第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日時点において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における国内経済は企業収益や雇用所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調にあるものの、米中貿易摩擦の影響や中東情勢の緊張の高まり等により依然として先行きは不透明な状況が続いております。

こうした中、当社企業グループにおきましては、『土地有効活用』・『不動産仲介』・『不動産管理』を基盤とした『ストックビジネス』を地域密着でさらに拡充させ、『ワンストップ』でお客様にサービスをご提供するとともに、グループ各社でお取引のある法人との取引基盤の拡大も図りながら、景気に左右されない安定収益基盤づくりに努めてまいりました。

 その結果、当社グループの安定収益基盤となります不動産管理物件数は、2019年12月末現在、アパート・マンション管理戸数132,469戸、月極駐車場台数92,638台、時間貸駐車場「ナビパーク」の運営は44,506台、企業の社宅管理代行業におきましては住宅93,955戸、駐車場14,656台(受託企業数363社)を受託、これに分譲マンション管理戸数3,598戸、24時間緊急対応サービス「アクセス24」受託戸数457,383戸を加えますと、住宅687,405戸、駐車場151,800台となり、ビル・施設管理件数は2,146件となっております。

 不動産営業店舗「ピタットハウス」は、2019年12月末現在で全国667店舗のネットワーク(スターツグループ店122店舗、ネットワーク店545店舗)となっております。また、高齢者支援・保育施設につきましては、2019年12月末現在102事業所を運営しており、首都圏・関西エリアにおきまして12事業所の開設を準備しております。

 海外拠点におきましては、2019年12月末現在で世界22ヶ国、37都市において、海外進出を図る日本企業のオフィスや駐在員の社宅の仲介、工場等の売買仲介、レンタルオフィス・サービスアパートメント・ホテルの運営等、各国のニーズに合わせたサービスの提供を行ってまいりました。

 さらに、スポーツ・文化活動への取り組みといたしまして、「杜の都全日本大学女子駅伝」・「新日本フィルハーモニー交響楽団」・「卓球日本代表チーム」などへの協賛、また「スターツレディースゴルフ」の主催等を行っております。

 当第3四半期連結累計期間の業績は、不動産管理事業における管理物件数の増加に伴う管理手数料売上、メンテナンス売上の増加等により、売上高は1,402億42百万円(前年同期比0.6%減少)、営業利益は155億0百万円(前年同期比3.1%減少)、経常利益は156億35百万円(前年同期比4.9%減少)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は105億17百万円(前年同期比0.1%増加)となりました。

 なお、前第3四半期連結累計期間におきまして分譲マンション「アルファグランデ千桜タワー」(東京都千代田区:販売戸数185戸)、「QUWON(クオン)新浦安」(千葉県浦安市:総戸数170戸)の引渡しを行っております。

 

 当社グループ図及びセグメントの業績は次のとおりであります。

 なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。

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①建設事業

 建設事業におきましては、資産運用及び資産継承のコンサルティングとして創業から変わらぬ地域密着営業を行っており、賃貸住宅をはじめ商業ビル・ホテル・高齢者支援施設・保育施設・物流倉庫などグループ総合力を活かした豊富なコンテンツによる土地有効活用の提案を行っております。

 『免震構造の建物』におきましては、「高床免震」をはじめとする様々な特許工法を用いて敷地形状や建物構造に合わせた免震建物を建築可能とし、賃貸住宅を中心に物流倉庫等においても採用され、累計受注棟数は2019年12月末現在では487棟となりました。

 当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高368億66百万円(前年同期比7.2%増)、営業利益45億39百万円(前年同期比9.3%増)、受注残高は981億39百万円(前年同期比10.0%増)となりました。

 

②賃貸仲介事業

 賃貸仲介事業におきましては、地域密着営業による募集物件の新規獲得に注力し、管理物件数の増加に伴う住宅等の更新手数料が堅調に推移いたしましたものの、テナントオフィス仲介は減少いたしました。より一層の顧客ニーズに合わせたサービスの向上を図るために店舗のリニューアルや人員体制の強化等も行ってまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高42億55百万円(前年同期比1.6%減)、営業利益7億21百万円(前年同期比12.3%減)となりました。

 

③売買仲介事業

 売買仲介事業におきましては、不動産売却サポートサービス「マイホームオークション」を積極的に活用し、売主・買主双方に透明性の高い取引を推進してまいりました結果、取引件数が増加いたしました。一方で、投資用一棟マンションの仲介成約が減少した影響により、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高40億49百万円(前年同期比5.4%減)、営業利益10億5百万円(前年同期比19.2%減)となりました。

 

④不動産管理事業

 不動産管理事業におきましては、管理物件数の増加に伴い、管理手数料売上及び賃貸事業売上が堅調に推移いたしました。また外装リフレッシュ工事などの大型メンテナンス工事の受注にも注力してまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高637億60百万円(前年同期比8.8%増)、営業利益80億20百万円(前年同期比20.1%増)となりました。

 

⑤分譲不動産事業

 分譲不動産事業におきましては、「QUWON(クオン)新浦安」(千葉県浦安市:総戸数170戸)、「QUWONGARDEN(クオンガーデン)八千代緑が丘」(千葉県八千代市:総戸数48戸)、「QUWON GARDEN(クオンガーデン)新浦安」(千葉県浦安市:総戸数90戸)の販売引渡し、PFI事業であります生涯学習複合施設「プラッツ習志野」(千葉県習志野市)及び複合商業施設「OTO RIVERSIDE TERRACE(オト リバーサイドテラス)」(愛知県岡崎市)を引渡しいたしました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高88億1百万円(前年同期売上高183億21百万円)、営業損失3億68百万円(前年同期営業利益7億37百万円)となりました。

 なお、当第3四半期連結累計期間における契約残高は「QUWON GARDEN(クオンガーデン)新浦安」の販売開始により、2020年3月に引渡を予定しております「QUWON(クオン)流山おおたかの森」(千葉県流山市:販売戸数192戸)と合わせまして、215戸102億34百万円となりました。

 

⑥出版事業

 出版事業におきましては、330万人を超える会員を有する女性向けウェブサイト「オズモール」の成功報酬型送客サービス「オズのプレミアム予約」を中心に、独自基準で厳選した施設への送客実績が堅調に推移しております。また、大人向け恋愛小説レーベル「ベリーズ文庫」作品を原作とした電子コミック「ベリーズコミックス」等の売上も堅調に推移してまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高32億36百万円(前年同期比7.5%増)、営業利益3億31百万円(前年同期比13.3%増)となりました。

 

⑦ホテル・レジャー事業

 ホテル・レジャー事業におきましては、2018年10月「ホテル エミオン プノンペン」、2019年1月「ホテル ルミエール グランデ 流山おおたかの森」(千葉県流山市)がオープンし、当連結会計年度より本格稼働しております。それに伴い、人員体制の強化や運営経費が増加してまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高76億65百万円(前年同期比1.5%増)、営業利益6億73百万円(前年同期比36.9%減)となりました。

 

⑧高齢者支援・保育事業

 高齢者支援・保育事業におきましては、2019年12月に訪問介護「ケアステーションきらら阿佐ヶ谷」(東京都杉並区)を開設いたしました。人材採用・育成活動にも積極的に取り組み、既存事業所の稼働が順調に推移いたしました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高65億94百万円(前年同期比12.4%増)、営業利益3億75百万円(前年同期比79.5%増)となりました。

 

⑨コンサルティング事業

 コンサルティング事業におきましては、スターツプロシード投資法人の運用委託に係る報酬、「ピタットハウス」ネットワーク店舗の経営指導に伴う収入、少額短期保険契約件数が堅調に推移しております。一方、「ピタットハウス」ネットワーク店舗への経営サポートの一環として実施しているCM放映を例年より前倒しで実施いたしました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高41億0百万円(前年同期比6.9%増)、営業利益6億85百万円(前年同期比26.0%減)となりました。

 

⑩物販事業

 物販事業におきましては、カードキーシステム「シャーロック」シリーズの製造・販売、コンビニエンスストアの運営を行っております。カードキーシステムにつきましては、ICカード対応の商品を中心に、不動産を保有する法人や学校、病院等、お客様それぞれのニーズに合った提案を行ってまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高9億12百万円(前年同期売上高9億89百万円)、営業利益1億38百万円(前年同期営業利益67百万円)となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比べて50億46百万円の資金を獲得し、462億21百万円の残高となりました。

 当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払88億18百万円、建設事業等における仕入債務の減少52億69百万円等による資金使用の一方で、税金等調整前四半期純利益155億9百万円、減価償却費34億19百万円、建設事業における未成工事受入金の増加13億27百万円等により76億17百万円の資金を獲得(前年同四半期は137億15百万円の資金を獲得)いたしました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、ホテル・レジャー事業における「ホテル エミオン 京都」の建築費用等により61億14百万円の資金を使用(前年同四半期は76億58百万円の資金を使用)いたしました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、剰余金の配当等による支出の一方で、分譲不動産事業におけるプロジェクト資金及び運転資金等の銀行借入により、35億83百万円の資金を獲得(前年同四半期は80億47百万円の資金を使用)いたしました。

 

(3)資産、負債、純資産に関する分析

 当第3四半期連結会計期間末の総資産額は2,462億53百万円となり、前連結会計年度末と比較し73億52百万円増加いたしました。これは、主に親会社株主に帰属する四半期純利益の増加に伴う現金及び預金の増加、ホテル・レジャー事業における「ホテル エミオン 京都」の新築工事進捗による有形固定資産の増加によるものであります。

 負債総額は1,434億35百万円となり、前連結会計年度末と比較し6億9百万円減少いたしました。これは、主に買掛金及び工事未払金の減少、法人税等の支払いによるものであります。

 純資産額は1,028億18百万円となり、前連結会計年度末と比較し79億61百万円増加いたしました。これは、主に利益剰余金の増加によるものであります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。