

101

0.1

245

0.1

241.5

6,981

4.1

21,866

11.2

313.2

出版事業

3,915

2.3

4,246

2.2

108.5

ゆとり事業

15,151

9.0

17,864

9.2

117.9

コンサルティング事業

4,899

2.9

5,453

2.8

111.3

物販事業

1,380

0.8

1,366

0.7

99.0

合計

168,870

100.0

195,177

100.0

115.6

 (注)1.建設事業「その他」は、店舗、倉庫等のほか、リフォーム工事等の少額受注であります。

   2.販売実績金額には、消費税等は含まれておりません。

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)当連結会計年度の経営成績の分析

 当連結会計年度におきましては、不動産管理事業における管理物件数の増加、分譲マンション「アルファグランデ千桜タワー」(東京都千代田区:販売戸数185戸)、「QUWON(クオン)新浦安」(千葉県浦安市:総戸数170戸)、「プラウド西葛西」(東京都江戸川区:販売戸数156戸)の引渡し、ゆとり事業における高齢者支援施設の新規開設、2018年1月にオープンいたしました「ホテル エミオン 東京ベイ エミオンスクエア」の稼働が引き続き順調に推移したこと等により売上高は1,951億77百万円(前期比15.6%増加)、営業利益は228億21百万円(前期比8.9%増加)となりました。また、営業外収益として為替差益4億5百万円等により経常利益は240億6百万円(前期比15.8%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は152億64百万円(前期比11.2%増加)となり売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は過去最高の業績となりました。

 建設事業におきましては、創業以来の地域密着営業により蓄積したデータを活用し、相続税対策をはじめとする資産運用及び継承のコンサルティングとして、お客様の所有地やニーズ、地域性などをふまえ、賃貸住宅・商業ビル・高齢者支援施設・ロードサイド店舗など幅広い商品による土地有効活用の提案を行っております。人員体制の強化等も図ってまいりました結果、売上高は前期と比べまして12億43百万円増加の524億3百万円、営業利益は前期と比べまして7億5百万円減少の63億57百万円となりました

 不動産管理事業におきましては、グループの総合力を活かした管理受託営業による管理物件数の増加により、管理手数料売上及び賃貸事業売上が堅調に推移し、企業所有社宅の一般賃貸化に伴う大型リノベーション工事など、メンテナンス工事の受注も積極的に行ってまいりました。また2018年11月にはグループ初のショッピングセンター運営事業であります「NEW COAST SHIN-URAYASU」(ニューコースト新浦安:千葉県浦安市)がオープンし、順調に稼働してまいりました結果、売上高は63億39百万円増加の794億16百万円、営業利益は前期と比べまして2億82百万円増加の91億76百万円となりました。なお、2019年3月末現在の不動産管理物件は住宅643,518戸(前期比4.1%増加)、駐車場148,766台(前期比1.2%増加)、オフィスビル等の施設2,012件(前期比7.7%増加)となっております。

 分譲不動産事業におきましては、首都圏の厳選したエリアで、より地域のニーズに合致した商品提供を継続しております。当連結会計年度の業績は、2018年7月「アルファグランデ千桜タワー」(東京都千代田区:販売戸数185戸)、2018年9月「QUWON(クオン)新浦安」(千葉県浦安市:総戸数170戸)、2019年2月共同開発事業であります「プラウド西葛西」(東京都江戸川区:販売戸数156戸)の完成引渡し、「スターツプロシード投資法人」への賃貸住宅1棟の譲渡等により、売上高218億66百万円(前期売上高69億81百万円)、営業利益9億14百万円(前期営業損失2億99百万円)となりました。当連結会計年度における契約残高は、千葉県流山市市有地活用事業の一環として開発しております「QUWON(クオン)流山おおたかの森」(千葉県流山市:販売戸数192戸)の販売が終了いたしました結果、200戸90億47百万円となりました。

 ゆとり事業におきましては、認知症対応型グループホーム「きらら嵯峨嵐山」(京都府京都市)・「きらら新高円寺」(東京都杉並区)等5事業所を開設し人材採用・育成活動にも積極的に取り組み、高い稼働を維持してまいりました。また、2018年1月にオープンいたしました「ホテル エミオン 東京ベイ エミオンスクエア」(千葉県浦安市)の稼働も当連結会計年度を通して順調に推移してまいりました結果、売上高は前期と比べまして27億12百万円増加の178億64百万円、営業利益は2億1百万円増加の11億97百万円となりました。

 コンサルティング事業におきましては、「ピタットハウス」ネットワーク店舗の経営指導に伴う収入、スターツプロシード投資法人の運用委託に係る報酬、不動産信託報酬、少額短期保険契約数等が着実に増加してまいりました結果、売上高は前期と比べまして5億54百万円増加の54億53百万円、営業利益は2億33百万円増加の13億52百万円となりました。

 また、不動産営業店舗「ピタットハウス」は、2019年3月末現在で全国656店舗のネットワーク(スターツグループ店115店舗、ネットワーク店541店舗)となっております。

 

(2)財政状態の分析

 当連結会計年度におきましては、主にゆとり事業における固定資産の取得等により、総資産は前連結会計年度末と比べて46億47百万円増加し2,389億円となりました。負債におきましては、主に借入金の返済等により前連結会計年度末と比べて72億46百万円減少し1,440億44百万円となりました。また、有利子負債残高は768億78百万円となっております。

 

(3)資本の財源及び資金の流動性

 当社グループの資金需要のうち主なものは、運転資金需要と販売用不動産取得需要であります。運転資金につきましては、内部資金より充当し、不足が生じた場合は金融機関より短期借入金で調達を行っております。また、販売用不動産取得資金につきましては、金融機関より短期借入金及び長期借入金で調達を行っております。

4【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

 

5【研究開発活動】

 該当事項はありません。