第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日時点において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における国内経済は、新型コロナウイルス感染症が個人消費や企業活動へ大きく影響し、極めて厳しい状況となりました。緊急事態宣言の全面解除以降、経済活動の再開により、景気の持ち直しが見られたものの、新型コロナウイルス感染症収束の兆しは見えず、先行きは依然として不透明な状況が続いております。

 こうした中、当社企業グループにおきましては、『土地有効活用』・『不動産仲介』・『不動産管理』を基盤とした『ストックビジネス』を地域密着でさらに拡充させ、『ワンストップ』でお客様にサービスをご提供するとともに、グループ各社でお取引のある法人との取引基盤の拡大も図りながら、景気に左右されない安定収益基盤づくりに努めてまいりました。

 その結果、当社グループの安定収益基盤となります不動産管理物件数は、2020年12月末現在、アパート・マンション管理戸数136,763戸、月極駐車場台数93,670台、時間貸駐車場「ナビパーク」の運営は47,522台、企業の社宅管理代行業におきましては住宅97,911戸、駐車場14,441台(受託企業数391社)を受託、これに分譲マンション管理戸数3,790戸、24時間緊急対応サービス「アクセス24」受託戸数476,197戸を加えますと、住宅714,661戸、駐車場155,633台となり、ビル・施設管理件数は2,307件となっております。

 不動産営業店舗「ピタットハウス」は、2020年12月末現在で全国642店舗のネットワーク(スターツグループ店118店舗、ネットワーク店524店舗)となっております。また、高齢者支援・保育施設につきましては、2020年12月末現在110事業所を運営しており、首都圏・関西エリアにおきまして5事業所の開設準備を進めております。

 海外拠点におきましては、2020年12月末現在で世界21カ国、36都市において、海外進出を図る日本企業のオフィスや駐在員の社宅の仲介、工場等の売買仲介、レンタルオフィス・サービスアパートメント・ホテルの運営等、各国のニーズに合わせたサービスの提供を行っております。

 当第3四半期連結累計期間の業績は、新型コロナウイルス感染症拡大により賃貸仲介事業・売買仲介事業におきましては外出自粛等の影響を受け店舗来店数・成約件数が減少、不動産管理事業におきましては時間貸駐車場の利用が減少いたしました。ホテル・レジャー事業におきましても各種政策により一時的に需要が回復したものの、感染者数増加に伴い再び観光需要が減少いたしました。

 こうした中、建設事業におきましては新型コロナウイルス感染予防に努めながら工事進捗が順調に推移したことにより完成工事高の増加し、分譲不動産事業におきましては「スターツプロシード投資法人」へ賃貸住宅3棟の譲渡を行いました。高齢者支援・保育事業におきましては各事業所の稼働が順調に推移、コンサルティング事業におきましてもリモートによる非対面営業を推進いたしました結果、売上高は1,432億48百万円(前年同期比2.1%増加)、営業利益は154億63百万円(前年同期比0.2%減少)、経常利益は155億7百万円(前年同期比0.8%減少)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は104億64百万円(前年同期比0.5%減少)となりました。

 

 当社グループ図及びセグメントの業績は次のとおりであります。

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①建設事業

 建設事業におきましては、資産運用及び資産継承のコンサルティングとして創業から変わらぬ地域密着営業を行っており、賃貸住宅をはじめ商業ビル・ホテル・高齢者支援施設・保育施設・物流倉庫などグループ総合力を活かした豊富なコンテンツによる土地有効活用の提案を行っております。

 社会インフラとして普及に注力しております『免震構造の建物』におきましては、地域特性を踏まえ『土地・所有者・入居者』すべてに最適な土地活用を提案してまいりました結果、累計受注棟数は2020年12月末現在では520棟となりました。

 当第3四半期連結累計期間の業績は、新型コロナウイルス感染予防に努めながら順調に工事を進めてまいりました結果、売上高455億15百万円(前年同期比23.5%増)、営業利益63億94百万円(前年同期比40.9%増)、受注残高は1,027億83百万円(前年同期比4.7%増)となりました。

 

②賃貸仲介事業

 賃貸仲介事業におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大により新規来店数・成約件数が減少いたしましたが、物件案内から契約に至るまでリモートによる非対面での営業を推進してまいりました。また、広告宣伝費の見直しや店舗営業時間短縮に伴う運営経費が減少いたしました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高41億96百万円(前年同期比1.4%減)、営業利益9億42百万円(前年同期比30.7%増)となりました。

 

③売買仲介事業

 売買仲介事業におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大により対面営業の制約等の影響を受けてまいりましたが、リモートでの物件紹介や不動産ウェブセミナーを行ってまいりました。当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高34億65百万円(前年同期比14.4%減)、営業利益7億31百万円(前年同期比27.3%減)となりました。

 

④不動産管理事業

 不動産管理事業におきましては、住宅を中心とした管理手数料売上は管理物件数の増加に伴い堅調に推移いたしました。メンテナンス売上及び賃貸事業売上におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大により、営繕工事の受注減少、時間貸駐車場「ナビパーク」の利用が減少いたしました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高642億25百万円(前年同期比0.7%増)、営業利益73億98百万円(前年同期比7.8%減)となりました。

 

⑤分譲不動産事業

 分譲不動産事業におきましては、「スターツプロシード投資法人」へ賃貸住宅3棟を譲渡いたしました。また、総戸数88戸の大規模戸建分譲であります「QUWON GARDEN(クオンガーデン)新浦安」(千葉県浦安市)の販売も堅調に推移いたしました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高82億51百万円(前年同期比6.2%減)、営業利益3億15百万円(前年同期営業損失3億68百万円)となりました。

 なお、当第3四半期連結累計期間における契約残高は、13戸10億16百万円となりました。

 

⑥出版事業

 出版事業におきましては、新レーベルの創刊などにより出版物の発行点数が増加、電子・紙媒体ともに書籍販売が堅調に推移しております。一方で、350万人を超える会員を有する女性向けウェブサイト「オズモール」の成功報酬型送客サービス「オズのプレミアム予約」では新型コロナウイルス感染症拡大による掲載店舗の休業及び営業時間の短縮等により、送客実績が大きく減少いたしました。

 当第3四半期連結累計期間の業績、売上高26億73百万円(前年同期比17.4%減)、営業損失1億73百万円(前年同期営業利益3億31百万円)となりました。

 

⑦ホテル・レジャー事業

 ホテル・レジャー事業におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による甚大な影響を受け需要が急激に低下いたしました。Go Toトラベルキャンペーン等、各種政策により需要が一時的に回復いたしましたが、感染者数の増加に伴い同キャンペーンの一時停止や外出自粛等により、今後も需要の低下が見込まれます。

 各施設におきましては感染予防対策を徹底し運営を行ってまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高27億97百万円(前年同期比63.5%減)、営業損失15億1百万円(前年同期営業利益6億73百万円)となりました。

 

⑧高齢者支援・保育事業

 高齢者支援・保育事業におきましては、新たにグループホーム「きらら神戸兵庫町」(兵庫県神戸市)など5事業所を開設、人材採用・育成活動にも積極的に取り組みながら、各事業所におきましては感染予防対策を徹底し運営を行ってまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高72億3百万円(前年同期比9.2%増)、営業利益4億75百万円(前年同期比26.6%増)となりました。

 

⑨コンサルティング事業

 コンサルティング事業におきましては、スターツプロシード投資法人の運用委託に係る報酬、不動産管理信託報酬、少額短期保険契約件数が堅調に推移しております。対面営業の制約を受ける中、リモートによる非対面での営業活動を推進いたしました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高42億19百万円(前年同期比2.9%増)、営業利益9億80百万円(前年同期比43.2%増)となりました。

 

⑩物販事業

 物販事業におきましては、カードキーシステム「シャーロック」シリーズの製造・販売、コンビニエンスストアの運営を行っております。新型コロナウイルス感染症拡大による営業活動の自粛やテレワークの推進によりコンビニエンスストアの来店客数が減少いたしました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高6億98百万円(前年同期比23.5%減)、営業利益1億円(前年同期比27.1%減)となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比べて125億15百万円の資金を獲得し、666億54百万円の残高となりました。

 当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、建設工事代金等の仕入債務の減少45億55百万円の一方で、税金等調整前四半期純利益153億41百万円、減価償却費35億56百万円、たな卸資産の売却47億78百万円等により182億65百万円の資金を獲得(前年同四半期は76億17百万円の資金を獲得)いたしました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、「ホテル エミオン 京都」の建設、「札幌駅北口8・1地区第一種市街地再開発事業」におけるホテル用地の取得等により95億1百万円の資金を使用(前年同四半期は61億14百万円の資金を使用)いたしました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、剰余金の配当等による支出の一方で、運転資金及びプロジェクト資金等の銀行借入により、38億65百万円の資金を獲得(前年同四半期は35億83百万円の資金を獲得)いたしました。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)資産、負債、純資産に関する分析

 当第3四半期連結会計期間末の総資産額は2,585億56百万円となり、前連結会計年度末と比較し105億26百万円増加いたしました。これは、主に現金及び預金の増加及び有形固定資産の取得による増加によるものであります。

 負債総額は1,438億94百万円となり、前連結会計年度末と比較し22億67百万円増加いたしました。これは、主に短期借入金及び長期借入金の増加によるものであります。

 純資産額は1,146億61百万円となり、前連結会計年度末と比較し82億59百万円増加いたしました。これは、主に利益剰余金の増加によるものであります。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。