第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における国内経済は企業収益や雇用所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調にあるものの、米中貿易摩擦をはじめとした諸外国の政策動向に対する懸念など依然として先行きは不透明な状況が続いております。

 こうした中、当社企業グループにおきましては、『土地有効活用』・『不動産仲介』・『不動産管理』を中心としたストックビジネスをはじめ、金融(証券・信託)、ホテル・旅館、出版、高齢者支援など「総合生活文化企業」として地域に根差し、皆様の暮らしのそばで末永くお役に立てるサービス・商品をワンストップで提供するとともに、法人取引の拡大にも注力し、景気に左右されない安定収益基盤づくりに努めてまいりました。

 その結果、国内では当社グループの安定収益基盤となります不動産管理物件数は、平成30年12月末現在、アパート・マンション管理戸数126,478戸、月極駐車場台数91,200台、時間貸駐車場「ナビパーク」の運営は41,380台、企業の社宅管理代行業におきましては住宅84,923戸、駐車場14,743台(受託企業数349社)を受託、これに分譲マンション管理戸数3,633戸、24時間緊急対応サービス「アクセス24」受託戸数420,206戸を加えますと、住宅635,240戸、駐車場147,323台となり、ビル・施設管理件数は1,957件となっております。不動産営業店舗「ピタットハウス」は、平成30年12月末現在で全国641店舗のネットワーク(スターツグループ店115店舗、ネットワーク店526店舗)となっております。また、高齢者支援・保育施設につきましては、平成30年12月末現在97事業所を運営しており、首都圏・近畿・中部エリアにおきまして10事業所の開設を準備しております。

 海外拠点におきましては、平成30年12月末現在で世界22ヶ国、35都市において、海外進出を図る日本企業のオフィスや駐在員の社宅の仲介、工場等の売買仲介、レンタルオフィス・サービスアパートメントの運営等のサポート業務を行うとともに、平成30年10月にはカンボジア・プノンペンにグループ初の海外自社施工・自社運営のホテルとして「ホテル エミオン プノンペン」をオープン、各国のニーズに合わせたサービスを提供してまいりました。

 当第3四半期連結累計期間の業績は、不動産管理事業における管理戸数の増加、分譲マンション「アルファグランデ千桜タワー」(東京都千代田区:販売戸数185戸)、「QUWON(クオン)新浦安」(千葉県浦安市:総戸数170戸)の引渡し、ゆとり事業における高齢者支援施設の新規開設、平成30年1月にオープンいたしました「ホテル エミオン 東京ベイ エミオンスクエア」の稼働が引き続き順調に推移したこと等により、売上高は1,411億41百万円(前年同期比15.9%増加)、営業利益は160億0百万円(前年同期比3.2%増加)、経常利益は164億40百万円(前年同期比4.8%増加)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は105億12百万円(前年同期比0.7%増加)となりました。

 当社グループ図及びセグメントの業績は次のとおりであります。

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■スターツ海外ネットワーク/22ヶ国 35都市

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①建設事業

 建設事業におきましては、創業以来の地域密着営業を継続し、資産運用及び継承のコンサルティングとして、お客様の所有地やニーズ、地域性などをふまえ、賃貸住宅・商業ビル・高齢者支援施設・ロードサイド店舗など幅広い商品から、土地有効活用の提案を行っております。

 社会インフラとして普及に注力しております『免震構造の建物』におきましては、コストダウンにより投資効率を向上させて賃貸住宅への導入を容易にした「高床免震」、柱と梁を出さず開口部を大きく確保し、明るく開放的な居住空間を実現した「モノコック免震」など様々な特許工法や技術を用いて、免震構造が採用可能な敷地、用途、建物のフィールドを広げることで、累計の受注棟数は平成30年12月末現在で450棟となりました。

 当第3四半期連結累計期間の業績は、人員体制の強化等も図ってまいりました結果、売上高343億76百万円(前年同期比1.2%減)、営業利益41億51百万円(前年同期比22.6%減)、受注残高は892億3百万円(前年同期比16.1%増)となりました。

 

②賃貸仲介事業

 賃貸仲介事業におきましては、不動産管理物件の増加に伴い、仲介手数料及び更新手数料が堅調に推移いたしました。また、グループの総合力を活かし、地域密着営業による法人取引の拡大にも注力する中で、より一層の顧客ニーズに合わせたサービスの向上を図るために店舗のリニューアルや人員体制の強化等も行ってまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高43億22百万円(前年同期比6.9%増)、営業利益8億22百万円(前年同期比4.1%増)となりました。

 

③売買仲介事業

 売買仲介事業におきましては、不動産売却サポートサービス「マイホームオークション」を積極的に活用し、売主・買主双方のニーズにあった取引を推進するとともに、グループ各社と連携したCRE(企業不動産)ソリューションの提案にも引き続き注力してまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高42億82百万円(前年同期比3.1%増)、営業利益12億44百万円(前年同期比7.2%減)となりました。

 

④不動産管理事業

 不動産管理事業におきましては、積極的な管理受託営業により、都心部の大型賃貸マンションをはじめ、管理物件数は順調に増加し、管理手数料売上及び賃貸事業売上、外装リフレッシュ工事などのメンテナンス売上が堅調に推移いたしました。平成30年11月にはグループ初のショッピングセンター運営事業であります「NEW COAST SHIN-URAYASU」(ニューコースト新浦安:千葉県浦安市)がオープンいたしました。当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高585億80百万円(前年同期比8.8%増)、営業利益66億79百万円(前年同期比0.7%増)となりました。

 

⑤分譲不動産事業

 分譲不動産事業におきましては、厳選したエリアで、より地域のニーズに合致した商品提供を継続しております。

 当第3四半期連結累計期間の業績は、平成30年7月「アルファグランデ千桜タワー」(東京都千代田区:販売戸数185戸)、平成30年9月「QUWON(クオン)新浦安」(千葉県浦安市:総戸数170戸)の完成引渡し、「スターツプロシード投資法人」への賃貸住宅1棟の譲渡等により、売上高183億21百万円(前年同期売上高62億75百万円)、営業利益7億37百万円(前年同期営業損失1億68百万円)となりました。

 なお、「QUWON(クオン)流山おおたかの森」(千葉県流山市:販売戸数192戸)、共同開発事業であります「プラウド西葛西」(東京都江戸川区:販売戸数156戸)の販売が終了いたしました結果、当第3四半期連結累計期間における契約残高は354戸116億73百万円となりました。

 

⑥出版事業

 出版事業におきましては、310万人を超える会員を有する女性向けウェブサイト「オズモール」の成功報酬型送客サービス「オズのプレミアム予約」を中心に独自基準で厳選した施設への送客実績が堅調に推移しております。また、紙・電子媒体それぞれを原作とした作品を他媒体でも発行し、販売も好調に推移しております。さらにSEO対策の内製化及び施策の見直しを行ってまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高30億10百万円(前年同期比7.4%増)、営業利益2億92百万円(前年同期比82.3%増)となりました。

 

⑦ゆとり事業

 ゆとり事業におきましては、新たに認可保育所「新浦安きらきら保育園」(千葉県浦安市)・グループホーム「きらら西荻窪」(東京都杉並区)を開設し人材採用・育成活動にも積極的に取り組み、高い稼働を維持してまいりました。また、平成30年1月にオープンいたしました「ホテル エミオン 東京ベイ エミオンスクエア」(千葉県浦安市)の稼働も引き続き順調に推移してまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高134億20百万円(前年同期比18.8%増)、営業利益12億77百万円(前年同期比32.8%増)となりました。

 

⑧コンサルティング事業

 コンサルティング事業におきましては、「ピタットハウス」ネットワーク店舗の経営指導に伴う収入、不動産信託報酬、少額短期保険契約数等が着実に増加してまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高38億37百万円(前年同期比8.4%増)、営業利益9億25百万円(前年同期比4.1%増)となりました。

 

⑨物販事業

 物販事業におきましては、カードキーシステム「シャーロック」シリーズの製造・販売、コンビニエンスストアの運営を行っております。カードキーシステムにつきましては、ICカード対応の商品を中心に開発を進め、旧商品との入れ替えを行ってまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高9億89百万円(前年同期比1.6%減)、営業利益67百万円(前年同期営業利益1億63百万円)となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比べて17億22百万円の資金を使用し、367億24百万円の残高となりました。

 当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務の減少29億41百万円、法人税等の支払73億54百万円等により減少した一方で、税金等調整前四半期純利益162億99百万円、減価償却費29億99百万円、分譲不動産事業におけるたな卸資産の減少43億98百万円等により、137億15百万円の資金を獲得(前年同四半期は225億75百万円の資金を使用)いたしました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、ゆとり事業における「ホテル エミオン プノンペン」「ホテル ルミエール グランデ 流山おおたかの森」の建設費用及び不動産管理事業における「NEW COAST SHIN-URAYASU」(ニューコースト新浦安:千葉県浦安市)の改修費用等により76億58百万円の資金を使用(前年同四半期は88億39百万円の資金を使用)いたしました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、利益剰余金の配当、分譲不動産事業における「アルファグランデ千桜タワー」、「QUWON(クオン)新浦安」のプロジェクト資金等の借入金返済により、80億47百万円の資金を使用(前年同四半期は301億91百万円の資金を獲得)いたしました。

 

(3)資産、負債、純資産に関する分析

 当第3四半期連結会計期間末の総資産額は2,289億5百万円となり、前連結会計年度末と比較し53億47百万円減少いたしました。これは、主に分譲不動産事業における分譲マンション「アルファグランデ千桜タワー」等の完成引渡しにより、仕掛販売用不動産が減少したことによるものであります。

 負債総額は1,386億77百万円となり、前連結会計年度末と比較し126億13百万円減少いたしました。これは、主に借入金の返済に伴う減少によるものであります。

 純資産額は902億27百万円となり、前連結会計年度末と比較し72億65百万円増加いたしました。これは、主に利益剰余金の増加によるものであります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。