第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績に関する説明

 当第2四半期連結累計期間(2020年6月1日~2020年11月30日)におけるわが国経済は、緊急事態宣言の解除により景況感が一旦改善したものの、新型コロナウイルス感染の再拡大により個人消費、企業をはじめとする経済活動が低迷し、感染収束時期が見通せない中、先行き不透明な状況が続いております。

 東日本不動産流通機構(東日本レインズ)によりますと、首都圏の中古マンション市場における成約件数は、緊急事態宣言の解除後取引が活発化しており、直近2020年10月、11月は当該月でそれぞれ過去最高となり、この半年(6月~11月)においても前年同期に比べて5.6%増となりました。また、平均成約価格は、当該期間においていずれの月も前年同月を上回って推移しました。

 当社グループの主たる事業であります中古マンション再生流通事業(リノヴェックスマンション事業)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が懸念されておりましたが根強い需要に支えられ堅調に推移し、当第2四半期の販売件数は前年同期に比べて109件増加し745件(前年同期比17.1%増)となりました。エリア別では、地方主要都市が419件と前年同期を24.0%上回り、首都圏においても326件と前年同期を9.4%上回りました。一方、平均販売価格においては、前年同期に比べ3.4%下回ることとなりました。それらの結果、リノヴェックスマンション事業の売上高は、前年同期を13.1%上回る168億15百万円となりました。また、その他不動産事業においては、新型コロナウイルスの影響により、リノベーション内装事業の受注減や、ホテル等の宿泊事業の稼働率が低い状況で推移しました。一方で、2017年より開始しました、住みながらにして自宅を売却できるリースバックサービス「安住売却〈あんばい〉」において、取得した物件を対象とする不動産信託受益権の譲渡を9月に実施したことが収益の押し上げに寄与しました。これらによりまして、その他不動産事業の売上高は前年同期比42.8%増の42億15百万円となりました。

 利益面におきましては、リノヴェックスマンション事業の売上総利益率が12.1%と前年同期比で1.1ポイント低下したものの販売件数の増加により、当事業の売上総利益は前年同期比で3.7%増となりました。また、その他不動産事業においては、ホテル等の宿泊事業の売上総利益がマイナスに転じたものの、リースバック物件の不動産信託受益権の譲渡益の寄与により、当事業の売上総利益は前年同期比で20.1%増となりました。これらの結果、連結での売上総利益は前年同期に比べ7.6%増の27億69百万円となり、また販売費及び一般管理費がほぼ前年同期並みに止まったことによりまして、営業利益は前年同期に比べ56.5%増の5億40百万円となりました。

以上により、当第2四半期連結累計期間における売上高は、210億31百万円(同18.0%増)となりました。また、営業利益は5億40百万円(同56.5%増)、経常利益は3億90百万円(同125.7%増)及び親会社株主に帰属する四半期純利益は2億27百万円(同52.7%増)となりました。

 

セグメントの経営成績は、次のとおりであります。

(中古マンション再生流通事業 〔リノヴェックスマンション事業〕)

 当事業部門において、リノヴェックスマンションの販売件数が745件(前年同期比109件増)、平均販売価格が2,245万円(同3.4%減)となり、物件販売の売上高は167億25百万円(同13.2%増)となりました。また、マンションによる賃貸収入売上は77百万円(同9.4%減)、その他収入売上が12百万円(同31.8%増)となりました。

これらの結果、当事業部門における売上高は168億15百万円(同13.1%増)となり、営業利益は5億14百万円(同32.8%増)となりました。

 

(その他不動産事業)

 当事業部門における物件販売の売上高は、リースバック物件の不動産信託受益権の譲渡(19億円)をはじめとするその他不動産の売却により、30億45百万円(同102.2%増)となりました。また、その他不動産による賃貸収入売上はリースバック物件等により4億63百万円(同0.8%減)、その他収入売上は内装事業やホテル宿泊事業の減収等により7億7百万円(同27.8%減)となりました。

これらの結果、当事業部門の売上高は42億15百万円(同42.8%増)となり、営業利益は3億59百万円(同33.5%増)となりました。

 

(2)財政状態の状況

当第2四半期連結会計期間末における財政状態は、資産が337億85百万円(前連結会計年度末比48億11百万円減)、負債が230億1百万円(同49億59百万円減)、純資産は107億83百万円(同1億47百万円増)となりました。

(資産)

 資産の主な減少要因は、現金及び預金が7億92百万円、有形固定資産が1億81百万円、投資その他の資産が2億27百万円それぞれ増加した一方で、たな卸資産が61億21百万円減少したこと等によるものであります。

(負債)

 負債の主な減少要因は、未払法人税等が1億6百万円、その他の流動負債が2億89百万円、長期借入金5億89百万円それぞれ増加した一方で、買掛金が1億88百万円、短期借入金が43億39百万円、1年内返済予定の長期借入金が12億26百万円、社債が1億40百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。

(純資産)

純資産の主な増加要因は、利益剰余金の配当により93百万円の減少があった一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益を2億27百万円計上したこと等によるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローにおいて、税金等調整前四半期純利益4億12百万円を計上し、仕入債務の減少1億88百万円があった一方で、たな卸資産の減少63億89百万円、減価償却費1億23百万円、その他負債の増加2億96百万円等があったことを主な要因として、67億35百万円の収入超過(前年同期は22億99百万円の支出超過)となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出5億76百万円、定期預金の預入による支出1億31百万円等があったことを主な要因として、6億92百万円の支出超過(前年同期は10億49百万円の支出超過)となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入による収入33億40百万円があった一方で、短期借入金の純減少額43億39百万円、長期借入金の返済による支出39億76百万円、社債の償還による支出1億40百万円、配当金の支払いによる支出93百万円等により、52億16百万円の支出超過(前年同期は16億55百万円の収入超過)となりました。

以上により、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ8億26百万円増加し55億18百万円となりました。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

特記すべき事項はありません

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において締結した経営上の重要な契約は、次のとおりであります。

 

(リースバック資産の流動化)

 当社は、2020年9月18日開催の取締役会において、当社リースバックサービス「安住売却〈あんばい〉」により取得した物件の流動化を目的に、ファンドである合同会社あんばいLB1号(以下、「ALB1号」)に当該信託受益権を譲渡することについて決議し、2020年9月30日に信託受益権の譲渡を完了いたしました。

 

1.譲渡資産(信託受益権)の概要

(1)対象不動産概要

首都圏・近畿圏等の戸建住宅及び区分所有建物

平均戸当たり約28百万円

(2)対象不動産件数

68件

(3)譲渡価格

1,941百万円

(4)帳簿価格

1,632百万円

(5)アレンジャー

オリックス銀行株式会社

 

2.ALB1号の概要

(1)名称

合同会社あんばいLB1号

(2)所在地

東京都千代田区霞が関三丁目2番5号

(3)事業内容

不動産信託受益権の取得、保有及び処分

(4)当社と当該会社との関係

資本関係

匿名組合出資として94百万円出資しております。

人的関係

特記すべき事項はございません。

取引関係

特記すべき事項はございません。