当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日時点において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における国内経済は、新型コロナウイルス感染症拡大防止に対する行動制限が緩和され経済活動の正常化が進む一方で、ウクライナ情勢の長期化に伴う原材料価格の高騰や欧米諸国の政策金利引き上げの影響による急速な為替変動等、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
こうした中、当社企業グループでは、首都圏及び国内主要都市におきまして、不動産活用における建設から不動産賃貸及び売買の仲介、不動産管理までワンストップのサービス提供とともに、関連する各事業間での連携を図りながら、お客様とともに安定的かつ持続的な成長及び事業展開を目指してまいりました。
その結果、当社グループの安定収益基盤となります不動産管理物件数は、2022年12月末現在、アパート・マンション管理戸数145,422戸、月極駐車場台数97,232台、時間貸駐車場「ナビパーク」の運営は51,727台、企業の社宅管理代行業におきましては住宅97,473戸、駐車場13,327台(受託企業数443社)を受託、これに分譲マンション管理戸数3,812戸、24時間緊急対応サービス「アクセス24」受託戸数576,941戸を加えますと、住宅823,648戸、駐車場162,286台となり、ビル・施設管理件数は2,564件となっております。
不動産営業店舗「ピタットハウス」は、2022年12月末現在で全国649店舗のネットワーク(スターツグループ店114店舗、ネットワーク店535店舗)となっております。高齢者支援・保育施設につきましては、2022年12月末現在119事業所を運営しており、首都圏エリアにおきまして6事業所の開設を準備しております。
2022年11月に国内主要都市ネットワーク7拠点目となります「スターツ沖縄㈱」を設立し、建設事業、賃貸・売買事業、不動産管理事業を行ってまいります。また、埼玉県熊谷市が保有する保健施設等の再編を目的とした公募プロポーザルの優先交渉者に選定され、「熊谷子育て支援・保健拠点施設㈱」を設立いたしました。施設の企画から設計・建設、維持管理・運営を一貫体制で行ってまいります。
海外拠点におきましては、2022年12月末現在で世界21カ国、34都市(国と地域を含む)において、海外進出を図る日本企業のオフィスや駐在員の社宅の仲介、工場等の売買仲介、レンタルオフィス・サービスアパートメント・ホテルの運営等、各国のニーズに合わせたサービスの提供を行っております。
当第3四半期連結累計期間の業績は、建設事業におきましては概ね予定どおり工事は進捗し、賃貸仲介事業及び不動産管理事業におきましては管理物件数の増加に伴う仲介手数料、管理手数料収入が増加、売買仲介事業におきましても取扱高が堅調に推移いたしました。分譲不動産事業におきましては「スターツプロシード投資法人」へ賃貸住宅を譲渡し、出版事業におきましては引き続き書籍や電子書籍の販売が好調に推移いたしました。ホテル・レジャー事業におきましては行動制限緩和によって各施設の需要回復の兆しが見られました結果、売上高は1,678億75百万円(前年同期比20.5%増加)、営業利益は204億10百万円(前年同期比25.9%増加)、経常利益は218億48百万円(前年同期比28.2%増加)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は144億47百万円(前年同期比27.5%増加)となりました。
当社グループ図及びセグメントの業績は次のとおりであります。
■スターツ海外ネットワーク/21ヵ国(※)34都市
(※)国と地域を含む
①建設事業
建設事業におきましては、資産運用及び資産継承のコンサルティングとして創業から変わらぬ地域密着営業を行っており、賃貸住宅をはじめ商業ビル・ホテル・高齢者支援施設・保育施設・物流倉庫などグループの総合力を活かした豊富なコンテンツによる土地有効活用の提案を行っております。
社会インフラとして普及に注力しております『免震構造の建物』におきましては、地域特性を踏まえ『土地・所有者・入居者』すべてに最適な土地活用を提案してまいりました結果、累計受注棟数は2022年12月末現在では607棟となりました。
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高521億74百万円(前年同期比19.7%増)、営業利益56億48百万円(前年同期比7.1%増)、受注残高は1,229億86百万円(前年同期比0.8%増)となりました。
②賃貸仲介事業
賃貸仲介事業におきましては、管理物件数の増加に伴い、仲介手数料及び更新手数料が堅調に推移いたしました。また、グループの総合力を活かし、地域密着営業による法人取引の拡大にも注力してまいりました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高49億72百万円(前年同期比8.1%増)、営業利益12億23百万円(前年同期比12.7%増)となりました。
③売買仲介事業
売買仲介事業におきましては、地域密着営業による事業用資産のコンサルティングや募集管理と合わせた購入・買換えの提案を推進するとともに、不動産売却サポートサービス「マイホームオークション」を積極的に活用し、売主・買主双方に透明性の高い取引を推進してまいりました結果、仲介手数料及び取扱高は堅調に推移いたしました。
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高50億1百万円(前年同期比31.2%増)、営業利益13億96百万円(前年同期比41.5%増)となりました。
④不動産管理事業
不動産管理事業におきましては、管理物件数の増加に伴い、管理手数料売上及びメンテナンス売上が堅調に推移いたしました。また、時間貸駐車場「ナビパーク」などの賃貸事業売上も順調に進捗いたしました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高642億34百万円(前年同期比4.4%増)、営業利益87億75百万円(前年同期比6.1%増)となりました。
⑤分譲不動産事業
分譲不動産事業におきましては、「スターツプロシード投資法人」へ賃貸住宅6棟の譲渡、分譲戸建「クオンガーデン新浦安」(千葉県浦安市)、「クオンガーデン成城」(東京都世田谷区)等の販売により、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高161億39百万円(前年同期比184.4%増)、営業利益8億65百万円(前年同期比275.3%増)となりました。
なお、免震構造を採用した新築分譲マンション「アルファグランデ日暮里」(東京都荒川区:総戸数44戸)の販売開始、「アルファグランデ成田八番街」(千葉県成田市:総戸数198戸)の販売活動の進行により、当第3四半期連結累計期間における契約残高は、197戸86億40百万円となりました。
⑥出版事業
出版事業におきましては、会員数400万人超を有する女性向けウェブサイト「オズモール」の成功報酬型送客サービス「オズのプレミアム予約」では、少人数での利用を中心に利用者数が復調してまいりました。また、昨年創刊いたしました男性向け異世界ファンタジーレーベル「グラストコミックス」と「グラストノベルス」では発行点数が着実に増加、「スターツ出版文庫」レーベルでは『鬼の花嫁』シリーズが累計50万部を超えるヒットとなり、書籍・電子書籍及び電子コミックの販売も順調に推移しております。
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高46億11百万円(前年同期比25.9%増)、営業利益10億53百万円(前期比122.9%増)となりました。
⑦ホテル・レジャー事業
ホテル・レジャー事業におきましては、新型コロナウイルス感染症の行動制限が緩和され、政府・自治体による観光需要喚起策が実施されたことで国内レジャー需要に回復の兆しが見られました。
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高65億95百万円(前年同期比107.6%増)、営業利益1億76百万円(前年同期営業損失12億49百万円)となりました。
⑧高齢者支援・保育事業
高齢者支援・保育事業におきましては、認可保育園「篠崎きらきら保育園」(東京都江戸川区)、グループホ
ーム「きらら千歳船橋」(東京都世田谷区)、グループホーム「きらら亀戸」(東京都江東区)を開設いたしました。既存事業所の稼働は堅調に推移いたしましたが、エネルギー価格高騰の影響による光熱費の上昇や人材採用・育成活動に積極的に取り組みました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高83億31百万円(前年同期比7.9%増)、営業利益4億91百万円(前年同期比9.9%減)となりました。
⑨コンサルティング事業
コンサルティング事業におきましては、不動産管理信託報酬、少額短期保険契約件数が堅調に推移しております。また、火災保険の保険期間改定に伴う損害保険代理店手数料、「スターツプロシード投資法人」の物件取得及び譲渡に係る報酬が増加いたしました結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高51億78百万円(前年同期比8.4%増)、営業利益9億39百万円(前年同期比5.0%増)となりました。
⑩物販・文化事業
物販・文化事業におきましては、カードキーシステム「シャーロック」シリーズの製造・販売、美術館の運営を行っております。当第3四半期連結累計期間の業績は、前連結会計年度にコンビニエンスストアの運営を終了したことに伴い、売上高6億36百万円(前年同期比18.9%減)、営業利益73百万円(前年同期比22.7%減)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比べて78億78百万円の資金を獲得し、755億16百万円の残高となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、建設工事代金等の売上債権の増加48億38百万円、法人税等の支払88億76百万円の一方で、税金等調整前四半期純利益223億59百万円、減価償却費39億81百万円、販売用不動産等の棚卸資産の減少42億76百万円等により187億95百万円の資金を獲得(前年同四半期は106億47百万円の資金を獲得)いたしました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、賃貸等不動産等の取得や「布袋駅東複合公共施設等整備事業」の建設等により82億91百万円の資金を使用(前年同四半期は112億6百万円の資金を使用)いたしました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、運転資金等の銀行借入の一方で、剰余金の配当40億44百万円により29億95百万円の資金を使用(前年同四半期は25億70百万円の資金を使用)いたしました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)資産、負債、純資産に関する分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産額は2,855億98百万円となり、前連結会計年度末と比較し123億11百万円増加いたしました。これは、主に仕掛販売用不動産及び有形固定資産の増加によるものであります。
負債総額は1,462億26百万円となり、前連結会計年度末と比較し6億15百万円増加いたしました。
純資産額は1,393億72百万円となり、前連結会計年度末と比較し116億95百万円増加いたしました。これは、主に利益剰余金の増加によるものであります。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。