第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日時点において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間における国内経済は、新型コロナウイルス感染症に対する行動規制の緩和等により経済活動の正常化が進む一方で、ウクライナ情勢の長期化による原材料価格の高騰や金融資本市場の変動等、先行きは依然として不透明な状況が続いております。

 こうした中、当社企業グループでは、首都圏及び国内主要都市におきまして、不動産活用における建設から不動産賃貸及び売買の仲介、不動産管理までワンストップのサービス提供とともに、関連する各事業間での連携を図りながら、お客様とともに安定的かつ持続的な成長及び事業展開を目指してまいりました。

 安定収益基盤となります不動産管理物件数は、2022年6月末現在、アパート・マンション管理戸数143,485戸、月極駐車場台数96,783台、時間貸駐車場「ナビパーク」の運営は50,164台、企業の社宅管理代行業におきましては住宅98,041戸、駐車場13,348台(受託企業数399社)を受託、これに分譲マンション管理戸数3,789戸、24時間緊急対応サービス「アクセス24」受託戸数547,082戸を加えますと、住宅792,397戸、駐車場160,295台となり、ビル・施設管理件数は2,526件となっております。

 不動産営業店舗「ピタットハウス」は、2022年6月末現在で全国662店舗のネットワーク(スターツグループ店119店舗、ネットワーク店543店舗)となっております。また、高齢者支援・保育施設につきましては、2022年6月末現在118事業所を運営しており、首都圏エリアにおきまして5事業所の開設を準備しております。

 海外の事業展開におきましては、2022年6月末現在で世界21カ国、34都市(国と地域を含む)において、海外進出を図る日本企業のオフィスや駐在員の社宅の仲介、投資用不動産や工場等の売買仲介、レンタルオフィス・サービスアパートメント・ホテルの運営等、各国のニーズに合わせたサービスの提供を行っております。

 当第1四半期連結累計期間の業績は、建設事業におきましては概ね予定どおり工事は進捗し、賃貸仲介事業及び不動産管理事業におきましては管理物件数の増加に伴う仲介手数料、管理手数料収入が増加、売買仲介事業におきましても取扱件数が堅調に推移いたしました。出版事業におきましては引き続き書籍や電子書籍の販売が好調に推移し、ホテル・レジャー事業におきましては、まん延防止等重点措置の解除による行動制限緩和によって需要回復の兆しが見られました。一方で、建設事業におきましては原材料価格の高騰、行動制限緩和に伴う経済活動の正常化により各事業セグメントにおきまして販売費及び一般管理費が増加いたしました結果、売上高は468億69百万円(前年同期比2.8%増加)、営業利益は52億1百万円(前年同期比0.0%増加)、経常利益は営業外収益として為替差益13億51百万円を計上いたしました結果、66億35百万円(前年同期比26.4%増加)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は46億3百万円(前年同期比30.0%増加)となりました。

 

 当社グループ図及びセグメントの業績は次のとおりであります。

 

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■スターツ海外ネットワーク/21ヵ国(※)34都市

(※)国と地域を含む

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 ①建設事業

 建設事業におきましては、資産運用及び資産継承のコンサルティングとして創業から変わらぬ地域密着営業を行っており、賃貸住宅をはじめ商業ビル・ホテル・高齢者支援施設・保育施設・物流倉庫などグループの総合力を活かした豊富なコンテンツによる土地有効活用の提案を行っております。

 社会インフラとして普及に注力しております『免震構造の建物』におきましては、安心して住み続けられるまちづくりを目指し、地域特性を踏まえ『土地・所有者・入居者』すべてに最適な土地活用を提案してまいりました結果、累計受注棟数は2022年6月末現在では582棟となりました。

 当第1四半期連結累計期間の業績は、新型コロナウイルス感染予防に努めながら順調に工事を進めてまいりましたが、原材料価格の高騰の影響を受けた結果、売上高143億10百万円(前年同期比6.3%増)、営業利益14億16百万円(前年同期比14.0%減)、受注残高は1,226億74百万円(前年同期比6.8%増)となりました。

 

 ②賃貸仲介事業

 賃貸仲介事業におきましては、管理物件数の増加に伴い、仲介手数料及び更新手数料が堅調に推移いたしました。また、リモートでの物件紹介や物件のご案内、ご契約に至るまで非対面での営業を積極的に活用したサービスの推進をしてまいりました結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高16億33百万円(前年同期比2.7%増)、営業利益3億41百万円(前年同期比8.6%減)となりました。

 

 ③売買仲介事業

 売買仲介事業におきましては、ITを活用したリモートでの物件紹介や賃貸物件入居者を対象としたウェブでの不動産セミナーを行ってまいりました結果、仲介手数料及び取扱件数は堅調に推移いたしました。当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高14億53百万円(前年同期比25.9%増)、営業利益3億56百万円(前年同期比73.7%増)となりました。

 

 ④不動産管理事業

 不動産管理事業におきましては、管理物件数の増加により管理手数料売上は堅調に推移するとともに、感染者数の減少による経済活動の正常化に伴い、メンテナンス工事の受注や時間貸駐車場「ナビパーク」の売上も増加いたしました結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高207億14百万円(前年同期比3.9%増)、営業利益26億28百万円(前年同期比1.5%増)となりました。

 

 ⑤分譲不動産事業

 分譲不動産事業におきましては、「スターツプロシード投資法人」へ賃貸住宅1棟の譲渡、分譲戸建「QUWON GARDEN(クオンガーデン)新浦安」(千葉県浦安市)等の販売により、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高12億48百万円(前年同期比59.5%減)、営業損失46百万円(前年同期営業利益3億80百万円)となりました。

 なお、新築分譲マンション「アルファグランデ成田八番街」(千葉県成田市:総戸数198戸)の販売活動の進行により、当第1四半期連結累計期間における契約残高は、139戸60億72百万円となりました。

 

 ⑥出版事業

 出版事業におきましては、会員数390万人超を有する女性向けウェブサイト「オズモール」の成功報酬型送客サービス「オズのプレミアム予約」では経済活動の正常化に伴い利用者数が復調してまいりました。また、昨年創刊いたしました異世界ファンタジーレーベル「グラストコミックス」と「グラストノベルス」では発行点数が着実に増加、「スターツ出版文庫」をはじめとした書籍・電子書籍及び電子コミックの販売も順調に推移しております。

 当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高13億17百万円(前年同期比2.1%増)、営業利益2億7百万円(前年同期比38.5%増)となりました。

 

 ⑦ホテル・レジャー事業

 ホテル・レジャー事業におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による影響が続いておりますが、2022年3月にまん延防止等重点措置が解除され、行動制限が緩和されたことから国内レジャー需要に回復の兆しが見られました。当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高16億68百万円(前年同期比127.8%増)、営業損失97百万円(前年同期営業損失5億18百万円)となりました。

 

 ⑧高齢者支援・保育事業

 高齢者支援・保育事業におきましては、新たに認可保育園「篠崎きらきら保育園」(東京都江戸川区)、グループホーム「きらら千歳船橋」(東京都世田谷区)を開設いたしました。人材採用・育成活動にも積極的に取り組みました結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高27億4百万円(前年同期比6.6%増)、営業利益1億37百万円(前年同期比16.5%減)となりました。

 

 ⑨コンサルティング事業

 コンサルティング事業におきましては、不動産管理信託報酬、少額短期保険契約件数が堅調に推移しております。

 当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高16億42百万円(前年同期比5.4%増)、営業利益2億91百万円(前年同期比18.5%増)となりました。

 

 ⑩物販・文化事業

 物販・文化事業におきましては、カードキーシステム「シャーロック」シリーズの製造・販売、美術館の運営を行っております。当第1四半期連結累計期間の業績は前連結会計年度にコンビニエンスストアの運営を終了したことに伴い、売上高1億76百万円(前年同期比34.6%減)、営業利益8百万円(前年同期営業損失19百万円)となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比べて55億26百万円の資金を獲得し、731億64百万円の残高となりました。

 当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、販売用不動産の仕入等による棚卸資産の増加22億91百万円や法人税等の支払42億78百万円の一方で税金等調整前四半期純利益68億9百万円、減価償却費12億89百万円等により16億99百万円の資金を獲得(前年同四半期は8億86百万円の資金を獲得)いたしました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、賃貸不動産等の取得及び「布袋駅東複合公共施設等整備事業」の建設等により20億79百万円の資金を使用(前年同四半期は53億52百万円の資金を使用)いたしました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、剰余金の配当19億14百万円の一方で、分譲不動産事業におけるプロジェクト資金及び賃貸不動産の取得に伴う銀行借入により55億17百万円の資金を獲得(前年同四半期は11億32百万円の資金を獲得)いたしました。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)資産、負債、純資産に関する分析

 当第1四半期連結会計期間末の総資産額は2,824億20百万円となり、前連結会計年度末と比較し91億33百万円増加いたしました。これは、現金及び預金と仕掛販売用不動産が増加したことによるものであります。

 負債総額は1,521億56百万円となり、前連結会計年度末と比較し65億45百万円増加いたしました。これは、主に短期借入金の増加によるものであります。

 純資産額は1,302億64百万円となり、前連結会計年度末と比較し25億87百万円増加いたしました。これは、主に利益剰余金の増加によるものであります。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。