(分譲マンション事業)
マンション業界は、鋼材や建築労務費の高騰による建築価格の高止まりや、プロジェクト用地の仕入価格の上昇を受け、コスト高が進んでおりますが、販売価格への転嫁が厳しくなり非常に難しい局面にあります。
当社は愛知県一宮市、岐阜県岐阜市を中心にマンションの分譲をしております。しかしながら当エリアにおきましても他社物件の分譲が増加し、競争が激化しております。また愛知県名古屋市へ2015年より再進出し、順調に販売が推移しておりますが、販売価格の高騰が著しく、購入層の物件選びもより厳選されております。
以上を踏まえた対処すべき課題として、建築部門は新規建設会社の開拓、土地仕入部門では情報収集力の強化、用地検討エリアの拡大、精緻化したマーケティングによる土地の選別、販売部門においては発売をできる限り早期化し、完成時完売物件を増やすことがあげられます。
(注文住宅事業)
注文住宅市場は厳しい環境が続いております。その中でより高級な住宅の請負に特化し、また商業建築を強化していくことでこの状況に対処してまいります。
(不動産管理事業)
既存管理組合の管理委託契約の100%更新はもちろんのこと、他社管理組合の新規管理委託契約の獲得、大規模修繕工事のコンサルタント業務の受注、リフォーム工事等の積極提案などを行い、ストックビジネスの業務拡大を進めてまいります。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。
当社グループの属する不動産業界は、国土利用計画法、宅地建物取引業法、都市計画法、建築基準法、住宅品質確保促進等、注文建築事業におきましては、上記に加え建設業法、建築士法により法的規制を受けております。
将来これら法令の改正や新たな法的規制がある場合は、現在の当社グループ事業が何らかの制約を受ける可能性があるほか、同法に定める事項に違反した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、2005年4月1日の個人情報保護法施行に伴い、顧客等の個人情報を保有しております当社では、個人情報の取得時及び保管時等における取扱マニュアルや社内規程を制定したほか、全社員に対し勉強会を行い、個人情報の漏洩防止に努めております。
しかしながら、何らかの要因により個人情報が外部に流出した場合には、損害賠償費用等の発生や個人情報保護法に基づく罰則等を受け、ひいては当社グループの信用低下を招く可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループの主要事業である分譲マンション事業及び注文建築事業は、購入者の需要動向に左右される傾向があります。購入者の需要動向は、景気動向、不動産市況、住宅ローン等の金利動向、住宅税制等の変化により影響を受けることから、これらの動向により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、建築資材や土地等の購入価格の変動により建築費用及び土地費用が上昇する場合、販売競争の激化等により需給バランスが悪化し、価格が低下する場合若しくは在庫が増加する場合があります。このような場合には、利益率が低下するなど、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
分譲マンション事業におきましては、用地等の購入代金を主として借入金に依存しております。従いまして、金融情勢の変化等何らかの要因により当社の資金調達に支障が生じる場合、市場金利の変動等により調達コストが変動する場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
分譲マンション事業におきましては、マンションの売買契約成立後、顧客への引渡時に売上が計上されるため、マンションの完成時期の偏りにより上半期と下半期では経営成績に変動が生じる可能性があります。また、工事の発注にあたり、当社の基準に適合した施工業者を選定し、綿密な打合せをおこなっておりますが、建築工事の遅延等の理由により、顧客への引渡時期が翌期にずれ込む等の場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
分譲マンション事業におきましては、マンションの開発に際し、用地取得時には土壌汚染等の有無について調査を行うほか、近隣住民と協議を行い、建築にあたっては十分な建築技術を要する施工業者の選定等により、分譲マンションの環境及び品質確保に努めております。しかし、土壌汚染や分譲物件に係る瑕疵等が発生した場合、訴訟その他の請求を受ける可能性があり、その結果によっては、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
注文建築事業におきましては、受注した建物の建築に際し、その品質管理や現場の安全管理に務めております。しかし、当該建物に係る瑕疵や労災事故が発生した場合、訴訟その他の請求を受ける可能性があり、その結果によっては、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
①当期の経営成績の概況
当連結会計年度における我が国経済は、高水準の企業収益や雇用・所得環境の改善もあり緩やかな景気回復基調で推移しております。しかし米中の貿易摩擦を含む中国経済の減速や英国のEU離脱に向けた政治的混乱など世界経済は先行き不透明な状況が続いております。
この様な経済状況のもとで、当連結会計年度における業績は、売上高10,477百万円(前年同期比16.9%増)、営業利益860百万円(前年同期比27.4%増)、経常利益853百万円(前年同期比29.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益666百万円(前年同期比28.5増)となりました。
②事業の種類別セグメントの業績概要
(分譲マンション事業)
マンション業界は、マイナス金利政策の導入や住宅取得税制の維持により、需要は堅調に推移しておりますが、一方で建築資材及び工事労務費の高止まり、プロジェクト用地の仕入価格の高騰の影響を受け、販売価格が高騰し難しい局面を迎えております。
そのような環境の下、当期は新たに9棟288戸の新築マンションを分譲し、完成在庫及び来期完成予定物件も併せ243戸(前期は163戸)を成約しております。
また、引渡しにつきましては完成在庫を含め199戸(前期は178戸)を行っております。
この結果、売上高7,073百万円(前年同期比20.4%増)、セグメント利益(営業利益)824百万円(前年同期比18.5%増)となっております。
(注文建築事業)
新築8棟及び大規模改修等19件の引渡しを行っております。また、引渡し済み物件を含め、12件の工事について工事進行基準に基づき、売上を計上いたしました。
以上より、売上高2,991百万円(前年同期比13.8%増)、セグメント利益(営業利益)は235百万円(前年同期比21.8%増)となっております。
(不動産管理事業)
分譲マンション217棟5,500戸の管理及び、賃貸物件の退去に伴うリフォーム263戸、マンションの大規模修繕のコンサルタント21件などにより、セグメント売上高504百万円(前年同期比11.5%増)、セグメント利益(営業利益)88百万円(前年同期比19.1%増)となっております。
(賃貸事業)
賃貸事業につきましては、当社にて16戸のマンション、株式会社アーキッシュギャラリーにおいて3戸のマンションと1棟の戸建、エムジー総合サービス株式会社において土地1筆を事業に供しております。
その結果、売上高54百万円(前年同期比12.2%増)、セグメント利益(営業利益)は21百万円(前年同期比9.1%増)となっております。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は1,194百万円(前年同期比1.2%減)となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、営業活動の結果獲得した資金は1,684百万円(前年同期は773百万円使用)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益839百万円(前年同期比28.2%増)、マンション建築数の増加による仕入債務の増加883百万円(前期は仕入債務の減少45百万円)等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、投資活動の結果使用した資金は1,182百万円(前年同期比1,893.8%増)となりました。これは主に今期からVTグループファイナンスに参加したことで発生した貸付による支出1,901百万円、貸付金の回収による収入780百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、財務活動の結果使用した資金は516百万円(前年同期は762百万円獲得)となりました。これは主にマンション用地仕入にかかる借入を早期返済したことによります。金額としては短期借入による収入306百万円、短期借入金の返済による支出619百万円、長期借入による収入1,547百万円、長期借入金の返済による支出1,721百万円であります。
当社グループの主たる業務には生産に該当する事項がありませんので、記載を省略しております。
当連結会計年度における販売不動産の契約実績は次のとおりであります。
(注)1.金額には、消費税等は含まれておりません。
2.注文建築事業は請負金額500万円以上のものを計上しております。
当期における販売実績は次のとおりであります。
(注)1.金額には、消費税等は含まれておりません。
2.注文建築事業は請負金額500万円以上のものを計上しております。
財政状態及び経営成績の分析は、原則として連結財務諸表に基づいて分析したものであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において、当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の分析
「(業績等の概要)(1)業績」に記載のとおりであります。
(2)財政状態の分析
①資産
当連結会計年度末における流動資産は7,018百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,212百万円増加いたしました。これは主に短期貸付金が1,121百万円増加したことによります。
固定資産は1,695百万円となり、前連結会計年度末に比べ4百万円増加いたしました。これは主に建物が67百万円増加し、長期性預金が47百万円減少したことによります。
この結果、総資産は8,714百万円となり前連結会計年度末に比べ1,216百万円増加いたしました。
②負債
当連結会計年度末における流動負債は4,204百万円となり、前連結会計年度末に比べ831百万円増加いたしました。これは主に買掛金が883百万円増加したことによります。
固定負債は、1,241百万円となり、前連結会計年度末に比べ282百万円減少いたしました。これは主に長期借入金が259百万円減少したことによります。
この結果、負債合計は5,445百万円となり前連結会計年度末に比べ548百万円増加いたしました。
③純資産
当連結会計年度末における純資産合計は3,268百万円となり、前連結会計年度末に比べ668百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益666百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は37.1%(前連結会計年度末は34.3%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
「(業績等の概要)(2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(4)財務政策
当社の主要事業である分譲マンション事業は、マンションの建設着工から完成まで平均14ヶ月位を要し、分譲代金の回収もマンションの完成時期に集中する点をふまえ、資金需要に柔軟に対応できるよう、金融機関との円滑な関係を構築しております。
(5)営業キャッシュ・フロー
当社は、マンション用地の取得資金を金融機関からの借入によっており、かつ用地取得からマンションの完成による資金回収までの期間が一事業年度で完結しないことから、マンション用地の取得状況によって、営業キャッシュ・フローは大きく変動いたします。
(6)上半期及び下半期の変動
当社の主要事業である分譲マンション事業においては、マンションの売買契約成立後、顧客への引渡時に売上が計上されるため、マンションの完成時期の偏りにより上半期と下半期では経営成績に変動が生じる傾向があります。
該当事項はありません。
該当事項はありません。