文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社は、「都市住空間への挑戦と創造を通して、豊かな社会づくりに貢献していく。」を企業理念として、単身者向けの資産運用型マンション自社ブランド「ガーラマンションシリーズ」及びファミリー層向けのマンション自社ブランド「ガーラ・レジデンスシリーズ」の企画、開発、分譲を中心に事業活動を展開しております。事業を通して社会の発展に貢献し利益を上げることで持続的な成長と企業価値の向上を図ることを基本的な方針としております。
(2)経営戦略等
当社グループは、今後も自社ブランド「ガーラマンションシリーズ」及び「ガーラ・レジデンスシリーズ」の企画、開発、販売、中古マンション売買に積極的に取り組んでいく方針であります。
事業セグメントごとの経営戦略は以下のとおりであります。
① 不動産開発事業
単身者向けの資産運用型マンション事業におきましては、主に資産運用を目的として購入されることに鑑み、首都圏において安定した賃貸需要が見込める土地を厳選し、付加価値の高い商品を継続的に供給してまいります。
ファミリー層向けのマンション事業におきましては、資産運用型マンション事業で培ったノウハウを活かし、安心とくつろぎの居住空間を継続的に供給してまいります。
また、所有物件における売却ニーズの増加に対応し、売却査定・買取りの体制を強化し、中古マンションの取引拡大を図ってまいります。
開発面においては、採算性重視を基本方針として、情報力の強化を一層図り、事業環境の変化に対応した用地仕入を進めてまいります。また、セキュリティ設備や機能性とデザイン性を追求した入居者のライフシーンを支える先進の設備仕様を積極的に採用し、資産価値の高い物件開発を進めてまいります。
販売面においては、営業職員一人ひとりのコンサルティング能力を更に高めることで購入者のニーズに的確に対応し、新築・中古マンションの販売戸数の伸長を図ってまいります。アウトバウンド式マーケティングを中心として、自社会員組織の形成やセミナー開催等、多様な販売チャネルを積極的に活用し、潜在需要の掘り起こしを図ってまいります。
賃貸面においては、自社WEBサイトの運営や多彩な営業ネットワークを駆使し、きめ細やかな対応と早期の賃貸借契約締結に努めてまいります。
② 不動産管理事業
不動産管理事業につきましては、当社グループ開発マンションの新規管理受託を中心に、他社物件の管理受託も推進し、収益力の向上を図ってまいります。
購入者の長期にわたる資産運用をサポートするため、賃貸管理システムを強化し、サービス体制の一層の充実を図ってまいります。
建物の長期修繕計画の立案や的確なアドバイスを行うためのコンサルティング能力の向上を図り、購入者と入居者の双方に満足いただけるよう努めてまいります。
また、伊豆エリアにおける別荘地管理事業においては、これまで培ってきた同地域での経験並びに管理ノウハウを活かし、更なる環境整備を図ってまいります。
③ 建設事業
建築物の設計、施工、請負業務における技術力の向上と受注力の強化を図り、収益力の向上に努めてまいります。
④ 旅館事業
旅館事業におきましては、さらなる業績拡大のため、サービス品質の向上に努め、集客力を強化し、収益力の向上を図ってまいります。
以上に加え、当社グループの経営資源に見合った新規事業にも積極的に取り組んでまいります。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は、長期・安定的に成長していくことを基本方針に、売上高経常利益率を重視しております。開発プロジェクトの推進にあたっては、不動産業界を取り巻く環境の変化に的確に対応しながら、安易な拡大路線をとることなく採算性を重視する方針をとり、売上高経常利益率10%前後の安定的な達成を目指しております。
(4)経営環境
今後の見通しにつきましては、米国の通商政策や物価上昇による経済活動での制約が懸念されるものの、各種政策の効果等により、景気の持ち直しが期待されます。
当社グループの主力事業である資産運用型分譲マンション市場におきましては、単身者や少人数世帯を中心とした都心への人口移動の継続などを背景に、賃貸、実需ともに底堅い需要が続くものと予想され、資産運用に対する社会的関心が高まるなか、分散投資のひとつとして安定した収益を不動産に求める購入者層の一層の拡大が見込まれております。当社グループ主力の資産運用型マンションは、単身者や少人数世帯の生活を支えるインフラとして、また、安定した収益を不動産に求める方への資産運用商品として、その社会的役割は一層高まっていくものと考えております。
用地仕入・開発面におきましては、首都圏における土地価格をはじめ、施工費や用地費が高騰していることから、収益性の見極めが一層重要になるものと考えられます。
このような状況において、当社グループは、採算性を重視した積極的な仕入れ並びに社会やお客様のニーズを適
確に捉えた販売チャネルの開拓、DXの推進など様々な取り組みを行い、企業としての成長力を高めてまいります。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループは、持続的な成長へ向けて、経営環境の変化を的確に捉えながら、以下の課題に取り組んでまいります。
① 自社開発物件の安定的な供給の実現
新規物件の供給を安定的に供給していくため、仕入・開発力の一層の強化を図ってまいります。採算性重視を基本方針として、自社ブランド「ガーラマンションシリーズ」及び「ガーラ・レジデンスシリーズ」の開発用地の継続的・安定的な確保を実現することで、マンション市場における地位を盤石なものにしてまいります。
② お客様の立場やニーズを尊重した販売・サービス体制の構築
販売戸数、管理戸数の伸長に向け、全社的な事業基盤の強化を図ってまいります。人的資本やDXへの投資を推進し、業務効率化とサービス品質の向上に積極的に取り組み、強固な経営基盤を構築してまいります。
③ 財務基盤の維持・充実
新規物件を安定・継続的に供給していくため、また、顧客資産を長期的にサポートしていくために、財務基盤の維持・充実を図ってまいります。
④ コンプライアンスを遵守した経営の推進
グループ全役職員が自らの役割を認識し、能動的にリスク管理に取り組むよう、コーポレートガバナンスの強化、内部統制システムの整備・充実を図り、企業の社会的責任を果たしてまいります。
⑤ 人材育成の強化・推進
当社グループのさらなる成長の源泉として、人材育成の強化・推進を最重要課題のひとつと認識し、次代を担う人材が確実に継続的に輩出されるよう、採用・教育制度の整備、充実を図ってまいります。
⑥ リスクマネジメント体制の強化・推進
自然災害や大規模感染症の流行、情報セキュリティ事故等の有事の際において、従業員の出社抑制や営業活動の一時停止等による当社グループの事業活動に与える影響を最小限に抑えるため、事業継続体制の強化・推進を図ってまいります。
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
当社グループでは「都市住空間への挑戦と創造を通して、豊かな社会づくりに貢献していく。」という企業理念を掲げ、資産運用型マンション事業を通して、単身者の生活を支える良質な住空間、並びに収益性の高い資産の提供、そして、地域や社会と一体となり、都市住空間の創造の一端を担うという社会的な意義のもと、サステナビリティを巡る課題解決に取り組んでおります。
(1)ガバナンス
当社グループでは、気候関連など環境をはじめとしたリスク・機会の分析・評価と対応策は、当社のリスク・コンプライアンス委員会が検討します。リスク・コンプライアンス委員会は当社代表取締役社長を委員長とし、当社及びグループ会社から選定された委員によって構成されます。リスク・コンプライアンス委員会が検討したリスク・機会は、委員長が必要に応じて経営会議または取締役会に報告し、取締役会の指示により対策を検討し、関係部門が推進します。

(2)戦略
当社グループは、中長期的なリスクの一つとして「気候関連リスク」を捉え、関連リスク及び機会を踏まえた戦略と組織のレジリエンスについて検討するため、IEA(国際エネルギー機関)やIPCC(気候変動に関する政府間パネル)による気候変動シナリオ(1.5℃シナリオおよび4℃シナリオ)を参照し、2030年までの当社グループへの影響を考察し、主力事業である不動産開発事業についてシナリオ分析を実施しました。なお、1.5℃シナリオの移行リスクについては定量分析を実施し、連結財務数値への影響を試算しました。
今後は事業への影響度が大きいリスク・機会を中心とした対応策の検討を進め、必要に応じて事業戦略と連動させることでレジリエンスの向上に努め、脱炭素社会の実現に向けて貢献していきます。
<人的資本>
当社グループは、中長期的な成長及び企業価値の向上の礎となる従業員一人ひとりを尊重し、育成に努めております。社宅制度や資格取得支援などの福利厚生の充実化をはじめ、女性活躍の推進を目標に、管理職候補者における女性労働者の登用を推し進めるとともに、育児休業後も積極的に活躍できる職場環境の整備を図っております。また、多様化する従業員のライフスタイルを尊重するため、年間休日数の増加や就労意欲を汲むため60歳から65歳への定年延長などの取り組みによって、良好な職場環境を整備し、永続的に活力ある企業を目指してまいります。
(3)リスク管理
当社グループは、全社のリスク管理のため、経営に支障をきたす可能性のある様々なリスクに対し、確実に対処するため、「情報セキュリティ委員会」及び「リスク・コンプライアンス委員会」を設置しております。各委員会においては当社グループ全体のリスク評価および対策を行っており、月1回の実施並びに、議事内容については、取締役会、経営会議においても情報共有が行われ、全社におけるリスク管理の強化を図っております。
気候関連リスクは、リスク・コンプライアンス委員会がシナリオ分析による課題抽出・評価を行います。
リスク管理のプロセスは、当社グループ事業に関連する気候関連のリスクを抽出し、発生の可能性と影響の大きさによりリスクの影響度を評価した上で、必要に応じて財務的影響の分析と対策を検討します。
影響度の大きい気候関連リスクが生じる可能性がある場合はリスク・コンプライアンス委員会で対策を立案し、委員長が経営会議または取締役会へ報告し、取締役会で統合的に審議・意思決定を行います。
(4)指標及び目標
当社グループは気候変動問題が経営に及ぼす影響を評価・管理するため、温室効果ガス(CO2)の総排出量(Scope1・2)を指標として設定しました。
[2024年度]
※算定対象:単体含め全グループ会社
なお、削減目標においては、温室効果ガス排出量の削減に向けた取り組みを推進し、検討を進めております。
<人的資本>
当社グループでは、上記「(2) 戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境に関する方針に係る指標及び目標については、下表のとおりであります。
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名 称 |
2025年3月期実績 |
目標 |
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管理職候補者における 女性労働者の割合 |
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(注)当社グループにおいて管理職候補者とは、将来的にマネジメント層を担う課長代理及び係長を指しておりま
す。
以下において、当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる事項を記載しております。また、必ずしも事業上のリスクとは考えていない事項についても、投資判断のうえで重要と考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。なお、当社グループは、これらリスクの発生の可能性を認識し事業活動を行っております。
当社に関する投資判断は、本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討したうえで行う必要があります。
なお、以下のリスクについては、有価証券報告書提出日(2025年6月23日)現在における当社の経営者の判断によるものであり、当社グループの事業展開におけるすべてのリスクを網羅するものではありません。また、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
① 法的規制等について
当社グループの属する不動産業界は、国土利用計画法、宅地建物取引業法、建築基準法、都市計画法、建設業法、建築士法、借地借家法、建物の区分所有等に関する法律、消防法、住宅の品質確保の促進などに関する法律、マンションの管理の適正化の推進に関する法律等により、法的規制を受けております。
当社グループでは、関係法令の改廃情報及び監督官庁からの発信文書の内容等、最新の法規制情報の早期取得に努め、法令順守の徹底に取り組んでおります。
当社グループの主要事業においては、事業活動に際して、以下の免許、許認可等を得ております。現在、当該免許及び許認可等が取消となる事由は発生しておりませんが、今後、何らかの理由によりこれらの免許、登録、許可の取消し等があった場合には、当社グループの主要な事業活動に支障をきたすとともに業績に重大な影響を与える可能性があります。
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許認可等の名称 |
会社名 |
許認可番号等/有効期間 |
規制法令 |
免許取消 |
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宅地建物取引業者免許 |
㈱FJネクストホールディングス |
国土交通大臣(6)第5806号 |
宅地建物取引業法 |
第5条、 第66条等 |
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㈱FJネクスト |
国土交通大臣(1)第9976号 2021年8月11日~2026年8月10日 |
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㈱FJネクストレジデンシャル |
東京都知事(1)第109579号 |
|||
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㈱レジテック |
東京都知事(4)第86366号 |
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賃貸住宅管理業者登録 |
㈱FJネクストホールディングス |
国土交通大臣(01)第004272号 2022年3月15日~2027年3月14日 |
賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律 |
第23条等 |
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㈱FJネクスト |
国土交通大臣(01)第004271号 2022年3月15日~2027年3月14日 |
|||
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㈱エフ・ジェー・ |
国土交通大臣(01)第002374号 2021年11月5日~2026年11月4日 |
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不動産特定共同事業許可 |
㈱FJネクストホールディングス |
東京都知事第156号 2021年6月7日取得(期間の定めなし) |
不動産特定共同事業法 |
第36条等 |
|
マンションの管理の適正化の推進に関する法律に基づくマンション管理業者登録 |
㈱エフ・ジェー・ |
国土交通大臣(5)第031892号 |
マンションの管理の適正化の推進に関する法律 |
第47条、 第83条等 |
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建設業許可 |
㈱レジテック |
東京都知事(特-2)第125220号 |
建設業法 |
第29条等 |
|
一級建築士事務所登録 |
㈱レジテック |
東京都知事登録 第51744号 |
建築士法 |
第23条、 第26条等 |
また、2000年代に入り東京特別区を中心に、ワンルームマンションの建設を規制する条例等が制定されております。具体的には、25㎡以上等への最低住戸面積の引き上げ、一定面積以上の住戸の設置義務付け、狭小住戸集合住宅税の導入等がありますが、当社グループでは、これらの条例等に沿った商品開発を行っているため、現時点において、かかる規制が当社グループの事業に影響を及ぼす可能性は少ないものと認識しております。しかしながら、今後さらに各自治体による規制強化が進められた場合は、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。
② 資産運用型マンション販売事業について
当社グループが分譲するマンションは、主として資産運用を目的として購入されますが、一般的にマンションによる資産運用には、入居率の悪化や家賃相場の下落による賃貸収入の低下、金利上昇による借入金返済負担の増加など収支の悪化につながる様々な投資リスクが内在します。当社グループは、常に景気動向、不動産市況等の分析・評価・モニタリングを行ったうえで、顧客に対してこれらの投資リスクの説明を行い、十分に理解していただいたうえで売買契約を締結するよう営業職員の教育を徹底しております。また、販売後における入居者募集・集金代行・建物維持管理に至るまで一貫したサービスを提供することで顧客の長期的かつ安定的な資産運用を全面的にサポートし、空室の発生や資産価値下落等のリスク低減に努めております。
しかしながら、今後、一部営業職員の説明不足等が原因で投資リスクに対する理解が不十分なままマンションが購入されたこと等により、顧客からの訴訟等が発生した場合、当社グループの信頼が損なわれることに繋がり、当社グループの事業に影響が及ぶ可能性があります。
また、社会情勢の変化により、入居率の悪化や家賃相場の大幅な下落、金融機関の融資姿勢の変化や急激な金利上昇等が発生した場合、顧客の資産運用に支障をきたす可能性があります。その場合、顧客の資産運用と密接な関係がある当社グループの事業にも影響を及ぼす可能性があります。
③ 国内外の経済状況等の影響について
当社グループの主力事業である不動産開発事業は、購買者の需要動向すなわち景気動向、金利動向、販売価格動向及び住宅税制やその他の税制等に影響を受けやすいため、景気見通しの悪化や大幅な金利の上昇、税制改正、あるいは供給過剰による販売価格の大幅な下落等が発生した場合には、購買者の購入意欲の低下や、保有する棚卸資産の時価評価額が下落し評価損が発生するなど、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、これらの外部要因による影響に対応するため、事業環境の変化に対応した的確な仕入活動を徹底することで、プロジェクト収益の最適化を図っておりますが、当該事業は、土地の取得から建物の完成・販売まで通常1年半から3年程度を要するため、この間に、建築費の高騰や不動産市況の変動等が生じた場合には、プロジェクトの収益性が低下し、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。
また、米国の通商政策の影響等による資材価格の高騰やその供給の遅れなどが生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
④ 有利子負債への依存について
当社グループは、事業用地の仕入資金を主として金融機関からの借入金によって調達しているため、当社グループでは、連結総資産に対する有利子負債の比率が、2025年3月期は17.3%となっております。
当社グループは、金利動向や金融機関の融資状況についてモニタリングを行うとともに、資金調達に際しては、特定の金融機関に依存することなく、案件ごとに金融機関に融資を打診し、融資の了解を得た後に各プロジェクトを進行させることでリスク低減を図っております。
しかしながら、市場金利が上昇する局面や、不動産業界または当社のリスクプレミアムが上昇した場合には、支払利息等が増加し、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。また、何らかの要因により当社が必要とする資金調達に支障が生じた場合には、当社グループの事業展開に影響が及ぶ可能性があります。
⑤ 事業用地の仕入れについて
当社グループは、都心部を中心とした事業用地の取得を進め、成熟した都市住宅環境に適合したマンションの開発・分譲に努めております。当社グループにおけるそれらの事業の遂行は、十分な不動産関連情報に基づいておりますが、今後何らかの事情により十分な不動産関連情報の入手が困難となった場合や、事業用地取得に必要な資金が十分に調達できない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社グループでは、事業用地の取得にあたり、売買契約前に土地履歴や土壌汚染対策法の指定区域か否かなど土壌汚染の有無について事前調査を実施し、必要に応じて対策工事を実施しております。
しかしながら、上記調査にて認識できない土壌汚染が契約後に発見された場合には、追加費用の発生や当初スケジュールの変更が発生する可能性があり、その場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑥ 建築工事の外注について
当社グループは、マンションの企画・開発及び分譲を主たる業務としておりますが、建築工事については建設会社へ発注しております。発注先である建設会社の選定にあたっては、施工能力、施工実績、財務内容等を総合的に勘案したうえで行っております。また、工事着工後においては、施工者、設計者による工程ごとの管理に加え、当社グループのレジテックコーポレーションによる建物の躯体検査を実施すること等により、工事遅延防止や品質管理向上に努めております。
しかしながら、発注先である建設会社が経営不安に陥った場合や物件の品質に問題が発生した場合には、計画どおりの開発に支障をきたす可能性があり、その場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
⑦ 訴訟などの可能性について
当社グループが開発・分譲するマンションについては、開発段階における建設中の騒音、当該近隣地域の日照・眺望問題等の発生、分譲後における契約不適合等を理由とする訴訟が提起される可能性があります。
当社グループはマンション建設にあたっては、関係する法律、自治体の条例等を十分検討したうえで、周辺環境との調和を重視した開発計画を立案するとともに、周辺住民に対し事前に説明会を実施するなど十分な対応を講じておりますが、それでも訴訟に発展した場合は、当社グループへの信用の低下や対応に伴う開発遅延など、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
⑧ 個人情報の管理について
当社グループが取得した個人情報については、データアクセス権限の設定、データ通信の暗号化、外部侵入防止システムの採用等により、流出の防止を図っております。また、「情報セキュリティ委員会」を設置し、情報セキュリティに関する社内規則を定め、規則遵守の徹底とセキュリティ意識の向上に努めております。個人情報の取り扱いについては、今後も細心の注意を払ってまいりますが、今後、個人情報の不正使用、その他不測の事態によって外部流出が発生した場合、当社グループへの信用の低下や損害賠償請求等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
⑨ 引渡し時期による業績変動について
当社グループの主力事業である不動産開発事業では、マンション等の売買契約成立後、顧客への引渡しをもって売上が計上されます。そのため、四半期ごとに当社グループの業績を見た場合、マンションの竣工や引渡しのタイミングにより売上高及び利益が変動するため、ある四半期の業績は必ずしも他の四半期の業績や年次の業績を示唆するものではないことに留意する必要があります。また、天災その他予想し得ない事態による建築工期の遅延等、不測の事態により引渡し時期が期末を越えて遅延した場合には、当社グループの業績が変動する可能性があります。
⑩ 自然災害、テロ、感染症等について
当社グループは、地震・洪水等の大規模な自然災害、テロ等の犯罪行為、未知の感染症の流行等が発生した場合に備え、安否確認システムの導入、防災訓練等の対策を講じるなど、リスクマネジメント体制の整備を進めております。ただし、自然災害・テロ・感染症等による被害は完全に回避できるものではなく、想定を超える被害が発生した場合には、当社グループの事業活動に支障をきたし、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおり であります。
① 財政状態及び経営成績の状況
財政状態については、以下のとおりであります。
(資産)
当連結会計年度末における総資産は1,054億77百万円となり、前連結会計年度末に比べ101億96百万円増加いたしました。主な要因は、仕掛販売用不動産151億65百万円、販売用不動産39億22百万円、受取手形、営業未収入金及び契約資産31億79百万円が増加したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は325億55百万円となり、前連結会計年度末に比べ53億6百万円増加いたしました。主な要因は、長期借入金が46億30百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は729億22百万円となり、前連結会計年度末に比べ48億90百万円増加いたしました。主な増加は親会社株主に帰属する当期純利益64億83百万円であり、減少は剰余金の配当16億36百万円であります。この結果、自己資本比率は69.1%(前連結会計年度末は71.4%)となりました。
経営成績については、以下のとおりであります。
当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあり、一部足踏みが残るものの景気は緩やかに回復いたしました。一方、物価上昇の継続及び米国の通商政策の影響などによる不透明な先行きが、我が国の景気を下押しするリスクに引き続き留意する必要があります。
首都圏のマンション市場においては、施工費や用地費の高騰を背景に2024年度(2024年4月~2025年3月)のマンションの新規供給戸数は前年同期比17.0%減の22,239戸となり、1973年度以降で最少となりました。購入需要については、同期間の平均初月契約率が66.8%と好調の目安と言われる70%を2年連続下回るなど、高値圏が続く販売価格に対し、消費者の慎重な姿勢が継続しております。(数字は株式会社不動産経済研究所調べ)
当社グループの主要事業領域である資産運用型分譲マンション市場においては、単身者を中心とした首都圏の賃貸需要は底堅く、購入需要についても、安定した収益が期待できる運用商品として認知度が高まり、低金利にも後押しされ、堅調な状況が続いているものと認識しております。
このような経営環境のもと、当社グループは、首都圏において、資産運用としての多彩なメリットを提供する「ガーラマンションシリーズ」及びファミリー層向け自社ブランド「ガーラ・レジデンスシリーズ」の開発を進め、活況な中古マンション市場への適応、顧客サポート体制の充実やブランド力の強化を図ることで、グループ企業価値の向上に尽くしてまいりました。
こうした結果、売上高1,124億29百万円(前連結会計年度比12.0%増)、営業利益94億88百万円(前連結会計年度比0.6%増)、経常利益94億59百万円(前連結会計年度比0.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益64億83百万円(前連結会計年度比0.5%増)となりました。
セグメント別の業績については、次のとおりであります。
(不動産開発事業)
「ガーラ・プレシャス新小岩」、「ガーラ・ヴィスタ元住吉」、「ガーラ・レジデンス西新井パークサイド」などの新築マンションの販売に注力するとともに、中古マンションの販売も積極的に行ってまいりました。
当連結会計年度は、新築マンション売上高235億58百万円(698戸)、中古マンション売上高697億50百万円(2,551戸)、不動産賃貸収入59億73百万円、その他収入6億18百万円となり、不動産開発事業の合計売上高999億1百万円(前連結会計年度比15.9%増)、セグメント利益79億59百万円(前連結会計年度比0.4%増)となりました。
売上高等内訳
|
区分 |
前連結会計年度 自 2023年4月1日 至 2024年3月31日 |
当連結会計年度 自 2024年4月1日 至 2025年3月31日 |
||||
|
戸数 (戸) |
金額 (百万円) |
|
戸数 (戸) |
金額 (百万円) |
|
|
|
前年比 (%) |
前年比 (%) |
|||||
|
ガーラマンションシリーズ |
603 |
17,655 |
95.0 |
516 |
14,827 |
84.0 |
|
ガーラ・レジデンスシリーズ |
331 |
14,533 |
158.6 |
182 |
8,731 |
60.1 |
|
中古マンション |
1,836 |
47,404 |
117.3 |
2,551 |
69,750 |
147.1 |
|
不動産賃貸収入 |
- |
6,229 |
95.1 |
- |
5,973 |
95.9 |
|
その他収入 |
- |
383 |
179.8 |
- |
618 |
161.3 |
|
合計 |
2,770 |
86,206 |
115.1 |
3,249 |
99,901 |
115.9 |
(不動産管理事業)
自社グループ開発物件の新規管理受託や外部受注等を進め、賃貸管理戸数は19,470戸、建物管理棟数は370棟(25,039戸)となりました。
当連結会計年度における不動産管理事業の売上高は42億14百万円(前連結会計年度比5.8%増)、セグメント利益12億1百万円(前連結会計年度比10.5%増)となりました。
(建設事業)
マンション建設は完成工事件数の減少により売上、利益ともに前年を下回って推移しました。
当連結会計年度における建設事業の売上高は69億76百万円(前連結会計年度比21.7%減)、セグメント利益2億91百万円(前連結会計年度比23.3%減)となりました。
(旅館事業)
客室稼働率は概ね前期と同水準で推移し、客室単価は高価格帯の旅館を中心に上昇しました。
当連結会計年度における旅館事業の売上高は12億97百万円(前連結会計年度比2.9%増)、セグメント利益12百万円(前連結会計年度比279.3%増)となりました。
(その他)
当連結会計年度の売上高は39百万円(前連結会計年度比17.0%減)、セグメント利益19百万円(前連結会計年度
比26.6%増)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ51億32百万円減少し、244億18百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により支出した資金は138億80百万円(前連結会計年度は46億71百万円の収入)となりました。主な収入は、税金等調整前当期純利益94億59百万円であり、主な支出は、棚卸資産の増加額193億77百万円、法人税等の支払額32億96百万円、売上債権及び契約資産の増加額9億72百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により獲得した資金は49億6百万円(前連結会計年度は50億36百万円の支出)となりました。これは主
に、定期預金が50億円減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により獲得した資金は38億41百万円(前連結会計年度は22億89百万円の支出)となりました。主な収入は、事業用地の購入資金対応のための長期借入金128億30百万円であり、主な支出は、プロジェクトの完成等に伴う長期借入金の返済73億53百万円、配当金の支払額16億35百万円であります。
③ 生産、受注及び販売の実績
(生産実績)
該当事項はありません。
(契約実績)
当連結会計年度における不動産開発事業の契約実績は次のとおりであります。
|
区分
|
前連結会計年度 自 2023年4月1日 至 2024年3月31日 |
当連結会計年度 自 2024年4月1日 至 2025年3月31日 |
||||||
|
戸数 (戸) |
|
金額 (百万円) |
|
戸数 (戸) |
|
金額 (百万円) |
|
|
|
前年比 (%) |
前年比 (%) |
前年比 (%) |
前年比 (%) |
|||||
|
ガーラマンションシリーズ |
493 |
61.6 |
14,042 |
66.0 |
724 |
146.9 |
20,508 |
146.0 |
|
ガーラ・レジデンスシリーズ |
209 |
69.3 |
9,610 |
72.6 |
235 |
112.4 |
11,897 |
123.8 |
|
中古マンション |
2,016 |
123.5 |
52,817 |
128.2 |
2,486 |
123.3 |
68,651 |
130.0 |
|
その他(不動産) |
- |
- |
41 |
147.4 |
- |
- |
24 |
59.0 |
|
合計 |
2,718 |
99.4 |
76,512 |
101.0 |
3,445 |
126.7 |
101,081 |
132.1 |
(注)1 上記金額には、消費税等は含んでおりません。
(注)2 「ガーラ・レジデンスシリーズ」には、共同事業形態によるプロジェクトのうち、当社の持分相当部分を
含んでおります。
(販売実績)
当連結会計年度の販売実績を報告セグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
報告セグメントの名称 |
区分
|
前連結会計年度 自 2023年4月1日 至 2024年3月31日 |
当連結会計年度 自 2024年4月1日 至 2025年3月31日 |
||||||
|
戸数 (戸) |
|
金額 (百万円) |
|
戸数 (戸) |
|
金額 (百万円) |
|
||
|
前年比 (%) |
前年比 (%) |
前年比 (%) |
前年比 (%) |
||||||
|
不動産 開発事業 |
ガーラマンションシリーズ |
603 |
83.6 |
17,655 |
95.0 |
516 |
85.6 |
14,827 |
84.0 |
|
ガーラ・レジデンスシリーズ |
331 |
146.0 |
14,533 |
158.6 |
182 |
55.0 |
8,731 |
60.1 |
|
|
中古マンション |
1,836 |
113.8 |
47,404 |
117.3 |
2,551 |
139.0 |
69,750 |
147.1 |
|
|
その他 |
- |
- |
6,613 |
97.7 |
- |
- |
6,592 |
99.7 |
|
|
小計 |
2,770 |
108.2 |
86,206 |
115.1 |
3,249 |
117.3 |
99,901 |
115.9 |
|
|
不動産 管理事業 |
- |
- |
- |
3,982 |
109.0 |
- |
- |
4,214 |
105.8 |
|
建設事業 |
- |
- |
- |
8,907 |
186.5 |
- |
- |
6,976 |
78.3 |
|
旅館事業 |
- |
- |
- |
1,260 |
98.5 |
- |
- |
1,297 |
102.9 |
|
その他 |
- |
- |
- |
47 |
88.6 |
- |
- |
39 |
83.0 |
|
合計 |
- |
- |
- |
100,405 |
118.6 |
- |
- |
112,429 |
112.0 |
(注)1 上記金額には、消費税等は含んでおりません。
(注)2 「ガーラ・レジデンスシリーズ」には、共同事業形態によるプロジェクトのうち、当社の持分相当部分を
含んでおります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行っております。当該見積りにつきましては、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に関して適切な仮定設定、情報収集を行い、見積り金額を計算しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
② 当連結会計年度の経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は1,124億29百万円となり、前連結会計年度の1,004億5百万円に対し12.0%、120億23百万円の増加となりました。これは主に、当社グループ主力の不動産開発事業における売上高が999億1百万円となり、前連結会計年度の862億6百万円に対し15.9%、136億94百万円増加したことによるものであります。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度における売上原価は917億85百万円となり、前連結会計年度の802億31百万円に対し14.4%、115億53百万円の増加となりました。これは主に、売上高の増加によるものであります。
その結果、当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度の201億74百万円に対し2.3%、4億69百万円増加の206億44百万円となり、売上高に対する売上総利益率は、前連結会計年度の20.1%から1.7ポイント減少し、18.4%となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は111億55百万円となり、前連結会計年度の107億42百万円に対し3.8%、4億12百万円の増加となりました。
その結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度94億31百万円に対し0.6%、57百万円増加の94億88百万円となり、売上高に対する営業利益率は、前連結会計年度の9.4%から1.0ポイント減少し、8.4%となりました。
なお、セグメント別の業績につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
(営業外損益、経常利益、税金等調整前当期純利益)
当連結会計年度における営業外収益は55百万円となり、前連結会計年度の55百万円に対し0.6%、0百万円の減少となりました。
当連結会計年度における営業外費用は85百万円となり、前連結会計年度の52百万円に対し61.1%、32百万円の増加となりました。
その結果、当連結会計年度の経常利益及び税金等調整前当期純利益は94億59百万円となりました。経常利益は前連結会計年度の94億34百万円に対し0.3%、24百万円の増加となりました。売上高に対する経常利益率は、前連結会計年度の9.4%から1.0ポイント減少し、8.4%となりました。当連結会計年度では、各セグメントにおける原材料価格の上昇や、顧客ニーズの高い中古マンションの販売比率が高まったことで利益率が減少し、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として設定している売上高経常利益率10%を下回りました。
(法人税等、親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における法人税等は29億76百万円となり、前連結会計年度の29億47百万円に対し1.0%、28百万円の増加となりました。
その結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の64億53百万円に対し0.5%、30百万円増加の64億83百万円となりました。
③ 当連結会計年度の財政状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産は927億78百万円となり、前連結会計年度末に比べ100億46百万円増加いたしました。主な増加は、仕掛販売用不動産151億65百万円、販売用不動産39億22百万円、受取手形、営業未収入金及び契約資産31億79百万円であり、減少は現金及び預金101億32百万円、電子記録債権22億7百万円であります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産は126億99百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億50百万円増加いたしました。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債は158億41百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億32百万円増加いたしました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が8億46百万円増加したことによるものであります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債は167億13百万円となり、前連結会計年度末に比べ46億74百万円増加いたしました。これは主に、長期借入金が46億30百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は729億22百万円となり、前連結会計年度末に比べ48億90百万円増加いたしました。主な増加は親会社株主に帰属する当期純利益64億83百万円であり、減少は剰余金の配当16億36百万円であります。
④ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当連結会計年度の資金の状況の詳細につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
当社グループの資金需要の主なものは不動産開発事業における用地取得費用であり、その調達手段は主として、金融機関からの借入金によっております。用地取得費用以外の運転資金につきましては、自己資金で対応することを原則とし、金融費用を低減するよう努めております。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
|
|
2021年3月期 |
2022年3月期 |
2023年3月期 |
2024年3月期 |
2025年3月期 |
|
自己資本比率(%) |
63.8 |
71.3 |
70.9 |
71.4 |
69.1 |
|
時価ベースの自己資本 比率(%) |
43.5 |
39.1 |
36.3 |
48.4 |
37.1 |
|
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%) |
258.0 |
57.0 |
- |
273.0 |
- |
|
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) |
81.6 |
267.4 |
- |
101.8 |
- |
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
3.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
4.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。
5.2023年3月期及び2025年3月期の「キャッシュ・フロー対有利子負債比率」、「インタレスト・カバレッジ・レシオ」については、営業キャッシュ・フローがマイナスのため、記載しておりません。
該当事項はありません。
該当事項はありません。