当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日時点において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における国内経済は、世界規模で拡大する新型コロナウイルス感染症が個人消費や企業活動へ大きく影響し、極めて厳しい状況となりました。緊急事態宣言の全面解除以降、経済活動の再開や各種政策等により、景気の持ち直しが期待されますが、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
こうした中、当社企業グループにおきましては、『土地有効活用』・『不動産仲介』・『不動産管理』を基盤とした『ストックビジネス』を地域密着でさらに拡充させ、『ワンストップ』でお客様にサービスをご提供するとともに、グループ各社でお取引のある法人との取引基盤の拡大も図りながら、景気に左右されない安定収益基盤づくりに努めてまいりました。
その結果、当社グループの安定収益基盤となります不動産管理物件数は、2020年9月末現在、アパート・マンション管理戸数135,729戸、月極駐車場台数93,101台、時間貸駐車場「ナビパーク」の運営は47,566台、企業の社宅管理代行業におきましては住宅96,677戸、駐車場14,771台(受託企業数381社)を受託、これに分譲マンション管理戸数3,790戸、24時間緊急対応サービス「アクセス24」受託戸数467,905戸を加えますと、住宅704,101戸、駐車場155,438台となり、ビル・施設管理件数は2,258件となっております。
不動産営業店舗「ピタットハウス」は、2020年9月末現在で全国646店舗のネットワーク(スターツグループ店121店舗、ネットワーク店525店舗)となっております。また、高齢者支援・保育施設につきましては、2020年9月末現在109事業所を運営しており、首都圏・関西エリアにおきまして6事業所の開設を準備しております。
海外拠点におきましては、2020年9月末現在で世界22カ国、37都市において、海外進出を図る日本企業のオフィスや駐在員の社宅の仲介、工場等の売買仲介、レンタルオフィス・サービスアパートメント・ホテルの運営等、各国のニーズに合わせたサービスの提供を行っております。
当第2四半期連結累計期間の業績は、新型コロナウイルス感染症拡大により賃貸仲介事業・売買仲介事業・不動産管理事業におきましては外出自粛等による対面営業の制約、ホテル・レジャー事業におきましても外出自粛による需要の減少等の影響がありましたが、建設事業におきましては新型コロナウイルス感染予防に努めながら、工事進捗が順調に推移したことによる完成工事高の増加、分譲不動産事業におきまして「スターツプロシード投資法人」へ賃貸住宅3棟の譲渡を行いました結果、売上高は940億27百万円(前年同期比2.5%増加)、営業利益は95億57百万円(前年同期比4.9%減少)、経常利益は96億6百万円(前年同期比4.1%減少)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は66億28百万円(前年同期比1.6%減少)となりました。
当社グループ図及びセグメントの業績は次のとおりであります。
①建設事業
建設事業におきましては、資産運用及び資産継承のコンサルティングとして創業から変わらぬ地域密着営業を行っており、賃貸住宅をはじめ商業ビル・ホテル・高齢者支援施設・保育施設・物流倉庫などグループ総合力を活かした豊富なコンテンツによる土地有効活用の提案を行っております。
社会インフラとして普及に注力しております『免震構造の建物』におきましては、地域特性を踏まえ『土地・所有者・入居者』すべてに最適な土地活用を提案してまいりました結果、累計受注棟数は2020年9月末現在では512棟となりました。
当第2四半期連結累計期間の業績は、新型コロナウイルス感染予防に努めながら順調に工事を進められました結果、売上高292億41百万円(前年同期比24.7%増)、営業利益39億68百万円(前年同期比47.0%増)、受注残高は1,047億50百万円(前年同期比7.8%増)となりました。
②賃貸仲介事業
賃貸仲介事業におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛等により新規来店数・成約件数が減少いたしました。今後も影響が見込まれますが、物件紹介や物件案内、重要事項説明、契約に至るまでリモートによる非対面での営業を推進してまいります。また、広告宣伝費の見直しや店舗営業時間短縮に伴う運営経費が減少いたしました結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高27億65百万円(前年同期比4.2%減)、営業利益6億24百万円(前年同期比13.0%増)となりました。
③売買仲介事業
売買仲介事業におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大により対面営業の制約等の影響を受けてまいりましたが、リモートでの物件紹介やウェブでの不動産セミナーを行ってまいりました。
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高22億77百万円(前年同期比16.4%減)、営業利益4億39百万円(前年同期比32.0%減)となりました。
④不動産管理事業
不動産管理事業におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大により、外出自粛による時間貸駐車場「ナビパーク」の利用減少や、対面営業の制約による営繕工事の受注減少等、賃貸事業売上及びメンテナンス売上に影響を受けてまいりましたが、住宅を中心とした管理手数料売上は管理物件数の増加に伴い堅調に推移いたしました結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高420億13百万円(前年同期比1.9%減)、営業利益45億93百万円(前年同期比15.7%減)となりました。
⑤分譲不動産事業
分譲不動産事業におきましては、「スターツプロシード投資法人」へ賃貸住宅3棟を譲渡いたしました。また、戸建住宅の需要増加を受け、「QUWON GARDEN(クオンガーデン)新浦安」(千葉県浦安市:総戸数88戸)の販売も堅調に推移いたしました結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高66億86百万円(前年同期比34.6%増)、営業利益3億60百万円(前年同期営業損失2億39百万円)となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間における契約残高は、19戸15億22百万円となりました。
⑥出版事業
出版事業におきましては、自社小説投稿サイトの人気作品を電子コミック化したことによる電子コミック売上が堅調に推移いたしました。一方で、350万人を超える会員を有する女性向けウェブサイト「オズモール」の成功報酬型送客サービス「オズのプレミアム予約」では新型コロナウイルス感染症拡大による自粛要請、イベントの中止または延期の影響により、送客実績等が大きく減少いたしました。
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高17億9百万円(前年同期比18.6%減)、営業損失1億25百万円(前年同期営業利益1億94百万円)となりました。
⑦ホテル・レジャー事業
ホテル・レジャー事業におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による甚大な影響を受け需要が急激に低下いたしました。GO TOトラベルキャンペーン等、各種政策により徐々に需要の回復が見込まれますが、各施設におきましては引き続き感染予防対策を徹底し運営を行ってまいります。
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高14億19百万円(前年同期比71.7%減)、営業損失12億71百万円(前年同期営業利益4億36百万円)となりました。
2020年7月にはJR京都駅から1駅のJR嵯峨野線「梅小路京都西駅」徒歩2分の立地に京都の「食」と「職」を感じられる商業施設併設の「ホテル エミオン 京都」(京都府京都市:客室数206室)をオープンいたしました。
⑧高齢者支援・保育事業
高齢者支援・保育事業におきましては、新たに認可保育園「西荻窪きらきら保育園」(東京都杉並区)、グループホーム「きらら生田」(神奈川県川崎市)など4事業所を開設いたしました。人材採用・育成活動にも積極的に取り組み、既存事業所の稼働が順調に推移いたしました結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高47億12百万円(前年同期比7.8%増)、営業利益2億99百万円(前年同期比19.9%増)となりました。
⑨コンサルティング事業
コンサルティング事業におきましては、スターツプロシード投資法人の運用委託に係る報酬、不動産管理信託報酬、「ピタットハウス」ネットワーク店舗の経営指導に伴う収入等が堅調に推移しております。また、少額短期保険契約件数が着実に増加してまいりました結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高27億53百万円(前年同期比0.5%増)、営業利益7億72百万円(前年同期比32.3%増)となりました。
⑩物販事業
物販事業におきましては、カードキーシステム「シャーロック」シリーズの製造・販売、コンビニエンスストアの運営を行っております。新型コロナウイルス感染症拡大による営業活動の自粛やテレワークの推進によりコンビニエンスストアの来店客数が減少いたしました結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高4億48百万円(前年同期比28.4%減)、営業利益46百万円(前年同期比54.4%減)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比べて69億5百万円の資金を獲得し、610億43百万円の残高となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、建設工事代金等の仕入債務の減少55億75百万円等の資金使用の一方で、税金等調整前四半期純利益95億52百万円、減価償却費23億16百万円、たな卸資産の売却41億58百万円、売上債権の回収33億15百万円等により134億76百万円の資金を獲得(前年同四半期は9億33百万円の資金を獲得)いたしました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、「ホテル エミオン 京都」の建設、「札幌駅北口8・1地区第一種市街地再開発事業」におけるホテル用地の取得等により76億50百万円の資金を使用(前年同四半期は42億77百万円の資金を使用)いたしました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、剰余金の配当等による支出の一方で、運転資金及びプロジェクト資金等の銀行借入により11億40百万円の資金を獲得(前年同四半期は19億72百万円の資金を獲得)いたしました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)資産、負債、純資産に関する分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産額は2,513億70百万円となり、前連結会計年度末と比較し33億41百万円増加いたしました。これは、主に現金及び預金の増加及び有形固定資産の取得による増加であります。
負債総額は1,386億18百万円となり、前連結会計年度末と比較し30億8百万円減少いたしました。これは、主に買掛金及び工事未払金の減少によるものであります。
純資産額は1,127億51百万円となり、前連結会計年度末と比較し63億49百万円増加いたしました。これは、主に利益剰余金の増加によるものであります。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。